JP2007156263A - 情報表示装置及び電子書籍装置 - Google Patents

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栄睦 松田
Hideo Yamada
秀男 山田
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Abstract

【課題】操作者の操作性を確保しつつ、視聴者に対して効果的に表示情報を示すことができる情報表示装置及び電子書籍装置を提供する。
【解決手段】画面を備える情報表示装置であって、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更する機能を有し、当該装置の画面上に表示情報を表示させる端末表示手段と、別の情報表示装置に表示情報を出力する外部出力手段と、表示情報の表示倍率の変更処理を行う表示倍率変更手段とを有し、該端末表示手段及び外部出力手段のいずれか一方は、表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を表示又は出力し、他方は表示倍率が変更されていない表示情報を表示又は出力する情報表示装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報表示装置及びいわゆる電子ブックリーダー等と呼称される電子書籍装置に関する。より詳しくは、電子化された情報をディスプレイに表示する情報表示装置、及び、書籍等における文字や図表、絵等の情報を電子化して情報記憶媒体に記憶し、呼び出して表示する電子書籍装置に関するものである。
情報表示装置は、情報記憶媒体等から文字や画像データを読み込んで画面上に表示させる電子機器であり、紙に情報を印刷して表示する等の従来の情報伝達手段に代わって、情報の取得手段として広く普及し日常生活等に欠かすことができないものとなっている。情報表示装置の中でも、主に書籍内容を表示させる携帯型の電子書籍装置は、書籍を読むのと同じような感覚で、電子機器を用いて読書や勉強をすることを可能とするものであり、電子情報端末の1つの用途として商品化され、大いに普及するものと期待されている。
このような電子書籍装置においては、単に書籍の内容を携帯型の情報表示装置により表示させるだけではなく、例えば、(1)直感的な簡便な動作で装置を操作できるようにし、紙の書籍を取り扱う場合と同じような感覚で取り扱えるようにすることや、(2)書籍の内容を電子化して取り扱う利点を最大限に引き出し、紙の書籍にはない利便性等を付与することが重要視される。現在の電子書籍の市場においては、書籍内容をモノクロ表示するもの、簡易動画や音声の再生機能を有するものがあるが、電子書籍に求められる簡便性や利便性をより充実させることが求められている。
ところで、電子書籍装置の用途としては、複数の視聴者に装置内の画面上に表示された表示情報を見せながら、発表(プレゼンテーション)や講義を行う態様も検討されている。
従来のプレゼンテーションツールでは、プレゼンテーションを効果的に見せるためには予め様々な機能を用いて表示情報の作り込みを行う必要があり、ツールの機能に関する知識や複雑な操作を必要としていた。そこで、電子書籍装置の利便性を効果的に活用し、簡便な操作で視聴者に対して効果的にプレゼンテーション等を見せることができる機能が求められていた。
なお、電子書籍装置に関し、操作者が、文章を読みながら、文章中の暗唱したい任意の文字列、個人のメモ書きをマスクし、また、その文字列のマスク、マスク解除する動作を繰り返すことができる対話的学習システムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、電子書籍を用いて簡便にかつ効率よく学習等を行うことができる便利な機能を備えたものとする工夫の余地があった。例えば、このような対話的学習システムにおけるメモ書きは、メモウインドウによるもので、ペンやマーカーで文章中に書き込むといった機能を有することは開示されていない。
特開平8−212209号公報(第1、2頁及び5頁の図8等)
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、操作者の操作性を確保しつつ、視聴者に対して効果的に表示情報を示すことができる情報表示装置及び電子書籍装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、装置内の画面上に表示情報を表示させる端末表示機能と、別の情報表示装置にも同様の表示情報を表示させる外部出力機能とを有する情報表示装置及び電子書籍装置について種々検討したところ、画面上に表示させる表示情報を操作者の書き込みにより追加したりする場合には、操作者にとって望ましい表示態様と視聴者にとって望ましい表示態様とが異なる場合があることに着目した。そして、操作者の見る画面と視聴者の見る画面とで表示情報の表示倍率を変更することにより、操作者の操作性を確保しつつ、視聴者に対して効果的に表示情報を示すことが可能となり、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、画面を備える情報表示装置であって、上記情報表示装置は、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更するものである情報表示装置である。
本発明はまた、上記情報表示装置により構成される電子書籍装置でもある。
本発明の情報表示装置は、画面を備え、該画面上に表示情報を表示する機能を有するものであり、電子化された情報を液晶表示装置等の画面(ディスプレイ)に表示する機能を有する。
本発明の好ましい形態としては、電子書籍の分野に好適に適用されるものであることから、例えば、モバイル機器等と称される携帯型の端末装置により構成し、主に書籍内容等における文字、図表、画像等を表示することに専用化された電子書籍装置とすることである。
