JP2001035560A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP2001035560A
JP2001035560A JP11212862A JP21286299A JP2001035560A JP 2001035560 A JP2001035560 A JP 2001035560A JP 11212862 A JP11212862 A JP 11212862A JP 21286299 A JP21286299 A JP 21286299A JP 2001035560 A JP2001035560 A JP 2001035560A
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Japan
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moving
terminal device
electric wire
projection
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JP11212862A
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English (en)
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Hirotaka Hamaguchi
博隆 濱口
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
Hiroshi Umeyama
寛 梅山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線接続解除の際、電線を引き抜くことがで
きる状態になったことを分かるようにする。 【解決手段】 金属板を、この中央部130a両側の両
端部が互いに対面するように、屈曲して成る端子板13
0と、その両端部間に保持される鎖錠バネ131とによ
り端子ブロックを構成する。そして、この端子ブロック
が収納されるボディ11に対して、端子板130および
鎖錠バネ131の間に電線を挿入するための電線挿入孔
114を穿設し、この電線挿入孔114近傍に、挿入さ
れた電線の導体線を鎖錠する鎖錠バネ131の鎖錠部1
31aを、押下に応じて移動して端子板130から離す
方向に移動させる解除釦115を一体成形する。また、
解除釦115に移動突起部115aを一体に設け、この
移動突起部115aが移動する前方に固定突起部116
をボディ11に一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレフォン
またはISDNなどの電線を接続する際に使用される端
子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、端子板および鎖錠バネにより成る
速結端子部がテレフォンまたはISDN用などの端子装
置に具備される場合が多い。このことは、それら端子板
および鎖錠バネに外部からの電線を狭持させることによ
り電線の速結を可能にし、この結果、電線の接続が極め
て簡単になるからにほかならない。
【0003】なお、特開平1−130481号公報に
は、電線の挿入時および引抜き時に回動操作して電線の
挿入および引抜きを行うハンドルを備えた速結端子が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記速
結端子部では、電線の接続は極めて簡単になるものの、
電線解除時に解除釦を押して電線を端子装置から引き抜
く際、解除釦を押しても解除釦が動く以外は何ら変化が
ないので、適切に解除釦が押されたか否かを判断するこ
とができず、解除釦を押したときに電線を引き抜くこと
ができる状態になったかどうか分からない課題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、電線接続解除の際、電線を引き抜くことができ
る状態になったことが分かる端子装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の端子装置は、バネ部および端子部によ
り成る電線速結用の速結手段と、前記速結手段による電
線接続解除用の解除手段と、前記解除手段による電線接
続解除の際にクリック感を与えるクリック手段とを備え
るのである。
【0007】この構成では、電線接続解除の際にクリッ
