JP2001039949A - 新規方法及び中間体 - Google Patents

新規方法及び中間体

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JP2001039949A JP2000179880A JP2000179880A JP2001039949A JP 2001039949 A JP2001039949 A JP 2001039949A JP 2000179880 A JP2000179880 A JP 2000179880A JP 2000179880 A JP2000179880 A JP 2000179880A JP 2001039949 A JP2001039949 A JP 2001039949A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】3(S)−[(5−クロロ−1H−インドール
−2−カルボニル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニル−酪酸の新規製造方法及び該方法におい
て用いられる中間体の提供。 【解決手段】式1の化合物を非プロトン性溶媒Aに添加
し、触媒性溶媒を不活性気体の下で添加し、かつ活性化
剤を添加することを含む工程;式3の化合物及び塩基を
非プロトン性溶媒B及びプロトン性溶媒の混合液に添加
し、かつ該混合物のpHを特定の範囲に維持することを
含む工程;該溶液を該混合物に該不活性気体の下で該温
度を維持しながら添加し、かつ該添加が完了した後に該
混合物を室温に到達させる工程;有機溶媒を該混合物に
添加する工程;並びに水層A及び有機層Aを分離し、該
有機層Aを酸水溶液又は酸水溶液及びH2Oで処理し、
水層Bを有機層Bから分離し、かつ該有機層Bを保持す
ることを含む工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3(S)−[(5−クロ
ロ−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−
2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の新規製造
方法に関し、これはさらに反応させてグリコーゲンホス
ホリラーゼ阻害活性を有する化合物を形成することがで
きる。また、これらの方法において用いられる新規中間
体も提供される。これらのグリコーゲンホスホリラーゼ
阻害剤は、高血糖症、高インシュリン血症、高脂血症、
高血圧症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病及び心筋虚
血を含むグリコーゲンホスホリラーゼ依存性の疾患又は
状態を患う哺乳動物、特にはヒトの治療において有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】WO 96/39385 として公開されている国
際PCT出願 PCT/IB95/00443 及びWO 96/39384 と
して公開されている PCT/IB95/00442 には、新規置換
N−(インドール−2−カルボニル)−アミド、誘導体
及び3(S)−[(5−クロロ−1H−インドール−2
−カルボニル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4
−フェニル−酪酸を含む中間体、そのような化合物の製
造方法、そのような化合物又は誘導体を含む医薬組成
物、並びにそのような化合物又は誘導体を投与すること
によるグリコーゲンホスホリラーゼ依存性の疾患又は状
態の治療方法が開示されている。
【0003】それらによって開示されるように、3
(S)−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カル
ボニル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェ
ニル−酪酸は酸塩化物をアミノ酸と結合させて3(S)
−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カルボニ
ル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
−酪酸のエステルを得ることによって製造することがで
き、次にこれを水性アルカリ加水分解によって脱保護し
て対応する酸を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】及び
【課題を解決するための手段】本発明は3(S)−
[(5−クロロ−1H−インドール−2−カルボニル)
−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−酪
酸の新規製造方法を提供し、これは上に引用される従来
技術の方法よりも用いられる工程が2つ少なく、ひいて
はより迅速で、容易で、かつ経費の少ない製造方法に備
えるものである。ここで開示される方法は単離する必要
のない僅かに2種類の中間体を生成し、1回の単離で3
(S)−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カル
ボニル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェ
ニル−酪酸が得られる。さらに、この生成物はいずれか
に単離する必要がなく、すなわち、例えば前記 WO 96/
39385及び/又は WO 96/39384 に開示されるように実施
してそこに開示されるグリコーゲンホスホリラーゼ阻害
剤を形成することができる。
【0005】前述のものを含めてここに引用される全て
の文献は参照することによりそれらの全体がここに組み
込まれる。本発明は3(S)−[(5−クロロ−1H−
インドール−2−カルボニル)−アミノ]−2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の新規製造方法に関す
る。
【0006】また、本発明は本発明の方法の間に生じる
新規中間体にも関する。第1の側面において、本発明
は、下記式6の化合物である3(S)−[(5−クロロ
−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の製造方法で
あって
【0007】
【化9】 下記式2の化合物を含む溶液を調製する工程であって、
【0008】
【化10】 順番に、下記式1の化合物
【0009】
【化11】 を非プロトン性溶媒Aに添加し、特定の量の触媒性溶媒
を攪拌しながら不活性気体の下で添加し、かつ活性化剤
を添加することを含む工程;下記式4の化合物を調製す
る工程であって、
【0010】
【化12】 ここで、M+は下記式3の化合物に由来するあらゆる一
価カチオンであり、
【0011】
【化13】 順番に、式3の化合物及び塩基を非プロトン性溶媒B及
びプロトン性溶媒の混合液に約−20℃ないし該混合液
のほぼ還流温度の温度で添加し、かつ該混合物のpHを
約pH8ないし約pH13に維持することを含む工程;
該式2及び4の化合物を結合させることによって下記式
5の化合物を調製する工程であって、
【0012】
【化14】 順番に、該溶液を該混合物に不活性気体の下で該温度を
維持しながら添加し、かつ該添加が完了した後に該混合
物を室温に到達させる工程;特定の量の有機溶媒を該混
合物に添加する工程;並びに該式6の化合物を該有機溶
媒に抽出する工程であって、順番に、水層A及び有機層
Aを分離し、該有機層Aを酸水溶液又は酸水溶液及びH
2Oで処理し、水層Bを有機層Bから分離し、かつ該有
機層Bを保持することを含む工程、を含み、ただし、M
+がN(C1−C6アルキル)4 +である場合には該塩基の
後にテトラ−C1−C6アルキルアンモニウムハロゲン化
物を該混合物に添加する方法を提供する。
【0013】前記第1の側面の好ましい態様において、
前記非プロトン性溶媒A及び非プロトン性溶媒Bは各々
独立にTHF、トルエン、又はCH2Cl2である。非プ
ロトン性溶媒A及び非プロトン性溶媒Bは、各々、好ま
しくはトルエンである。
【0014】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記触媒性非プロトン性溶媒はDMFである。前記
第1の側面の別の好ましい態様において、前記不活性気
体はN2である。
【0015】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記活性化剤は塩化オキザリル又は塩化チオニルで
ある。塩化チオニルが特に好ましい活性化剤である。前
記活性化剤が塩化チオニルである好ましい態様におい
て、前記添加は約16時間後に完了する。
【0016】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、M+はLi+、Na+、K+、Cs +又はテトラ−C1
