JP2001038429A - プレス加工方法 - Google Patents

プレス加工方法

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JP2001038429A
JP2001038429A JP11212624A JP21262499A JP2001038429A JP 2001038429 A JP2001038429 A JP 2001038429A JP 11212624 A JP11212624 A JP 11212624A JP 21262499 A JP21262499 A JP 21262499A JP 2001038429 A JP2001038429 A JP 2001038429A
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hoop material
punching
press working
mold
working method
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JP11212624A
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Kunio Okubo
邦夫 大久保
Hiroshi Watabe
弘 渡部
Osamu Shigeuchi
治 茂内
Yutaka Nishihara
豊 西原
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプレス加工方法は、物品71の全体を
打ち抜きするに必要な全てのポンチ57a〜57dと凹
部58a〜58dとを備えた全体金型56を使用するた
め、金型56の製造が面倒で、金型56が高価になると
いう問題がある。 【解決手段】 本発明のプレス加工方法は、物品31の
少なくとも外形を含む一部を加工するに必要な一部分の
ポンチ8a数を備えた一部分金型7で構成され、該一部
分金型7に対するフープ材30の位置を変えることによ
って、一部分金型7のフープ材30への打ち抜き位置を
変えて、物品31の全体が打ち抜き加工によって形成さ
れるため、一部分金型7は、従来に比して製造が簡単
で、金型7が安価となり、安価なプレス加工方法を提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品のパーツ
等を金属板から打ち抜いて形成するプレス加工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス加工装置、並びにそのプレ
ス加工方法を図51〜図54に基づいて説明すると、図
51は従来のプレス加工装置の斜視図、図52は従来の
金型の平面図、図53は従来のプレス加工方法を示す説
明図、図54は従来のプレス加工方法によって製造され
る物品の平面図である。
【0003】次に、従来のプレス加工装置を図51、図
52に基づいて説明すると、基台51は、下部基台51
aと上部基台51bを有し、上部基台51bには、上下
方向に移動可能な可動体52が取り付けられている。ま
た、金属板からなるフープ材70を送る送り手段53
は、保持部を有する一対の送り部54と、一対の送り部
54間に設けられ、フープ材70をガイドするためのガ
イド部55で構成されている。そして、この送り手段5
3は、保持部によってフープ材70を保持した状態で、
フープ材70を長手方向に一定の距離、送り部54で送
ると共に、送った後、フープ材70の保持を開放して送
り部54が元の位置に戻って、再度、フープ材70を保
持した状態となり、このような動作を繰り返すことによ
って、フープ材70の送りを行うようになっている。
【0004】また、金型56は、上部金型57と下部金
型58とで構成されており、そして、図52に示すよう
に、上部金型57には、物品71の外形、孔等を形成す
るポンチ57a〜57dが、また、下部金型58には、
ポンチ57a〜57dを受け入れる凹部58a〜58d
が設けられている。更に、このポンチ57a〜57dと
凹部58a〜58dについて、図54に示す物品71を
形成する場合を例にして詳述すると、この物品71は、
矩形状の外形を有すると共に、互いに対向した状態で傾
斜した4個の孔71a〜71dを有しており、このよう
な4個の孔71a〜71dを形成するために、図52に
示すように、上部金型57には、フープ材70の長手方
向に間隔を置くと共に、短手方向にも間隔を置いて4個
のポンチ57a〜57dが設けられ、また、下部金型5
8には、4個のポンチ57a〜57dに対応した4個の
凹部58a〜58dが設けられて構成されている。
【0005】即ち、金型56には、物品71の全体を打
ち抜き加工するに必要な4個のポンチ57a〜57dと
4個の凹部58a〜58dを備えた全体金型で構成され
たものとなっている。そして、このような構成を有する
上部金型57は、可動体52に固定されると共に、下部
金型58は、上部金型57に対向した状態で、下部基台
51a上に固定されて、可動体52の上下動によって、
上部金型57が上下動して、ポンチ57a〜57dが凹
部58a〜58dに出入りするようになっている。
【0006】次に、このような構成を有するプレス加工
装置におけるプレス加工方法を、図54に示す物品71
を加工する場合を例にして、図51、図53に基づいて
説明すると、先ず、図51に示すように、送り手段53
の送り部54でフープ材70を保持する。次に、送り部
54でフープ材70を上部金型57と下部金型58との
間に所定の距離、長手方向の矢印X方向に送った後、可
動体52を一往復移動させて、図53に示すように、1
番目のポンチ57aで、一つ目の孔71aを加工する。
【0007】次に、この一つ目の孔71aの加工の後、
フープ材70の位置が維持された状態で、送り部54が
フープ材70の保持を開放して元の状態の戻り、再度、
送り部54でフープ材70を保持した状態で、フープ材
70を所定の距離、矢印X方向に送った後、可動体52
を一往復移動させて、図53に示すように、1番目のポ
ンチ57aで、一つ目の孔71aを加工すると共に、2
番目のポンチ57bで二つ目の孔71bを加工する。
【0008】次に、この二つ目の孔71bの加工の後、
前記と同様に、フープ材70の位置が維持された状態
で、送り部54がフープ材70の保持を開放して元の状
態の戻り、再度、送り部54でフープ材70を保持した
状態で、フープ材70を所定の距離、矢印X方向に送っ
た後、可動体52を一往復移動させて、図53に示すよ
うに、1番目と2番目のポンチ57a、57bで、一つ
目と二つ目の孔71a、71bを加工すると共に、3番
目のポンチ57cで三つ目の孔71cを加工する。
【0009】次に、この三つ目の孔71cの加工の後、
前記と同様に、フープ材70の位置が維持された状態
で、送り部54がフープ材70の保持を開放して元の状
態の戻り、再度、送り部54でフープ材70を保持した
状態で、フープ材70を所定の距離、矢印X方向に送っ
た後、可動体52を一往復移動させて、図53に示すよ
うに、1番目、2番目、及び3番目のポンチ57a、5
7b、57cで、一つ目、二つ目、及び三つ目の孔71
a、71b、孔71cを加工すると共に、4番目のポン
チ57dで四つ目の孔71dを加工する。
【0010】そして、このように、フープ材70が一定
方向である長手方向の矢印X方向に順送りされて、金型
56で、一つ目の孔71aから4つ目の孔71dを順次
加工し、最後に、フープ材70から個々の物品71を切
り離しすると、その加工が完了するものである。
【0011】また、図55は上述したような原理により
形成されたスイッチ等の電気部品のパーツである端子7
2を示し、この端子72は、2列に並設された基部72
aと、基部72aに対して対称的に配列された端子部7
2bとで構成されている。そして、このような端子72
をフープ材70から打ち抜き加工する場合、図55に示
すように、端子部72bの端部がフープ材70に繋がっ
た状態に、多数のポンチとこれを受け入れる凹部と備え
た全体金型で、基部72aと端子部72bの外形72c
を打ち抜き加工する。
【0012】そして、このように打ち抜き加工されたフ
ープ材70は、巻き取り部(図示せず)により巻き取ら
れ、成形加工機に搬送される。そして、この成形加工機
によって、図56に示すように、基部72aと端子部7
2bの一部を露出した状態で、モールドで埋設して、順
次基板73を形成する。次に、切断機で、フープ材70
から切り離して、図57に示すような端子部材74を形
成する。このようにして電気部品のパーツが製造される
ものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のプレス加工方法
は、物品71の全体を打ち抜きするに必要な全てのポン
チ57a〜57dと凹部58a〜58dとを備えた全体
金型56を使用するため、金型56の製造が面倒で、金
型56が高価になるという問題がある。また、その全体
金型56の製造に長時間必要とし、短納期に対応できな
いという問題がある。また、全体金型56においては、
全てのポンチ57a〜57d、及び凹部58a〜58d
の相互間の高精度の寸法を必要とし、その作業が極めて
困難であるばかりか、ポンチ、並びに凹部が多くなれば
なるほど困難を極めると共に、精度が出しづらいという
問題がある。そこで、本発明は、金型が安価で、精度が
良好であると共に、短納期に好適なプレス加工方法を提
供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、金属板からなるフープ材と、
該フープ材を送る送り手段と、前記フープ材を所望の形
状に打ち抜きして物品を形成するための金型とを備え、
前記金型は、前記物品の少なくとも外形を含む一部を加
工するに必要な一部分のポンチ数を備えた一部分金型で
構成され、該一部分金型に対する前記フープ材の位置を
変えることによって、前記一部分金型の前記フープ材へ
の打ち抜き位置を変えて、前記物品の全体が打ち抜き加
