JP2001038774A - 射出成形同時絵付方法及び装置 - Google Patents

射出成形同時絵付方法及び装置

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JP2001038774A
JP2001038774A JP21731099A JP21731099A JP2001038774A JP 2001038774 A JP2001038774 A JP 2001038774A JP 21731099 A JP21731099 A JP 21731099A JP 21731099 A JP21731099 A JP 21731099A JP 2001038774 A JP2001038774 A JP 2001038774A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得るべき積層製品に付随させる必要のない余
剰部分を切り取るトリミング工程を、別途に専用装置を
設けることを要しないで、容易かつ適正に行うことがで
き、もって、装置コスト、トリミングコストを可及的に
低減できるとともに、生産効率の向上、省力化等も図る
ことができるようにされた射出成形同時絵付装置を提供
する。 【解決手段】 雄雌両成形型12、25における、絵付
シートSを接着付随させるべき製品部Pを成形するため
の製品成形部9(13、26)に隣接してその外周側及
び/又は内周側に、流動状態の樹脂が射出充填される製
品外成形凹部36が形成されるとともに、前記製品成形
部9と前記製品外成形凹部36との境界部分がそれらよ
り薄厚の狭窄部37とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形と同時に
型内で図柄や文字等が施された絵付シートを射出樹脂成
形体の表面に一体的に接着積層して加飾積層品(積層製
品)を得るようにした射出成形同時絵付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形と同時に射出樹脂成形体の表面
に絵付シートを一体的に積層して接着する射出成形同時
絵付方法としては、従来より幾つもの態様が提案されて
いるが、それらの大半は、次の(a)〜(i)の工程の
全部又は幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、
順次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的
に行うようにされている(特公昭50−19132号、
実公平3−56344号、特公平7−41637号公報
等を参照)。
【0003】(a)絵付シートを射出成形に用いられる
雌型のパーティング面上に供給するシート供給工程。 (b)絵付シートを雌型のパーティング面に固定保持す
るクランプ工程。 (c)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる加熱軟
化工程。 (d)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り雌型のキャビティに沿わせるように延伸させる延伸工
程(予備成形工程)。 (e)雌型と雄型の一方(通常は雌型)を他方(通常は
雄型)側へ移動させて型締めを行う型締め工程。
【0004】(f)雌型と雄型との間に形成されるキャ
ビティ内に雄型側から流動状態の樹脂(熔融樹脂)を注
入充填して射出成形を行う射出成形工程。 (g)雌型と雄型とを離間させる型開き工程。 (h)絵付シートのうちの射出樹脂成形体に接着付随さ
せるべき部分から他の部分(余剰部分)を切り離すトリ
ミング工程。 (i)絵付シートが接着積層された積層製品を雌型又は
雄型から取り出す取出工程。
【0005】なお、複数の工程を同時に重複して行うと
は、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(e)の型締め工程において絵付シートを雌型
と雄型との間に挟んで固定保持するようになせば、該型
締め工程と同時に重複して前記(b)のクランプ工程が
行われたことになり、また、前記(f)の射出成形工程
において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧力に
より延伸させるようになせば、該射出成形工程と同時に
重複して前記(d)の延伸工程が行われたことになる場
合をいう。
【0006】また、絵付シートとしては、製品種別に応
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形体の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形体の表面に一体化
