JP2001040111A - 強力化二軸配向ポリプロピレンフィルム - Google Patents

強力化二軸配向ポリプロピレンフィルム

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JP2001040111A
JP2001040111A JP11210984A JP21098499A JP2001040111A JP 2001040111 A JP2001040111 A JP 2001040111A JP 11210984 A JP11210984 A JP 11210984A JP 21098499 A JP21098499 A JP 21098499A JP 2001040111 A JP2001040111 A JP 2001040111A
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polypropylene film
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Itsuo Nagai
逸夫 永井
Shigeru Tanaka
茂 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向の引張弾性率が高く、熱収縮率の低
い二軸配向ポリプロピレンフィルムで、かつ面配向係数
も高いことで従来の二軸配向ポリプロピレンフィルムよ
りも高い水蒸気バリア性能を有する二軸配向ポリプロピ
レンフィルムを提供する。 【解決手段】 メソペンタッド分率が98〜99.5%
のホモポリプロピレンを主たる成分とし、長手方向の屈
折率が1.512〜1.530の範囲にある強力化二軸
配向ポリプロピレンフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用途、工業用
途など広範な用途に好適な強力化二軸配向ポリプロピレ
ンフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物や資源の削減という社会的要請に
基づき、特に包装用途では材料の薄膜化への期待が大き
くなっている。現在例えば包装用で厚さ20μm程度の
二軸配向ポリプロピレンフィルムが用いられているのに
対し、18μmで同等の性能や加工適性が得られるので
あれば1割のゴミおよび資源の削減に繋がるからであ
る。この要求に対し、まず二軸配向ポリプロピレンフィ
ルムを強力化し、加工工程での張力に対する伸びを抑え
る必要がある。さらに、一般的に強力化することで熱収
縮率が上昇するが、これを現行の二軸配向ポリプロピレ
ンフィルム並に抑える必要がある。
【0003】二軸配向ポリプロピレンフィルムを長手方
向に再延伸して、長手方向に強いフィルムを作る方法
は、特公昭41−21790号公報、特公昭45−37
879号公報および特公昭49−18628号公報など
によって公知である。これら長手方向に強いフィルムの
幅方向の弱さを解消する目的で、特開昭56−5132
9号公報には、特定の溶融結晶化温度を有するポリプロ
ピレンシートを二軸延伸し、幅方向の屈折率と長手方向
の屈折率を特定の範囲の値とし、長手方向に再延伸する
方法が開示されている。しかしこの方法によっても長手
方向の引張弾性率は未だ不十分であり、熱収縮率は従来
の二軸延伸ポリプロピレンフィルムに比べ高いものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、上記した2つ相反する特性、即ち長手方向の引張弾
性率が高く、熱収縮率の低い二軸配向ポリプロピレンフ
ィルムを提供することにあり、かつ面配向係数も高いこ
とで従来の二軸配向ポリプロピレンフィルムよりも高い
水蒸気バリア性能を有する二軸配向ポリプロピレンフィ
ルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る強力化二軸配向ポリプロピレンフィル
ムは、メソペンタッド分率が98〜99.5%のホモポ
リプロピレンを主たる成分とし、長手方向の屈折率が
1.512〜1.530の範囲にあることを特徴とする
ものからなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について、望まし
い実施の形態とともに詳細に説明する。本発明でいうホ
モポリプロピレン(以下、PPと略称する場合があ
る。)とは、メソペンタッド分率が98〜99.5%の
ものである。メソペンタッド分率は、従来の規則性の指
標であるアイソタクチック度(アイソタクチック指数、
アイソタクチックインデックスという表現も用いられ
る。)とは異なり、アイソタクチックの立体構造の割合
を直接反映する指標である。メソペンタッド分率が上記