ク感が得られるようになるので、電線を引き抜くことが
できる状態になったことが分かるようになる。
【0008】なお、請求項1記載の端子装置において、
ボディおよびカバーにより成り前記速結手段を複数収納
するケースを備え、前記各速結手段は、金属板を、この
中央部両側の両端部が互いに対面するように、屈曲して
成る前記端子部としての端子板と、その両端部間に保持
される鎖錠バネとにより構成される端子ブロックであ
り、前記ボディは、前記各端子ブロック収納用の収納室
と、この収納室に収納された端子ブロックにおける端子
板および鎖錠バネの間に電線を挿入するための電線挿入
孔とを有するとともに、挿入された電線の導体線を鎖錠
する前記鎖錠バネの部分を、押下に応じて移動して前記
端子板から離す方向に移動させる前記解除手段としての
解除釦と、この解除釦の内部先端側に設けられ前記解除
釦の押下に応じて移動する移動突起部と、この移動突起
部が移動する前方に設けられ前記移動突起部の移動の際
に前記移動突起部の先端のコーナ部分に当たって前記移
動突起部の移動方向を変える固定突起部とを有し、前記
クリック手段は前記移動突起部および固定突起部により
成る構成でもよい(請求項2)。この構成では、移動突
起部の移動時にその移動突起部の先端コーナ部分が固定
突起部に当たって乗り越えるようになり、その際にクリ
ック感が得られるようになる。これにより、電線を引き
抜くことができる状態になったことが分かるようにな
る。また、移動突起部および固定突起部を設けるだけの
極めて簡単な構造であるので、実質、部品点数の増加し
ない効果を得ることが可能となる。
【0009】また、請求項2記載の端子装置において、
前記移動突起部および固定突起部の各当接部分は断面R
状に形成されて成る構造でもよい(請求項3)。この構
造によれば、スムーズなクリック感が得られるようにな
る。
【0010】また、請求項2または3記載の端子装置に
おいて、前記端子装置は埋込型のテレフォンモジュラジ
ャックであってもよい(請求項4)。これによれば、電
線接続解除の際に、電線を引き抜くことができる状態に
なったことが分かる埋込型のテレフォンモジュラジャッ
クが得られるようになる。
【0011】さらに、請求項2または3記載の端子装置
において、前記端子装置は埋込型のISDN用のモジュ
ラジャックであってもよい(請求項5)。これによれ
ば、電線接続解除の際に、電線を引き抜くことができる
状態になったことが分かる埋込型のISDN用のモジュ
ラジャックが得られるようになる。
【0012】また、請求項1記載の端子装置において、
端子ボディおよび端子カバーにより成り前記速結手段を
収納するケースを備え、前記速結手段は、中央部から三
方にそれぞれ突出する3つの端部を有する金属板を、そ
の中央部を挟む両端部が互いに対面するように、屈曲し
て成る前記端子部としての端子板と、その両端部間に保
持される鎖錠バネとにより構成され、前記端子カバー
は、前記端子ボディに収納される前記端子板および鎖錠
バネの間に電線を挿入するための電線挿入孔を有すると
ともに、挿入された電線の導体線を鎖錠する前記鎖錠バ
ネの部分を、押下に応じて移動して前記端子板から離す
方向に移動させる前記解除手段としての解除釦と、この
解除釦の内部先端側に設けられ前記解除釦の押下に応じ
て移動する移動突起部とを有し、前記端子ボディは、前
記速結手段収納用の収納室を有するとともに、前記移動
突起部が移動する前方に設けられ前記移動突起部の移動
の際に前記移動突起部の先端のコーナ部分に当たって前
記移動突起部の移動方向を変える固定突起部を有し、前
記クリック手段は前記移動突起部および固定突起部によ
り成る構成でもよい(請求項6)。この構成では、移動
突起部の移動時にその移動突起部の先端コーナ部分が固
定突起部に当たって乗り越えるようになり、その際にク
リック感が得られるようになる。これにより、電線を引
き抜くことができる状態になったことが分かるようにな
る。また、移動突起部および固定突起部を設けるだけの
極めて簡単な構造であるので、実質、部品点数の増加し
ない効果を得ることが可能となる。
【0013】また、請求項6記載の端子装置において、
前記移動突起部および固定突起部の各当接部分は断面R
状に形成されて成る構造でもよい(請求項7)。この構
造によれば、スムーズなクリック感が得られるようにな
る。
【0014】また、請求項6または7記載の端子装置に
おいて、前記三方の端部のうち、前記両端部を除く残り
の一方の端部は、前記端子ボディから突出してプリント