工によって形成された方法とした。
【0015】また、第2の解決手段として、前記金型
は、前記物品の全体を打ち抜き形成するために必要な全
体金型の内の1/2の前記ポンチ数を備えた一部分金型
を用いて、前記物品の全体が打ち抜き加工によって形成
された方法とした。また、第3の解決手段として、前記
金型は、前記物品の全体を打ち抜き形成するために必要
な全体金型の内の1/4の前記ポンチ数を備えた一部分
金型を用いて、前記物品の全体が打ち抜き加工によって
形成された方法とした。
【0016】また、第4の解決手段として、前記送り手
段によって、長手方向に前記フープ材が送られて、前記
一部分金型による第1次の打ち抜き加工を行った後、前
記フープ材を裏返しにして、再度、前記送り手段によっ
て、長手方向に前記フープ材を送り、前記第1次の打ち
抜き加工の位置と異なる位置で、前記一部分金型によっ
て第2次の打ち抜き加工を行うようにした方法とした。
【0017】また、第5の解決手段として、前記送り手
段によって、長手方向に前記フープ材が送られて、前記
一部分金型による第1次の打ち抜き加工を行った後、前
記フープ材を裏返しにし、前記第1次の打ち抜き加工時
における前記フープ材の送り方向の上流側から下流側に
向けて、再度、前記送り手段によって、長手方向に前記
フープ材を送り、前記第1次の打ち抜き加工の位置と異
なる位置で、前記一部分金型によって第2次の打ち抜き
加工を行うようにした方法とした。また、第6の解決手
段として、前記送り手段によって、長手方向に前記フー
プ材が送られて、前記一部分金型による第1次の打ち抜
き加工を行った後、前記フープ材を裏返しにし、前記第
1次の打ち抜き加工時における前記フープ材の送り方向
の下流側から上流側に向けて、再度、前記送り手段によ
って、長手方向に前記フープ材を送り、前記第1次の打
ち抜き加工の位置と異なる位置で、前記一部分金型によ
って第2次の打ち抜き加工を行うようにした方法とし
た。
【0018】また、第7の解決手段として、前記送り手
段によって、長手方向に前記フープ材が送られて、前記
一部分金型による第1次の打ち抜き加工を行った後、前
記第1次の打ち抜き加工時における前記フープ材の送り
方向の上流側から下流側に向けて、再度、前記送り手段
によって、長手方向に前記フープ材を送り、前記第1次
の打ち抜き加工の位置と異なる位置で、前記一部分金型
によって第2次の打ち抜き加工を行うようにした方法と
した。
【0019】また、第8の解決手段として、前記送り手
段によって、長手方向に前記フープ材は前記一部分金型
に対して互いに直交する第1と第2の方向からの送りが
可能で、前記送り手段によって、前記フープ材が前記一
部分金型に対して前記第1の方向に送られて、前記一部
分金型による前記第1の方向における打ち抜き加工と、
前記送り手段によって、前記フープ材が前記一部分金型
に対して前記第2の方向に送られて、前記一部分金型に
よる前記第2の方向における打ち抜き加工とによって、
互いに異なる位置で打ち抜き加工を行うようにした方法
とした。
【0020】また、第9の解決手段として、前記第1の
方向における打ち抜き加工と前記第2の方向における打
ち抜き加工をそれぞれ2回行って、互いに異なる位置で
打ち抜き加工を行うようにした方法とした。また、第1
0の解決手段として、前記第1と前記第2の方向におけ
る打ち抜き加工のそれぞれ2回の内、1回は前記フープ
材を裏返して、前記第1と前記第2の方向における打ち
抜き加工を行って、互いに異なる位置で打ち抜き加工を
行うようにした方法とした。
【0021】また、第11の解決手段として、前記金型
は、前記物品の全体を打ち抜き形成するために必要な全
体金型の内の2/5の前記ポンチ数を備えた一部分金型
を用いて、前記物品の全体が打ち抜き加工によって形成
された方法とした。また、第12の解決手段として、前
記送り手段によって、前記フープ材が前記フープ材の長
手方向と、該長手方向に対して直交する短手方向とに送
られて、前記一部分金型に対する前記フープ材の位置を
変えると共に、前記一部分金型の前記フープ材への打ち
抜き位置を変えた方法とした。また、第13の解決手段
として、前記送り手段によって、前記フープ材が長手方
向と短手方向に交互に送られて、その送り毎に前記一部
分金型の前記フープ材への打ち抜き位置を変えて打ち抜
き加工を行うようにした方法とした。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のプレス加工方法を図1〜
図50に基づいて説明すると、図1は本発明のプレス加
工方法に係るプレス加工装置の斜視図、図2は本発明の
プレス加工方法に係るプレス加工装置の送り手段を示す
斜視図、図3は本発明のプレス加工方法に係るプレス加
工装置の送り手段を示す斜視図、図4は本発明のプレス
加工方法に係るプレス加工装置の要部の断面図、図5は
本発明のプレス加工方法に係る第1実施例の金型を説明
するための平面図である。
【0023】また、図6は本発明のプレス加工方法に係
る第1実施例の第1次の打ち抜き加工を示す説明図、図
7は本発明のプレス加工方法に係る第1実施例の第2次
の打ち抜き加工を示す説明図、図8は本発明のプレス加
工方法によって製造される物品の平面図、図9は本発明
のプレス加工方法に係る第2実施例の第1次の打ち抜き
加工を示す説明図、図10は本発明のプレス加工方法に
係る第2実施例の第2次の打ち抜き加工を示す説明図で
ある。
【0024】また、図11は本発明のプレス加工方法に
係る第3実施例の金型を説明するための平面図、図12
は本発明のプレス加工方法に係る第3実施例の第1次の
打ち抜き加工を示す説明図、図13は本発明のプレス加
工方法に係る第3実施例の第2次の打ち抜き加工を示す
説明図、図14は本発明のプレス加工方法に係る第4実
施例の第1次の打ち抜き加工を示す説明図、図15は本
発明のプレス加工方法に係る第4実施例の第2次の打ち
抜き加工を示す説明図である。
【0025】また、図16は本発明のプレス加工方法に
係る第5実施例の金型を説明するための平面図、図17
は本発明のプレス加工方法に係る第5実施例の第1次の
打ち抜き加工を示す説明図、図18は本発明のプレス加
工方法に係る第5実施例の第2次の打ち抜き加工を示す
説明図である。また、図19は本発明のプレス加工方法
に係るもう一つのプレス加工装置を示す要部の斜視図、
図20は本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の金
型を説明するための平面図、図21は本発明のプレス加
工方法に係る第6実施例の第1次の打ち抜き加工を示す
説明図、図22は本発明のプレス加工方法に係る第6実
施例の第2次の打ち抜き加工を示す説明図、図23は本
発明のプレス加工方法に係る第6実施例の第3次の打ち
抜き加工を示す説明図、図24は本発明のプレス加工方
法に係る第6実施例の第4次の打ち抜き加工を示す説明
図である。
【0026】また、図25は本発明のプレス加工方法に
係る第7実施例の第1次の打ち抜き加工を示す説明図、
図26は本発明のプレス加工方法に係る第7実施例の第
2次の打ち抜き加工を示す説明図、図27は本発明のプ
レス加工方法に係る第7実施例の第3次の打ち抜き加工
を示す説明図、図28は本発明のプレス加工方法に係る
第7実施例の第4次の打ち抜き加工を示す説明図であ
る。
【0027】また、図29は本発明のプレス加工方法に
係る第8実施例の金型を説明するための平面図、図30
は本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の第1工程
を示す説明図、図31は本発明のプレス加工方法に係る
第8実施例の第2工程を示す説明図、図32は本発明の
プレス加工方法に係る第8実施例の第3工程を示す説明
図、図33は本発明のプレス加工方法に係る第8実施例
の第4工程を示す説明図、図34は本発明のプレス加工
方法の第8実施例によって製造される物品の平面図であ
る。
【0028】また、図35は本発明のプレス加工方法に
係る第9実施例の金型を説明するための平面図、図36
は本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の第1工程
を示す説明図、図37は本発明のプレス加工方法に係る
第9実施例の第2工程を示す説明図、図38は本発明の
プレス加工方法に係る第9実施例の第3工程を示す説明
図、図39は本発明のプレス加工方法に係る第9実施例
の第4工程を示す説明図、図40は本発明のプレス加工
方法に係る第9実施例の第5工程を示す説明図、図41
は本発明のプレス加工方法の第9実施例によって製造さ
れる物品の平面図である。
【0029】また、図42は本発明のプレス加工方法に
よって製造された電気部品であるリードフレームの平面
図、図43は電気部品であるIC基板の製造を説明する
ための平面図、図44は電気部品であるIC基板の平面
図、図45は本発明のプレス加工方法によって製造され
た電気部品である端子の平面図、図43は電気部品であ
る端子部材の製造を説明するための平面図、図44は電
気部品である端子部材の平面図、図48は本発明のプレ
ス加工方法によって製造された電気部品である接点の平
面図、図49は電気部品である接点基板の製造を説明す
るための平面図、図50は電気部品である接点基板の平
面図である。
【0030】次に、本発明のプレス加工方法に係るプレ
ス加工装置、並びにそのプレス加工方法の第1実施例を
図1〜図8に基づいて説明すると、基台1は、下部基台
1aと上部基台1bを有し、上部基台1bには、上下方
向に移動可能な可動体2が取り付けられている。また、
金属板からなるフープ材30を送る送り手段3は、磁界
によって移動可能なリニアモータからなる第1と第2の
移動部材4、5と、フープ材30を保持する保持部を有
する一対の送り部材6とで構成されている。
【0031】そして、第1の移動部材4は、テーブル4
aと、下部基台1aとテーブル4aとの間に設けられた
一対のレール部4bと、同じく下部基台1aとテーブル
4aとの間に設けられた一対のリニアモータ4cとで構