この場合には、電子書籍装置が情報表示装置により構成されることになるが、主に電子書籍として利用されることになり、一般的な広い用途をもつ情報表示装置とは区別されることになる。
なお、本発明の情報表示装置及び電子書籍装置を構成する画面等の電子的構成要素や機械的構成としては、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体から電子化された情報を読み込んで画面上に表示させる機能、及び、いわゆる電子書籍としての機能や構成を有するものであることが好ましく、またその他の機能や構成要素を含んでいてもよい。本発明の情報表示装置及び電子書籍装置には、通常では、画面(表示部)、制御部(CPU等の演算処理部)、操作部(入力用のキー、タッチパネル等)等が設けられる。
本発明の情報表示装置は、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更する機能を有するものである。本発明においては、別の情報表示装置(以下、視聴者側の情報表示装置ともいう)に表示情報を出力する外部出力機能が設けられていることから、操作者が操作する本発明の情報表示装置(以下、操作者側の情報表示装置ともいう)の画面上に表示されている表示情報を大画面表示が可能な別の情報表示装置や複数の別の情報表示装置を通じて視聴者に見せることができる。そして、操作者側と視聴者側とで画面の表示倍率を変更することにより、それぞれ画面について表示態様を最適なものに調整することが可能となるので、操作者の操作性と視聴者の視認性とを両立させることができる。なお、本発明において、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更するとは、単に本発明の情報表示装置と別の情報表示装置とで画面サイズが異なるために表示の大きさが異なるのではなく、それぞれの情報表示装置において画面上に表示情報の全体を示すときを基準として、画面上における表示情報の表示の大きさを拡大又は縮小することをいう。また、本発明において、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更するとは、本発明の情報表示装置の画面上に表示させる表示態様を別の情報表示装置に表示倍率を変更してそのまま出力するものであってもよく、本発明の情報表示装置において複数の表示情報が同時に利用される場合(例えば、複数のファイルが画面上に開かれているとき)には、1つ又は複数の表示情報(1つ又は複数のファイル)の表示倍率を本発明の情報表示装置と別の情報表示装置とで変更するものであってもよい。
本発明の情報表示装置及び別の情報表示装置の表示態様としては、(1)本発明の情報表示装置において画面上に表示情報の選択部分を拡大して表示し、かつ別の情報表示装置において表示情報の選択部分及びその周辺を拡大して表示させるもの、(2)本発明の情報表示装置において画面上に表示情報の選択部分を拡大して表示し、かつ別の情報表示装置に表示情報の全体を表示させるもの、(3)別の情報表示装置において画面上に表示情報の選択部分を拡大して表示し、かつ本発明の情報表示装置において表示情報の選択部分及びその周辺を拡大して表示させるもの、(4)別の情報表示装置において画面上に表示情報の選択部分を拡大して表示し、かつ本発明の情報表示装置に表示情報の全体を表示させるもの、(5)本発明の情報表示装置において画面上に表示情報を縮小して表示し、かつ別の情報表示装置において画面上に表示情報を本発明の情報表示装置よりも拡大して表示させるもの、(6)本発明の情報表示装置において画面上に表示情報を縮小して表示し、かつ別の情報表示装置において画面上に表示情報の全体を表示させるもの等が挙げられる。また、本発明の表示倍率の変更機能については、スイッチ等によりオン/オフの切り換えが可能であることが好ましい。これにより、視聴者側の情報表示装置の種類及び利用形態に応じて、視聴者にとって最適の表示態様を選択させることができる。
上記別の情報表示装置(視聴者側の情報表示装置)としては表示情報を表示させることができるものであれば特に限定されず、画面を備え、該画面上に表示情報を表示させるものであってもよいし、映写等の方法により表示情報を表示させるものであってもよいが、なかでもプロジェクタが好適である。また、本発明において接続される別の情報表示装置は、1台であってもよいし、2台以上であってもよい。
本発明の情報表示装置の具体的態様としては、当該装置(操作者側の情報表示装置)の画面上に表示情報を表示させる端末表示手段と、別の情報表示装置(視聴者側の情報表示装置)に表示情報を出力する外部出力手段と、表示情報の表示倍率の変更処理を行う表示倍率変更手段とを有し、上記端末表示手段及び外部出力手段のいずれか一方は、表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を表示又は出力し、他方は表示倍率が変更されていない表示情報を表示又は出力するものが挙げられる。本発明では、情報表示装置を端末表示手段と、外部出力手段と、表示倍率変更手段として機能させるためのプログラムによって作動させることにより、ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて具体的に実現される。
本発明の情報表示装置は、画面上に表示情報の選択部分を拡大(ズームアップ)して表示し、かつ別の情報表示装置に表示情報の全体を出力することが好ましい(上記(2)の態様)。この場合、上記表示倍率変更手段は、表示情報の拡大表示処理を行い、上記端末表示手段は、表示倍率変更手段により拡大された表示情報を表示する。本発明の情報表示装置が携帯型の電子書籍装置を構成する場合、画面サイズの制約から細かい書き込み入力を行いにくいことがあるが、操作者側の情報表示装置の画面に表示情報を拡大して表示させることにより、画面上にペンツール等により入力する際の書き込み作業が容易となり、良好な操作性が得られる。また、視聴者は操作者の書き込み作業時も視聴者側の情報表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性が得られる。