基板にはんだ付けされる構造でもよい(請求項8)。こ
の構造によれば、プリント基板実装型の端子装置が得ら
れるようになる。
【0015】また、請求項8記載の端子装置において、
前記端子装置は前記プリント基板へのテレフォン用電線
の接続に使用されるものでもよい(請求項9)。これに
よれば、プリント基板へのテレフォン用電線の接続が極
めて容易になるほか、プリント基板からテレフォン用電
線の接続を解除しやすくなる。
【0016】さらに、請求項8記載の端子装置におい
て、前記端子装置は前記プリント基板へのISDN用電
線の接続に使用されるものでもよい(請求項10)。こ
れによれば、プリント基板へのISDN用電線の接続が
極めて容易になるほか、プリント基板からISDN用電
線の接続を解除しやすくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る端子装置におけるボディの一部などを示す拡大断面
図、図2は第1実施形態の端子装置の分解斜視図で、こ
れらの図を用いて以下に第1実施形態の説明を行う。
【0018】図2に示す端子装置10は、いわゆる1個
モジュールサイズの埋込型でISDN用8極8心のモジ
ュラジャックであり、合成樹脂などの絶縁材料により箱
状に成形されて成るボディ11と、挿入口120を正面
に有し合成樹脂などの絶縁材料により形成されるカバー
12とで構成されるケースを備え、8個の端子ブロック
13と、挿入口120開閉用の上扉140および下扉1
41、挿入口120の閉塞方向への上扉140および下
扉141駆動用の2個のスプリング142、およびこれ
ら上扉140、下扉141および2個のスプリング14
2の一式をカバー12内部へ取付けるための2個の押え
板143により構成される開閉部材14と、ケース内部
への図示しないモジュラプラグ案内用のガイド孔15a
および一対の係合突部(図では左側面の係合突部15b
のみ図示)を有する中枠15と、上記両係合突部をそれ
ぞれ係止するフック状の両係止部160aおよび8つの
導電部材160bを有する一体成形部材160、および
この一体成形部材160に接続される2個の終端抵抗1
61により構成されるインサートブロック16とを上記
ケースに内蔵している。
【0019】各端子ブロック13は、図1に示すよう
に、金属板を、この中央部130a両側の両端部が互い
に対面するように、屈曲して成る端子板130と、その
両端部間に保持される鎖錠バネ131とにより構成され
ている。
【0020】ここで、ボディ11は、図2に示すよう
に、左側面の内面上方(図2では左上方向)寄りと右側
面の内面上方寄りとの間に形成された隔壁110と、左
側面の内面下方(図2では右下方向)寄りと右側面の内
面下方寄りとの間に形成された隔壁111との間に、2
個の終端抵抗161収納用の収納室R10を有するとと
もに、隔壁110と上側面との間に形成された3つの隔
壁112、および隔壁111と下側面との間に形成され
た3つの隔壁113によって設けられた各端子ブロック
13収納用の収納室R11を有している。
【0021】また、ボディ11の背面側には、図1に示
すように、各収納室R11に収納された端子板130の
左側の端部および鎖錠バネ131の間に電線を挿入する
ための電線挿入孔114が穿設されている。
【0022】また、この電線挿入孔114近傍には、挿
入された電線の導体線(図示せず)を鎖錠する鎖錠バネ
131の鎖錠部131aを、押下に応じて正面側(図で
は上方)に移動して端子板130の左側の端部から離す
方向に移動させる解除釦115がボディ11に一体成形
されている。なお、鎖錠バネ131における鎖錠部13
1aとは反対側の端部は、先端が挿入された電線の導体
線から離れる方向にR状に曲げられ、導体線に圧接する
ようになっている。
【0023】そして、第1実施形態の特徴として、解除
釦115の内部先端側には解除釦115の押下に応じて
移動する移動突起部115aが一体に設けられていると
ともに、移動突起部115aが移動する前方に、移動突
起部115aの移動の際に移動突起部115aの先端の
コーナ部分に当たって移動突起部115aの移動方向を
変える固定突起部116が設けられ、この固定突起部1
16はボディ11に一体成形されている。また、移動突
起部115aおよび固定突起部116の各当接部分は断
面R状に形成されている。
【0024】次に、第1実施形態の特徴である移動突起
部115aおよび固定突起部116の作用を説明する。
