JP2003105389A - 洗浄剤組成物及び洗濯方法 - Google Patents

洗浄剤組成物及び洗濯方法

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JP2003105389A
JP2003105389A JP2001298745A JP2001298745A JP2003105389A JP 2003105389 A JP2003105389 A JP 2003105389A JP 2001298745 A JP2001298745 A JP 2001298745A JP 2001298745 A JP2001298745 A JP 2001298745A JP 2003105389 A JP2003105389 A JP 2003105389A
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Hitomi Kobayashi
ひとみ 小林
Yumiko Nagaai
由美子 永合
Zuiei Kitayama
瑞栄 北山
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】A)窒素含有ポリカルボン酸化合物9〜6
0質量%と、B)アルミノ珪酸塩17〜50質量%とを
含有し、洗濯乾燥時及び/又は洗濯乾燥後の被洗物から
の悪臭発生の抑制を訴求したことを特徴とする洗浄剤組
成物。 【効果】 本発明によれば、洗濯衣料を室内や長時間で
乾燥した場合でも細菌の発生を抑制し、悪臭の発生を防
ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物及び
洗濯方法に関し、より詳しくは、洗濯衣料を室内や長時
間で乾燥した場合でも細菌の発生を抑制し、悪臭の発生
を防ぐことができる洗浄剤組成物及び洗濯方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
洗浄剤組成物では、抗菌性成分(抗菌剤や漂白剤及び漂
白活性化剤)の配合により、抗菌効果や除菌効果を付与
させることが知られている。また、抗菌や除菌効果によ
り、細菌由来の悪臭(例えば生乾きの洗濯物の臭い)を
抑制することも提案されており、例えば特開平9−19
4899号公報には、皮脂汚れ等を雑菌が分解して発生
させる悪臭を、ノニオン活性剤、吸油担体、抗菌剤によ
り抑制することが提案されている。
【0003】しかしながら、上記提案の場合、抗菌や除
菌作用によって、細菌の増殖は抑止することはできる
が、菌の栄養源となる汚れの除去まではできず、例えば
特に悪臭が発生し易い室内で乾燥する場合であっても、
悪臭を十分に抑制できる技術が望まれていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、洗濯衣料を室内や長時間で乾燥した場合でも細菌の
発生を抑制し、悪臭の発生を防ぐことができる洗浄剤組
成物及び洗濯方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、
窒素含有ポリカルボン酸化合物とアルミノ珪酸塩とを併
用すると、洗浄力が増強し、従来は悪臭原因菌の殺菌・
除菌のみであった洗浄工程において細菌活性を抑制する
ことができ、洗濯乾燥時、洗濯後の被洗物からの悪臭発
生を抑制できることを見出し、更に、菌活性阻害作用及
び汚れ分解作用を有する酵素を加えると、より効果的に
悪臭発生を抑制できることを知見し、本発明をなすに至
った。
【0006】即ち、本発明は、(1)A)窒素含有ポリ
カルボン酸化合物9〜60質量%と、B)アルミノ珪酸
塩17〜50質量%とを含有し、洗濯乾燥時及び/又は
洗濯乾燥後の被洗物からの悪臭発生の抑制を訴求したこ
とを特徴とする洗浄剤組成物、及び(2)窒素含有ポリ
カルボン酸化合物及びアルミノ珪酸塩を含有する洗浄剤
組成物を、上記窒素含有ポリカルボン酸化合物の濃度が
45〜1800ppmとなる水性液とすると共に、該水
性液中で繊維類を洗浄することにより、乾燥時及び/又
は乾燥後の該繊維類からの悪臭発生を抑制することを特
徴とする洗濯方法を提供する。ここで、上記洗浄剤組成
物が、更に、菌活性阻害作用及び汚れ分解作用を有する
酵素を含有するものであると、より好適である。