また、本発明の情報表示装置は、画面上に表示情報の全体を表示し、かつ別の情報表示装置に選択部分を拡大した表示情報を出力するものであってもよい(上記(4)の態様)。この場合、上記表示倍率変更手段は、表示情報の拡大表示処理を行い、上記外部出力手段は、表示倍率変更手段により拡大された表示情報を表示する。視聴者側の画面で拡大表示を行うことにより、例えば教室の後ろ等の遠方にも視聴者がいる場合や、操作者側の画面の方が大きい場合等に、操作者が入力した書き込み内容等の表示情報を視聴者に拡大して見せることが可能となる。また、操作者は視聴者側で拡大表示を行っている間も操作者側の情報表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性及び操作性が得られる。なお、視聴者側の画面で拡大表示を行う場合には、本発明の情報表示装置(操作者側の情報表示装置)の画面中に別の情報表示装置(視聴者側の情報表示装置)により拡大して示している部分を示す表示がされることが好ましい。
更に、本発明の情報表示装置は、画面上に表示情報を縮小して表示し、かつ別の情報表示装置に表示情報の全体を出力するものであってもよい(上記(6)の態様)。この場合、上記表示倍率変更手段は、表示倍率の縮小表示処理を行い、上記端末表示手段は、表示倍率変更手段により縮小された表示情報を表示する。例えば、本発明の情報表示装置において複数の表示情報が同時に利用される場合、操作者側の画面で1つ又は複数の表示情報を縮小表示することにより、操作者は複数の表示情報を同時に見ることができるので良好な視認性及び操作性が得られる。一方、視聴者は操作者側で縮小表示を行っている間も視聴者側の表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性が得られる。
本発明の情報表示装置は、表示情報を入力するための情報入力手段を有することが好ましい。情報入力手段が設けられることにより、例えば、本発明の情報表示装置を電子学習ツールとして利用する場合に、問題集等のキーボードによる入力が必要なコンテンツや、メモ書き、マーキング等の書き込み機能が必要なコンテンツを用いることが可能となる。また、プレゼンテーションの場等で直接操作者により表示情報を入力することができるので、より効果的にプレゼンテーションを見せることができる。情報入力手段としては、操作者が画面上において書き込むことを直接的に指示できるようにした手段が好適であり、例えば、画面上のタッチパネルを操作することにより入力表示情報を入力できるものが好ましい。本発明の情報表示装置の好適な形態としては、画面上にタッチパネルを備えるものであり、上記情報入力手段は、タッチパネルを操作して入力表示情報を入力する形態が挙げられる。この場合、操作者が情報表示装置の座標入力装置となるタッチパネルに対してペン操作(マウス操作)又は指操作等を行うことにより、情報表示装置に備えられた検出装置が入力動作を検出し、入力位置が画面上の座標データとして情報表示装置に認識されることになる。
上記情報入力手段により入力される表示情報としては特に限定されず、例えば、手書き入力の場合には、ペン等で入力された線や記号、文字等がそのまま画面上に表示されたもの等が挙げられ、画面上に表示された文字列等の一部をマスクする入力を行う場合には、ペン等で指定された文字列等に沿ってあらかじめ設定された幅の矩形で連続的に覆うように表示されたもの等が挙げられ、画面上に表示されたキーボード、いわゆるソフトウェアキーボードにより入力を行う場合には、ペン等で該キーボード中の特定のキーを指定することにより、特定のキーに対応する特定の文字等が画面上に表示されたもの等が挙げられる。これらの複数種類の表示情報を入力する場合には、例えば入力する表示情報の種類を予め指示できる手段を備え、操作者が入力する表示情報の種類を予め指示した後、情報表示装置のタッチパネルに対してペン操作又は指操作等を行うことによって情報表示装置に備えられた検出装置がその動作を検出し、所望の表示情報が表示されることになる。
本発明の情報表示装置は、ベースページ、表示倍率変更手段により表示倍率が変更されたベースページ(以下、倍率変更ベースページともいう)、情報入力手段により入力された表示情報(以下、入力表示情報ともいう)、及び、情報入力手段により入力され、かつ表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報(以下、倍率変更入力表示情報ともいう)を記憶する記憶手段を備え、上記端末表示手段は、ベースページと、情報入力手段により入力された表示情報を描画した層とを画面合成処理して表示させるものであり、上記外部出力手段は、表示倍率変更手段により表示倍率が変更されたベースページと、情報入力手段により入力され、かつ表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を描画する層とを画面合成処理した表示情報を出力するものであることが好ましい。この場合、記憶手段により、ベースページ、倍率変更ベースページ、入力表示情報、及び、倍率変更入力表示情報がそれぞれ別の層(レイヤー)として記憶され、本発明の情報表示装置(操作者側)ではベースページと入力表示情報を描画した層とが画面合成処理されて表示され、別の情報表示装置(視聴者側)では倍率変更ベースページと倍率変更入力表示情報を描画する層とが画面合成処理されて表示される。入力表示情報及び倍率変更入力表示情報がベースページと異なるレイヤーとして記憶されることにより、それらのみを削除したり、変更したりする編集が可能となる。なお、ベースページとは、入力表示情報が加わっていない本発明の情報表示装置で利用されるコンテンツ自体に含まれる表示情報のことをいい、例えば電子書籍のコンテンツであれば書籍の内容が記載された各ページがこれにあたる。ベースページは、本発明の情報表示装置内に予め記憶させたものであってもよく、外部の情報記憶媒体から直接読み出したものであってもよく、通信機能(有線、無線)によりe-learningコンテンツ(インターネットにおけるウェブサイトのコンテンツ)を読み出したものであってもよい。