成されている。この第1の移動部材4は、下部基台1a
上に設置されて、テーブル4aがリニアモータ4cによ
って、レール部4bをガイドにしてフープ材30の短手
方向である矢印Y方向(第2の方向)に移動可能となっ
ている。
【0032】また、第2の移動部材5は、テーブル5a
と、テーブル5aと第1の移動部材4のテーブル4aと
の間に設けられた一対のレール部5bと、同じくテーブ
ル5aと第1の移動部材4のテーブル4aとの間に設け
られた一対のリニアモータ5cとで構成されている。こ
の第2の移動部材4は、第1の移動部材4のテーブル4
a上に設置されて、テーブル5aがリニアモータ5cに
よって、レール部5bをガイドにしてフープ材30の長
手方向である矢印X方向(第1の方向)に移動可能とな
っている。また、この第2の移動部材5は、第1の移動
部材4のテーブル4aが移動された際、第1の移動部材
4に伴って、同方向に移動するようになっている。
【0033】また、送り部材6は、保持部を有する一対
の送り部材6間に設けられ、フープ材30をガイドする
ためのガイド部6aを有し、この一対の送り部材6は、
第2の移動部材5のテーブル5aの両端部に設置されて
いる。そして、この送り部材6は、保持部によってフー
プ材30を保持した状態で、フープ材30を長手方向に
一定の距離、送ることができるようになっていると共
に、送った後、フープ材30の保持を開放して送り部材
6が元の位置に戻って、再度、フープ材30を保持した
状態となり、このような動作を繰り返すことによって、
フープ材30の送りを行うようになっている。
【0034】更に、この送り部材6は、第2の移動部材
5が矢印X方向の移動した時、フープ材30を保持した
状態で第2の移動部材5と共に移動して、フープ材30
を長手方向に移動すると共に、第1の移動部材4が矢印
Y方向に移動した時、送り部材6は、フープ材30を保
持した状態で第2の移動部材5と共に移動して、フープ
材30を短手方向に移動するようになっている。
【0035】また、金型7は、上部金型8と下部金型9
とで構成されており、そして、図5に示すように、上部
金型8には、物品31の外形、孔等を形成するポンチ8
a、8bが、また、下部金型9には、ポンチ8a、8b
を受け入れる凹部9a、9bが設けられている。更に、
このポンチ8a、8bと凹部9a、9bについて、図8
に示す物品31を形成する場合を例にして詳述すると、
この物品31は、矩形状の外形を有すると共に、互いに
対向した状態で傾斜した4個の孔31a〜31dを有し
ており、このような4個の孔31a〜31dを形成する
ために、図5に示すように、上部金型には、フープ材3
0の長手方向に間隔を置くと共に、短手方向にも間隔を
置いて2個のポンチ8a、8bが設けられ、また、下部
金型9には、2個のポンチ8a、8bに対応した2個の
凹部9a、9bが設けられて、一部分金型7で構成され
ている。
【0036】即ち、金型7には、物品31の全体を打ち
抜き加工するに必要な一部分である1/2、即ち2個の
ポンチ8a、8bと2個の凹部9a、9bを備えた一部
分金型7で構成されたものとなっている。そして、この
ような構成を有する上部金型8は、可動体2に固定され
ると共に、下部金型9は、上部金型8に対向した状態
で、下部基台1a上に固定されて、可動体2の上下動に
よって、上部金型8が上下動して、ポンチ8a、8bが
凹部9a、9bに出入りするようになっている。
【0037】次に、このような構成を有するプレス加工
装置におけるプレス加工方法の第1実施例を、図8に示
す物品31を加工する場合を例にして、図6、図7に基
づいて説明すると、巻き取り部32aで巻かれたフープ
材30を、先ず、図1に示すように、送り手段3の送り
部材6で保持する。次に、第1工程で、送り部材6でフ
ープ材30を上部金型8と下部金型9との間に所定の距
離、長手方向の矢印X方向に送った後、可動体2を一往
復移動させて、図6に示すように、1番目のポンチ8a
で、一つ目の孔31aを加工する。
【0038】次に、第2の工程で、この一つ目の孔31
aの加工の後、第2の移動部材5をリニアモータ5cで
矢印X方向に移動して、フープ材30を長手方向(矢印
X方向)に所定の距離移動させた後、可動体2を一往復
移動させて、図6に示すように、1番目のポンチ8a
で、一つ目の孔31aを加工すると共に、2番目のポン
チ8bで二つ目の孔31bを加工する。そして、第3工
程で、二つ目の孔31bの加工の後、フープ材30の位
置が維持された状態で、送り部材6がフープ材30の保
持を開放し、且つ、この状態で第2の移動部材5が送り
部材6を伴って元の状態に戻る。
【0039】そして、再度、送り部材6でフープ材30
を保持した後、前記と同様に、第1工程、第2工程、第
3工程を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔3
1a、31bを加工して、第1次の打ち抜き加工を行
う。この第1次の打ち抜き加工において、フープ材30
は、巻き取り部32bにより順次巻き取られるようにな
っている。
【0040】次に、図7に示すように、第1次の打ち抜
き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフー
プ材30を裏返しにして、第1次の打ち抜き加工時にお
けるフープ材30の送り方向の上流側から下流側に向け
て、再度、送り手段3の送り部材6でフープ材30を保
持する。これによって、一部分金型7に対するフープ材
30の位置を変えた状態となると共に、一部分金型7の
フープ材30への打ち抜き位置が変わるようにようにな
る。そして、第4工程で、裏返されたフープ材30を送
り部材6により、前記第1工程と同様に、上部金型8と
下部金型9との間に所定の距離、長手方向の矢印X方向
に送った後、可動体2を一往復移動させて、図7に示す
ように、1番目のポンチ8aで、三つ目の孔31cを加
工する。これによって、一部分金型7のポンチ8aは、
フープ材30への打ち抜き位置が第1の工程時と変わ
り、一つ目の孔31aと異なる位置で、フープ材30に
三つ目の孔31cを加工することができる。
【0041】次に、第5の工程で、この三つ目の孔31
cの加工の後、前記第2の工程と同様に、第2の移動部
材5をリニアモータ5cで矢印X方向に移動して、フー
プ材30を長手方向(矢印X方向)に所定の距離移動さ
せた後、可動体2を一往復移動させて、図7に示すよう
に、1番目のポンチ8aで、三つ目の孔31cを加工す
ると共に、2番目のポンチ8bで四つ目の孔31dを加
工する。この時も前記工程と同様に、一部分金型7のポ
ンチ8bは、フープ材30への打ち抜き位置が第2の工
程時と変わり、二つ目の孔31bと異なる位置で、フー
プ材30に四つ目の孔31dを加工することができる。
【0042】そして、第6工程で、四つ目の孔31dの
加工の後、フープ材30の位置が維持された状態で、送
り部材6がフープ材30の保持を開放し、且つ、この状
態で第2の移動部材5が送り部材6を伴って元の状態の
戻る。そして、再度、送り部材6でフープ材30を保持
した後、前記と同様に、第4工程、第5工程、第6工程
を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔31c、
31dを加工して、第2次の打ち抜き加工を行うと、プ
レス加工が完了し、最後に、フープ材30から個々の物
品31を切り離しすると、その加工が完了するものであ
る。その結果、図8に示すような物品31が形成される
ものである。
【0043】また、図9,図10は、本発明の第2実施
例を示し、前記第1実施例と同一部品には同一番号を付
して示している。そして、この第2実施例での第1次の
打ち抜き加工を示す図9は、前記第1実施例における図
6と同じであると共に、その工程は同じであるので、こ
こでは説明を省略する。また、図10は、前記第4〜第
6の工程である第2次の打ち抜き加工における他の加工
方法を示し、この図10に示すものは、第1次加工を完
了して巻き取り部32bで巻き取られたフープ材30を
裏返しにして、第1次の打ち抜き加工時におけるフープ
材30の送り方向の下流側から上流側に向けて、再度、
送り手段3の送り部材6でフープ材30を送って、孔3
1cと31dの打ち抜き加工を行って、第2次の打ち抜
き加工を行うようにしたものである。
【0044】また、図11〜図13は、本発明の第3実
施例を示し、この第3実施例にける一部分金型7は、第
1実施例におけるポンチ8bと凹部9bの位置を、図1
1に示すように、長手方向に並設したもので、その他の
構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部品に同一
番号を付して、ここではその説明は省略する。次に、図
11に示した一部分金型7を使用した第3実施例におけ
るプレス加工方法を図12,図13に基づいて説明する
と、巻き取り部32aで巻かれたフープ材30を、先
ず、図1に示すように、送り手段3の送り部材6で保持
する。次に、第1工程で、送り部材6でフープ材30を
上部金型8と下部金型9との間に所定の距離、長手方向
の矢印X方向に送った後、可動体2を一往復移動させ
て、図12に示すように、1番目のポンチ8aで、一つ
目の孔31aを加工する。
【0045】次に、第2の工程で、この一つ目の孔31
aの加工の後、第2の移動部材5をリニアモータ5cで
矢印X方向に移動して、フープ材30を長手方向(矢印
X方向)に所定の距離移動させた後、可動体2を一往復
移動させて、図12に示すように、1番目のポンチ8a
で、一つ目の孔31aを加工すると共に、2番目のポン
チ8bで二つ目の孔31dを加工する。そして、第3工
程で、二つ目の孔31dの加工の後、フープ材30の位
置が維持された状態で、送り部材6がフープ材30の保
持を開放し、且つ、この状態で第2の移動部材5が送り
部材6を伴って元の状態に戻る。
【0046】そして、再度、送り部材6でフープ材30
を保持した後、前記と同様に、第1工程、第2工程、第