【0007】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の洗浄剤組成物は、窒素含有ポリカルボン酸化合物
及びアルミノ珪酸塩を含有するものである。ここで、本
発明の窒素含有ポリカルボン酸化合物としては、洗浄剤
組成物に配合し得るものであれば、その種類が特に限定
されるものではなく、このような窒素含有ポリカルボン
酸化合物として、具体的には、例えばアスパラギン酸二
酢酸塩(ASDA)、ヒドロキシイミノジコハク酸塩
(HIDS)、メチルグリシン二酢酸塩(MGDA)、
グリシン二酢酸塩、セリン二酢酸塩、グルタミン酸二酢
酸塩、イミノジコハク酸塩等が挙げられ、本発明の場
合、これらの中でもアスパラギン酸二酢酸塩(ASD
A)、ヒドロキシイミノジコハク酸塩(HIDS)、メ
チルグリシン二酢酸塩(MGDA)等が好適である。こ
れらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用
することができる。
【0008】本発明の洗浄剤組成物における上記窒素含
有ポリカルボン酸化合物の配合量は、組成物全量に対し
て9〜60%(質量%、以下同様)であり、好ましくは
9〜50%、より好ましくは15〜50%である。配合
量が少なすぎると悪臭の発生を抑制することができず、
多すぎると、後述するゼオライト等のアルミノ珪酸塩や
その他成分を必要量配合できなくなる。
【0009】本発明の洗浄剤組成物に配合するアルミノ
珪酸塩としては、洗浄剤組成物に配合し得るものであれ
ば、その種類が特に限定されるものではなく、このよう
なアルミノ珪酸塩としては、例えばA型ゼオライト,P
型ゼオライト,X型ゼオライト等のゼオライト、非晶質
アルミノ珪酸塩等を挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合せて使用することができ
る。
【0010】本発明の洗浄剤組成物における上記アルミ
ノ珪酸塩の配合量は、組成物全量に対して17〜50%
であり、好ましくは17〜40%、より好ましくは25
〜40%である。配合量が少なすぎると悪臭の発生を抑
制することができず、多すぎると、上記窒素含有ポリカ
ルボン酸化合物やその他成分を必要量配合できなくな
る。また、同様の理由により、上記窒素含有ポリカルボ
ン酸化合物との配合割合は、窒素含有ポリカルボン酸化
合物:アルミノ珪酸塩=16:84〜75:25、好ま
しくは16:84〜65:35、より好ましくは20:
80〜65:35となるようにすると、好適である。
【0011】本発明の洗浄剤組成物は、上記成分に加え
て、更に、菌活性阻害作用及び汚れ分解作用を有する酵
素を含有するものであると、悪臭発生を更に効果的に抑
制できるので、より好適である。
【0012】ここで、菌活性阻害作用及び汚れ分解作用
を有する酵素とは、繊維等に付着して悪臭の原因となる
菌に対して活性阻害作用を有すると共に、汚れ分解作用
を有するものであり、皮膚常在菌などの細菌、例えば、
表皮ブドウ球菌や大腸菌などが上記原因菌として推定さ
れている。
【0013】本発明において使用する酵素は、菌活性阻
害作用と汚れ分解作用とを兼備するものであり、これら
の作用の指標として、下記溶菌活性値及びカゼイン分解
比活性を求めた時、溶菌活性値が80%以上、好ましく
は85%以上、カゼイン分解比活性が90%以上の酵素
を使用することが望ましい。
【0014】(1)溶菌活性値 イオン交換水を用いて、酵素1ppm(酵素タンパク質
として)、α−スルホ脂肪酸(C16)メチルエステル
ナトリウム150ppmに調製した試料液中に、供試菌
であるEscherichia coli ATCC8
739を濁度がOD600値で約1.0となるように加え
て、その直後(0分)及び37℃で30分間保持した後
の濁度を測定し、下記式により溶菌活性値を算出する。 溶菌活性値(%)=(0分濁度−30分後濁度)÷0分
濁度×100
【0015】(2)カゼイン分解比活性 0.6質量%のミルクカゼイン(メルク社製)及び10
mMホウ酸ナトリウムを含む反応液に、酵素0.3pp
m(酵素タンパク質として)と活性剤としてα−スルホ
脂肪酸(C16)メチルエステルナトリウムを0ppm
