JP2001034260A - 電子ノート - Google Patents
電子ノートInfo
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- JP2001034260A JP2001034260A JP11210918A JP21091899A JP2001034260A JP 2001034260 A JP2001034260 A JP 2001034260A JP 11210918 A JP11210918 A JP 11210918A JP 21091899 A JP21091899 A JP 21091899A JP 2001034260 A JP2001034260 A JP 2001034260A
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- input
- input object
- base image
- display
- character
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
書き込まれた情報を電子化することができる電子ノート
を提供する。 【解決手段】電子ノート1の上面にはA4サイズの表示
部3が設けられており、会議資料などのベース画像が表
示される。利用者はこのベース画像上にタッチペン2で
書き込みをすることができる。この書き込まれたオブジ
ェクトは、入力オブジェクトとして表示部3に表示され
る。同時に、この入力オブジェクトに対して文字認識が
実行され、認識された文字はメモリに記憶される。これ
により、従来のノートと同じ使い勝手で記録情報を電子
化することができる。
Description
であったノートを電子化した電子ノートに関する。
は従来より紙製のノートが一般的であったが、紙製のノ
ートに記録された情報は再利用性や加工性に乏しいとい
う問題点があった。また、会議や講義において事前に資
料やレジメを配付し、これに基づいて会議や講義を進め
ていく場合があるが、この場合においても資料・レジメ
の内容やこれに対する書き込みといった情報を再利用し
たり加工したりすることは困難であった。
加工性を持たせたワードプロセッサや携帯型パソコンな
どの可搬型・携帯型電子文具が実用化されていた。
ッサの場合には、予め割りつけられた行や桁の位置に文
字や記号を入力できるのみであったため、ノートにペン
で書き込む場合のように任意の場所に自由な書き込みを
することができず、事前に配付された資料やレジメの上
に書き込みをするといことが困難であった。また、仮に
書き込みができる場合でも、共に同じテキストデータで
あるため、元々の資料・レジメと書き込みとの区別が困
難であるという問題点があった。このことは、携帯型パ
ソコンでワードプロセッサプログラムを起動した場合も
同様であった。
書き込みができ、書き込まれた情報を電子化することが
できる電子ノートを提供することを目的とする。
から入力されたベース画像および手書き画像である入力
オブジェクトを別々のエリアに記憶する記憶手段と、ノ
ート型筐体の表面に設けられた表示手段と、表示手段上
の任意の位置に入力オブジェクトを書き込むペン型の入
力手段と、を備え、表示手段は、ベース画像を表示する
とともに、書き込まれた位置に入力オブジェクトを表示
する手段であることを特徴とする。
て、入力手段は、色指定手段を含み、表示手段上の任意
の位置に色指定手段で指定れた色の入力オブジェクト書
き込む手段であることを特徴とする。
て、入力オブジェクトの形状または色を検索する制御手
段を備えたことを特徴とする。
おいて、入力オブジェクトから文字を抽出して認識する
とともに、ベース画像に含まれる文字または入力オブジ
ェクトから抽出された文字を検索する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
ば事前に整理された会議資料や講義のレジメなどの画像
である。画像の記憶形式は、プリントイメージでもよい
が、PDF(Portable Document F
ormat)などが適当である。表示手段はこのベース
画像を表示する。電子ノートの利用者は、このベース画
像の上に手書きで書き込みをする。
である入力オブジェクトの形状や色を検索する。さら