6アルキルアンモニウムである。特に好ましいM+はN
+、K+、又はNBu4 +である。とりわけ好ましいM+
はK+である。特に好ましいテトラ−C1−C6アルキル
アンモニウムハロゲン化物はTBABである。
【0017】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記塩基は重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、
リン酸ナトリウム、炭酸カリウム、第二リン酸カリウム
又は第三リン酸カリウムである。特に好ましい塩基には
重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム及び第三リン酸カリ
ウムが含まれる。第三リン酸カリウムがとりわけ好まし
い塩基である。前記塩基が炭酸カリウムである好ましい
態様において、前記M +はNBu4 +であり、前記テトラ
−C1−C6アルキルアンモニウムハロゲン化物はTBA
Bである。前記塩基が重炭酸ナトリウムである好ましい
態様において、前記M+はNa+である。前記塩基が重炭
酸ナトリウムであり、かつ前記M+がNa+である好まし
い態様において、前記非プロトン性溶媒BはTHFであ
り、前記プロトン性溶媒はH2Oであり、かつ前記温度
は約65℃である。前記塩基が第三リン酸カリウムであ
る好ましい態様において、前記M+はK+である。前記塩
基が第三リン酸カリウムであり、かつM+がK+である好
ましい態様において、前記非プロトン性溶媒BはTHF
であり、前記プロトン性溶媒はH2Oであり、かつ前記
温度は約−5℃である。
【0018】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記プロトン性溶媒はH2O又はROHであり、こ
こでRはC1−C4アルキルである。特に好ましいプロト
ン性溶媒にはH2O及びMeOHが含まれる。とりわけ
好ましいプロトン性溶媒はH2Oである。
【0019】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記pHは前記塩基によって維持される。前記第1
の側面の別の好ましい態様において、前記pHは約pH
11ないし約pH13である。
【0020】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
て、前記有機溶媒はEtOAc又はCH2Cl2である。
特に好ましい有機溶媒はCH2Cl2である。前記第1の
側面の別の好ましい態様において、前記酸水溶液はHC
l水溶液又はH2SO4水溶液である。特に好ましい酸水
溶液はHCl水溶液である。
【0021】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
ては、前記保持される有機層Bを濃縮し、ヘキサン又は
ヘプタン中に入れ替え、そのヘキサン又はヘプタン中で
特定の期間不活性気体の下で顆粒化し、かつ得られたス
ラリーを濾過して(式6の化合物を含む)リテネート
(retenate)を乾燥させる。好ましい期間は一晩であ
る。好ましい不活性気体はN2である。
【0022】前記第1の側面の別の好ましい態様におい
ては、前記式2の化合物を前記混合物に添加する前に単
離し、非プロトン性溶媒Cに溶解し、かつ前記式2の化
合物を含む前記非プロトン性溶媒Cを前記混合物に添加
することによって前記混合物に添加する。好ましい単離
方法は、順番に:ヘキサン又はヘプタンを前記溶液に添
加し、得られたスラリーを濾過し、かつリテネートを乾
燥させることを含む。非プロトン性溶媒Cは好ましくは
THF、トルエン、又はCH2Cl2であり、特に好まし
くはTHFである。
【0023】前記第1の側面の特に好ましい態様におい
ては、前記式6の化合物を製造するための前記方法が:
式2の化合物を含む溶液を調製する工程であって、順番
に、式1の化合物をトルエンに添加し、特定の量のDM
Fを攪拌しながらN2の下で添加し、かつSOCl2を添
加することを含む工程;式3の化合物からM+がNa +
ある式4の化合物を調製する工程であって、順番に、前
記式3の化合物及びNaHCO3を約65℃でTHF及
びH2Oの混合液に添加することを含む工程;前記式2
及び4の化合物を結合させることによってM+がNa+
ある式5の化合物を調製する工程であって、順番に、前
記溶液をN2の下で約65℃に維持しながら前記混合物
に添加し、この添加が完了した後に前記混合物をRTに
到達させることを含む工程;特定の量のEtOAcを前
記混合物に添加する工程;前記式6の化合物を前記Et
OAcに抽出する工程であって、順番に:前記水層A及
び前記有機層Aを分離し、前記有機層Aを酸水溶液で処
理し、前記水層Bを前記有機層Bから分離し、かつ前記
有機層Bを保持することを含む工程;並びに、前記式6
の化合物を単離する工程であって、順番に:前記保持さ
れる有機層Bを濃縮し、前記濃縮された有機層Bをヘキ
サン又はヘプタン中に入れ替え、前記入れ替えられた有
機層Bを前記ヘキサン又はヘプタン中で一晩、N2の下
で顆粒化し、得られたスラリーを濾過し、かつリテネー
トを乾燥させることを含む工程を含む。
【0024】前記第1の側面の特に好ましい態様におい
ては、前記式6の化合物を製造するための前記方法が:
式2の化合物を含む溶液を調製する工程であって、順番
に、式1の化合物をトルエンに添加し、特定の量のDM
Fを攪拌しながらN2の下で添加し、かつSOCl2を添
加することを含む工程;式3の化合物からM+がK+であ
る式4の化合物を調製する工程であって、順番に、前記
式3の化合物及びK 4PO4を約−5℃でTHF及びH2
Oの混合液に添加することを含む工程;前記式2及び4
の化合物を結合させることによってM+がK+である式5
の化合物を調製する工程であって、順番に、前記溶液を
2の下で約−5℃に維持しながら前記混合物に添加
し、この添加が完了した後に前記混合物を室温に到達さ
せることを含む工程;特定の量のCH2Cl2を前記混合
物に添加する工程;前記式6の化合物を前記CH2Cl2
に抽出する工程であって、順番に:前記水層A及び前記
有機層Aを分離し、前記有機層Aを1M HClで処理
し、前記水層Bを前記有機層Bから分離し、かつ前記有
機層Bを保持することを含む工程;並びに、前記式6の
化合物を単離する工程であって、順番に:前記保持され
る有機層Bを蒸留により濃縮し、前記濃縮された層を蒸
気温度が約95℃に到達するまでヘキサン又はヘプタン
中に入れ替え、周囲温度に冷却し、得られたスラリーを
濾過し、かつリテネートを乾燥させることを含む工程を
含む。
【0025】前記第1の側面のさらにとりわけ好ましい
態様においては、前記式6の化合物をさらに反応させ、
前記 WO 96/39385 及び/又は WO 96/39384 に開示さ
れる置換N−(インドール−2−カルボニル)−アミド
及び誘導体を、それらに記載される通りに、例えば、手
順A(Procedure A)(DECを用いるペプチド結合(P
eptide Coupling Using DEC))を用いて形成する。
【0026】例えば、前記 WO 96/39385 に開示される
ように、本発明の新規方法によって製造される式6の化
合物をさらに反応させて、例えば、以下のものを生成さ
せることができる:5−クロロ−1H−インドール−2
−カルボン酸[(1S)−((R)−ヒドロキシ−ジメ
チルカルバモイル−メチル)−2−フェニル−エチル]
−アミド、5,6−ジクロロ−1H−インドール−2−
カルボン酸{(1S)−[(R)−ヒドロキシ−(メト
キシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−2−フェニ
ル−エチル}−アミド、5−クロロ−1H−インドール
−2−カルボン酸{(1S)−[(R)−ヒドロキシ−
(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−2−
フェニル−エチル}−アミド、5−クロロ−1H−イン
ドール−2−カルボン酸((1S)−{(R)−ヒドロ
キシ−[2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−カルバモ
イル]−メチル}−2−フェニル−エチル)−アミド、
5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸{(1
S)−[(R)−ヒドロキシ−(メチル−ピリジン−2
−イル−カルバモイル)−メチル]−2−フェニル−エ
チル}−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
カルボン酸((1S)−{(R)−ヒドロキシ−[メチ
ル−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−カルバモイ