又は300ppmとなるように調製した試料液を40℃
で1時間保持した後に、反応終了液(0.11Mトリク
ロロ酢酸、0.22M酢酸ナトリウム及び0.33M酢
酸を含む)3.2mLを加え、35℃で10分間放置
後、ろ紙(アドバンテック社製、No.131ろ紙)で
ろ過し、ろ液の吸光度を275nmで測定して酵素の相
対活性値を求め、下記式によりカゼイン分解比活性を算
出する。 カゼイン分解比活性(%)=(活性剤ある場合の活性値
÷活性剤ない場合の活性値)×100
【0016】上記特性を兼備する酵素としては、例えば
BACILLUS属の好アルカリ性菌株由来のプロテア
ーゼ等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を
適宜組み合わせて使用することができる。これら酵素
は、酵素造粒物として市販されており、このような酵素
造粒物としては、例えば「サビナーゼ 12T」、「カ
ンナーゼ 24TK」、「エバラーゼ 8T」(いずれ
もノボザイムズ製)、「プラフェクト 4000E」
(GENENCOR社製)等が市販されている。
【0017】本発明の洗浄剤組成物における上記酵素の
配合量は、特に制限されるものではなく、その種類など
によって適宜選定することができるが、通常、組成物全
量に対して、酵素タンパク質として0.001〜0.3
%、好ましくは0.003〜0.2%、より好ましくは
0.005〜0.1%となるように配合すると好適であ
る。また、上記市販の酵素造粒物としては、通常、組成
物全体に対して0.3〜10%、好ましくは0.5〜7
%、より好ましくは1〜5%となるように配合すると、
好適である。上記酵素の配合量が少なすぎると、上記酵
素の配合による悪臭抑制の増強効果が十分に得られ難く
なる場合があり、多すぎると、それ以上の配合による効
果の増強が得られず、不経済となる場合がある。
【0018】本発明の洗浄剤組成物は、更に、通常、洗
浄剤組成物に配合される界面活性剤を含有することがで
き、このような界面活性剤としては、例えば直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩、硫酸アルキ
ル塩、石鹸等のアニオン界面活性剤、オキシアルキレン
付加型ノニオン界面活性剤等のノニオン界面活性剤、ア
ルキル型4級塩等のカチオン界面活性剤、ベタイン等の
両性界面活性剤などが挙げられ、これらは1種単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0019】これらの中でも、例えば炭素数8〜18の
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜20
のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数13〜19のス
ルホ脂肪酸低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩、
炭素数10〜20の長鎖アルキル硫酸エステル塩等を好
適に使用することができる。これらの塩としては、ナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アミン塩、
アンモニウム塩などを使用することができる。また、石
鹸としては、例えば炭素数12〜22の飽和又は不飽和
の脂肪酸等のナトリウム塩等のアルカリ塩などを好適に
使用することができ、オキシアルキレン付加型ノニオン
界面活性剤としては、例えばR−O−(AO)m−Hで
示した時に、Rが直鎖又は分岐の炭素数12〜15のア
ルキル基又はアルケニル基を示し、AOが好ましくは炭
素数1〜4、より好ましくは2又は3のオキシエチレン
基(EO)、オキシプロピレン基(PO)等の1種又は
2種以上のオキシアルキレン基を示し、AOの平均付加
モル数m(2種以上のオキシアルキレン基を含む場合
は、合計した平均付加モル数)が好ましくは3〜30で
あるオキシアルキレン付加型ノニオン界面活性剤等が好
適に使用される。
【0020】本発明の洗浄剤組成物における上記界面活
性剤の配合量は、特に制限されるものではなく、その種
類などによって適宜選定することができるが、通常、組
成物全量に対して10〜50%が好ましく、より好まし
