JP2020068492A - 給湯装置および給湯システム - Google Patents

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恭大 前田
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Abstract

【課題】給湯器の回路基板が交換される場合に、交換前の回路基板に保持されていた設定情報を交換後の回路基板により簡便に設定することが可能な給湯装置および給湯システムを提供する。【解決手段】給湯装置10は、外部通信網を介して通信を行う無線通信部136と、給湯器11に関する固有の設定情報を記憶する記憶部112と、所定の送信条件に基づいて、記憶部112に記憶された設定情報を、無線通信部136を介して、外部装置に送信する制御部111と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御される給湯装置、および、給湯装置を携帯端末装置によって遠隔制御する給湯システムに関する。
一般に、給湯装置では、工場出荷前に、給湯器において使用されるガスの種類や、吸気ファンの駆動電流値の補正値等、給湯器に関する固有の設定情報が、給湯器に設置された回路基板上のメモリに設定される。これら設定情報の記憶には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等のデータの書き込みが可能な不揮発性メモリが用いられる。
しかしながら、故障等により、回路基板が新たな回路基板に交換される場合がある。この場合、交換後の回路基板には設定情報が保持されていないため、何らかの方法により、設定情報を交換後の回路基板に引き継ぐ必要がある。
以下の特許文献1には、交換前の回路基板と交換後の回路基板とを通信線で接続して、交換前の回路基板に保持されていた設定情報を交換後の回路基板に移送する構成が記載されている。
特許第4663497号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、設定情報の移送のために、交換前の回路基板と交換後の回路基板とを通信線で接続する作業が必要であった。このため、より簡便に、交換後の回路基板に交換前の回路基板の設定情報を設定可能な構成が求められていた。
かかる課題に鑑み、本発明は、給湯器の回路基板が交換される場合に、交換前の回路基板に保持されていた設定情報を交換後の回路基板により簡便に設定することが可能な給湯装置および給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、外部通信網に通信可能に接続され、サーバを介して、携帯端末装置により遠隔制御される給湯装置に関する。この態様に係る給湯装置は、前記外部通信網を介して通信可能な通信部と、給湯器に関する固有の設定情報を記憶する記憶部と、所定の送信条件に基づいて、前記記憶部に記憶された前記設定情報を、前記通信部を介して、外部装置に送信する制御部と、を備える。
本態様に係る給湯装置によれば、所定の送信条件が充足された場合に、設定情報が外部装置にアップロードされる。このため、故障等により回路基板が交換される場合、アップロードされている設定情報を、外部通信網を介して外部装置からダウンロードすることにより、交換後の回路基板に設定情報を設定することができる。よって、より簡便に、交換後の回路基板に設定情報に設定することができる。
本態様に係る給湯装置において、前記外部装置は、前記サーバとされ得る。
このように遠隔制御を管理するサーバを外部装置として共用することにより、システム構成の簡素化を図ることができ、且つ、設定情報のアップロードおよびダウンロードを円滑に行うことができる。
本態様に係る給湯装置において、前記送信条件は、前記給湯器に故障が生じたことを含み得る。
この構成によれば、故障が回路基板の交換へと波及したとしても、既に、設定情報が外部装置にアップロードされているため、回路基板の交換の際に、外部装置に設定情報が存在しないことを回避できる。よって、確実に、交換後の回路基板に設定情報に設定することができる。
あるいは、前記送信条件は、前記給湯器の回路基板を交換する可能性がある故障が生じたことを含み得る。
この構成によれば、故障により回路基板の交換がなされる可能性がある場合に、設定情報が外部装置にアップロードされるため、実際に回路基板が交換されたとしても、外部装置から確実に設定情報を交換後の回路基板に設定できる。よって、確実に、交換後の回路基板に設定情報に設定することができる。
また、前記送信条件は、前記給湯器が起動されたことを含み得る。
この構成によれば、給湯器が起動されたこと、すなわち、給湯器に電源が投入されたことをトリガとして、設定情報が外部装置にアップロードされる。よって、より確実に、設定情報を外部装置にアップロードすることができる。これにより、回路基板の交換の際に、外部装置に設定情報が存在しないことを確実に回避でき、交換後の回路基板に対してより確実に設定情報を設定することができる。
この他、前記送信条件は、前回の前記設定情報の送信から一定時間が経過したことを含み得る。
このように、定期的に設定情報を外部装置に更新してアップロードすることにより、たとえば、先にアップロードされた設定情報が通信エラー等によって適切でないような場合に、設定情報を適切な情報に書き換えることができる。よって、交換後の回路基板に、より適切な設定情報を設定することができる。
本態様に係る給湯装置において、前記制御部は、前記記憶部に前記設定情報が記憶されていない場合に、前記外部装置から前記設定情報を取得して前記記憶部に記憶させるよう構成される。
交換後の回路基板においては、記憶部に設定情報が記憶されていない。このため、上記のように、記憶部に設定情報が記憶されていないことを条件として、外部装置から設定情報が取得されることにより、交換後の回路基板に円滑に設定情報を設定することができる。
