JP2001039077A - ボールペンチップ - Google Patents

ボールペンチップ

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JP2001039077A
JP2001039077A JP11216132A JP21613299A JP2001039077A JP 2001039077 A JP2001039077 A JP 2001039077A JP 11216132 A JP11216132 A JP 11216132A JP 21613299 A JP21613299 A JP 21613299A JP 2001039077 A JP2001039077 A JP 2001039077A
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JP
Japan
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ball
hole
tip
receiving seat
center hole
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JP11216132A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Uji
信行 宇治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP2000/000317 priority patent/WO2000044574A1/ja
Priority to EP00900887A priority patent/EP1066984B1/en
Priority to US09/646,328 priority patent/US6390706B1/en
Priority to KR1020007010718A priority patent/KR100627080B1/ko
Priority to TW089101418A priority patent/TW517021B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記の初期からボールがセンタリングされ、
ガリガリした書き味や、筆記時の余分なインクが紙面に
落ちて紙面を汚すボテの問題や、筆記時のキリキリとい
うチップ音鳴き現象が発生するという問題もなく、ま
た、チップの構造も複雑になることなく、簡単な加工
で、製造コストも適正なボールペンチップを提供する。 【解決手段】 ボールと先端に小口の内縁を有するボー
ル把持部とボール受け座と中心孔とこの中心孔より前記
ボール把持部に連通するよう形成された複数の矢溝と後
孔を有するボールペンチップにおいて、前記中心孔の上
部に前記ボール受け座の径寸法より小さい径の座ぐり孔
部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールを筆記媒体
とするボールペンのチップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5乃至図6のようなボールペン
チップが知られている。チップの先端のボール把持部1
01には、ボール102が回動自在に取り付けられてい
る。ボール102の図中下方には、ボール受け座部10
3およびインキの流通路となる中心孔104が形成さ
れ、その中心孔104の上部は、ボール102にインク
を供給する、放射状矢溝部105となっている。また、
前記中心孔104の下方には後孔106が形成されてい
る。前記ボール受け座部103を形成するためには、ボ
ール受け座部103がボール102と同じRを有するよ
うにボール102を図中下方に打ち込むことを行うが、
チップ金属素材の持つスプリングバック性によりボール
受け座部103の内側部103aの持ち上がりが生じ
る。ボール102は、筆記時、この内側部103aに当
接載置されることになるが、ボール受け座部103の外
側部103bには非接触の状態となるので、座わりが不
安定で横方向に動きやすい状態となってしまう。この結
果、筆記初期はガリガリした書き味となり、筆記時の余
分なインクが紙面に落ちて紙面を汚すボテの問題や筆記
時のキリキリというチップ音鳴き現象を生じる。これら
の問題を抑制するためには、インクの粘度を低くした
り、インクを濡れ性の悪いものにすることなどが試みら
れているが、非使用時にペン先からインクが漏れてしま
う現象や、潤滑性が低下して書き味が悪化するなどの別
の問題が発生してしまう。上記問題を抑制するために、
チップの構造面からアプローチした従来技術の一例とし
ては、特開平10−329474号公報が知られてい
る。この公報の特許請求範囲には「先端より臨出した状
態で回転可能に遊嵌されたボールが、先端側には全周の
カシメによって、後端側には受け座によってそれぞれ前
後退の移動規制されており、内部には後端側からインク
を導出するインク孔を設けたボールペンのペン先部材で
あるチップに於いて、筆記時にボールが受け座に当接し
てインク孔が塞がれても筆記用インクをペン先の先端外
部まで導出させるために、受け座とインク孔を連通し
て、複数の溝によって構成されるチャンネル溝を有する
と共に、受け座と先端カシメの間にインク流路を確保し
た状態で筆記ボールの横方向のガタを減少させる様な複
数個のポンチ突起を有する事を特徴とするボールペンの
ペン先」と記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、筆記の初期からボールがセンタリングされることか
ら、ガリガリした書き味や、筆記時の余分なインクが紙
面に落ちて紙面を汚すボテの問題や、筆記時のキリキリ
というチップ音鳴き現象がかなりの程度まで抑制される
という利点を有するが、チップの構造が複雑になり、ま
た、チップ加工の精度も高精度が要求され、従って製造
コストも高価なものになってしまうという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、ボールと先端に小口の内縁
を有するボール把持部とボール受け座と中心孔とこの中
心孔より前記ボール把持部に連通するよう形成された複
数の矢溝と後孔を有するボールペンチップにおいて、前
記中心孔の上部に前記ボール受け座の径寸法より小さい
径の座ぐり孔部を有することを特徴とするボールペンチ
ップとなすことを要旨とする。
【0005】
【実施例】図1乃至図3に第1例を示し説明する。チッ
プTの先端のボール把持部1には、ボール2が回動自在
に取り付けられている。ボール2の図中下方には、ボー
ル受け座部3およびインキの流通路となる中心孔4が形
成され、その中心孔4の上部は、ボール2にインクを供
給する、放射状矢溝部5となっている。また、前記中心