した絵付シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形体側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
【0007】ところで、特に絵付シートがラミネートシ
ートである場合、1ショット分の絵付シートには、シー
ト供給時やシートクランプ時に、それを保持固定してお
く必要等があることから、得るべき積層製品に接着付随
させる必要のない余剰部分が必ず生じ、積層製品を商品
として完成させるには、その余剰部分をトリミングする
トリミング工程が要求される。
【0008】ここで、上記した如くに絵付シートがラミ
ネートシートである場合の射出成形同時絵付けの実際例
を、図5〜図7を参照しながら以下に簡単に説明する。
図5は、従来より使用されている射出成形同時絵付装置
10’の加熱軟化工程、延伸工程を示しており、この装
置10’により得るべき積層製品1は、例えば、縦断面
外形がコ字状のトレー形パネルであり、射出樹脂成形体
P(図6)の表面に、例えば木目模様等の装飾層を有す
る絵付シートS(ラミネートシート)を接着積層したも
のである。
【0009】前記装置10’は、前記積層製品1に対応
した凹凸形状の雌型12と雄型25とを備え、前記雌型
12には、得るべき積層製品1(図7)に対応したキャ
ビティ13が設けられるとともに、延伸工程用の真空吸
引手段としての、キャビティ13周りに設けられた環状
の真空吸引溝16、真空吸引孔17、スリット状の真空
吸引隙間15、真空吸引通路18、外部に真空源に接続
された導管19等が設けられ、そのパーティング面14
上には、図5のX方向から見た平面視外形が矩形枠状な
いし井桁状のクランパー20が4本の摺動ロッド24
(図7)を介して前記パーティング面14に対して接離
する方向(X方向)に進退可能に配置され、また、前記
パーティング面14の外周側にはOリング22が装着さ
れた装着溝23が形成されており、該Oリング22は前
記クランパー20と対向している。
【0010】そして、絵付シートSは、図示していない
搬送チャック等のシート供給手段により雌型12のパー
ティング面14に供給されて、前記クランパー20によ
りパーティング面14に押圧固定され、これに前後して
図示していないカッターや加熱線条等のシート切断手段
により幅方向に切断されて1ショット分の枚葉シートと
される。また、クランパー20によりパーティング面1
4に押圧固定された絵付シートSを加熱軟化すべく、熱
盤60が備えられている。
【0011】この熱盤60は、熱盤移送手段62によ
り、雄雌両成形型外の待機位置からそれらの間(雌型1
2のパーティング面14上)の対向加熱位置(図5の位
置)に移動せしめられ、この対向加熱位置にて、前記絵
付シートSを非接触状態で輻射熱によって加熱軟化する
ようになっている。
【0012】一方、前記雄型25は、図示はされていな
いが、射出成形機のノズルが装着される固定盤に固定さ
れており、この雄型25には、前記積層製品1形状に対
応した凸部(コア部)26が設けられるとともに、その
内部には、熔融樹脂射出用のランナー27及びそれに連
なるゲート28が設けられている。また、前記雄型25
には、図6に示される如くの型締め、射出成形工程時に
おいて前記クランパー20が収容される収容凹部29が
形成されている。
【0013】このような構成とされた本例の装置10’
においては、射出成形同時絵付を行うにあたっては、ま
ず、シート供給手段により、雌型12のパーティング面
14とクランパー20との間の部分に1ショット分の絵
付シートSを供給する。より詳しくは、例えば、巻出機
から送りロールを介して巻き出された絵付シートSの先
端部を搬送チャックにより雌型12における絵付シート
Sの搬送方向で見て上流側端部(上端部)付近で把持し
て雌型12の下流側端部付近まで引っ張って搬送し、こ
の搬送チャックにより搬送されて来た絵付シートSの先
端部を受取固定チャックにより受け取って把持固定する
(図示略)。このとき、絵付シートSには所定のテンシ
ョンが付与され、絵付シートSは、パーティング面14
上にピーンと張った状態で配置される。
【0014】続いて、クランパー20をパーティング面
14側に前進させて、供給された絵付シートSをこのク
ランパー20のシート押圧面部20aによって前記パー
ティング面14上に押圧固定し、次いで、シート切断手
段により絵付シートを雌型12の上端部付近で幅方向に
切断して、1ショット分の枚葉シートとなす。(図5の
状態)。
【0015】続いて、熱盤60を、クランパー20によ
り押圧固定されている絵付シートS上に移動させて該絵
付シートSを加熱軟化させるとともに、前記した真空吸
