JP2000006572A - ボ―ルペンチップ - Google Patents

ボ―ルペンチップ

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JP2000006572A
JP2000006572A JP11040925A JP4092599A JP2000006572A JP 2000006572 A JP2000006572 A JP 2000006572A JP 11040925 A JP11040925 A JP 11040925A JP 4092599 A JP4092599 A JP 4092599A JP 2000006572 A JP2000006572 A JP 2000006572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
ink
pen tip
point pen
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP11040925A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Matsumoto
一明 松本
Toru Kitao
徹 北尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP11040925A priority Critical patent/JP2000006572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールの座りの片寄りがなく筆記方向による
インク流量の変化がなく安定した書き味が得られる。 【解決手段】 金属細管の一方側に設けたボールに金属
細管内部に位置させたインク誘導芯によってインクを誘
導するように形成したボールペンチップであって、イン
ク誘導芯は、外面に毛細管を形成するための溝を軸方向
に多数設けて形成する。金属細管内部に挿入したインク
誘導芯を、金属細管をポンチカシメすることで固定させ
る。ボールペンチップの先端にカシメ部を形成すると共
に、金属細管内部に挿入したインク誘導芯によって、ボ
ールをカシメ部の内側に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールペンチップに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボールペンチップを金属細管から
製造する方法としては、金属細管の先端近傍を内方に複
数箇所押し圧変形し内方突出部を形成しボール受け座と
なし、そこにボールを装着後先端口縁を内方にカシメ加
工しボールペンチップを製作する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の加工方法
ではボール受け座となる複数の内方突出部は金属細管の
内側から規制がないため大きさ、形状が揃い難くまた内
方突出部の位置も揃えるのが難しくボールを入れ先端口
縁を内方にカシメ加工しチップを作るとボールが偏って
受け皿に座るため、筆記描線が書く方向によってインク
流出量が変わる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明の内請求項1記載の発明は、金属細管の
一方側に設けたボールに金属細管内部に位置させたイン
ク誘導芯によってインクを誘導するように形成したボー
ルペンチップであって、インク誘導芯は、外面に毛細管
を形成するための溝を軸方向に多数設けて形成され、金
属細管内部に挿入したインク誘導芯を、金属細管をポン
チカシメすることで固定させたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成に加えて、ボールペンチップの先端にカ
シメ部を形成すると共に、金属細管内部に挿入したイン
ク誘導芯によって、ボールをカシメ部の内側に当接させ
たことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明の構成に加えて、ボールペンチップの先端付
近にボール受け座を形成すると共に、ボールをボール受
け座に当接させた状態でインク誘導芯の先端をボールの
下面に当接させたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を以下図面に基
づき詳説する。まず、図1はボールペンチップの縦断面
図で金属細管1はSUS304,SUS305,SUS
316,SUS430等のステンレス鋼細管でできてお
り、内径は筆圧を受けるに十分なボール受け座の確保
(この場合は内径が小さい方が有利)と、インクの細管
内の円滑な流れ(この場合は内径が大きい方が有利)の
両者を満足する範囲を考え、ボール直径の0.6から0
・86倍とし、また外径は筆圧に対する曲げ強度と細管
ならではのチップのデザイン的洗練さを考え、ボール直
径の1.3から1.6倍が好ましく、また切削のし易さ
(良好な切削肌、切り粉の掃け、ツールの持ち)を考え
ると硬度はビッカース硬さで200から300が好まし