電線の導体線が電線挿入孔114に挿入されてその導体
線が端子板130および鎖錠バネ131に狭持されてい
る状態から、その電線の端子ブロック13への接続を解
除すべく解除釦115をマイナスドライバなどで押下す
ると、解除釦115に対する押下に応じて、図1(b)
に示すように、移動突起部115aが正面側に移動し、
移動突起部115aの移動時にその移動突起部115a
が固定突起部116に当たって乗り越え、これによりク
リック感が得られる。
【0025】以上により、解除釦115の押下時にクリ
ック感が得られるので、電線接続解除の際、電線を引き
抜くことができる状態になったことが分かる。また、移
動突起部115aおよび固定突起部116を設けるだけ
の極めて簡単な構造であるので、実質、部品点数は増加
しない。さらに、移動突起部115aおよび固定突起部
116の各当接部分を断面R状に形成したので、スムー
ズなクリック感を得ることができる。
【0026】なお、第1実施形態では、端子装置は、I
SDN用8極8心のモジュラジャックに適用されるが、
本発明の端子装置は、これに限らず、例えば埋込型でテ
レフォン用6極のモジュラジャックにも適用可能であ
る。
【0027】図3は本発明の第2実施形態に係る端子装
置を使用した中継端子台の分解斜視図、図4は第2実施
形態に係る端子装置の分解斜視図、図5は図4に示す端
子装置の断面図で、これらの図を用いて以下に第2実施
形態の説明を行う。ただし、識別の便宜上、図3に示す
括弧内の符号204A〜204C,20A〜20Gを適
宜使用する。
【0028】図3に示す中継端子台(いわゆる中継モジ
ュラジャック端子台)200は、定格銘板貼付部201
a、複数(左右側面に各3つ)の取付孔201b、およ
び図略の盤への取付孔201cなどを有するボディ20
1と、スナップフィットで各取付孔201bに嵌合する
突部202aおよび屋内配線ケーブル集束用でフック状
の一対の突部202bなどを有する裏カバー202と、
基板実装型でISDN用8極8心のモジュラジャック2
03と、TEL1配線用として使用される基板実装型で
テレフォン用6極2心のモジュラジャック204(20
4A)と、TEL2配線用として使用される基板実装型
でテレフォン用6極2心のモジュラジャック204(2
04B)と、加入者線接続用として使用される基板実装
型でテレフォン用6極2心のモジュラジャック204
(204C)と、屋内ISDN通信線が接続されISD
N配線用として使用される4つの端子装置20(20A
〜20D)と、屋内アナログ通信線が接続されTEL1
配線用として使用される端子装置20(20E)と、屋
内アナログ通信線が接続されTEL2配線用として使用
される端子装置20(20F)と、加入者線が接続され
加入者線接続用として使用される20(20G)と、こ
れらモジュラジャック203、各モジュラジャック20
4および各端子装置20が実装され各端子装置を対応す
る各モジュラジャックに接続するプリント基板205と
を備えている。
【0029】次に、第2実施形態に係る端子装置20に
ついて詳述すると、各端子装置20は、図4に示すよう
に、合成樹脂などの絶縁材料により形成される端子ボデ
ィ21および端子カバー22により構成されるケースを
備え、中央部230aから三方にそれぞれ突出する3つ
の端部230b〜230dを有する金属板を、その中央
部230aを挟む両端部230b,230cが互いに対
面するとともに残りの一方の端部230dがL字状にな
って先端が同じ方向を向くように、屈曲して成る端子板
230と、その両端部230b,230c間に保持され
る鎖錠バネ231とにより成る速結端子部23を2組上
記ケースに内蔵している。
【0030】端子ボディ21は、図5に示すように、互
いに対面する両側面の各外面に係合突部210を有して
いるとともに、図4に示すように、それら両側面の内面
中央間に一体成形された隔壁211によって設けられた
速結端子部23収納用の収納室R21を2室有してい
る。また、隔壁211の先端部中央には、後述の解除釦
223の移動空間を設けるべく溝212が形成されてい
る。
【0031】端子カバー22は、図5に示すように、両
係合突部210とそれぞれ係合する両係合孔221を有
しているとともに、各収納室R21に収納された端子板
230および鎖錠バネ231の間に電線を挿入するため
の電線挿入孔222を有している。
【0032】また、この電線挿入孔222近傍には、挿
入された電線の導体線を鎖錠する鎖錠バネ231の鎖錠
部231aを、押下に応じて(図5では右方に)移動し