範囲未満であると、熱収縮率が大きくなり、上記範囲を
超えると製膜性が著しく悪化する。より好ましくは9
8.3〜99.3%の範囲である。
【0007】本発明の強力化二軸配向ポリプロピレンフ
ィルムは、上記ポリプロピレンを主たる成分とする。経
済性の観点から他のフィルムの回収原料を混入すること
が多く行われており、上記ポリプロピレン以外にメソペ
ンタッド分率の低いポリプロピレンや共重合ポリプロピ
レンが添加されることになるが、この場合、上記ポリプ
ロピレンが80wt%以上であることが強力化、低熱収
のために好ましい。
【0008】本発明におけるポリプロピレンのアイソタ
クチック度は95〜99.5%の範囲にあることが好ま
しく、さらに好ましくは95〜99%、最も好ましくは
96〜98.5%の範囲である。アイソタクチック度が
上記範囲未満であるとやはり熱収縮率が大きくなる場合
があり、上記範囲を超えると製膜性が悪くなる場合があ
る。
【0009】また、本発明におけるポリプロピレンのメ
ルトインデックスは1.5〜6g/10分、好ましくは
2.5〜5g/10分の範囲のものである。メルトイン
デックスが上記範囲より小さいと、熱収縮率が大きくな
る場合があり、逆に上記範囲より大きい場合は製膜性が
悪化する場合がある。
【0010】本発明の強力化二軸配向ポリプロピレンフ
ィルムの長手方向の屈折率は、1.512〜1.530
の範囲にある必要がある。長手方向の屈折率が上記範囲
より小さいと強力化が不十分である。上記範囲を超える
と、熱収縮率が増大したりボイドなどの生成により引張
弾性率が低下したり、水蒸気バリア性能が悪化したりす
る場合がある。より好ましくは1.515〜1.525
の範囲である。
【0011】次に本発明フィルムの密度は0.905〜
0.915g/cm3が好ましく、さらに好ましくは
0.907〜0.912g/cm3の範囲である。密度
が上記範囲より小さい場合は、強力化が困難であり、上
記範囲より大きい場合は、フィルム製膜性が悪化する場
合がある。
【0012】また、本発明の強力化二軸配向ポリプロピ
レンフィルムの120℃での長手方向の熱収縮率は、3
%以下であることが好ましい。熱収縮率が3%を超える
と、包装用途などで加工時に熱収縮が発生し、ラミネー
ションや印刷などの工程で種々のトラブルを誘起する場
合がある。より好ましくは2.5%以下である。
【0013】本発明の強力化二軸配向ポリプロピレンフ
ィルムの長手方向の引張弾性率は3GPa以上であるこ
とが好ましい。3GPa未満であると薄膜化を行った際
のフィルムの腰が不十分であったり、加工時の張力に対
する伸びが大きくなるなどにより好ましくない。より好
ましくは3.5GPa以上である。
【0014】次に本発明の強力化二軸配向ポリプロピレ
ンフィルムの面配向係数は、0.0135〜0.015
5の範囲にあることが好ましい。面配向係数が上記範囲
より小さいと、水蒸気バリア性能が悪化する場合があ
り、上記範囲を超えるとボイドなどの発生により水蒸気
バリア性能が悪化したり引張弾性率が低下する場合があ
る。より好ましくは、0.0138〜0.015の範囲
である。
【0015】本発明のフィルムの水蒸気透過率は、20
μm厚みに換算して6g/m2day以下が好ましい。
6g/m2dayを超えた場合、薄膜化を行った際に水
蒸気バリア性能が不十分となる場合がある。
【0016】本発明のフィルムは、必要に応じヒートシ
ール性や、滑り性や耐ブロッキング性付与のためのラミ
ネート層を少なくとも一方の表層に設けることができる
が、本発明の目的のためにはこれらラミネート層の合計
厚みは、全体のフィルム厚みの1/5以下であることが
好ましい。
【0017】本発明フィルムの製造方法は特に限定され
ないが、逐次二軸延伸では通常の逐次二軸延伸を行った
後、さらに長手方向に延伸する方式や、長手方向に2段
で延伸を行った後、幅方向に延伸する方式が強力化のた
めに好ましい。また同時二軸延伸法も強力化のために望
ましい。さらに同時二軸延伸を行った後、長手方向に再
延伸することや、最初長手方向の延伸を行った後、同時
二軸延伸を行うことなども強力化のために好ましい。こ
こでは同時二軸延伸による方法の一例を述べる。
【0018】本発明のメソペンタッド分率のポリプロピ
レン樹脂を準備し、押出機に供給して230〜290℃
の温度で融解させ、濾過フィルターを経た後、スリット
状口金から押し出し、金属ドラムに巻き付けてシート状
に冷却固化せしめ未延伸フィルムとする。この場合、冷
却用ドラムの温度は20〜60℃とし、フィルムを結晶
化させることが好ましいが、キャストドラム温度が高す
ぎると結晶化が進行しすぎ延伸性が悪くなるため注意が
必要である。
【0019】この未延伸フィルムをたとえばパンタグラ
