JP2001033091A - 給湯器制御基板のデータ移植方法および給湯器の制御基板 - Google Patents

給湯器制御基板のデータ移植方法および給湯器の制御基板

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旧制御基板から新制御基板へのデータ移植を
簡単かつ確実に行い得る給湯器制御基板のデータ移植方
法を提供する。 【解決手段】 給湯器1のリモコン装置2にデータ記憶
手段10を設けて、このデータ記憶手段10に上記給湯
器1の制御基板4が保有するデータを定期的に更新・記
憶させる。そして、上記給湯器1の制御基板4を新制御
基板4′に交換された時に、このデータ記憶手段10に
記憶されたデータを新制御基板4′に転送することによ
り、旧制御基板4が保有していたデータを新制御基板
4′に移植する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器制御基板の
データ移植方法および給湯器の制御基板に関し、より詳
細には、給湯器の制御基板交換時において、旧制御基板
内に保存されているデータを交換後の新制御基板に移植
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯器は、その制御基板上に書き
換え可能な不揮発性のメモリ(たとえばEEPROM)
を搭載しており、このメモリに給湯器に関する種々の情
報(たとえば、機種や燃料の設定、排気バリエーション
や燃焼補正用のデータ等の他、ユーザーの設定データや
故障履歴等)がデータとして記憶され、これらのデータ
に基づいて給湯器の動作が制御されている。
【0003】そのため、このようなデータを記憶した制
御基板が故障したり、あるいは基板のバージョンアップ
などによって、新しい制御基板に交換する必要が生じた
場合、交換前の旧制御基板が保有している上記データ
を、交換によって取り替えられた新制御基板に移しかえ
る(移植する)作業が給湯器の施工現場において行われ
ている。
【0004】ここで、このようなデータの移植作業の要
領を図2に基づいて説明する。図2において符号aは給
湯器を示し、符号bは給湯器aの電源基板を示し、さら
に符号cは給湯器aの制御基板(交換される旧制御基
板)を示し、符号c′は取り替えによって給湯器aに新
たに装着される新制御基板を示している。
【0005】また、交換される新旧両制御基板c,c′
は、いずれも少なくとも、給湯器aの動作を制御するマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)d,
d′と、上述したデータが記憶された(ないしは後述す
るデータの移植によってデータが記憶される)不揮発性
のメモリe,e′と、この不揮発性メモリe,e′に記
憶されるデータの送受信を行う通信回路f,f′とを備
えており、上記通信回路f,f′を介して受信されたデ
ータが上記不揮発性メモリe,e′に書き込まれるよう
に構成されている。
【0006】そして、このような新旧両制御基板c,
c′の交換にあたっては、まず図2(a) に示すように、
給湯器aから交換が必要な旧制御基板cを取り外し、そ
の後、図2(b) に示すように、給湯器aに新制御基板
c′が装着される。
【0007】そして、図2(c) に示すように、新旧両制
御基板c,c′の通信回路f,f′間に通信ケーブルg
が接続され、この状態で旧制御基板cから新制御基板
c′へのデータ転送を行い、新制御基板c′へのデータ
の移植が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに新旧両制御基板を直接接続することによってデータ
の移植を行う方法では以下に列挙するような問題があ
り、その改善が望まれていた。
【0009】(1) すなわち、上記従来の方法では、制御
基板の交換に際して新旧両制御基板c,c′をその都度
接続する必要があり作業が面倒である。つまり、この新
旧両制御基板c,c′間の接続は、データの移植作業完
了後に取り外されるものであり、作業員はデータ移植作
業完了後に給湯器を通常の接続状態(給湯器とリモート
コントローラとの接続)に復帰させる作業が必要となっ
て、作業効率が極めて悪いという問題があった。
【0010】(2) また、このように新旧両制御基板c,
c′を接続してのデータ転送では、たとえば旧制御基板
(具体的には旧制御基板の通信回路fやマイコンdなど
データの転送経路)cが故障している場合には、新旧両
制御基板c,c′間でのデータ転送ができないという問
題があった。
【0011】しかも、新旧両制御基板c,c′間でデー
タ転送ができるか否かは、新旧両制御基板c,c′を実
際に接続してみなければ判明しないことが多く、その結
果、従来の方法によったのでは、両者を接続してもデー