なお、この構成において、「前記記憶部に前記設定情報が記憶されていない場合」とは、設定情報が格納されるメモリ領域にデータが存在しない場合の他、記憶部に対する書き込み回数が0である場合等、記憶部に設定情報が記憶されていないことを判定可能な一切の条件を含むものである。
本発明の第2の態様は、給湯システムに関する。この態様に係る給湯システムは、上記第1の態様に係る給湯装置と、前記外部装置と、を備える。
本態様に係る給湯システムよれば、上記第1の態様と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、給湯器の回路基板が交換される場合に、交換前の回路基板に保持されていた設定情報を交換後の回路基板により簡便に設定することが可能な給湯装置および給湯システムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態1に係る給湯システムの構成を示す図である。 図2は、実施形態1に係る給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図3は、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に各装置間で行われる情報の送受信の流れを示すシーケンス図である。 図4(a)は、実施形態1に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。図4(b)は、実施形態1の変更例に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。 図5(a)は、実施形態1に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の取得処理を示すフローチャートである。図5(b)は、実施形態1に係る、サーバの制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。 図6(a)は、実施形態2に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。図6(b)は、実施形態3に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。 図7(a)は、実施形態4に係る、給湯器の制御部において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。図7(b)は、実施形態4に係る、携帯端末装置の制御部において実行される設定情報の受信処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る給湯システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、給湯システム1は、給湯装置10と、ルータ20と、携帯端末装置30と、外部通信網40と、サーバ50とを備える。
給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13を備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯が供給される。
給湯器11の内部には、回路基板11bが設置され、この回路基板11bに、給湯器11を駆動および制御するための回路部が設置されている。たとえば、この回路部によって、燃焼器に空気を供給する吸気ファンが制御され、あるいは、燃焼器に対するガスの供給量を調節するための電磁弁が制御される。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12、13は、それぞれ、表示部121、131と、入力部122、132とを備える。操作者は、表示部121、131に表示された画面に従って入力部122、132を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。
以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
ルータ20は、建物内(ここでは、宅内H10)に存在する各機器を、外部通信網40を介してサーバ50に接続するための無線ルータである。ルータ20は、宅内H10の機器を外部通信網40に接続するための通信中継器である。
台所リモコン13は、無線通信により、ルータ20に接続される。また、携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、無線通信によりルータ20に接続されて、サーバ50と通信可能である。携帯端末装置30は、たとえば、携帯電話機である。この他、携帯端末装置30が、携帯型のタブレット端末等の他の携帯可能な端末装置であってもよい。外部通信網40は、たとえば、インターネットである。
外部通信網40には、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を管理するためのサーバ50が接続されている。台所リモコン13は、ルータ20および外部通信網40を介して、サーバ50と通信を行う。携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、ルータ20および外部通信網40を介してサーバ50と通信を行う。また、携帯端末装置30が宅外にある場合、携帯端末装置30は、外部に設置されたルータ60または基地局70を介して外部通信網40に接続され、サーバ50と通信を行う。
台所リモコン13と携帯端末装置30には、給湯システム1のアプリケーションプログラムが、サーバ50からダウンロードされ、インストールされている。このアプリケーションプログラムに、サーバ50にアクセスするためのアドレス情報(たとえば、IPアドレス)が含まれている。台所リモコン13と携帯端末装置30は、このアドレス情報に基づいて、サーバ50にアクセスし、通信を行う。