引溝16、真空吸引孔17、真空吸引隙間15等で構成
される真空吸引手段による真空吸引を行って、前記絵付
シートSを雌型キャビティ13に沿って密着させるべく
延伸させる。
【0016】しかる後、図6に示される如くに、雌型1
2を雄型25側に移動させて、雄型25と雌型12との
型締めを行って、射出成形機からの熔融樹脂P’を雌型
12と雄型25との間、言い換えれば、キャビティ13
とコア部26とで形成される製品成形部へ射出充填し、
この樹脂が固化した後、前記雄雌両成形型12、25の
型開きを行い、次いで、図7に示される如くに、射出樹
脂成形体P表面に絵付シートS(のうちの接着付随させ
るべき製品部分Sp)が接着積層された、未だ余剰部分
Szがトリミングされていない積層製品1(半製品)を
取り出す(通常は、雄型25に付着した状態でキャビテ
ィ13から引き離され、イジェクターピンや圧縮空気等
の製品取出手段により雄型25から引き離される)。
【0017】その後は、絵付シートSのうちの射出樹脂
成形体Pに接着付随させるべき製品部分Spから余剰部
分Szを切り離すトリミングを行う。ここでは、射出樹
脂成形体Pの外周端縁角部が前記製品部分Spと余剰部
分Szとの境界となっており、この境界部分(境界線)
Jを適宜のトリミング手段で切断して完成品としての積
層製品1を得る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記トリミング方法と
しては、従来、(A)カッター等を使用してハンドワー
クで行う方法、(B)NC(数値制御)ルータを利用し
て機械的かつ自動的に行う方法、(C)境界部分(境界
線)Jの形状に対応した切断刃を用いて押し切る方法、
(D)前記雄雌両成形型12、25のコア部26とキャ
ビティ13の端縁部(前記境界部分Jに相当する)に剪
断刃を設けて、あるいは、剪断刃を設けた専用の一対の
剪断型を用いて切断する方法が知られている。しかしな
がら、上記した既案のトリミング方法(A)、(B)、
(C)(D)では、それぞれ次のような問題があった。
【0019】すなわち、前記(A)のカッターを使用し
たハンドワークによるトリミング方法では、複雑な形状
のものをトリミングするには長時間かかり、トリミング
コストが高くなる嫌いがあるとともに、作業者に多大な
労力を強いることになり、また、仕上げが安定しない。
前記(B)のNCルータによるトリミング方法では、物
品毎にトリミングすべき形状を装置にティーチングする
ことが必要であるため、初期設定が煩雑で、しかも装置
が高価となる等の問題があった。
【0020】また、前記(C)、(D)のトリミング方
法では、切断刃、剪断刃等の刃部は、熱膨張や摩耗等に
より経時的に劣化することが避けられず、ある期間(回
数)使用すると、噛み合い不良等により絵付シートを適
正に切断できなくなるので、頻繁に交換しなければなら
ず、また、刃部が劣化した場合でも型全体の交換が必要
となり、トリミングに要するコストが高くなる嫌いがあ
った。
【0021】本発明は、上述の如くの問題を解消すべく
なされたもので、その目的とするところは、得るべき積
層製品に付随させる必要のない余剰部分を切り取るトリ
ミング工程を、別途に専用装置を設けることを要しない
で、容易かつ適正に行うことができ、もって、装置コス
ト、トリミングコストを可及的に低減できるとともに、
生産効率の向上、省力化等も図ることができるようにさ
れた射出成形同時絵付装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る射出成形同時絵付装置は、基本的に
は、雄雌両成形型を備え、絵付シートを前記雌型のパー
ティング面上に供給するとともに、該絵付シートをクラ
ンプ手段により前記雌型のパーティング面上に押圧固定
し、前記雌型と雄型の型締めを行い、前記キャビティ内
に前記雄型に設けられたランナー及びゲートを通じて流
動状態の樹脂を射出充填し、この樹脂が固化した後、前
記雌型と雄型との型開きを行って、前記絵付シートが接
着積層された積層製品を前記雄雌両成形型から取り出す
ようにされている。
【0023】そして、前記雄雌両成形型における、絵付
シートを接着付随させるべき製品部を成形するための製
品成形部に隣接してその外周側及び/又は内周側に、前
記流動状態の樹脂が射出充填される製品外成形凹部が形
成されるとともに、前記製品成形部と前記製品外成形凹
部との境界部分がそれらより薄厚の狭窄部とされている
ことを特徴としている。好ましい態様では、前記製品外
成形凹部にサブマリンゲートを介して前記流動状態の樹
脂を射出充填するようになっている。
【0024】また、本発明に係る射出成形同時絵付方法
は、上記装置を用いたもので、絵付シートを雌型のパー
ティング面上に供給するシート供給工程と、絵付シート