くは10〜40%、更に好ましくは15〜40%であ
る。
【0021】本発明の洗浄剤組成物は、上記成分以外
に、本発明の効果を妨げない範囲で、通常、洗浄剤組成
物に配合される各種成分を配合することができ、例えば
アルカリ剤(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナ
トリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン
等)、カルシウム捕捉剤(アクリル酸マレイン酸共重合
体、層状ケイ酸塩、クエン酸等)、上記以外の酵素造粒
物(プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ
等の造粒物)、酵素安定剤(亜硫酸ナトリウム等)、香
料、蛍光剤、漂白剤、漂白活性化剤、溶剤(ポリエチレ
ングリコール、アルコール等)、ハイドロトロープ剤な
どを、本発明の効果を妨げない範囲で常用量配合するこ
とができる。
【0022】本発明の洗浄剤組成物は、粉末洗剤、高嵩
密度の粒状洗剤(高嵩密度洗剤)、タブレット洗剤、ブ
リケット洗剤、シート状洗剤、バー状洗剤、又は、粒状
洗剤を水溶性フィルムやシートなどで個別包装した分包
型洗剤等の固形洗浄剤組成物、液体洗浄剤組成物などの
各種剤型に調製することができる。
【0023】本発明の洗浄剤組成物は、その調製方法が
特に制限されるものではなく、上記の各剤型の常法に準
じて製造することができる。
【0024】本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤と
して好適に使用されるものであり、その使用方法は、特
に制限されず、常法により、衣類などの繊維製品を洗浄
することによって、洗濯乾燥時及び/又は洗濯乾燥後の
被洗物からの悪臭発生を抑制することができる。
【0025】また、本発明の洗濯方法は、上記窒素含有
ポリカルボン酸化合物及びアルミノ珪酸塩を含有する洗
浄剤組成物を、上記窒素含有ポリカルボン酸化合物の濃
度が45〜1800ppmとなる水性液とすると共に、
該水性液中で繊維類を洗浄することにより、乾燥時及び
/又は乾燥後の該繊維類からの悪臭発生を抑制するもの
であり、更に、上記洗浄剤組成物として、菌活性阻害作
用及び汚れ分解作用を有する上記酵素を含有する洗浄剤
組成物を使用することによって、上記酵素の菌活性阻害
作用及び汚れ分解作用も加わって、繊維類の乾燥時の悪
臭の発生をより効果的に抑制することができる。本発明
の洗濯方法における各成分の詳細は、上記洗浄剤組成物
に準じる。
【0026】また、繊維類(被洗物)を洗濯する際の条
件は、上述したように、上記窒素含有ポリカルボン酸化
合物の濃度が45〜1800ppm、好ましくは45〜
1500ppm、より好ましくは100〜1500pp
mとなる水性液を使用する以外は、通常の洗濯と同様の
条件で洗濯することができ、例えば上記水性液を使用し
て、すぐ洗濯をしてもよく、また、上記水性液によって
漬け置きして、その後、希釈して通常洗浄してもよい。
この場合、漬け置き濃度としては、300ppm以上が
より好ましい。なお、水性液中の上記窒素含有ポリカル
ボン酸化合物の濃度が低すぎると、本発明が目的とする
悪臭発生の抑制効果が得られず、高すぎると、それ以上
の効果が期待できない。また、アルミノ珪酸塩の濃度
は、好ましくは85〜1500ppm、より好ましくは
85〜1200ppm、特に好ましくは120〜120
0ppmとすると、好適である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、洗濯衣料を室内や長時
間で乾燥した場合でも細菌の発生を抑制し、悪臭の発生
を防ぐことができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定さ
れるものではない。
【0029】[実施例1〜12及び比較例1、2] (1)洗浄剤組成物の調製方法 表1、表2及び表3に示す洗剤組成のうち、ノニオン界
面活性剤、アルミノ珪酸塩の一部、酵素造粒物、香料、
過炭酸Na、漂白活性化剤を除いた各成分を用いて固形
分40質量%の洗剤水性スラリーを調製し、これを向流
式乾燥塔を用いて270℃の温度でスプレー乾燥し、水