タ転送ができない場合、新制御基板c′に対して手動で
のデータの入力を行わねばならないという問題もあっ
た。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みて提案された
もので、その主たる目的は、旧制御基板から新制御基板
へのデータの移植を簡単かつ確実に行い得る給湯器制御
基板のデータ移植方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る給湯器制御基板のデータ移植方法は、
給湯器との間でデータ通信を行い給湯器を遠隔操作する
リモートコントローラを備えた給湯システムにおいて、
上記リモートコントローラにデータ記憶手段を設けて、
このデータ記憶手段に上記給湯器の制御基板が保有する
データを記憶させ、上記給湯器の制御基板が交換された
際に、このデータ記憶手段に記憶されたデータを交換後
の新制御基板に転送することにより、旧制御基板が保有
していたデータを新制御基板に移植することを特徴とす
る。
【0014】すなわち、本発明の給湯器制御基板のデー
タ移植方法によれば、制御基板に保有されるデータが給
湯器のリモートコントローラ(以下、リモコンと称す
る)のデータ記憶手段にも記憶され、制御基板が交換さ
れた際には、このデータが直接新制御基板に転送される
ので、制御基板の交換に際して、新旧両制御基板を接続
することなく、旧制御基板から新制御基板へのデータの
移植を行うことができる。
【0015】そして、本発明に係る給湯器制御基板のデ
ータ移植方法は、その好適な実施態様として、上記デー
タ記憶手段へのデータの書き込みが、所定周期で定期的
に行われる。そのため、このデータ記憶手段への書き込
み周期を比較的短く設定することにより、データ記憶手
段に記憶されるデータを常に制御基板が保有する最新の
データに維持することができ、これによって、故障によ
り制御基板の交換が必要となった場合でも、新制御基板
に故障前の最新のデータを移植することができるように
なる。
【0016】また、本発明に係る給湯器制御基板のデー
タ移植方法は、他の実施態様として、上記データ記憶手
段から新制御基板へのデータの転送が、リモートコント
ローラに所定のトリガ信号が入力されたことを条件に開
始されるものとされる。これにより、このトリガ信号を
入力するタイミングを任意に設定することによって、た
とえば制御基板の交換後直ちにデータの移植を行わせた
り、あるいは交換後に所定の処理(たとえば、新制御基
板の故障診断等の処理)を行わせた後に、データの移植
を行わせるといったことを自由に選択できるようにな
る。
【0017】なお、この給湯器制御基板のデータ移植方
法は、給湯器の制御基板とリモコンとの間のデータ通信
経路が有線の場合だけでなく、無線によって接続されて
いる場合にも適用可能である。
【0018】また、本発明に係る給湯器の制御基板は、
上記給湯器制御基板のデータ移植方法を実現するための
給湯器の制御基板であって、給湯器と着脱可能に構成さ
れ、少なくとも、制御基板の動作を制御するマイクロコ
ンピュータと、データの読み出しと書き込みの双方が可
能な本体側データ記憶手段と、給湯器のリモートコント
ローラとの間でデータの送受信を行い該リモートコント
ローラから送信されたデータを前記本体側データ記憶手
段に書き込む手段とを備えたことを特徴とする。そし
て、その好適な実施態様として、上記本体側データ記憶
手段は、データの書き込みが可能な不揮発性メモリが好
適に採用される。
【0019】すなわち、上述した給湯器制御基板のデー
タ移植方法によれば基板交換前の旧制御基板内に保有さ
れていたデータは、リモコンのデータ記憶手段に記憶さ
れることとなるので、本発明の給湯器の制御基板は、か
かる給湯器のリモコンに記憶されたデータの移植が可能
なように、制御基板自身にデータの記憶手段(本体側デ
ータ記憶手段)が設けられるとともに、リモコンとの通
信により受信されたデータを上記本体側データ記憶手段
に書き込む手段が設けられる。そして、この本体側デー
タ記憶手段としては、電源断によってもデータが消失し
ない不揮発性のメモリが採用される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給湯器制御基
板のデータ移植方法を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の給湯器制御基板のデータ
移植方法を用いた給湯システムのシステム構成を示すブ
ロック図である。この給湯システムは、給湯器1と、該
給湯器1との間でデータ通信を行い給湯器を遠隔操作す
るリモコン装置(リモートコントローラ)2とを主要部
として構成されている。
【0022】給湯器1は、燃焼部や熱交換器等本発明に
直接関係のない部位の図示は省略しているが、いわゆる
