JP2001040193A - ポリエステル系樹脂組成物 - Google Patents
ポリエステル系樹脂組成物Info
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- JP2001040193A JP2001040193A JP11218892A JP21889299A JP2001040193A JP 2001040193 A JP2001040193 A JP 2001040193A JP 11218892 A JP11218892 A JP 11218892A JP 21889299 A JP21889299 A JP 21889299A JP 2001040193 A JP2001040193 A JP 2001040193A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性と耐衝撃性を両立させた非晶質ポリエ
チレンテレフタレート樹脂組成物を提供することにあ
る。 【解決手段】 ブタジエン30〜100重量%、芳香族
ビニル単量体70〜0重量%、これらと共重合可能なビ
ニル単量体10〜0重量%及び架橋性単量体5〜0重量
%からなり、平均粒子径が0.1μm以下であるブタジ
エン系共重合体を肥大して得られるゴム粒子40〜85
重量部をコア層とし、芳香族ビニル単量体30〜100
重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70〜0重
量%及びそれらと共重合可能なビニル単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物15〜60重量部を重合して
得られるシェル層を有する平均粒子0.1〜0.5μm
のコアシェル型グラフト共重合体(A)1〜30重量%
と非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂(B)99
〜70重量%からなる樹脂組成物。
チレンテレフタレート樹脂組成物を提供することにあ
る。 【解決手段】 ブタジエン30〜100重量%、芳香族
ビニル単量体70〜0重量%、これらと共重合可能なビ
ニル単量体10〜0重量%及び架橋性単量体5〜0重量
%からなり、平均粒子径が0.1μm以下であるブタジ
エン系共重合体を肥大して得られるゴム粒子40〜85
重量部をコア層とし、芳香族ビニル単量体30〜100
重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70〜0重
量%及びそれらと共重合可能なビニル単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物15〜60重量部を重合して
得られるシェル層を有する平均粒子0.1〜0.5μm
のコアシェル型グラフト共重合体(A)1〜30重量%
と非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂(B)99
〜70重量%からなる樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明性、耐衝撃性に
優れた特定のゴム粒子構造をコアに有するコアシェル型
グラフト共重合体を含有する新規な非晶質ポリエチレン
テレフタレート系樹脂組成物に関する。
優れた特定のゴム粒子構造をコアに有するコアシェル型
グラフト共重合体を含有する新規な非晶質ポリエチレン
テレフタレート系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート系樹脂は透
明性、機械的特性、ガスバリヤー性に優れておりボト
ル、シート等包装材料を中心に幅広く用いられている。
しかしながら、最近の容器の大型化、形状の複雑化によ
り、より高い耐衝撃性が求められるようになってきてい
る。従来、ポリエチレンテレフタレート系樹脂の耐衝撃
性を改良する手段としては繊維状無機充填剤の添加が試
みられており耐衝撃性の改善については効果が見らてい
る。またゴム状重合体及びゴム含有重合体をポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂に添加し耐衝撃性を改良する試
みも多く見られる。特に、ゴム状重合体粒子をガラス状
重合体で取り囲んだ構造をとるコアシェル型重合体は耐
衝撃性の向上に効果を示すことが知られている。
明性、機械的特性、ガスバリヤー性に優れておりボト
ル、シート等包装材料を中心に幅広く用いられている。
しかしながら、最近の容器の大型化、形状の複雑化によ
り、より高い耐衝撃性が求められるようになってきてい
る。従来、ポリエチレンテレフタレート系樹脂の耐衝撃
性を改良する手段としては繊維状無機充填剤の添加が試
みられており耐衝撃性の改善については効果が見らてい
る。またゴム状重合体及びゴム含有重合体をポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂に添加し耐衝撃性を改良する試
みも多く見られる。特に、ゴム状重合体粒子をガラス状
重合体で取り囲んだ構造をとるコアシェル型重合体は耐
衝撃性の向上に効果を示すことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような繊維状無
機充填剤、ゴム状重合体及びゴム含有重合体を添加する
方法を非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂に適応
した場合、耐衝撃性の改良には効果が見られるが、透明
性が著しく損なわれ耐衝撃性と透明性を両立させること
は容易ではない。本発明の目的は透明性と耐衝撃性を両
立させた非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成
物を提供することにある。
機充填剤、ゴム状重合体及びゴム含有重合体を添加する
