JP2001064693A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2001064693A
JP2001064693A JP27727599A JP27727599A JP2001064693A JP 2001064693 A JP2001064693 A JP 2001064693A JP 27727599 A JP27727599 A JP 27727599A JP 27727599 A JP27727599 A JP 27727599A JP 2001064693 A JP2001064693 A JP 2001064693A
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amylase
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acrylic acid
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maleic acid
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Shinichi Seto
新一 瀬戸
Seiichi Tobe
聖一 戸部
Satoshi Matsunaga
聡 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、洗濯処理において、通常の洗浄で
は除去困難な食品汚れ等由来のシミを効果的に除去する
事が可能である洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【解決課題】 本発明は(a)直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活
性剤 5〜40重量% (b)アクリル酸とマレイン酸のモル比率が65:35
〜30:70で、重量平均分子量が5,000〜10
0,000であるアクリル酸とマレイン酸の共重合体、
又はその塩 0.3〜7重量% (c)アミラーゼ 0.02〜5重量% を含有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物に関し、
更に詳しくは衣料用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料の洗浄において白物の白度維持或い
は増白は、汚れ落ちと共に大きな要件の一つである。衣
料用洗浄剤組成物の技術においては、近年衣料への食品
に由来する汚れが問題視されており、洗濯後の衣料に残
存する食品由来のシミ等の汚れに対する洗浄性能の向上
が指摘されている。食品に由来するシミ汚れは、最近増
大しているレトルト食品中に多く含まれるデンプン類が
「糊」として作用して強固な汚れとなるため、その除去
が困難となっている。さらに、衣料に残留したデンプン
は洗濯の際に、水道水中の塩素で酸化されるとともに、
水道水中のカルシウムによって不溶性塩へと変化してし
まうため、本来の洗浄効果が得られないどころか、かえ
って頑固な汚れとなってしまう。食品由来のデンプン汚
れを改善する技術としては、特許1983090号、特
開平10−17893号等提案されているが、未だ満足
できる洗浄性能を有するものには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗濯処理に
おいて、通常の洗浄では除去困難なデンプン汚れ等由来
のシミを効果的に除去する事が可能である洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】従来より、アミラーゼ及
びアクリル酸とマレイン酸の共重合体を組合わせること
により洗浄力を向上させることは、特表平9−5122
98号、特開平11−35989号において既に公知で
ある。しかしながら、デンプン由来のシミ汚れ除去効果
は認められず、アミラーゼ、及び、特定のアクリル酸と
マレイン酸の共重合体又はその塩との組合せで初めてこ
のような相乗効果が認められ、本発明に至つた。本発明
者等は上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結
果、特定のアクリル酸とマレイン酸の共重合体又はその
塩、及び、デンプン分解酵素であるアミラーゼとを組合
わせる事により、白物衣料の洗濯に際し、特にデンプン
汚れに由来するシミを効果的に除去する効果を見出し、
本発明を達成した。即ち、本発明は(a)直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有
する界面活性剤 5〜40重量% (b)アクリル酸とマレイン酸のモル比率が65:35
〜30:70で、重量平均分子量が5,000〜10
0,000であるアクリル酸とマレイン酸の共重合体、
又はその塩 0.3〜7重量% (c)アミラーゼ 0.02〜5重量% を含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供する。
【0005】本発明のメカニズムは明確ではないが、ア
ミラーゼ、及び、特定のアクリル酸とマレイン酸の共重