に、この入力オブジェクトから文字が抽出され認識され
る。これにより、手書きの内容を再利用・加工すること
が容易になる。そして、手書き入力された入力オブジェ
クトが、その書き込み位置(任意の位置)に表示され
る。この形状の相違により、ベース画像と入力オブジェ
クトとを視覚的に区別することが容易であり、また、記
憶手段もベース画像と入力オブジェクトを別々のエリア
に記憶しているため、情報として区別することも容易で
ある。また、ペン型の入力手段で任意の位置への書き込
みが可能であるため、従来のノートに近い使用感で情報
を記録することができる。
ェクトを電子情報化したことにより、これを認識して文
字コード化し、所望の文字を検索するなど従来のノート
では不可能であった情報利用が可能になった。
態である電子ノートについて説明する。図1は同電子ノ
ートの外観図およびスイッチ群の構成図、図2は同電子
ノートのブロック図である。この電子ノートは雑誌程度
の大きさの電子機器であり、従来のノート代わりに会社
や学校で使用されることを想定したものである。
にはA4サイズ(縦296mm×横210mm)の表示
部3が設けられている。この表示部3は、LCDディス
プレイ15およびその表示面上に設けられたタッチパネ
ル16を有している。このようにこの実施形態では表示
部3のサイズはA4であるがこの発明はこの大きさに限
定されるものではない。また、電子ノート1の筐体のサ
イズをA4などのシートサイズに合わせるようにしても
よい。
だベース画像をLCDディスプレイ15に表示し、利用
者が、タッチペン2を用いてこのベース画像上に書き込
みをすることができるようにしたものである。タッチペ
ン2による書き込みは、接触位置をx,y座標値に変換
するデジタイザであるタッチパネル16が検出する。ベ
ース画像は、たとえば、講義のレジメ、会議の資料、書
込用フォームなどで構成され、利用者は、講義や会議中
にこれを表示させて書き込みを行う。書込用フォーム
は、ノートの罫線や方眼も含んでいる。
4が設けられている。押しボタンスイッチ群4は、同図
(B)に示すように、ページ送りボタン31、32、ペ
ージ戻しボタン33、34、文字認識ボタン35、図形
検索ボタン36、文字列検索ボタン37およびレイヤ結
合ボタン38を有している。ベース画像は複数ページ分
記憶可能であり、ページ送りボタン31、32およびペ
ージ戻しボタン33、34は、表示部3に表示させるベ
ース画像のページを前後にめくるためのボタンスイッチ
である。ページ送りボタン31およびページ戻しボタン
33はページを1ページずつめくるためのボタンであ
り、ページ送りボタン32およびページ戻しボタン34
はページを10ページずつめくるためのボタンである。
文字認識ボタン35、図形検索ボタン36、文字列検索
ボタン37およびレイヤ結合ボタン38の機能について
は後述する。
U10には、PCカードインタフェース12、メモリ1
1、インタフェース20および描画回路13が接続され
ている。
カードやモデムカードなどがセットされる。セットされ
るメモリカードは、パソコンにおいてベース画像が書き
込まれたものである。また、モデムカードがセットされ
た場合には、CPU10はパソコンと交信してベース画
像を受信する。メモリ11は、モデムカードを介して受
信したベース画像などを記憶する。ベース画像がメモリ
カードで供給される場合には、メモリカードをそのまま
記憶手段として用いてもよい。
設け、パーソナルコンピュータのプリンタポートから直
接ベース画像の供給を受けるようにしてもよい。この場
合、パーソナルコンピュータは、プリンタドライバとし
てこの電子ノートへの画像データ出力プログラムを実行
する。また、PCカードにLANカードを挿入し、この
電子ノートをネットワークプリンタとして認識させてベ
ース画像の供給を受けるようにしてもよい。
Document Format)ファイルとして供
給される。PDFファイルは、PostScript言
語で記述されたファイルであり、テキストや図形が混在
した画像をどのプラットホームでも表示できるようにし
たものである。PDFファイルにおいては、図形はベク
トル情報で記述され、テキストはコード情報で記述され
ている。
されており、ROMには、この装置の動作を制御するプ