ル]−メチル}−2−フェニル−エチル)−アミド、5
−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[(1
S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ−3−(4−メ
チル−ピペラジン−1−イル)−3−オキソ−プロピ
ル]−アミド塩酸塩、5−クロロ−1H−インドール−
2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−(2R)−ヒド
ロキシ−3−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イ
ル)−3−オキソ−プロピル]−アミド、5−クロロ−
1H−インドール−2−カルボン酸((1S)−ベンジ
ル−(2R)−ヒドロキシ−3−イソキサゾリジン−2
−イル−3−オキソ−プロピル)−アミド、5−クロロ
−1H−インドール−2−カルボン酸((1S)−ベン
ジル−(2R)−ヒドロキシ−3−[1,2]オキソジ
ナン−2−イル−3−オキソ−プロピル)−アミド、5
−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[(1
S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ−3−((3
S)−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−3−オキ
ソ−プロピル]−アミド、5−クロロ−1H−インドー
ル−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−3−((3
S,4S)−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−
(2R)−ヒドロキシ−3−オキソ−プロピル]−アミ
ド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸
[(1S)−ベンジル−3−((3R,4S)−ジヒド
ロキシ−ピロリジン−1−イル)−(2R)−ヒドロキ
シ−3−オキソ−プロピル]−アミド又は5−クロロ−
1H−インドール−2−カルボン酸((1S)−ベンジ
ル−(2R)−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イル
−3−オキソ−プロピル)−アミド。
【0027】前記 WO 96/39384 に開示されるように、
本発明の新規方法によって製造される式6の化合物をさ
らに反応させて、例えば、以下のものを生成させること
ができる:5−クロロ−1H−インドール−2−カルボ
ン酸[(1S)−ベンジル−2−(3−ヒドロキシイミ
ノ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−
アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン
酸[2−(cis−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン
−1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド、5−ク
ロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[2−((3
S,4S)−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−
2−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−イ
ンドール−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−
(cis−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イ
ル)−2−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1
H−インドール−2−カルボン酸[2−(1,1−ジオ
キソ−チアゾリジン−3−イル)−2−オキソ−エチ
ル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カ
ルボン酸(2−オキソ−2−チアゾリジン−3−イル−
エチル)−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2
−カルボン酸[(1S)−(4−フルオロ−ベンジル)
−2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2
−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−イン
ドール−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−
((3RS)−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−
2−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−イ
ンドール−2−カルボン酸[2−オキソ−2−((1R
S)−オキソ−1−チアゾリジン−3−イル)−エチ
ル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カ
ルボン酸[(1S)−(2−フルオロ−ベンジル)−2
−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オ
キソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−インドー
ル−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−((3
S,4S)−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−
2−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−イ
ンドール−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−
(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イル)−2−オキ
ソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール
−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−(3−ヒ
ドロキシイミノ−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ
−エチル]−アミド又は5−クロロ−1H−インドール
−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−(4−ヒ
ドロキシイミノ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ
−エチル]−アミド。
【0028】第2の側面において、本発明は下記式4の
新規化合物を提供する。
【0029】
【化15】 (ここで、M+はテトラ−C1−C6アルキルアンモニウ
ムである。)この第2の側面の好ましい態様は下記式4
aの新規化合物である。
【0030】
【化16】 第3の側面において、本発明は下記式5の新規化合物を
提供する。
【0031】
【化17】 (ここで、M+はテトラ−C1−C6アルキルアンモニウ
ムである。)この第3の側面の好ましい態様は下記式5
aの新規化合物である。
【0032】
【化18】 また本発明は、さらに別の側面において、この新規方法
を拡大してこれらの方法において用いられ、かつ形成さ
れる、商業量のあらゆる化合物をも提供し、これには出
発物質、中間体及び最終生成物が含まれる。例えば、式
2の化合物を含む溶液の式4の化合物を含む混合物への
(好ましくは添加ロートを用いる)滴下による添加。
【0033】
【発明の実施の形態】当業者は本明細書及び添付の請求
の範囲において本発明を説明するのに用いられる用語を
十分に理解するであろう;そうではあるが、ここで他に
示されない限り、以下の用語はすぐ下に記述される通り
である。
【0034】“アルキル”は直鎖もしくは分岐鎖炭化水
素鎖基を意味し、ここで“C1−C6アルキル”にはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec
−ブチル、三級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキ
シル及びイソヘキシルが含まれ、かつ“C1−C4アルキ
ル”にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、二級ブチル、及び三級ブチルが含まれる。
【0035】“非プロトン性”は利用可能なプロトンを
含まない溶媒を意味する。“プロトン性”は利用可能な
プロトンを含む溶媒を意味する。他に示されない限り、
この文書及び添付の請求の範囲を通して:%はパーセン
トであり、ACNはアセトニトリルであり、℃は摂氏で
あり、CH2Cl2は塩化メチレンであり、cmはセンチ
メートルであり、DECは1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩であり、D
MFはジメチルホルムアミドであり、eq.又はequ
iv.は当量であり、EtOAcは酢酸エチルであり、
gはグラムであり、hは時間であり、HClは塩酸であ
り、HClO4は過塩素酸であり、H2Oは水であり、H
2SO4は硫酸であり、HPLCは高速液体クロマトグラ
フィーであり、K2CO3は炭酸カリウムであり、K3
4は第三リン酸カリウムであり、Mはモル(濃度)で
あり、MeOHはメタノールであり、MgSO4は硫酸
マグネシウムであり、minは分であり、mLはミリリ
ットルであり、mmはミリメートルであり、mmolは
ミリモルであり、MSは質量スペクトルであり、Nは規
定(濃度)であり、NaHCO3は重炭酸ナトリウムで
あり、NaOHは水酸化ナトリウムであり、NBu4 +
テトラブチルアンモニウム、すなわちTBAであり、n
mはナノメートルであり、NMRはプロトン核磁気共鳴
スペクトルであり、RP−HPLCは逆相HPLCであ
り、RTは室温であり、TBABはテトラブチルアンモ
ニウム臭化物であり、THFはテトラヒドロフランであ
り、μLはマイクロリットルであり、μmはマイクロメ
ートルであり、UVは紫外線であり、及びv/vは体積
/体積である。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は式1及び3の化
合物から式6の化合物を製造するための新規方法を提供
する。これらの出発物質は公知化合物であり、当業者が
調製することができる。加えて、これらの化合物の両者
は、下で実施例においてより詳細に記述されるように、
商業的に入手することができる。
【0037】式2の化合物は式1の化合物をあらゆる適
切な非プロトン性溶媒、好ましくはトルエンに入れ、酸
塩化物を調製するのに適切なあらゆる活性化剤、好まし
くはSOCl2を(好ましくは滴下により)添加した
後、あらゆる適切な触媒性非プロトン性溶媒、好ましく
はDMFを添加することにより調製することができる。
次に、式2の化合物を含むこの溶液を式4の化合物を含
む溶液に直接添加する。その代わりに、好ましくは、式
2の化合物を含む溶液にあらゆる適切な不溶化溶媒、好
ましくはヘキサンを添加し、その溶液を濾過した後にリ
テネートを乾燥させることによってまず式2の化合物を
単離することができる。次に、単離された式2の化合物
をあらゆる適切な非プロト性溶媒、好ましくはTHFに
溶解し、式4の化合物を含む溶液に添加することができ
る。
【0038】式4の化合物は、式3の化合物及びあらゆ
る適切な塩基、好ましくはK3PO4を、あらゆる適切な
非プロトン性溶媒、好ましくはTHF及びあらゆる適切
なプロトン性溶媒、好ましくはH2Oの混合液に、RT
及びあらゆる適切な不活性気体、好ましくはN2の下で
添加することによって調製することができ、得られたス
ラリーは、好ましくはアセトンに氷を入れた混合物中
で、冷却することができる。直前に記載される塩基は約
pH8ないし約pH13、好ましくは約pH11ないし
約pH13のpHを維持するために供給される。
【0039】式2の化合物を含む溶液は、次に、式5の
化合物を単離するため、適切な不活性気体、好ましくは
2の下で、あらゆる適切な期間、好ましくは約1時間
ないし約2時間にわたって添加することができ、この添
加を通して冷却を維持し、続いてあらゆる適切な期間、
好ましくは約1ないし約2時間冷却を継続した後、RT
に暖める。
【0040】次いで、あらゆる適切な非プロトン性溶
媒、好ましくはCH2Cl2を添加し、水層及び有機層を
分離し、有機層を酸水溶液、好ましくはHCl、好まし
くは1M HClで洗浄し、洗浄した有機層を、好まし
くは蒸留によって濃縮し、濃縮した有機層をあらゆる適
切な有機液、好ましくはヘプタンに入れ替え、あらゆる
適切な期間、例えば一晩冷却し、得られたスラリーを濾
過し、かつ得られた固体又はリテネート、すなわち式6
の化合物を真空下であらゆる適切な期間、例えば一晩に
わたって乾燥させることにより、式6の化合物を式5の
化合物から調製することができる。
【0041】本発明によって提供される新規方法が式6
の化合物をもたらすことの検証は当業者が容易に実施す
ることができる。得られた乾燥固体中の式6の化合物の
存在はもちろん、その相対的及び絶対的純度は、HPL
Cにより、具体的にはHPLC UV%面積により、及
び外部標準と比較することにより決定することができ
る。得られた式6の化合物の化学構造は質量及びNMR
分光法によって検証することができる。
【0042】当業者が認めるように、本発明の新規方法
において用いられる物質のいずれもが、例えば3(S)
−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カルボニ
ル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
−酪酸の所望の量に依存して、あらゆる適切な量で用い
ることができる。
【0043】しかしながら、より詳しくは、式2の化合
物を調製する工程において、非プロトン性溶媒A、触媒
性非プロトン性溶媒及び活性化剤の量は式1の化合物の
量に基づく:非プロトン性溶媒Aについて−約4mL/
式1の化合物のgないし約30mL/式1の化合物のg
が好ましく、約7mL/gないし約20mL/gが特に
好ましく、約10mL/gが最も好ましい;触媒性非プ
ロトン性溶媒について−約0.0001mL/式1の化
合物のgないし約0.25mL/式1の化合物のgが好
ましく、約0.002mL/gないし約0.1mL/g
が特に好ましく、約0.0004mL/gが最も好まし
い;活性化剤について−約0.95モル/式1の化合物
のモルないし約2.0モル/式1の化合物のモルが好ま
しく、約1.1モル/モルないし約1.5モル/モルが
特に好ましく、約1.3モル/モルが最も好ましい。
【0044】同様に、式4の化合物を調製する工程にお
いて、塩基、非プロトン性溶媒B、及びプロトン性溶媒
の量は式3の化合物の量に基づく:塩基について−約
1.9モル/式3の化合物のモルないし約3.0モル/
式3の化合物のモルが好ましく、約2.0モル/モルな
いし約2.3モル/モルが特に好ましく、約2.1モル
/モルが最も好ましい;非プロトン性溶媒Bについて−
約3mL/式3の化合物のgないし約30mL/式3の
化合物のgが好ましく、約4mL/gないし約10mL
/gが特に好ましく、約5mL/gが最も好ましい;プ
ロトン性溶媒について−約3mL/式3の化合物のgな
いし約30mL/式3の化合物のgが好ましく、約4m
L/gないし約10mL/gが特に好ましく、約5mL
/gが最も好ましい。
【0045】さらにまた、有機溶媒を添加する工程にお
いて、有機溶媒の量は式3の化合物の量に基づき、すな
わち、約3mL/式3の化合物のgないし約30mL/
式3の化合物のgが好ましく、約4mL/gないし約1
0mL/gが特に好ましく、約5mL/gが最も好まし
い。
【0046】上述のように、新規中間体が本発明によっ
て提供される新規方法において生じる。第1には式3の
化合物から調製される、M+がテトラ−C1−C6アルキ
ルアンモニウムである式4の新規中間体であり、それに
続いて式4の化合物と式2の化合物を結合させて式5の
新規中間体を得ることから形成される新規中間体であ
る。好ましい中間体には、(例えば、TBABに由来す
る)M+がNBu4 +である前記式4a及び5aのものが
含まれる。
【0047】当業者は、本開示に基づいて、通常の合成
方法を用いて式4、4a、5及び5aの新規化合物を容
易に調製する方法を理解するであろう。例えば、式4a
の化合物は、式3の化合物及びあらゆる適切な塩基、好
ましくはK3PO4をあらゆる適切な非プロトン性溶媒、
好ましくはTHF、及びあらゆる適切なプロトン性溶
媒、好ましくはH2O、及びテトラブチルアンモニウム
臭化物の混合物に、RTで、あらゆる適切な不活性気
体、好ましくはN2の下に添加し、得られたスラリー
を、好ましくはアセトン中の氷の混合物中で冷却するこ
とによって調製することができる。次に、上述の通り調
製された式2の化合物を、式4aの化合物を含むこの溶