また本発明においては、情報入力手段による表示情報の入力が、端末表示手段による表示情報の表示と、外部出力手段から出力された表示情報の表示とにオンタイムで(時間差なしで)反映されることが好ましい。
本発明の情報表示装置又は電子書籍装置は、いわゆる電子教科書等の学習ツールとして好適に利用できるものであり、例えばコンテンツとして教科書、副読本、参考書、辞書、問題集等が利用され、情報入力手段により、教科書や参考書等の書籍の内容に対し、教師等により作成された練習問題や生徒の回答を追記したり、参考・発展的内容を追記したりすることが可能である。
本発明の情報表示装置又は電子書籍装置は、上述した構成からなるので、操作者側(本発明の情報表示装置)及び視聴者側(別の情報表示装置)の画面について表示態様をそれぞれ最適なものに調整することが可能となるので、操作者の操作性を確保しつつ、視聴者に対して効果的に表示情報を示すことができる。例えば、操作者側の画面で拡大表示を行えば、操作者は画面サイズが小さくてもペンツール等により画面上に細かな書き込みを容易に行うことができるので良好な操作性が得られ、視聴者は操作者の書き込み作業時も視聴者側の情報表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性が得られる。また、視聴者側の画面で拡大表示を行えば、例えば教室の後ろ等の遠方にも視聴者がいる場合や、操作者側の画面の方が大きい場合等に、操作者が入力した書き込み内容等の表示情報を視聴者に拡大して見せることができるので、視聴者は良好な視認性が得られ、操作者は視聴者側で拡大表示を行っている間も操作者側の情報表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性及び操作性が得られる。更に、複数の表示情報を同時に利用する場合に、操作者側の画面で1つ又は複数の表示情報を縮小表示すれば、操作者は複数の表示情報を同時に見ることができるので良好な視認性及び操作性が得られ、視聴者は操作者側で縮小表示を行っている間も視聴者側の表示装置により表示情報の全体を見続けることができるので良好な視認性が得られる。
以下に本発明を実施するための最良の形態として電子書籍装置に具現化させた例を掲げ、図面を参照して詳細に説明するが、本発明はこれらの実施の形態のみに限定されるものではない。
以下では、ペンによりタッチパネルを操作するタイプの電子書籍装置とプロジェクタとを用いたプレゼンテーションツールに関し、1.ブロック図、2.プレゼンテーションツールツール構成図、3.操作及び処理の流れ、4.画像表示例について説明する。
<1.ブロック図>
本実施の形態に係る電子書籍装置のハードウェア構成について、ブロック図を図1に示す。
(1)CPU(中央処理装置;Central Processing Unit)
CPU(1)は、ROM(Read Only Memory)(2)、RAM(Random Access Memory)(3)からプログラムを読み込み、実行する装置であり、データを演算し、各部を制御する。なお、本実施の形態ではCPUは1個で構成したが、複数のCPUで構成したマルチプロセッサシステムとしてもよい。
(2)ROM
ROM(2)は、本実施の形態ではFLASHメモリで構成されており、ブート(ハードウェア初期化・起動)プログラム、システムプログラム(OS、デバイスドライバ)等が格納されている。なお、本実施の形態ではアプリケーションプログラムは、CF(Compact Flash)メモリカード(17)に格納されており、RAM(3)へ転送後にCPU(1)により実行される。しかし、アプリケーションプログラムをROM(2)へ格納して直接CPU(1)より読み出せるようにして実行してもよい。そうすると、電源ON後極めて短時間(数秒以内)でアプリケーションプログラムを起動でき、使い勝手が飛躍的に向上する。
(3)RAM
RAM(3)は、本実施の形態ではDDR−SDRAM(Double Data Rate-Synchronous Dynamic RAM)により構成されており、プログラムエリア又はワークエリア(一時記憶領域)として使われる。本実施の形態では電源OFFすると消えるが、不揮発性RAM(M−RAM)等で構成してもよい。
(4)タッチパネル
タッチパネル(4)は、表示装置(13)上に重ねて配置されており、操作者操作入力をシステムで検出するための一手段である。本実施の形態では抵抗膜方式を用いているが、電磁誘導方式等の他の方式を用いてもよい。タッチパネル(4)による入力は、電子書籍の場合にはペン入力が好ましいが、指入力でもかまわない。
(5)タッチパネルコントローラ
タッチパネルコントローラ(5)は、操作者が操作したタッチパネル(4)の情報(XY座標値、押した強さ等)を符号化し、CPU(1)へ伝える機能を有する。なお、本実施の形態ではタッチパネルコントローラ(5)として独立したICを用いたが、これを汎用のADコンバータ(analog to digital converter)やトランジスタ回路で実現し、CPU(1)のソフトウェアプログラムによって直接制御する方式で実現してもかまわない。
(6)キー
キー(6)は、操作者操作入力をシステムで検出するための一手段であり、操作者操作を入力するためのキースイッチである。
(7)キー入力ポート
キー入力ポート(7)は、キー(6)が押されている結果(各キーのOn/Off状態)を符号化してCPU(1)に伝える。
