JP2023062529A - 機種紹介システムおよびサーバ - Google Patents

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Kunihiro Tsuji
祥記 増田
Yoshinori Masuda
徹 吉川
Toru Yoshikawa
義隆 湊本
Yoshitaka Minamoto
貴志 面川
Takashi Omokawa
千紗 梶間
Chisa Kajima
絵里加 西島
Erika Nishijima
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Abstract

【課題】機種選びの際のユーザ等の手間を軽減する機種紹介システム及びサーバを提供する。【解決手段】機器紹介システムの一種であるアフターサービス進捗通知システム1において、コンタクトサーバ10は、住宅設備機器のアフターサービスの依頼を受け付けて、当該アフターサービスの進捗状況を端末装置20に送信する機能を有するとともに、住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部111と、取得された機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部112と、検索された現行機種紹介情報を、進捗状況に加えて外部通信網3を介して端末装置20に送信する紹介情報出力部113と、を備える。端末装置20は、コンタクトサーバ10から送信された進捗状況と現行機種紹介情報とを操作表示部230に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、使用中の機種から取り替えられ得る現行機種の紹介を行うための機能を実行可能な機種紹介システムおよびサーバに関する。
従来、給湯器で生成された湯水を、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給する給湯装置が知られている。耐用年数の経過などにより、家屋に設置された給湯装置の取替が必要となった場合、使用中の機種と同等な仕様を有する現行機種(現在販売中の機種)が選ばれることが多い。たとえば、給湯装置が、ガス給湯装置である場合、主な仕様項目として、機能の数(給湯機能のみの単機能、追い炊き機能や暖房機能が付加された複合機能)、加熱方式(従来型、潜熱回収型)、号数などが挙げられる。
このような場合、ユーザや販売代理店(以下ユーザ等という)は、自身で使用中の機種の仕様を確認し、製品カタログやメーカのホームぺージなどを参照して、そこに掲載された現行機種の中から同等な仕様の機種を選び出すことになる。
なお、給湯装置を導入する際の支援に関して、特許文献1には、給湯装置の導入時に利用可能な費用支援制度の費用支援情報を外部サーバから提供するようにした温水システムが記載されている。
特開2020-52708号公報
上記のように、ユーザ等が自身で使用中の機種の仕様を逐一確認して、現行機種の中から同等な仕様の機種を探し出すことは、ユーザ等にとって大きな手間となりやすい。
このような課題は、給湯装置以外の住宅設備機器に関する機種選びの際にも生じ得る。なお、他の住宅設備機器として、ガスコンロ、ガスファンヒータ、エアコン等を挙げることができる。
かかる課題に鑑み、本発明は、住宅設備機器の機種選びの際のユーザ等の手間を軽減し得る機種紹介システムおよびサーバを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、機種紹介システムに関する。本態様に係る機種紹介システムは、表示部を有する端末装置と、前記端末装置と外部通信網を介して通信可能なサーバとを備える。ここで、前記サーバは、住宅に設置される住宅設備機器のアフターサービスの依頼を受け付けて、当該アフターサービスの進捗状況を前記端末装置に送信する機能を有するとともに、前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、検索された前記現行機種紹介情報を、前記進捗状況に加えて前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備える。前記端末装置は、前記サーバから送信された前記進捗状況と前記現行機種紹介情報とを前記表示部に表示する。
現行機種紹介情報は、たとえば、現行機種が紹介されたページのURL(Uniform ResourceLocator)、および、現行機種が紹介されたページの画像(ページ自身)を含む。
たとえば、所定の関係は、仕様が同等または類似する関係とすることができる。
本態様に係る機種紹介システムによれば、端末装置の表示部に表示された現行機種紹介情報を利用することにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となる。これにより、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
さらに、端末装置の表示部には、アフターサービスの進捗状況とともに機種紹介情報が表示されるので、住宅設備機器の消耗が進み、新しい住宅設備機器への取替が検討されやすいタイミングにおいて、取替に適する現行機種を知ることができる。
本態様に係る機種紹介システムにおいて、前記紹介情報出力部は、前記現行機種紹介情報を前記アフターサービスの完了を示す前記進捗状況に加えて前記端末装置に送信するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、アフターサービスが完了したときに現行機種紹介情報を受け取ることができる。
本発明の第2の態様は、機種紹介システムに関する。本態様に係る機種紹介システムは、表示部を有する端末装置と、住宅に設置される住宅設備機器と、前記端末装置および前記住宅設備機器と外部通信網を介して通信可能なサーバと、を備える。ここで、前記サーバは、前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備える。前記住宅設備機器は、前記機種情報を前記サーバへ送信し、前記端末装置は、前記サーバから送信された前記現行機種紹介情報を前記表示部に表示する。
本態様に係る機種紹介システムによれば、上記第1の態様と同様、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
さらに、住宅設備機器からサーバに機種情報が送信されるので、人手により、住宅設備機器の機種を調べて機種情報をサーバへ送信したり入力したりする、という作業が不要となり、利便性が向上する。
本態様に係る機種紹介システムにおいて、前記紹介情報出力部は、前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記住宅設備機器に送信するような構成とされ得る。この場合、前記住宅設備機器は、前記現行機種紹介情報を表示する表示部を備えるような構成とされ得る。
上記の構成によれば、住宅設備機器自身に現行機種紹介情報が表示されるので、端末装置を利用せずに現行機種紹介情報を見ることが可能となる。
