JP2001038855A - メタリック調の樹脂成形品 - Google Patents
メタリック調の樹脂成形品Info
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- JP2001038855A JP2001038855A JP21453499A JP21453499A JP2001038855A JP 2001038855 A JP2001038855 A JP 2001038855A JP 21453499 A JP21453499 A JP 21453499A JP 21453499 A JP21453499 A JP 21453499A JP 2001038855 A JP2001038855 A JP 2001038855A
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
形品を提供する。 【解決手段】化粧料容器の壁体は、内層と外層とからな
っている。内層は、白色に着色されているポリプロピレ
ン樹脂の層であり、外層は、ポリプロピレン樹脂中に、
鱗片状のガラス2を酸化チタンコーティング3で被覆し
た顔料1が分散されている層である。
Description
メタリック調の樹脂成形品に関するものである。
れていることが要求されており、その一つにメタリック
調を有するものがある。このものは、その母材となるポ
リスチレン等の熱可塑性樹脂材料中にアルミニウム顔料
等のメタリック顔料を添加し分散させたのち、この混合
物をブロー成形することにより得られる。
タリック顔料を用いてブロー成形すると、その成形品
は、ダイラインが目立ち、商品性に欠けるという問題点
がある。
もので、ダイラインが目立たないメタリック調の樹脂成
形品の提供をその目的とする。
め、本発明のメタリック調の樹脂成形品は、その壁体
が、下記(A)および(B)の厚み方向の積層構造にな
っているという構成をとる。 (A)熱可塑性樹脂の層からなる内層。 (B)内層に隣接する外層であって、熱可塑性樹脂母材
中に、鱗片状ガラスを金属または酸化金属で被覆した薄
片が分散されている層。
調の樹脂成形品において、ダイラインを目立たなくすべ
く、鋭意研究を重ねた。その結果、樹脂成形品の壁体を
上記(A)および(B)の厚み方向の積層構造にする
と、所期の目的が達成できることを見いだし、本発明に
到達した。
それぞれ5〜200μm,全体の0.1〜30重量%に
設定すると、上記樹脂成形品の色調や光輝感が商品とし
てより相応しく、商品性が高いことを突き止めた。
面にもとづいて詳しく説明する。
の樹脂成形品の一実施の形態を示している。この実施の
形態では、樹脂成形品として、図1に示すような、化粧
料容器Aを用いている。この化粧料容器Aの壁体は、図
2に示すように、内層4と外層5とからなっている。内
層4は、白色に着色されているポリプロピレン樹脂6の
層であり、外層5は、ポリプロピレン樹脂(母材)7中
に、図3に示すような顔料1が分散されている層であ
る。
により酸化チタンコーティング3で被覆した薄片であ
り、酸化チタンコーティング3の厚みが0.1μm、顔
料1の平均粒径が80μm、顔料1の平均厚みが2μm
となっている。
られる。すなわち、まず、母材となる高温状態のポリプ
ロピレン樹脂7液中に上記顔料1を全体の3重量%添加
し、充分に混合してポリプロピレン樹脂7液中に分散さ
せる。ついで、この混合物と白色に着色されたポリプロ
ピレン樹脂6とを押出機から押し出して円筒状のパリソ
ンとする。このパリソンは、内層4と外層5とからな
り、内層4が白色に着色されたポリプロピレン樹脂6、
外層5が混合物となるように押し出される。つぎに、上
記パリソンが熱によってまだ軟らかいうちに、目的とす
る化粧料容器Aの形状が内壁に形成された2つ割り金型
で上記パリソンを挟みパリソン内に空気を吹き込んでふ
くらませて成形する。ついで、冷却したのち、金型を開
き成形品を取り出す。この成形品が図1に示す化粧料容
器Aである。
料容器Aは、ダイラインが目立たなくなっている。この
原因は明確ではないが、上記顔料1は、従来のメタリッ
ク顔料と異なり、ガラスが用いられていることより、あ
らゆる方向において透明性が高くなっているためである
と考えられる。さらに、上記化粧料容器Aは、優美で鮮
明な色調を有し、従来のメタリック顔料では決して実現
できない強い光輝感のあるメタリック調を得ている。ま
た、メタリック調を表現する顔料1が外層5にのみ分散
されているため、顔料1が少量ですむ。
明する。
の形態の化粧料容器Aを準備し、比較例1として、従来
のメタリック顔料を用いた化粧料容器を準備した。
ちらのダイラインが目立たないかを判断した。その結
果、パネラー全員が、実施例1の方がダイラインが目立
たないと判断した。
ンコーティング3の厚みが異なるものを用いると、成形
品の化粧料容器Aの色が変わることが確認されている。
ス2に酸化チタンを被覆したが、これに限定されるもの
ではなく、酸化チタンに代えて、金,銀,ニッケル等の
金属を被覆してもよい。この場合には、無電解めっき法
により被覆される。このようにすることにより、様々な
色調や光輝感が得られ、化粧料容器Aが商品性に富むも
のとなる。さらに、鱗片状のガラス2にニッケルを被覆
したのち金を被覆して2層(複数層)被覆等としてもよ
いし、銀を被覆したのち金属でないシリカを被覆して2
層(複数層)被覆等としてもよい。これらの場合にも、
実施の形態と同様の作用・効果を奏する。特に、外層5
に上記シリカを被覆したものは、耐薬品性,耐候性が向
上する。
均粒径は、特に限定されるものではないが、好ましく
は、それぞれ1〜5μm,5〜200μmの範囲であ