(8)電源キー
システム電源が入っていないときに電源キー(8)を押すと、電源コントローラ(9)がシステム各部へ電源を供給し始める。また、システム電源が入っているときに電源キー(8)を押すと、キー入力ポート(7)及びCPU(1)経由で電源コントローラ(9)へ「電源OFF指示」符号が伝送され、システムの電源が落ちる。これにより、電源のソフト制御を可能としている。
(9)電源コントローラ
電源コントローラ(9)は、(i)電源キー(8)によるシステム電源ON機能、(ii)CPU(1)からの指示による電源OFF機能、(iii)ACアダプタ(11)接続時に、供給された電気をシステム各部の適切な電圧へ変換し、供給する機能、(iv)ACアダプタ(11)未接続時に、充電池に蓄えられた電気をシステム各部の適切な電圧へ変換し、供給する機能、及び、(v)ACアダプタ接続時に充電池(10)を充電する機能を有する。
(10)充電池
電源コントローラ(9)において説明したとおりである。
(11)ACアダプタ
ACアダプタ(11)は、外部電源からの電気を供給する。
(12)表示コントローラ
表示コントローラ(12)は、表示装置(13)で表示する内容のデータ(表示情報)を伝送する。
(13)表示装置
表示装置(13)は、CPU(1)の演算結果を出力し、操作者へ示す機能を持つものであり、本電子書籍装置の画面を構成するものである。なお、本実施の形態では液晶表示装置を用いたが、もちろん他の方式の表示装置を使ってもかまわない。
(12a)RGB出力端子コントローラ
RGB出力端子コントローラ(12a)は、CPU(1)の演算結果をRGB信号としてRGB出力端子(13a)に伝送する。また、RGB出力端子(13a)へのRGBケーブルの接続の有無を検出したりする。なお、本実施の形態ではRGB出力端子コントローラ(12a)として独立した集積回路(IC)を用いたが、これを汎用のD/Aコンバータやトランジスタ回路で実現してもよい。
(13a)RGB出力端子
RGB出力端子(13a)は、RGB信号をプロジェクタ(20)に出力する。RGB出力方式としては、アナログRGB出力方式、デジタルRGB出力方式が挙げられるが、本実施の形態では、色数を多く表示することができるアナログRGB出力方式が用いられる。
(14)MMCコントローラ
MMCコントローラ(14)は、着脱式メモリカードMMC(Multi Media Card)の読み書きを制御したり、カードの有無を検出する。なお、本実施の形態ではMMCを用いたが、もちろん他の方式のメモリカードを用いてもかまわない。このようなカードとしては、SDメモリカード、Mini−SDメモリカード、Mini−MMC、SmartMedia(登録商標)、XD−Pictureカード等が挙げられる。
(15)メモリカード(MMC)
メモリカード(MMC)(15)の中には、本端末(電子書籍装置)で利用するアプリケーションプログラムやコンテンツデータを格納することができる。また、本実施の形態ではスロットは1個のみ載せたが、スロットを複数持っていてもよい。
(16)CFメモリカードコントローラ
CFメモリカードコントローラ(16)は、メモリカードであるCF(Compact Flash)の読み書きを制御したり、カードの有無を検出する。本実施の形態ではCFを用いたが、もちろん他の方式のメモリカードを用いてもかまわない。このようなカードとしては、SDメモリカード、Mini−SDメモリカード、Mini−MMC、SmartMedia(登録商標)、XD−Pictureカード等が挙げられる。
(17)CFメモリカード
CFメモリカード(17)の中に、本端末(電子書籍装置)で利用するアプリケーションプログラムやコンテンツデータを格納することができる。また、本実施の形態ではスロットは1個のみ載せたが、スロットを複数持っていてもよい。また他形式のメモリカードにしてもよい。なお、プログラムやデータは、本体のROM(2)やRAM(3)に搭載してもよい。
<2.プレゼンテーションツール構成図>
図2は、本実施の形態に係る電子書籍装置とプロジェクタとを用いたプレゼンテーションツールの構成を示す図である。
図2に示すプレゼンテーションツールでは、電子書籍装置(50)に液晶表示装置(13)及びRGB出力端子(13a)が設けられ、RGB出力端子(13a)から出力されたRGB信号がRGBケーブルを介してプロジェクタ(20)に入力される。そして、プロジェクタ(20)は、入力されたRGB信号をスクリーン(21)に投影する。
電子書籍装置(50)の操作者であるプレゼンテーションの発表者 (100)は、液晶表示装置(13)により画像(表示情報)を視認することができ、また、液晶表示装置(13)上に装着されたタッチパネル(4)に対してペン入力等を行うことにより、その場で画像を編集することができる。一方、プレゼンテーションの視聴者は、スクリーン(21)に投影された画像を見ることができる。本実施の形態では、発表者がペン入力等で画像の編集を行う際に、電子書籍装置(50)内の液晶表示装置(13)には拡大した画像を表示させ、スクリーン(21)には拡大されていない元の画像を表示させることができる。なお、液晶表示装置(13)及びスクリーン(21)における画像の表示態様は、用途に応じてモードを切り換えることにより変更することができる。
<3.操作及び処理の流れ>
(3−1)ページ画像の表示
電子書籍装置(50)の操作に対する処理の流れの概要について、図3を用いて説明する。