合体又はその塩を含む洗浄剤で、デンプン汚れの付着し
た衣料を洗浄することにより、酸化変成後にカルシウム
で不溶化したデンプン汚れに対し、カルシウムを脱離さ
せた上でデンプンを加水分解することにより、デンプン
に基づくシミ汚れに対する除去性を促進されたものと思
われる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる界面活性剤
は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及び/又はアル
キル硫酸塩を含有する。これらの具体例としては、平均
炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、平均炭素数10ないし20のアル
キル基を有するアルキル硫酸塩が挙げられる。本発明の
洗浄剤組成物中に使用される界面活性剤の配合量は、一
般的には5〜40重量%であり、好ましくは15〜40
重量%である。5重量%未満では、洗浄力が不足し、ま
た、40重量%を越えると、洗剤製造性が悪化するので
好ましくない。
【0007】本発明に用いられるアクリル酸とマレイン
酸の共重合体の、アクリル酸とマレイン酸のモル比率は
65:35〜30:70、好ましくは65:35〜5
0:50である。この比率よりもアクリル酸が多い場合
には、不溶化した変成デンプンとカルシウムの複合体を
分解する能力が低下して洗浄力が不足し、この比率より
もアクリル酸が少ない場合には、重合性が低下して共重
合体の製造が困難となってしまう。また、共重合体の重
量平均分子量は5,000〜100,000、好ましく
は15,000〜80,000である。この分子量より
も小さい場合には、充分な洗浄力を発揮せず、この分子
量よりも大きい場合には、共重合体の水溶性が低下し
て、洗剤の溶解性を悪化させてしまうため、好ましくな
い。このアクリル酸とマレイン酸の共重合体を本発明の
洗浄剤組成物中に、0.3〜7重量%配合することがで
きる。好ましくは、1.0〜5.0重量%、さらに好ま
しくは1.5〜4.5重量%で含有する。0.3重量%
未満では、不溶化した変成デンプンとカルシウムの複合
体による汚れに対する除去性が向上せず、また、7重量
%を越えた場合には、効果が頭打ちになってしまう。本
発明のアクリル酸とマレイン酸の共重合体は、未中和の
酸型、又は、アンモニアやアルカリ金属イオン、アミン
類で中和しても使用できる。経済性や取り扱い性から、
好ましくはアルカリ金属塩として、特に好ましくはナト
リウム塩として中和して使用する。本発明に使用される
アクリル酸とマレイン酸の共重合体は、アクリル酸とマ
レイン酸を重合開始剤により重合させて得ることができ
る。重合開始剤としては、過硫酸塩や過酸化水素が使用
され、重合開始剤を熱分解させて発生したラジカルによ
り重合が進行して、共重合体を得ることができる。本発
明によるアクリル酸とマレイン酸の共重合体に加えて、
他の2価金属イオン捕捉剤を併用することもできる。
【0008】本発明に用いられるアミラーゼとは、デン
プンのα−1,4又はα−1,6結合を加水分解する酵
素であり、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコア
ミラーゼ、及びデンプン枝切り酵素(プルラナーゼ等)
の総称であり、通常洗剤に用いられるものであれば特に
限定されない。本発明に使用されるアミラーゼを以下に
例示する。しかしながら、以下の例示は本発明を限定す
るものではない。入手可能な市販酵素としては、以下の
物が例示される。ターマミル(Termamyl)、デ
ュラミル(Duramyl) 、プロモザイム200L
(ノボ・ノルデイスクバイオインダストリー社製) 上記アミラーゼの他、特許に記載のアミラーゼとして、
以下のものが例示される。 1)特開昭48−91271号記載のバチルス属起源の
アルカリアミラーゼ(名糖産業) 2)特開昭61−209588号記載のストレプトマイ
セス属起源のアルカリアミラーゼ(花王) 3)特開昭62−208278号記載のバチルス属起源
のアルカリアミラーゼ(理化学研究所) 4)特開平2−49584号記載のバチルス属起源のア
ルカリアミラーゼ(大和化成) 5)特開平3−87176号記載のバチルス属起源のア
ルカリプルラナーゼ(花王) 6)特開平3−87177号記載のバチルス属起源のア
ルカリプルラナーゼ(花王) 7)特開平3−103177号記載のバチルス属起源の
アミラーゼ(昭和電工) 8)特開平3−108482号記載のバチルス属起源の
アルカリアミラーゼ(花王) 9)特開平4−23983号記載のバチルス属起源のア
ルカリアミラーゼ(昭和電工) 10)特開平4−58885号記載のバチルス属起源の
アルカリアミラーゼ(昭和電工) 11)特開平4−211369号記載のナトロノコッカ
ス属起源のアルカリアミラーゼ(日本触媒) 12)特開平4−500756号記載のバチルス属起源
のα−アミラーゼ(ギスト) 13)特開平4−503757号記載のピロコッカス属
起源のα−アミラーゼ(ノボ・ノルディスクバイオイン
ダストリー社) 14)特開平6−14775号記載のバチルス属起源の
アルカリイソアミラーゼ(花王) 15)特開平8−56662号記載のバチルス属起源の