本発明の第3の態様は、機種紹介システムに関する。本態様に係る機種紹介システムは、住宅に設置され、表示部を有する住宅設備機器と、前記住宅設備機器と外部通信網を介して通信可能なサーバとを備える。ここで、前記サーバは、前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記住宅設備機器に送信する紹介情報出力部と、を備える。前記住宅設備機器は、前記機種情報を前記サーバへ送信し、前記サーバから送信された前記現行機種紹介情報を前記表示部に表示する。
本態様に係る機種紹介システムによれば、住宅設備機器の表示部に表示された現行機種紹介情報を利用することにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となる。これにより、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
さらに、住宅設備機器からサーバに機種情報が送信されるので、人手により、住宅設備機器の機種を調べて機種情報をサーバへ送信したり入力したりする、という作業が不要となり、利便性が向上する。
第2の態様または第3の態様に係る機種紹介システムにおいて、前記住宅設備機器は、給湯装置とされ得る。この場合、前記給湯装置が、当該給湯装置の使用状況に係る使用状況情報を前記サーバに送信し、前記サーバが、前記使用状況情報に基づいて前記現行機種紹介情報の検索および送信を行うような構成が採られ得る。
前記使用状況情報は、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数、累積燃焼負荷およびエラー情報のうち、少なくとも一つを含み得る。
上記の構成によれば、使用中の給湯装置がある程度消耗することで新しい機種への取替が検討されやすいタイミングにおいて、取替に適する現行機種を知ることができる。
本発明の第4の態様は、表示部を有する端末装置と住宅に設置される住宅設備機器とに外部通信網を介して通信可能なサーバに関する。本態様に係るサーバは、前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備える。前記住宅設備機器は、前記機種情報を前記サーバへ送信し、前記端末装置は、前記サーバから送信された前記機種紹介情報を前記表示部に表示する。
本態様に係るサーバによれば、第2の態様に係る機種紹介システムと同様の効果を奏することができる。
以上のとおり、本発明によれば、住宅設備機器の機種選びの際のユーザ等の手間を軽減し得る機種紹介システムおよびサーバを提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施形態1に係る、アフターサービス進捗通知システムの構成を示す図である。図1(b)は、実施形態1に係る、コンタクトサーバの回路ブロックを示す図である。図1(c)は、実施形態1に係る、端末装置の回路ブロックを示す図である。 図2は、実施形態1に係る、住宅設備機器の修理が行われるときのアフターサービス進捗通知システムの動作について説明するための図である。 図3(a)は、実施形態1に係る、機種対応テーブルの構成を示す図である。図3(b)は、実施形態1に係る、紹介情報テーブルの構成を示す図である。 図4(a)は、実施形態1に係る、コンタクトサーバの制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図4(b)は、実施形態1に係る、現行機種紹介情報を含む修理完了通知画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態2に係る、給湯システムの構成を示す図である。 図6は、実施形態2に係る、給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図7は、実施形態2に係る、給湯器の燃焼系および配管の構成を模式的に示す図である。 図8(a)は、実施形態2に係る、給湯器の記憶部に記憶される使用状況情報の構成を示す図である。図8(b)は、実施形態2に係る、サーバの記憶部に記憶される機種情報の構成を示す図である。 図9(a)、(b)は、実施形態2に係る、給湯器の制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。 図10(a)は、実施形態2に係る、サーバの制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図10(b)は、実施形態2に係る、端末装置に表示される機種紹介画面の一例を示す図である。 図11(a)は、実施形態3に係る、機種紹介システムの構成を示す図である。図11(b)、(c)は、それぞれ、端末装置に表示される機種情報入力画面および機種紹介画面の一例を示す図である。 図12(a)は、実施形態3に係る、端末装置の制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図12(b)は、実施形態3に係る、サーバの制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。 図13(a)は、実施形態4に係る、端末装置の回路ブロックを示す図である。図13(b)は、実施形態4に係る、端末装置の制御部により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本発明の機種紹介システムの実施形態1となるアフターサービス進捗通知システム1について説明する。
図1(a)は、実施形態1に係る、アフターサービス進捗通知システム1の構成を示す図である。
図1(a)に示すように、アフターサービス進捗通知システム1は、コンタクトサーバ10と、端末装置20と、サービスサーバ4と、を備える。コンタクトサーバ10は、販売代理店とサービスセンターとの間で、住宅に設置される住宅設備機器のアフターサービスの仲介を行う仲介センターが所有する。サービスセンターおよび仲介センターは、たとえば、住宅設備機器の製造メーカに属する。住宅設備機器は、たとえば、給湯装置である。住宅設備機器は、給湯装置以外、たとえば、ガスコンロ、ガスファンヒータ、エアコンなどであってもよい。
端末装置20は、住宅設備機器の販売代理店が保有する。端末装置20は、たとえば、携帯電話機、携帯型のタブレット端末等の携帯端末装置である。この他、端末装置20は、据置型またはノート型のパーソナルコンピュータであってもよい。
端末装置20は、ルータ2および外部通信網3を介してコンタクトサーバ10と通信可能である。コンタクトサーバ10は、外部通信網3を介して、サービスセンターが所有するサービスサーバ4と通信可能に接続される。
ルータ2は、外部通信網3に接続するための通信中継器である。外部通信網3は、たとえば、インターネットである。
アフターサービス進捗通知システム1では、販売代理店がユーザから住宅設備機器の修理、保守点検などのアフターサービスの依頼を受け付けると、端末装置20からコンタクトサーバ10にアフターサービスの依頼が行われる。コンタクトサーバ10は、サービスサーバ4にアフターサービスの依頼を受け渡し、進捗状況が変わる都度、サービスサーバ4から進捗状況の報告を受ける。コンタクトサーバ10は、アフターサービスの進捗状況を、当該進捗状況が変わったことに応じて、あるいは、端末装置20から問合せを受けたことに応じて、端末装置20に送信する。端末装置20は、進捗状況の表示を行う。