方法を非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂に適応
した場合、耐衝撃性の改良には効果が見られるが、透明
性が著しく損なわれ耐衝撃性と透明性を両立させること
は容易ではない。本発明の目的は透明性と耐衝撃性を両
立させた非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂組成
物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成すべく
本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、コアシェル型グラ
フト重合体と非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂
の組成物において、コアシェル型グラフト重合体のコア
として凝集肥大させたゴム粒子を用いることにより透明
性と耐衝撃性を同時に満足できることを見出し本発明に
至った。
本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、コアシェル型グラ
フト重合体と非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂
の組成物において、コアシェル型グラフト重合体のコア
として凝集肥大させたゴム粒子を用いることにより透明
性と耐衝撃性を同時に満足できることを見出し本発明に
至った。
【0005】すなわち本発明はブタジエン30〜100
重量%、芳香族ビニル単量体または芳香族(メタ)アク
リレート70〜0重量%、これらと共重合可能なビニル
単量体10〜0重量%及び架橋性単量体5〜0重量%か
らなり、平均粒子径が0.1μm以下であるブタジエン
系共重合体を凝集肥大して得られるゴム粒子40〜85
重量部をコア層とし、芳香族ビニル単量体30〜100
重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70〜0重
量%及びこれらと共重合可能なビニル単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物15〜60重量部をシェル層
として重合して得られる平均粒子0.1〜0.5μmの
コアシェル型グラフト共重合体(A)1〜30重量%と
非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂(B)99〜
70重量%からなる樹脂組成物である。
重量%、芳香族ビニル単量体または芳香族(メタ)アク
リレート70〜0重量%、これらと共重合可能なビニル
単量体10〜0重量%及び架橋性単量体5〜0重量%か
らなり、平均粒子径が0.1μm以下であるブタジエン
系共重合体を凝集肥大して得られるゴム粒子40〜85
重量部をコア層とし、芳香族ビニル単量体30〜100
重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70〜0重
量%及びこれらと共重合可能なビニル単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物15〜60重量部をシェル層
として重合して得られる平均粒子0.1〜0.5μmの
コアシェル型グラフト共重合体(A)1〜30重量%と
非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂(B)99〜
70重量%からなる樹脂組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるグラフト共重
合体(A)に用いられるブタジエン系共重合体はブタジ
エン30〜100重量%、芳香族ビニル単量体または芳
香族メタアクリレート単量体70〜0重量%、これらと
共重合可能なビニル単量体10〜0重量%及び架橋性単
量体5〜0重量%からなり、平均粒子径が0.1μm以
下のものである。
合体(A)に用いられるブタジエン系共重合体はブタジ
エン30〜100重量%、芳香族ビニル単量体または芳
香族メタアクリレート単量体70〜0重量%、これらと
共重合可能なビニル単量体10〜0重量%及び架橋性単
量体5〜0重量%からなり、平均粒子径が0.1μm以
下のものである。
【0007】ブタジエン系共重合体に用いる芳香族ビニ
ル単量体とは同一分子内に一個のビニル性二重結合と一
個以上のベンゼン核を有する化合物であり、具体的には
スチレン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレ
ン、4−プロポキシスチレン、4−ブトキシスチレン、
2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチル
スチレン、4−エチルスチレン、2,5−ジメチルスチ
レン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−
クロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、4−ブロ
モスチレン、2,5−ジクロロスチレン、α−メチルス
チレン等が挙げられる。
ル単量体とは同一分子内に一個のビニル性二重結合と一
個以上のベンゼン核を有する化合物であり、具体的には
スチレン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレ
ン、4−プロポキシスチレン、4−ブトキシスチレン、
2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチル
スチレン、4−エチルスチレン、2,5−ジメチルスチ
レン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−
クロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、4−ブロ
モスチレン、2,5−ジクロロスチレン、α−メチルス
チレン等が挙げられる。
【0008】また、芳香族(メタ)アクリレートとは
(メタ)アクリル酸とアルコール性水酸基を有する芳香
族化合物とのエステルであり、メタクリル酸フェニル等
が挙げられる。これらを用いることはゴム粒子の屈折率
を高くし非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂の屈
折率に近づけ透明性を高めるという点から好ましい。
(メタ)アクリル酸とアルコール性水酸基を有する芳香
族化合物とのエステルであり、メタクリル酸フェニル等
が挙げられる。これらを用いることはゴム粒子の屈折率
を高くし非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂の屈
折率に近づけ透明性を高めるという点から好ましい。
【0009】共重合可能なビニル単量体としては(メ
タ)アクリル酸エステルとはアクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステル化合物、具体的にはメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の
炭素数1〜8のアルコールの(メタ)アクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、ビニリ
デンシアナート、1,2−ジシアノエチレン等のシアン
化ビニル化合物、マレイミド系化合物、(メタ)アクリ
ル酸等が挙げられる。
タ)アクリル酸エステルとはアクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステル化合物、具体的にはメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の
炭素数1〜8のアルコールの(メタ)アクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、ビニリ
デンシアナート、1,2−ジシアノエチレン等のシアン
化ビニル化合物、マレイミド系化合物、(メタ)アクリ
ル酸等が挙げられる。
【0010】架橋性単量体としては、例えば、ジビニル
ベンゼンモノエチレングリコールジメタクリレート、ポ
リエチレングリコールジメタクリレートなどが挙げられ
るがこれらに限定されるものではない。架橋単量体は5
重量%を超えて用いると衝撃強度の低下が見られるた
め、5〜0重量%の範囲で使用することが好ましい。ブ
タジエン系共重合体の平均粒子径は0.1μmを超える
と肥大しにくくなり、また最終組成物の衝撃強度、透明
性の低下が見られるため0.1μm以下であることが好
ましい。又下限は0.0001μm程度である。
ベンゼンモノエチレングリコールジメタクリレート、ポ
リエチレングリコールジメタクリレートなどが挙げられ
るがこれらに限定されるものではない。架橋単量体は5
重量%を超えて用いると衝撃強度の低下が見られるた
め、5〜0重量%の範囲で使用することが好ましい。ブ
タジエン系共重合体の平均粒子径は0.1μmを超える
と肥大しにくくなり、また最終組成物の衝撃強度、透明
性の低下が見られるため0.1μm以下であることが好
ましい。又下限は0.0001μm程度である。
【0011】このブタジエン系共重合体を肥大する方法
としては凍結法、機械的剪断力にて肥大する方法、酸性
物質を添加する方法等が挙げられるが、水溶性電解質を
用いグラフト重合中に凝集肥大させる方法、または、
(メタ)アクリル酸エステルと不飽和酸の共重合体から
なる酸基含有ラテックスを用いる方法が生産性、設備費
用の面から好ましい。
としては凍結法、機械的剪断力にて肥大する方法、酸性
物質を添加する方法等が挙げられるが、水溶性電解質を
用いグラフト重合中に凝集肥大させる方法、または、
(メタ)アクリル酸エステルと不飽和酸の共重合体から
なる酸基含有ラテックスを用いる方法が生産性、設備費
用の面から好ましい。
【0012】水溶性電解質としては例えばNa+、K+、
Ca++、Al+++、NH4 +、H+などや、Cl-、Br-、
SO4 --、S2O3 --、NO3 -、NO2 -、PO4 ---、CO3
--、OH-などに解離する化合物などが挙げられる。該
化合物の具体的例としては、例えばNaCl、KCl、
Na2SO4、CaCl2、AlCl3などが挙げられる。
該化合物の添加量は0.5〜5部であるのが好ましい。
添加部数が5部をこえると重合スケールが多くなりかち
であり、0.5部未満では肥大が起こりにくくなる。
Ca++、Al+++、NH4 +、H+などや、Cl-、Br-、
SO4 --、S2O3 --、NO3 -、NO2 -、PO4 ---、CO3
--、OH-などに解離する化合物などが挙げられる。該
化合物の具体的例としては、例えばNaCl、KCl、
Na2SO4、CaCl2、AlCl3などが挙げられる。
該化合物の添加量は0.5〜5部であるのが好ましい。
添加部数が5部をこえると重合スケールが多くなりかち
であり、0.5部未満では肥大が起こりにくくなる。
【0013】酸基含有ラテックスに用いられる(メタ)
アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸と炭
素数が1〜12の直鎖あるいは側鎖を有するアルコール
のエステルが使用できる。また、不飽和酸としてはアク
リル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、イタコン酸モノ
エステル、マレイン酸モノエステル、クロトン酸等が挙
げられる。
アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸と炭