アルカリアミラーゼ(昭和電工) 16)特表平8−500243号記載のバチルス属起源
のα−アミラーゼ(ノボ・ノルディスクバイオインダス
トリー社) 17)特表平8−504586号記載のバチルス属又は
アスパラギルス属起源のα−アミラーゼ(ノボ・ノルデ
ィスクバイオインダストリー社) 18)特表平8−506731号記載のピロコッカス属
等起源のデンプン分解酵素(ノボ・ノルディスクバイオ
インダストリー社) 19)特開平9−206073号記載のバチルス属起源
のアルカリα−アミラーゼ(花王) 20)特表平9−503916号記載のバチルス属起源
のα−アミラーゼ(ノボ・ノルディスクバイオインダス
トリー社) 21)特表平9−510617号記載のバチルス属起源
のα−アミラーゼ(ノボ・ノルディスクバイオインダス
トリー社) 22)特表平10−504197号記載のα−アミラー
ゼ変異体(ジェネンコア) 上記アミラーゼは、精製分画物は勿論のこと、粗酵素及
びそれらの造粒物も当然使用することができる。
【0009】造粒物として用いる場合には、通常の造粒
法に基づき、安定剤、フィラー、増量剤、増白剤、バイ
ンダー及びコーテイング剤等と共に造粒し用いることが
出来る。2種以上の酵素の造粒に際しては別々に造粒し
てもよいし、酵素を混合し、同一造粒物としてもよい。
本発明のアミラーゼは、1種類又は2種類以上を組合わ
せて使用でき、さらに、アミラーゼ以外の酵素を組合わ
せて使用することもできる。好ましい酵素としては、ア
ルカラーゼ、サビナーゼ、カンナーゼ、リポラーゼ、リ
ポラーゼウルトラ、セルザイム(ノボ・ノルディスクバ
イオインダストリー社)等が例示される。洗浄剤組成物
中にアミラーゼとして合計で0.02〜5重量%配合す
ることが好ましく、これより少ない場合には本発明の効
果は期待できず、多すぎる場合には効果が頭打ちとなっ
てしまう。また、アミラーゼと他の酵素を組合わせる場
合には、アミラーゼが酵素全体の1/10以上含まれて
いることが好ましい。
【0010】本発明の界面活性剤には、必要に応じて他
の界面活性剤を配合することができる。具体的には、平
均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有
し1分子中に平均0.5〜8モルのエチレンオキサイド
を付加したアルキルエトキシ硫酸塩、平均10〜20の
炭素原子を1分子中に有するオレフィンスルホン酸塩、
平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するα−スル
ホ脂肪酸メチルエステル塩、平均炭素数8〜20高級脂
肪酸塩、などの他のアニオン性界面活性剤、平均炭素数
10〜20のアルキル基を有し1〜20モルのアルキレ
ンオキサイドを付加したポリオキシアルキレンアルキル
エーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアル
キレンオキサイド付加物などの非イオン性界面活性剤、
その他ベタイン型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界
面活性剤、リン酸エステル系界面活性剤、カチオン性界
面活性剤などを含有してもよい。
【0011】その他、本発明の洗浄剤組成物には以下の
成分を必要に応じて用いることができる。 1)無機ビルダー A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト、非
晶質アルミノケイ酸塩、結晶性ケイ酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなど。 2)2価金属イオン捕捉剤 アミノ酸誘導体(アミノ酸骨格としてグリシン、セリ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸から誘導される−C
OOX基を分子内に3〜4個持つキレート剤であり、X
は水素、またはアルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好
ましい。具体的には、グリシン2酢酸塩、セリン2酢酸
塩、アスパラギン酸2酢酸塩、グルタミン酸2酢酸塩、
イミノジコハク酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩な
ど)。オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、ニトリル三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、ク
エン酸塩、イソクエン酸塩、ポリアクリル酸、ポリアセ
タールカルボン酸塩など。 3)アルカリ剤及び無機塩 ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、塩化ナトリ
ウムなど。 4)再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。 5)漂白剤、漂白活性化剤、蛍光剤等 漂白剤として過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナト
リウムや塩化ナトリウムの過酸化水素付加物など。漂白