3工程を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔3
1a、31dを加工して、第1次の打ち抜き加工を行
う。この第1次の打ち抜き加工において、フープ材30
は、巻き取り部32bにより順次巻き取られるようにな
っている。
【0047】次に、図13に示すように、第1次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を裏返しにして、第1次の打ち抜き加工時に
おけるフープ材30の送り方向の上流側から下流側に向
けて、再度、送り手段3の送り部材6でフープ材30を
保持する。これによって、一部分金型7に対するフープ
材30の位置を変えた状態となると共に、一部分金型7
のフープ材30への打ち抜き位置が変わるようにように
なる。そして、第4工程で、裏返されたフープ材30を
送り部材6により、前記第1工程と同様に、上部金型8
と下部金型9との間に所定の距離、長手方向の矢印X方
向に送った後、可動体2を一往復移動させて、図13に
示すように、1番目のポンチ8aで、三つ目の孔31c
を加工する。これによって、一部分金型7のポンチ8a
は、フープ材30への打ち抜き位置が第1の工程時と変
わり、一つ目の孔31aと異なる位置で、フープ材30
に三つ目の孔31cを加工することができる。
【0048】次に、第5の工程で、この三つ目の孔31
cの加工の後、前記第2の工程と同様に、第2の移動部
材5をリニアモータ5cで矢印X方向に移動して、フー
プ材30を長手方向(矢印X方向)に所定の距離移動さ
せた後、可動体2を一往復移動させて、図13に示すよ
うに、1番目のポンチ8aで、三つ目の孔31cを加工
すると共に、2番目のポンチ8bで四つ目の孔31bを
加工する。この時も前記工程と同様に、一部分金型7の
ポンチ8bは、フープ材30への打ち抜き位置が第2の
工程時と変わり、二つ目の孔31dと異なる位置で、フ
ープ材30に四つ目の孔31bを加工することができ
る。
【0049】そして、第6工程で、四つ目の孔31bの
加工の後、フープ材30の位置が維持された状態で、送
り部材6がフープ材30の保持を開放し、且つ、この状
態で第2の移動部材5が送り部材6を伴って元の状態の
戻る。そして、再度、送り部材6でフープ材30を保持
した後、前記と同様に、第4工程、第5工程、第6工程
を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔31c、
31bを加工して、第2次の打ち抜き加工を行うと、プ
レス加工が完了し、最後に、フープ材30から個々の物
品31を切り離しすると、その加工が完了するものであ
る。その結果、図8に示すような物品31が形成される
ものである。
【0050】また、図14,図15は、本発明の第4実
施例を示し、前記第3実施例と同一部品には同一番号を
付して示している。そして、この第4実施例での第1次
の打ち抜き加工を示す図14は、前記第3実施例におけ
る図12と同じであると共に、その工程は同じであるの
で、ここでは説明を省略する。また、図15は、前記第
4〜第6の工程である第2次の打ち抜き加工における他
の加工方法を示し、この図15に示すものは、第1次加
工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフープ材
30を裏返しにして、第1次の打ち抜き加工時における
フープ材30の送り方向の下流側から上流側に向けて、
再度、送り手段3の送り部材6でフープ材30を送っ
て、孔31cと31bの打ち抜き加工を行って、第2次
の打ち抜き加工を行うようにしたものである。
【0051】また、図16〜図18は、本発明の第5実
施例を示し、この第5実施例にける一部分金型7は、第
1実施例におけるポンチ8bと凹部9bの位置を、図1
6に示すように、短手方向に並設したもので、その他の
構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部品に同一
番号を付して、ここではその説明は省略する。次に、図
16に示した一部分金型7を使用した第5実施例におけ
るプレス加工方法を図17,図18に基づいて説明する
と、巻き取り部32aで巻かれたフープ材30を、先
ず、図1に示すように、送り手段3の送り部材6で保持
する。次に、第1工程で、送り部材6でフープ材30を
上部金型8と下部金型9との間に所定の距離、長手方向
の矢印X方向に送った後、可動体2を一往復移動させ
て、図17に示すように、1番目と2番目のポンチ8
a、8bで、二つ目の孔31a、31cを同時に加工す
る。
【0052】次に、第2の工程で、この二つ目の孔31
a、31cの加工の後、送り部材6で矢印X方向に移動
して、フープ材30を長手方向(矢印X方向)に所定の
距離移動させた後、フープ材30の位置が維持された状
態で、送り部材6がフープ材30の保持を開放し、第3
の工程で、送り部材6が元の状態の戻る。
【0053】そして、再度、送り部材6でフープ材30
を保持した後、前記と同様に、第1工程、第2工程、第
3工程を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔3
1a、31dを加工して、第1次の打ち抜き加工を行
う。この第1次の打ち抜き加工において、フープ材30
は、巻き取り部32bにより順次巻き取られるようにな
っている。
【0054】次に、図18に示すように、第1次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を巻き取り終端側から、第1次の打ち抜き加
工時におけるフープ材30の送り方向の上流側から下流
側に向けて、再度、送り手段3の送り部材6でフープ材
30を保持する。これによって、一部分金型7に対する
フープ材30の位置を変えた状態となると共に、一部分
金型7のフープ材30への打ち抜き位置が変わるように
ようになる。そして、第4工程で、巻き取り終端側から
フープ材30を送り部材6により、前記第1工程と同様
に、上部金型8と下部金型9との間に所定の距離、長手
方向の矢印X方向に送った後、可動体2を一往復移動さ
せて、図18に示すように、二つのポンチ8a、8b
で、二つの孔31b、31dを加工する。これによっ
て、一部分金型7のポンチ8a、8bは、二つの孔31
a、31cと異なる位置で、フープ材30に二つの孔3
1b、31dを加工することができる。
【0055】次に、第5の工程で、この孔31b、31
dの加工の後、前記第2の工程と同様に、フープ材30
を長手方向(矢印X方向)に所定の距離移動させた後、
フープ材30の位置が維持された状態で、送り部材6が
フープ材30の保持を開放し、第6の工程で、送り部材
6が元の状態の戻る。
【0056】そして、再度、送り部材6でフープ材30
を保持した後、前記と同様に、第4工程、第5工程、第
6工程を繰り返して、フープ材30の全体に二つの孔3
1b、31dを加工して、第2次の打ち抜き加工を行う
と、プレス加工が完了し、最後に、フープ材30から個
々の物品31を切り離しすると、その加工が完了するも
のである。その結果、図8に示すような物品31が形成
されるものである。
【0057】また、図19は、本発明のプレス加工方法
に使用されるもう一つのプレス加工装置を示し、このプ
レス加工装置は、図1〜図4に示したプレス加工装置に
おける一対の第1の送り部材6に対して、直交する位置
にもう一対の第2の送り部材10を設け、この第2の送
り部材10を第2の移動部材5のテーブル5aの両端部
に設置された構成となっており、その他の構成は、図1
〜図4に示したものと同様であるので、同一部品に同一
番号を付し、ここのではその説明を省略する。
【0058】また、図20〜図24は、本発明のプレス
加工方法に係る第6実施例を示し、この第6実施例にお
いて、一部分金型7には、図20に示すように、物品3
1の全体を打ち抜き加工するに必要な一部分である1/
4、即ち、1個のポンチ8aと1個の凹部9aを備えた
一部分金型7で構成されたものとなっている。そして、
このような構成を有する上部金型8、下部金型9は、図
1に示したプレス加工装置と同様に、図19に示したプ
レス加工装置の基台1に固定されている。
【0059】次に、図19に示したプレス加工装置を使
用したプレス加工方法の第6実施例を、図8に示す物品
31を加工する場合を例にして、図21〜図24に基づ
いて説明すると、先ず、巻き取り部32aに巻かれたフ
ープ材30を、第1の送り部材6で保持する。次に、送
り部材6でフープ材30を上部金型8と下部金型9との
間に所定の距離、矢印X方向(第1の方向)に送った
後、可動体2を一往復移動させて、図21に示すよう
に、一つのポンチ8aで、一つ目の孔31aを加工す
る。
【0060】そして、一つ目の孔31aの加工の後、再
度、送り部材6でフープ材30を送って、更に、一つの
ポンチ8aで、一つ目の孔31aを加工する。このよう
に、フープ材30の全体に一つ目の孔31aを加工し
て、第1次の打ち抜き加工を行う。この第1次の打ち抜
き加工において、フープ材30は、巻き取り部32bに
より順次巻き取られるようになっている。
【0061】次に、図22に示すように、第1次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を、第1次の打ち抜き加工時におけるフープ
材30の送り方向(一部分金型7)に対して直交する方
向に位置させて、第2の送り部材10でフープ材30を
保持する。これによって、一部分金型7に対するフープ
材30の位置を変えた状態となると共に、一部分金型7
のフープ材30への打ち抜き位置が変わるようにように
なる。
【0062】そして、図22の紙面の下方から、前記と
同様に、送り部材10でフープ材30を上部金型8と下
部金型9との間に所定の距離、矢印Y方向(第2の方
向)に送った後、可動体2を一往復移動させて、図22
に示すように、一つのポンチ8aで、二つ目の孔31c
を加工する。次に、二つ目の孔31cの加工の後、再
度、送り部材10でフープ材30を送って、更に、一つ
のポンチ8aで、二つ目の孔31cを加工する。