ログラムやベクトルフォントデータなどが記憶されてい
る。また、ROMには、電源オン時にデフォルトで表示
される表示画像データも記憶されている。
記憶するベース画像記憶エリア11aが設定されるとと
もに、このベース画像記憶エリアに記憶される複数ペー
ジ分のベース画像の各ページ書き込まれた入力オブジェ
クトを記憶する入力オブジェクト記憶エリア11b、入
力オブジェクトから認識された文字コードを記憶する認
識文字コード記憶エリア11cが設定される。また、R
AMには、属性コード記憶エリア、接触フラグ、拡大フ
ラグ、接触座標記憶エリアなども設定される。
ッチ群4を含む操作部18、通信回路19および前記タ
ッチパネル16が接続されている。通信回路19は表示
部3の周囲に設けられたループアンテナ17を介してタ
ッチペン2と交信するための回路である。この交信によ
って描画色や消しゴムなどタッチペン2の機能を表す属
性コードを受信する。
ェクトを展開する回路であり、いわゆるグラフィックア
クセラレータまたはメディアプロセッサで構成されてい
る。描画回路13は、CPU10からベース画像や入力
オブジェクトのデータを受け取ったとき、PostSc
ript言語で記述されているベース画像を表示解像度
に合わせたラスター画像データに高速に展開してVRA
M14のベースレイヤ14aに書き込むとともに、入力
オブジェクトを展開して書込レイヤ14bに書き込む。
VRAM14に書き込まれた画像データはLCDディス
プレイ15に表示される。
像を展開するためのベースレイヤ14aおよび利用者が
手書き入力した入力オブジェクトを表示するための書込
レイヤ14bを備えている。LCDディスプレイ15は
高精細のカラーディスプレイであり、VRAM14の各
レイヤはこの解像度に合わせた記憶容量を有している。
は、デフォルト画像である表紙画像データをメモリ11
から読み出してLCDディスプレイ15に表示する。利
用者がページ送りボタン31、32やページ戻しボタン
33、34をオンすると、その操作に対応するベース画
像をメモリ11から読み出してLCDディスプレイ15
に表示する。上述したように、表示処理は、CPU10
が、表示画像データや所定のページのベース画像をメモ
リ11から読み出して描画回路13に入力することで行
われる。描画回路13はこのPostScriptデー
タを高速にパターン展開する。このとき同時にCPU1
0から必要なベクトルフォントデータが供給される。こ
のパターン展開された画像データは、VRAM14のベ
ースレイヤ14aに書き込まれ、LCDディスプレイ1
5に表示される。
ため、VRAM14を複数ページ分のフレームを有する
メモリで構成してもよい。この場合、CPU10は、利
用者のページ切り換え指示を予測して予め次に表示され
るであろうページデータを現在表示中でないフレームに
展開しておき、利用者から(ボタンスイッチから)その
ページへ切り換える旨の指示が入力されたとき、そのペ
ージを展開しているフレームをLCDディスプレイ15
に接続する。
されたベース画像の画像を見ながら、タッチペン2を用
いてこの画像に直接書き込みをすることができる。
ッチペン2のペン先24は、接触位置が正確に検出され
るように細くなっており、材質は、タッチパネルを傷め
ないように柔軟な樹脂でできている。ペン内部には制御
部25、通信回路26などが内蔵されており、電子ノー
ト本体の通信回路19の要求に応じて属性コードを送信
する。
まれたループアンテナ17を有しており、このループア
ンテナ17を介してタッチペン2と交信する。CPU1
0は、タッチパネル16からタッチペン2の接触検出信
号が入力されたとき、通信回路19に対して該タッチペ
ン2との交信を指示する。通信回路19はタッチペン2
に対してその属性コードを送信するように要求する。
送信要求を通信回路26が受信し、これを制御部25に
入力する。制御部25は、これに応じて自己の属性コー
ドをメモリ25aから読み出して通信回路26に入力す
る。通信回路26はこの属性コードを電子ノート本体1
に送信する。複数本のタッチペン2が、電子ノート1に
付属しており、それぞれ黒、赤、消しゴムなどの機能を
有している。この色や消しゴムなどの機能を表す属性コ
ードがメモリ25aにそれぞれ記憶されている。なお、
メモリ25aには属性コードとともに拡大コードも記憶