活性化剤としては、特開平8−157876号記載のも
のなど。また増白剤として市販蛍光染料の他、香料、青
味付剤なども必要に応じて配合することができる。 6)キャリーオーバー成分 原料の不純物は、性能等に悪影響を及ぼさない限り、含
有することができる。α−スルホ脂肪酸メチルエステル
塩に含有されるメチル硫酸ナトリウム、メタンスルホン
酸ナトリウム、α−スルホ脂肪酸ジ塩。アクリル酸とマ
レイン酸の共重合体(塩)に含有されアクリル酸やマレ
イン酸のモノマー、又はその塩。高級アルコールのエチ
レンオキサイド付加物に含有される高級アルコール、ポ
リエチレングリコールなど。
【0012】本発明の洗浄剤組成物が粉体の場合には、
噴霧乾燥法、造粒法等々の公知の製造方法で製造するこ
とができる。本発明の洗浄剤組成物は噴霧乾燥法で製造
されたものが好適に使用される。噴霧乾燥法により製造
された洗浄剤組成物は、その製造条件などについては特
に制約なく界面活性剤、ビルダー等の耐熱成分の水性ス
ラリーを熱空間に噴霧し乾燥されて得られる粒径50〜
2000ミクロンの中空粒状のもので、該噴霧乾燥後に
香料、酵素、漂白剤、ゼオライトや炭酸ソーダ等の無機
アルカリビルダー等の成分を後添加してもよい。また、
洗浄剤組成物が液体の場合には、均一溶液でも、不均一
な分散系でもよい。
【0013】
【本発明の効果】本発明は、特定の界面活性剤、アクリ
ル酸とマレイン酸の特定比率の共重合体又はその塩、及
び、アミラーゼを含む洗浄剤組成物に関し、特に通常の
洗浄では除去困難な食品汚れ等由来のシミを効率的に除
去する事が可能である洗浄剤組成物を提供することがで
きる。
【0014】
【実施例】次に本発明を、実施例をもって説明するが、
本発明はこれら実施例によって限定されるものではな
い。 (i)食品汚れ汚染布 バンホーテンココア(片岡物産発売)を牛乳に分散・溶
解させた液に、綿布を浸漬し乾燥した後、ブラッシング
して過剰に付着した汚れを脱落させる。この布を5×5
cmに裁断して試験布に共した。 (ii)洗浄方法は、U.S.Testing社(米
国)のTerg−O−Tometerを使用し、これに
試験布10枚とメリヤス布を入れて浴比を30倍にあわ
せ、120rpm、25℃で10分間洗浄する。洗浄液
は、洗浄剤濃度0.066%のもの900mlを用い、
すすぎは900mlの水で3分間洗浄する。使用水は硬
度3°DHで、塩素濃度1ppmのものを用いる。 (iii)評価方法 下記数式1で表されるクベルカムンク式により洗浄率を
求めた。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、Rは日本電色製の色彩計Σ−90
00を用いて測定される反射率である。また、標準白布
は綿布20番を表1、試料No.1の組成で洗浄したも
のを使用した。そして、洗浄力の評価は、試験布10枚
の平均値で行った。後記表1から表3に示した洗剤組成
物からノニオン界面活性剤AE、およびAEP、ゼオラ
イトの一部、酵素、香料を除いた各成分を用いて固形分
60%の洗剤スラリーを調製し、向流式噴霧乾燥塔を用
い、熱風温度270℃で、水分5%となるように乾燥し
て、噴霧乾燥品を得た。この噴霧乾燥品は、平均粒子径
400μm、嵩密度0.35g/ml、安息角45度と
流動性も良好であった。ついで、この噴霧乾燥品、ノニ
オン界面活性剤および水を連続ニーダ(栗本鉄鋼所製、
KRCニーダ#2型)に導入し、緻密で均一な捏和物を
得た。このニーダの排出口に5mmφの穴径を80個有
した多孔板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を約5m
mφ×10mmの円筒状ペレットとした。このペレット
を2倍量(重量比)の15℃の冷却空気とともに破砕機
(スピードミルND−10型、岡田精工(株))へと導
入した。破砕機は、長さ15cmのカッターをクロスで
4段で有しており、3000rpmで回転し、スクリー
ンは360度のパンチングメタルからなり、穴径20m
mφ、開口径20%である。粉砕助剤には3.5重量%
の粉末ゼオライトを使用して粉砕を行う。スクリーンを
通過した粒子に、少量のゼオライトと酵素を添加し、ノ
ニオン界面活性剤AEPを噴霧して、後記表1〜表3に
示した組成を有し、嵩密度0.85g/mlの本発明の
洗剤組成物とし、洗浄力を評価して表1〜表3に示し
た。
【0017】表1および表3中の略号の意味及び詳細は
以下の通りである。なお、EOpはエチレンオキサイド
の平均付加モル数を、また、POpはプロピレンオキサ
イドの平均付加モル数を示す。 (1)アニオン界面活性剤 α−SF:α−スルホ脂肪酸(C14〜C16)メチル
エステルナトリウム AOS:C14〜C18α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム AES:C12〜C18アルキルエーテル(EOp=
3)硫酸ナトリウム AS:C12〜C14硫酸ナトリウム LAS:C10〜C14直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム AE:C12アルコールエトキシレート(EOp=1
2) AEP:C13アルコールのEO、PO付加物(EOp
