JP2002309297A - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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JP2002309297A
JP2002309297A JP2001117969A JP2001117969A JP2002309297A JP 2002309297 A JP2002309297 A JP 2002309297A JP 2001117969 A JP2001117969 A JP 2001117969A JP 2001117969 A JP2001117969 A JP 2001117969A JP 2002309297 A JP2002309297 A JP 2002309297A
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Satoshi Matsunaga
聡 松永
Shinichi Seto
新一 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光剤の配合量が通常より少なくても、衣類の
洗い上がりの白さを維持し、着用、洗濯、乾燥の繰り返
しによる黄ばみを防止できる洗剤組成物の提供。 【解決手段】アニオン性界面活性剤15〜50質量%、
アクリル酸系高分子及びオキシアルキレン鎖長が11〜
25の非イオン性界面活性剤、又はアクリル酸系高分子
を実質含まず、オキシアルキレン鎖長が5〜10の範囲
の非イオン性界面活性剤、特定の蛍光増白剤0.001
質量%以上0.3質量%未満を含有する高嵩密度粒状洗
剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒状洗剤組成物に関
し、衣類の洗い上がりの白さを維持し、繰り返し洗濯で
の黄ばみを防止する効果に優れた洗剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的に使用されている粒状洗剤
には、下着、ワイシャツなどの白物衣料の洗い上がりの
白さを際だたせる目的から、種々の蛍光増白剤が配合さ
れているが、着用、洗濯、乾燥、特に外干しの繰り返し
を行うと、繊維に吸着した蛍光増白剤が紫外線により色
調が変化し、皮脂の黄ばみがさらに増強されるという問
題を有している。この問題を解決の為には蛍光剤の配合
を行わないか、あるいは極少量に抑えれば良いが、洗い
上がりの白さが維持できないといった問題があった。蛍
光増白剤に関する従来技術として、特許第296031
0号公報にアルコキシル化非イオン性界面活性剤を主体
とする洗剤において、皮脂等の油に対する洗浄性を損な
わずに布に対する蛍光増白剤の染着性が高めることを目
的に、硫酸エステル塩型のアニオン性界面活性剤を特定
比で配合する組成を開示している。この他、保存時の色
調安定性を改善するため特定の蛍光増白剤と特定の結晶
性珪酸塩を配合する提案(特開平6−116589号公
報)、また、漂白剤と蛍光増白剤とを用いた場合の欠点
(白さが強調され過ぎて本来の色合いを損なう)を改善
するため特定のセルラーゼ配合する提案(特開2000
−160194号公報)等がある。しかしながら、これ
らの各公報では蛍光剤の光劣化による繊維の黄ばみにつ
いて何ら言及されておらず、アニオン性活性剤を主体と
する洗剤において、洗い上がりの白さの維持と黄ばみ防
止を両立した組成は従来知られていなかった。特に安価
で且つ粒子汚れに対し洗浄効果が大きいアニオン性界面
活性剤を主体とする洗剤が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アニオン性
界面活性剤主体であり、蛍光剤の配合量が通常より少な
くても、洗い上がりの白さを維持し、着用、洗濯、乾燥
の繰り返しによる黄ばみを防止できる高嵩密度粒状洗剤
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、アニオン性界面活性剤系において、特定の非イ
オン性界面活性剤及び/またはアクリル酸系高分子を少
量のアニオン系蛍光増白剤と組み合わせることにより、
衣類の白さを損なうことなく着用、洗濯、乾燥の繰り返
しでの蛍光剤の劣化による衣類の黄ばみを防止できるこ
とを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、
下記(A)〜(C)成分を含有し、嵩比重が0.5g/
mL以上であることを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成
物である。 (A)アニオン性界面活性剤15〜50質量%、(B)
下記(a)成分又は(b)成分を含有し、前記(A)成
分と(B)成分中の非イオン性界面活性剤との質量比:
A/非イオン性界面活性剤が10/1〜1/1、(a)
アクリル酸系高分子0.1〜3質量%及び平均炭素数1
2以上のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシア
ルキレン鎖長が10〜25の範囲の非イオン性界面活性
剤を含有(b)アクリル酸系高分子を実質含まず、平均
炭素数12以上のアルキル基又はアルケニル基を有し、
オキシアルキレン鎖長が5〜9の範囲の非イオン性界面
活性剤を含有(C)ビフェニル型及び/またはアミノス
チルベン型からなる蛍光増白剤0.001質量%以上
0.3質量%未満、かつ、ビフェニル型とアミノスチル
