JP2001040016A - 合成樹脂エマルジョンおよびその粉末 - Google Patents
合成樹脂エマルジョンおよびその粉末Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/12—Polymerisation in non-solvents
- C08F2/16—Aqueous medium
- C08F2/22—Emulsion polymerisation
- C08F2/24—Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents
- C08F2/28—Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents cationic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パルプや繊維、無機物等に対する吸着性に優
れた合成樹脂エマルジョンが得ること、および水への再
分散性、造膜性、耐ブロッキング性に優れたカチオン性
合成樹脂エマルジョン粉末を得ること。 【解決手段】 カチオン基およびメルカプト基を有する
ビニルアルコール系重合体の存在下に、エチレン性不飽
和単量体及びジエン系単量体から選ばれる1種あるいは
2種以上の単量体を乳化重合して得られるエマルジョ
ン、および前記エマルジョンを噴霧乾燥して得られる合
成樹脂エマルジョン粉末。
れた合成樹脂エマルジョンが得ること、および水への再
分散性、造膜性、耐ブロッキング性に優れたカチオン性
合成樹脂エマルジョン粉末を得ること。 【解決手段】 カチオン基およびメルカプト基を有する
ビニルアルコール系重合体の存在下に、エチレン性不飽
和単量体及びジエン系単量体から選ばれる1種あるいは
2種以上の単量体を乳化重合して得られるエマルジョ
ン、および前記エマルジョンを噴霧乾燥して得られる合
成樹脂エマルジョン粉末。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂エマルジ
ョンおよびその粉末に関し、さらに詳しくは、カチオン
基およびメルカプト基を有するビニルアルコール系重合
体を分散剤とし、エチレン性不飽和単量体及びジエン系
単量体から選ばれる1種あるいは2種以上の単量体単位
を有する合成樹脂エマルジョンおよびそれを粉末化した
合成樹脂エマルジョン粉末に関する。
ョンおよびその粉末に関し、さらに詳しくは、カチオン
基およびメルカプト基を有するビニルアルコール系重合
体を分散剤とし、エチレン性不飽和単量体及びジエン系
単量体から選ばれる1種あるいは2種以上の単量体単位
を有する合成樹脂エマルジョンおよびそれを粉末化した
合成樹脂エマルジョン粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂エマルジョン粉末は、合成樹脂
エマルジョンを噴霧乾燥することにより製造され、合成
樹脂エマルジョンに比べて粉末であることにより、取り
扱いおよび輸送の点で優れている。また、使用に際して
は、水を添加し、攪拌することにより容易に水中に再分
散するため、セメントあるいはモルタルへの混入剤、接
着剤、塗料用バインダーなどの広範な用途に使用されて
いる。一方、カチオン電荷を有する水性エマルジョン
は、パルプや繊維に対する吸着性に優れることから紙加
工用途や洗濯糊用途等に使用されている。その一例とし
て、紙加工用途では、近年の木材資源の不足や輸送費節
減のために印刷用紙の軽量化が進む中で、低比重かつパ
ルプに対する吸着性が優れ、しかも紙力が向上するとい
った効果がカチオン性合成樹脂エマルジョンで期待され
ている。しかしながら、合成樹脂エマルジョン粉末とし
て知られているものはビニルエステル系重合体がほとん
どであり、カチオン性合成樹脂エマルジョン粉末は知ら
れていない。従来のカチオン性合成樹脂エマルジョンで
は、それを噴霧乾燥して得られるエマルジョン粉末は、
分散質が容易に融着するため、水に再分散しないという
問題があった。
エマルジョンを噴霧乾燥することにより製造され、合成
樹脂エマルジョンに比べて粉末であることにより、取り
扱いおよび輸送の点で優れている。また、使用に際して
は、水を添加し、攪拌することにより容易に水中に再分
散するため、セメントあるいはモルタルへの混入剤、接
着剤、塗料用バインダーなどの広範な用途に使用されて
いる。一方、カチオン電荷を有する水性エマルジョン
は、パルプや繊維に対する吸着性に優れることから紙加
工用途や洗濯糊用途等に使用されている。その一例とし
て、紙加工用途では、近年の木材資源の不足や輸送費節
減のために印刷用紙の軽量化が進む中で、低比重かつパ
ルプに対する吸着性が優れ、しかも紙力が向上するとい
った効果がカチオン性合成樹脂エマルジョンで期待され
ている。しかしながら、合成樹脂エマルジョン粉末とし
て知られているものはビニルエステル系重合体がほとん
どであり、カチオン性合成樹脂エマルジョン粉末は知ら
れていない。従来のカチオン性合成樹脂エマルジョンで
は、それを噴霧乾燥して得られるエマルジョン粉末は、
分散質が容易に融着するため、水に再分散しないという
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カチ
オン性基およびメルカプト基を有するビニルアルコール
系重合体を分散剤とした、パルプや繊維、無機物等に対
する吸着性に優れた合成樹脂エマルジョン、および再分
散性、耐ブロッキング性に優れたカチオン性合成樹脂エ
マルジョン粉末を提供することにある。
オン性基およびメルカプト基を有するビニルアルコール
系重合体を分散剤とした、パルプや繊維、無機物等に対
する吸着性に優れた合成樹脂エマルジョン、および再分
散性、耐ブロッキング性に優れたカチオン性合成樹脂エ
マルジョン粉末を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の実
情に鑑み、鋭意検討した結果、カチオン性基およびメル
カプト基を有するビニルアルコール系重合体の存在下
で、エチレン性不飽和単量体及びジエン系単量体から選
ばれる1種あるいは2種以上の単量体を乳化重合したエ
マルジョンがパルプや繊維、無機物等に対する吸着性に
優れ、さらにこれを噴霧乾燥して得たカチオン性合成樹
脂エマルジョン粉末が、優れた水への再分散性、耐ブロ
ッキング性を有し、かつ再分散したエマルジョンは、パ
ルプや繊維に対する吸着性が優れるため紙加工用途や洗
濯糊用途などに有用であることを見出し、本発明を完成
するに至った。
情に鑑み、鋭意検討した結果、カチオン性基およびメル
カプト基を有するビニルアルコール系重合体の存在下
で、エチレン性不飽和単量体及びジエン系単量体から選
ばれる1種あるいは2種以上の単量体を乳化重合したエ
マルジョンがパルプや繊維、無機物等に対する吸着性に
優れ、さらにこれを噴霧乾燥して得たカチオン性合成樹
脂エマルジョン粉末が、優れた水への再分散性、耐ブロ
ッキング性を有し、かつ再分散したエマルジョンは、パ
ルプや繊維に対する吸着性が優れるため紙加工用途や洗
濯糊用途などに有用であることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の合成樹脂エマルジ
ョンおよびその粉末について詳細に説明する。本発明の
合成樹脂エマルジョン粉末において、エチレン性不飽和
単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブテン等
のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化オレフィン
