JP2001039786A - 堆肥発酵装置 - Google Patents
堆肥発酵装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 牛・豚・鶏など糞より良質の肥料を経
済性良好に得る。 【解決手段】 略密閉状の処理槽(1)内に堆肥原料
(14)を高堆積に貯留させ、下方から空気を供給して
堆肥原料(14)を高温発酵させる。
済性良好に得る。 【解決手段】 略密閉状の処理槽(1)内に堆肥原料
(14)を高堆積に貯留させ、下方から空気を供給して
堆肥原料(14)を高温発酵させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は牛または豚または鶏
の糞などの有機性廃棄物を処理槽内で発酵させて堆肥を
形成する堆肥発酵装置に関する。
の糞などの有機性廃棄物を処理槽内で発酵させて堆肥を
形成する堆肥発酵装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、家畜糞などを処
理槽内で堆積させて堆肥を製造する装置にあっては、処
理槽内で堆肥となるまでの処理日数が長かったり、処理
槽に設置スペースの広い大きな施設が必要となるなど、
処理経費が高く低コスト化が望まれている。
理槽内で堆積させて堆肥を製造する装置にあっては、処
理槽内で堆肥となるまでの処理日数が長かったり、処理
槽に設置スペースの広い大きな施設が必要となるなど、
処理経費が高く低コスト化が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、略
密閉状の処理槽内に堆肥原料を高堆積に貯留させ、下方
から空気を供給して堆肥原料を高温発酵させるように設
けて、高温度の堆肥温度によって、フェノールやエーテ
ルの分解と、植物の生育を阻害するリグニンなどの分解
・分離と、病原性菌・病害虫・雑草種子などの死滅化と
を促進させると共に、堆肥原料の堆肥化を促進させて、
良質の肥料を低コストに得るもので、省スペースの処理
槽内に必要量の肥料原料を適正に貯留すると共に、堆肥
化を促進させる好気条件を容易に確保して、良質の肥料
を効率良く得るものである。
密閉状の処理槽内に堆肥原料を高堆積に貯留させ、下方
から空気を供給して堆肥原料を高温発酵させるように設
けて、高温度の堆肥温度によって、フェノールやエーテ
ルの分解と、植物の生育を阻害するリグニンなどの分解
・分離と、病原性菌・病害虫・雑草種子などの死滅化と
を促進させると共に、堆肥原料の堆肥化を促進させて、
良質の肥料を低コストに得るもので、省スペースの処理
槽内に必要量の肥料原料を適正に貯留すると共に、堆肥
化を促進させる好気条件を容易に確保して、良質の肥料
を効率良く得るものである。
【0004】また、処理槽内の底部に複数の空気孔から
空気を吹出す空気供給管を複数配設して、処理槽内に均
一に空気を供給して堆肥化に最適の好気条件を確保し
て、堆肥原料の堆肥化を促進させるものである。
空気を吹出す空気供給管を複数配設して、処理槽内に均
一に空気を供給して堆肥化に最適の好気条件を確保し
て、堆肥原料の堆肥化を促進させるものである。
【0005】さらに、処理槽内に縦形の撹拌オーガを移
動自在に設けて、堆肥原料の均一撹拌と通気性の維持を
容易に行って堆肥化を促進させるものである。
動自在に設けて、堆肥原料の均一撹拌と通気性の維持を
容易に行って堆肥化を促進させるものである。
【0006】またさらに、略密閉状の処理槽内に堆肥原
料を投入させ、処理槽下方から空気を供給させると共
に、処理槽上方から空気を排出させて堆肥原料を高温発
酵させるように設けて、処理槽内に発生するアンモニア
ガスなど有害物質を有効に排出させて、アンモニアガス
による悪臭など悪影響を防止すると共に、アンモニア成
分による処理槽及び関係部品などの腐食を防止するもの
である。
料を投入させ、処理槽下方から空気を供給させると共
に、処理槽上方から空気を排出させて堆肥原料を高温発
酵させるように設けて、処理槽内に発生するアンモニア
ガスなど有害物質を有効に排出させて、アンモニアガス
による悪臭など悪影響を防止すると共に、アンモニア成
分による処理槽及び関係部品などの腐食を防止するもの
である。
【0007】また、排出される空気の一部を処理槽に還
元させて、処理槽に供給される空気の温度上昇を図っ
て、堆肥温度を良好に高温に維持させて、堆肥原料の堆
肥化を容易に促進させるものである。
元させて、処理槽に供給される空気の温度上昇を図っ
て、堆肥温度を良好に高温に維持させて、堆肥原料の堆
肥化を容易に促進させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は全体の正面図、図2は同平面図