ベン型の質量比が10/0〜1/1
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。前記A成分であるアニオン性界面活性剤と
しては、直鎖または分岐アルキル(炭素数8〜18)ベ
ンゼンスルホン酸塩、長鎖アルキル(炭素数10〜2
0)スルホン酸塩、長鎖オレフィン(炭素数10〜2
0)スルホン酸塩、長鎖モノアルキル(炭素数10〜2
0)硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平均重合度
1〜10)長鎖アルキル(炭素数10〜20)エーテル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平均重合度3〜
30)アルキル(炭素数6〜12)フェニルエーテル硫
酸エステル塩、長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセス
キアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキ
ル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩、高級脂肪
酸塩等が用いられる。これらのアニオン性界面活性剤は
酸の状態で添加してもよく、ナトリウム、カリウムとい
ったアルカリ金属塩や、アミン塩、アンモニウム塩等と
して使用してもよい。
【0006】前記A成分であるアニオン性界面活性剤と
しては石鹸も含み、その好ましい具体例としては、直鎖
アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸塩、
アルキル(炭素数12〜14)硫酸エステル塩、α−オ
レフィン(炭素数14〜16)スルホン酸塩、α−スル
ホ脂肪酸(炭素数14、16)メチルエステル塩が挙げ
られる。アニオン性界面活性剤は、洗浄剤組成物中に1
5〜50質量%含有させるのがよく、好ましくは15〜
30%、より好ましくは20〜25質量%である。
【0007】本発明では、洗剤組成物中に石鹸(高級脂
肪酸塩)を1質量%以上、好ましくは1〜20重量%、
特に、1〜12質量%とすると好適である。前記高級脂
肪酸塩は、炭素数が10〜20、好ましくは12〜18
の飽和及び/または不飽和脂肪酸塩である。好ましくは
ナトリウム又はカリウム塩である。高級脂肪酸塩は、特
に、炭素数が12〜18で不飽和脂肪酸の含有量が5〜
40質量%のものが好ましい。
【0008】前記Bの(a)成分のアクリル酸系高分子
としては、アクリル酸、ヒドロキシアクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸等モノマーの単独重合体、又は前記
モノマーとマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、等との
共重合体が挙げられる。好ましくはポリアクリル酸、マ
レイン酸−アクリル酸共重合体である。特に、マレイン
酸−アクリル酸共重合体が好ましく、マレイン酸とアク
リル酸との質量比(マレイン酸/アクリル酸)が2/8
〜6/4の範囲が好適である。質量平均分子量は、5,
000〜250,000、好ましくは10,000〜1
00,000、特に30,000〜80,000とする
と好適である。アクリル酸系高分子の配合量は、0.1
〜3質量%、好ましくは、0.1〜2質量%である。こ
れらアクリル酸系高分子は、好ましくはナトリウム又は
カリウム塩が用いられる。
【0009】前記Bの(a)成分中の非イオン性界面活
性剤は、平均炭素数12以上のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、オキシアルキレン鎖長が10〜25の範囲
のものである。平均炭素数は、好ましくは12〜20、
特に12〜18の直鎖又は分岐のアルキル基、アルケニ
ル基が好適である。オキシアルキレン鎖としてはエチレ
ンオキサイド(EO)及び/またはプロピレンオキサイ
ド(PO)が付加したものが好ましい。EOまたはPO
の単独または両方が付加していても良く、両方が付加す
る場合はブロック付加及びランダム付加のいずれでもよ
いが、末端がPOのブロック付加体が特に好ましい。ま
たこれら非イオン性界面活性剤の二種以上の混合物を使
用することができる。非イオン性界面活性剤の配合量は
1.5〜50質量%であるが、好ましくは1.5〜25質
量%、より好ましくは2〜15質量%である。(a)成
分中の非イオン性界面活性剤の好ましい具体例として、
として、平均炭素数13でEO平均付加モル数12、平
均炭素数13でEO平均付加モル数15、平均炭素数1
3でEO平均付加モル数25、平均炭素数13でEO平
均付加モル数15及びPO平均付加モル数3等のアルコ
キシレートが挙げられる。
【0010】前記Bの(b)成分の非イオン性界面活性
剤は、平均炭素数12以上のアルキル基又はアルケニル
基を有し、オキシアルキレン鎖長が5〜9の範囲のもの
である。平均炭素数は、好ましくは12〜20、特に1
2〜18の直鎖又は分岐のアルキル基、アルケニル基が
好適である。オキシアルキレン鎖としてはEO及び/ま
たはPOが付加したものが好ましい。EOまたはPOの
単独または両方が付加していても良く、両方が付加する
場合はブロック付加及びランダム付加のいずれでもよ
い。またこれら非イオン界面活性剤の一種又は二種以上
の混合物を使用することができる。非イオン界面活性剤
の配合量は1.5〜50質量%であるが、好ましくは1.