をクランプ手段により前記雌型のパーティング面上に押
圧固定するクランプ工程と、前記雌型と雄型の型締めを
行う型締工程と、前記キャビティ内に前記雄型に設けら
れたランナー及びゲートを通じて流動状態の樹脂を射出
充填する射出成形工程と、前記樹脂が固化した後、前記
雌型と雄型との型開きを行う型開工程と、前記絵付シー
トが接着積層された積層製品を前記雄雌両成形型から取
り出す取出工程と、取り出された積層製品における前記
製品外成形凹部で固化した非製品部を前記製品成形部で
固化した製品部に対して前記狭窄部で折るようにして切
り離すとともに、前記絵付シートの境界部分に生じる応
力集中を利用して、絵付シートのうちの、前記製品部に
接着付随させるべき製品部分から余剰部分を切り離すト
リミング工程とを含んで構成される。
【0025】前記製品成形部は、通常、雌型のキャビテ
ィと雄型のコア部とで形成され、前記製品外成形凹部
は、得るべき積層製品に窓部等が無い場合は、前記成形
品成形部の外周側、つまり、前記雌型のキャビティ及び
/又は雄型のコア部の外周側に形成され、得るべき積層
製品に窓部等がある場合は、その窓部等に位置する絵付
シートは余剰部分となるので、前記成形品成形部の外周
側だけでなく、その内周側、つまり、前記窓部等に相当
する、前記雌型のキャビティ及び/又は雄型のコア部の
内周側にも形成する必要がある。前記製品外成形凹部
は、雄型側、雌型側、或いは雄型側と雌型側の両側のい
ずれに設計してもよい。
【0026】このような構成とされた射出成形同時絵付
装置及び方法の好ましい態様においては、射出成形工程
時に、前記雄雌両成形型における製品成形部に流動状態
の樹脂が射出充填されるとともに、該製品成形部に隣接
してその外周側及び/又は内周側に形成されている製品
外成形凹部にも、好ましくはサブマリンゲートを介して
前記流動状態の樹脂が射出充填される。
【0027】このようにして製品成形部及び製品外成形
凹部に射出充填された流動状態の樹脂が固化した後、前
記雌型と雄型との型開きを行い、前記絵付シートが接着
積層された積層製品を前記雄雌両成形型から取り出す
(通常は、雄型に付着した状態でキャビティから引き離
され、イジェクターピンや圧縮空気等の製品取出手段に
より雄型から引き離される)。
【0028】この場合、取り出された積層製品(半製
品)は、前記製品成形部で固化した製品部(射出樹脂成
形体)に前記製品外成形凹部で固化した非製品部が前記
狭窄部で固化した境界部を介して連設されており、か
つ、それらの外表面には絵付シートが接着積層されてい
る。
【0029】次いで、取り出された積層製品における前
記製品外成形凹部で固化した非製品部を前記製品成形部
で固化した製品部に対して前記狭窄部で折るようにして
切り離す。かかる切り離しは、ハンドワークで容易に行
える。この製品部と非製品部との切り離し時には、前記
絵付シートにおける製品部分と余剰部分との境界部分に
応力集中が生じるので、この応力集中を利用して、絵付
シートのうちの、前記製品部に接着付随させるべき製品
部分から余剰部分を切り離してトリミングを行う。
【0030】このように本発明の射出成形同時絵付装置
及び方法では、雄雌両成形型に予め製品成形部に加えて
製品外成形凹部を設け、その製品成形部と製品外成形凹
部との境界部分を狭窄部となし、トリミング工程を、製
品成形部で固化した製品部に対して製品外成形凹部で固
化した非製品部を境界部で折るようにして切り離し、こ
の切り離し時に絵付シートに生じるに応力集中を利用し
て、前記製品部に接着付随させるべき製品部分から余剰
部分を切り離すことにより行うようにされるので、別途
に専用装置を設けることを要しないで、容易かつ適正に
行うことができ、装置コスト、トリミングコストを可及
的に低減できるとともに、生産効率の向上、省力化等も
図ることができる。
【0031】本発明において、雄雌両成形型は、鉄等の
金属あるいはセラミックス等で作製され、前記した如く
に、絵付シートを接着付随させるべき製品部を成形する
ための製品成形部(キャビティ、コア部)に隣接してそ
の外周側及び/又は内周側に、前記流動状態の樹脂が射
出充填される製品外成形凹部を形成するとともに、前記
製品成形部と前記製品外成形凹部との境界部分をそれら
より薄厚の狭窄部となし、さらに、必要に応じて、真空
吸引や圧空供給用に小孔(真空吸引孔等)を設ける。
【0032】また、雌型を複数の分割部分の集合体で構
成(いわゆる入れ子構造に)し、隣合う分割部分間にス
リット状の隙間を形成してこの隙間を真空吸引孔(及び
圧空供給孔)として用いて真空吸引(及びエアーブロ
ー)を行うようにしてもよい。前記雄型には、流動状態
の樹脂を射出するためのランナーと所要本のゲートを設
ける。ゲートの本数、位置、形状等は、得るべき製品の