家庭用の給湯器であって、この給湯器1には、少なくと
も図示の如く電源基板3と制御基板4とが備えられてい
る。
【0023】電源基板3は、図外の商用電源から給湯器
1の各部の駆動電源を得るための電源基板であって、こ
の電源基板3から後述する制御基板4の駆動電源が供給
されている。
【0024】制御基板4は、給湯器1に着脱可能に構成
された制御基板であって、この制御基板4には、少なく
とも制御基板4を含む給湯器1各部の動作を制御するた
めのマイコン5と、このマイコン5での制御用のデータ
を記憶する本体側データ記憶手段6と、基板外部との通
信用の通信手段7とが主要部として備えられている。
【0025】上記マイコン5は、周知の如く図示しない
中央処理装置(CPU)とRAM、ROM等の記憶装置
などを備えたマイクロコンピュータであって、この記憶
装置内部に制御基板4および給湯器1の動作制御に必要
な所定のプログラムが格納されるとともに、このプログ
ラムに従って中央処理装置で制御基板4や給湯器1の動
作制御に必要な処理が行われる。
【0026】そして、特に本実施形態では、このマイコ
ン5において、後述する本体側データ記憶手段6に記憶
されているデータを所定の周期で定期的に外部のリモコ
ン装置2に送信する処理が行われ、この処理に従って本
体側データ記憶手段6に記憶されたデータが通信手段7
および通信ケーブル8を介してリモコン装置2に送信さ
れている。
【0027】本体側データ記憶手段6は、上記マイコン
5の外部記憶装置を構成するものであって、本実施形態
では、この本体記憶手段6としてデータの読み出しや書
き込みが可能なメモリが用いられる。具体的には、この
本体側データ記憶手段6としては、データの書き込みが
可能な不揮発性のメモリ(EEPROMやフラッシュメ
モリ)が好適に使用される。
【0028】なお、この本体側データ記憶手段6には、
給湯器1の機種やガス種さらには排気バリエーションや
燃焼補正用データ等の給湯器の設定に関するデータや、
後述するリモコン装置2でユーザが設定する事項(たと
えば、給湯温度や浴槽の水位等)に関するデータ等給湯
器1の動作制御に必要となる各種のデータが記憶される
他、給湯システム全体の故障履歴データが記憶される。
【0029】通信手段7は、給湯器1とリモコン装置2
との間でデータ通信を行うための通信回路であって、本
実施形態では、給湯器1とリモコン装置2との間が二芯
の通信ケーブル8で接続されるので、この通信回路とし
て、電源に信号を重畳して伝送する重畳伝送回路が採用
される。つまり、本実施形態に示す給湯システムでは、
上記リモコン装置2は、上記通信ケーブル8を介して給
湯器1側の重畳伝送回路(具体的には電源基板2)から
電源の供給を受けるものとされている。なお、図におい
て符号71は、上記通信手段7と接続されたケーブル接
続用の端子を示している。
【0030】一方、リモコン装置2は、給湯器1を遠隔
操作するためのリモートコントローラであって、このリ
モコン装置2は、該リモコン装置2の動作を制御するた
めのマイコン9と、上記制御基板4の本体側データ記憶
手段6に記憶されているデータと同じデータを記憶させ
るためのリモコン側データ記憶手段(データ記憶手段)
10と、装置外部との通信用の通信手段11とを主要部
として備えている。なお、図示例においては、本発明と
直接関係しないリモコン装置2の他の要素(たとえば、
表示部や操作スイッチ等)は図示を省略している。
【0031】マイコン9は、上記制御基板4のマイコン
5と同様にCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロ
コンピュータであって、ROMに記憶されたプログラム
に従って、CPUでリモコン装置2の動作制御に必要な
処理を行うように構成されている。そして、本実施形態
では、このマイコン9において、後述する通信手段11
を介して所定のデータ送信要求(トリガ)が入力される
ことを条件として、リモコン側データ記憶手段10に記
憶されているデータを、後述する通信手段11および通
信ケーブル8を介して給湯器1の制御基板4に送信する
ものとされている。
【0032】また、リモコン側データ記憶手段10は、
データの書き込みが可能なメモリで構成され、本実施形
態では、上記本体側データ記憶手段6と同様にデータの
書き込みが可能な不揮発性メモリ(たとえばEEPRO
Mやフラッシュメモリ)が好適に採用される。そして、
このリモコン側データ記憶手段10は、上記給湯器1の
制御基板4から定期的に送信されるデータ(具体的に
は、本体側データ記憶手段6に記憶されたデータ)を逐
次更新記憶するものとされている。
【0033】通信手段11は、上記制御基板4の通信手
段7と接続されて相互にデータ通信を行うためのもので
あって、本実施形態では、上記同様に重畳伝送回路が採
用される。ただし、本実施形態では、上述したようにリ