されている。拡大コードについては後述する。また、属
性コードは半導体メモリに記憶する以外にディップスイ
ッチなどのスイッチでハード的に設定するようにしても
よい。この場合、このスイッチが属性コードの記憶手段
となる。
のタッチペンの機能を認識する。すなわち、タッチペン
の移動に対応して何色の描画処理をするかまたは消去処
理をするかを決定する。タッチペン2がタッチパネル1
6上を接触しながら移動すると、その軌跡にそのタッチ
ペン2の属性コードが示す色の入力オブジェクト(文字
や図形)を描画するとともにメモリ11の入力オブジェ
クト記憶エリア11bの対応アドレスにこの入力オブジ
ェクトのデータを書き込む。また、タッチペンの機能が
消しゴムの場合には、その軌跡付近のオブジェクトを消
去するとともに、メモリ11の入力オブジェクト記憶エ
リア11bの対応アドレスのデータをクリアする。な
お、このオブジェクトの描画や消去は、上記書込レイヤ
14bおよびメモリ11の入力オブジェクト記憶エリア
11bに対して行われ、ベースレイヤ14aおよびメモ
リ11のベース画像記憶エリア11aに対しては行われ
ない。
ードが記憶され、単一の機能を持つタッチペンを複数設
けてもよいが、図3の点線に示すようにロータリスイッ
チ28などの切換手段を設けて、1本のタッチペンで複
数の属性コード(機能)を切り換え設定しながら、複数
の機能で使用できるようにしてもよい。また、ペンの先
を黒ペンなどの機能にし、頭を消しゴムの機能にするな
ど1本のタッチペンの上下に異なる機能を持たせるよう
にしてもよい。
チである拡大ボタン29を備えている。この拡大ボタン
29は制御部25に接続されている。この拡大ボタン2
9がオンされているときに、電子ノート本体から属性コ
ード送信要求が送られてきた場合、制御部25は、メモ
リ25aから拡大コードを読み出して返信する。すなわ
ち、利用者が拡大ボタン29を押しながら表示部3の表
示画面上の所望の場所を押すと、拡大コードが送信され
る。
大コードを受信したとき、そのときのタッチペン2の接
触座標を中心としてLCDディスプレイ15への画像の
表示サイズを2倍に拡大する。上述したようにLCDデ
ィスプレイ15は高精細であるが実際のノートに比べて
画像が粗い。そこで、画像を2倍に拡大することによ
り、画像を実際のノートに近い解像度で表示することが
できる。この拡大された画像上に書き込みをすることに
より、手書きであっても実際の紙の上にペンで書き込み
をした場合のような精彩な書き込みをすることができ
る。
ードが送られてきたとき、CPU10は表示を元のサイ
ズに戻す。すなわち、拡大表示中に、利用者が拡大ボタ
ン29を押しながら表示部3の表示画面上の任意の場所
を押すと表示が元のサイズに戻される。
プレイ15の表示を遮らない透明のものであってタッチ
ペンの接触位置をデジタイズできるものであればどのよ
うなものでもよいが、一般的には、一様な高抵抗導電シ
ートで構成された2枚の透明電極を対向させ、タッチペ
ン2の接触位置のx,y座標をX電圧,Y電圧として出
力する周知のものが用いられる。タッチパネル16が出
力したX電圧,Y電圧はインタフェース20によってデ
ジタルデータに変換されCPU10に入力される。
ながら移動すると、CPU10は、入力オブジェクト記
憶エリア11bの現在表示中のページのタッチペン2が
接触した座標に対応するアドレスに所定の入力オブジェ
クトのデータを書き込むとともに、タッチペン2が接触
した座標に所定の描画処理(消去処理を含む)を行うよ
うに描画回路13に指示する。描画回路13は描画処理
を実行し、この処理結果である画像データを書込レイヤ
14bのタッチペンが接触した座標に対応するアドレス
に書き込む。
ージ戻しボタン33、34を操作して別のページを指定
したとき、メモリ11の内容はそのまま保存されるが、
VRAM14の内容が指定されたページの内容に書き換
えられる。すなわち、描画回路13が、VRAM14の
ベースレイヤ14aにそのページのベース画像を描画す
るとともに、そのページに既に書き込みされている入力
オブジェクトがあればその入力オブジェクトを書込レイ
ヤ14bに描画する。
して同電子ノートの動作を説明する。
ローチャートである。電源スイッチがオンされると、ま