素数が1〜12の直鎖あるいは側鎖を有するアルコール
のエステルが使用できる。また、不飽和酸としてはアク
リル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、イタコン酸モノ
エステル、マレイン酸モノエステル、クロトン酸等が挙
げられる。
【0014】本発明に用いられるコアシェル型グラフト
共重合体(A)は上記のようにして得られたゴム粒子4
0〜85重量部をコア層とし芳香族ビニル単量体30〜
100重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70
〜0重量%及びそれらと共重合可能なビニル単量体0〜
20重量%からなる単量体混合物15〜60重量部を重
合して得られるシェル層を有する、平均粒子径0.1〜
5μmのものである。シェル層を作る単量体混合物の仕
込み方法などに特に制限はなく、連続1段追加、2段追
加などの方法が用いられる。
共重合体(A)は上記のようにして得られたゴム粒子4
0〜85重量部をコア層とし芳香族ビニル単量体30〜
100重量%、(メタ)アクリル酸アルキルエステル70
〜0重量%及びそれらと共重合可能なビニル単量体0〜
20重量%からなる単量体混合物15〜60重量部を重
合して得られるシェル層を有する、平均粒子径0.1〜
5μmのものである。シェル層を作る単量体混合物の仕
込み方法などに特に制限はなく、連続1段追加、2段追
加などの方法が用いられる。
【0015】シェル層を形成する(メタ)アクリル酸エ
ステルとはアクリル酸またはメタクリル酸のエステル化
合物であり具体的にはメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の炭素数1〜8の
アルコールの(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ
る。また芳香族ビニル化合物とは同一分子内に一個のビ
ニル性二重結合と一個以上のベンゼン核を有する化合物
であり、具体的にはスチレン、4−メトキシスチレン、
4−エトキシスチレン、4−プロポキシスチレン、4−
ブトキシスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルス
チレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、
2,5−ジメチルスチレン、2−クロロスチレン、3−
クロロスチレン、4−クロロスチレン、2,4−ジクロ
ロスチレン、4−ブロモスチレン、2,5−ジクロロス
チレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。その他共
重合可能な成分としてはアクリロニトリル、メタアクリ
ロニトリル、ビニリデンシアナート、1,2−ジシアノ
エチレン等のシアン化ビニル化合物、マレイミド系化合
物、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。グラフト共重
合体の粒子径は0.1μmより小さいと衝撃強度の向上
の程度が小さく、0.5μmを超えると透明性の低下が
大きいため、0.1〜0.5μmであることが好まし
い。
ステルとはアクリル酸またはメタクリル酸のエステル化
合物であり具体的にはメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の炭素数1〜8の
アルコールの(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ
る。また芳香族ビニル化合物とは同一分子内に一個のビ
ニル性二重結合と一個以上のベンゼン核を有する化合物
であり、具体的にはスチレン、4−メトキシスチレン、
4−エトキシスチレン、4−プロポキシスチレン、4−
ブトキシスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルス
チレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、
2,5−ジメチルスチレン、2−クロロスチレン、3−
クロロスチレン、4−クロロスチレン、2,4−ジクロ
ロスチレン、4−ブロモスチレン、2,5−ジクロロス
チレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。その他共
重合可能な成分としてはアクリロニトリル、メタアクリ
ロニトリル、ビニリデンシアナート、1,2−ジシアノ
エチレン等のシアン化ビニル化合物、マレイミド系化合
物、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。グラフト共重
合体の粒子径は0.1μmより小さいと衝撃強度の向上
の程度が小さく、0.5μmを超えると透明性の低下が
大きいため、0.1〜0.5μmであることが好まし
い。
【0016】本発明により改質される非晶質ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂は結晶度が実質認められない
か、または結晶度を少し有していてもそのレベルが透明
性に悪影響を受けないような充分低い物である。例え
ば、50%モル以上がエチレングリコールであるジオー
ルと、50%モル以上がテレフタル酸またはそのアルキ
ルエステルであるジカルボン酸類を縮重合して得られる
ホモポリマー、コポリマーまたはこれらの混合物を挙げ
ることができ、コポリマーとしては、例えば、全カルボ
ン酸類の50モル%以下の範囲で他のジカルボン酸、例
えば、イソフタル酸あるいはハロゲン化テレフタル酸を
共重合したものや、全ジオールの50モル%以下の範囲
でポリ(アルキレングリコール)、具体的にはジエチレ
ングリコールを共重合したものまたは、C3〜C12の
アルキレングリコール例えば、1,4−シクロヘキサン