まず、電源キー(8)により電子書籍装置(50)の電源が入れられると、ブートプログラム等が実行されて初期化された後、表示装置(13)にトップ画面が表示され、電子書籍装置(50)はコンテンツや画像を選択するためのメニュー画面を表示してアイドル状態(入力待ち)となる。その状態から、タッチパネル(4)又はキー(6)により画像が選択されると、電子書籍装置(50)はCFメモリカード(17)内に保存されている画像を取得し(S11)、取得した画像を自動的に表示装置(13)上に全体表示する(S12)。また、RGB出力端子(13a)からプロジェクタ(20)に画像の表示情報が出力され、画像がスクリーン(21)上に全体表示(フルスクリーン表示)される(S22)。なお、メニュー画面でコンテンツが選択された場合には、電子書籍装置(50)はCFメモリカード(17)内に保存されているコンテンツを取得し、取得したコンテンツのトップページ(目次ページ)が全体表示されることになる。
電子書籍装置(50)においては、コンテンツとして主に電子書籍が利用される。電子書籍は、紙の書籍と同様に取り扱うことができるように、文字、図表等が記載された複数のページ画像からなり、表示装置(13)上に表示されるページ画像を切り換えながら読み進めるコンテンツである。各ページ画像は、例えば本文+挿絵+アニメーション等から構成され、主に出版社や著作者が作成する。ページ画像の切り換えは、「戻る」キー、「前ページ」キー、「後ページ」キー等によりページ送りや指定ページを入力することにより行われ、トップページ等に戻る処理や、前後のページに移動するページ操作処理が行われる。本実施の形態では、ページ操作処理がされると、表示コントローラ(12)及びRGB出力端子(13a)のそれぞれに移動後のページ画像に関する表示情報が送られる。図3では、コンテンツの各ペーシ画像を表示させた段階でスクリーン(21)上に表示された表示内容を[表示1]とし、表示装置(13)上に表示された表示内容を[表示2]として示しているが、[表示1]と[表示2]は同じページ画像を全体表示したものとなる。
電子書籍のデータ形式は、書籍を表現できるものであれば特に限定されず、テキスト形式、HTML形式、XML形式、PDF形式、XMDF形式、JPEG形式、MPEG形式等を用いることができ、これらを適宜組み合わせて使用してもよい。なお、テキスト形式は、文字コードのみを含む最も単純な形式である。HTML形式は、テキストデータに加えて、文字の大きさ、色、強調、斜体、下線等の文字修飾データ、画像データ、音声データ等を取り込むことができ、インターネットのホームページの記述等に用いられるものである。XML形式は、任意のデータ形式に対応可能であり、HTML形式に類似したものである。PDF形式は、米国Adobe社が開発したページ記述形式であり、「Adobe Acrobat」等のアプリケーションによってデータを作成することができ、フォントを組み込むことができる。XMDF形式は、シャープ社が開発した電子書籍等に好適な形式であり、携帯電話やPDA等で文庫等を配布するのに利用される。JPEG形式は、画像圧縮ファイルに用いられ、MPEG形式は、動画圧縮ファイルに用いられる。
(3−2)ページ画像の拡大縮小
次いで、表示装置(13)上にコンテンツの任意のページ画像を全体表示している状態で、「拡大表示」キー、「縮小表示」キー等のキー操作や、タッチパネル(4)の操作により操作者が画像の拡大又は縮小を指示すると(S13)、操作者により指定された拡大率又は縮小率で表示装置(13)で表示中のページ画像を拡大又は縮小する処理が行われ、ページ画像を拡大又は縮小表示した表示情報が作成される(S14)。なお、表示装置(13)に表示されたページ画像に対する拡大率又は縮小率の指定は、タッチパネル(4)又はキー(6)を押す時間や、タッチパネル(4)又はキー(6)により画面内に入力した数値により判断される。
続いて、表示モードの判定処理が行われる(S15)。表示モードとしては、操作者による画像の拡大又は縮小の指示(S13)に対し、(a)表示装置(13)の表示倍率が指示された倍率で変更され、プロジェクタ(20)の表示倍率が変更されないモード、(b)表示装置(13)の表示倍率が指示どおりの倍率で変更され、プロジェクタ(20) の表示倍率が指示された倍率と異なる倍率で変更されるモード、(c)表示装置(13)の表示倍率が変更されず、プロジェクタ(20)の表示倍率が指示された倍率で変更されるモード、(d)表示装置(13)の表示倍率が指示された倍率と異なる倍率で変更され、プロジェクタ(20) の表示倍率が指示どおりの倍率で変更されるモード、(e)表示装置(13)及びプロジェクタ(20)の表示倍率が指示どおりの倍率で変更されるモード等を選択することができる。なお、上記(a)〜(d)のモードを切り換えることにより、表示装置(13)及びプロジェクタ(20)において、上述した(1)〜(6)の表示態様を実現することが可能である。また、表示モードの切り換えは、キー操作や、タッチパネル(4)の操作により操作者が行うことができる。上記(a)の表示モードが選択されている場合を例にとると、表示モードの判定処理の結果、表示装置(13)では、ページ画像を全体表示した[表示2]がページ画像を拡大又は縮小表示した[表示3]に切り換わる(S16)。これに対し、プロジェクタ(20)によりスクリーン(21)に投影されたページ画像については拡大縮小処理が行われず、ページ画像を全体表示した[表示1]が継続して表示される(S26)。
(3−3)ページ画像への書き込み
本実施の形態では、座標入力装置となるタッチパネル(4)を用いてペン入力により書き込みがされる。具体的には、操作者がタッチパネル(4)に対してペン入力すると(S17)、タッチパネルコントローラ(5)が入力動作を検出し、入力位置を表示装置(13)上の座標データとして認識する。そして、入力された座標データに基づいて作成された線、記号、文字等の書き込み情報(入力表示情報)が描画された書き込みレイヤーと表示装置(13)及びスクリーン(21)に表示されている[表示2]又は[表示3]及び[表示1]との画面合成処理が行われる(S18)。なお、書き込みレイヤーは、操作者が画面上に書き込んだ描画を表示するレイヤーであり、ビットマップ方式で実現してもよいし、ベクトル方式で実現してもよい。