ず装置のイニシャライズ動作を実行する(s1)。イニ
シャライズ動作が終了すると、メモリ11から表紙画像
データを読み出し、これをVRAM14に展開すること
によって表示画像を表示する(s2)。この表示画像
は、電源オン時にデフォルトで表示されるものでありメ
モリ11に記憶されているが、たとえば装置の操作説明
などを含むものにすればよい。こののち、利用者の操作
があるまで待機する。
たときの動作を示すフローチャートである。ページ変更
ボタンとは、上記のページ送りボタン31、32または
ページ戻しボタン33、34である。なお、ページ送り
ボタン31は1回オンされる毎に表示するページを1ペ
ージ進めるボタンであり、ページ送りボタン32は1回
オンされる毎に表示するページを10ページ進めるボタ
ンである。また、ページ戻しボタン33は1回オンされ
る毎に表示するページを1ページ戻すボタンであり、ペ
ージ戻しボタン34は1回オンされる毎に表示するペー
ジを10ページ戻すボタンである。このボタンスイッチ
がオンされると、この操作によって指定されたページの
ベース画像をメモリ11のベース画像記憶エリア11a
から読み出して(s5)、描画回路13に入力する(s
6)。描画回路13は、これを画像データに展開してV
RAM14のベースレイヤ14aに書き込むことにより
LCDディスプレイ15に表示する。
ージの入力オブジェクトをメモリ11の入力オブジェク
ト記憶エリア11bから読み出して(s7)、描画回路
13に入力する(s8)。描画回路13は、これを画像
データに展開してVRAM14の書込レイヤ14bに書
き込むことによりLCDディスプレイ15に表示する。
を示すフローチャートである。この動作は50ms程度
の間隔で繰り返し実行される動作動作である。まず、タ
ッチパネル16からの入力をチェックしてペンがタッチ
パネルに接触しているか否かを判断する(s11)。接
触している場合にはs12以下に進む。接触していない
場合にはs28で接触フラグのリセット処理をして処理
を終了する。
を判断する。接触フラグとは、タッチペン2が以前から
継続してタッチパネル16に接触していることを示すフ
ラグである。接触フラグがセットしていない場合には今
回が最初の接触であるためs13以下の動作に進む。ま
た接触フラグがセットしている場合にはs25以下の動
作に進む。
ードの送信を要求する。これに対してタッチペンが属性
コードを返信してくれば(s14)、これを記憶し(s
15)、接触フラグをセットする(s16)。そしてタ
ッチパネル16の出力電圧に基づいて接触座標を割り出
してこれを記憶する(s17)。なお、s14で属性コ
ードの返信を受信できなかった場合には、接触している
ものがタッチペンではないとしてこの動作を終了する。
であるかを判断する(s18)。拡大コードであれば、
現在画像を2倍に拡大表示中であるかを判断し(s2
1)、拡大中でなければ、接触座標が画面の中心になる
ように画像を拡大表示する(s22)。一方、現在拡大
表示中であれば通常のサイズに戻して表示する(s2
3)。
コード以外のコード、例えば「黒ペン」のコードや「消
しゴム」のコードであった場合には、前記接触座標に対
して描画処理(消去処理を含む)を実行する(s1
9)。
た場合には以前からタッチペン2がタッチパネルが接触
していたということであるため、現在記憶している属性
コードを読み出して拡大コードであるかを判断する(s
25)。拡大コードであれば最初の動作で拡大/復元表
示動作を実行しているため、今回は何もしないで動作を
終了する。一方、記憶している属性コードが拡大コード
でない場合には、現在のタッチパネル16の入力に基づ
いてタッチペンの座標を検出して記憶する(s26)。
そして前回までの座標と今回の座標とをスムーズに結ぶ
描画処理を実行する(s27)。この描画処理は、今回
の座標と前回までの座標をスムーズに結ぶような曲線を
CPU10が割り出してメモリ11の入力オブジェクト
記憶エリア1bに書き込むとともに、これを描画回路1
3に渡す。描画回路13はこれを展開してVRAM14
の書込レイヤ14bに書き込む。という処理である。
用いるようにしているが、専用タッチペン以外のもの
(たとえば棒状のもの)でも筆記できるようにしてもよ
い。この場合には、画面上に描画色などを選択するパレ