5〜25質量%、より好ましくは1.5〜15質量%、
特に2〜10質量%である。(b)成分の非イオン性界
面活性剤の好ましい具体例として、平均炭素数12でE
O平均付加モル数6、平均炭素数13でEO平均付加モ
ル数6及びPO平均付加モル数3のアルコキシレートが
挙げられる。
【0011】前記A成分とB成分中の非イオン性界面活
性剤との質量比:A/非イオン性界面活性剤が10/1
〜1/1であり、好ましくは5/1〜1/1である。
【0012】C成分のビフェニル型及び/またはアミノ
スチルベン型からなる蛍光増白剤は、0.001質量%
以上0.3質量%未満、好ましくは、0.001〜0.
25質量%、特に好ましくは0.001〜0.03質量
%であり、ビフェニル型とアミノスチルベン型の質量比
が10/0〜1/1、好ましくは10/1〜1/1、特
に5/1〜3/1である。ビフェニル型の蛍光増白剤
は、下記一般式(1)で表されるビフェニル誘導体であ
る。アミノスチルベン型の蛍光増白剤は、下記一般式
(2)で表されるビス(トリアジニルアミノスチルベ
ン)ジスルホン酸誘導体である。
【0013】
【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立に
水素及びハロゲン、メチル基、アミノ基、SO3M等の
置換基、Mは水素またはナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属を示す)
【0014】
【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ独立に
水素及びメチル基、アミノ基、アミノフェニル基等の置
換基、Mは水素またはナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属を示す)
【0015】前記ビフェニル型の蛍光増白剤の具体例と
しては、4,4'−ビス−2−スルホスチリル ビフェニ
ル ジナトリウム塩(チバ・スペシャリティ・ケミカル
ズ社製、商品名:チノパールCBS−X)、4,4'−
ビス−(4−クロロ−3−スルホスチリル)ビフェニル
塩などが挙げられる。特に、4,4'−ビス−2−スルホ
スチリル ビフェニル ジナトリウム塩が好ましい。
【0016】前記アミノスチルベン型の蛍光増白剤の具
体例としては、4,4'−ビス− 4−アニリノ−6−モルホ
リノ−1,3,5−トリアジン−2−イル−アミノスチル
ベン−2,2'−ジスルホン酸ジナトリウム塩(住友化学
(株)製、商品名:ホワイテックスSAなど)、及び4,
4'−ビス−4−トルイジノ−6−モルホリノ−1,3,5-ト
リアジン−2−イル−アミノスチルベン−2,2'−ジスル
ホン酸ジナトリウム塩(住友化学(株)製、商品名:ホ
ワイテックスSA、マクテシム社BRY−10、D21
00、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、チノパ
ールAMS−GX)などがあげられ、これらが好まし
い。
【0017】本発明の洗浄剤組成物には、前記A〜C成
分に加えて以下のような種々の成分を含有させることが
できる。例えば、以下の(1)〜(21)に示すような
成分が挙げられる。
【0018】(1)非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エ
ステル、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリ
コシド、アルキルアミンオキサイド等があげられる。 (2)両性界面活性剤 カルボキシベタイン、スルホベタイン等があげられる。
【0019】(3)無機ビルダー(アルカリ、キレー
ト) 無機アルカリビルダーとしては、たとえば、炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム、非結晶性層状ケイ酸ナトリウムなどのア
ルカリ性塩、硫酸ナトリウム等の中性塩、前記無機アル
カリビルダーの中では、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリ
ウムが好ましい。無機キレートビルダーとしては、アル
ミノケイ酸塩、結晶性層状ケイ酸ナトリウム、トリポリ