台所リモコン13のアドレス情報は、初期設定の際に、サーバ50に送信され保持される。このとき同時に、台所リモコン13のID情報が、台所リモコン13からサーバ50に送信される。台所リモコン13のアドレス情報として、たとえば、台所リモコン13の無線通信部136(図2参照)に保持されたMAC(Media Access Control)アドレスが用いられる。台所リモコン13のアドレス情報として、台所リモコン13の無線通信部136のグローバルIPアドレスが用いられてもよい。台所リモコン13のID情報として、たとえば、台所リモコン13の無線通信部136のTHINGが用いられる。
図1の構成において、操作者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、携帯端末装置30を用いて、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置30が宅内H10と宅外の何れにある場合も、操作者から携帯端末装置30に入力された設定要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、設定要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10に対して、受信した設定要求を送信する。これにより、設定要求が、外部通信網40およびルータ20を介して、対応する給湯装置10の台所リモコン13に送信される。こうして、操作者が要求する内容の設定が、遠隔操作により、給湯装置10に適用される。
また、給湯装置10の状態情報が、所定周期で随時、台所リモコン13からルータ20を介してサーバ50に送信される。状態情報は、現在の給湯装置10の設定状態を示す情報である。サーバ50は、受信した状態情報を、給湯装置10ごとに管理する。操作者から携帯端末装置30に入力された遠隔監視の閲覧要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、閲覧要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10のうち、閲覧要求により指定された給湯装置10の状態情報を、当該携帯端末装置30に送信する。これにより、給湯装置10の状態が、携帯端末装置30において出力される。こうして、操作者は、給湯装置10の状態を、宅内H10および宅外の両方において確認できる。
図2は、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、水位センサ114とを備える。制御部111、記憶部112および通信部113は、上述の回路基板11bに設置された回路部に含まれている。
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部112に記憶されたプログラムに従って、給湯器11内の各部の制御を行う。記憶部112は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部113は、制御部111からの制御に従って、浴室リモコン12および台所リモコン13と通信を行う。
水位センサ114は、給湯装置10が接続された浴槽の水位を検出する。水位センサ114は、たとえば、浴槽に接続された配管内の水圧によって浴槽の水位を検出する。制御部111は、水位センサ114により検出される水位の変化によって、浴槽に対し人が入浴および退出したことを検知する。制御部111は、検知結果を随時台所リモコン13に送信する。
この他、給湯器11には、燃焼センサや湯量センサ等の種々のセンサが配置されている。制御部111は、これらセンサの出力に基づいて、燃料ガスの供給異常等の種々の異常を検出する。また、制御部111は、各機器の駆動状態を監視して、各機器の異常を検出する。たとえば、制御部111は、燃焼器に空気を供給する吸気ファンの回転数に基づいて吸気ファンの異常を検出する。これらの異常は、各異常を示すエラーコードとして制御部111において管理される。
浴室リモコン12は、上述の表示部121および入力部122の他、制御部123と、記憶部124と、通信部125と、入室センサ126とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部122は、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。
制御部123は、CPUを備え、記憶部124に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部124は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部125は、制御部123からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。入室センサ126は、浴室に対する人の出入りを検出する。入室センサ126は、たとえば、赤外線を用いた人感センサである。制御部123は、入室センサ126の出力に基づいて、浴室に人が入ったことを検知する。制御部123は、検知結果を随時台所リモコン13に送信する。
台所リモコン13は、上述の表示部131および入力部132の他、制御部133と、記憶部134と、通信部135を備える。表示部131は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンを備える。表示部131が、タッチパネルであってもよい。制御部133は、CPUを備え、記憶部134に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部134は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部135は、制御部133からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。