液に同様に上述の通りに添加して式5aの化合物を得る
ことができる。式4及び5の化合物について上述される
ように、式4a及び5aの化合物はいずれも本発明の方
法の間にそれらのそれぞれの次処理工程に先立って単離
する必要はなく、好ましくは単離しない。
【0048】当業者が本開示から理解するであろうよう
に、例えば所望の規模に依存して、この新規方法におい
て用いられる場合、あらゆる適切な様式で加熱すること
ができ、例えば、加熱マントルの使用が一般に好都合で
ある。同様に、あらゆる適切な冷却方法、例えば、RT
での放置、氷浴、低温室、又は熱源の単純な除去を本発
明の方法において用いることができる。
【0049】また、本発明は、これらの新規中間体のあ
らゆる幾何及び光学異性体をも含む。また、式4a及び
5aの同位体標識化合物も含まれ、これは、1つ以上の
原子が自然界で通常見出される原子量又は質量数とは異
なる原子量又は質量数を有する原子で置換されていると
いう事実を除いて、式4a及び5aに列挙されるものと
同一である。そのような本発明の新規中間体に組み込む
ことができる同位体の例には水素、炭素、窒素、酸素、
リン、フッ素及び塩素、例えば、それぞれ2H、3H、13
C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、
18F、及び36Clが含まれる。
【0050】特定のいかなる理論によっても結び付ける
ことを意図するものではないが、当業者は、式3の化合
物のカルボン酸塩が、式2の化合物と式3の化合物との
結合が生じる非プロトン性溶媒において式3の化合物を
より可溶性にすることを認めるであろう。同様に当業者
が理解するであろうように、このような式3の化合物の
溶解度の増加は式2の化合物を式1の化合物に戻してし
まう望ましくない加水分解を実質的に排除し、さもなけ
ればこれは式4の化合物の生成に、したがって3(S)
−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カルボニ
ル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
−酪酸の収量に否定的な衝撃を与える。
【0051】本発明の新規方法によってもたらされる式
6の化合物をさらに反応させて前述の WO 96/39385 及
び/又は WO 96/39384 に開示される化合物及び誘導体
を調製することができるが、本発明の方法は、式3の化
合物のカルボン酸塩の形成により、前述の WO 96/3938
5 及び/又は WO 96/39384 に開示されるカルボキシレ
ート基の保護及び脱保護の工程を回避する。当業者が理
解するであろうように、工程全体の少なさ及びそれらの
溶解度を維持する中間体の使用により、結合に先立つ明
らかな自己重合又は加水分解が起こらず、引き続く結合
に先立って単離する必要がなく、商業的な拡大で特に実
現される利点がもたらされる。
【0052】本発明は式2及び4の化合物を調製するた
めのあらゆる適切な方法を含み、そのようなものとして
当業者は本開示に基づいて、あらゆる所定の場合につい
て、特定の官能性を保護するように、例えば、分子内の
別の部位での反応におけるそのような官能性による干渉
を防止するか、又はそのような官能性の統合性を保存す
るように選択することができる。そのような保護の必要
性及びそのタイプは当業者が容易に決定することがで
き、例えば、その官能性の性質及び選択された調製方法
の条件に依存して変化する。例えば、T.W. Greene, Pro
tective Groups in Organic Synthesis, John Wiley &
Sons, New York, 1991 を参照。特定の官能性に適する
保護基には、この新規方法について記述される反応条件
下で実質的に化学反応せず、かつ所定のあらゆる中間体
の他の官能性を実質的に化学的に変更することなく除去
することができるものが含まれる。当業者が理解するで
あろうように、この保護基(1種類もしくは複数種類)
は所定のあらゆる調製方法において、例えば、次工程に
おいて望まれる通りに除去することができる。
【0053】当業者は、本開示及び前述の WO 96/3938
5 及び WO 96/39384 によって提供される記載に基づい
て、WO 96/39385 及び WO 96/39384 の化合物を式6
の化合物から通常の合成方法、例えば、そこに開示さ
れ、かつすぐ下に示される前述の手順Aを用いて容易に
調製する方法を理解するであろう。
【0054】手順A(DECを用いるペプチド結合) ジクロロメタン(又はあらゆる適切な溶媒)中の一級ア
ミン(0.1−0.7M、1.0当量、又は一級アミン
塩酸塩及びHCl当量当たり1.0−1.3当量のトリ
エチルアミン)の溶液を、25℃で、指定されたカルボ
ン酸(0.95−1.2当量)、ヒドロキシベンゾトリ
アゾール水和物(カルボン酸に対して1.2−1.8当
量、通常1.5当量)、及びDEC(0.95−1.2
当量、モル比でカルボン酸に相当)で連続して処理し、
その混合物を14−20時間攪拌する。(より大規模の
結合、例えば>溶媒50mLでは、混合物をこの点で濃
縮し、その残滓をEtOAcに溶解する)。この混合物
をEtOAcで希釈し、1N又は2N NaOHで2−
3回及び1N又は2N HClで2−3回洗浄し(生成
物がイオン化可能なアミン官能性を含む場合には酸を省
略する)、有機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮して粗
製生成物を得、これを、適切な溶媒を用いて、シリカゲ
ルでのクロマトグラフィーによって精製するか、摩砕す
るか、又は再結晶化する。精製した生成物をRP−HP
LCで分析する。0℃ないし25℃で行う反応は、最初
に容器を絶縁氷浴内で冷却し、それを数時間にわたって
RTに暖めることで行う。当業者は、(例えば、前述の
WO 96/39385 及び/又は WO96/39384 の記載から)
例えば、式6の化合物から調製しようとする最終化合物
に応じて手順Aを改変する方法を理解し、そのような改
変は本発明の一部と考えられる。
【0055】
【実施例】本発明を以下の実施例で説明するが、これら
は単に説明のために示されるものであって本発明を限定
するものではない。さらに、実施可能である他の変更及
び変形も本発明の一部であり、それらもそのようなもの
として添付の請求の範囲内にあることも理解されるであ
ろう:当業者はここに記載される本発明の特定の態様に
対する等価物を認めるであろうし、又は過度に実験する
ことなく確認することが可能であり、そのような等価物
は添付の請求の範囲に含まれることが意図される。
【0056】これらの実施例において、本発明の新規方
法の生成物の同一性及び純度の評価はRP−HPLC分
析によって得た。より詳しくは、RP−HPLC分析は
Waters(34 Maple Street、Milford、マサチューセッ
ツ州 01757)Symmetry C8、5μm、長さ15cm×内
径3.9mm、カラム温度40℃を用いて行い、移動相
A[800:200:4、脱イオンH2O:MeOH:
HClO4、v/v]は、1Lについて、800mLの
脱イオンH2O、200mLのMeOH、及び4mLの
HClO4を混合して真空下で脱気することにより調製
し[所定のあらゆる場合について、成分の容積を調整し
て適切な容積を調製することができる]、移動相B[8
00:200 ACN:MeOH、v/v]は、1Lに
ついて、800mLのACN及び200mLのMeOH
を混合して真空下で脱気することによって調製し[所定
のあらゆる場合について、成分の容積を調整して適切な
容積を調製することができる]、溶媒はヘリウムでパー
ジすることにより、又はインライン脱気装置(in-line
degasser)を用いることにより連続的に脱気し、検出は
UV 220nm、流速は2.0mL/分、注入容積は
20uL、作動時間は65分[注入間の再平衡化を含
む]であった。3(S)−[(5−クロロ−1H−イン
ドール−2−カルボニル)−アミノ]−2(R)−ヒド
ロキシ−4−フェニル−酪酸の反応時間はこれらのクロ
マトグラフィー条件下で約15分である。
【0057】これらの実施例において用いられる式1の
化合物は Merck SA.(Zone luindustrielle 45300、Tit
hivier、フランス)から購入した。これらの実施例にお
いて用いられる式3の化合物は Nippon Kayaku.(Fujim
iBuilding、11-2 Fujimi 1-Chome、Chiyoda-Ku 102、日
本)から購入した。実施例1 式2の化合物の調製 A.活性化剤が塩化チオニルである場合 式1の化合物[50.00g、255.6mmol]を
トルエン[500mL]に添加した。DMF[0.02
mL、0.2556mmol、(0.001eq.)]