さらに、アフターサービス進捗通知システム1は、機種紹介システムとして、アフターサービスの依頼を受けた機種の取替に適した現行機種を紹介するための現行機種紹介情報をコンタクトサーバ10で検索し、端末装置20に表示する現行機種紹介機能を備える。現行機種紹介情報は、進捗状況とともに端末装置20に表示される。現行機種紹介情報には、たとえば、現行機種を紹介するウェブページのURLが含まれる。
図1(b)は、コンタクトサーバ10の回路ブロックを示す図である。
コンタクトサーバ10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部120に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部120は、メモリおよびハードディスクを備え、所定のプログラムおよびデータベースを記憶する。通信部130は、制御部110からの制御に従って、所定の通信を行う。
記憶部120に記憶されるプログラムには、現行機種紹介機能のためのプログラムが含まれる。当該プログラムは、制御部110に、住宅設備機器の機種情報を取得する機能と、取得された機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための機種紹介情報を検索する機能と、検索された機種紹介情報を出力する機能と実行させる。当該プログラムによって、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能が制御部110に付与される。機種情報取得部111は、住宅設備機器の機種情報を取得する。紹介情報検索部112は、取得された機種情報に基づいて現行機種紹介情報を検索する。紹介情報出力部113は、検索された現行機種紹介情報を出力し、外部通信網3を介して端末装置20に送信する。実施形態1では、所定の関係は、機種情報と仕様が同等である関係である。
図1(c)は、端末装置20の回路ブロックを示す図である。
端末装置20は、制御部210と、記憶部220と、操作表示部230と、音声出力部240と、無線通信部250と、を備える。
制御部210は、マイクロコンピュータを備え、記憶部220に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部220は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
操作表示部230は、タッチパネルからなり、各種の画面(画像)を表示するとともに、画面に対する操作入力を受け付ける。音声出力部240は、内部スピーカおよび外部スピーカを含み、制御部210からの音声信号に基づく音声を出力する。無線通信部250は、ルータ2および基地局(図示せず)との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。
図2は、住宅設備機器の修理が行われるときのアフターサービス進捗通知システム1の動作について説明するための図である。
販売代理店は、ユーザから住宅設備機器の修理依頼を受けると、端末装置20を用いて仲介センターへ修理依頼を行う。即ち、販売代理店は、端末装置20の操作表示部230に修理依頼のための依頼情報を入力する。依頼情報には、ユーザの連絡先(電話番号、住所等)が含まれる。端末装置20からコンタクトサーバ10へ依頼情報が送信される。
なお、販売代理店から仲介センターへ電話で修理依頼が行われ、仲介センターのオペレータが、コンタクトサーバ10に接続された端末装置を用いてコンタクトサーバ10に依頼情報を入力する場合もある。この場合は、依頼情報に、ユーザの連絡先に加えて販売代理店が保有する端末装置20のアドレス情報が含まれる。
コンタクトサーバ10は、依頼情報を取得すると、修理依頼を受け付け、当該修理に受付番号を付与する。コンタクトサーバ10には、記憶部120に、受付番号に対応付けて、現在の作業状態を示す作業ステータス(作業ST)の記憶領域が用意されている。コンタクトサーバ10は、作業ステータスを「修理受付済」とし、受付番号を、修理依頼を受けた販売代理店の端末装置20に送信する。
端末装置20では、操作表示部230に受付完了を通知する画面の表示が行われる。
コンタクトサーバ10は、サービスサーバ4に依頼情報(受付番号を含む)を送信する。サービスサーバ4は、依頼情報を受信すると修理を受け付け、受付完了の通知をコンタクトサーバ10に送信する。コンタクトサーバ10は、受付完了の通知を受信すると、作業ステータスを「修理手配済」に変更する。
その後、修理の担当者が決まると、当該担当者がサービスサーバ4に登録され、登録された担当者の情報がコンタクトサーバ10に送信される。コンタクトサーバ10は、担当者の情報を受信すると、作業ステータスを「担当者分担済」に変更する。
その後、修理依頼を受けたユーザへの訪問日程が決まると、当該訪問日程がサービスサーバ4に登録され、登録された訪問日程の情報がコンタクトサーバ10に送信される。コンタクトサーバ10は、訪問日程の情報を受信すると、作業ステータスを「アポイント済」に変更する。
コンタクトサーバ10は、訪問日程の情報を、端末装置20に送信する。訪問日程は、進捗状況を示す情報の一つである。訪問日程の情報が送信されると、作業ステータスが「作業中」に変更される。
端末装置20では、操作表示部230に訪問日程を通知する画面の表示が行われる。
販売代理店は、端末装置20を用いて、依頼した修理の進捗状況を確認することができる。販売代理店により端末装置20の操作表示部230に進捗状況の問合せのための入力が行われ、これに基づいて、端末装置20からコンタクトサーバ10へ問合せが行われる。
コンタクトサーバ10は、進捗情報の問合せを受信すると、作業ステータスの内容に基づいて現在の進捗状況を把握し、問合せを受けた端末装置20に進捗状況を送信する。たとえば、作業ステータスが、それぞれ、「修理手配済」、「担当者分担済」、「作業中」である場合、進捗状況は、それぞれ、「担当者調整中」、「訪問日程調整中」、「修理作業待ち」となる。
端末装置20では、操作表示部230に進捗状況を通知する画面の表示が行われる。
その後、サービスマンがユーザ宅を訪問して住宅設備機器の修理を完了すると、修理の完了がサービスサーバ4に登録される。さらに、修理された住宅設備機器の機種情報が、サービスサーバ4に登録される。機種情報は、住宅設備機器の機種を特定するための情報であり、たとえば、品番である。機種情報は、修理の際にサービスマンが確認する。サービスサーバ4は、修理完了の通知と機種情報(品番)をコンタクトサーバ10に送信する。
コンタクトサーバ10は、修理完了の通知と機種情報を受信すると、作業ステータスを「修理完了」に変更する。
さらに、コンタクトサーバ10は、現行機種紹介機能を実行し、受信した機種情報に基づいて、修理された機種(住宅設備機器)からの取替に適する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報(たとえば、紹介ページのURL)を検索する。修理された住宅設備機器は、使用開始から年数が長く経過していることが多く、既に販売が終了していることが多い。よって、機種情報が、既に販売が終了している旧来機種のものである場合、その旧来機種と仕様が同等である後継の現行機種に関する現行機種紹介情報が検索される。