【0063】このように、フープ材30の全体に二つ目
の孔31cを加工して、第2次の打ち抜き加工を行う。
これによって、一部分金型7のポンチ8aは、フープ材
30への打ち抜き位置が第1次の打ち抜き加工時と変わ
り、一つ目の孔31aと異なる位置で、フープ材30に
二つ目の孔31cを加工することができる。また、この
第2次の打ち抜き加工においても前記第1次の打ち抜き
加工と同様に、フープ材30は、巻き取り部32aによ
り順次巻き取られるようになっている。
【0064】次に、図23に示すように、第2次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32aで巻き取られたフ
ープ材30を、第2次の打ち抜き加工時におけるフープ
材30の送り方向に対して直交する方向、即ち、第1次
の打ち抜き加工と同様の方向に位置させて、巻き取り部
32aに巻かれたフープ材30を、第1の送り部材6で
保持する。次に、第1次の打ち抜き加工時における送り
方向の下流側から上流側に向かって、送り部材6でフー
プ材30を上部金型8と下部金型9との間に所定の距
離、矢印X方向(第1の方向)に送った後、可動体2を
一往復移動させて、図23に示すように、一つのポンチ
8aで、三つ目の孔31bを加工する。
【0065】そして、三つ目の孔31bの加工の後、再
度、送り部材6でフープ材30を送って、更に、一つの
ポンチ8aで、三つ目の孔31bを加工する。このよう
に、フープ材30の全体に三つ目の孔31bを加工し
て、第3次の打ち抜き加工を行う。この第3次の打ち抜
き加工において、フープ材30は、巻き取り部32bに
より順次巻き取られるようになっている。
【0066】次に、図24に示すように、第3次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を、第3次の打ち抜き加工時におけるフープ
材30の送り方向(一部分金型7)に対して直交する方
向に位置させて、第2の送り部材10でフープ材30を
保持する。これによって、一部分金型7に対するフープ
材30の位置を変えた状態となると共に、一部分金型7
のフープ材30への打ち抜き位置が変わるようにように
なる。
【0067】そして、図24の紙面の上方から、前記と
同様に、送り部材10でフープ材30を上部金型8と下
部金型9との間に所定の距離、矢印Y方向(第2の方
向)に送った後、可動体2を一往復移動させて、図24
に示すように、一つのポンチ8aで、四つ目の孔31d
を加工する。次に、四つ目の孔31dの加工の後、再
度、送り部材10でフープ材30を送って、更に、一つ
のポンチ8aで、四つ目の孔31dを加工する。
【0068】このように、フープ材30の全体に四つ目
の孔31dを加工して、第4次の打ち抜き加工を行う
と、プレス加工が完了し、最後に、フープ材30から個
々の物品31を切り離しすると、その加工が完了するも
のである。その結果、図8に示すような物品31が形成
されるものである。
【0069】また、上記第6実施例における第1〜第4
次の打ち抜き加工の工程は、上記順序に限らず、第1〜
第4の工程順序を任意に変更しても、結果として図8に
示すような物品31が打ち抜き形成できるものである。
【0070】また、図25〜図28は、本発明のプレス
加工方法の第7実施例を示し、この第7実施例につい
て、図19に示したプレス加工装置を使用し、図8に示
す物品31を加工する場合を例にして、図25〜図28
に基づいて説明すると、先ず、巻き取り部32aに巻か
れたフープ材30を、第1の送り部材6で保持する。次
に、送り部材6でフープ材30を上部金型8と下部金型
9との間に所定の距離、矢印X方向(第1の方向)に送
った後、可動体2を一往復移動させて、図25に示すよ
うに、一つのポンチ8aで、一つ目の孔31aを加工す
る。
【0071】そして、一つ目の孔31aの加工の後、再
度、送り部材6でフープ材30を送って、更に、一つの
ポンチ8aで、一つ目の孔31aを加工する。このよう
に、フープ材30の全体に一つ目の孔31aを加工し
て、第1次の打ち抜き加工を行う。この第1次の打ち抜
き加工において、フープ材30は、巻き取り部32bに
より順次巻き取られるようになっている。
【0072】次に、図26に示すように、第1次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を裏返しにして、第1次の打ち抜き加工時に
おけるフープ材30の送り方向の下流側から上流側に向
かって、送り部材6でフープ材30を保持する。これに
よって、一部分金型7に対するフープ材30の位置を変
えた状態となると共に、一部分金型7のフープ材30へ
の打ち抜き位置が変わるようにようになる。
【0073】そして、前記と同様に、送り部材6でフー
プ材30を上部金型8と下部金型9との間に所定の距
離、矢印X方向(第1の方向)に送った後、可動体2を
一往復移動させて、図26に示すように、一つのポンチ
8aで、二つ目の孔31cを加工する。次に、二つ目の
孔31cの加工の後、再度、送り部材6でフープ材30
を送って、更に、一つのポンチ8aで、二つ目の孔31
cを加工する。
【0074】このように、フープ材30の全体に二つ目
の孔31cを加工して、第2次の打ち抜き加工を行う。
これによって、一部分金型7のポンチ8aは、フープ材
30への打ち抜き位置が第1次の打ち抜き加工時と変わ
り、一つ目の孔31aと異なる位置で、フープ材30に
二つ目の孔31cを加工することができる。また、この
第2次の打ち抜き加工においても前記第1次の打ち抜き
加工と同様に、フープ材30は、巻き取り部32aによ
り順次巻き取られるようになっている。
【0075】次に、図27に示すように、第2次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32aで巻き取られたフ
ープ材30を、第2次の打ち抜き加工時におけるフープ
材30の送り方向に対して直交する方向に位置させて、
巻き取り部32aに巻かれたフープ材30を、第2の送
り部材10で保持する。次に、図27の紙面の下方から
送り部材10でフープ材30を上部金型8と下部金型9
との間に所定の距離、矢印Y方向(第2の方向)に送っ
た後、可動体2を一往復移動させて、図27に示すよう
に、一つのポンチ8aで、三つ目の孔31dを加工す
る。
【0076】そして、三つ目の孔31dの加工の後、再
度、送り部材10でフープ材30を送って、更に、一つ
のポンチ8aで、三つ目の孔31dを加工する。このよ
うに、フープ材30の全体に三つ目の孔31dを加工し
て、第3次の打ち抜き加工を行う。この第3次の打ち抜
き加工において、フープ材30は、巻き取り部32bに
より順次巻き取られるようになっている。
【0077】次に、図28に示すように、第3次の打ち
抜き加工を完了して巻き取り部32bで巻き取られたフ
ープ材30を裏返しにして、第3次の打ち抜き加工時に
おけるフープ材30の送り方向の下流側から上流側に向
かって、第2の送り部材10でフープ材30を保持す
る。これによって、一部分金型7に対するフープ材30
の位置を変えた状態となると共に、一部分金型7のフー
プ材30への打ち抜き位置が変わるようにようになる。
【0078】そして、図28の紙面の上方から、前記と
同様に、送り部材10でフープ材30を上部金型8と下
部金型9との間に所定の距離、矢印Y方向(第2の方
向)に送った後、可動体2を一往復移動させて、図28
に示すように、一つのポンチ8aで、四つ目の孔31b
を加工する。次に、四つ目の孔31bの加工の後、再
度、送り部材10でフープ材30を送って、更に、一つ
のポンチ8aで、四つ目の孔31bを加工する。
【0079】このように、フープ材30の全体に四つ目
の孔31bを加工して、第4次の打ち抜き加工を行う
と、プレス加工が完了し、最後に、フープ材30から個
々の物品31を切り離しすると、その加工が完了するも
のである。その結果、図8に示すような物品31が形成
されるものである。
【0080】また、上記第7実施例における第1〜第4
次の打ち抜き加工の工程は、上記順序に限らず、第1〜
第4の工程順序を任意に変更しても、結果として図8に
示すような物品31が打ち抜き形成できるものである。
【0081】また、図29〜図34は、本発明のプレス
加工方法に係る第8実施例を示し、この第8実施例にお
いて、物品33は、図34に示すように、互いに対称的
に設けられた矩形状の孔33a〜33dを有しており、
また、この物品33を加工する一部分金型7には、図2
9に示すように、物品33の全体を打ち抜き加工するに
必要な一部分である1/4、即ち、1個のポンチ8aと
1個の凹部9aを備えた一部分金型7で構成されたもの
となっている。そして、このような構成を有する上部金
型8、下部金型9は、図1、或いは図19に示したプレ
ス加工装置の基台1に固定されている。
【0082】次に、図1,或いは図19に示したプレス
加工装置を使用したプレス加工方法の第8実施例を、図
34に示す物品33を加工する場合を例にして、図30
〜図33に基づいて説明すると、先ず、巻き取り部32
a(図示せず)に巻かれたフープ材30を、第1の送り
部材6で保持する。次に、第1の工程で、送り部材6で
フープ材30を上部金型8と下部金型9との間に所定の
距離、矢印X方向(長手方向)に送った後、可動体2を
一往復移動させて、図30に示すように、一つのポンチ
8aで、一つ目の孔31aを加工する。
【0083】そして、一つ目の孔31aの加工の後、第
2の工程で、図31に示すように、送り部材6でフープ
材30を保持した状態で、リニアモータ4cを駆動して
第1の移動部材4を短手方向(矢印Y方向)に移動す
る。すると、この第1の移動部材4に伴って第2の移動
部材5も短手方向(矢印Y方向)に移動して、フープ材
30が短手方向に送られ、この状態で、更に、一つのポ
ンチ8aで、二つ目の孔33bを加工する。
【0084】次に、二つ目の孔33bを加工した後、第
3の工程で、図32に示すように、送り部材6でフープ
材30を保持した状態で、リニアモータ5cを駆動して
