JP2001039082A - シャープペンシルのチャック - Google Patents

シャープペンシルのチャック

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JP2001039082A
JP2001039082A JP11219444A JP21944499A JP2001039082A JP 2001039082 A JP2001039082 A JP 2001039082A JP 11219444 A JP11219444 A JP 11219444A JP 21944499 A JP21944499 A JP 21944499A JP 2001039082 A JP2001039082 A JP 2001039082A
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JP
Japan
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chuck
curvature
radius
core
fastener
Prior art date
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Pending
Application number
JP11219444A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nakanishi
正行 中西
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Pilot Precision KK
Original Assignee
Pilot Precision KK
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Publication date
Application filed by Pilot Precision KK filed Critical Pilot Precision KK
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2分割されたチャック7の弾性片7Aが拡開
した時に、芯タンク8より落下する芯3を確実に芯保持
部7B内に追従するシャープペンシルのチャックを提供
する。 【解決手段】 芯保持部7Bが軸方向に2分割された合
成樹脂製のチャック7において、チャック7の芯保持部
7B先端に略半円形の最大径部7Cを形成する。更に、
この最大径部7Cの曲率半径を、口金2の摺動孔2Cの
曲率半径よりわずかに小さく、かつ締具6の内孔6Dの
曲率半径より大きく形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯を保持するため
の合成樹脂からなるシャープペンシルのチャックに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の合成樹脂からなるシャープペンシ
ルのチャックは、頭部が前方に向かって太径となるよう
に形成され、かつ断面円形の頭部を半円状に2分割して
構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、チャック
の頭部の曲率半径は、口金の摺動孔内で拡開できるよう
に、口金の摺動孔の曲率半径よりかなり小さくしなけれ
ばならなかった。
【0004】すると、チャックの頭部は、上下には拡開
するのであまり隙間は生じないが、両側にはかなりの隙
間が生じて、チャックの頭部が側方に傾いて拡開してし
まう恐れがあった。
【0005】チャックが拡開した時に傾いてしまうと、
芯タンク内の芯がチャック内を落下できなかったり、チ
ャックの芯保持部の隙間に芯が入り込んで芯を折損して
しまうものであった。
【0006】本発明は、上記課題を解消するシャープペ
ンシルのチャックを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯保持部が軸
方向に2分割されるとともに、口金の摺動孔内を前後に
移動し、かつ締具によって開閉され芯を保持する合成樹
脂製のチャックにおいて、チャックの芯保持部先端に形
成される略半円形の最大径部の曲率半径が、口金の摺動
孔の曲率半径よりわずかに小さく、かつ締具の内孔の曲
率半径より大きく形成したものである。
【0008】
【実施例】以下、図1に基づいて本発明のシャープペン
シルのチャックを説明する。尚、図面の左側を前方とし
右側を後方とする。軸筒1の前部に合成樹脂製の口金2
を着脱可能に螺合し、口金2内に芯3を適度の力で保持
するゴム製の芯ホルダー4を内蔵する。更に、口金2の
先端にはステンレス製のガイドパイプ5を固着する。
【0009】口金2の後部内段2Aと軸筒1の前端の間
には締具6の外鍔6Aが長手方向に適宜摺動可能に遊嵌
され、締具6の前部6Bは口金2の太径孔2B内に挿入
されている。また、締具6の後部6Cは軸筒1の前部内
孔1Aに挿入されている。
【0010】合成樹脂製のチャック7は、図2及び図3
に示したように、前端より2分割されて弾性片7Aが形
成され、弾性片7Aの前部に形成される頭部は、図4に
示したように、芯保持部7B先端に形成される略半円形
の最大径部7Cと、図5及び図6に示したように、芯保
持部7Bの外側の頂部に形成される隆起部7Dから構成
される。前記最大径部7Cの曲率半径は、口金2の摺動
孔2Cの曲率半径よりわずかに小さく、かつ締具6の内
孔6Dの曲率半径より大きく形成される。更に、チャッ
ク7の隆起部7Dは、長手方向前方に行くにしたがって
徐々に高くなるように形成するとともに、隆起部7Dの
断面形状は両側がカットされた半円形に形成され、かつ
その外周面7Eの曲率半径を締具6の内孔6Dよりわず
かに大きく形成する。しかも、隆起部7Dは長手方向の
どの位置でも同じ曲率半径とする。
【0011】また、図7に示したように、チャック7の
弾性片7Aの内側に位置する内孔7Fは、芯保持部7B
を除く部分を長手方向前方に向かって徐々に窄まるテー
パー状に形成する。
【0012】チャック7の芯保持部7Bの形状は、図8
に示したように、保持する芯とほぼ同形が好ましい。つ
まり、芯保持部7Bの曲率半径を、0.3芯の場合には
0.19mm〜0.20mmとし、0.4芯の場合には
0.23mm〜0.25mmとし、0.5芯の場合には
0.28mm〜0.30mmとし、0.7芯の場合には
0.35mm〜0.38mmとし、0.9芯の場合には
0.45mm〜0.48mmとする。しかも、0.3芯
用のチャック7は、直径0.38mmのロット棒を保持
した時に弾性片7A間の隙間Lを0.05mm〜0.1
5mmに設定する。0.4芯用のチャック7は、直径
0.47mmのロット棒を保持した時に弾性片7A間の
隙間Lを0.05mm〜0.20mmに設定する。0.