モコン装置2は給湯器1側から電源供給を受けるので、
ここでは電源と信号とを分離する回路が用いられる。な
お、図において符号111は、上記通信ケーブル8の接
続用の端子を示している。
【0034】しかして、このように構成されてなる給湯
システムでは、制御基板4の故障やアフターサービス等
によって制御基板4の交換が必要となった場合、以下の
ようにして交換前の制御基板4に保有されていたデータ
が交換後の新制御基板4′に移植される。
【0035】すなわち、本実施形態の給湯システムで
は、上述したように制御基板4の本体側データ記憶手段
6に記憶されるデータが定期的にリモコン装置2のリモ
コン側データ記憶手段10に送信され、かつこのデータ
がリモコン側データ記憶手段10において記憶されてい
るので、制御基板4の交換に際しては、新制御基板4′
を給湯器1に装着し、リモコン装置2と新制御基板4′
とを図1に示すように通信ケーブル8で接続し、この状
態で、上記リモコン装置2のデータ記憶手段10から新
制御基板4′のデータ記憶手段6に対して必要なデータ
が転送される。
【0036】つまり、本発明によれば、新旧両制御基板
4,4′間でデータを移植するにあたり、従来のように
新旧両制御基板4,4′間を接続することなくデータの
移植が行われるので、データ移植作業の煩雑さが解消さ
れる。しかも、新制御基板4′に移植されるデータはリ
モコン装置2から移植されることになるので、旧制御基
板4が故障したような場合でも、新制御基板4′に旧制
御基板4のデータを確実かつ正確に移植することができ
る。
【0037】また、この場合におけるリモコン装置2側
からのデータ送信(転送)開始のタイミングは、本実施
形態ではリモコン装置2に入力されるトリガ信号よにっ
て決定されるように構成されているので、たとえば、こ
のトリガ信号を、新制御基板4′から送信させるように
構成することによって、新旧両制御基板4,4′を交換
し、新制御基板4′とリモコン装置2との接続を完了し
た時点でデータの移植が自動的に行われるようにするこ
とができる。
【0038】つまり、新制御基板4′のマイコン5の設
定によって、たとえば新制御基板4′が給湯器1に接続
されて、新制御基板4′に電源供給が開始されたことを
条件としてデータの送信を要求するトリガ信号を送信す
るようにしておくことにより、作業員は新旧両制御基板
4,4′を交換し、新制御基板4′とリモコン装置2と
を通信ケーブル8で接続するだけでデータの移植を行う
ことができるようになる。
【0039】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその発明の範囲内で種々の設計変
更が可能である。
【0040】たとえば、上記実施形態では、給湯器1と
リモコン装置2とを二芯の通信ケーブル8で接続する構
成を示したが、給湯器1とリモコン装置2との間でのデ
ータ通信は、他の形態で行わせることも可能である。つ
まり、上記通信手段7,11として無線通信回路を用
い、給湯器1とリモコン装置2との間のデータ通信を無
線によって行わせることも可能である。また、リモコン
装置2の電源回路を別途設けて、給湯器1とリモコン装
置2との間ではデータの送受信のみを行わせることも可
能である。
【0041】また、上記実施形態では、制御基板4に設
けられた本体側データ記憶手段6に保持されたデータの
送信タイミングが、予め定められた所定周期で行われる
ように構成されているが、この送信のタイミングは適宜
設計変更可能である。たとえば、上記給湯システムで
は、通常の動作中において給湯器1とリモコン装置2と
の間で遠隔操作等に関して種々のデータの送受信が行わ
れるので、これらのデータ送信時に本体側データ記憶手
段6からリモコン側データ記憶手段10に対してデータ
を送信するように構成することも可能である。
【0042】また、上記実施形態では、新制御基板4′
に対するデータの移植が、新制御基板4′から自動的に
送信されるトリガ信号によって開始されるように構成し
たが、たとえば、新制御基板4′にこのトリガ信号の送
信を指令する操作スイッチ等を設けたり、あるいは、新
制御基板4′以外の機器(たとえばリモコン装置2や給
湯システムに接続される他の機器)にこのような操作ス
イッチ等を設けることも可能である。
【0043】また、上記実施形態では、新制御基板4′
とリモコン装置2との接続が完了した時点で自動的にデ
ータの移植が開始されるように構成したが、たとえば、
データ移植に先立って、給湯器1に接続された新制御基
板4′の故障診断を行わせたり、あるいは新制御基板
4′が給湯器1に適合する制御基板であるか否かを確認
させる処理を行わせることも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