形状等を勘案して自由に設定することができ、また、ゲ
ートをサブマリンゲートとして、前記製品成形部及び/
又は製品外成形凹部に流動状態の樹脂を供給するように
してもよい。
【0033】さらに、雄型には、張り付いている積層製
品を分離するためのイジェクターピン、あるいは、加圧
空気噴出手段等の積層品分離手段を設けることが好まし
い。また、絵付シートを雌型パーティング面に固定保持
すべくクランプ手段を付設する。クランプ手段として
は、従来技術の場合と同様の平面視形状で枠状ないし井
桁状のものを用いることができる。 クランプ手段を雌
型パーティング面に対して進退動させるには、型締め動
作等の成形用駆動力を用いたり、イジェクターピン駆動
機構の動力を利用したりすることができる他、別途に流
体圧アクチュエーター等の駆動手段を設けることにより
なされる。
【0034】また、本発明装置では、前記クランプ工程
後に、前記巻出機から巻き出された絵付シートを、前記
クランプ手段より上流側において、1ショット分の枚葉
シートに切断するため、前記雌型における、シート供給
方向で見て上流側端部付近に、前記絵付シートを幅方向
に切断するシート切断手段を設ける。このシート切断手
段としては、切断刃(カッター)、ニクロム線等の電熱
式の加熱線条、その他、超音波カッター、剪断機等、種
々のものが使用できる。この切断手段は、通常は熱盤上
に設けるのが好ましいが、クランプ手段上に設けること
もできる。 さらに、本発明装置では、好ましくは、予
備成形を行うべく、熱盤を備える。熱盤としては、伝導
熱を用いる接触加熱方式、あるいは輻射熱や誘電加熱を
用いる非接触加熱方式のいずれを採用してもよい。ま
た、熱盤に絵付シートを幅方向に切断する切断手段を設
けてもよい。切断手段としては、切断刃やニクロム線等
の電熱線からなる加熱線条を用いることができる。
【0035】絵付シートは、基材シートとその上に積層
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができるが、本発明
は、特に、トリミング工程が必須のラミネートシートを
用いる場合に有効である。
【0036】前記貼合わせ積層シートの場合、基材シー
トとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリス
チレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。基材
シートの厚さは、通常20〜500μm程度である。装
飾層としては、印刷絵柄、着色又は透明塗装、金属薄
膜、あるいは、硬質塗膜、防曇塗料、導電性層等の機能
性層等を用いることができる。
【0037】前記転写シートの場合は、一旦剥離性の支
持体シート上に形成した絵柄層等よりなる転写層を、別
の被転写体に転移させるためのもので、支持体シート上
には必要に応じて離型層を設けても良く、転写層として
は、剥離層、装飾層、接着剤層、等からなり、装飾層以
外の層は必要に応じて選択する。装飾層としては、絵柄
層、金属薄膜層(部分又は全面)あるいは硬質塗膜、防
曇塗膜、導電性層等の機能性層から選ばれる。
【0038】支持体シートは、ナイロン6、ナイロン6
6等のポリアミド樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル等、可撓性を
有する熱可塑性樹脂フィルムあるいはそれらの積層体が
好ましい。 射出成形用の樹脂としては、ABS(アク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂を加熱熔融して液状な
いし流動状態となったもの、あるいは、二液硬化型、触
媒硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂等の未硬化液等の射出成形同時絵付用として従来よ
り知られている材料を使用でき、製品の要求物性やコス
ト等に応じて選定される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る射出
成形同時絵付装置の代表的な一実施形態を示す全体概略
縦断面図である。
【0040】本実施形態の射出成形同時絵付装置10に
より得るべき積層製品1は、前述した図5〜図7に示さ
れる装置10’で得られるものと同様に、縦断面外形が
コ字状のトレー形パネルであり、射出樹脂成形体P(図
3)の表面に、例えば木目模様の装飾層を有する絵付シ
ートS(ラミネートシート)を接着積層したものであ
る。
【0041】本実施形態の射出成形同時絵付装置10
は、前記した得るべき積層製品に対応した凹凸形状の雌
型12と雄型25とを備え、雌型12は、図示はされて
いないが、その底部が可動盤に固定されていて、流体圧