制御部133は、浴槽に対する人の入退の検知結果を、随時、給湯器11の制御部111から受信し、受信した検知結果を記憶部134に更新記憶させる。また、制御部133は、浴室に対する人の入退の検知結果を、随時、浴室リモコン12の制御部123から受信し、受信した検知結果を記憶部134に更新記憶させる。
さらに、台所リモコン13は、無線通信部136を備える。ここで、無線通信部136は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部136(無線通信モジュール)には、宅内H10に設定されたLAN(Local Area Network)上の機器を特定するためのIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部136は、上述のMACアドレスを保持している。この他、台所リモコン13は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
携帯端末装置30は、表示部301と、入力部302と、制御部303と、記憶部304と、無線通信部305とを備える。表示部301は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンと、表示部301に積層されたタッチパネルとを備える。
制御部303は、CPUを備え、記憶部304に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部304は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。無線通信部305は、制御部303からの制御に従って、ルータ20と通信を行う。無線通信部305は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部305にもIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部305は、上述のMACアドレスを保持している。この他、携帯端末装置30は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信部503を備える。制御部501は、CPUを備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部502は、メモリおよびハードディスクを備え、所定の制御プログラムおよびデータベースを記憶する。通信部503は、制御部501からの制御に従って、所定の制御を行う。
本実施形態1では、予め、給湯装置10に対して遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことが可能な携帯端末装置30が、給湯装置10に対応付けて、サーバ50に登録される。すなわち、予め、給湯装置10と携帯端末装置30とがペアリングされ、ペアリングを示す情報(ペアリング情報)が、サーバ50において管理される。
本実施形態1では、このペアリングが、給湯装置10が設置された建物内において行われる。すなわち、携帯端末装置30の所持者は、原則、給湯装置10が設置された建物内に携帯端末装置30を所持して立ち入らなければ、自身の携帯端末装置30と給湯装置10とをペアリングできない。これにより、悪意の第三者によって不当に、携帯端末装置30と給湯装置10とがペアリングされる可能性が減少する。よって、不当に遠隔制御(遠隔制御および遠隔監視)が行われるリスクを抑制できる。
図3は、給湯装置10と携帯端末装置30とをペアリングする際に、台所リモコン13、携帯端末装置30およびサーバ50の間で行われる情報の送受信の流れを示すシーケンス図である。
台所リモコン13に対してペアリングのための操作がなされると、シーケンス(1)において、台所リモコン13からペアリングのためのアナウンスがブロードキャストで送信される。このアナウンスが携帯端末装置30において受け付けられると、シーケンス(2)において、携帯端末装置30から台所リモコン13にペアリング要求が送信される。このペアリング要求が台所リモコン13において受け付けられると、シーケンス(3)において、台所リモコン13から携帯端末装置30にペアリング応答が送信される。このとき、台所リモコン13のID情報(たとえば、THING)が、台所リモコン13から携帯端末装置30に受け渡される。これにより、台所リモコン13と携帯端末装置30との間で行われるペアリングのための手順が終了する(フェーズ1)。
次に、シーケンス(4)において、携帯端末装置30からサーバ50に対し、ペアリングの登録を要求するためのペアリング通知要求が送信される。ペアリング通知要求には、台所リモコン13のID情報(たとえば、THING)と、携帯端末装置30のID情報およびアドレス情報とが含まれている。携帯端末装置30のID情報として、たとえば、無線通信部305のUUID(Universally Unique Identifier)またはGUID(GloballyUnique Identifier)が用いられる。また、携帯端末装置30のアドレス情報として、たとえば、MACアドレスが用いられる。
ペアリング通知要求がサーバ50に受信されると、サーバ50において、台所リモコン13のID情報(無線通信部136のTHING)と、携帯端末装置30のID情報(無線通信部305のUUID/GUID)およびアドレス情報(MACアドレス)とが対応付けられて、データベースに登録される。これにより、給湯装置10と携帯端末装置30との対応付け(ペアリング)がなされる。
こうしてペアリングの登録が終了すると、シーケンス(5)において、ペアリング通知応答(ペアリング結果)がサーバ50から携帯端末装置30に送信される。これにより、携帯端末装置30において、ペアリングが適正になされたことが確認される。こうして、サーバ50と携帯端末装置30との間で行われる手順が終了する(フェーズ2)。