い。
【0007】上記金属細管1の先部は切削にて円筒状に
その内壁面とボール側面との間にインクが円滑に流れる
ようボール5の直径の0.01から0.05mm大きく
形成されボール抱持孔2となし、また底部は安定したボ
ール受け座面7を形成するために90から160度の円
錐面に形成され、次に端面を円錐状に切削して肉薄に
し、さらに円錐面3から軸方向へインク溝4が複数ブロ
ーチ加工により適宜な長さ形成される。そしてボール抱
持孔2にボール5を入れた後先端肉薄部6を内方にカシ
メた後ボール5を叩いて円錐面3にボール5の面を転写
しボール受け座7を形成すると共に金属細管の軸方向に
ボール5がボールの直径の0.02から0.06倍の距
離移動できるようにしボール5とボールカシメ部8の間
に間隙を作り筆記時にインクが出るようにする。このボ
ールの移動量はインクの物性や筆記特性の仕様によりボ
ール5の叩き量を変えることで適宜な値に設定すればよ
い。
【0008】次にチップ内にはインク誘導芯9が装着さ
れているが、これは金属細管1の内径では毛細管力が弱
く金属細管1の後端からボール5までインクが伝わりに
くいのと、衝撃や上向き放置での金属細管1内でのイン
ク切れの発生を押さえるためである。そしてこのインク
誘導芯9はポリアセタール等の樹脂を押し出し成形にて
作られており、外面には毛細管を形成するための溝10
が軸方向に多数形成されている。以上の如くのインク誘
導芯9はチップの後部から挿入されてボール5の後部面
に当接させ更にボール5を押しボール5がカシメ部8の
内側に当接したところで金属細管1の中程をポンチカシ
メ11をしインク誘導芯9を固定する。こうするとボー
ルとボールカシメ部8に隙間がなくなりインクは出なく
なるが筆記時はボール5が押され、更にボール5はイン
ク誘導芯9を押しインク誘導芯9は弾性変形しボールカ
シメ部8とポール5には隙間が出来インクが出ると共に
インク誘導芯9の先端面はボール受け座の役割も一部は
果たすことになり、この方が書き味の向上に寄与する。
ところでインク誘導芯9を固定するためのポンチカシメ
11は金属細管1の外径の0.2から0.4倍で深さが
金属細管1の内径の0.25から0.45倍になるよう
な円柱状または根本の方が太くなる円錐状のピンを押し
圧して窪みを形成する。そしてこのポンチカシメ11の
大きさは、この範囲を超えるとインク誘導芯9の固定が
不安定になったり、インクの流れを阻害することにな
る。
【0009】上記インク誘導芯1の金属細管内での位置
決めはボール5がボールカシメ部8の内側に当接した状
態でインク誘導芯9の先端をボールの下面に当接させて
行ったが、ボール5をボール受け座7に当接させた状態
でインク誘導芯9の先端をボール5の下面に当接させ位
置決めし金属細管1をポンチカシメし固定してもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明はボールの座
りの片寄りがなく筆記方向によるインク流量の変化がな
く安定した書き味が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップの縦断面図である。
【図2】図1のボール周辺部の拡大縦断面図である。
【図3】図1のインク誘導芯の縦断面図である。
【符号の説明】
1 金属細管 2 ボール抱持孔 3 円錐部 4 インク溝 5 ボール 6 薄肉部 7 ボール受け座 8 ボールカシメ部 9 インク誘導芯 10 溝 11 ポンチカシメ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属細管の一方側に設けたボールに金属
    細管内部に位置させたインク誘導芯によってインクを誘
    導するように形成したボールペンチップであって、 インク誘導芯は、外面に毛細管を形成するための溝を軸
    方向に多数設けて形成され、 金属細管内部に挿入したインク誘導芯を、金属細管をポ
    ンチカシメすることで固定させたことを特徴とするボー
    ルペンチップ。
  2. 【請求項2】 ボールペンチップの先端にカシメ部を形
    成すると共に、金属細管内部に挿入したインク誘導芯に
    よって、ボールをカシメ部の内側に当接させたことを特
    徴とする請求項1記載のボールペンチップ。
  3. 【請求項3】 ボールペンチップの先端付近にボール受
    け座を形成すると共に、ボールをボール受け座に当接さ
    せた状態でインク誘導芯の先端をボールの下面に当接さ
    せたことを特徴とする請求項1記載のボールペンチッ
    プ。
JP11040925A 1999-02-19 1999-02-19 ボ―ルペンチップ Pending JP2000006572A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114312102A (zh) * 2022-02-24 2022-04-12 宁波华丰文具有限公司 可用于揿动书写笔的直液式笔芯

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