ジメタノールを共重合したものが挙げられる。
ンテレフタレート系樹脂は結晶度が実質認められない
か、または結晶度を少し有していてもそのレベルが透明
性に悪影響を受けないような充分低い物である。例え
ば、50%モル以上がエチレングリコールであるジオー
ルと、50%モル以上がテレフタル酸またはそのアルキ
ルエステルであるジカルボン酸類を縮重合して得られる
ホモポリマー、コポリマーまたはこれらの混合物を挙げ
ることができ、コポリマーとしては、例えば、全カルボ
ン酸類の50モル%以下の範囲で他のジカルボン酸、例
えば、イソフタル酸あるいはハロゲン化テレフタル酸を
共重合したものや、全ジオールの50モル%以下の範囲
でポリ(アルキレングリコール)、具体的にはジエチレ
ングリコールを共重合したものまたは、C3〜C12の
アルキレングリコール例えば、1,4−シクロヘキサン
ジメタノールを共重合したものが挙げられる。
【0017】本発明のコアシェル型グラフト共重合体
(A)は乳化重合、懸濁重合、溶液重合等で得ることが
できるが乳化重合が好ましい。乳化重合については公知
の乳化方法、重合順序によって製造される。本発明の樹
脂組成物を製造する方法としては成分(A)及び、
(B)を各々予め単独に製造したのちに通常のブレンド
方法であるヘンシェルミキサー、タンブラーなどを使用
して混合したのち、単軸押出機、二軸押出機バンバリー
ミキサーなど通常の賦形に用いられる装置により賦形し
て樹脂組成物となす方法を採用することができる。ま
た、本発明の樹脂組成物には通常の添加剤として使用さ
れる抗酸化剤、熱安定剤、耐光性向上剤、紫外線吸収
剤、滑剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、摺動性向上
剤、着色剤などを添加しても差し支えない。
(A)は乳化重合、懸濁重合、溶液重合等で得ることが
できるが乳化重合が好ましい。乳化重合については公知
の乳化方法、重合順序によって製造される。本発明の樹
脂組成物を製造する方法としては成分(A)及び、
(B)を各々予め単独に製造したのちに通常のブレンド
方法であるヘンシェルミキサー、タンブラーなどを使用
して混合したのち、単軸押出機、二軸押出機バンバリー
ミキサーなど通常の賦形に用いられる装置により賦形し
て樹脂組成物となす方法を採用することができる。ま
た、本発明の樹脂組成物には通常の添加剤として使用さ
れる抗酸化剤、熱安定剤、耐光性向上剤、紫外線吸収
剤、滑剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、摺動性向上
剤、着色剤などを添加しても差し支えない。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例、比較例の中で各種の物性の評価方法は下記の方
法によった。また、部及び%は特にこだわらない限り重
量部、重量%を表す。
実施例、比較例の中で各種の物性の評価方法は下記の方
法によった。また、部及び%は特にこだわらない限り重
量部、重量%を表す。
【0019】アイゾッド衝撃強度 JIS K−7110に従い室温(23℃)にて測定し
た。試験片は1/8″ノッチ付き射出成形品とした。
た。試験片は1/8″ノッチ付き射出成形品とした。
【0020】透明性 ASTM D−1003に従い測定した。試験片は3mm
厚射出成形品を用いた。
厚射出成形品を用いた。
【0021】平均粒子径 グラフト共重合体のラテックスを用いマイクロトラック
社製 粒度分析計UPAにて測定した。
社製 粒度分析計UPAにて測定した。
【0022】(実施例1)純水200部、オレイン酸ソ
ーダ1.5部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジア
ミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.005
部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ0.2
部、リン酸三カリウム0.2部、ブタジエン60部、ス
チレン40部、ジビニルベンゼン1.0部及びジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を攪拌
機つき重合容器に仕込み50℃で15時間重合させ重合
転化率99%、平均粒子径0.08μmのゴムラテック
ス(a)を得た。
ーダ1.5部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジア
ミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.005
部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ0.2
部、リン酸三カリウム0.2部、ブタジエン60部、ス
チレン40部、ジビニルベンゼン1.0部及びジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を攪拌
機つき重合容器に仕込み50℃で15時間重合させ重合
転化率99%、平均粒子径0.08μmのゴムラテック
ス(a)を得た。
【0023】上記ゴムラテックス(a)180部(固形
分60部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、
エチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na
塩0.004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸
ソーダ0.1部および塩化カリウム(肥大化剤)2.3
部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタアクリ
レート12部およびクメンハイドロパーオキサイト0.