さらに、シーケンス(6)において、サーバ50から台所リモコン13に対し、ペアリングが登録されたことを示すペアリング結果の通知が送信される。この通知が台所リモコン13において受信されると、上記のように、ペアリング結果に基づき台所リモコン13においてペアリングが適正になされたことが確認され、シーケンス(7)において、ペアリング結果応答が台所リモコン13からサーバ50に送信される。こうして、サーバ50と台所リモコン13との間で行われる手順が終了する(フェーズ3)。これにより、ペアリングのための全てのシーケンスが終了する。
上記のようにして、ペアリング情報がサーバ50に登録されることにより、給湯装置10を遠隔制御可能な携帯端末装置30が、ペアリング情報のID情報により特定される携帯端末装置30に制限される。これにより、給湯装置10の使用者のセキュリティが担保される。
ところで、給湯装置10では、工場出荷前に、給湯器11において使用されるガスの種類や、吸気ファンの駆動電流値の補正値等、給湯器11に関する固有の設定情報が、給湯器11の記憶部112に設定される。これらの設定情報は、EEPROMやフラッシュメモリ等のデータの書き込みが可能な不揮発性メモリに記憶される。このメモリは、給湯器11に設置された回路基板11bに配置されている。
しかしながら、故障等により、回路基板11bが交換される場合がある。この場合、交換後の回路基板には設定情報が保持されていないため、回路基板11bに保持されていた設定情報を交換後の回路基板に引き継ぐ必要がある。
本実施形態1では、回路基板11bが交換される場合に、設定情報を交換後の回路基板に簡便に設定するための構成が設けられている。以下、この構成について説明する。
図4(a)は、給湯器11の制御部111において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。
上記のように、給湯器11の制御部111は、給湯器11において生じた異常をエラーコードとして管理する。図4(a)のフローチャートでは、給湯器11に何らかの異常が生じた場合に、制御部111において、故障が発生したと判定されて、設定情報が、サーバ50に送信される。
すなわち、制御部111は、給湯器11において異常(故障)が生じたか否かを監視する(S101)。故障が生じた場合(S101:YES)、制御部111は、記憶部112に記憶されている設定情報を、台所リモコン13を介してサーバ50に送信する処理を実行する(S102)。
具体的には、制御部111は、記憶部112に記憶されている設定情報を、転送要求とともに、通信部113を介して、台所リモコン13の制御部133に送信する。台所リモコン13の制御部133は、通信部125を介して受信した設定情報を、自身のID情報とともに、無線通信部136を介してサーバ50に送信する。サーバ50の制御部501は、受信した設定情報を、台所リモコン13のID情報に対応づけて記憶部502に記憶させる。これにより、設定情報のアップロードが完了する。
こうして、設定情報のアップロードが完了すると、設定情報の送信に対する応答が、サーバ50から台所リモコン13に送信される。この応答は、台所リモコン13から給湯器11の制御部111に転送される。こうして、応答を受信すると(S103:YES)、制御部111は、処理を終了する。
なお、図4(a)のフローチャートでは、給湯器11に何らかの異常(故障)が生じた場合に、設定情報がサーバ50に送信されたが、給湯器11で起こり得る異常(故障)のうち、回路基板11bが交換される可能性がある異常(故障)が生じた場合のみ、設定情報がサーバ50に送信されてもよい。
図4(b)は、この場合の送信処理を示すフローチャートである。
図4(b)のフローチャートでは、図4(a)のフローチャートに比べて、ステップS110が追加されている。ステップS110では、発生した異常(故障)が、回路基板11bが交換される可能性がある異常(故障)であるかが判定される。ステップS110において指標とされる異常(故障)の種類は、予め、エラーコードとして記憶部112に保持されている。
たとえば、吸気ファンの回転異常(吸気ファンが回転しない場合等に検出される異常)は、ステップS110において指標とされる異常(故障)に含まれる。他方、燃焼器に対する燃料ガスの供給異常(燃料ガスが燃焼動作開始時から燃焼器に供給されない場合や、燃焼動作時には燃焼ガスが燃焼器に供給されたが、その後、燃焼ガスの供給が停止された場合に検出される異常)は、ステップS110において指標とされる異常(故障)に含まれない。
制御部111は、給湯器11に異常(故障)が生じた場合(S101:YES)、この異常(故障)が、予め記憶部112に保持されているエラーコードの何れかに対応する異常(故障)であるか、すなわち、回路基板11bが交換される可能性がある異常(故障)であるかを判定する(S110)。ステップS110の判定がYESの場合、制御部111は、処理をステップS102に進めて、設定情報をサーバ50に送信する。他方、ステップS110の判定がNOの場合、制御部111は、設定情報をサーバ50に送信することなく、処理を終了する。
図4(b)のフローチャートによれば、図4(a)に比べて、設定情報がサーバ50に送信される頻度が低下する。よって、サーバ50において管理される設定情報の容量を減少させることができ、サーバ50の処理負荷を軽減させることができる。
なお、図4(a)または図4(b)のフローチャートによって、設定情報がサーバ50にアップロードされた場合、すなわち、ステップS103において応答をサーバ50から適正に受信した場合、制御部111は、再度、異常(故障)が発生しても、設定情報をサーバ50に送信する処理を実行しないようにしてもよい。これにより、サーバ50に対するアクセスを減少させることができる。
次に、サーバ50から設定情報を取得する際の処理について説明する。