リン酸塩などがあげられる。特に好ましいキレートビル
ダーとしては、A型ゼオライト、P型ゼオライト、マカ
タイト等が挙げられる。前記無機ビルダーの量は、十分
な洗浄性を付与するために洗剤組成物中に好ましくは、
5〜60質量%、特に好ましくは10〜50質量%含ま
れるように配合することが望ましい。
【0020】(4)有機キレートビルダー たとえば、エチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレントリ
アミン五酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩等の含窒素多価カル
ボン酸塩;β−アラニンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢
酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩等
のアミノカルボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイ
ミノジコハク酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン
三酢酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン塩等のヒドロキ
シアミノカルボン酸塩;ヒドロキシ酢酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、グルコン酸塩等のヒドロキシカルボン酸
塩;ピロメリット酸塩、ベンゾポリカルボン酸塩、シク
ロペンタンテトラカルボン酸塩等のシクロカルボン酸
塩;フィチン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸塩、トリポリリン酸塩、ポリホスホン酸類等の
燐化合物;カルボキシメチルタルトロネート、カルボキ
シメチルオキシサクシネート、オキシジサクシネート、
酒石酸モノまたはジサクシネート等のエーテルカルボン
酸塩、デンプン、セルロース、アミロース、ペクチン等
の多糖類酸化物やカルボキシメチルセルロース等の多糖
類等があげられる。これらの有機ビルダーの中では、ク
エン酸塩、アミノカルボン酸塩が好ましい。前記ビルダ
ーは、通常、単独又は2種以上を混合して用いられる。
【0021】(5)漂白剤 過炭酸塩、過ホウ酸塩などでホウ酸やケイ酸塩等で被覆
されたものが好ましい。 (6)漂白活性化剤 炭素数11〜19のアルカノイルオキシベンゼンスルホ
ン酸及びその塩、炭素数8〜19のアルカノイルオキシ
安息香酸及びその塩など。また漂白活性化剤は溶解性向
上や保存安定性向上の目的から、ポリエチレングリコー
ルや界面活性剤と一体化造粒して配合される。 (7)表面改質剤 微粉炭酸カルシウム、微粉ゼオライト、顆粒ゼオライ
ト、ポリエチレングリコールなど。 (8)再汚染防止剤 カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体な
ど。 (9)多孔質吸油剤 非晶質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウムなど。 (10)還元剤 亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素ナトリ
ウムなどの亜硫酸のアルカリ金属塩、アンモニウム、ア
ミン塩など。亜硫酸塩の使用量は、1〜10%である
が、好ましくは1〜7%である。 (11)酵素 蛋白分解酵素としてはノボザイムス社のカンナーゼ24
TK、サビナーゼ18T、エバラーゼ8T、ギスト社の
マキサペム等があげられ、脂質分解酵素としてはノボザ
イムス社のリポラーゼEXがあげられる。またその他、
セルザイム、ペクチンリアーゼ、ペクチナーゼ等の糖質
分解酵素を用いることもできる。これらは一種又は二種
以上の混合物として使用することができる。配合量は任
意とすることができるが、洗剤組成物全体の0.05〜
2質量%が好ましい。 (12)香料 例えば、特願2000−346626号公報に記載の香
料組成物
【0022】本発明の組成物の嵩密度は、0.5g/m