を添加した。そのスラリーをN2の下で攪拌した。塩化
チオニル[24.24mL、332.3mmol、
(1.30eq.)]を滴下により添加した後、その混
合物を85℃に加熱し、約18時間反応させた。その溶
液を40℃に冷却して真空蒸留により約100−150
mLに濃縮し、その時点で真空を破ってヘキサン[25
0mL]を滴下により約1時間にわたって40℃で添加
した。次に、そのスラリーをRTに冷却し、顆粒化し、
濾過して乾燥させた。式2の化合物の収量は51.98
g[固体、95%]であった。 B.活性化剤が塩化オキザリルである場合 塩化オキザリル[4.6mL、53.8mmol、
(1.05eq.)]をCH2Cl2[200mL]中の
式1の化合物のスラリー[10.0g、51.3mmo
l、(1.0eq.)]に添加した。次に、幾滴かのD
MFを徐々に添加した。気体の放出が鎮まった後、さら
にDMF[10mL]を添加し、その溶液を均一になる
まで攪拌した。実施例2 式4の化合物の調製 A.M+がK+である場合。
【0058】式3の化合物[5.00g、25.6mm
ol]及びK3PO4[11.42g、53.8mmo
l、(2.10eq.)]をTHF(25mL)及びH
2O(25mL)中、RTで攪拌した。次に、その溶液
を約−5℃に冷却した。 B.M+がNa+である場合。
【0059】式3の化合物[75.00g、384.2
mmol]をTHF[375mL]及びH2O[375
mL]中で攪拌した。NaHCO3[80.68g、9
60.5mmol、(2.50eq.)]を添加した。
次に、そのスラリーを攪拌し、約65℃に加熱して透明
な溶液を生成させた。 C.M+がNBu4+である場合。
【0060】1.式3の化合物[10.0g、51.3
mmol、(1.0eq.)]にメタノール[200m
L]、次いでK2CO3[7g、51.3mmol、
(1.0eq.)、微粉砕]、次いでTBAB[17.
0g、51.3mmol、(1.0eq.)]を添加し
た。そのスラリーを自由流動するまで攪拌した。次に、
塩化メチレン[100mL]、次いでKHCO3[2
0.0g、20mmol、(4eq.)、微粉砕]を添
加した。
【0061】2.式3の化合物[10.0g、51.3
mmol、(1.0eq.)]に水[20mL]及びC
2Cl2[200mL]、次いでK2CO3[35g、2
56mmol、(5.0eq.)]、次いでTBAB
[17.0g、51.3mmol、(1.0eq.)]
を添加した。そのスラリーを自由流動するまで攪拌し
た。実施例3 結合、停止及び単離、並びに分析 A.実施例1.A.の化合物と実施例2.A.の化合物 1.結合 特定の量の実施例1.A.の化合物[5.47g、2
5.6mmol]をTHF[25mL]に溶解した。次
に、この溶液を実施例2.A.において調製した溶液に
80分にわたって−5℃で添加した。得られたスラリー
を−5℃で約2時間攪拌し、RTに暖めた。
【0062】2.停止及び単離 塩化メチレン[25mL]を完了した結合反応に添加
し、その混合物を15分間攪拌した。次に、水層と有機
層とを分離した。有機層を1M HCl[2×25m
L]で処理した。次いで、酸処理有機層を蒸留により濃
縮し、蒸気温度が95℃に到達するまでヘプタンを徐々
に添加することによりヘプタンに入れ替えた後、周囲温
度に冷却した。得られたスラリーを濾過し、その固体を
真空オーブン内で乾燥させた。3(S)−[(5−クロ
ロ−1H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−
2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の収量は
9.16g(固体、96.0%)であった。
【0063】3.分析 a.この固体はHPLC UV面積%から99%を上回
る純度であるものと考えられた。
【0064】b.1H NMR(400Mhz、CDC
3/DMSO−d6)δ 10.99(s、1H、N
H)、7.61(d、1H、NH)、6.82−7.3
4(m、9H)、4.63−4.69(m、1H、C3
H)、3.99−4.00(m、1H、C2H)、2.
84−2.95(m、2H、C4H)。
【0065】c.MS(M−1)=C1917ClN24
について371。 B.実施例1.A.の化合物と実施例2.B.の化合物 1.結合 全体的に実施例1.A.に記述されるものと同じ様式で
調製した式2の化合物[82.24g、384.2mm
ol]をTHF[190mL]に溶解した。次に、この
溶液を実施例2.B.において調製した溶液に50分に
わたって65℃で添加した。得られたスラリーを65℃
で約3.5時間攪拌し、RTに冷却した。
【0066】2.停止及び単離 酢酸エチル[375mL]を完了した結合反応に添加し
た。得られた混合物を攪拌した後、静置した。次に、水
層及び有機層を分離した。有機層を1M HCl[37
5mL]及びH2O[375mL]で処理した。次い
で、水層及び有機層を分離した。その後、有機層を蒸留
により濃縮した。このEtOAc/THF混合物を濃縮
し、ヘプタン[375mL]で置き換えながら除去し
た。得られたスラリーを顆粒化し、濾過し、真空オーブ
ン内で乾燥させた。3(S)−[(5−クロロ−1H−
インドール−2−カルボニル)−アミノ]−2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の収量は132.34
g(固体、92.4%)であった。
【0067】3.分析 この固体はHPLC UV面積%から純粋であるものと
考えられ、実施例3.A.において示されるものと同じ
NMR及びMSデータを示した。 C.実施例1.B.の化合物と実施例2.C.1.の化
合物 1.結合 実施例1.B.の溶液を、添加ロートを用いて滴下によ
り、2時間にわたって実施例2.C.1.の溶液に添加
した。式2の化合物の溶液を1/4添加した後、K2
3[7.0g、51.3mmol、(1.0e
q.)、微粉砕]を添加した。式2の化合物の溶液を3
/4添加した後、K2CO3[7.0g、51.3mmo
l、(1.0eq.)、微粉砕]を添加した。式2の化
合物を添加する前[pH11]及び添加の終了時[pH
9]に、pH片をとってそれを反応混合物に直接落とす
ことによって反応物のpHを決定した。
【0068】2.停止及び単離 完了した結合反応物を濾過して無機塩を除去し[HPL
Cが生成物を示さなくなるまでMeOHで洗浄した]、
EtOAcで希釈して、真空中で揮発性物質を除去し
た。その後、EtOAc層[約500mL]を1M H
2SO4[100mL、氷冷]で3回洗浄した。TBA塩
が除去されたことを保証するため、一定分量を採取して
NMRで分析した。この後、食塩水[100mL]で2
回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮した。その生成物をEtOAc約100mLまで
濃縮し、ヘキサン[約100mL]を添加することで沈
殿させた。そのスラリーを一晩攪拌した後、濾過した。
3(S)−[(5−クロロ−1H−インドール−2−カ
ルボニル)−アミノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フ
ェニル−酪酸の収量は16.62g[固体、87%]で
あった。
【0069】3.分析 この固体はHPLC UV面積%から99.5%を上回
る純度であるものと考えられ、実施例3.A.に示され
るものと同じNMR及びMSデータを示した。 D.実施例1.B.の化合物と実施例2.C.2の化合
1.結合 実施例1.B.の溶液を、添加ロートを用いて滴下によ
り、2時間にわたって実施例2.C.2の混合物に添加
した。このスラリーのpHは全体を通して約pH11で
あった[pH片をとってそれを反応混合物に直接落とす
ことによって決定]。反応混合物をMeOHで希釈し、
真空中でCH2Cl2を除去した。1NNaOHでpHを
pH13−14に調整し、一晩攪拌した。
【0070】2.停止及び単離 反応混合物をEtOAcで希釈し、真空中で揮発性物質
を除去した。その混合物[約500mLのEtOAcを
含む]を6M HClでpH1にした。EtOAc層を
分離した後、1M HClで2回洗浄した。この後、食
塩水[100mL]で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。その生成物をEt
OAc約100mLまで濃縮し、ヘキサン[約100m
L]を添加することで沈殿させた。そのスラリーを一晩
攪拌した後、濾過した。3(S)−[(5−クロロ−1
H−インドール−2−カルボニル)−アミノ]−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−酪酸の収量は1
6.59g[固体、87%]であった。
【0071】3.分析 この固体はHPLC UV面積%から98%を上回る純
度であるものと考えられ、実施例3.A.に示されるも
のと同じNMR及びMSデータを示した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 417/12 C07D 417/12 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07M 7:00 (72)発明者 ダーレル・ユージーン・フォックス アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・セントラル・リサーチ (72)発明者 フィリップ・ディートリック・ハンメン アメリカ合衆国コネチカット州06423,イ ースト・ハダム,スリー・ブリッジズ・ロ ード 57 (72)発明者 ジェフリー・ブライアン・ジョージェンセ ン アメリカ合衆国テネシー州37212,ナッシ ュヴィル,ヴィレッジ・アット・ヴァンダ ービルト 138 (72)発明者 デニス・ジェイ・フーヴァー アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・セントラル・リサーチ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式6の化合物の製造方法であって式2の化