第2の移動部材5を移動する。すると、この第2の移動
部材5の長手方向(矢印X方向)の移動に伴って、フー
プ材30が長手方向に送られ、この状態で、更に、一つ
のポンチ8aで、三つ目の孔33cを加工する。
【0085】次に、三つ目の孔33cの加工の後、第4
の工程で、図33に示すように、送り部材6でフープ材
30を保持した状態で、リニアモータ4cを駆動して第
1の移動部材4を短手方向(矢印Y方向)に移動する。
すると、この第1の移動部材4に伴って第2の移動部材
5も短手方向(矢印Y方向)に移動して、フープ材30
が短手方向に送られ、この状態で、更に、一つのポンチ
8aで、四つ目の孔33dを加工する。そして、加工さ
れたフープ材30は、巻き取り部32b(図示せず)に
よって、順次巻き取られるようになっている。
【0086】このように第1〜第4の工程において、一
部分金型7に対するフープ材30の位置を変えた状態と
なると共に、一部分金型7のフープ材30への打ち抜き
位置が変わり、また、この第1〜第4の工程を繰り返し
打ち抜き加工を行うと、プレス加工が完了し、最後に、
フープ材30から個々の物品33を切り離しすると、そ
の加工が完了するものである。その結果、図34に示す
ような物品33が形成されるものである。
【0087】また、図35〜図41は、本発明のプレス
加工方法に係る第9実施例を示し、この第9実施例にお
いて、物品34は、図41に示すように、互いに対称的
に設けられた矩形状の孔34a〜34dと、中心部に設
けられた円形状の孔34eとを有しており、また、この
物品34を加工する一部分金型7には、図35に示すよ
うに、物品34の全体を打ち抜き加工するに必要な一部
分である矩形状の一つの孔34aを加工するためのポン
チ8aと凹部9a、及び円形状の孔34eを加工するた
めのポンチ8cと凹部9cを備えた一部分金型7、即
ち、物品34の全体を打ち抜き加工するに必要な一部分
である2/5のポンチ数を備えた構成となっている。そ
して、このような構成を有する上部金型8、下部金型9
は、図1、或いは図19に示したプレス加工装置の基台
1に固定されている。
【0088】次に、図1,或いは図19に示したプレス
加工装置を使用したプレス加工方法の第9実施例を、図
41に示す物品34を加工する場合を例にして、図36
〜図40に基づいて説明すると、先ず、巻き取り部32
a(図示せず)に巻かれたフープ材30を、第1の送り
部材6で保持する。次に、第1の工程で、送り部材6で
フープ材30を上部金型8と下部金型9との間に所定の
距離、矢印X方向(長手方向)に送った後、可動体2を
一往復移動させて、図36に示すように、一つのポンチ
8aで、一つ目の孔34aを加工する。
【0089】そして、一つ目の孔34aの加工の後、第
2の工程で、図37に示すように、送り部材6でフープ
材30を保持した状態で、リニアモータ4cを駆動して
第1の移動部材4を短手方向(矢印Y方向)に移動す
る。すると、この第1の移動部材4に伴って第2の移動
部材5も短手方向(矢印Y方向)に移動して、フープ材
30が短手方向に送られ、この状態で、更に、一つのポ
ンチ8aで、二つ目の孔34bを加工する。
【0090】次に、二つ目の孔34bを加工した後、第
3の工程で、図38に示すように、送り部材6でフープ
材30を保持した状態で、リニアモータ5cを駆動して
第2の移動部材5を移動する。すると、この第2の移動
部材5の長手方向(矢印X方向)の移動に伴って、フー
プ材30が長手方向に送られ、この状態で、更に、一つ
のポンチ8aで、三つ目の孔34cを加工する。
【0091】次に、三つ目の孔34cの加工の後、第4
の工程で、図39に示すように、送り部材6でフープ材
30を保持した状態で、リニアモータ4cを駆動して第
1の移動部材4を短手方向(矢印Y方向)に移動する。
すると、この第1の移動部材4に伴って第2の移動部材
5も短手方向(矢印Y方向)に移動して、フープ材30
が短手方向に送られ、この状態で、更に、一つのポンチ
8aで、四つ目の孔34dを加工する。
【0092】次に、四つ目の孔34dの加工の後、第5
の工程で、図40に示すように、送り部材6でフープ材
30を保持した状態で、リニアモータ4c、及び5cを
駆動して第1の移動部材4を短手方向(矢印Y方向)に
移動すると共に、第2の移動部材5を長手方向(矢印X
方向)に移動する。すると、この第1の移動部材4と第
2の移動部材5とによって、フープ材30が斜め方向に
送られ、この状態で、更に、ポンチ8cで、五つ目の円
形状の孔34eを加工する。そして、加工されたフープ
材30は、巻き取り部32b(図示せず)によって、順
次巻き取られるようになっている。
【0093】このように第1〜第5の工程において、一
部分金型7に対するフープ材30の位置を変えた状態と
なると共に、一部分金型7のフープ材30への打ち抜き
位置が変わり、また、この第1〜第5の工程を繰り返し
打ち抜き加工を行うと、プレス加工が完了し、最後に、
フープ材30から個々の物品34を切り離しすると、そ
の加工が完了するものである。その結果、図41に示す
ような物品34が形成されるものである。
【0094】また、図42は上述した第1〜第9のプレ
ス加工方法により形成されたIC基板からなる電気部品
のパーツであるリードフレーム35を示し、このリ−ド
フレーム35は、2列に並設された接続部35aと、こ
の接続部35aから延びた端子部35bとで構成されて
いる。そして、このようなリードフレーム35をフープ
材30から打ち抜き加工する場合、図42に示すよう
に、端子部35bの端部がフープ材30に繋がった状態
に、一部分金型7で、接続部35aと端子部35bの外
形35cを打ち抜き加工する。
【0095】そして、このように打ち抜き加工されたフ
ープ材30は、巻き取り部(図示せず)により巻き取ら
れ、成形加工機に搬送される。そして、この成形加工機
によって、図43に示すように、接続部35aと端子部
35bの一部を露出した状態で、モールドで埋設して、
順次基板36を形成する。次に、切断機で、フープ材3
0から切り離して、図44に示すようなIC基板37を
形成する。このようにして電気部品のパーツであるリー
ドフレーム35,並びにIC基板37が製造されるもの
である。
【0096】また、図45は上述した第1〜第9のプレ
ス加工方法により形成されたスイッチ、可変抵抗器等の
電気部品のパーツである端子38を示し、この端子38
は、2列に並設された基部38aと、基部38aに対し
て対称的に配列された端子部38bとで構成されてい
る。そして、このような端子38をフープ材30から打
ち抜き加工する場合、図45に示すように、端子部38
bの端部がフープ材30に繋がった状態に、一部分金型
7で、基部38aと端子部38bの外形38cを打ち抜
き加工する。
【0097】そして、このように打ち抜き加工されたフ
ープ材30は、巻き取り部(図示せず)により巻き取ら
れ、成形加工機に搬送される。そして、この成形加工機
によって、図46に示すように、基部38aと端子部3
8bの一部を露出した状態で、モールドで埋設して、順
次基板39を形成する。次に、切断機で、フープ材30
から切り離して、図47に示すような端子部材40を形
成する。このようにして電気部品のパーツである端子3
8、並びに端子部材40が製造されるものである。
【0098】また、図48は上述した第1〜第9のプレ
ス加工方法により形成されたスイッチ等の電気部品のパ
ーツである接点41を示し、この接点41は、中央部に
設けられた接点部41aと、接点部41aから十字状に
延びる支持部41bとで構成されている。そして、この
ような接点41をフープ材30から打ち抜き加工する場
合、図48に示すように、支持部41bの端部がフープ
材30に繋がった状態に、一部分金型7で、接点部41
aと支持部41bの外形41cを打ち抜き加工する。
【0099】そして、このように打ち抜き加工されたフ
ープ材30は、巻き取り部(図示せず)により巻き取ら
れ、成形加工機に搬送される。そして、この成形加工機
によって、図49に示すように、接点部41aが露出し
た状態で、モールドで埋設して、順次基板42を形成す
る。次に、切断機で、フープ材30から切り離して、図
50に示すような接点基板43を形成する。このように
して電気部品のパーツである接点41,並びに接点基板
43が製造されるものである。
【0100】上述したように、本発明のプレス加工方法
においては、物品が上下、或いは左右、更には、上下と
左右に対称的になった形状を有するものにおいて、一部
分金型7を使用して打ち抜き加工を行うものに特に有効
である。
【0101】
【発明の効果】本発明のプレス加工方法は、物品31の
少なくとも外形を含む一部を加工するに必要な一部分の
ポンチ8a数を備えた一部分金型7で構成され、該一部
分金型7に対するフープ材30の位置を変えることによ
って、一部分金型7のフープ材30への打ち抜き位置を
変えて、物品31の全体が打ち抜き加工によって形成さ
れるため、一部分金型7は、従来に比して製造が簡単
で、金型7が安価となり、安価なプレス加工方法を提供
できる。また、一部分金型7であるため、従来に比し
て、その製造が短期間となり、短納期に対応できるプレ
ス加工方法を提供できる。また、ポンチ8aの数も少な
くて済み、従って、従来に比して、製作上の精度を出し
易くなり、高精度のプレス加工方法を提供できる。
【0102】また、物品31の全体を打ち抜き形成する
ために必要な全体金型の内の1/2のポンチ8a数を備
えた一部分金型7を用いて、物品31の全体が打ち抜き
加工によって形成されるため、金型の製造が簡単で、安
価であると共に、且つ、精度の良好なプレス加工方法を
提供できる。また、物品31の全体を打ち抜き形成する
ために必要な全体金型の内の1/4のポンチ8a数を備
えた一部分金型7を用いて、物品31の全体が打ち抜き
加工によって形成されるため、金型の製造が一層簡単
で、安価であると共に、且つ、精度の良好なプレス加工
方法を提供できる。
【0103】また、送り手段3によって、長手方向にフ