5芯用のチャック7は、直径0.57mmのロット棒を
保持した時に弾性片7A間の隙間Lを0.05mm〜
0.25mmに設定する。0.7芯用のチャック7は、
直径0.71mmのロット棒を保持した時に弾性片7A
間の隙間Lを0.10mm〜0.30mmに設定する。
0.9芯用のチャック7は、直径0.90mmのロット
棒を保持した時に弾性片7A間の隙間Lを0.10mm
〜0.35mmに設定する。この隙間Lを規定する理由
は、芯3を確実に包み込み、チャック7の弾性片7A間
の隙間Lに芯3が入り込むのを防止するためである。
【0013】尚、図示してないが、軸筒1と芯タンク8
の間にはスプリングが張架され、通常芯タンク8は長手
方向後方に付勢されている。したがって、チャック7の
隆起部7Dが締具6の内孔6D前端に当接される。この
時、チャック7の隆起部7Dの曲率半径が締具6の内孔
6Dの曲率半径より大きく形成されているために、図9
に示したように、隆起部7Dの両側7Gの2点で締具6
の内孔6Dに接触し、締具6内に位置するチャック7の
横振れを防止する。
【0014】チャック7の筒状の後部7Hには、図9に
示したように、両側がカットされた外鍔部7Iが形成さ
れ、さらにその後方に2つの突条部7Jが形成されてい
る。該突条部7Jは、前端は垂直に形成されるが後端は
傾斜されて形成される。後部7Hの両側をカットする理
由は、この部分にゲートを設けるためである。
【0015】上記したチャック7を芯タンク8に連結す
る方法は、先ずチャック7の後部7Hを先ず締具6の内
孔6Dに挿通し、チャック7の頭部に締具6を外嵌す
る。更に、チャック7の後部7Hに形成した突条部7J
を、先ず突条部7Jの外径より太径に形成された芯タン
ク8のガイド孔8Aに挿入し、チャック7の軸心と芯タ
ンク8の軸心を略一致させる。次に、チャック7の後端
7K外径より太くかつ突条部7Jより細く形成された芯
タンク8の前部内孔8Bにチャック7の後部7Hを圧入
し、芯タンク8の前部内孔8Bに形成した2つの凹溝8
Cにそれぞれチャック7の突条部7Jを嵌め込み、チャ
ック7と芯タンク8を連結する。尚、芯タンク8のガイ
ド孔8Aの半径と芯タンク8の前部内孔8の半径の差よ
り、チャック7の突条部7Jの半径とチャック7の後端
7Kの外周半径の差を大きくすることにより、チャック
7の突条部7Jを芯タンク8のガイド孔8Aに挿入すれ
ば、必然的にチャック7の後端7Kが芯タンク8の前部
内孔8Bに挿入されるので、いちいちチャック7の後端
7Kと芯タンク8の前部内孔8Bに合わせなくても自動
的に挿入することができる。
【0016】上記チャック7は、ポリアセタールからな
りその中にグラスファイバーを入れたものを射出成形に
より形成する。尚、成形したものは、チャック7が拡開
した状態で成形される。
【0017】また、チャック7の最大径部7Cの曲率半
径が口金2の摺動孔2Cの曲率半径よりわずかに小さく
形成されているので、チャック7が拡開した時に口金2
の摺動孔2Cと軸心が一致し、チャック7の芯保持部7
Bが中心に位置するために、芯タンク8内の芯3が確実
にチャック7の芯保持部7B内を落下することができ
る。
【0018】その上、チャック7の最大径部7Cの曲率
半径が締具6の内孔6Dの曲率半径より大きく形成さ
れ、しかも最大径部7Cの幅が締具6の内孔6Dの直径
より大きく形成されているので、チャック7の頭部がス
プリングによって締具6に押圧され、チャック7が閉じ
られた時でもチャック7の頭部が締具6内を抜けてしま
う恐れは全くない。
【0019】更に、前記したようにチャック7の頭部に
形成された隆起部7Dの外周面7Eは、断面形状が長手
方向のどの位置でも同じ曲率半径で形成されているの
で、芯3の外径のばらつきによってチャック7の隆起部
7Dに当接される締具6の位置が前後にずれても、常に
同じ状態でチャック7と締具6が当接される。つまり、
図9に示したように、締具6の位置が前後にずれても常
に隆起部7Dの両側7Gの2点で締具6の内孔6D前端
に当接するので、締具6によって閉じられたチャック7