    合物を含む溶液を調製する工程であって、順番に、式1
    の化合物を非プロトン性溶媒Aに添加し、特定の量の触
    媒性溶媒を攪拌しながら不活性気体の下で添加し、かつ
    活性化剤を添加することを含む工程;式4の化合物を調
    製する工程であって、順番に、式3の化合物及び塩基を
    非プロトン性溶媒B及びプロトン性溶媒の混合液に約−
    20℃ないし該混合液のほぼ還流温度の温度で添加し、
    かつ該混合物のpHを約pH8ないし約pH13に維持
    することを含む工程;式5の化合物を調製する工程であ
    って、順番に、該溶液を該混合物に該不活性気体の下で
    該温度を維持しながら添加し、かつ該添加が完了した後
    に該混合物を室温に到達させる工程;特定の量の有機溶
    媒を該混合物に添加する工程;並びに該式6の化合物を
    該有機溶媒に抽出する工程であって、順番に、水層A及
    び有機層Aを分離し、該有機層Aを酸水溶液又は酸水溶
    液及びH2Oで処理し、水層Bを有機層Bから分離し、
    かつ該有機層Bを保持することを含む工程、を含み、こ
    こで、 M+がN(C1−C6アルキル)4 +である場合には該塩基
    の後にテトラ−C1−C 6アンモニウムハロゲン化物を該
    混合物に添加するという条件でM+はあらゆる一価カチ
    オンであり;該式1の化合物は 【化1】 であり;該式2の化合物は 【化2】 であり;該式3の化合物は 【化3】 であり;該式4の化合物は 【化4】 であり;該式5の化合物は 【化5】 であり;及び該式6の化合物は 【化6】 である方法。
  2. 【請求項2】前記非プロトン性溶媒A及び前記非プロト
    ン性溶媒Bが各々独立にTHF、トルエン、又はCH2
    Cl2である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記触媒性非プロトン性溶媒がDMFであ
    る請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記不活性気体がN2である請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】前記活性化剤が塩化オキザリル又は塩化チ
    オニルである請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】M+がLi+、Na+、K+、Cs+又はテト
    ラ−C1−C6アルキルアンモニウムである請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】M+がNa+、K+、又はNBu4 +である請
    求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記塩基が重炭酸ナトリウム、水酸化ナト
    リウム、リン酸ナトリウム、炭酸カリウム、第二リン酸
    カリウム又は第三リン酸カリウムである請求項1に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】前記塩基が重炭酸ナトリウムであり、前記
    +がNa+であり、前記非プロトン性溶媒BがTHFで
    あり、前記プロトン性溶媒がH2Oであり、かつ前記温
    度は約65℃である請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記塩基が炭酸カリウムであり、前記M
    +はNBu4 +であり、かつ前記テトラ−C1−C6アルキ
    ルアンモニウムハロゲン化物がTBABである請求項8
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記M+がK+であり、前記非プロトン性
    溶媒BがTHFであり、前記プロトン性溶媒がH2Oで
    あり、かつ前記温度が約−5℃である請求項8に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】前記プロトン性溶媒がH2O又はROH
    であり、ここでRがC1−C4アルキルである請求項1に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】前記pHを前記塩基によって維持する請
    求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記pHが約pH11ないし約pH13
    である請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記有機溶媒がEtOAc又はCH2
    2である請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記酸水溶液がHCl水溶液又はH2
    4水溶液である請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記保持される有機層Bを濃縮し、ヘキ
    サン又はヘプタン中に入れ替え、該ヘキサン又は該ヘプ
    タン中で特定の期間不活性気体の下で顆粒化し、かつ得
    られたスラリーを濾過して(式6の化合物を含む)リテ
    ネートを乾燥させる、請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記式2の化合物を前記混合物に添加す
    る前に単離し、非プロトン性溶媒Cに溶解し、かつ前記
    式2の化合物を含む該非プロトン性溶媒Cを前記混合物
    に添加することによって前記混合物に添加する、請求項
    1に記載の方法、
  19. 【請求項19】前記単離が、順番に、ヘキサン又はヘプ
    タンを前記溶液に添加し、得られたスラリーを濾過し、
    かつリテネートを乾燥させることを含む、請求項18に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】前記非プロトン性溶媒CがTHF、トル
    エン、又はCH2Cl2である請求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】式2の化合物を含む溶液を調製する工程
    であって、順番に、式1の化合物をトルエンに添加し、
    特定の量のDMFを攪拌しながらN2の下で添加し、か
    つSOCl2を添加することを含む工程;式3の化合物
    からM+がNa+である式4の化合物を調製する工程であ
    って、順番に、該式3の化合物及びNaHCO3を約6
    5℃でTHF及びH2Oの混合液に添加することを含む
    工程;該式2及び4の化合物を結合させることによって
    +がNa+である式5の化合物を調製する工程であっ
    て、順番に、該溶液をN2の下で約65℃に維持しなが
    ら該混合物に添加し、該添加が完了した後に該混合物を
    室温に到達させることを含む工程;特定の量のEtOA
    cを該混合物に添加する工程;前記式6の化合物を該E
    tOAcに抽出する工程であって、順番に:前記水層A
    及び前記有機層Aを分離し、前記有機層Aを酸水溶液で
    処理し、前記水層Bを前記有機層Bから分離し、かつ前
    記有機層Bを保持することを含む工程;並びに、前記式
    6の化合物を単離する工程であって、順番に:該保持さ
    れる有機層Bを濃縮し、該濃縮された有機層Bをヘキサ
    ン又はヘプタン中に入れ替え、該入れ替えられた有機層
    Bを該ヘキサン又はヘプタン中で一晩、N2の下で顆粒
    化し、得られたスラリーを濾過し、かつリテネートを乾
    燥させることを含む工程を含む、請求項1に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】式2の化合物を含む溶液を調製する工程
    であって、順番に、式1の化合物をトルエンに添加し、
    特定の量のDMFを攪拌しながらN2の下で添加し、か
    つSOCl2を添加することを含む工程;式3の化合物
    からM+がK+である式4の化合物を調製する工程であっ
    て、順番に、該式3の化合物及びK4PO4を約−5℃で
    THF及びH2Oの混合液に添加することを含む工程;
    該式2及び4の化合物を結合させることによってM+
    +である式5の化合物を調製する工程であって、順番
    に、該溶液をN2の下で約−5℃に維持しながら該混合
    物に添加し、該添加が完了した後に該混合物を室温に到
    達させることを含む工程;特定の量のCH2Cl2を該混
    合物に添加する工程;前記式6の化合物を該CH2Cl2
    に抽出する工程であって、順番に:前記水層A及び前記
    有機層Aを分離し、前記有機層Aを1M HClで処理
    し、前記水層Bを前記有機層Bから分離し、かつ前記有
    機層Bを保持することを含む工程;並びに、前記式6の
    化合物を単離する工程であって、順番に:該保持される
    有機層Bを蒸留により濃縮し、該濃縮された層を蒸気温
    度が約95℃に到達するまでヘキサン又はヘプタン中に
    入れ替え、周囲温度に冷却し、得られたスラリーを濾過
    し、かつリテネートを乾燥させることを含む工程を含
    む、請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記式6の化合物をさらに反応させ、WO
    96/39385 又は WO 96/39384 に開示される置換N−
    (インドール−2−カルボニル)−アミド又は誘導体を