なお、画面合成処理(S18)の詳細については後述することとし、以下に書き込み入力(S17)の詳細について説明する。
多様な書き込み入力を可能にするためには、タッチパネル(4)に描画エリアとモード選択エリアとが設けられることが好ましい。描画エリアには、操作者から線の描画等の描画処理をするための座標データがタッチパネル(4)により入力される。一方、モード選択エリアには、表示装置(13)上に描画するための描画モード、表示装置(13)上の描画を消去するための消しゴムモード、表示装置(13)上の文字列の一部を文字列に沿ってあらかじめ設定された幅の矩形で連続的に覆うためのマスクモード等の書き込みモードを選択するためのメニュー画面が配置される。
以下、書き込みモードの一例として、描画モードについて説明する。
描画モードでは、ペンダウン(ペンをタッチパネルに接触させる動作)によりX,Y座標を始点として記憶し、始点を書き込みレイヤーへ描画し、ペンムーブ(ペンをタッチパネルに接触させながら移動させる動作)により始点と移動後の点との間を書き込みレイヤーに線で描画する。書き込みレイヤーにおいて、描画の位置等の描画内容は「ページ画像内の位置(座標)」と結びつけて表現することができる。これにより、ページ画像の表示倍率が変わった場合においてもページ画像と書き込み情報とを正確に対応付けることができる。
なお、書き込みレイヤーにおけるデータの書き込みについて、始点の書き込みレイヤーへの描画を図4(a)に、また、始点と移動後の点との間の線描画を図4(b)に概念図として示した。
また、本実施の形態では、ソフトウェアキーボードによる書き込みも可能である。ソフトウェアキーボードは、表示装置(13)上に表示されるキーボードであり、表示されているキーをタッチパネル(4)上でペン等を用いてタッチすることによって入力を行う。このとき、タッチパネルコントローラ(5)が入力動作を検出し、CPU(1)等を経由して文字等の書き込み情報が表示装置(13)上に出力される。
なお、電子書籍のデータ及び書き込みレイヤーをファイルとして形成する場合、一まとめにして構成してもよいが、書籍のデータは出版社/著作者サイドが作成するデータであることから、著作権等を考慮し、出版社/著作者サイドが作成するファイルと操作者サイドが作成するファイルとを物理的に分離し、著作者を明確にすることが好ましいと考える。出版社/著作者サイドが作成するファイルと操作者サイドが作成するファイルとを物理的に分離する利点としては、暗号化の可否又は暗号化の方式等をそれぞれのファイルに対し、別々に設定することができるようになり、著作権保護やプライバシーの保護等に配慮することができることが挙げられる。書籍のデータ及び書き込みレイヤーを別ファイルとする場合、ファイル名を同一にすることでリンクをとることができる。
(3−4)画面合成
以下に画面合成処理(S18)の詳細について説明する。
まず、電子書籍のデータを読み込み、ページ画像を描画する。次いで書き込みレイヤーを合成表示するか否かを判断する。このとき、ページ画像に対応する書き込みデータの読み込み及び画面表示を行うと判断すれば、書き込みデータを読み出し、書き込み情報を描画する。その後、描画されたページ画像(以下、ベースページレイヤーともいう)と書き込みレイヤーとを重ね合わせて画面合成し、表示装置(13)やスクリーン(21)へ出力する。
ここで、上記(3−2)で説明したように、表示装置(13)で拡大表示又は縮小表示がされ、スクリーン(21)で全体表示がされている場合には、電子書籍装置(50)内で、[表示3]のベースページレイヤーと書き込みレイヤーとの画面合成処理、及び、[表示1]のベースページレイヤーと書き込みレイヤーとの画面合成処理がそれぞれ行われる。そして、[表示3]のベースページレイヤーと書き込みレイヤーとの画面合成結果を表示コントローラ(12)に転送することで、表示装置(13)に書き込みがされたページ画像の拡大又は縮小表示[表示5]がされる(S19)。一方、[表示1]のベースページレイヤーと書き込みレイヤーとの画面合成結果をプロジェクタ(20)に転送することで、スクリーン(21)に書き込みがされたページ画像の全体表示[表示4]がされる(S29)。なお、[表示3]では、書き込みについても拡大又は縮小されて表示される。
本実施の形態では、書き込みレイヤーとベースページレイヤーとは関連付けがなされており、ベースページレイヤーの切り替えに連動して、関連付けられた書き込みレイヤーも切り換えられ、これにより切り換え後のベースページレイヤーとそれに対応する書き込みレイヤーとが画面合成されて表示される。なお、1つのベースページレイヤーに関連付けられている書き込みレイヤーは1つに限られず複数であってもよい。
<4.画像表示例>
次に、図5〜7を用いて、上記(a)の表示モードにおいて、表示装置(13)に表示した画像を拡大表示させる場合の表示装置(13)及びスクリーン(21)の表示態様の一例を説明する。図5〜7の(a)は、表示装置(13)における画像の表示態様を示し、(b)は、スクリーン(21) における画像の表示態様を示している。
コンテンツの各ペーシ画像を表示させた段階では、図5(a)及び(b)に示すように、表示装置(13)はページ画像(31)を全体表示([表示2]に対応)し、スクリーン(21)もページ画像(31)を全体表示([表示1]に対応)し、表示態様は同じである。
次に、ページ画像(31)の書き込みを行いたい箇所を拡大させる操作を行うと、図6(a)及び(b)に示すように、表示装置(13)はページ画像(31)の該当箇所(31b)を拡大表示([表示3]に対応)するが、スクリーン(21)はページ画像(31)を全体表示([表示1]に対応)し続け、表示態様が異なることになる。
続けて、表示装置(13)の拡大表示したページ画像(31a)にペン(41)により書き込みを行うと、図7(a)及び(b)に示すように、表示装置(13)では拡大表示したページ画像(31a)中に書き込み内容(31c)が反映され([表示5]に対応)、スクリーン(21)では全体表示を行っているページ画像(31)中に書き込み内容(31c)が反映される([表示4]に対応)。