図5(a)は、給湯器11の制御部111において実行される設定情報の取得処理を示すフローチャートである。図5(b)は、サーバ50の制御部501において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。
図5(a)を参照して、給湯器11の制御部111は、記憶部112に設定情報が記憶されているか否かを判定する(S201)。ここで、回路基板11bが交換された場合、交換後の回路基板(記憶部112)には、設定情報が書き込まれていない。したがって、回路基板11bが交換された場合、交換後の回路基板に配置された制御部111は、ステップS201の判定をYESと判定する。
なお、ステップS201の判定は、設定情報が格納されるメモリ領域にデータが存在しない場合の他、設定情報を記憶するメモリ(EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ)に対する書き込み回数が0である場合等、記憶部112に設定情報が記憶されていないことを判定可能な所定の条件に基づいて行われる。
記憶部112に設定情報が記憶されていない場合(S201:YES)、制御部111は、設定情報の送信要求をサーバ50に送信する(S202)。具体的には、制御部111は、設定情報の送信要求を、通信部113を介して、台所リモコン13の制御部133に送信する。台所リモコン13の制御部133は、通信部125を介して送信要求を受信すると、自身のID情報とともに、無線通信部136を介してサーバ50に設定情報の送信要求を送信する。
図5(b)を参照して、サーバ50の制御部501は、台所リモコン13から設定情報の送信要求を受信すると(S301)、送信要求とともに受信した台所リモコン13のID情報を参照し、当該ID情報に対応づけられた設定情報が記憶部502に記憶されているか否かを判定する(S302)。ここで、設定情報が記憶されている場合(S302:YES)、制御部501は、設定情報を含む応答を台所リモコン13に送信し(S303)、処理を終了する。他方、設定情報が記憶されていない場合(S302:NO)、制御部501は、設定情報を含まない応答を台所リモコン13に送信し(S304)、処理を終了する。この応答は、台所リモコン13から給湯器11の制御部111に転送される。
図5(a)を参照して、給湯器11の制御部111は、サーバ50からの応答を受信すると(S203:YES)、受信した応答に設定情報が含まれているか否かを判定する(S204)。設定情報が含まれている場合(S204:YES)、制御部111は、受信した設定情報を記憶部112に記憶させて(S205)、処理を終了する。他方、設定情報が含まれていない場合(S204:NO)、制御部111は、そのまま処理を終了する。
なお、図5(a)、(b)の処理では、回路基板11bが交換されたことに応じて自動で、設定情報がサーバ50から回路基板11b(記憶部112)にダウンロードされる。これに代えて、たとえば、回路基板11bを交換した作業者が、マニュアルで台所リモコン13等を操作して、設定情報をサーバ50から回路基板11b(記憶部112)にダウンロードさせる構成であってもよい。
<実施形態1の効果>
本実施形態1によれば、以下の効果が奏され得る。
所定の送信条件が充足された場合に、設定情報がサーバ50(外部装置)にアップロードされる。このため、故障等により回路基板11bが交換される場合、アップロードされている設定情報を、外部通信網40を介してサーバ50からダウンロードすることにより、交換後の回路基板11bに設定情報を設定することができる。よって、より簡便に、交換後の回路基板11bに設定情報に設定することができる。
また、遠隔制御を管理するサーバ50が、設定情報を管理するための外部装置として共用されているため、システム構成の簡素化を図ることができ、且つ、設定情報のアップロードおよびダウンロードを円滑に行うことができる。
図4(a)のフローチャートでは、設定情報をサーバ50に送信する送信条件が、給湯器11に故障が生じたことに設定されている(S101)。これにより、故障が回路基板11bの交換へと波及したとしても、既に、設定情報がサーバ50にアップロードされているため、回路基板11bの交換の際に、サーバ50に設定情報が存在しないことを回避できる。よって、確実に、交換後の回路基板11bに設定情報に設定することができる。
図4(b)のフローチャートでは、設定情報をサーバ50に送信する送信条件が、給湯器11に回路基板11bを交換する可能性がある故障が生じたことに設定されている(S101、S110)。これにより、故障により回路基板11bの交換がなされる可能性がある場合に、設定情報がサーバ50にアップロードされるため、実際に回路基板11bが交換されたとしても、サーバ50から確実に設定情報を交換後の回路基板11bに設定できる。よって、確実に、交換後の回路基板11bに設定情報に設定することができる。
図5(a)に示したように、制御部111は、記憶部112に設定情報が記憶されていない場合に(S201:YES)、サーバ50から設定情報を取得して記憶部112に記憶させる。これにより、回路基板11bの交換に伴い自動で、サーバ50から設定情報が取得されて、交換後の回路基板11b(記憶部112)に設定される。よって、交換後の回路基板に簡便かつ円滑に設定情報を設定することができる。
<実施形態2>
上記実施形態1では、設定情報をサーバ50に送信する送信条件が、給湯器11に故障が生じたことに設定された。これに対し、本実施形態2では、設定情報をサーバ50に送信する送信条件が、給湯器11が起動されたことに設定される。
図6(a)は、実施形態2に係る、給湯器11の制御部111において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。
制御部111は、給湯器11が起動されたか否かを判定する(S401)。すなわち、制御部111は、回路基板11bに電源が投入されたか否かを判定する。給湯器11が起動されると(S401:YES)、制御部111は、記憶部112に記憶されている設定情報を、台所リモコン13を介してサーバ50に送信する処理を実行する(S402)。