L以上、好ましくは、0.5〜1.2g/mL、特に、
0.6〜1g/mLとすると好適である。本発明の組成
物の粒子径は、特に、規定されないが、平均粒子径が、
200〜1500μm、好ましくは、300〜1200
μm、特に、350〜1000μmとすると好適である。
【0023】本発明の組成物は、例えば混練押出成形
法、破砕造粒法、撹拌造粒法、転動造粒法、捏和破砕造
粒法などによって造粒して製造することができ、好まし
くは撹拌造粒法、捏和破砕造粒法などによって製造する
ことができる。
【0024】本発明の組成物は、衣料用洗浄剤の他、リ
ネン用洗剤、自動食器洗い用洗浄剤などとして幅広く使
用することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、衣類の洗浄後の白度を
維持し、繰り返し着用、洗浄、乾燥を行っても、黄ばむ
ことなく衣類の外観を良好に維持できる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれら実施例によつて限定されるものでは
ない。 [実施例1〜5、比較例1〜3]表−2に示した洗剤組
成からA型ゼオライトの一部、炭酸ナトリウムの一部、
酵素、香料を除いた各成分を用いて固形分60%、温度
約70℃の洗剤スラリーを調製した。この洗剤スラリー
を、向流式噴霧乾燥塔を用いて、熱風温度260℃で、
水分約5%となるように乾燥して噴霧乾燥粉を得た。つ
いで、この乾燥粉、ノニオン界面活性剤および水を連続
ニーダ(栗本鉄工所製、KRCニーダー#1型)に導入
し、緻密で均一な捏和物を得た。得られた捏和物を約1
5mm角の立方体に裁断し、粉砕助剤としてゼオライト
3%を加えて、破砕機(スピードミルND−10型、岡
田精工(株))へと導入し、破砕した(粉砕品と呼
ぶ)。破砕機は長さ15cmのカッタークロス4段を有
しており、3000rpm で回転して、スクリーンは36
0度パンチングメタルからなり、穴径2mmφ、開口率
20%である。 破砕した粒子にA型ゼオライト粉末2
重量%を混合し、トロンメル型の回転撹拌機のなかでノ
ニオン界面活性剤の85%水溶液及び香料を均一噴霧し
充分混合した。最後に酵素を添加混合し、表−3に示す
ような平均粒径、嵩密度を有する高嵩密度粒状洗剤組成
物を調製した。このようにして得られた組成物を用い後
記の方法で洗浄力の評価を行った。
【0027】<洗浄力の評価> (i)評価布の調製 1)泥汚染布の調製法 三方が原の泥50gをイオン交換水1Lに溶解し、超音
波洗浄機で20分間、更にホモジナイザーにて5分間分
散し蒸発皿に移す。そこに綿#60(11×16cm)
をピンセットで挟んで20回布を浸せき、引き上げを繰
り返し、ローラーで脱水した後、電機乾燥機(105
℃)で30分間乾燥する。乾燥後、汚染布の両面をスポ
ンジで25回づつポリッシングして泥粒子を均一にして
完成とする。
【0028】2)黄ばみ汚染布の調製法 新田ゼラチン1.7gと食塩0.43gをイオン交換水
3Lに溶解する。この溶液をホモジナイザーで攪拌しな
がら、表−1に示した黄ばみ汚れ成分を徐々に加え汚垢
溶液を調製する。これに予めエタノール/クロロホルム
で抽出洗浄し、裁断した綿ニットを10秒間浸せきさせ
る。黄ばみ汚染布調製液から取り出した布を105℃で
1hr乾燥する。
【0029】
【表−1】
【0030】(ii)洗浄方法 3゜DH硬水、浴量30L、浴比1:30、洗剤濃度
0.05重量%、温度25℃という条件下に、上記で調
製した泥汚染布及び黄ばみ汚染布の5×5cmに裁断し
たものを各5枚づつ入れ、ターゴトメーターにて10分
間洗浄し、1分間脱水後、3゜DH,25℃の水で3分
間ためすすぎ2回と1分間の脱水をおこなった。泥汚染
布は室温乾燥後の被洗物の反射率を、黄ばみ汚れ汚染布
は50℃で2週間加熱保存した後の布の黄変度(b値)
を日本電色社製Σ90で測定し、式(a)により泥汚れ
洗浄率、式(b)より黄変度を求めた。 泥汚れ洗浄率(%)= (汚垢布の反射率ー洗浄後の反射率)/(汚垢布の反射 率−白布の反射率) ×100 式( a) 黄変度(△b値)=50℃加熱保存後の布のb値 ― 加熱前の布のb値 式( b)
【0031】
【表−2】