であり、タワーコンポである堆肥用の処理槽(1)は平
面正方形状に形成し、処理槽(1)に隣接する運転操作
室(2)には、処理槽操作盤(3)や脱臭装置(4)及
び脱臭装置操作盤(5)などを備えると共に、処理槽
(1)の上壁などに作業者が昇降するための昇降タラッ
プ(6)を有するタラップ室(7)を処理槽(1)と操
作室(2)間に配設している。
づいて詳述する。図1は全体の正面図、図2は同平面図
であり、タワーコンポである堆肥用の処理槽(1)は平
面正方形状に形成し、処理槽(1)に隣接する運転操作
室(2)には、処理槽操作盤(3)や脱臭装置(4)及
び脱臭装置操作盤(5)などを備えると共に、処理槽
(1)の上壁などに作業者が昇降するための昇降タラッ
プ(6)を有するタラップ室(7)を処理槽(1)と操
作室(2)間に配設している。
【0009】図3乃至図5にも示す如く、前記処理槽
(1)は、上部の開口部(8)を有底筒形の上屋(9)
で覆って、下部の平坦状床面(10)との間に略密閉状
の堆肥処理室(11)を形成し、処理槽(1)の上部入
口(12)に原料投入機(13)を連結させ、家畜糞な
どの堆肥原料(14)を投入機(13)によって入口
(12)から処理室(11)に投入させるように構成し
ている。
(1)は、上部の開口部(8)を有底筒形の上屋(9)
で覆って、下部の平坦状床面(10)との間に略密閉状
の堆肥処理室(11)を形成し、処理槽(1)の上部入
口(12)に原料投入機(13)を連結させ、家畜糞な
どの堆肥原料(14)を投入機(13)によって入口
(12)から処理室(11)に投入させるように構成し
ている。
【0010】また、前記入口(12)下方の床面(1
0)中央に排出オーガ溝(15)を形成して、該溝(1
5)内に電動或いは油圧モータなど駆動機構(16)に
よって駆動する排出オーガ(17)を設けて、入口(1
2)とは対向する処理槽(1)の出口(18)より堆肥
を処理室(11)外側に排出させて、袋詰出荷室などに
排出コンベア(19)(20)により搬送するように構
成している。
0)中央に排出オーガ溝(15)を形成して、該溝(1
5)内に電動或いは油圧モータなど駆動機構(16)に
よって駆動する排出オーガ(17)を設けて、入口(1
2)とは対向する処理槽(1)の出口(18)より堆肥
を処理室(11)外側に排出させて、袋詰出荷室などに
排出コンベア(19)(20)により搬送するように構
成している。
【0011】また、図6、図7に示す如く、前記床面
(10)に送風溝(21)を形成し、該溝(21)に空
気供給管(22)を配設するもので、前記排出オーガ
(17)を中心とした左右両側に略平行に複数の空気供
給管(22)を配置させ、各供給管(22)には略12
0度の間隔で下方向に開口する多数の空気孔(23)を
形成し、処理槽(1)外側で投入機(13)近傍の送風
機(24)に風量調整弁(25)及びヘッダー(26)
及び送風管(27)を介して供給管(22)中央下側の
吸気口(22a)を接続させて、送風機(24)から供
給される空気を床面(10)の各供給管(22)より上
方の処理室(11)に均一に送り込むように構成してい
る。なお各供給管(22)の空気孔(23)は下向きに
開口させることによって、原料(14)で直接的に空気
孔(23)を塞いで空気孔(23)に詰まりなど発生さ
せる不都合を防止するものであり、空気孔(23)を下
向きとする角度は任意に選定可能なものである。
(10)に送風溝(21)を形成し、該溝(21)に空
気供給管(22)を配設するもので、前記排出オーガ
(17)を中心とした左右両側に略平行に複数の空気供
給管(22)を配置させ、各供給管(22)には略12
0度の間隔で下方向に開口する多数の空気孔(23)を
形成し、処理槽(1)外側で投入機(13)近傍の送風
機(24)に風量調整弁(25)及びヘッダー(26)
及び送風管(27)を介して供給管(22)中央下側の
吸気口(22a)を接続させて、送風機(24)から供
給される空気を床面(10)の各供給管(22)より上
方の処理室(11)に均一に送り込むように構成してい
る。なお各供給管(22)の空気孔(23)は下向きに
開口させることによって、原料(14)で直接的に空気
孔(23)を塞いで空気孔(23)に詰まりなど発生さ
せる不都合を防止するものであり、空気孔(23)を下
向きとする角度は任意に選定可能なものである。
【0012】さらに、前記上屋(9)の上部一側に排風
口(28)を設けて、前記脱臭装置(4)に排風ダクト
(29)を介して排風口(28)を接続させて、処理室
(11)の堆肥原料(14)中を下方より上方に流通さ