ープ材30が送られて、一部分金型7による第1次の打
ち抜き加工を行った後、フープ材30を裏返しにして、
再度、送り手段3によって、長手方向にフープ材30を
送り、第1次の打ち抜き加工の位置と異なる位置で、一
部分金型7によって第2次の打ち抜き加工を行うように
したため、フープ材30の送りを変えることで物品31
の全体が打ち抜きでき、その作業が簡単で、生産性の良
好なプレス加工方法を提供できる。
【0104】また、送り手段3によって、長手方向にフ
ープ材30が送られて、一部分金型7による第1次の打
ち抜き加工を行った後、フープ材30を裏返しにし、第
1次の打ち抜き加工時におけるフープ材30の送り方向
の上流側から下流側に向けて、再度、送り手段3によっ
て、長手方向にフープ材30を送り、第1次の打ち抜き
加工の位置と異なる位置で、一部分金型7によって第2
次の打ち抜き加工を行うようにしたため、フープ材30
の送りを変えることで物品31の全体が打ち抜きでき、
その作業が簡単で、生産性の良好なプレス加工方法を提
供できる。
【0105】また、送り手段3によって、長手方向にフ
ープ材30が送られて、一部分金型7による第1次の打
ち抜き加工を行った後、フープ材30を裏返しにし、第
1次の打ち抜き加工時におけるフープ材30の送り方向
の下流側から上流側に向けて、再度、3送り手段によっ
て、長手方向にフープ材30を送り、第1次の打ち抜き
加工の位置と異なる位置で、一部分金型7によって第2
次の打ち抜き加工を行うようにしたため、フープ材30
の送りを変えることで物品31の全体が打ち抜きでき、
その作業が簡単で、生産性の良好なプレス加工方法を提
供できる。
【0106】また、送り手段3によって、長手方向にフ
ープ材30が送られて、一部分金型7による第1次の打
ち抜き加工を行った後、第1次の打ち抜き加工時におけ
るフープ材30の送り方向の上流側から下流側に向け
て、再度、送り手段3によって、長手方向にフープ材3
0を送り、第1次の打ち抜き加工の位置と異なる位置
で、一部分金型7によって第2次の打ち抜き加工を行う
ようにしたため、フープ材30の送りを変えることで物
品31の全体が打ち抜きでき、その作業が簡単で、生産
性の良好なプレス加工方法を提供できる。
【0107】また、送り手段3によって、長手方向にフ
ープ材30は一部分金型7に対して互いに直交する第1
と第2の方向からの送りが可能で、送り手段3によっ
て、フープ材30が一部分金型7に対して第1の方向に
送られて、一部分金型7による第1の方向における打ち
抜き加工と、送り手段3によって、フープ材30が一部
分金型7に対して第2の方向に送られて、一部分金型7
による第2の方向における打ち抜き加工とによって、互
いに異なる位置で打ち抜き加工を行うようにしたため、
フープ材30の送りを変えることで物品31の全体が打
ち抜きでき、その作業が簡単で、生産性の良好なプレス
加工方法を提供できる。
【0108】また、第1の方向における打ち抜き加工と
第2の方向における打ち抜き加工をそれぞれ2回行っ
て、互いに異なる位置で打ち抜き加工を行うようにした
ため、少ないポンチ8a数で、フープ材30の送りを変
えることで物品31の全体が打ち抜きでき、その作業が
簡単で、生産性の良好なプレス加工方法を提供できる。
また、第1と第2の方向における打ち抜き加工のそれぞ
れ2回の内、1回はフープ材30を裏返して、第1と第
2の方向における打ち抜き加工を行って、互いに異なる
位置で打ち抜き加工を行うようにしたため、少ないポン
チ8a数で、フープ材30の送りを変えることで物品3
1の全体が打ち抜きでき、その作業が簡単で、生産性の
良好なプレス加工方法を提供できる。
【0109】また、物品34の全体を打ち抜き形成する
ために必要な全体金型の内の2/5のポンチ8a数を備
えた一部分金型7を用いて、物品34の全体が打ち抜き
加工によって形成されるため、金型の製造が簡単で、安
価であると共に、且つ、精度の良好なプレス加工方法を
提供できる。また、送り手段3によって、フープ材30
がフープ材30の長手方向と、該長手方向に対して直交
する短手方向とに送られて、一部分金型7に対するフー
プ材30の位置を変えると共に、一部分金型7のフープ
材30への打ち抜き位置を変えたため、少ないポンチ8
a数で、フープ材30の送りを変えることで物品31の
全体が打ち抜きでき、その作業が簡単で、生産性の良好
なプレス加工方法を提供できる。
【0110】また、送り手段3によって、フープ材30
が長手方向と短手方向に交互に送られて、その送り毎に
一部分金型7のフープ材30への打ち抜き位置を変えて
打ち抜き加工を行うようにしたため、少ないポンチ8a
数で、フープ材30の送りを変えることで物品31の全
体が打ち抜きでき、その作業が簡単で、生産性の良好な
プレス加工方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス加工方法に係るプレス加工装置
の斜視図。
【図2】本発明のプレス加工方法に係るプレス加工装置
の送り手段を示す斜視図。
【図3】本発明のプレス加工方法に係るプレス加工装置
の送り手段を示す斜視図。
【図4】本発明のプレス加工方法に係るプレス加工装置
の要部の断面図。
【図5】本発明のプレス加工方法に係る第1実施例の金
型を説明するための平面図。
【図6】本発明のプレス加工方法に係る第1実施例の第
1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図7】本発明のプレス加工方法に係る第1実施例の第
2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図8】本発明のプレス加工方法によって製造される物
品の平面図。
【図9】本発明のプレス加工方法に係る第2実施例の第
1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図10】本発明のプレス加工方法に係る第2実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図11】本発明のプレス加工方法に係る第3実施例の
金型を説明するための平面図。
【図12】本発明のプレス加工方法に係る第3実施例の
第1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図13】本発明のプレス加工方法に係る第3実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図14】本発明のプレス加工方法に係る第4実施例の
第1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図15】本発明のプレス加工方法に係る第4実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図16】本発明のプレス加工方法に係る第5実施例の
金型を説明するための平面図。
【図17】本発明のプレス加工方法に係る第5実施例の
第1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図18】本発明のプレス加工方法に係る第5実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図19】本発明のプレス加工法に係るもう一つのプレ
ス加工装置の要部の斜視図。
【図20】本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の
金型を説明するための平面図。
【図21】本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の
第1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図22】本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図23】本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の
第3次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図24】本発明のプレス加工方法に係る第6実施例の
第4次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図25】本発明のプレス加工方法に係る第7実施例の
第1次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図26】本発明のプレス加工方法に係る第7実施例の
第2次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図27】本発明のプレス加工方法に係る第7実施例の
第3次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図28】本発明のプレス加工方法に係る第7実施例の
第4次の打ち抜き加工を示す説明図。
【図29】本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の
金型を説明するための平面図。
【図30】本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の
第1工程示す説明図。
【図31】本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の
第2工程示す説明図。
【図32】本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の
第3工程示す説明図。
【図33】本発明のプレス加工方法に係る第8実施例の
第4工程示す説明図。
【図34】本発明のプレス加工方法の第8実施例によっ
て製造される物品の平面図。
【図35】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
金型を説明するための平面図。