給湯システムを構成するリモコンにデータ記憶手段を設
けて、このデータ記憶手段に給湯器の制御基板が保有す
るデータを記憶させておき、給湯器の制御基板が交換さ
れた際に、このデータ記憶手段に記憶されたデータが基
板交換後の新制御基板に転送されるので、従来のように
交換よって取り外された旧制御基板と交換後の新制御基
板を接続する必要がなくなり、データの移植にかかる作
業を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0045】しかも、その場合、新制御基板へのデータ
の移植は、給湯システムの通常の配線状態下(つまり、
新制御基板とリモコンとの接続状態下)で行われるの
で、データ移植後直ちに給湯システムを通常運転でき
る。
【0046】その上、新制御基板に移植されるデータ
は、リモコン内のデータ記憶手段に保有され、かつリモ
コンから直接新制御基板に転送されるので、旧制御基板
が故障してデータの送信が出来ないようような場合で
も、新制御基板に確実かつ正確にデータを移植すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯器制御基板のデータ移植方法を適
用した給湯システムの構成を示すブロック図である。
【図2】従来の給湯器制御基板交換時のデータ移植手順
を説明する説明図であり、図2(a) は旧制御基板の取り
外した状態を示し、図2(b) は新制御基板の装着した状
態を示し、図2(c) は新旧両制御基板間でのデータ移植
時における両者の接続状況を示している。
【符号の説明】 1 給湯器 2 リモコン装置(リモートコントロー
ラ) 3 電源基板 4 制御基板 5,9 マイコン(マイクロコンピュータ) 6 本体側データ記憶手段 7,11 通信手段 8 通信ケーブル 10 リモコン側データ記憶手段(データ
記憶手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器との間でデータ通信を行い給湯器
    を遠隔操作するリモートコントローラを備えた給湯シス
    テムにおいて、 前記リモートコントローラにデータ記憶手段を設けて、
    このデータ記憶手段に前記給湯器の制御基板が保有する
    データを記憶させ、 前記給湯器の制御基板が交換された際に、このデータ記
    憶手段に記憶されたデータを交換後の新制御基板に転送
    することにより、旧制御基板が保有していたデータを新
    制御基板に移植することを特徴とする給湯器制御基板の
    データ移植方法。
  2. 【請求項2】 前記データ記憶手段へのデータの書き込
    みが、所定周期で定期的に行われることを特徴とする請
    求項1に記載の給湯器制御基板のデータ移植方法。
  3. 【請求項3】 前記データ記憶手段から新制御基板への
    データの転送が、リモートコントローラに所定のトリガ
    信号が入力されたことを条件に開始されることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の給湯器制御基板の
    データ移植方法。
  4. 【請求項4】 給湯器とリモートコントローラとの間の
    データ通信が、給湯器とリモートコントローラとの間に
    接続される二芯伝送線を介して電源重畳方式で行われる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記
    載の給湯器制御基板のデータ移植方法。
  5. 【請求項5】 給湯器とリモートコントローラとの間の
    データ通信が、無線伝送方式によって行われることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の給湯
    器制御基板のデータ移植方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし請求項5のいずれか
    一つに記載の給湯器制御基板のデータ移植方法を実現す
    るための給湯器の制御基板であって、 給湯器と着脱可能に構成され、少なくとも、制御基板の
    動作を制御するマイクロコンピュータと、データの読み
    出しと書き込みの双方が可能な本体側データ記憶手段
    と、給湯器のリモートコントローラとの間でデータの送
    受信を行い該リモートコントローラから送信されたデー
    タを前記本体側データ記憶手段に書き込む手段とを備え
    たことを特徴とする給湯器の制御基板。
  7. 【請求項7】 前記本体側データ記憶手段がデータの書
    き込みが可能な不揮発性メモリで構成されていることを
    特徴とする請求項6に記載の給湯器の制御基板。
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