コンタクトサーバ10は、現行機種紹介情報が付加された修理完了の通知を、端末装置20に送信する。修理完了の通知は、進捗状況を示す情報の一つである。
端末装置20は、操作表示部230に、現行機種紹介情報が含まれた、修理完了を通知する画面を表示する。販売代理店は、現行機種紹介情報、たとえば、現行機種の紹介ページのURLを利用することにより、修理された機種(住宅設備機器)の仕様を自身で調べることなしに、その機種からの取替に適する現行機種を把握でき、当該現行機種への交換をユーザに勧めることができる。
なお、住宅設備機器の使用開始から所定年数が経過したときに、販売代理店がユーザから保守点検の依頼を受け得る。この保守点検の依頼の場合も、アフターサービス進捗通知システム1において、修理の依頼の場合と同様な動作が行われる。
次に、現行機種紹介機能について、詳細に説明する。
図3(a)は、機種対応テーブル121の構成を示す図である。図3(b)は、紹介情報テーブル122の構成を示す図である。
コンタクトサーバ10には、記憶部120に、現行機種紹介機能に利用される機種対応テーブル121と紹介情報テーブル122とが保持されている。
図3(a)に示すように、機種対応テーブル121には、旧来機種の機種情報(以下、旧来機種情報という)と、旧来機種と仕様が同等である後継の現行機種の機種情報(以下、現行機種情報という)とが対応付けられて登録されている。機種情報は、たとえば、品番である。
図3(b)に示すように、紹介情報テーブル122には、現行機種情報と、当該現行機種情報で特定される現行機種を紹介するための現行機種紹介情報とが対応付けられて登録されている。現行機種紹介情報には、たとえば、現行機種を紹介する紹介ページのURL、および、当該紹介ページの画像が含まれる。
図4(a)は、コンタクトサーバ10の制御部110により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能により実行される。
コンタクトサーバ10がサービスサーバ4から機種情報を受信すると、制御部110により、現行機種紹介機能のための制御処理が開始される。
図4(a)を参照して、制御部110は、通信部130が受信した機種情報を取得する(S101)。なお、上述の通り、サービスサーバ4からの機種情報は、修理された住宅設備機器のものである。よって、取得された機種情報は、旧来機種情報であることが多い。
制御部110は、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と仕様が同等である現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する(S102)。
具体的には、制御部110は、機種対応テーブル121を参照して、取得した機種情報が旧来機種情報であるか否かを確認し、旧来機種情報である場合は、その旧来機種情報に対応付けられた現行機種情報を機種対応テーブル121から読み出す。そして、制御部110は、紹介情報テーブル122を参照し、読み出した現行機種情報に対応付けられた現行機種紹介情報を紹介情報テーブル122から読み出す。一方、取得した機種情報が、旧来機種情報でない場合は、現行機種情報である。この場合、制御部110は、紹介情報テーブル122を参照し、取得した機種情報、即ち現行機種情報に対応付けられた現行機種紹介情報を紹介情報テーブル122から読み出す。
修理された住宅設備機器が旧来機種である場合、その後継機種である現行機種の現行機種紹介情報が検索される。住宅設備機器がガス給湯装置である場合、後継機種では、搭載された機能(給湯、湯張り、追い焚き等)、号数、加熱方式など、主要な仕様が、旧来機種と同じになる。
制御部110は、検索された現行機種紹介情報を含む修理完了通知画面M1の画面データを生成する(S103)。そして、制御部110は、生成した修理完了通知画面M1の画面データを端末装置20に送信する(S104)。こうして、検索された現行機種紹介情報が、制御部110により出力されて、端末装置20に送信される。
端末装置20では、無線通信部250が、修理完了通知画面M1の画面データを受信する。そして、制御部210が、修理完了通知画面M1を操作表示部230に表示させる。
図4(b)は、現行機種紹介情報を含む修理完了通知画面M1の一例を示す図である。
図4(b)に示すように、修理完了通知画面M1には、修理の完了に係る情報に加えて、現行機種紹介情報として、現行機種の紹介ページのURLが含まれる。URLにはリンクが貼られており、URLにタッチ操作がなされると、操作表示部230に現行機種の紹介ページが表示される。
<実施形態1の効果>
アフターサービス進捗通知システム1によれば、コンタクトサーバ10が、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索し、検索された現行機種紹介情報を端末装置20に送信する。そして、端末装置20が、現行機種紹介情報を操作表示部230に表示する。これにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となるので、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
さらに、アフターサービス進捗通知システム1によれば、機種情報と仕様が同等である現行機種を紹介するための現行機種紹介情報が検索されて表示されるので、仕様が同等である住宅設備機器への取替が容易になる。
さらに、アフターサービス進捗通知システム1によれば、アフターサービスの依頼を受けた住宅設備機器について、アフターサービスの進捗状況とともに現行機種紹介情報が端末装置20に表示されるので、住宅設備機器の消耗が進み、新しい住宅設備機器への取替が検討されやすいタイミングにおいて、販売代理店等が、取替に適する現行機種を知ることができる。
<実施形態2>
本発明の機種紹介システムの実施形態2となる給湯システム5について説明する。
図5は、実施形態2に係る、給湯システム5の構成を示す図である。
図5に示すように、給湯システム5は、給湯装置30と、サーバ11と、端末装置21と、を備える。給湯装置30および端末装置21は、ルータ2および外部通信網3を介してサーバ11と通信可能である。
給湯装置30は、給湯器31と、リモートコントローラ32、33とを備えている。給湯器31は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器31により生成された湯は、給湯口31aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽B1(図7参照)、カラン等に供給される。給湯器31が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器31から湯が供給される。