せる間に原料(14)の発酵熱により高温となった空気
を排風口(28)より外部に排出させると共に、この空
気中に混入するアンモニアガスの悪臭となるアンモニア
成分を脱臭装置(4)で脱臭(中和)処理するように構
成している。
口(28)を設けて、前記脱臭装置(4)に排風ダクト
(29)を介して排風口(28)を接続させて、処理室
(11)の堆肥原料(14)中を下方より上方に流通さ
せる間に原料(14)の発酵熱により高温となった空気
を排風口(28)より外部に排出させると共に、この空
気中に混入するアンモニアガスの悪臭となるアンモニア
成分を脱臭装置(4)で脱臭(中和)処理するように構
成している。
【0013】また、処理槽(1)上方より処理室(1
1)内に下端側を突入させる2つ1組の縦形撹拌オーガ
(30)を設けるもので、前記排出オーガ(17)と直
交する縦方向に一定間隔を有して2つの撹拌オーガ(3
0)を配設させ、これら2つのオーガ(30)間中央で
処理槽(1)上方の縦レール(31)上を縦方向に移動
するトロリー(32)に撹拌オーガ(30)の上端を連
結支持させ、トロリー(32)に設ける電動或いは油圧
モータなど撹拌駆動機構(33)に撹拌オーガ(30)
のオーガ軸(30a)を連動連結させて、撹拌オーガ
(30)を回転させ乍ら縦方向に移動させるように構成
している。
1)内に下端側を突入させる2つ1組の縦形撹拌オーガ
(30)を設けるもので、前記排出オーガ(17)と直
交する縦方向に一定間隔を有して2つの撹拌オーガ(3
0)を配設させ、これら2つのオーガ(30)間中央で
処理槽(1)上方の縦レール(31)上を縦方向に移動
するトロリー(32)に撹拌オーガ(30)の上端を連
結支持させ、トロリー(32)に設ける電動或いは油圧
モータなど撹拌駆動機構(33)に撹拌オーガ(30)
のオーガ軸(30a)を連動連結させて、撹拌オーガ
(30)を回転させ乍ら縦方向に移動させるように構成
している。
【0014】また、前記処理槽(1)上方で排出オーガ
(17)と略平行に横方向に配設する横レール(34)
上を台車(35)などを介し縦レール(31)を移動自
在に設けるもので、電動或いは油圧モータなど駆動機構
(35a)によって駆動するロードチェンに前記台車
(35)を連動連結させて、トロリー(32)と一体に
縦レール(31)をレール(34)に沿って横移動させ
て、垂直姿勢の2つの撹拌オーガ(30)を縦横に移動
させるように構成している。
(17)と略平行に横方向に配設する横レール(34)
上を台車(35)などを介し縦レール(31)を移動自
在に設けるもので、電動或いは油圧モータなど駆動機構
(35a)によって駆動するロードチェンに前記台車
(35)を連動連結させて、トロリー(32)と一体に
縦レール(31)をレール(34)に沿って横移動させ
て、垂直姿勢の2つの撹拌オーガ(30)を縦横に移動
させるように構成している。
【0015】なお前記排風口(28)には処理室(1
1)内を流通する空気の送風量を検出する送風量センサ
(36)を設けて、該送風量センサ(36)に基づいて
前記風量調整弁(26)の風量制御を行うと共に、前記
処理槽(1)上部に温度センサ(37)を設けて、処理
室(11)内の温度状況を操作盤(3)の表示器などに
表示するように構成している。
1)内を流通する空気の送風量を検出する送風量センサ
(36)を設けて、該送風量センサ(36)に基づいて
前記風量調整弁(26)の風量制御を行うと共に、前記
処理槽(1)上部に温度センサ(37)を設けて、処理
室(11)内の温度状況を操作盤(3)の表示器などに
表示するように構成している。
【0016】また、前記処理槽(1)の上端縁部と上屋
(9)の下端縁部との間には、空気の流入する小さな隙
間(38)を形成して、前記供給管(22)以外に隙間
(38)からも若干量の空気を処理室(11)に取り入
れるように構成している。さらに、前記供給管(22)
の配管方向は何れの方向でも良く、管(22)形状も丸
管、角管など何れでも良く送風溝(21)の溝形状も角
形、円弧形など何れでも良い。また前記供給管(22)
は送風溝(21)内でなく、床面(10)上に露出させ
る状態に設けても良い。
(9)の下端縁部との間には、空気の流入する小さな隙
間(38)を形成して、前記供給管(22)以外に隙間
(38)からも若干量の空気を処理室(11)に取り入
れるように構成している。さらに、前記供給管(22)
の配管方向は何れの方向でも良く、管(22)形状も丸
管、角管など何れでも良く送風溝(21)の溝形状も角
形、円弧形など何れでも良い。また前記供給管(22)
は送風溝(21)内でなく、床面(10)上に露出させ