類、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バ
ーサチック酸ビニル、ピバリン酸ビニル等のビニルエス
テル類、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアク
リル酸エステル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、
メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸オクタデシル等のメタクリル酸エステ
ル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニト
リル類、酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物、ス
チレン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレンスル
ホン酸およびそのナトリウム、カリウム塩等のスチレン
系単量体類、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−
ジメチルプロピル)−アンモニウムクロライド、3−ア
クリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、N−(3−アリルオキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)ジメチルアミンの4級アンモニウム塩、
N−(4−アリルオキシ−3−ヒドロキシブチル)ジエ
チルアミンの4級アンモニウム塩さらにはアクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルア
ミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチル
メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等
の4級アンモニウム塩、メタクリル酸ヒドロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、アクリル酸ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N
−ビニルピロリドン等が挙げられ、またジエン系単量体
としては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が
挙げられる。これらの単量体は単独もしくは二種以上を
組み合わせて使用される。
ョンおよびその粉末について詳細に説明する。本発明の
合成樹脂エマルジョン粉末において、エチレン性不飽和
単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブテン等
のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化オレフィン
類、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バ
ーサチック酸ビニル、ピバリン酸ビニル等のビニルエス
テル類、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアク
リル酸エステル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、
メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸オクタデシル等のメタクリル酸エステ
ル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニト
リル類、酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物、ス
チレン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレンスル
ホン酸およびそのナトリウム、カリウム塩等のスチレン
系単量体類、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−
ジメチルプロピル)−アンモニウムクロライド、3−ア
クリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、N−(3−アリルオキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)ジメチルアミンの4級アンモニウム塩、
N−(4−アリルオキシ−3−ヒドロキシブチル)ジエ
チルアミンの4級アンモニウム塩さらにはアクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルア
ミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチル
メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等
の4級アンモニウム塩、メタクリル酸ヒドロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、アクリル酸ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N
−ビニルピロリドン等が挙げられ、またジエン系単量体
としては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が
挙げられる。これらの単量体は単独もしくは二種以上を
組み合わせて使用される。
【0006】本発明の合成樹脂エマルジョンにおいて、
分散剤として使用されるカチオン性基およびメルカプト
基を有するビニルアルコール系重合体としては、以下の
2種類があげられる。 (1)カチオン性基を有するビニルアルコール系重合体
とメルカプト基を有するビニルアルコール系重合体との
組成物 (2)分子内にカチオン性基およびメルカプト基を有す
るビニルアルコール系重合体
分散剤として使用されるカチオン性基およびメルカプト
基を有するビニルアルコール系重合体としては、以下の
2種類があげられる。 (1)カチオン性基を有するビニルアルコール系重合体
とメルカプト基を有するビニルアルコール系重合体との
組成物 (2)分子内にカチオン性基およびメルカプト基を有す
るビニルアルコール系重合体
【0007】上記(1)のビニルアルコール系重合体の
うち、カチオン性基を有するビニルアルコール系重合体
は公知の方法(特開昭58−5361など)により合成
される。メルカプト基を有するビニルアルコール系重合
体も従来の方法により、例えば、チオール酢酸の存在下
にビニルエステル系単量体を主体とするビニル単量体を
重合して得たポリビニルエステル系重合体を常法により
けん化することによって調製することができる。
うち、カチオン性基を有するビニルアルコール系重合体
は公知の方法(特開昭58−5361など)により合成
される。メルカプト基を有するビニルアルコール系重合
体も従来の方法により、例えば、チオール酢酸の存在下
にビニルエステル系単量体を主体とするビニル単量体を
重合して得たポリビニルエステル系重合体を常法により
けん化することによって調製することができる。
【0008】上記(2)の分子内にカチオン性基および
メルカプト基を有するビニルアルコール系重合体は、カ
チオン性基を有するビニルアルコール系重合体の合成方