2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μmのコ
アシェル型グラフト共重合体のラテックスを得た。得ら
れたグラフト共重合体ラテックスを塩酸で凝固させ、熱
処理、洗浄、脱水、乾燥の後粉末状のグラフト共重合体
を得た。
分60部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、
エチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na
塩0.004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸
ソーダ0.1部および塩化カリウム(肥大化剤)2.3
部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタアクリ
レート12部およびクメンハイドロパーオキサイト0.
2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μmのコ
アシェル型グラフト共重合体のラテックスを得た。得ら
れたグラフト共重合体ラテックスを塩酸で凝固させ、熱
処理、洗浄、脱水、乾燥の後粉末状のグラフト共重合体
を得た。
【0024】(実施例2)純水200部、ジオクチルス
ルホコハク酸ナトリウム0.2部、ナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート0.4部、エチレンジアミン
テトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部、硫
酸第一鉄0.0025部を反応機を攪拌しながら窒素気
流中に65℃まで昇温し、メチルメタアクリレート90
部、メタアクリル酸10部、ターシャリードデシルメル
カプタン0.2部、クメンハイドロパーオキサイド0.
1部の単量体混合物を連続滴下した。滴下終了後一時間
攪拌し、酸基含有ラテックスを得た。
ルホコハク酸ナトリウム0.2部、ナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート0.4部、エチレンジアミン
テトラアセティックアシッド・2Na塩0.01部、硫
酸第一鉄0.0025部を反応機を攪拌しながら窒素気
流中に65℃まで昇温し、メチルメタアクリレート90
部、メタアクリル酸10部、ターシャリードデシルメル
カプタン0.2部、クメンハイドロパーオキサイド0.
1部の単量体混合物を連続滴下した。滴下終了後一時間
攪拌し、酸基含有ラテックスを得た。
【0025】ゴムラテックス(a)100重量部に上記
酸基含有ラテックスを4重量部を25℃の温度で添加
後、攪拌しながら加温して60℃まで40分かけ昇温
し、更にその温度で攪拌を更に30分続けて肥大を完了
させゴムラテックス(b)を得た。平均粒径は0.13
μm上記ゴムラテックス(b)180部(固形分60
部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.
004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ
0.1部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタ
アクリレート12部およびクメンハイドロパーオキサイ
ト0.2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μ
mのコアシェル型グラフト共重合体のラテックスを得
た。得られたグラフト共重合体ラテックスを塩酸で凝固
させ、熱処理、洗浄、脱水、乾燥の後粉末状のグラフト
共重合体を得た。
酸基含有ラテックスを4重量部を25℃の温度で添加
後、攪拌しながら加温して60℃まで40分かけ昇温
し、更にその温度で攪拌を更に30分続けて肥大を完了
させゴムラテックス(b)を得た。平均粒径は0.13
μm上記ゴムラテックス(b)180部(固形分60
部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.
004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ
0.1部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタ
アクリレート12部およびクメンハイドロパーオキサイ
ト0.2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μ
mのコアシェル型グラフト共重合体のラテックスを得
た。得られたグラフト共重合体ラテックスを塩酸で凝固
させ、熱処理、洗浄、脱水、乾燥の後粉末状のグラフト
共重合体を得た。
【0026】(実施例3)酸基含有ラテックスの量が
2.5重量部であり、肥大ゴム粒子の平均粒径が0.2
7μmである以外実施例2と同じようにしてグラフト共
重合体を得た。
2.5重量部であり、肥大ゴム粒子の平均粒径が0.2
7μmである以外実施例2と同じようにしてグラフト共
重合体を得た。
【0027】(比較例1)実施例1で得られたゴムラテ
ックス(a)45部(固形分15部)、純水200部、
オレイン酸ソーダ0.2部、硫酸第一鉄0.0017
部、エチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2
Na塩0.0045部、フォルムアルデヒドスルフォキ
シル酸ソーダ0.17部、リン酸三カリウム0.17
部、ブタジエン51部、スチレン34部、ジビニルベン
ゼン0.85部及びジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド0.085部を攪拌機付き重合容器に仕込
み50℃で重合し、6時間目、12時間目にオレイン酸
ソーダ0.3部ずつを添加し、18時間目にオレイン酸
ソーダ0.475部を添加し24時間で重合添加率99
%、平均粒子径0.14μmのゴムラテックス(d)を
得た。上記ゴムラテックス(d)180部(固形分60
部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.