る状態に設けても良い。
【0017】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、堆肥処理作業に際しては図9に示す如く、牛または
豚または鶏などの家畜舎から家畜糞などの有機性廃棄物
を堆肥原料(14)として取出すと共に、籾殻などを水
分調整材として堆肥原料(14)に混合させる。
て、堆肥処理作業に際しては図9に示す如く、牛または
豚または鶏などの家畜舎から家畜糞などの有機性廃棄物
を堆肥原料(14)として取出すと共に、籾殻などを水
分調整材として堆肥原料(14)に混合させる。
【0018】そして水分を最適条件の60%を中心とし
て55〜70%の範囲に調整すると同時に、1立方メー
タの原料(14)に対し、略100gの堆肥化促進用の
発酵菌を投入して混合させ、これら混合物を処理槽
(1)一定堆積高さ(H)(H≒3m)となるまで投入
し、投入後にあっては所定時間(例えば24時間)以内
に1回以上前記撹拌オーガ(30)を回転させて処理槽
(1)内を略均一状態に撹拌させる。
て55〜70%の範囲に調整すると同時に、1立方メー
タの原料(14)に対し、略100gの堆肥化促進用の
発酵菌を投入して混合させ、これら混合物を処理槽
(1)一定堆積高さ(H)(H≒3m)となるまで投入
し、投入後にあっては所定時間(例えば24時間)以内
に1回以上前記撹拌オーガ(30)を回転させて処理槽
(1)内を略均一状態に撹拌させる。
【0019】また、処理槽(1)内での堆肥処理作業中
にあっては前記空気供給管(22)より送風機(24)
からの空気を下方より送り込み、堆肥化の好気条件を充
分に確保し、堆肥化を促進させる。
にあっては前記空気供給管(22)より送風機(24)
からの空気を下方より送り込み、堆肥化の好気条件を充
分に確保し、堆肥化を促進させる。
【0020】さらに送風作業中、送風量が設定以下或い
は以上となることを前記送風量センサ(36)が検出す
るとき、風量調整弁(26)でもって送風量を増量或い
は減量制御して、設定風量を保った最適な風量で常に処
理作業を行うもので、このような条件での作業中におい
ては送風温度10゜C程度でも処理開始より24時間以
内に原料(14)の発酵熱によって80〜90゜C(表
面より30cm深さ位置)まで原料(14)中の温度が
上昇して、原料(14)中の発酵菌をより活性化するな
どして堆肥化を一層促進させる。
は以上となることを前記送風量センサ(36)が検出す
るとき、風量調整弁(26)でもって送風量を増量或い
は減量制御して、設定風量を保った最適な風量で常に処
理作業を行うもので、このような条件での作業中におい
ては送風温度10゜C程度でも処理開始より24時間以
内に原料(14)の発酵熱によって80〜90゜C(表
面より30cm深さ位置)まで原料(14)中の温度が
上昇して、原料(14)中の発酵菌をより活性化するな
どして堆肥化を一層促進させる。
【0021】そして処理室(11)内で高温発酵による
堆肥処理作業が一定期間行われて堆肥となった後には、
前記排出オーガ(17)によって外部に取出されるもの
で、このような高温発酵処理によって、フェノール及び
エーテルの分解や、植物の生育を阻害するリグニン等の
分解・分離や、病原性菌・病害虫・雑草種子の死滅化な
どを促進させて、良質な肥料を得ることができるもので
ある。
堆肥処理作業が一定期間行われて堆肥となった後には、
前記排出オーガ(17)によって外部に取出されるもの
で、このような高温発酵処理によって、フェノール及び
エーテルの分解や、植物の生育を阻害するリグニン等の
分解・分離や、病原性菌・病害虫・雑草種子の死滅化な
どを促進させて、良質な肥料を得ることができるもので
ある。
【0022】また前記排風口(28)から空気とともに
アンモニアガスも排出することで、処理槽(1)及びこ
の関係部品のアンモニア成分による腐食を防止すること
ができると共に、脱臭装置(4)によって悪臭の発生を
防止することができる。
アンモニアガスも排出することで、処理槽(1)及びこ
の関係部品のアンモニア成分による腐食を防止すること
ができると共に、脱臭装置(4)によって悪臭の発生を
防止することができる。
【0023】さらに、前記撹拌オーガ(30)の縦横の
移動によって、平坦状の床面(10)でも排出オーガ
(17)による堆肥排出時には、床面(10)周縁部に
堆肥が堆積状態で残ることなく、均平化させて良好に排
出させることができ、処理槽(1)の容量一杯を最大に
有効使用することができる。
移動によって、平坦状の床面(10)でも排出オーガ
(17)による堆肥排出時には、床面(10)周縁部に