【0032】表−2の略号の意味及び詳細は以下の通り
である。 (1)A成分 α−SF:α−スルホ脂肪酸(C14〜16)メチルエ
ステルナトリウム LAS-K:C10〜C14の直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸カリウム AOS-K:α−オレフィン(炭素数14〜16)スル
ホン酸カリウム AS :C12〜14アルキル硫酸ナトリウム 石鹸 :C12〜C18の脂肪酸ナトリウム 不飽和脂肪酸の含有量70質量% (2)B成分 MA/AA:マレイン酸ナトリウム/アクリル酸ナトリ
ウム共重合体(BASF社 ソカランCP7) ポリアクリル酸Na:ポリアクリル酸ナトリウム、質量
平均分子量1万 B1〜B4:表−3に示す非イオン性界面活性剤
【0033】
【表−3】 高級アルコールにEO及び/又はPOを付加したもの
で、Rは、高級アルコールの炭素数、EOは、平均EO
付加モル数、POは、平均PO付加モル数を示す
【0034】(3)C成分 CBS:蛍光増白剤、チノパールCBS−X(チバ・ス
ペシャリティ・ケミカルズ社製) AMS:蛍光増白剤、チノパールAMS−GX(チバ・
スペシャリティ・ケミカルズ社製) (4)その他の成分 A型ゼオライト:水沢化学(株)製シルトンB 過炭酸ソーダ:三菱ガス化学(株)(SPC−D)、平
均粒径600μm 蛋白質分解酵素:カンナーゼ24TK、ノボザイムズ
(株)製 脂質分解酵素:リポラーゼEXウルトラ 、ノボザイム
ズ(株)製 有機過酸前駆体:デカノイルオキシ安息香酸(三井化学
(株)製) 炭酸ナトリウム:旭硝子(株)製 粒灰 香料A :特願2000−346626号公報の表
11〜18に記載の香料組成物A 香料B :特願2000−346626号公報の表
11〜18に記載の香料組成物B 香料C :特願2000−346626号公報の表
11〜18に記載の香料組成物C 香料D :特願2000−346626号公報の表
11〜18に記載の香料組成物D
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB21 AB27 BA10 BA27 DA01 DB01 EA12 EA16 EA20 EA28 EB09 EB22 EB30 EB32 EC01 EC02 ED02 EE05 FA09 FA15 FA21 FA43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)〜(C)成分を含有し、嵩密
    度が0.5g/mL以上であることを特徴とする高嵩密
    度粒状洗剤組成物。 (A)アニオン性界面活性剤15〜50質量%、(B)
    下記(a)成分又は(b)成分を含有し、前記(A)成
    分と(B)成分中の非イオン性界面活性剤との質量比:
    A/非イオン性界面活性剤が10/1〜1/1、(a)
    アクリル酸系高分子0.1〜3質量%及び平均炭素数1
    2以上のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシア
    ルキレン鎖長が10〜25の範囲の非イオン性界面活性
    剤を含有(b)アクリル酸系高分子を実質含まず、平均
    炭素数12以上のアルキル基又はアルケニル基を有し、
    オキシアルキレン鎖長が5〜9の範囲の非イオン性界面
    活性剤を含有(C)ビフェニル型及び/またはアミノス
    チルベン型からなる蛍光増白剤0.001質量%以上
    0.3質量%未満、かつ、ビフェニル型とアミノスチル
    ベン型の質量比が10/0〜1/1
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036940A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 半導体封止用エポキシ樹脂組成物とそれを用いた半導体装置
JP2014141683A (ja) * 2006-05-23 2014-08-07 Ciba Holding Inc 紡織繊維材料用洗剤組成物

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