法とメルカプト基を有するビニルアルコール系重合体の
製造方法を組み合わせることによって得られる。例え
ば、チオール酢酸の存在下にビニルエステル系単量体お
よび特開昭58−5361などに記載されたカチオン基
を有する単量体を重合して得たビニルエステル系重合体
を常法によりけん化することによって調製することがで
きる。メルカプト基を有するビニルアルコール系重合体
としては、片末端にメルカプト基を有するものが好適で
ある。
メルカプト基を有するビニルアルコール系重合体は、カ
チオン性基を有するビニルアルコール系重合体の合成方
法とメルカプト基を有するビニルアルコール系重合体の
製造方法を組み合わせることによって得られる。例え
ば、チオール酢酸の存在下にビニルエステル系単量体お
よび特開昭58−5361などに記載されたカチオン基
を有する単量体を重合して得たビニルエステル系重合体
を常法によりけん化することによって調製することがで
きる。メルカプト基を有するビニルアルコール系重合体
としては、片末端にメルカプト基を有するものが好適で
ある。
【0009】カチオン性基を有する単量体としては、例
えば、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチ
ルプロピル)−アンモニウムクロライド、3−アクリル
アミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、3
−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライド、N−(3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)ジメチルアミンの4級アンモニウム塩、N−
(4−アリルオキシ−3−ヒドロキシブチル)ジエチル
アミンの4級アンモニウム塩さらにはアクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメ
タクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等の
4級アンモニウム塩、メタクリル酸ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロライド、アクリル酸ヒドロ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙
げられる。これらの単量体は単独もしくは二種以上を組
み合わせて使用される。カチオン性基の含有量は0.0
1〜10モル%が好適である。
えば、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチ
ルプロピル)−アンモニウムクロライド、3−アクリル
アミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、3
−メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライド、N−(3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)ジメチルアミンの4級アンモニウム塩、N−
(4−アリルオキシ−3−ヒドロキシブチル)ジエチル
アミンの4級アンモニウム塩さらにはアクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメ
タクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド等の
4級アンモニウム塩、メタクリル酸ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロライド、アクリル酸ヒドロ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙
げられる。これらの単量体は単独もしくは二種以上を組
み合わせて使用される。カチオン性基の含有量は0.0
1〜10モル%が好適である。
【0010】ビニルアルコール系重合体の粘度平均重合
度(以下重合度と略す)は、各種の状況に応じて選定す
ればよく、特に制限はないが、3500以下が好まし
く、2000以下がより好ましい。また、重合度の下限
値については100以上が好ましく、さらには300以
上がより好ましい。一方、ビニルアルコール系重合体の
けん度も特に制限されないが水溶性の観点から、50〜
99.99モル%であることが好ましく、60〜99.
9モル%がより好ましく、70〜99.5モル%がさら
に好ましい。
度(以下重合度と略す)は、各種の状況に応じて選定す
ればよく、特に制限はないが、3500以下が好まし
く、2000以下がより好ましい。また、重合度の下限
値については100以上が好ましく、さらには300以
上がより好ましい。一方、ビニルアルコール系重合体の
けん度も特に制限されないが水溶性の観点から、50〜
99.99モル%であることが好ましく、60〜99.
9モル%がより好ましく、70〜99.5モル%がさら
に好ましい。
【0011】ビニルエステル系単量体はラジカル重合可
能なものであれば使用でき、例えば、ギ酸ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、カプ
リン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル等が挙げられ
る。中でもビニルアルコール系重合体を得る観点から酢
酸ビニルが好ましい。
能なものであれば使用でき、例えば、ギ酸ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、カプ
リン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル等が挙げられ
る。中でもビニルアルコール系重合体を得る観点から酢
酸ビニルが好ましい。
【0012】また、ビニルエステル系単量体と共重合可
能な単量体を共存させ、共重合することも可能である。
例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテ
ン等のオレフィン類、アクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル
酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t
−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシル等のメタク
リル酸エステル類、メチルビニルエーテル、n−プロピ
ルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−
ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t
−ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、ス
テアリルビニルエーテル等のビニルエーテル類、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトニル等のニトリル類、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリ
デン等のハロゲン化ビニル類、酢酸アリル、塩化アリル
等のアリル化合物、フマール酸、マレイン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメット酸
または無水イタコン酸等のカルボキシル基含有化合物及