なお、ステップS402における送信処理は、必ずしも、給湯器11が起動された直後に行われなくてもよく、たとえば、起動から所定時間が経過した後に、ステップS402における送信処理が行われてもよい。すなわち、給湯器11が起動されたことを条件として、ステップS402における送信処理が行われればよい。
ステップS402において行われる送信処理のシーケンスは、図4(a)のステップS102におけるシーケンスと同様である。ステップS402において送信された設定情報は、台所リモコン13を介してサーバ50に送信される。また、ステップS403において行われる受信処理のシーケンスは、図4(a)のステップS103におけるシーケンスと同様である。設定情報がサーバ50に登録されると、応答が、サーバ50から台所リモコン13を介して給湯器11に送信され、給湯器11の制御部111に受信される。
本実施形態2によれば、給湯器11が起動されたこと、すなわち、給湯器11の回路基板11bに電源が投入されたことをトリガとして、設定情報がサーバ50にアップロードされる。よって、より確実に、設定情報をサーバ50にアップロードすることができる。これにより、回路基板11bの交換の際に、サーバ50に設定情報が存在しないことをより確実に回避でき、交換後の回路基板11bに対してより確実に設定情報に設定することができる。
<実施形態3>
上記実施形態1では、設定情報をサーバ50に送信する送信条件が、給湯器11に故障が生じたことに設定されが、本実施形態3では、一定時間が経過するごとに、定期的に、設定情報がサーバ50に送信される。
図6(b)は、実施形態3に係る、給湯器11の制御部111において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。
制御部111は、前回の設定情報の送信時点から一定時間が経過したか否かを判定する(S501)。なお、給湯器11の起動時等、未だ設定情報の送信を行っていない場合、制御部111は、ステップS501において、起動時から一定時間が経過したか否かを判定する。前回の設定情報の送信時点から一定時間が経過すると(S501:YES)、制御部111は、記憶部112に記憶されている設定情報を、台所リモコン13を介してサーバ50に送信する処理を実行する(S502)。
ステップS502において行われる送信処理のシーケンスは、図4(a)のステップS102におけるシーケンスと同様である。ステップS502において送信された設定情報は、台所リモコン13を介してサーバ50に送信される。また、ステップS503において行われる受信処理のシーケンスは、図4(a)のステップS103におけるシーケンスと同様である。設定情報がサーバ50に登録されると、応答が、サーバ50から台所リモコン13を介して給湯器11に送信され、給湯器11の制御部111に受信される。
本実施形態2においても、上記実施形態1、2と同様、回路基板11bが交換される場合に、サーバ50にアップロードされている設定情報を、外部通信網40を介してサーバ50からダウンロードすることにより、交換後の回路基板11bに設定情報を簡便に設定することができる。
また、定期的に設定情報がサーバ50に更新してアップロードされるため、たとえば、先にアップロードされた設定情報が通信エラー等によって適切でないような場合に、後続のアップロードによって、設定情報を適切な情報に書き換えられ得る。よって、交換後の回路基板11bに、より適切な設定情報を設定することができる。
<実施形態4>
上記実施形態1〜3では、設定情報がサーバ50にアップロードされたが、本実施形態4では、給湯装置10を使用する使用者の携帯端末装置30に設定情報がアップロードされる。
図7(a)は、実施形態4に係る、給湯器11の制御部111において実行される設定情報の送信処理を示すフローチャートである。図7(b)は、実施形態4に係る、携帯端末装置30の制御部303において実行される設定情報の受信処理を示すフローチャートである。
図7(a)を参照して、給湯器11の制御部111は、給湯器11において異常(故障)が生じたか否かを監視する(S601)。故障が生じた場合(S601:YES)、制御部111は、記憶部112に記憶されている設定情報を、台所リモコン13を介して、当該給湯装置10にペアリングされている携帯端末装置30に送信する処理を実行する(S602)。
本実施形態4では、図3に示したペアリング処理の際に、台所リモコン13の識別IDおよびアドレス情報が携帯端末装置30に受け渡され、携帯端末装置30の識別IDおよびアドレス情報が台所リモコン13に受け渡される。受け渡された識別IDとアドレス情報は、互いに対応づけられて、携帯端末装置30の記憶部304と台所リモコン13の記憶部134に記憶される。
ステップS602において、台所リモコン13の制御部133は、給湯器11の制御部111から受信した設定情報を、自身の識別IDとともに、ルータ20を介して、ペアリング先の携帯端末装置30に送信する。
図7(b)を参照して、携帯端末装置30の制御部303は、図7(a)のステップS602により送信された設定情報を受信すると(S701:YES)、受信した設定情報を記憶部304に記憶させる(S702)。そして、制御部303は、設定情報とともに受信した識別IDに対応づけられたアドレス情報に基づいて、応答を台所リモコン13に送信する(S703)。さらに、制御部303は、設定情報を記憶したことを使用者に報知するための報知情報を出力させる(S704)。この報知情報は、たとえば、報知画面として、携帯端末装置30の表示部301に表示される。これにより、制御部303は、処理を終了する。
図7(b)のステップS703において送信された応答は、台所リモコン13から給湯器11の制御部111に転送される。こうして、応答を受信すると(S603:YES)、制御部111は処理を終了する。