一方、上記(a)の表示モードにおいて、ページ画像(31)中のシートAを縮小させる操作を行うと、図8に示すように、表示装置(13)はシートAを縮小表示([表示3]に対応)し、他のシートBを同時に表示するが、スクリーン(21)はシートAを全体表示([表示1]に対応)し続け、表示態様が異なることになる。これにより、プレゼンテーションにおいて、発表者(100)はシートAを説明しながら、視聴者からは分からないように他のシートBを確認することができる。
本発明の実施の形態に係る電子書籍装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電子書籍装置とプロジェクタとを用いたプレゼンテーションツールの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電子書籍装置における操作に対する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電子書籍装置において、書き込みレイヤーに線を描画する様子を示す模式図であり、(a)は、線の始点が描画される様子を示し、(b)は、線が描画される途中の様子を示す。 (a)は、表示装置におけるページ画像の表示態様の一例を示す概念図であり、(b)は、スクリーンにおけるページ画像の表示態様の一例を示す概念図である。 (a)は、ページ画像を拡大表示させる操作を行ったときの表示装置の表示態様を示す概念図であり、(b)は、ページ画像を拡大表示させる操作を行ったときのスクリーンの表示態様を示す概念図である。 (a)は、ページ画像を拡大表示させる操作を行った後に書き込み操作を行ったときの表示装置の表示態様を示す概念図であり、(b)は、ページ画像を拡大表示させる操作を行った後に書き込み操作を行ったときのスクリーンの表示態様を示す概念図である。 ページ画像中のシートAを縮小表示させる操作を行ったときのプレゼンテーションツールの表示態様を示す概念図である。
符号の説明
1:CPU(中央処理装置)
2:ROM
3:RAM
4:タッチパネル
5:タッチパネルコントローラ
6:キー
7:キー入力ポート
8:電源キー
9:電源コントローラ
10:充電池
11:ACアダプタ
12:表示コントローラ
12a:RGB出力端子コントローラ
13:表示装置
13a:RGB出力端子
14:MMCコントローラ
15:MMCメモリカード
16:CFメモリカードコントローラ
17:CFメモリカード
20:プロジェクタ
21:スクリーン
31:ページ画像(描画エリア)
31a:拡大表示したページ画像
31b:31aに対応する領域
31c:書き込み内容
32:モード選択エリア
41:ペン
50:電子書籍装置
100:プレゼンテーションの発表者

Claims (8)

  1. 画面を備える情報表示装置であって、
    該情報表示装置は、画面上に表示させる表示情報の表示倍率と別の情報表示装置に出力する表示情報の表示倍率とを変更するものであることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記情報表示装置は、当該装置の画面上に表示情報を表示させる端末表示手段と、
    別の情報表示装置に表示情報を出力する外部出力手段と、
    表示情報の表示倍率の変更処理を行う表示倍率変更手段とを有し、
    該端末表示手段及び外部出力手段のいずれか一方は、表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を表示又は出力し、他方は表示倍率が変更されていない表示情報を表示又は出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記情報表示装置は、画面上に表示情報の選択部分を拡大して表示し、かつ別の情報表示装置に表示情報の全体を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報表示装置。
  4. 前記情報表示装置は、表示情報を入力するための情報入力手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  5. 前記情報表示装置は、画面上にタッチパネルを備えるものであり、
    前記情報入力手段は、タッチパネルの操作により表示情報を入力させることを特徴とする請求項4記載の情報表示装置。
  6. 前記情報表示装置は、ベースページ、表示倍率変更手段により表示倍率が変更されたベースページ、情報入力手段により入力された表示情報、及び、情報入力手段により入力され、かつ表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記端末表示手段は、ベースページと、情報入力手段により入力された表示情報を描画した層とを画面合成処理して表示させるものであり、
    前記外部出力手段は、表示倍率変更手段により表示倍率が変更されたベースページと、情報入力手段により入力され、かつ表示倍率変更手段により表示倍率が変更された表示情報を描画する層とを画面合成処理した表示情報を出力するものである
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  7. 前記別の情報表示装置は、プロジェクタであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の情報表示装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の情報表示装置により構成されることを特徴とする電子書籍装置。
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