分5質量%の乾燥粉を得た。なお、洗剤スラリー用のゼ
オライトは微粉A型ゼオライト(シルトンB、水沢化学
製)を使用した。これを40℃に保温した二軸式連続ニ
ーダー(栗本鐵工所製、KRCニーダ#2型)にノニオ
ン界面活性剤及び水分調整用の水と共に入れて捏和物を
得た。その後、この捏和物を押出して1〜2cm角のサ
イコロ状に細断し、顆粒A型ゼオライト(平均粒径20
0μm:コスモ社製)と共に破砕造粒した。破砕機(岡
田精工製、スピードミルND−10型)を用い回転数1
500rpmで開口径2mmスクリーンを用いた。得ら
れた破砕造粒物に少量の微粉A型ゼオライト(シルトン
B、水沢化学製)を被覆した後、平均粒径が550μm
になるように調整した。これに、更に、酵素造粒物、香
料組成物、及び組成に応じて過炭酸Na、漂白活性化剤
を混合して高嵩密度粒状洗浄剤組成物(実施例1〜1
2、比較例1、2の洗浄剤組成物)を得た。各洗浄剤組
成物を使用して、下記洗濯方法、乾燥方法に従って繊維
類を洗濯、乾燥した後、繊維類の臭いを嗅ぎ、下記評価
基準に従って悪臭の発生抑制効果を評価した。結果を表
1、表2及び表3に併記する。
【0030】<洗濯、乾燥方法>新品の綿100%のT
シャツを通常生活で約1日使用した後、二槽式洗濯機
(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)に入れ、
温度約20℃、硬度約3゜DHの水道水を注水し、標準
コース(A)及びつけおき法(B)で洗濯を行った。以
下に、洗濯方法を示す。なお、洗剤投入量は、窒素含有
ポリカルボン酸塩の濃度が表1、表2及び表3に示す濃
度となるようにした。脱水終了後、室温約25℃、湿度
70%RHの室内で干して、16時間乾燥を行った。
【0031】<洗濯方法> A:標準コース 水道水30L、洗浄10分、すすぎ2回 B:つけおき法 水道水5Lで、1時間つけおき、その後、標準コース
(A)で洗浄、すすぎ
【0032】<評価基準> ◎ : 悪臭を感じない ○ : 悪臭をほとんど感じない △ : 悪臭をやや感じる × : 悪臭を感じる
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】<菌活性阻害作用及び汚れ分解作用を有す
る酵素> プロテアーゼA:カンナーゼ24TK プロテアーゼB:サビナーゼ12T プロテアーゼC:エバラーゼ 8T
【0037】なお、上記例で使用した成分は、下記の通
りである。 α−SF−Na:炭素数12〜18の脂肪酸のα−スル
ホ脂肪酸メチルエステルのナトリウム塩(ライオン製) LAS−K:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼ
ンスルホン酸カリウム(ライオン製) 石けん:炭素数12〜18の脂肪酸(不飽和度60%)
のナトリウム塩(ライオン製) AOS−Na:炭素数14〜18のアルキル基をもつα
−オレフィンスルホン酸ナトリウム(ライオン製) C13EO15:ダイアドール13(三菱化学製)の酸
化エチレン平均15モル付加体(ライオン化学製) C12−14EO8:直鎖アルコール(炭素数12〜1
4)の酸化エチレン平均8モル付加体(ライオン化学
製) ASDA:アスパラギン酸二酢酸4ナトリウム(クレワ
ットBi−ADS/ASDA−4Na;三菱レイヨン社
製) MGDA:メチルグリシン二酢酸3ナトリウム(トリロ
ン(登録商標)M;BASF社製) HIDS:ヒドロキシイミノジコハク酸4ナトリウム ゼオライト:A型ゼオライト (水澤化学製 シルトン
B) AA/MA共重合体塩:アクリル酸/マレイン酸共重合
体のナトリウム塩、商品名ソカランCP7(BASF社
製) ポリアクリル酸Na:ポリアクリル酸ナトリウム(日本
純薬製) 炭酸Na:炭酸ナトリウム(旭硝子製) 炭酸K:炭酸カリウム(旭硝子製) ケイ酸Na:JIS1号ケイ酸ナトリウム(日本化学
製) 亜硫酸Na:亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製) 蛍光剤CBS:チノパールCBS−X(チバ・スペシャ
ルティ・ケミカルズ社製) 蛍光剤AMS: チノパールAMS−GX(チバ・スペ
シャルティ・ケミカルズ社製) 酵素リパーゼ:商品名 リポラーゼウルトラ(ノボザイ