孔4の下方には後孔6が形成されている。更に、前記中
心孔4の上部には中心孔4の径寸法より大きい径で、前
記ボール受け座部3の径寸法より小さい径の座ぐり孔部
4aが設けられている。
【0006】前記ボール受け座部3は、ボール受け座部
3がボール2と同じRを有するようにボール2を図中下
方に打ち込むことにより形成される。図3におけるハッ
チングの部分がボール受け座部3を示しているが、従来
例(図6参照)に比較して幅狭のボール受け座(シー
ト)になっている。ボール受け座部の径寸法は、使用す
るインクの潤滑性やチップの素材によって異なるが、ボ
ール径の75%乃至90%程度が好ましく、例えば、
0.7mmの径寸法のボールに対しては、ボール受け座
部の径寸法を0.57mm(ボール径の81.4%)と
し、また、前記座ぐり孔部4aの径寸法を適宜設定し
て、ボール受け座部3の幅は0.01mm乃至0.1m
mの如くなるよう形成すればよい。
【0007】次に作用について説明する。前記座ぐり孔
部4aの径寸法を事前に適宜設定し、ボール2の打ち込
みを行うと、座ぐり孔部4aが設けられていることによ
り、打ち込みのスプリングバックをほとんど生じること
なくボール2と同じRの幅狭のボール受け座部3が形成
される。筆記使用に当たっては、ボール2の径の大きい
部分がこの幅狭のボール受け座部3に着座してボール2
が回動することになるので、横方向のガタが減少せしめ
られ、ボール2のセンタリングが保持されてスムーズな
回転の、また、インクのボテの少ない筆記特性を得るこ
とができる。更に、チップTの筆記時の音鳴きをも減少
せしめることができる。
【0008】図4に変形例を示し説明する。中心孔4の
上部には中心孔4の径寸法より大きい径で、ボール受け
座部3の径寸法より小さい径の座ぐり孔部4aが設けら
れている。チップTの後孔6には、スプリング7が配設
され、そのスプリング7の一端は上方に垂直に延びて前
記中心孔4通る、スプリング端部7aとなっている。ボ
ール2は、このスプリング端部7aに支承され、上方に
付勢されてボール把持部1の先端内縁部8に当接してい
る。参照符号Hはチップホルダーであり、上方に内孔9
とこの内孔9の底である内孔段部9aと導孔10を有し
ている。前記チップTの下方外周は前記チップホルダー
Hの内孔9に圧入等の方法により組立固定される小径部
11となっている。この小径部11の上下方向の長さは
前記内孔9の深さよりもわずかに長く設定されている。
尚、前記チップホルダーHはその内孔段部9aで前記チ
ップTの小径部11を支持固定し、また、前記スプリン
グ7の後端部7bを支持している。前記ボール2を筆記
面に当接させると、ボール2が押圧され、その押圧動作
によってスプリング端部7a(スプリング7)が後退す
るとともに、インクがボール2を介して前記ボール把持
部1の先端内縁部8を通過して筆記面へと供給される。
また、筆記面よりボール2を離脱させると、スプリング
7が復動して先端内縁部8にボール2を密接せしめ、イ
ンクの吐出を遮断する。
【0009】本変形例においては、ボール2を支承する
スプリング端部7aの中心孔4内におけるおけるセンタ
リング性を維持するために、中心孔4の径寸法を必要最
小径に設定しているが、座ぐり孔部4aが設けられてい
るので、中心孔4が径小であってもボール把持部1へ必
要な量のインクを導通せしめることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、ボールと先端に小口の内縁を
有するボール把持部とボール受け座と中心孔とこの中心
孔より前記ボール把持部に連通するよう形成された複数
の矢溝と後孔を有するボールペンチップにおいて、前記
中心孔の上部に前記ボール受け座の径寸法より小さい径
の座ぐり孔部を有することを特徴とするボールペンチッ
プとしたので、筆記の初期からボールがセンタリングさ
れる結果、ガリガリした書き味や、筆記時の余分なイン
クが紙面に落ちて紙面を汚すボテの問題や、筆記時のキ
リキリというチップ音鳴き現象が発生するという問題も
なく、また、チップの構造も複雑になることなく、簡単
な加工で、製造コストも適正なものとすることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すボールペンチップの縦断面図。
【図2】図1のボールペンチップの要部縦断面図。
【図3】図2のA−A断面拡大(ボール2を除去して表
示した)図。
【図4】変形例を示すボールペンチップの縦断面図。
【図5】従来例を示す縦断面図。
【図6】図5のB−B断面拡大(ボール2を除去して表
示した)図。
【符号の説明】
1 ボール把持部 2 ボール 3 ボール受け座部 4 中心孔 5 放射状矢溝部 6 後孔 7 スプリング 7a スプリング端部 7b 後端部 8 先端内縁部 9 内孔 9a 内孔段部 10 導孔 11 小径部 H チップホルダー T チップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールと先端に小口の内縁を有するボー
    ル把持部とボール受け座と中心孔とこの中心孔より前記
    ボール把持部に連通するよう形成された複数の矢溝と後
    孔を有するボールペンチップにおいて、前記中心孔の上
    部に前記ボール受け座の径寸法より小さい径の座ぐり孔
    部を有することを特徴とするボールペンチップ。
JP11216132A 1999-01-28 1999-07-30 ボールペンチップ Pending JP2001039077A (ja)

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PCT/JP2000/000317 WO2000044574A1 (fr) 1999-01-28 2000-01-24 Outil d'ecriture retractable
EP00900887A EP1066984B1 (en) 1999-01-28 2000-01-24 Writing implement with a retractable nib
US09/646,328 US6390706B1 (en) 1999-01-28 2000-01-24 Retractable writing implement
KR1020007010718A KR100627080B1 (ko) 1999-01-28 2000-01-24 출몰식 필기구
TW089101418A TW517021B (en) 1999-01-28 2000-01-27 Retractable writing implement

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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