リモートコントローラ32、33は、給湯器31に接続され、給湯装置30の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ32は、表示部321と、操作部322とを備え、リモートコントローラ33は、タッチパネルからなる操作表示部331と、運転ボタン332とを備える。操作者は、表示部321に表示された画面に従って操作部322を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。また、操作者は、操作表示部331を操作することによっても、湯張り等の設定を行える。さらに、操作者は、操作部322および操作表示部331を操作することにより、湯張り等の機能(運転)を開始させることができる。
リモートコントローラ32は、浴室に設置され、リモートコントローラ33は、浴室外部のキッチン等に設置される。リモートコントローラ32、33には、音声を入出力するための音声窓32a、33aが設けられている。
以下、浴室に設置されるリモートコントローラ32を、「浴室リモコン32」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ33を、「台所リモコン33」と称する。
浴室リモコン32の操作部322には、運転ボタン322aが含まれている。運転ボタン322a、332は、給湯器31を運転オン状態と運転オフ状態とに切り替えるためのボタンである。
浴室リモコン32および台所リモコン33が運転オフ状態にあるとき、表示部321および操作表示部331は消灯状態にあり、運転ボタン322a、332以外の操作ボタンの操作は受け付けられない。運転ボタン322a、332が操作され、運転オン状態になると、表示部321および操作表示部331が点灯して設定内容が表示され、各操作ボタンの操作が受け付け可能となる。
さらに、操作部322および操作表示部331には、給湯温度を変更するためのボタンが含まれている。また、操作部322および操作表示部331には、追い焚き機能、ふろ自動機能等を実行するためのボタンが含まれている。なお、ふろ自動機能には、浴槽B1に湯を張る湯張り機能と、浴槽B1の湯の保温するための追い焚き機能とが含まれる。
給湯装置30には、当該給湯装置30に対する遠隔制御の管理などを行うために、外部通信網3を介して、サーバ11が接続されている。台所リモコン33は、ルータ2および外部通信網3を介して、サーバ11と通信を行う。端末装置21が宅内H10に存在する場合、端末装置21は、ルータ2および外部通信網3を介してサーバ11と通信を行う。また、端末装置21が宅外にある場合、端末装置21は、外部に設置されたルータ(図示せず)または基地局(図示せず)を介して外部通信網3に接続され、サーバ11と通信を行う。
台所リモコン33には、遠隔制御(遠隔操作)のためのプログラムが搭載されている。また、端末装置21には、遠隔制御(遠隔操作)のためのアプリケーションソフトが、サーバ11からダウンロードされ、インストールされる。これらプログラムおよびアプリケーションソフトに、サーバ11にアクセスするためのアドレス情報(たとえば、IPアドレス)が含まれている。台所リモコン33と端末装置21は、このアドレス情報に基づいて、サーバ11にアクセスし、通信を行う。
アプリケーションソフトがインストールされた、遠隔制御(遠隔操作)の機能を有する給湯装置30とサーバ11との間において、これらの間で通信を行うための初期設定が実施される。初期設定の際、台所リモコン33のアドレス情報とID情報(識別情報)が、台所リモコン33からサーバ11に送信されて、サーバ11に登録される。
また、初期設定の際や初期設定の後に、アプリケーションソフトがインストールされており給湯装置30に対して遠隔制御(遠隔操作)を行うことが可能な端末装置21が、ペアリング処理により、給湯装置30に対応付けてサーバ11に登録される。具体的には、給湯装置30(台所リモコン33)のID情報と端末装置21のID情報およびアドレス情報とが互いに対応づけられて、サーバ11に登録される。
こうして、アプリケーションソフトが端末装置21にインストールされるとともに、端末装置21に関する情報がサーバ11に登録されることにより、当該端末装置21の使用者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、端末装置21を用いて、給湯装置30に対する遠隔制御を行うことができる。
すなわち、端末装置21が宅内H10と宅外の何れにある場合も、使用者が端末装置21で行った操作に基づく指令は、外部通信網3を介して、一旦、サーバ11に送信される。これを受けて、サーバ11は、指令を受信した端末装置21に予め対応付けられている給湯装置30に対して、受信した指令を送信する。サーバ11からの指令が、外部通信網3およびルータ2を介して、対応する給湯装置30の台所リモコン33に送信される。こうして、端末装置21からの遠隔操作により、給湯装置30において、使用者が要求する内容の設定が行われたり、使用者が要求する機能が開始されたりする。
また、給湯装置30の状態情報が、所定周期で随時、台所リモコン33からルータ2を介してサーバ11に送信される。状態情報は、現在の給湯装置30の設定状態および動作状態を示す情報である。端末装置21は、給湯システム5のアプリケーションソフトにより、最新の状態情報をサーバ11から取得して表示させることができる。これにより、端末装置21の使用者は、宅内H10および宅外の何れにおいても、給湯装置30の状態を監視することができる。
図6は、給湯システム5を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器31は、制御部311と、記憶部312と、通信部313と、検出部314と、を備える。制御部311は、マイクロコンピュータを備え、記憶部312に記憶されたプログラムに従って、給湯器31内の各部の制御を行う。記憶部312は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
通信部313は、制御部311からの制御に従って、浴室リモコン32および台所リモコン33と通信を行う。通信部313は、2芯通信線L1、L2を介して、浴室リモコン32の通信部325および台所リモコン33の通信部335と接続されている。また、2芯通信線L1、L2は、通信部313の内部において、互いに接続されている。したがって、浴室リモコン32の通信部325と台所リモコン33の通信部335は、2芯通信線L1、L2によって互いに接続されている。このため、通信部313、325、335の何れかから送信された信号は、他の通信部に同時に送信される。
検出部314は、給湯器31に配置された各種センサを含んでいる。たとえば、検出部314は、湯水の温度を検出するための温度センサ、湯水の供給を検出するための流量センサ等を含んでいる。
図7は、給湯器31の燃焼系および配管の構成を模式的に示す図である。
図7に示すように、給湯器31は、図6に示した構成の他、給湯部340と、追い焚き部350と、湯張り部360とを備える。
給湯部340は、給水管路341と、給湯熱交換器342と、給湯管路343と、給湯燃焼器344と、給気ファン345とを含む。給水管路341は、水道管と給湯熱交換器342とに繋がり、給湯管路343は、給湯熱交換器342と浴室水栓W1および外部水栓W2とに繋がる。給湯燃焼器344には、比例弁346の開度に応じた量のガス(燃料ガス)が給湯ガス管路347を通じて供給される。図示しないガス電磁弁が開放されると、給湯ガス管路347にガスが供給される。給湯燃焼器344は、ガスを燃料として、ガスの供給量に応じた強さで燃焼する。