堆肥が堆積状態で残ることなく、均平化させて良好に排
出させることができ、処理槽(1)の容量一杯を最大に
有効使用することができる。
【0024】また図10に示す如く、排風ダクト(2
9)から排出される空気の一部を分流弁など分流装置
(39)を介し送風機(24)の吸込口に流入させるよ
うに設けて、送風機(24)で供給される空気の温度を
上昇させて、処理室(11)内を効率良好に高温に保つ
構成としても良い。
9)から排出される空気の一部を分流弁など分流装置
(39)を介し送風機(24)の吸込口に流入させるよ
うに設けて、送風機(24)で供給される空気の温度を
上昇させて、処理室(11)内を効率良好に高温に保つ
構成としても良い。
【0025】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、略密閉状の処理槽(1)内に堆肥原料(14)を高
堆積に貯留させ、下方から空気を供給して堆肥原料(1
4)を高温発酵させるものであるから、高温度の堆肥温
度によって、フェノールやエーテルの分解と、植物の生
育を阻害するリグニンなどの分解・分離と、病原性菌・
病害虫・雑草種子などの死滅化とを促進させると共に、
堆肥原料(14)の堆肥化を促進させて、良質の肥料を
低コストに得るもので、省スペースの処理槽(1)内に
必要量の肥料原料(14)を適正に貯留すると共に、堆
肥化を促進させる好気条件を容易に確保して、良質の肥
料を効率良く得ることができるものである。
は、略密閉状の処理槽(1)内に堆肥原料(14)を高
堆積に貯留させ、下方から空気を供給して堆肥原料(1
4)を高温発酵させるものであるから、高温度の堆肥温
度によって、フェノールやエーテルの分解と、植物の生
育を阻害するリグニンなどの分解・分離と、病原性菌・
病害虫・雑草種子などの死滅化とを促進させると共に、
堆肥原料(14)の堆肥化を促進させて、良質の肥料を
低コストに得るもので、省スペースの処理槽(1)内に
必要量の肥料原料(14)を適正に貯留すると共に、堆
肥化を促進させる好気条件を容易に確保して、良質の肥
料を効率良く得ることができるものである。
【0026】また、処理槽(1)内の底部に複数の空気
孔(23)から空気を吹出す空気供給管(22)を複数
配設したものであるから、処理槽(1)内に均一に空気
を供給して堆肥化に最適の好気条件を確保して、堆肥原
料(14)の堆肥化を促進させることができるものであ
る。
孔(23)から空気を吹出す空気供給管(22)を複数
配設したものであるから、処理槽(1)内に均一に空気
を供給して堆肥化に最適の好気条件を確保して、堆肥原
料(14)の堆肥化を促進させることができるものであ
る。
【0027】さらに、処理槽(1)内に縦形の撹拌オー
ガ(30)を移動自在に設けたものであるから、堆肥原
料(14)の均一撹拌と通気性の維持を容易に行って堆
肥化を促進させることができるものである。
ガ(30)を移動自在に設けたものであるから、堆肥原
料(14)の均一撹拌と通気性の維持を容易に行って堆
肥化を促進させることができるものである。
【0028】またさらに、略密閉状の処理槽(1)内に
堆肥原料(14)を投入させ、処理槽(1)下方から空
気を供給させると共に、処理槽(1)上方から空気を排
出させて堆肥原料(14)を高温発酵させるものである
から、処理槽(1)内に発生するアンモニアガスなど有
害物質を有効に排出させて、アンモニアガスによる悪臭
など悪影響を防止すると共に、アンモニア成分による処
理槽及び関係部品などの腐食を防止することができるも
のである。
堆肥原料(14)を投入させ、処理槽(1)下方から空
気を供給させると共に、処理槽(1)上方から空気を排
出させて堆肥原料(14)を高温発酵させるものである
から、処理槽(1)内に発生するアンモニアガスなど有
害物質を有効に排出させて、アンモニアガスによる悪臭
など悪影響を防止すると共に、アンモニア成分による処
理槽及び関係部品などの腐食を防止することができるも
のである。
【0029】また、排出される空気の一部を処理槽
(1)に還元させるものであるから、処理槽(1)に供
給される空気の温度上昇を図って、堆肥温度を良好に高
温に維持させて、堆肥原料の堆肥化を容易に促進させる
ことができるものである。
(1)に還元させるものであるから、処理槽(1)に供
給される空気の温度上昇を図って、堆肥温度を良好に高
温に維持させて、堆肥原料の堆肥化を容易に促進させる
ことができるものである。
【図1】全体の正面図。
【図2】同平面図。
【図3】拡大側面図。
【図4】拡大正面図。
【図5】拡大平面図。
【図6】空気供給管の説明図。
【図7】空気供給部の説明図。。
【図8】空気の流れ説明図。