びそのエステル、エチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有化合
物、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン化合
物、酢酸イソプロペニル等が挙げられる。上記単量体の
量は5モル%以下が好ましい。
能な単量体を共存させ、共重合することも可能である。
例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテ
ン等のオレフィン類、アクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル
酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t
−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシル等のメタク
リル酸エステル類、メチルビニルエーテル、n−プロピ
ルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−
ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t
−ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、ス
テアリルビニルエーテル等のビニルエーテル類、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトニル等のニトリル類、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリ
デン等のハロゲン化ビニル類、酢酸アリル、塩化アリル
等のアリル化合物、フマール酸、マレイン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメット酸
または無水イタコン酸等のカルボキシル基含有化合物及
びそのエステル、エチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有化合
物、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン化合
物、酢酸イソプロペニル等が挙げられる。上記単量体の
量は5モル%以下が好ましい。
【0013】本発明の合成樹脂エマルジョンは、カチオ
ン性基およびメルカプト基を有するビニルアルコール系
重合体の存在下で、エチレン性不飽和単量体及びジエン
系単量体から選ばれる1種あるいは2種以上の単量体を
乳化重合することによって得られ、また合成樹脂エマル
ジョン粉末は合成樹脂エマルジョンを噴霧乾燥して得ら
れる。該合成樹脂エマルジョンの製造において、乳化重
合の開始剤としては、メルカプト基を有するPVA系重
合体のメルカプト基とのレドックス反応によってのみラ
ジカルを発生させる臭素酸カリウムの他、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド等の水溶性開始剤やアゾビスイソブ
チロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等の油溶性開
始剤が単独または各種還元剤との組み合わせによるレド
ックス系で用いられる。これらの使用方法は特に制限は
ないが、初期一括で添加する方法や、連続的に重合系に
添加する方法等がとり得る。
ン性基およびメルカプト基を有するビニルアルコール系
重合体の存在下で、エチレン性不飽和単量体及びジエン
系単量体から選ばれる1種あるいは2種以上の単量体を
乳化重合することによって得られ、また合成樹脂エマル
ジョン粉末は合成樹脂エマルジョンを噴霧乾燥して得ら
れる。該合成樹脂エマルジョンの製造において、乳化重
合の開始剤としては、メルカプト基を有するPVA系重
合体のメルカプト基とのレドックス反応によってのみラ
ジカルを発生させる臭素酸カリウムの他、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド等の水溶性開始剤やアゾビスイソブ
チロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等の油溶性開
始剤が単独または各種還元剤との組み合わせによるレド
ックス系で用いられる。これらの使用方法は特に制限は
ないが、初期一括で添加する方法や、連続的に重合系に
添加する方法等がとり得る。
【0014】本発明の合成樹脂エマルジョンにおいて、
ビニルアルコール系重合体の使用量は、単量体100重
量部に対して0.5〜100重量部、好ましくは1〜5
0重量部、さらに好ましくは2〜30重量部である。ビ
ニルアルコール系重合体が0.5重量部未満の場合、合
成樹脂エマルジョンの重合安定性が低下すると共にビニ
ルアルコール系重合体を分散剤とする合成樹脂エマルジ
ョンの特徴である機械的安定性や化学的安定性の低下、
皮膜強度の低下等が起こる。また、ビニルアルコール系
重合体が100重量部を越える場合、重合系の粘度上昇
による反応熱除去の問題や皮膜耐水性の低下等の問題が
ある。ビニルアルコール系重合体の添加方法は特に制限
はなく、初期に一括して添加する方法、初期にビニルア
ルコール系重合体の一部を添加し、重合中に連続的に重
合系へ添加する方法等がある。また、従来公知のノニオ
ン性、アニオン性、カチオン性、両性の界面活性剤やヒ
ドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子をビニルア
ルコール系重合体と併用してもかまわない。
ビニルアルコール系重合体の使用量は、単量体100重
量部に対して0.5〜100重量部、好ましくは1〜5
0重量部、さらに好ましくは2〜30重量部である。ビ
ニルアルコール系重合体が0.5重量部未満の場合、合
成樹脂エマルジョンの重合安定性が低下すると共にビニ
ルアルコール系重合体を分散剤とする合成樹脂エマルジ
ョンの特徴である機械的安定性や化学的安定性の低下、
皮膜強度の低下等が起こる。また、ビニルアルコール系
重合体が100重量部を越える場合、重合系の粘度上昇
による反応熱除去の問題や皮膜耐水性の低下等の問題が
ある。ビニルアルコール系重合体の添加方法は特に制限
はなく、初期に一括して添加する方法、初期にビニルア
ルコール系重合体の一部を添加し、重合中に連続的に重
合系へ添加する方法等がある。また、従来公知のノニオ
ン性、アニオン性、カチオン性、両性の界面活性剤やヒ
ドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子をビニルア
ルコール系重合体と併用してもかまわない。
【0015】本発明の合成樹脂エマルジョンを製造する
際の単量体の添加方法として、初期に一括して重合系に
添加する方法、初期に単量体の一部を添加し、残りを重
合中に連続的に添加する方法、単量体と水と分散剤を予
め乳化したものを重合系に連続的に添加する方法等、各
種の方法が可能である。
際の単量体の添加方法として、初期に一括して重合系に
添加する方法、初期に単量体の一部を添加し、残りを重
合中に連続的に添加する方法、単量体と水と分散剤を予
め乳化したものを重合系に連続的に添加する方法等、各
種の方法が可能である。
【0016】また、本発明の合成樹脂エマルジョンは、
連鎖移動剤を添加することもできる。連鎖移動剤として
は、連鎖移動が起こるものであれば特に制限はないが、
連鎖移動の効率の点でメルカプト基を有する化合物が好
ましい。メルカプト基を有する化合物としては、n−オ
クチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−
ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、2−
メルカプトエタノール、3−メルカプトプロピオン酸等
が挙げられる。連鎖移動剤の添加量は、単量体100重
量部に対して5重量部以下が好ましい。連鎖移動剤が5
重量部を越える場合には、合成樹脂エマルジョンの重合
安定性が低下する上、分散質を形成する重合体の分子量
が著しく低下し、エマルジョン物性の低下が起こる。
連鎖移動剤を添加することもできる。連鎖移動剤として
は、連鎖移動が起こるものであれば特に制限はないが、
連鎖移動の効率の点でメルカプト基を有する化合物が好
ましい。メルカプト基を有する化合物としては、n−オ
クチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−
ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、2−
メルカプトエタノール、3−メルカプトプロピオン酸等
が挙げられる。連鎖移動剤の添加量は、単量体100重
量部に対して5重量部以下が好ましい。連鎖移動剤が5
重量部を越える場合には、合成樹脂エマルジョンの重合
安定性が低下する上、分散質を形成する重合体の分子量
が著しく低下し、エマルジョン物性の低下が起こる。
【0017】本発明の合成樹脂エマルジョンの製造方法
は、上記以外の重合条件あるいは重合方法でもよく、各
種の従来公知の乳化重合方法を採用することができる。
は、上記以外の重合条件あるいは重合方法でもよく、各
種の従来公知の乳化重合方法を採用することができる。
【0018】本発明の合成樹脂エマルジョン粉末は、上
記の合成樹脂エマルジョンを噴霧乾燥して得られる。噴
霧乾燥には、流体を噴霧して乾燥する通常の噴霧乾燥が
使用できる。噴霧の形式により、ディスク式、ノズル
式、衝撃波式などがあるが、いずれの方法でも良い。ま
た、熱源としても、熱風や加熱水蒸気等が用いられる。
乾燥条件は、噴霧乾燥機の大きさや種類、合成樹脂エマ
ルジョンの濃度、粘度、流量等によって適宜選択すれば
よい。乾燥温度は、100℃〜150℃が適当であり、
この乾燥温度の範囲内で、十分に乾燥した粉末が得られ
るように、他の乾燥条件を設定することが望ましい。
記の合成樹脂エマルジョンを噴霧乾燥して得られる。噴
霧乾燥には、流体を噴霧して乾燥する通常の噴霧乾燥が
使用できる。噴霧の形式により、ディスク式、ノズル
式、衝撃波式などがあるが、いずれの方法でも良い。ま
た、熱源としても、熱風や加熱水蒸気等が用いられる。
乾燥条件は、噴霧乾燥機の大きさや種類、合成樹脂エマ
ルジョンの濃度、粘度、流量等によって適宜選択すれば
よい。乾燥温度は、100℃〜150℃が適当であり、
この乾燥温度の範囲内で、十分に乾燥した粉末が得られ
るように、他の乾燥条件を設定することが望ましい。
【0019】合成樹脂エマルジョン粉末の水への再分散
性をより向上するために、水溶性添加剤を加えることも
できる。水溶性添加剤は、噴霧乾燥前に合成樹脂エマル
ジョンに添加して噴霧乾燥すると均一に混合されるため
好ましい。水溶性添加剤の使用量は特に制限はなく、エ
マルジョンの耐水性等の物性に悪影響を与えない程度に
適宜コントロールされる。
性をより向上するために、水溶性添加剤を加えることも
できる。水溶性添加剤は、噴霧乾燥前に合成樹脂エマル
ジョンに添加して噴霧乾燥すると均一に混合されるため
好ましい。水溶性添加剤の使用量は特に制限はなく、エ
マルジョンの耐水性等の物性に悪影響を与えない程度に
適宜コントロールされる。
【0020】水溶性添加剤として使用されるものとし
て、水溶性高分子が好ましく、例えば、ポリビニルアル
コール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、でんぷん誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリエチ
レンオキサイド等の他、水溶性アルキッド樹脂、水溶性
フェノール樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性メラミン樹
脂、水溶性ナフタレンスルホン酸樹脂、水溶性アミノ樹
脂、水溶性ポリアミド樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶
性ポリカルボン酸樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶
性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリオール樹脂、水溶性エ
ポキシ樹脂等も使用される。
て、水溶性高分子が好ましく、例えば、ポリビニルアル
コール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、でんぷん誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリエチ
レンオキサイド等の他、水溶性アルキッド樹脂、水溶性
フェノール樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性メラミン樹
脂、水溶性ナフタレンスルホン酸樹脂、水溶性アミノ樹
脂、水溶性ポリアミド樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶
性ポリカルボン酸樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶
性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリオール樹脂、水溶性エ
ポキシ樹脂等も使用される。
【0021】本発明の合成樹脂エマルジョンおよびその
粉末は、使用する用途により、その用途で使用される各
種添加剤を配合しておくこともできる。例えば、セメン
トおよびモルタルなどへの混和剤としての用途では、A
E剤、減水剤、流動化剤、保水剤、増粘剤、防水剤等、
接着剤用には粘性改良剤、保水剤、粘着付与剤、増粘剤
等、塗料用バインダーには、粘性改良剤、増粘剤、顔料
分散剤、安定剤等が適宜使用される。
粉末は、使用する用途により、その用途で使用される各
種添加剤を配合しておくこともできる。例えば、セメン
トおよびモルタルなどへの混和剤としての用途では、A
E剤、減水剤、流動化剤、保水剤、増粘剤、防水剤等、
接着剤用には粘性改良剤、保水剤、粘着付与剤、増粘剤
等、塗料用バインダーには、粘性改良剤、増粘剤、顔料
分散剤、安定剤等が適宜使用される。
【0022】また、本発明の合成樹脂エマルジョン粉末
の貯蔵安定性、水への再分散性を向上させる目的で、ブ
ロッキング防止剤(抗粘結剤)を使用することが望まし
い。ブロッキング防止剤は、噴霧乾燥後のエマルジョン
粉末に添加して均一に混合しても良いが、噴霧乾燥する
際に合成樹脂エマルジョンをブロッキング防止剤の存在
下に噴霧する(同時噴霧)ことが、均一な混合を行うこ
とができ好適である。ブロッキング防止剤としては、微
粒子の無機粉末が好ましく、炭酸カルシウム、クレー、
無水珪酸、珪酸アルミニウム、ホワイトカーボン、タル
ク、アルミナホワイト等が使用される。これらのブロッ
キング防止剤のうち、無水珪酸が好適である。ブロッキ
ング防止剤の使用量は、性能上、エマルジョン粉末に対
して20重量%以下さらには10重量%以下が好まし
い。下限値については0.1重量%以上、さらには0.