ットを表示しておき、押下によってアクティブになって
いるパレットの属性で描画できるようにすればよい。ま
た、パレットをプルダウンメニューなどに組み込んでお
き、メニュー選択で呼び出すようにしてもよい。
れたときの動作を示すフローチャートである。この文字
認識ボタンがオンされると文字認識動作を実行する。文
字認識動作とは、タッチペン2によって手書き入力され
た文字を認識し、キャラクタデータに変換する機能であ
る。タッチペン2からは、文字のみならず図形も入力さ
れるが、この文字認識機能は、入力された線画が文字で
あるか図形であるかを峻別する機能も含んでいる。ま
ず、現在表示中のページの入力オブジェクトをスキャン
して文字と思われるオブジェクトがあるかを検索する
(s31)。文字と思われるオブジェクトが抽出される
とこのオブジェクトを認識して文字コードに変換する
(s32)。この文字の認識は、特徴抽出法やテンプレ
ートマッチング法などの一般的な手法で行えばよい。そ
して認識された文字(およびその文字形状から求めたフ
ォントおよびポイント数)をメモリ11の認識文字コー
ド記憶エリア11cに書き込む(s33)。このとき認
識された文字コードとともにその表示座標を書き込む。
表示座標は、変換前のオブジェクトの位置と同じ位置の
座標データである。
識された文字に対応するフォントデータを展開したもの
を表示してもよく、認識前の線画をそのまま表示しても
よい。また、入力オブジェクト記憶エリア11bのこの
認識された文字に対応するオブジェクトはそのまま記憶
しておいてもよく、消去してもよい。消去するか否かは
ユーザが選択できるようにしてもよい。
れたときの動作を示すフローチャートである。検索ボタ
ンがオンされると図形検索動作を実行する。図形検索動
作とは、任意の図形を検索する検索機能であるが、検索
対象は、ベース画像内の図形データおよび手書きの入力
オブジェクトを対象とする。
形の入力を受け付ける(s35)。この図形の入力はタ
ッチペンによる手書き入力で行われ、CPU10は入力
された図形の形状や色などの特徴を認識して検索キーと
する。そして、メモリ11内のベース画像11a、入力
オブジェクト記憶エリア11b内に該当する図形がある
かを検索する(s36)。該当する文字列が発見された
場合には(s37)、発見したページを表示する(s3
8)。このページの表示は同図(B)の動作で行う。
されたときの動作を示すフローチャートである。検索ボ
タンがオンされると文字列検索動作を実行する。文字列
検索動作とは、任意の文字列を検索する一般的な検索機
能であるが、検索対象は、ベース画像内のテキストデー
タ、手書き文字を認識した認識文字コードを対象とす
る。
ンドウを表示して検索文字列の入力を受け付ける(s4
1)。この検索文字列の入力はタッチペンによる手書き
入力で行われ、CPU10は入力された文字列を同図
(C)と同様に認識して検索文字列とする。そして、メ
モリ11内のベース画像11a、認識文字データ記憶エ
リア11c内に該当する文字列があるかを検索する(s
42)。該当する文字列が発見された場合には(s4
3)、発見したページを表示する(s44)。このペー
ジの表示は同図(B)の動作で行う。
検索したが、まだ認識していない手書きオブジェクトを
文字認識しながら検索するようにしてもよい。この場合
には、入力オブジェクト記憶エリア11bのデータを読
み出して同図(C)の動作で文字認識しながら目的の文
字列文字列を検索する。
されたときの動作を示すフローチャートである。レイヤ
結合ボタン38がオンされると、入力オブジェクト記憶
エリア11bのデータをベース画像記憶エリア11aに
統合する機能である。入力オブジェクト記憶エリア11
bに記憶されている入力オブジェクトのデータはビット
パターンデータであるため、まずこれを文字コードデー
タとベジェデータに変換する(s45)。文字コードへ
の変換は同図(C)の処理で行えばよい。既に認識され
ている認識文字コードがある場合にはこれを用いればよ
い。そして認識された文字コードとベジェデータをベー
ス画像に合成する(s46)。
ンによる手書き入力のみであるが、図2の点線で示すよ
うにキーボード21やマウス22などの入力デバイスを
接続可能にし、これら入力デバイスによってキャラクタ
コードやオブジェクトの入力をできるようにしてもよ