なお、ペアリングされている携帯端末装置30が複数ある場合、ステップS602、S603の処理は、ペアリングされている携帯端末装置30ごとに行われればよい。また、宅内H10に存在する携帯端末装置30のみに対して、ルータ20経由で、設定情報が送信されてもよい。この場合、NFC、Bluetooth(登録商標)、WiFi等の宅内ネットワークを用いて設定情報が携帯端末装置30に送信される。
実施形態4においても、上記実施形態1〜3と同様、回路基板11bが交換される場合に、携帯端末装置30にアップロードされている設定情報を、携帯端末装置30からダウンロードすることができる。これにより、交換後の回路基板11bに設定情報を簡便に設定することができる。
なお、図7(a)のフローチャートでは、故障の発生が設定情報の送信条件に設定されたが(S601)、図4(b)の場合と同様、回路基板11bが交換される可能性がある故障の発生が設定情報の送信条件に設定されてもよく、あるいは、図6(b)、(c)と同様、給湯器11が起動されたこと、または、一定時間が経過したことが設定情報の送信条件に設定されてもよい。
また、ステップS704は省略されてもよい。ただし、ステップS704において報知情報が出力されることにより、使用者は、自身の携帯端末装置30に設定情報がアップロードされたことを把握できる。これにより、使用者は、回路基板11bの交換の際に、自身の携帯端末装置30に設定情報がアップロードされていることを、作業者に示唆することができ、交換後の回路基板11bに対する設定情報のダウンロードが円滑に進められ易くなる。
<変更例>
上記実施形態1〜4では、給湯器11に固有に設定された設定情報がサーバ50または携帯端末装置30等の外部装置にアップロードされたが、この設定情報とともに、使用者が設定した給湯温度や風呂温度等の設定情報がさらに外部装置にアップロードされてもよい。この場合、図6(b)に示した処理により定期的に設定情報がアップロードされると、使用者が設定した最新の設定情報が外部装置に更新記憶される。よって、回路基板11bが交換された場合に、給湯器11に固有の設定情報とともに、使用者が設定した最新の設定情報を、交換後の回路基板11bに設定することができる。
また、上記実施形態1〜4では、設定情報がサーバ50または携帯端末装置30にアップロードされたが、これ以外の外部装置に設定情報がアップロードされてもよい。
また、上記実施形態1〜4では、給湯装置10を構成する台所リモコン13に無線通信部136が設けられたが、無線通信部が給湯器11に設けられて給湯器11がルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13の制御は、給湯器11の制御部111により行われる。あるいは、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13以外に無線通信部を備えた制御ユニットが給湯装置10に配置され、この制御ユニットがルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13による制御は、制御ユニットによって行われる。
なお、給湯装置10を遠隔制御する端末装置に、携帯性がなく所定の場所に設置される据え置き型の端末装置が含まれてもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 給湯システム
10 給湯装置
11 給湯器
13 台所リモコン
30 携帯端末装置
40 外部通信網
50 サーバ
111 制御部
113 通信部
136 無線通信部(通信部)

Claims (8)

  1. 外部通信網に通信可能に接続され、サーバを介して、携帯端末装置により遠隔制御される給湯装置において、
    前記外部通信網を介して通信可能な通信部と、
    給湯器に関する固有の設定情報を記憶する記憶部と、
    所定の送信条件に基づいて、前記記憶部に記憶された前記設定情報を、前記通信部を介して、外部装置に送信する制御部と、を備える、
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1に記載の給湯装置において、
    前記外部装置は、前記サーバである、
    ことを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1または2に記載の給湯装置において、
    前記送信条件は、前記給湯器に故障が生じたことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  4. 請求項3に記載の給湯装置において、
    前記送信条件は、前記給湯器の回路基板を交換する可能性がある故障が生じたことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記送信条件は、前記給湯器が起動されたことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記送信条件は、前回の前記設定情報の送信から一定時間が経過したことを含む、
    ことを特徴とする給湯装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の給湯装置において、
    前記制御部は、前記記憶部に前記設定情報が記憶されていない場合に、前記外部装置から前記設定情報を取得して前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする給湯装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の給湯装置と、
    前記外部装置と、を備える、
    ことを特徴とする給湯システム。
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