004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ
0.1部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタ
アクリレート12部およびクメンハイドロパーオキサイ
ト0.2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μ
mのコアシェル型グラフト共重合体のラテックスを得
た。得られた粒子の肥大を行なわないゴム粒子を用いた
グラフト共重合体ラテックスを実施例1と同様の方法で
後処理し粉末状のグラフト共重合体を得た。
ックス(a)45部(固形分15部)、純水200部、
オレイン酸ソーダ0.2部、硫酸第一鉄0.0017
部、エチレンジアミンテトラアセティックアシッド・2
Na塩0.0045部、フォルムアルデヒドスルフォキ
シル酸ソーダ0.17部、リン酸三カリウム0.17
部、ブタジエン51部、スチレン34部、ジビニルベン
ゼン0.85部及びジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド0.085部を攪拌機付き重合容器に仕込
み50℃で重合し、6時間目、12時間目にオレイン酸
ソーダ0.3部ずつを添加し、18時間目にオレイン酸
ソーダ0.475部を添加し24時間で重合添加率99
%、平均粒子径0.14μmのゴムラテックス(d)を
得た。上記ゴムラテックス(d)180部(固形分60
部)、純水200部、硫酸第一鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティックアシッド・2Na塩0.
004部、フォルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ
0.1部を混合し70℃でスチレン28部、メチルメタ
アクリレート12部およびクメンハイドロパーオキサイ
ト0.2部の混合液を連続添加し、平均粒径0.15μ
mのコアシェル型グラフト共重合体のラテックスを得
た。得られた粒子の肥大を行なわないゴム粒子を用いた
グラフト共重合体ラテックスを実施例1と同様の方法で
後処理し粉末状のグラフト共重合体を得た。
【0028】(比較例2)塩化カリウムを用いない以外
実施例1と同じようにしてグラフト共重合体を得た。 (比較例3)酸基含有ラテックスの量が1.5部であ
り、肥大ゴム粒子の平均粒径が0.9μmでる以外実施
例2と同じようにして平均粒径1.0μmのコアシェル
型グラフト共重合体を得た。
実施例1と同じようにしてグラフト共重合体を得た。 (比較例3)酸基含有ラテックスの量が1.5部であ
り、肥大ゴム粒子の平均粒径が0.9μmでる以外実施
例2と同じようにして平均粒径1.0μmのコアシェル
型グラフト共重合体を得た。
【0029】非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂
(Eastman Chemical社製Estar6
763)80部に対して上記のグラフト共重合をそれぞ
れ20重量部添加し、予備混合し、田畑機械製40mm
単軸押出機、設定温度220℃で溶融混練しペレットを
得た。得られたペレットを70℃にて5時間以上乾燥
後、160t射出成形機を用いシリンダー温度240
℃、金型温度40℃で1/8″アイゾッド試験片、10
0mm×100mm×3mm厚平板試験片を得た。得ら
れたグラフト共重合体の粒子径と光線透過率およびアイ
ゾット衝撃強度の値を表1に示す。
(Eastman Chemical社製Estar6
763)80部に対して上記のグラフト共重合をそれぞ
れ20重量部添加し、予備混合し、田畑機械製40mm
単軸押出機、設定温度220℃で溶融混練しペレットを
得た。得られたペレットを70℃にて5時間以上乾燥
後、160t射出成形機を用いシリンダー温度240
℃、金型温度40℃で1/8″アイゾッド試験片、10
0mm×100mm×3mm厚平板試験片を得た。得ら
れたグラフト共重合体の粒子径と光線透過率およびアイ
ゾット衝撃強度の値を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、非晶質ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂の光学的性質を大きく損なうこと無
く耐衝撃性が改良された樹脂組成物が得られ工業的にも
有用である。
レフタレート系樹脂の光学的性質を大きく損なうこと無
く耐衝撃性が改良された樹脂組成物が得られ工業的にも
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BN122 BN142 BN162 CF061 GG01 GG02 4J100 AB02Q AB03Q AB04Q AB07Q AB08Q AB09Q AB16S AJ02R AL03P AL03R AL04P AL04R AL62S AL66S AM02R AM07R AM08R AM43R AS02P BA04Q BA05Q BA06Q BA08S CA01 CA04 CA05 DA52 DA62 EA07 EA09 GC19
Claims (3)
- 【請求項1】 ブタジエン30〜100重量%、芳香族
ビニル単量体または芳香族(メタ)アクリレート単量体
70〜0重量%、これらと共重合可能なビニル単量体1
0〜0重量%及び架橋性単量体5〜0重量%からなり、
平均粒子径が0.1μm以下であるブタジエン系共重合
体を肥大して得られるゴム粒子40〜85重量部をコア
層とし、芳香族ビニル単量体30〜100重量%、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単量体70〜0重量%
及びそれらと共重合可能なビニル単量体0〜20重量%
からなる単量体混合物15〜60重量部を重合して得ら
れるシェル層を有する平均粒子径0.1〜0.5μmの
コアシェル型グラフト共重合体(A)1〜30重量%と
非晶質ポリエチレンテレフタレート系樹脂(B)99〜
70重量%からなる樹脂組成物。 - 【請求項2】ブタジエン系共重合体を肥大して得られる
ゴム粒子がブタジエン共重合体を水溶性電解質を用いて
凝集肥大させたゴム粒子である請求項1記載の樹脂組成
物。 - 【請求項3】ブタジエン系共重合体を肥大して得られる
ゴム粒子が(メタ)アクリル酸エステルと不飽和酸の共
重合体からなる酸基含有ラテックスを用いて肥大させた
ゴム粒子である請求項1記載の樹脂組成物。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218892A JP2001040193A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | ポリエステル系樹脂組成物 |