フ方式の同時二軸延伸機で二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。未延伸フィルムを115〜150℃の温度に加熱
し、145℃〜163℃の温度で長手方向延伸倍率7〜
12倍、幅方向に3〜6倍の延伸倍率で同時に延伸し、
必要に応じさらに長手方向に1.2〜2.4倍に再延伸
した後、150〜165℃でそれぞれの方向に5〜20
%の範囲の弛緩を与えながら熱処理し、その後冷却す
る。
【0020】本発明の強力化二軸配向ポリプロピレンフ
ィルムは、引張弾性率が高く、フィルムを薄膜化しても
十分な腰を有することから包装用、工業用等に好ましく
用いることができる。また、熱収縮率が低く、水蒸気バ
リア性能に優れることも特長である。
【0021】[特性値の測定法]本発明で用いられてい
る用語および測定法を以下にまとめて説明する。 (1)メソペンタッド分率 PP樹脂をo−ジクロロベンゼン−D6に溶解させ、J
EOL製JNM−GX270装置を用い、共鳴周波数6
7.93MHzで13C−NMRを測定した。得られたス
ペクトルの帰属、およびメソペンタッド分率の計算につ
いては、T.Hayashiらが行った方法(Poly
mer、29、138〜143(1988))に基づ
き、メチル基由来のスペクトルについて、mmmmmm
ピークを21.855ppmとして各ピークの帰属を行
い、ピーク面積を求めてメチル基由来全ピーク面積に対
する比率を百分率で表示した。詳細な測定条件は以下の
とおりである。 測定濃度:15〜20wt% 測定溶媒:o−ジクロロベンゼン(90wt%)/ベンゼ
ン−D6(10wt%) 測定温度:120〜130℃ 共鳴周波数:67.93MHz パルス幅:10μ秒(45°パルス) パルス繰り返し時間:7.091秒 データ点:32K 積算回数:8168 測定モード:ノイズデカップリング
【0022】(2)アイソタクチック度 樹脂を60℃以下の温度のn−ヘプタンで2時間抽出
し、ポリプロピレンへの添加物を除去する。その後13
0℃で2時間真空乾燥する。これから重量W(mg)の
試料を取り、ソックスレー抽出器に入れ沸騰n−ヘプタ
ンで12時間抽出する。次に、この試料を取り出し、ア
セトンで十分洗浄した後、130℃で6時間真空乾燥
し、その後常温まで冷却し、重量W’(mg)を測定
し、次式で求めた。 アイソタクチック度=(W’/W)×100(%)。
【0023】(3)メルトインデックス ASTM−D−1238に準じて、230℃、2.16
kgの条件で測定した。
【0024】(4)密度 ASTM−D1505に規定の方法に従って測定した。
【0025】(5)面配向係数fn アッベの屈折計を用いて、フィルムの長手方向の屈折率
(Ny)、幅方向の屈折率(Nx)、厚み方向の屈折率
(Nz)を測定した。下記の式で面配向係数fnを求め
た。なお、測定時の光源には、ナトリウムD線を用い、
マウント液としては、サリチル酸メチルを用いた。 fn=(Nx+Ny)/2−Nz
【0026】(6)熱収縮率 フィルムから、長さ200mm、幅10mmの試料を切
り取る(熱収縮率を測定する方向を長さ方向とする)。
この試料を120℃の熱風循環オーブン中に15分間保
持した後、室温中に取り出し、その長さを測定する。そ
の長さをL(mm)とすれば、熱収縮率は次式で求めら
れる。 熱収縮率(%)=100×(200-L)/200
【0027】(7)引張弾性率 JIS−Z1702に規定された方法に従って、インス
トロンタイプの引張試験機を用いて、25℃、65%R
Hにて測定した。
【0028】(8)水蒸気バリア性能 Modern Controls社製水蒸気透過率測定
装置Permatran W3/31を用い、40℃、
100%RHの条件で水蒸気透過率を測定した。なお、
水蒸気透過率は、フィルムの厚みに逆比例するため、そ
れぞれのサンプルでフィルム厚み20μmでの値に換算
した。
【0029】
【実施例】次に実施例に基づいて、本発明を説明する。 実施例1 メソペンタッド分率99.3%(アイソタクチック度:
98.2%、メルトインデックス:3.5g/10分)
のポリプロピレン樹脂を押出機に供給し、250℃で溶
融押出し、濾過フィルターを経た後、スリット状口金か
ら押し出し、30℃の金属ドラムに巻き付けてシート状
に成形した。
【0030】このシートを145℃で予熱し、パンタグ
ラフ方式の同時二軸延伸装置で158℃の温度で長手方
向に9倍、幅方向に6.5倍に同時に延伸し、165℃
の温度で長手方向に5%、幅方向に10%の弛緩を与え
つつ熱処理して冷却し、15μmの二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムを得た。
【0031】実施例2 ポリプロピレン樹脂をメソペンタッド分率98.2%