給気ファン345は、給湯燃焼器344に燃焼用の空気を供給する。給気ファン345には、ファンと、ファンを駆動するモータと、ファンの回転数を検出する回転センサとが含まれる。
追い焚き部350は、戻り管路351と、ふろ熱交換器352と、往き管路353と、ふろ燃焼器354と、循環ポンプ355とを含む。戻り管路351は、浴槽B1の循環アダプタB1aとふろ熱交換器352とに繋がり、往き管路353は、ふろ熱交換器352と循環アダプタB1aとに繋がる。
ふろ燃焼器354には、比例弁356の開度に応じた量のガス(燃料ガス)がふろガス管路357を通じて供給される。図示しないガス電磁弁が開放されると、ふろガス管路357にガスが供給される。ふろ燃焼器354は、ガスを燃料として、ガスの供給量に応じた強さで燃焼する。給気ファン345が給湯部340と追い焚き部350との間で共用され、給気ファン345からふろ燃焼器354に燃焼用の空気が供給される。戻り管路351に、循環ポンプ355および水位センサS1が配置される。水位センサS1は、戻り管路351内の水圧に基づいて浴槽B1内の水位を検出する。
湯張り部360は、湯張り管路361と、給湯電磁弁362とを含む。湯張り管路361は、給湯管路343と戻り管路351とに繋がる。給湯電磁弁362は、湯張り管路361を開閉する。
制御部311は、給湯部340の給湯燃焼器344、給気ファン345および比例弁346、追い焚き部350のふろ燃焼器354、循環ポンプ355および比例弁356、湯張り部360の給湯電磁弁362などを制御する。
浴室水栓W1または外部水栓W2が開かれると、給湯機能が実行される。水道管からの水が給水管路341を通じて給湯熱交換器342に導入されるとともに、給湯燃焼器344が燃焼して給湯熱交換器342が加熱される。給湯熱交換器342に導入された水が加熱されて湯となり、湯が給湯管路343を通じて浴室水栓W1または外部水栓W2に供給される。浴室水栓W1または外部水栓W2が閉じられると、水道管から給水管路341への給水が停止するとともに給湯燃焼器344の燃焼が停止する。
また、制御部311は、給湯部340を制御して、湯張り機能(ふろ自動機能)を実行する。この場合、給湯電磁弁362が開放されるとともに、水道管からの水が給水管路341を通じて給湯熱交換器342に導入され、給湯熱交換器342で加熱される。そして、給湯熱交換器342からの湯が給湯管路343および湯張り管路361を通じて戻り管路351に導入される。
戻り管路351に導入された湯の一部は、戻り管路351を循環アダプタB1a側へと流れ、循環アダプタB1aから浴槽B1内に注がれる。戻り管路351に導入された湯の残りは、戻り管路351をふろ熱交換器352側へと流れ、さらにふろ熱交換器352および往き管路353を流れて循環アダプタB1aから浴槽B1内に注がれる。
給湯が行われて浴槽B1内に湯が溜められると、戻り管路351、ふろ熱交換器352および往き管路353が水で満たされた状態となる。これにより、水位センサS1での浴槽B1内の水位検出が可能となる。浴槽B1内の水位が予め設定された水位に到達したことが水位センサS1により検出されると、給湯電磁弁362が閉じられ、水道管から給水管路341への給水が停止するとともに給湯燃焼器344の燃焼が停止する。
この他、制御部311は、追い焚き部350を制御して、追い焚き機能を実行する。この場合、循環ポンプ355が作動するとともにふろ燃焼器354が燃焼する。浴槽B1内の湯が、戻り管路351、ふろ熱交換器352および往き管路353からなる循環路と浴槽B1との間で循環し、その間にふろ熱交換器352で加熱される。
給湯器31には、水位センサS1の他に、給水管路341の流量を検出するための流量センサS2と、給水管路341に導入された水の温度を検出するためのサーミスタS3と、給湯熱交換器342で加温された後の湯水の温度を検出するためのサーミスタS4とを備えている。これらのセンサは、図6の検出部314に含まれる。
図6に戻り、浴室リモコン32は、上述の表示部321および操作部322の他、制御部323と、記憶部324と、通信部325と、スピーカ326とを備える。表示部321は、たとえば、液晶パネルにより構成される。操作部322は、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部321が、タッチパネルであってもよい。
制御部323は、マイクロコンピュータを備え、記憶部324に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部324は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
通信部325は、制御部323からの制御に従って、給湯器31および台所リモコン33と通信を行う。スピーカ326は、制御部323により生成された音声信号に基づく音声を出力する。スピーカ326から出力された音声は、図5の音声窓32aから出力される。
台所リモコン33は、上述の操作表示部331および運転ボタン332の他、制御部333と、記憶部334と、通信部335と、スピーカ336と、無線通信部337と、を備える。
制御部333は、マイクロコンピュータを備え、記憶部334に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部334は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
通信部335は、制御部333からの制御に従って、給湯器31および浴室リモコン32と通信を行う。スピーカ336は、制御部333により生成された音声信号に基づく音声を出力する。スピーカ336から出力された音声は、図5の音声窓33aから出力される。
無線通信部337は、ルータ2との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。サーバ11には、台所リモコン33(給湯装置30)のアドレス情報およびID情報として、無線通信部337のアドレス情報およびID情報が登録される。
サーバ11は、上記実施形態1のコンタクトサーバ10と同様な構成であり、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。
記憶部120には、現行機種紹介機能のためのプログラムが記憶され、当該プログラムにより、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能が制御部110に付与される。
端末装置21は、たとえば、携帯電話機、携帯型のタブレット端末等の携帯端末装置、据置型またはノート型のパーソナルコンピュータなどである。端末装置21は、上記実施形態1の端末装置20と同様な構成であり、制御部210と、記憶部220と、操作表示部230と、音声出力部240と、無線通信部250と、を備える(図1(c)参照)。
給湯システム5は、上記実施形態1のアフターサービス進捗通知システム1と同様に、機種紹介システムとして、給湯装置30の機種の取替に適した現行機種を紹介するための現行機種紹介情報(たとえば、紹介ページのURL)をサーバ11で検索し、端末装置21および給湯装置30に表示する現行機種紹介機能を備える。