2重量%以上が好ましい。また、有機系のフィラーも使
用できる
の貯蔵安定性、水への再分散性を向上させる目的で、ブ
ロッキング防止剤(抗粘結剤)を使用することが望まし
い。ブロッキング防止剤は、噴霧乾燥後のエマルジョン
粉末に添加して均一に混合しても良いが、噴霧乾燥する
際に合成樹脂エマルジョンをブロッキング防止剤の存在
下に噴霧する(同時噴霧)ことが、均一な混合を行うこ
とができ好適である。ブロッキング防止剤としては、微
粒子の無機粉末が好ましく、炭酸カルシウム、クレー、
無水珪酸、珪酸アルミニウム、ホワイトカーボン、タル
ク、アルミナホワイト等が使用される。これらのブロッ
キング防止剤のうち、無水珪酸が好適である。ブロッキ
ング防止剤の使用量は、性能上、エマルジョン粉末に対
して20重量%以下さらには10重量%以下が好まし
い。下限値については0.1重量%以上、さらには0.
2重量%以上が好ましい。また、有機系のフィラーも使
用できる
【0023】本発明により得られるカチオン性合成樹脂
エマルジョンおよびその粉末は、アニオン性を有するパ
ルプや繊維、無機物等に対する高吸着性が期待でき、セ
メントあるいはモルタルへの混入剤、接着剤、塗料用バ
インダー、紙加工用途や洗濯糊用途等のカチオン性エマ
ルジョンが望まれる用途において好適に用いられる。
エマルジョンおよびその粉末は、アニオン性を有するパ
ルプや繊維、無機物等に対する高吸着性が期待でき、セ
メントあるいはモルタルへの混入剤、接着剤、塗料用バ
インダー、紙加工用途や洗濯糊用途等のカチオン性エマ
ルジョンが望まれる用途において好適に用いられる。
【0024】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらによって何等限定されるもの
ではない。なお、実施例中、「部」および「%」はいず
れも重量基準を意味する。
明するが、本発明はこれらによって何等限定されるもの
ではない。なお、実施例中、「部」および「%」はいず
れも重量基準を意味する。
【0025】
【実施例】実施例1 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹込口、撹拌機
を備えたガラス製容器に、末端にメルカプト基を有する
PVA(PVA−1:重合度1500、鹸化度96.0
mol%、メルカプト基含量1.5×10-5当量・
g)30g、カチオン性基を有するPVA[PVA−
2:重合度1700、鹸化度85.0mol%、カチオ
ン基含量{トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3
−ジメチルプロピル)アンモニウムクロライド共重合変
性量}0.2mol%]30g、イオン交換水800gを仕
込み、95℃で完全溶解させた。次いで、希硫酸により
pH=4とした後、150rpmで撹拌しながらスチレ
ン120gを仕込み、窒素置換後70℃まで昇温し、過
酸化水素、重亜硫酸ナトリウムのレドックス系で重合を
開始した。重合開始後から5時間かけてスチレン480
gを滴下し、滴下終了後、内温を80℃まで上昇させ1
時間熟成を行った。固形分濃度43.7%、平均粒子径
1.2μmのカチオン性エマルジョンが得られた。この
エマルジョン100部と水100部を混合したものと、
エマルジョンの固形分に対して3%の無水珪酸微粉末と
を別々に120℃の熱風中に同時噴霧して乾燥し、平均
粒径20μmのエマルジョン粉末を得た。
を備えたガラス製容器に、末端にメルカプト基を有する
PVA(PVA−1:重合度1500、鹸化度96.0
mol%、メルカプト基含量1.5×10-5当量・
g)30g、カチオン性基を有するPVA[PVA−
2:重合度1700、鹸化度85.0mol%、カチオ
ン基含量{トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3
−ジメチルプロピル)アンモニウムクロライド共重合変
性量}0.2mol%]30g、イオン交換水800gを仕
込み、95℃で完全溶解させた。次いで、希硫酸により
pH=4とした後、150rpmで撹拌しながらスチレ
ン120gを仕込み、窒素置換後70℃まで昇温し、過
酸化水素、重亜硫酸ナトリウムのレドックス系で重合を
開始した。重合開始後から5時間かけてスチレン480
gを滴下し、滴下終了後、内温を80℃まで上昇させ1
時間熟成を行った。固形分濃度43.7%、平均粒子径
1.2μmのカチオン性エマルジョンが得られた。この
エマルジョン100部と水100部を混合したものと、
エマルジョンの固形分に対して3%の無水珪酸微粉末と
を別々に120℃の熱風中に同時噴霧して乾燥し、平均
粒径20μmのエマルジョン粉末を得た。
【0026】(エマルジョン粉末の性能評価)エマルジ
ョン粉末100部にイオン交換水100部を添加して、
攪拌機により十分攪拌し、以下の物性を評価した。結果
を表1に示す。 ・再分散性: ◎ 再分散液が均一で平均粒子径50μm以下 ○ 再分散液が均一で未分散物がない。 △ 再分散はしているが、未分散物が認められる。 × 再分散しない ・造膜性:50℃でガラス板上に再分散物を流延し乾燥
させる。 ○ 均一な皮膜となり、強靱な皮膜が得られる。 △ 皮膜にはなるがもろい。 × 均一な皮膜が得られない。 ・パルプ等への吸着性:セルロース粉末への吸着性をみ
る。セルロース粉末1gを水100gに分散させる。こ
の分散液中にエマルジョン粉末0.2gを添加・分散
し、20℃において3時間攪拌する。その後、セルロー
ス粉末をろ過により取り除き、ろ液の固形分より、吸着
率を求めた。 ○ 吸着率80%以上 △ 吸着率50%以上80%未満 × 吸着率50%未満 ・耐ブロッキング性:エマルジョン粉末を容器に入れ、
25g/cm2の荷重をかけて、20℃65%RH下で
10日間放置した場合の状態を観察する。 ○ ほとんどブロッキングしていない。 △ ブロッキングにより一部塊が生じている。 × ブロッキングにより全体が塊になる。
ョン粉末100部にイオン交換水100部を添加して、
攪拌機により十分攪拌し、以下の物性を評価した。結果
を表1に示す。 ・再分散性: ◎ 再分散液が均一で平均粒子径50μm以下 ○ 再分散液が均一で未分散物がない。 △ 再分散はしているが、未分散物が認められる。 × 再分散しない ・造膜性:50℃でガラス板上に再分散物を流延し乾燥