(アイソタクチック度:98.5%、メルトインデック
ス:4.1g/10分)とした以外は実施例1と同様の
条件で作成したフィルムを実施例2とした。
【0032】実施例3 実施例1と同じポリプロピレン樹脂を用い、長手方向延
伸倍率を8倍、幅方向延伸倍率を7倍としたものを実施
例3とした。
【0033】実施例4 実施例1と同じポリプロピレン樹脂を用い、実施例1と
同じ方法で未延伸フィルムを作成した。この未延伸フィ
ルムを逐次二軸延伸に再縦延伸を加え二軸配向ポリプロ
ピレンフィルムを作成した。未延伸フィルムを135℃
で予熱し、138℃で長手方向に5倍延伸して冷却し、
引き続きテンターに導入して160℃で幅方向に9倍延
伸し、さらに163℃で1.4倍に長手方向に延伸し、
165℃で幅方向に8%の弛緩を加えながら熱処理を行
い、冷却して巻き取ったものを実施例4とした。
【0034】実施例5 実施例3と同様に同時二軸延伸したフィルムを、さらに
長手方向に165℃で1.3倍で再縦延伸を行い、実施
例1と同じ条件で熱処理したものを実施例5とした。
【0035】比較例1 ポリプロピレン原料をメソペンタッド分率97.8%
(アイソタクチック度:98.3%、メルトインデック
ス:2.9g/10分)とした以外は実施例1と同様の
条件で作成したフィルムを比較例1とした。
【0036】比較例2 実施例1と同じ方法で未延伸フィルムを作成し、逐次二
軸延伸で二軸配向ポリプロピレンフィルムを作成した。
未延伸フィルムを135℃で予熱し、138℃で長手方
向に5倍延伸して冷却し、引き続きテンターに導入して
160℃で幅方向に9倍延伸し、幅方向に10%の弛緩
を与えながら163℃で熱処理し巻き取った。
【0037】比較例3 PP原料をメソペンタッド分率99.7%(アイソタク
チック度:99.3%、メルトインデックス:2.2g
/10分)を用いた以外は実施例1と同じ条件で作成し
たフィルムを比較例3とした。
【0038】比較例4 実施例1で、長手方向延伸倍率を12倍、幅方向延伸倍
率を5倍とした以外は同じ条件で作成したフィルムを比
較例4とした。
【0039】これらフィルムの特性を表1に示す。本発
明の二軸配向ポリプロピレンフィルムは、特定のメソペ
ンタッド分率と長手方向の屈折率を有することから、引
張弾性率が高く、熱収縮率も低くすることができる。ま
た面配向係数も高く、水蒸気バリア性能も優れたものと
することができる。一方、比較例1では、メソペンタッ
ド分率が低く、長手方向屈折率も低いことから引張弾性
率が不十分であり、熱収縮率も高いものとなった。比較
例2では、長手方向の屈折率が低く、引張弾性率が不十
分であった。比較例3では、メソペンタッド分率が高す
ぎるために安定な製膜が困難であり、長手方向屈折率も
高く熱収縮率が大きくなった。比較例4も長手方向屈折
率が高すぎ、熱収縮率が大きく、面配向係数が高い割に
はボイドの影響か水蒸気透過率も不十分であった。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の強力化二軸配向ポリプロピレン
フィルムは、引張弾性率が高く、フィルムを薄膜化して
も十分な腰を有することから包装用、工業用等に好まし
く用いることができる。また、熱収縮率が低く、ガスバ
リア性能(水蒸気バリア性能)に優れることも特長であ
り、やはり薄膜化を行っても十分なガスバリア性能を発
現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA20 AA89 AF20Y AF31Y AF43Y AH04 BB08 BC01 BC12 4F210 AA11A AA11C AG01 AH54 QA02 QC05 QG01 QG11 QG18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メソペンタッド分率が98〜99.5%
    のホモポリプロピレンを主たる成分とし、長手方向の屈
    折率が1.512〜1.530の範囲にあることを特徴
    とする強力化二軸配向ポリプロピレンフィルム。
  2. 【請求項2】 長手方向の引張弾性率が3GPa以上で
    ある請求項1の強力化二軸配向ポリプロピレンフィル
    ム。
  3. 【請求項3】 長手方向の120℃の熱収縮率が3%以
    下である請求項1または2に記載の強力化二軸配向ポリ
    プロピレンフィルム。
  4. 【請求項4】 面配向係数が0.0135〜0.015
    5の範囲にある請求項1〜3のいずれかに記載の強力化
    二軸配向ポリプロピレンフィルム。
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