い。また、マウス22をポインティングデバイスとして
用いてオブジェクトの選択や範囲の選択をするようにし
てもよい。また、タッチペン2を入力デバイス以外にポ
インティングデバイスとして用いてもよい。
画像、入力オブジェクト、認識文字コードをモデムやメ
モリカードを介してパソコンに転送することも可能であ
る。図4(F)で説明したレイヤの結合は転送先のパソ
コンで行うようにしてもよい。
なるベース画像ファイルの例を示したが、1ページずつ
のファイルを複数持つようにしてもよい。この場合、各
ファイルにファイル名やキーワードを書き込んでおき、
このファイル名やキーワードによって読み出すファイル
を管理するようにしてもよい。また、このファイル名や
キーワードによってファイル間のリンクや読出順序など
を決定・変更するようにしてもよい。
エリア11aのベース画像を表示してその上の書き込み
を入力オブジェクト記憶エリア11bに記憶するように
しているが、1ページ分のベース画像記憶エリア11a
(ベース画像)に対して複数の入力オブジェクト記憶エ
リア11bを対応させるようにしてもよい。たとえば、
ベース画像がノートの罫線や方眼の場合には、これが有
効である。
文具であるノートと殆ど同じ使用感で書き込みをするこ
とができるとともに、この書き込みによる入力オブジェ
クトから文字を抽出して認識することにより、情報の再
利用を容易にした。
部、4…押しボタンスイッチ群 10…CPU、11…メモリ、11a…ベース画像記憶
エリア、11b…入力オブジェクト記憶エリア、11c
…認識文字コード記憶エリア、12…PCカードインタ
フェース、13…描画回路、14…VRAM、14a…
ベースレイヤ、14b…書込レイヤ、15…LCD(カ
ラー)ディスプレイ、16…タッチパネル、17…(ル
ープ)アンテナ、18…操作部、20…インタフェー
ス、24…ペン先、25…制御部、25a…メモリ、2
6…通信回路、28…ロータリスイッチ、29…拡大ボ
タン
Claims (4)
- 【請求項1】 外部から入力されたベース画像および手
書き画像である入力オブジェクトを別々のエリアに記憶
する記憶手段と、 ノート型筐体の表面に設けられた表示手段と、 表示手段上の任意の位置に入力オブジェクトを書き込む
ペン型の入力手段と、 を備え、表示手段は、ベース画像を表示するとともに、
書き込まれた位置に入力オブジェクトを表示する手段で
ある電子ノート。 - 【請求項2】 入力手段は、色指定手段を含み、表示手
段上の任意の位置に色指定手段で指定れた色の入力オブ
ジェクト書き込む手段である請求項1に記載の電子ノー
ト。 - 【請求項3】 入力オブジェクトの形状または色を検索
する制御手段を備えた請求項2に記載の電子ノート。 - 【請求項4】 入力オブジェクトから文字を抽出して認
識するとともに、ベース画像に含まれる文字または入力
オブジェクトから抽出された文字を検索する制御手段を
備えた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子ノ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21091899A JP4066566B2 (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 電子ノート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21091899A JP4066566B2 (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 電子ノート |
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JP2001034260A true JP2001034260A (ja) | 2001-02-09 |
JP4066566B2 JP4066566B2 (ja) | 2008-03-26 |
Family
ID=16597232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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