給湯システム5の現行機種紹介機能では、給湯装置30が、当該給湯装置30の使用状況に係る使用状況情報をサーバ11に送信する。サーバ11は、使用状況情報に基づいて現行機種紹介情報の検索および送信を行う。
使用状況情報は、給湯装置30(給湯器31)の消耗具合の指標となる情報である。サーバ11では、使用状況情報に基づいて、現行機種紹介情報を送信すべき紹介タイミングが到来したか否かが判定され、紹介タイミングが到来したとき、即ち、給湯装置30がある程度の消耗したタイミングで、現行機種紹介情報が検索されて端末装置21および給湯装置30に送信される。
図8(a)は、給湯器31の記憶部312に記憶される使用状況情報の構成を示す図である。
現行機種紹介機能に利用するため、使用状況情報が、給湯器31の記憶部312に記憶される。使用状態情報は、給湯装置30の使用に応じて積算される。
図8(a)を参照して、使用状態情報には、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷が含まれる。累積通電時間は、給湯器31の電源プラグが電源に接続され、給湯器31への通電が開始されてからの累積時間である。累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷は、それぞれ、給湯器31が各機能のために最初に燃焼運転を行ったタイミングから起算される燃焼時間、燃焼回数および燃焼負荷の累積値である。
燃焼負荷は、燃焼レベル(号数)に、その燃焼レベルで燃焼が継続された燃焼時間を乗じて算出される値である。この値をこの給湯装置30の使用開始時から積算した値が、積算燃焼負荷である。号数とは、水温が+25℃のお湯が1分間に出る量(リットル)のことである。たとえば、1分間に20リットルのお湯を出せる燃焼レベルは、20号となる。燃焼負荷は、燃焼器が燃焼を継続した時間における号数の平均値にその時間を乗じた値として算出されてもよい。
図8(b)は、サーバ11の記憶部120に記憶される機種情報の構成を示す図である。
現行機種紹介機能に利用するため、サーバ11の記憶部120には、サーバ11と通信可能な給湯装置30の機種情報が、当該給湯装置30(台所リモコン33)のID情報に対応付けて記憶されている。給湯装置30には、たとえば、台所リモコン33の記憶部334に、当該給湯装置30の機種情報が記憶されている。所定の時期、たとえば、給湯装置30とサーバ11との間で行われる初期設定の際に、給湯装置30から機種情報がID情報と共にサーバ11に送信される。サーバ11の制御部110は、受信した機種情報を、ID情報に対応付けて記憶部120に記憶する。
さらに、サーバ11の記憶部120には、上記実施形態のコンタクトサーバ10と同様、機種対応テーブル121と紹介情報テーブル122とが保持されている。
図9(a)、(b)は、給湯器31の制御部311により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図9(a)は、使用状況情報の更新処理を示し、図9(b)は、使用状況情報の送信処理を示す。
図9(a)を参照して、燃焼運転、即ち、給湯燃焼器344またはふろ燃焼器354の燃焼が開始されると(S201:YES)、制御部311は、記憶部312に保持されている累積燃焼回数に1を加算する(S202)。また、制御部311は、燃焼運転が終了するまで(S204:NO)、燃焼時間と燃焼負荷を測定する(S203)。その後、燃焼運転が終了すると(S204:YES)、制御部311は、ステップS203における燃焼時間および燃焼負荷の測定結果を、それぞれ、記憶部312に保持されている累積燃焼時間および累積燃焼負荷に加算して(S205)、処理を終了する。この処理により、使用状況情報である累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷の各値が更新される。
なお、給湯器31の制御部311に備えられたタイマーにより、通電時間が計測され、所定時間が経過する毎(たとえば、1時間毎)に記憶部120内の累積通電時間が更新される。
図9(b)を参照して、制御部311は、送信タイミングが到来するごとに(S301:YES)、台所リモコン33の制御部333を介して、記憶部312に更新記憶されている最新の使用状況情報をサーバ11に送信する(S302)。使用状況情報には、給湯装置30のID情報が付加される。送信タイミングは、たとえば、一定周期(たとえば、数時間周期あるいは1日周期)に設定される。送信タイミングは、給湯、追い炊き等の機能が所定回数実行されるごと等、他の方法で設定されてもよい。
図10(a)は、サーバ11の制御部110により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能により実行される。
図10(a)を参照し、通信部130が使用状況情報を受信すると(S401:YES)、制御部110は、使用状況情報に基づいて、紹介タイミングが到来したか否かを判定する(S402)。具体的には、制御部110は、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷が、それぞれに予め設定された閾値を超えているか否かを判定する。制御部110は、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷のうち、少なくとも一つの値が閾値を超えている場合に、紹介タイミングが到来したと判定する。なお、制御部110は、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷の全ての値が閾値を超えている場合に、紹介タイミングが到来したと判定してもよい。閾値は、たとえば、給湯装置30が標準的に使用された場合に、8年程度の期間が経過すると上回るような値に設定できる。
紹介タイミングが到来していない場合(S403:NO)、制御部110は、処理を終了する。一方、紹介タイミングが到来した場合(S403:YES)、制御部110は、使用状況情報に付加されたID情報に基づいて、使用状況情報を送信した給湯装置30の機種情報を、記憶部120から取得する(S404)。
次に、制御部110は、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と仕様が同等である現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する(S405)。この検索処理は、上記実施形態1の図4(a)のステップS102の検索処理と同様である。
紹介タイミングが到来した給湯装置30は、使用開始から年数が長く経過していることが多く、既に販売が終了していることが多い。よって、機種情報が、既に販売が終了している旧来機種のものである場合、その旧来機種と仕様が同等である後継の現行機種に関する現行機種紹介情報が検索される。
次に、制御部110は、検索された現行機種紹介情報を、使用状況情報を送信した給湯装置30と、当該給湯装置30と対応付けされた端末装置21に送信する(S406)。
端末装置20では、無線通信部250が、現行機種紹介情報を受信する。そして、制御部210が、現行機種紹介情報を含む機種紹介画面M2を操作表示部230に表示させる。