て端子板230の上側の端部から離す方向に移動させる
解除釦223が端子カバー22に一体成形されている。
【0033】そして、第2実施形態の特徴として、解除
釦223の内部先端側には解除釦223の押下に応じて
移動する移動突起部223aが一体に設けられていると
ともに、その移動突起部223aが移動する前方に、移
動突起部223aの移動の際に移動突起部223aの先
端のコーナ部分に当たって移動突起部223aの移動方
向を変える固定突起部213が設けられ、この固定突起
部213は図4に示すように端子ボディ21の溝212
に一体に形成されている。また、移動突起部223aお
よび固定突起部213の各当接部分は断面R状に形成さ
れている。さらに、三方の端部230b〜230dのう
ち、両端部230b,230cを除く残りの一方の端部
230dは、端子ボディ21から突出してプリント基板
にはんだ付けされる構成になっている。
【0034】次に、第2実施形態の特徴である移動突起
部223aおよび固定突起部213の作用を説明する。
電線の導体線が電線挿入孔222に挿入されてその導体
線が端子板230および鎖錠バネ231に狭持されてい
る状態から、それら端子板230および鎖錠バネ231
への電線の接続を解除すべく解除釦223をマイナスド
ライバなどで押下すると、図5(b)に示すように、解
除釦223に対する押下に応じて移動突起部223aが
前方(図では右方)に移動し、移動突起部223aの移
動時に移動突起部223aが固定突起部213に当たっ
て乗り越え、これによりクリック感が得られる。
【0035】以上により、解除釦223の押下時にクリ
ック感が得られるので、電線接続解除の際、電線を引き
抜くことができる状態になったことが分かる。また、移
動突起部223aおよび固定突起部213を設けるだけ
の極めて簡単な構造であるので、実質、部品点数は増加
しない。さらに、移動突起部223aおよび固定突起部
213の各当接部分を断面R状に形成したので、スムー
ズなクリック感を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、バネ部および端子部により成る
電線速結用の速結手段と、前記速結手段による電線接続
解除用の解除手段と、前記解除手段による電線接続解除
の際にクリック感を与えるクリック手段とを備えるの
で、電線接続解除の際、電線を引き抜くことができる状
態になったことが分かる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の端子装置において、ボディおよびカバーにより成り
前記速結手段を複数収納するケースを備え、前記各速結
手段は、金属板を、この中央部両側の両端部が互いに対
面するように、屈曲して成る前記端子部としての端子板
と、その両端部間に保持される鎖錠バネとにより構成さ
れる端子ブロックであり、前記ボディは、前記各端子ブ
ロック収納用の収納室と、この収納室に収納された端子
ブロックにおける端子板および鎖錠バネの間に電線を挿
入するための電線挿入孔とを有するとともに、挿入され
た電線の導体線を鎖錠する前記鎖錠バネの部分を、押下
に応じて移動して前記端子板から離す方向に移動させる
前記解除手段としての解除釦と、この解除釦の内部先端
側に設けられ前記解除釦の押下に応じて移動する移動突
起部と、この移動突起部が移動する前方に設けられ前記
移動突起部の移動の際に前記移動突起部の先端のコーナ
部分に当たって前記移動突起部の移動方向を変える固定
突起部とを有し、前記クリック手段は前記移動突起部お
よび固定突起部により成るので、電線接続解除の際、電
線を引き抜くことができる状態になったことが分かると
ともに、実質、部品点数の増加しない効果を得ることが
可能となる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の端子装置において、前記移動突起部および固定突起
部の各当接部分は断面R状に形成されて成るので、スム
ーズなクリック感を得ることができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の端子装置において、前記端子装置は埋込型
のテレフォンモジュラジャックであるので、電線接続解
除の際に、電線を引き抜くことができる状態になったこ
とが分かる埋込型のテレフォンモジュラジャックを得る
ことができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の端子装置において、前記端子装置は埋込型