シリンダのラム等により水平方向(図1のX方向)、言
い換えれば、雄型25に対して接近離隔する方向に進退
動するようされている。
【0042】なお、本実施形態では、上記のように雌型
12が可動型とされていて水平方向に移動するようにさ
れているが、これに限定される訳ではなく、例えば、雄
型、雌型を上下に対向配置してそれらの一方を鉛直方向
に移動させる等の形態を採用することもできる。前記雌
型12は、ここでは複数の分割型からなる入れ子構造の
ものが採用されており、分割型間にスリット状の隙間1
5が形成されていてこの隙間15を後述するように溝状
の真空吸引孔として用いて真空吸引を行うようになって
いる。
【0043】そして、この雌型12には、前記積層製品
1に対応したキャビティ13が形成されるとともに、そ
の周囲にはパーティング面14が形成されており、該パ
ーティング面14におけるキャビティ13の外周に、該
キャビティ13を囲むように絵付シートSを真空吸引す
るための環状のシート吸引溝16が形成されるととも
に、このシート吸引溝16に所定本の真空吸引孔17が
所定のピッチで開口せしめられている。
【0044】前記真空吸引孔17は、前記雌型12内部
に穿設された真空吸引通路18及び導管19を介して外
部の真空ポンプに接続されており、本実施形態では、前
記分割型間に形成されて前記キャビティ13の隅角部上
と前記真空吸引通路18とを連通させる前記スリット状
の隙間15、前記シート吸引溝16、このシート吸引溝
16に開口せしめられた前記真空吸引孔17、前記真空
吸引通路18、前記導管19、及び外部の真空ポンプ等
で真空吸引手段が構成されている。
【0045】さらに、前記雌型12のパーティング面1
4には、前記キャビティ13を囲むように、Oリング2
2が装着されている。このOリング22は、後述する平
面視枠状のクランパー20が、間に絵付シートSを挟ん
で雌型12のパーティング面14に押し付けられた際、
前記キャビティ12と外部とを気密的に遮断する役目を
果たす。
【0046】一方、前記雄型25は、図示はされていな
いが、射出成形機のノズルが装着される固定盤に固定さ
れており、この雄型25には、図2に示される如くに、
前記積層製品1に対応した凸状のコア部26が設けられ
るとともに、その内部には、熔融樹脂射出用の逆T字状
のランナー27、及び、それに連なる柱状のメインゲー
ト28、前記ランナー27の両端部に直交するように連
設された2組のV字状のサブマリンゲート30、30、
該サブマリンゲート30に連なる柱状の2本の製品外用
ゲート35が設けられている。なお、前記ランナー27
の周囲には熔融樹脂を流動状態で保持すべく電熱線39
が配設され、また、前記サブマリンゲート30は、前記
ランナー27部に連通する往路部31、この往路部31
の先端に設けられて雌型12のパーティング面14(上
の絵付シートS)により封止される流出部32、この流
出部32から前記製品外用ゲート35の頂部付近まで伸
びる復路部33とからなっており、復路部33の下流端
は取出工程時に前記製品外用ゲート35から切り離しや
すくするための狭窄部となっている。
【0047】そして、雄型25には、さらに、前記製品
外用ゲート35の先端部に連なるように、前記雄雌両成
形型12、25における、絵付シートSを接着付随させ
るべき製品部(射出樹脂成形体P)を成形するためのキ
ャビティ13とコア部26とで形成される製品成形部9
に隣接してその外周側に、熔融樹脂P’が射出充填され
る断面三角形状の製品外成形凹部36が形成されるとと
もに、前記製品成形部9と前記製品外成形凹部36との
境界部分にそれらより薄厚の狭窄部37が形成されてお
り、前記製品成形部9と製品外成形凹部36とは前記狭
窄部37を介して連通せしめられている。
【0048】また、前記雌型12には、供給された1シ
ョット分の絵付シートSを前記パーティング面14上に
押圧して固定保持すべく、X方向から見た平面視形状が
矩形枠状ないし井桁状のクランパー20が設けられてい
る。このクランパー20は、その四隅に連結された4本
の摺動ロッド24(図3)を介して駆動手段により前記
パーティング面14に対して垂直方向(図のX方向)に
進退動できるようになっている。
【0049】ここでは、絵付シートSは、図示していな
い搬送チャック等のシート供給手段により雌型12のパ
ーティング面14に供給されて、前記クランパー20に
よりパーティング面14に押圧固定され、これに前後し
て図示していないカッターや加熱線条等のシート切断手
段により幅方向に切断されて1ショット分の枚葉シート
とされる。また、クランパー20によりパーティング面
14に押圧固定された絵付シートSを加熱軟化すべく、
熱盤60が備えられている。
【0050】この熱盤60は、熱盤移送手段62によ