り、より好ましくは、顔料1の厚みが2μmもしくは5
μm、平均粒径が80〜90μmの範囲である。このよ
うな場合には、色調や光輝感が商品としてより相応し
く、商品性が高い。
も、特に限定されるものではないが、好ましくは、全体
の0.1〜30重量%の範囲、より好ましくは、全体の
1〜6重量%の範囲である。このような場合にも、色調
や光輝感が商品としてより相応しく、商品性が高い。
の内層4および外層5の母材となる樹脂にポリプロピレ
ンを用いたが、それぞれは、これに限定されるものでは
なく、AS,PET,PPEA等の他の熱可塑性樹脂を
用いてもよい。また、内層4のポリプロピレン樹脂6
は、白色に着色されたが、黒色等の他の色に着色されて
もよいし、着色されず無色透明であってもよい。
す顔料に加えて、従来のメタリック顔料を混合してもよ
い。
樹脂成形品によれば、壁体が、熱可塑性樹脂の層からな
る内層に、鱗片状ガラスを金属または酸化金属で被覆し
た薄片が分散されている熱可塑性樹脂からなる外層を積
層した構造になっているため、ダイラインを目立たなく
することができる。
それぞれ5〜200μm,全体の0.1〜30重量%に
設定すると、上記樹脂成形品の色調や光輝感が商品とし
てより相応しく、商品性が高いことを突き止めた。
形態を示す斜視図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂成形品の壁体が、下記(A)および
(B)の厚み方向の積層構造になっていることを特徴と
するメタリック調の樹脂成形品。 (A)熱可塑性樹脂の層からなる内層。 (B)内層に隣接する外層であって、熱可塑性樹脂母材
中に、鱗片状ガラスを金属または酸化金属で被覆した薄
片が分散されている層。 - 【請求項2】 薄片の平均粒径が5〜200μmの範囲
である請求項1記載のメタリック調の樹脂成形品。 - 【請求項3】 薄片の混合比率が全体の0.1〜30重
量%の範囲である請求項1または2記載のメタリック調
の樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21453499A JP2001038855A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | メタリック調の樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21453499A JP2001038855A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | メタリック調の樹脂成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038855A true JP2001038855A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16657334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21453499A Pending JP2001038855A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | メタリック調の樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001038855A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062059A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-03-26 | Toppan Printing Co Ltd | ラメ状加飾多層ブロー成形ボトル |
WO2018221190A1 (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | 東洋製罐株式会社 | 加飾多層押出ブローボトル |
JP2020196491A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社吉野工業所 | 押出しブロー容器 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP21453499A patent/JP2001038855A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062059A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-03-26 | Toppan Printing Co Ltd | ラメ状加飾多層ブロー成形ボトル |
WO2018221190A1 (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | 東洋製罐株式会社 | 加飾多層押出ブローボトル |
JP2018199281A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 東洋製罐株式会社 | 加飾多層押出ブローボトル |
CN110678328A (zh) * | 2017-05-29 | 2020-01-10 | 东洋制罐株式会社 | 装饰多层挤出吹塑瓶 |
JP2020196491A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社吉野工業所 | 押出しブロー容器 |
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