    形成する、請求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】前記置換N−(インドール−2−カルボ
    ニル)−アミド又は誘導体が5−クロロ−1H−インド
    ール−2−カルボン酸[(1S)−((R)−ヒドロキ
    シ−ジメチルカルバモイル−メチル)−2−フェニル−
    エチル]−アミド、5,6−ジクロロ−1H−インドー
    ル−2−カルボン酸{(1S)−[(R)−ヒドロキシ
    −(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−2
    −フェニル−エチル}−アミド、5−クロロ−1H−イ
    ンドール−2−カルボン酸{(1S)−[(R)−ヒド
    ロキシ−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチ
    ル]−2−フェニル−エチル}−アミド、5−クロロ−
    1H−インドール−2−カルボン酸((1S)−
    {(R)−ヒドロキシ−[2−ヒドロキシ−エチル)−
    メチル−カルバモイル]−メチル}−2−フェニル−エ
    チル)−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸{(1S)−[(R)−ヒドロキシ−(メチ
    ル−ピリジン−2−イル−カルバモイル)−メチル]−
    2−フェニル−エチル}−アミド、5−クロロ−1H−
    インドール−2−カルボン酸((1S)−{(R)−ヒ
    ドロキシ−[メチル−(2−ピリジン−2−イル−エチ
    ル)−カルバモイル]−メチル}−2−フェニル−エチ
    ル)−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カ
    ルボン酸[(1S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ
    −3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−3−オ
    キソ−プロピル]−アミド塩酸塩、5−クロロ−1H−
    インドール−2−カルボン酸[(1S)−ベンジル−
    (2R)−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシ−アゼチ
    ジン−1−イル)−3−オキソ−プロピル]−アミド、
    5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸((1
    S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ−3−イソキサ
    ゾリジン−2−イル−3−オキソ−プロピル)−アミ
    ド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸
    ((1S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ−3−
    [1,2]オキソジナン−2−イル−3−オキソ−プロ
    ピル)−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸[(1S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキ
    シ−3−((3S)−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イ
    ル)−3−オキソ−プロピル]−アミド、5−クロロ−
    1H−インドール−2−カルボン酸[(1S)−ベンジ
    ル−3−((3S,4S)−ジヒドロキシ−ピロリジン
    −1−イル)−(2R)−ヒドロキシ−3−オキソ−プ
    ロピル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2
    −カルボン酸[(1S)−ベンジル−3−((3R,4
    S)−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−(2
    R)−ヒドロキシ−3−オキソ−プロピル]−アミド5
    −クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸((1
    S)−ベンジル−(2R)−ヒドロキシ−3−モルホリ
    ン−4−イル−3−オキソ−プロピル)−アミド、5−
    クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[(1S)
    −ベンジル−2−(3−ヒドロキシイミノ−ピロリジン
    −1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド、5−ク
    ロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[2−(ci
    s−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−
    2−オキソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−イ
    ンドール−2−カルボン酸[2−((3S,4S)−ジ
    ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エ
    チル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−(cis−3,
    4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキ
    ソ−エチル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール
    −2−カルボン酸[2−(1,1−ジオキソ−チアゾリ
    ジン−3−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド、5
    −クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸(2−オ
    キソ−2−チアゾリジン−3−イル−エチル)−アミ
    ド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸
    [(1S)−(4−フルオロ−ベンジル)−2−(4−
    ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エ
    チル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−((3RS)−
    ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エ
    チル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸[2−オキソ−2−((1RS)−オキソ−
    1−チアゾリジン−3−イル)−エチル]−アミド、5
    −クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸[(1
    S)−(2−フルオロ−ベンジル)−2−(4−ヒドロ
    キシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]
    −アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボ
    ン酸[(1S)−ベンジル−2−((3S,4S)−ジ
    ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エ
    チル]−アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−
    カルボン酸[(1S)−ベンジル−2−(3−ヒドロキ
    シ−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−
    アミド、5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン
    酸[(1S)−ベンジル−2−(3−ヒドロキシイミノ
    −アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−ア
    ミド又は5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン
    酸[(1S)−ベンジル−2−(4−ヒドロキシイミノ
    −ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−ア
    ミドである、請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】前記さらなる反応が手順Aに従うもので
    ある請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】下記式4の化合物。 【化7】 (ここで、M+はテトラ−C1−C6アルキルアンモニウ
    ムである。)
  27. 【請求項27】M+がNBu4 +である請求項26に記載
    の化合物。
  28. 【請求項28】下記式5の化合物。 【化8】 (ここで、M+はテトラ−C1−C6アルキルアンモニウ
    ムである。)
  29. 【請求項29】M+がNBu4 +である請求項28に記載
    の化合物。
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