させる。 ○ 均一な皮膜となり、強靱な皮膜が得られる。 △ 皮膜にはなるがもろい。 × 均一な皮膜が得られない。 ・パルプ等への吸着性:セルロース粉末への吸着性をみ
る。セルロース粉末1gを水100gに分散させる。こ
の分散液中にエマルジョン粉末0.2gを添加・分散
し、20℃において3時間攪拌する。その後、セルロー
ス粉末をろ過により取り除き、ろ液の固形分より、吸着
率を求めた。 ○ 吸着率80%以上 △ 吸着率50%以上80%未満 × 吸着率50%未満 ・耐ブロッキング性:エマルジョン粉末を容器に入れ、
25g/cm2の荷重をかけて、20℃65%RH下で
10日間放置した場合の状態を観察する。 ○ ほとんどブロッキングしていない。 △ ブロッキングにより一部塊が生じている。 × ブロッキングにより全体が塊になる。
【0027】比較例1 実施例1において用いた、メルカプト基を有するビニル
アルコール系重合体(PVA−1)の代わりにPVA−
2を用いる以外は実施例1と同様にしてエマルジョン重
合を試みたが、途中で凝集がおこりエマルジョンは得ら
れなかった。
アルコール系重合体(PVA−1)の代わりにPVA−
2を用いる以外は実施例1と同様にしてエマルジョン重
合を試みたが、途中で凝集がおこりエマルジョンは得ら
れなかった。
【0028】実施例2 還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹込口、撹拌機
を備えたガラス製容器に、 PVA−1、PVA−2を
それぞれ30g、イオン交換水540gを仕込み、95
℃で完全溶解させた。次いで、希硫酸によりpH=4と
した後、150rpmで撹拌しながらメチルメタクリレ
ート60部、n−ブチルアクリレート60部、n−ドデ
シルメルカプタン0.6部を添加し、窒素置換後70℃
まで昇温した。1%過硫酸カリウム30部を添加し重合
を開始し、さらに2時間かけてメチルメタクリレート2
40部、n−ブチルアクリレート240部、n−ドデシ
ルメルカプタン2.4部を混合したものを連続的に添加
した。重合開始3時間後、転化率99.4%となり重合
を終了した。固形分濃度51.7%の安定なメチルアク
リレート/n−ブチルアクリレート共重合体エマルジョ
ンを得た。このエマルジョンを用い実施例1と同様にエ
マルジョン粉末をつくり、評価した。結果を第1表に示
す。
を備えたガラス製容器に、 PVA−1、PVA−2を
それぞれ30g、イオン交換水540gを仕込み、95
℃で完全溶解させた。次いで、希硫酸によりpH=4と
した後、150rpmで撹拌しながらメチルメタクリレ
ート60部、n−ブチルアクリレート60部、n−ドデ
シルメルカプタン0.6部を添加し、窒素置換後70℃
まで昇温した。1%過硫酸カリウム30部を添加し重合
を開始し、さらに2時間かけてメチルメタクリレート2
40部、n−ブチルアクリレート240部、n−ドデシ
ルメルカプタン2.4部を混合したものを連続的に添加
した。重合開始3時間後、転化率99.4%となり重合
を終了した。固形分濃度51.7%の安定なメチルアク
リレート/n−ブチルアクリレート共重合体エマルジョ
ンを得た。このエマルジョンを用い実施例1と同様にエ
マルジョン粉末をつくり、評価した。結果を第1表に示
す。
【0029】比較例2 実施例2において用いた、メルカプト基を有するビニル
アルコール系重合体(PVA−1)の代わりにPVA−
2を用いる以外は実施例2と同様にしてエマルジョン重
合を試みたが、途中で凝集がおこりエマルジョンは得ら
れなかった。
アルコール系重合体(PVA−1)の代わりにPVA−
2を用いる以外は実施例2と同様にしてエマルジョン重
合を試みたが、途中で凝集がおこりエマルジョンは得ら
れなかった。
【0030】実施例3 実施例1において用いた、 PVA−1、PVA−2の
代わりに、分子内にカチオン性基およびメルカプト基を
有するビニルアルコール系重合体[PVA−3:重合度
1600、鹸化度95.0mol%、メルカプト基含量
1.3×10- 5当量・g、カチオン基含量{トリメチ
ル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメチルプロピ
ル)アンモニウムクロライド共重合変性量}0.2mol
%]60gを用いる以外は実施例1と同様にしてエマル
ジョンを得た。このエマルジョンを実施例1と同様に粉
末化し、評価した。結果を表1に示す。
代わりに、分子内にカチオン性基およびメルカプト基を
有するビニルアルコール系重合体[PVA−3:重合度
1600、鹸化度95.0mol%、メルカプト基含量
1.3×10- 5当量・g、カチオン基含量{トリメチ
ル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメチルプロピ
ル)アンモニウムクロライド共重合変性量}0.2mol
%]60gを用いる以外は実施例1と同様にしてエマル
ジョンを得た。このエマルジョンを実施例1と同様に粉
末化し、評価した。結果を表1に示す。
【0031】比較例3 実施例1において用いた、カチオン基を有するビニルア
ルコール系重合体(PVA−2)の代わりにPVA−1
を用いる以外は実施例1と同様にしてエマルジョンを得
た。このエマルジョンを実施例1と同様に粉末化し、評
価した。結果を表1に示す。
ルコール系重合体(PVA−2)の代わりにPVA−1
を用いる以外は実施例1と同様にしてエマルジョンを得
た。このエマルジョンを実施例1と同様に粉末化し、評
価した。結果を表1に示す。
【0032】比較例4 実施例1において用いた、 PVA−1、PVA−2の
代わりに、カチオン性界面活性剤(コータミン24P、
花王製)50gを用いる以外は実施例1と同様にしてエ
マルジョンを得た。このエマルジョンを実施例1と同様
に粉末化し、評価した。結果を表1に示す。
代わりに、カチオン性界面活性剤(コータミン24P、
花王製)50gを用いる以外は実施例1と同様にしてエ
マルジョンを得た。このエマルジョンを実施例1と同様
に粉末化し、評価した。結果を表1に示す。
【0033】実施例4〜6、比較例5、6 セルロース粉末1gを水100gに分散させ、この分散