り、雄雌両成形型外の待機位置からそれらの間(雌型1
2のパーティング面14上)の対向加熱位置(図1の位
置)に移動せしめられ、この対向加熱位置にて、前記絵
付シートSを非接触状態で輻射熱によって加熱軟化する
ようになっている。熱盤60は、図1の例では赤外線輻
射による非接触加熱方式であるが、勿論、絵付シートと
接触させて熱伝導を利用する接触加熱方式であってもよ
い。
【0051】このような構成とされた本例の装置10に
おいては、射出成形同時絵付を行うにあたっては、ま
ず、シート供給手段により、雌型12のパーティング面
14とクランパー20との間の部分に1ショット分の絵
付シートSを供給する。より詳しくは、例えば、巻出機
から送りロールを介して巻き出された絵付シートSの先
端部を搬送チャックにより雌型12における絵付シート
Sの搬送方向で見て上流側端部(上端部)付近で把持し
て雌型12の下流側端部付近まで引っ張って搬送し、こ
の搬送チャックにより搬送されて来た絵付シートSの先
端部を受取固定チャックにより受け取って把持固定する
(図示略)。このとき、絵付シートSには所定のテンシ
ョンが付与され、絵付シートSは、パーティング面14
上にピーンと張った状態で配置される。
【0052】続いて、クランパー20をパーティング面
14側に前進させて、供給された絵付シートSをこのク
ランパー20のシート押圧面部20a(図3参照)によ
って前記パーティング面14上に押圧固定し、次いで、
シート切断手段(図示略)により絵付シートを雌型12
の上端部付近で幅方向に切断して、1ショット分の枚葉
シートとなし、続いて、熱盤60を、クランパー20に
より押圧固定されている絵付シートS上に移動させて該
絵付シートSを加熱軟化させるとともに、前記した真空
吸引溝16、真空吸引孔17、真空吸引隙間15等で構
成される真空吸引手段による真空吸引を行って、前記絵
付シートSを雌型キャビティ13に沿って密着させるべ
く延伸させる(図1の状態)。
【0053】しかる後、図6に示される如くに、雌型1
2を雄型25側に移動させて、雄型25と雌型12との
型締めを行い、続いて、射出成形機からの熔融樹脂P’
をランナー27からメインゲート28を介して、キャビ
ティ13とコア部26とで形成される製品成形部9に射
出充填するとともに、サブマリンゲート30、30及び
製品外用ゲート35、35を介して製品外成形凹部36
(及び狭窄部37)に射出充填する。
【0054】このようにして製品成形部9及び製品外成
形凹部36に射出充填された熔融樹脂P’が固化した
後、前記雌型12と雄型25との型開きを行い、前記絵
付シートSが接着積層された積層製品1を前記雄雌両成
形型から取り出す(通常は、雄型25に付着した状態で
雌型キャビティ13から引き離され、イジェクターピン
や圧縮空気等の製品取出手段により雄型から引き離され
る)。このとき、前記サブマリンゲート30で固化した
V字状樹脂部Qは、前記製品外用ゲート35から切り離
された状態で引き出され、また、取り出された積層製品
(半製品)Pは、前記製品成形部9で固化した製品部
(射出樹脂成形体)Pに前記製品外成形凹部36で固化
した非製品部Eが前記狭窄部37で固化した境界部Jを
介して連設されており、かつ、それらの外表面には余剰
部分Szを伴った絵付シートSが接着積層されている。
【0055】次いで、前記メインゲート28で固化し柱
状の樹脂部Dをその根元から切除(折り取る)し、さら
に、図4に示される如くに、取り出された積層製品1に
おける前記製品外成形凹部37で固化した非製品部E
を、それに連なる製品外用ゲート35で固化した柱状樹
脂部Fを手で左右に振る等して、前記製品成形部9で固
化した製品部Pに対して前記狭窄部37で折るようにし
て切り離す。かかる切り離しは、ハンドワークで容易に
行える。この製品部Pと非製品部E、Fとの切り離し時
には、前記絵付シートSにおける製品部分Spと余剰部
分Szとの境界部分Sjに応力集中が生じるので、この
応力集中を利用して、絵付シートのうちの、前記製品部
Pに接着付随させるべき製品部分Spから余剰部分Sz
を切り離してトリミングを行う。
【0056】このように本実施形態の射出成形同時絵付
装置10では、雄雌両成形型12、25に予め製品成形
部9に加えて製品外成形凹部36を設け、その製品成形
部9と製品外成形凹部36との境界部分を狭窄部37と
なし、トリミング工程を、製品成形部9で固化した製品
部Pに対して製品外成形凹部37で固化した非製品部E
を境界部Jで折るようにして切り離し、この切り離し時
に絵付シートSの境界部分Sjに生じるに応力集中を利
用して、前記製品部Pに接着付随させるべき製品部分S
pから余剰部分Szを切り離すことにより行うようにさ
れるので、別途に専用装置を設けることを要しないで、
容易かつ適正に行うことができ、装置コスト、トリミン