は、横振れすることなく常に締具6と軸心が一致した状
態となる。
【0020】更にまた、チャック7の弾性片7Aの内側
に位置する内孔7Fは、図10に示したように、芯保持
部7Bを除く部分を長手方向前方に向かって徐々に窄ま
るテーパー状に形成されているので、チャック7が拡開
しても、内孔7Fが必要以上に大きくならず、チャック
7の内孔7F内に落下してきた芯3が内孔7F内で中心
から外れて追従できなくなったり、弾性片7Aの隙間に
芯3が挟まってしまうといった恐れが全く生じなくな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明のシャープペンシル
のチャックは、2分割されたチャックの弾性片が拡開し
た時に、最大径部が口金の摺動孔に合致し、摺動孔内で
チャックが横振れすることなく拡開状態を維持し、芯タ
ンクより落下する芯を確実に芯保持部内に追従する効果
が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャックを用いたシャープペンシルを
示す主要部断面図である。
【図2】本発明のチャックを示す正面図である。
【図3】本発明のチャックを示す平面図である。
【図4】本発明のチャックの前端を示す端面図である。
【図5】図2のA−A線を示す断面図である。
【図6】図2におけるB−B線を示す断面図である。
【図7】チャックにおける弾性片の前部内側を示す主要
部底面図である。
【図8】芯を保持した状態のチャックの前端を示す端面
図である。
【図9】チャックの隆起部に締具が接触した状態を示す
断面図である。
【図10】図2のC−C線を示す断面図である。
【符号の説明】
2 口金 2C 口金2の摺動孔 3 芯 6 締具 6D 締具6の内孔 7 チャック 7A チャック7の弾性体 7B チャック7の芯保持部 7C チャック7の最大径部 7D チャック7の隆起部 7F チャック7の内孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯保持部が軸方向に2分割されるととも
    に、口金の摺動孔内を前後に移動し、かつ締具によって
    開閉され芯を保持する合成樹脂製のチャックにおいて、
    チャックの芯保持部先端に形成される略半円形の最大径
    部の曲率半径が、口金の摺動孔の曲率半径よりわずかに
    小さく、かつ締具の内孔の曲率半径より大きく形成した
    ことを特徴とするシャープペンシルのチャック。
  2. 【請求項2】 チャックの芯保持部の頂部に形成した隆
    起部を長手方向前方に行くにしたがって徐々に高くなる
    ように形成するとともに、その隆起部の断面形状を両側
    がカットされた半円形に形成し、かつ隆起部の外周面の
    曲率半径を締具の内孔よりわずかに大きく形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のシャープペンシルのチャッ
    ク。
  3. 【請求項3】 チャックを前端より分割して弾性片を形
    成し、該弾性片の内側に位置する内孔において、芯保持
    部を除く内孔の半分以上の部分を長手方向前方に向かっ
    て徐々に窄まるテーパー状に形成したことを特徴とする
    請求項1又は2記載のシャープペンシルのチャック。
JP11219444A 1999-08-03 1999-08-03 シャープペンシルのチャック Pending JP2001039082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015205416A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 株式会社パイロットコーポレーション シャープペンシル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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