EP00944364A EP1125983A4 (en) | 1999-08-02 | 2000-07-10 | POLYESTER RESIN COMPOSITION |
PCT/JP2000/004582 WO2001009244A1 (fr) | 1999-08-02 | 2000-07-10 | Composition de resine polyester |
AU58513/00A AU5851300A (en) | 1999-08-02 | 2000-07-10 | Polyester resin composition |
CA002345543A CA2345543A1 (en) | 1999-08-02 | 2000-07-10 | Polyester resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218892A JP2001040193A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | ポリエステル系樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040193A true JP2001040193A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16726950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11218892A Pending JP2001040193A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | ポリエステル系樹脂組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1125983A4 (ja) |
JP (1) | JP2001040193A (ja) |
AU (1) | AU5851300A (ja) |
CA (1) | CA2345543A1 (ja) |
WO (1) | WO2001009244A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180033653A (ko) * | 2016-09-26 | 2018-04-04 | 주식회사 엘지화학 | Mbs계 충격보강제 및 이를 포함하는 폴리염화비닐 수지 조성물 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2503295A1 (en) * | 2002-10-24 | 2004-05-06 | Kaneka Corporation | Amorphous polyester resin composition |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3733838A1 (de) * | 1987-10-07 | 1989-04-20 | Basf Ag | Glasfaserverstaerkte thermoplastische formmassen auf der basis von poyestern und pfropfpolymerisaten |
CA2077845A1 (en) * | 1991-10-01 | 1993-04-02 | I-Chung W. Wang | High impact, gasoline staining resistant, polyester/polycarbonate molding compositions with improved uniformity in color appearance |
TW246657B (ja) * | 1991-12-05 | 1995-05-01 | Mitsubishi Gas Chemical Co | |
JP3235939B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2001-12-04 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリエステル樹脂組成物 |
JPH09208810A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-12 | Polyplastics Co | ポリエステル樹脂組成物 |
WO2000002963A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Kaneka Corporation | Composition a base de resine thermoplastique resistant aux chocs |
-
1999
- 1999-08-02 JP JP11218892A patent/JP2001040193A/ja active Pending
-
2000
- 2000-07-10 WO PCT/JP2000/004582 patent/WO2001009244A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2000-07-10 CA CA002345543A patent/CA2345543A1/en not_active Abandoned
- 2000-07-10 EP EP00944364A patent/EP1125983A4/en not_active Withdrawn
- 2000-07-10 AU AU58513/00A patent/AU5851300A/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180033653A (ko) * | 2016-09-26 | 2018-04-04 | 주식회사 엘지화학 | Mbs계 충격보강제 및 이를 포함하는 폴리염화비닐 수지 조성물 |
KR102168348B1 (ko) | 2016-09-26 | 2020-10-21 | 주식회사 엘지화학 | Mbs계 충격보강제 및 이를 포함하는 폴리염화비닐 수지 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU5851300A (en) | 2001-02-19 |
EP1125983A1 (en) | 2001-08-22 |
CA2345543A1 (en) | 2001-02-08 |
WO2001009244A1 (fr) | 2001-02-08 |
EP1125983A4 (en) | 2004-03-31 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040806 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070724 |