ムズ社製) 酵素アミラーゼ:商品名 ターマミル(ノボザイムズ社
製) 酵素セルラーゼ: 商品名 セルザイム(ノボザイムズ
社製) 過炭酸Na:被覆化過炭酸ナトリウム(三菱ガス化学
製、SPC−D) 漂白活性化剤OBS:ホソカワミクロン社製エクストル
ード・オーミックスEM−6型に、漂白活性化剤である
ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムとポ
リエチレングリコール(PEG)#6000(ライオン
(株)製)とC14アルファオレフィンスルホン酸ナト
リウム粉末品(リポランPB−800、ライオン(株)
製)を質量比で70/25/5になるように混合した
後、投入し、混練押し出しすることにより径が0.8m
mφのヌードル状の押し出し品を得た。この押し出し品
(60℃)を、ホソカワミクロン社製フィッツミルDK
A−3型により、混練押し出し造粒品を導入するのと同
じ方向から導入し、また助剤としてA型ゼオライト粉末
5質量%を同様に供給し、粉砕して得られた平均粒径7
00μmの漂白活性化剤造粒物。
【0038】上記例において使用した菌活性阻害作用及
び汚れ分解作用を有する酵素の溶菌活性値及びカゼイン
分解活性を表4に示す。なお、各酵素造粒物としての供
試量は、それぞれ溶菌活性値では100ppm、カゼイ
ン分解比活性では30ppmとなるように調製した。
【0039】
【表4】 注)なお、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼの溶菌活
性値はいずれも80%未満であり、カゼイン分解比活性
はいずれも90%未満であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/12 C11D 3/12 3/33 3/33 3/386 3/386 D06F 35/00 D06F 35/00 Z D06L 1/12 D06L 1/12 3/11 3/11 (72)発明者 北山 瑞栄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA15 BA05 CD11 GA12 GA28 MA05 4C080 AA07 BB02 CC01 HH05 JJ01 KK08 LL01 MM02 MM28 4H003 AB03 AB15 AB19 AB21 AC08 BA10 DA01 EA12 EA15 EA16 EA28 EB13 EB22 EB30 EC01 EC02 EC03 ED02 EE05 FA09 FA26 FA27 4H011 AA02 BA01 BB21 BC03 BC04 BC06 BC07 BC18 BC19 BC20 DA02 DD07 DH02 DH03 DH08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)窒素含有ポリカルボン酸化合物9〜
    60質量%と、B)アルミノ珪酸塩17〜50質量%と
    を含有し、洗濯乾燥時及び/又は洗濯乾燥後の被洗物か
    らの悪臭発生の抑制を訴求したことを特徴とする洗浄剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 更に、菌活性阻害作用及び汚れ分解作用
    を有する酵素を含有する請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 窒素含有ポリカルボン酸化合物及びアル
    ミノ珪酸塩を含有する洗浄剤組成物を、上記窒素含有ポ
    リカルボン酸化合物の濃度が45〜1800ppmとな
    る水性液とすると共に、該水性液中で繊維類を洗浄する
    ことにより、乾燥時及び/又は乾燥後の該繊維類からの
    悪臭発生を抑制することを特徴とする洗濯方法。
  4. 【請求項4】 上記洗浄剤組成物が、更に、菌活性阻害
    作用及び汚れ分解作用を有する酵素を含有する請求項3
    記載の洗濯方法。
JP2001298745A 2001-09-28 2001-09-28 洗浄剤組成物及び洗濯方法 Pending JP2003105389A (ja)

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