液中に実施例1〜3、比較例3〜4で得たそれぞれのエ
マルジョン0.4gを添加・分散し、20℃において3
時間攪拌した。その後、セルロース粉末をろ過により取
り除き、ろ液の固形分よりパルプ等への吸着性(セルロ
ース粉末への吸着性)を求めた。 ○ 吸着率80%以上 △ 吸着率50%以上80%未満 × 吸着率50%未満 結果を表2に示す。
液中に実施例1〜3、比較例3〜4で得たそれぞれのエ
マルジョン0.4gを添加・分散し、20℃において3
時間攪拌した。その後、セルロース粉末をろ過により取
り除き、ろ液の固形分よりパルプ等への吸着性(セルロ
ース粉末への吸着性)を求めた。 ○ 吸着率80%以上 △ 吸着率50%以上80%未満 × 吸着率50%未満 結果を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】
本発明により、パルプや繊維、無機物
等に対する吸着性に優れた合成樹脂エマルジョンが得ら
れ、また水への再分散性、造膜性、耐ブロッキング性に
優れたカチオン性合成樹脂エマルジョン粉末を得ること
ができ、さらにカチオン性であるため、アニオン性を有
するパルプや繊維、無機物等に対する高吸着性が期待で
き、また粉末は再分散性、耐ブロッキング性に優れるた
め、セメントあるいはモルタルへの混入剤、接着剤、塗
料用バインダー、紙加工用途や洗濯糊用途等のカチオン
性エマルジョンが望まれる用途において好適に用いられ
る。
本発明により、パルプや繊維、無機物
等に対する吸着性に優れた合成樹脂エマルジョンが得ら
れ、また水への再分散性、造膜性、耐ブロッキング性に
優れたカチオン性合成樹脂エマルジョン粉末を得ること
ができ、さらにカチオン性であるため、アニオン性を有
するパルプや繊維、無機物等に対する高吸着性が期待で
き、また粉末は再分散性、耐ブロッキング性に優れるた
め、セメントあるいはモルタルへの混入剤、接着剤、塗
料用バインダー、紙加工用途や洗濯糊用途等のカチオン
性エマルジョンが望まれる用途において好適に用いられ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA12 AA13 AA15 AA17 AA18 AA22 AA23 AA27 AA28 AA29 AA30 AA32 AA33 AA34 AA35 AA36 AA38 AA40 AC80 AE14 DA34 4J011 KA16 KA21 KB29
Claims (4)
- 【請求項1】 カチオン基およびメルカプト基を有する
ビニルアルコール系重合体の存在下に、エチレン性不飽
和単量体及びジエン系単量体から選ばれる1種あるいは
2種以上の単量体を乳化重合して得られるエマルジョ
ン。 - 【請求項2】 カチオン基およびメルカプト基を有する
ビニルアルコール系重合体が、カチオン基を有するビニ
ルアルコール系重合体とメルカプト基を有するビニルア
ルコール系重合体との組成物である請求項1記載の合成
樹脂エマルジョン。 - 【請求項3】 カチオン基およびメルカプト基を有する
ビニルアルコール系重合体が、分子内にカチオン基およ
びメルカプト基を有するビニルアルコール系重合体であ
る請求項1記載の合成樹脂エマルジョン。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の合成樹
脂エマルジョンを噴霧乾燥して得られる合成樹脂エマル
ジョン粉末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21671599A JP2001040016A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 合成樹脂エマルジョンおよびその粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21671599A JP2001040016A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 合成樹脂エマルジョンおよびその粉末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040016A true JP2001040016A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16692794
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21671599A Pending JP2001040016A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 合成樹脂エマルジョンおよびその粉末 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001040016A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123813A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. | 粉末状ビニルピロリドン重合体 |
CN101665550B (zh) * | 2009-06-29 | 2012-05-30 | 上海东升新材料有限公司 | 两性可再分散乳胶粉用乳液及其制备方法 |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP21671599A patent/JP2001040016A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123813A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. | 粉末状ビニルピロリドン重合体 |
CN101665550B (zh) * | 2009-06-29 | 2012-05-30 | 上海东升新材料有限公司 | 两性可再分散乳胶粉用乳液及其制备方法 |
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