【図9】堆肥処理のフローチャート。
【図10】変形構成の説明図。
(1) 処理槽 (14) 堆肥原料 (22) 空気供給管 (23) 空気孔 (30) 撹拌オーガ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中下 隆史 鹿児島市錦江台一丁目12番1号 豊栄物産 株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA02 BA04 CA19 CA48 CB04 CB06 CB24 CC02 CC08 DA01 DA06 DA20 4D059 AA01 BA05 BA06 BA08 BA41 BA44 BA48 BF16 BJ02 BJ14 BK13 CA16 CB04 CB06 CB12 CC01 DB33 EA15 EB15 4H061 AA03 CC37 CC38 EE03 GG14 GG18 GG43 GG47 GG49 GG67 HH42
Claims (5)
- 【請求項1】 略密閉状の処理槽内に堆肥原料を高堆積
に貯留させ、下方から空気を供給して堆肥原料を高温発
酵させるように設けたことを特徴とする堆肥発酵装置。 - 【請求項2】 処理槽内の底部に複数の空気孔から空気
を吹出す空気供給管を複数配設したことを特徴とする請
求項1記載の堆肥発酵装置。 - 【請求項3】 処理槽内に縦形の撹拌オーガを移動自在
に設けたことを特徴とする請求項1及び2記載の堆肥発
酵装置。 - 【請求項4】 略密閉状の処理槽内に堆肥原料を投入さ
せ、処理槽下方から空気を供給させると共に、処理槽上
方から空気を排出させて堆肥原料を高温発酵させるよう
に設けたことを特徴とする堆肥発酵装置。 - 【請求項5】 排出される空気の一部を処理槽に還元さ
せるように設けたことを特徴とする請求項4記載の堆肥
発酵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21189299A JP2001039786A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 堆肥発酵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21189299A JP2001039786A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 堆肥発酵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039786A true JP2001039786A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16613379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21189299A Pending JP2001039786A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 堆肥発酵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001039786A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010234220A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水分調整剤の製造方法、水分調整剤 |
JP2015029955A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 学校法人明星学苑 | 好気性菌と酸素を用いた有機系処理物発酵装置 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP21189299A patent/JP2001039786A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010234220A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水分調整剤の製造方法、水分調整剤 |
JP2015029955A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 学校法人明星学苑 | 好気性菌と酸素を用いた有機系処理物発酵装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040610 |