=12、POp=3) 石けん:C12〜18パーム油由来脂肪酸ナトリム
【0018】(2)アクリル酸(AA)とマレイン酸
(MA)の共重合体又はその塩 コポリマーA:アクリル酸とマレイン酸のモル比60:
40、平均分子量50,000の共重合体のナトリウム
塩、独国;BASF社製、商品名ソカランCP7 コポリマーB:モル比60:40、平均分子量45,0
00の共重合体のナトリウム塩、東亜合成(株)社製、
商品名アクアリックHM−80 コポリマーC:モル比60:40、平均分子量70,0
00の共重合体のナトリウム塩、日本触媒(株)製、商
品名TL−300 コポリマーD:モル比70:30、平均分子量50,0
00の共重合体のナトリウム塩、独国BASF社製、商
品名ソカランCP5
【0019】(3)アミラーゼ アミラーゼA:商品名ターマミル60T (ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) アミラーゼB:商品名ターマミル120T(ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) アミラーゼC:商品名デュラミル60T (ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) アミラーゼD:特開平4−23983号記載のバチルス
sp.SD771(微工研菌寄第11455号)より特
許記載の方法にて調製後、特開昭60−262900号
記載の方法にて酵素粒剤を製造した。本製剤はノボ・ノ
ルディスクバイオインダストリー社カタログ(Anal
ytical Method Manual Proc
edure for Determination o
f Alpha−Amylase Activity
in Enzyme Preparation and
Detergent)記載の条件に従い測定した活性
は、ターマミル60Tと同等であった。
【0020】(4)その他酵素 プロテアーゼA:商品名サビナーゼ12T(ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) プロテアーゼB:商品名カンナーゼ12T(ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) プロテアーゼC:商品名エバラーゼ8T (ノボ・ノル
デイスクバイオインダストリー社製) リパーゼA:商品名リポラーゼウルトラ50T(ノボ・
ノルデイスクバイオインダストリー社製)
【0021】(5)その他添加剤 ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒子径1.2μ
m) PEG:ポリエチレングリコール(平均分子量600
0) 蛍光剤:4,4−ビス(スルホスチリル)ビフェニル2
ナトリウム/4,4−ビス[(4−アニリノ−6−モノ
ホリノ−1,3,5−トリアジン−2イル)アミノ]ス
チルベン−2,2−ジスルホン2ナトリウム=1/1の
混合物 (商品名チノパールCBS/商品名チノパールAMS) 香料:表4〜表5に示す成分を含む組成の配合香料
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB21 AB27 AC08 AC23 BA09 BA12 DA01 DA03 EA12 EA15 EA16 EA28 EB32 EB36 EC01 EC02 ED02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
    塩及び/又はアルキル硫酸塩を含有する界面活性剤 5
    〜40重量%、(b)アクリル酸とマレイン酸のモル比
    率が65:35〜30:70で、重量平均分子量が5,
    000〜100,000であるアクリル酸とマレイン酸
    の共重合体、又はその塩 0.3〜7重量%、(c)ア
    ミラーゼ 0.02〜5重量%、を含有することを特徴
    とする洗浄剤組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7803604B2 (en) 2000-07-28 2010-09-28 Henkel Ag & Co. Kgaa Amylolytic enzyme extracted from Bacillus sp. A 7-7 (DSM 12368) and washing and cleaning agents containing this novel amylolytic enzyme

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7803604B2 (en) 2000-07-28 2010-09-28 Henkel Ag & Co. Kgaa Amylolytic enzyme extracted from Bacillus sp. A 7-7 (DSM 12368) and washing and cleaning agents containing this novel amylolytic enzyme

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