のISDN用のモジュラジャックであるので、電線接続
解除の際に、電線を引き抜くことができる状態になった
ことが分かる埋込型のISDN用のモジュラジャックを
得ることができる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の端子装置において、端子ボディおよび端子カバーに
より成り前記速結手段を収納するケースを備え、前記速
結手段は、中央部から三方にそれぞれ突出する3つの端
部を有する金属板を、その中央部を挟む両端部が互いに
対面するように、屈曲して成る前記端子部としての端子
板と、その両端部間に保持される鎖錠バネとにより構成
され、前記端子カバーは、前記端子ボディに収納される
前記端子板および鎖錠バネの間に電線を挿入するための
電線挿入孔を有するとともに、挿入された電線の導体線
を鎖錠する前記鎖錠バネの部分を、押下に応じて移動し
て前記端子板から離す方向に移動させる前記解除手段と
しての解除釦と、この解除釦の内部先端側に設けられ前
記解除釦の押下に応じて移動する移動突起部とを有し、
前記端子ボディは、前記速結手段収納用の収納室を有す
るとともに、前記移動突起部が移動する前方に設けられ
前記移動突起部の移動の際に前記移動突起部の先端のコ
ーナ部分に当たって前記移動突起部の移動方向を変える
固定突起部を有し、前記クリック手段は前記移動突起部
および固定突起部により成るので、電線接続解除の際、
電線を引き抜くことができる状態になったことが分かる
とともに、実質、部品点数の増加しない効果を得ること
が可能となる。
【0042】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の端子装置において、前記移動突起部および固定突起
部の各当接部分は断面R状に形成されて成るので、スム
ーズなクリック感を得ることができる。
【0043】請求項8記載の発明によれば、請求項6ま
たは7記載の端子装置において、前記三方の端部のう
ち、前記両端部を除く残りの一方の端部は、前記端子ボ
ディから突出してプリント基板にはんだ付けされるの
で、プリント基板実装型の端子装置を得ることができ
る。
【0044】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の端子装置において、前記端子装置は前記プリント基
板へのテレフォン用電線の接続に使用されるので、プリ
ント基板へのテレフォン用電線の接続が極めて容易にな
るほか、プリント基板からテレフォン用電線の接続を解
除しやすくなる。
【0045】請求項10記載の発明によれば、請求項8
記載の端子装置において、前記端子装置は前記プリント
基板へのISDN用電線の接続に使用されるので、プリ
ント基板へのISDN用電線の接続が極めて容易になる
ほか、プリント基板からISDN用電線の接続を解除し
やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る端子装置における
ボディの一部などを示す拡大断面図である。
【図2】図2は第1実施形態の端子装置の分解斜視図で
ある。
【図3】本発明の第2実施形態に係る端子装置を使用し
た中継端子台の分解斜視図である。
【図4】第2実施形態に係る端子装置の分解斜視図であ
る。
【図5】図4に示す端子装置の断面図である。
【符号の説明】
10 端子装置 11 ボディ 115 解除釦 115a 移動突起部 116 固定突起部 12 カバー 13 端子ブロック13 130 端子板 131 鎖錠バネ 14 開閉部材 15 中枠 16 インサートブロック 20 端子装置 21 端子ボディ 213 固定突起部 22 端子カバー 223 解除釦 223a 移動突起部 23 速結端子部 230 端子板 231 鎖錠バネ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ部および端子部により成る電線速結
    用の速結手段と、 前記速結手段による電線接続解除用の解除手段と、 前記解除手段による電線接続解除の際にクリック感を与
    えるクリック手段とを備える端子装置。
  2. 【請求項2】 ボディおよびカバーにより成り前記速結
    手段を複数収納するケースを備え、 前記各速結手段は、金属板を、この中央部両側の両端部
    が互いに対面するように、屈曲して成る前記端子部とし
    ての端子板と、その両端部間に保持される鎖錠バネとに