【図36】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
第1工程示す説明図。
【図37】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
第2工程示す説明図。
【図38】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
第3工程示す説明図。
【図39】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
第4工程示す説明図。
【図40】本発明のプレス加工方法に係る第9実施例の
第5工程示す説明図。
【図41】本発明のプレス加工方法の第9実施例によっ
て製造される物品の平面図。
【図42】本発明のプレス加工方法によって製造された
電気部品であるリードフレームの平面図。
【図43】電気部品であるIC基板の製造を説明するた
めの平面図。
【図44】電子部品であるIC基板の平面図。
【図45】本発明のプレス加工方法によって製造された
電気部品である端子の平面図。
【図46】電気部品である端子部材の製造を説明するた
めの平面図。
【図47】電子部品である端子部材の平面図。
【図48】本発明のプレス加工方法によって製造された
電気部品である接点の平面図。
【図49】電気部品である接点基板の製造を説明するた
めの平面図。
【図50】電子部品である接点基板の平面図。
【図51】従来のプレス加工装置の斜視図。
【図52】従来の金型の平面図。
【図53】従来のプレス加工方法を示す説明図。
【図54】従来のプレス加工方法によって製造される物
品の平面図。
【図55】従来のプレス加工方法によって製造された電
気部品である端子の平面図。
【図56】電気部品である端子部材の製造を説明するた
めの平面図。
【図57】電子部品である端子部材の平面図。
【符号の説明】
1 基台 1a 下部基台 1b 上部基台 2 可動体 3 送り手段 4 第1の移動部材 4a テーブル 4b レール部 4c リニアモータ 5 第2の移動部材 5a テーブル 5b レール部 5c リニアモータ 6 第1の送り部材 6a ガイド部 7 一部分金型 8 上部金型 8a ポンチ 8b ポンチ 8c ポンチ 9 下部金型 9a 凹部 9b 凹部 9c 凹部 10 第2の送り部材 30 フープ材 31 物品 31a 孔 31b 孔 31c 孔 31d 孔 32a 巻き取り部 32b 巻き取り部 33 物品 33a 孔 33b 孔 33c 孔 33d 孔 34 物品 34a 孔 34b 孔 34c 孔 34d 孔 34e 孔 35 リードフレーム 35a 接続部 35b 端子部 35c 外形 36 基板 37 IC基板 38 端子 38a 基部 38b 端子部 38c 外形 39 基板 40 端子部材 41 接点 41a 接点部 41b 支持部 41c 外形 42 基板 43 接点基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西原 豊 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 4E048 DA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板からなるフープ材と、該フープ材
    を送る送り手段と、前記フープ材を所望の形状に打ち抜
    きして物品を形成するための金型とを備え、前記金型
    は、前記物品の少なくとも外形を含む一部を加工するに
    必要な一部分のポンチ数を備えた一部分金型で構成さ
    れ、該一部分金型に対する前記フープ材の位置を変える
    ことによって、前記一部分金型の前記フープ材への打ち
    抜き位置を変えて、前記物品の全体が打ち抜き加工によ
    って形成されたことを特徴とするプレス加工方法。
  2. 【請求項2】 前記金型は、前記物品の全体を打ち抜き
    形成するために必要な全体金型の内の1/2の前記ポン
    チ数を備えた一部分金型を用いて、前記物品の全体が打
    ち抜き加工によって形成されたことを特徴とする請求項
    1記載のプレス加工方法。
  3. 【請求項3】 前記金型は、前記物品の全体を打ち抜き
    形成するために必要な全体金型の内の1/4の前記ポン
    チ数を備えた一部分金型を用いて、前記物品の全体が打
    ち抜き加工によって形成されたことを特徴とする請求項
    1記載のプレス加工方法。
  4. 【請求項4】 前記送り手段によって、長手方向に前記
    フープ材が送られて、前記一部分金型による第1次の打
    ち抜き加工を行った後、前記フープ材を裏返しにして、
    再度、前記送り手段によって、長手方向に前記フープ材
    を送り、前記第1次の打ち抜き加工の位置と異なる位置
    で、前記一部分金型によって第2次の打ち抜き加工を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の
    プレス加工方法。
  5. 【請求項5】 前記送り手段によって、長手方向に前記
    フープ材が送られて、前記一部分金型による第1次の打
    ち抜き加工を行った後、前記フープ材を裏返しにし、前
    記第1次の打ち抜き加工時における前記フープ材の送り
    方向の上流側から下流側に向けて、再度、前記送り手段
    によって、長手方向に前記フープ材を送り、前記第1次
    の打ち抜き加工の位置と異なる位置で、前記一部分金型
    によって第2次の打ち抜き加工を行うようにしたことを
    特徴とする請求項4記載のプレス加工方法。
  6. 【請求項6】 前記送り手段によって、長手方向に前記
    フープ材が送られて、前記一部分金型による第1次の打
    ち抜き加工を行った後、前記フープ材を裏返しにし、前
    記第1次の打ち抜き加工時における前記フープ材の送り
    方向の下流側から上流側に向けて、再度、前記送り手段
    によって、長手方向に前記フープ材を送り、前記第1次
    の打ち抜き加工の位置と異なる位置で、前記一部分金型
    によって第2次の打ち抜き加工を行うようにしたことを
    特徴とする請求項4記載のプレス加工方法。
  7. 【請求項7】 前記送り手段によって、長手方向に前記
    フープ材が送られて、前記一部分金型による第1次の打
    ち抜き加工を行った後、前記第1次の打ち抜き加工時に
    おける前記フープ材の送り方向の上流側から下流側に向
    けて、再度、前記送り手段によって、長手方向に前記フ
    ープ材を送り、前記第1次の打ち抜き加工の位置と異な
    る位置で、前記一部分金型によって第2次の打ち抜き加
    工を行うようにしたことを特徴とする請求項1,又は2
    記載のプレス加工方法。
  8. 【請求項8】 前記送り手段によって、長手方向に前記
    フープ材は前記一部分金型に対して互いに直交する第1
    と第2の方向からの送りが可能で、前記送り手段によっ
    て、前記フープ材が前記一部分金型に対して前記第1の
    方向に送られて、前記一部分金型による前記第1の方向
    における打ち抜き加工と、前記送り手段によって、前記
    フープ材が前記一部分金型に対して前記第2の方向に送
    られて、前記一部分金型による前記第2の方向における
    打ち抜き加工とによって、互いに異なる位置で打ち抜き
    加工を行うようにしたことを特徴とする請求項1,又は
    3記載のプレス加工方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の方向における打ち抜き加工と
    前記第2の方向における打ち抜き加工をそれぞれ2回行
    って、互いに異なる位置で打ち抜き加工を行うようにし
    たことを特徴とする請求項8記載のプレス加工方法。
  10. 【請求項10】 前記第1と前記第2の方向における打
    ち抜き加工のそれぞれ2回の内、1回は前記フープ材を
    裏返して、前記第1と前記第2の方向における打ち抜き
    加工を行って、互いに異なる位置で打ち抜き加工を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項9記載のプレス加工
    方法。
  11. 【請求項11】 前記金型は、前記物品の全体を打ち抜
    き形成するために必要な全体金型の内の2/5の前記ポ
    ンチ数を備えた一部分金型を用いて、前記物品の全体が
    打ち抜き加工によって形成されたことを特徴とする請求
    項1記載のプレス加工方法。
  12. 【請求項12】 前記送り手段によって、前記フープ材
    が前記フープ材の長手方向と、該長手方向に対して直交
    する短手方向とに送られて、前記一部分金型に対する前
    記フープ材の位置を変えると共に、前記一部分金型の前
    記フープ材への打ち抜き位置を変えたことを特徴とする
    請求項1、又は3、又は11記載のプレス加工方法。
  13. 【請求項13】 前記送り手段によって、前記フープ材
    が長手方向と短手方向に交互に送られて、その送り毎に
    前記一部分金型の前記フープ材への打ち抜き位置を変え
    て打ち抜き加工を行うようにしたことを特徴とする請求
    項12記載のプレス加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516084A (ja) * 2003-12-05 2007-06-21 ロベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング 精密打抜装置
CN117817765A (zh) * 2024-03-05 2024-04-05 江苏汉药医疗器械有限公司 一种高精度暖贴原料冲裁机

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