グコストを可及的に低減できるとともに、生産効率の向
上、省力化等も図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、得るべき積層製品に付随させる必要のない
余剰部分を切り取るトリミング工程を、別途に専用装置
を設けることを要しないで、容易かつ適正に行うことが
でき、装置コスト、トリミングコストを可及的に低減で
きるとともに、生産効率の向上、省力化等も図え得る射
出成形同時絵付装置及び方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形同時絵付装置の一実施形
態の延伸工程、加熱軟化工程の説明に供される概略縦断
面図。
【図2】図1に示される装置の射出成形工程の説明に供
される概略縦断面図。
【図3】図1に示される装置の取出工程の説明に供され
る概略縦断面図。
【図4】図1に示される装置から取り出された積層製品
のトリミング工程の説明に供される図。
【図5】従来の射出成形同時絵付装置の一例の延伸工
程、加熱軟化工程の説明に供される概略縦断面図。
【図6】図5に示される装置の射出成形工程の説明に供
される概略縦断面図。
【図7】図5に示される装置の取出工程の説明に供され
る概略縦断面図。
【符号の説明】
1 積層製品 9 製品成形部 10 射出成形同時絵付装置 12 雌型 13 キャビティ 14 パーティング面 15 真空吸引孔 20 クランパー 25 雄型 26 コア部 27 ランナー 28 メインゲート 30 サブマリンゲート 35 製品外用ゲート 36 製品外成形凹部 37 狭窄部 S 絵付シート(ラミネートシート) P 製品部 E 非製品部 J 境界部 Sp 製品部分 Sz 余剰部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄雌両成形型を備え、絵付シートを前記
    雌型のパーティング面上に供給するとともに、該絵付シ
    ートをクランプ手段により前記雌型のパーティング面上
    に押圧固定し、前記雌型と雄型の型締めを行い、前記キ
    ャビティ内に前記雄型に設けられたランナー及びゲート
    を通じて流動状態の樹脂を射出充填し、この樹脂が固化
    した後、前記雌型と雄型との型開きを行って、前記絵付
    シートが接着積層された積層製品を前記雄雌両成形型か
    ら取り出すようにされた射出成形同時絵付装置におい
    て、 前記雄雌両成形型における、絵付シートを接着付随させ
    るべき製品部を成形するための製品成形部に隣接してそ
    の外周側及び/又は内周側に、前記流動状態の樹脂が射
    出充填される製品外成形凹部が形成されるとともに、前
    記製品成形部と前記製品外成形凹部との境界部分がそれ
    らより薄厚の狭窄部とされていることを特徴とする射出
    成形同時絵付装置。
  2. 【請求項2】 前記製品外成形凹部にサブマリンゲート
    を介して前記流動状態の樹脂を射出充填するようにされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形同時
    絵付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置を用いた射出成形
    同時絵付方法であって、絵付シートを雌型のパーティン
    グ面上に供給するシート供給工程と、絵付シートをクラ
    ンプ手段により前記雌型のパーティング面上に押圧固定
    するクランプ工程と、前記雌型と雄型の型締めを行う型
    締工程と、前記キャビティ内に前記雄型に設けられたラ
    ンナー及びゲートを通じて流動状態の樹脂を射出充填す
    る射出成形工程と、前記樹脂が固化した後、前記雌型と
    雄型との型開きを行って、前記絵付シートが接着積層さ
    れた積層製品を前記雄雌両成形型から取り出す取出工程
    と、取り出された積層製品における前記製品外成形凹部
    を折り曲げるようにして切り離すとともに、前記絵付シ
    ートの境界部分に生じる応力集中を利用して、絵付シー
    トのうちの、前記製品部に接着付随させるべき製品部分
    から余剰部分を切り離すトリミング工程と、を含んで構
    成されていることを特徴とする射出成形同時絵付方法。
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CN102756458B (zh) * 2011-04-28 2015-05-20 日本写真印刷株式会社 成形同时装饰用模具和成形同时装饰品的制造方法

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