    より構成される端子ブロックであり、 前記ボディは、前記各端子ブロック収納用の収納室と、
    この収納室に収納された端子ブロックにおける端子板お
    よび鎖錠バネの間に電線を挿入するための電線挿入孔と
    を有するとともに、挿入された電線の導体線を鎖錠する
    前記鎖錠バネの部分を、押下に応じて移動して前記端子
    板から離す方向に移動させる前記解除手段としての解除
    釦と、この解除釦の内部先端側に設けられ前記解除釦の
    押下に応じて移動する移動突起部と、この移動突起部が
    移動する前方に設けられ前記移動突起部の移動の際に前
    記移動突起部の先端のコーナ部分に当たって前記移動突
    起部の移動方向を変える固定突起部とを有し、 前記クリック手段は前記移動突起部および固定突起部に
    より成る請求項1記載の端子装置。
  3. 【請求項3】 前記移動突起部および固定突起部の各当
    接部分は断面R状に形成されて成る請求項2記載の端子
    装置。
  4. 【請求項4】 前記端子装置は埋込型のテレフォンモジ
    ュラジャックである請求項2または3記載の端子装置。
  5. 【請求項5】 前記端子装置は埋込型のISDN用のモ
    ジュラジャックである請求項2または3記載の端子装
    置。
  6. 【請求項6】 端子ボディおよび端子カバーにより成り
    前記速結手段を収納するケースを備え、 前記速結手段は、中央部から三方にそれぞれ突出する3
    つの端部を有する金属板を、その中央部を挟む両端部が
    互いに対面するように、屈曲して成る前記端子部として
    の端子板と、その両端部間に保持される鎖錠バネとによ
    り構成され、 前記端子カバーは、前記端子ボディに収納される前記端
    子板および鎖錠バネの間に電線を挿入するための電線挿
    入孔を有するとともに、挿入された電線の導体線を鎖錠
    する前記鎖錠バネの部分を、押下に応じて移動して前記
    端子板から離す方向に移動させる前記解除手段としての
    解除釦と、この解除釦の内部先端側に設けられ前記解除
    釦の押下に応じて移動する移動突起部とを有し、 前記端子ボディは、前記速結手段収納用の収納室を有す
    るとともに、前記移動突起部が移動する前方に設けられ
    前記移動突起部の移動の際に前記移動突起部の先端のコ
    ーナ部分に当たって前記移動突起部の移動方向を変える
    固定突起部を有し、 前記クリック手段は前記移動突起部および固定突起部に
    より成る請求項1記載の端子装置。
  7. 【請求項7】 前記移動突起部および固定突起部の各当
    接部分は断面R状に形成されて成る請求項6記載の端子
    装置。
  8. 【請求項8】 前記三方の端部のうち、前記両端部を除
    く残りの一方の端部は、前記端子ボディから突出してプ
    リント基板にはんだ付けされる請求項6または7記載の
    端子装置。
  9. 【請求項9】 前記端子装置は前記プリント基板へのテ
    レフォン用電線の接続に使用される請求項8記載の端子
    装置。
  10. 【請求項10】 前記端子装置は前記プリント基板への
    ISDN用電線の接続に使用される請求項8記載の端子
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002260764A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Jimbo Electric Co Ltd 情報用コンセント
EP2846408B1 (de) 2010-04-07 2016-04-27 WAGO Verwaltungsgesellschaft mbH Elektrische Anschlussklemme

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JP2002260764A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Jimbo Electric Co Ltd 情報用コンセント
EP2846408B1 (de) 2010-04-07 2016-04-27 WAGO Verwaltungsgesellschaft mbH Elektrische Anschlussklemme
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