図10(b)は、端末装置21に表示される機種紹介画面M2の一例を示す図である。
図10(b)に示すように、機種紹介画面M2には、現行機種紹介情報として、現行機種の紹介ページのURLが含まれる。URLにはリンクが貼られており、URLにタッチ操作がなされると、操作表示部230に現行機種の紹介ページが表示される。
給湯装置30では、浴室リモコン32の制御部323による表示部321への機種紹介画面の表示および/または台所リモコン33の制御部333による操作表示部331への機種紹介画面の表示が行われる。表示部321や操作表示部331に表示される機種紹介画面は、端末装置21の機種紹介画面M2と同様である。
給湯装置30のユーザは、給湯装置30や端末装置21の機種紹介画面を見ることにより、使用中の機種と仕様が同等であり、当該機種からの取替に適する現行機種を知ることができる。
<実施形態2の効果>
給湯システム5によれば、サーバ11が、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索し、検索された現行機種紹介情報を給湯装置30および端末装置21に送信する。そして、給湯装置30および端末装置21が、現行機種紹介情報を表示部321、操作表示部331および操作表示部230に表示する。これにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となるので、給湯装置30を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
特に、給湯装置30自身に現行機種紹介情報が表示されるので、ユーザ等が、端末装置21を利用せずに現行機種紹介情報を見ることが可能となる。
さらに、給湯システム5によれば、給湯装置30からサーバ11に機種情報が送信されるので、ユーザ等が、給湯装置30の機種を調べて、機種情報をサーバ11へ送信したり入力したりする、という作業を行わなくてよく、利便性が向上する。
さらに、給湯システム5によれば、給湯装置30が、当該給湯装置30の使用状況に係る使用状況情報をサーバ11に送信し、サーバ11が、使用状況情報に基づいて現行機種紹介情報の検索および送信を行う。これにより、使用中の給湯装置30がある程度消耗することで新しい機種への取替が検討されやすいタイミングにおいて、ユーザ等が、取替に適する現行機種を知ることができる。
<実施形態3>
本発明に関連する実施形態3の機種紹介システム6について説明する。
図11(a)は、実施形態3に係る、機種紹介システム6の構成を示す図である。
図11(a)に示すように、機種紹介システム6は、サーバ12と、端末装置22と、を備える。端末装置22は、ルータ2および外部通信網3を介してサーバ12と通信可能である。
機種紹介システム6は、端末装置22に入力された、給湯装置などの住宅設備機器の機種情報に基づいて、その機種の取替に適した現行機種を紹介するための現行機種紹介情報(たとえば、紹介ページのURL)をサーバ12で検索し、端末装置20に表示する現行機種紹介機能を備える。
サーバ12は、上記実施形態1のコンタクトサーバ10と同様な構成であり、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。記憶部120には、現行機種紹介機能のためのプログラムが記憶され、当該プログラムにより、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能が制御部110に付与される(図1(b)参照)。さらに、記憶部120には、上記実施形態のコンタクトサーバ10と同様、機種対応テーブル121と紹介情報テーブル122とが保持されている。
端末装置22は、たとえば、携帯電話機、携帯型のタブレット端末等の携帯端末装置、据置型またはノート型のパーソナルコンピュータなどである。端末装置22は、上記実施形態1の端末装置20と同様な構成であり、制御部210と、記憶部220と、操作表示部230と、音声出力部240と、無線通信部250と、を備える(図1(c)参照)。
記憶部220には、制御部210に、機種情報の入力を受け付ける機能と、受け付けた機種情報を、機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索させるために、無線通信部250を介してサーバ12へ送信する機能と、無線通信部250が受信したサーバ12からの現行機種紹介情報を操作表示部230に表示させる機能と、を実行させるプログラムが記憶されている。実施形態3では、所定の関係は、機種情報と仕様が同等である関係である。
次に、現行機種紹介機能について、詳細に説明する。
図11(b)、(c)は、それぞれ、端末装置22に表示される機種情報入力画面M3および機種紹介画面M4の一例を示す図である。
端末装置22では、現行機種紹介機能を開始するための操作が行われると、操作表示部230に、機種情報入力画面M3が表示される。図11(b)に示すように、機種情報入力画面M3には、機種情報、たとえば、品番を入力するための入力欄R1と、入力を確定するための確定ボタンK1が含まれる。入力欄R1がタッチされると、機種情報入力画面M3上に図示しないキーボードが表示される。ユーザは、キーボードを用いて入力欄R1に機種情報(品番)を入力した後、確定ボタンK1を押す。端末装置22からサーバ12に機種情報が送信される。
サーバ12では、機種情報が受信されると、機種情報に基づいて現行機種紹介情報の検索が行われ、検索された現行機種紹介情報が端末装置22に送信される。
端末装置22では、現行機種紹介情報を受信すると、操作表示部230に機種紹介画面M4が表示される。図11(c)に示すように、機種紹介画面M4には、現行機種紹介情報として、現行機種の紹介ページのURLが含まれる。URLにはリンクが貼られており、URLにタッチ操作がなされると、操作表示部230に現行機種の紹介ページが表示される。
ユーザは、機種紹介画面M2を見ることにより、使用中の機種と仕様が同等であり、当該機種からの取替に適する現行機種を知ることができる。
なお、機種情報入力画面M3および機種紹介画面M4は、端末装置22に搭載されたウェブブラウザにより表示されるウェブページとすることができる。この場合、画面(ウェブページ)を構成するためのデータがサーバ12から端末装置22に送信される。また、機種情報入力画面M3および機種紹介画面M4は、端末装置22に登載された、現行機種紹介機能専用のアプリケーションプログラムにより表示される専用画面とすることができる。この場合、画面を構成するためのデータが端末装置22の記憶部220に記憶される。
図12(a)は、端末装置22の制御部210により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図12(b)は、サーバ12の制御部110により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。図12(b)の制御処理は、機種情報取得部111、紹介情報検索部112および紹介情報出力部113の機能により実行される。
図12(a)を参照し、端末装置22の制御部210は、操作表示部230に機種情報入力画面M3を表示させ、機種情報の入力を受け付ける(S501)。機種情報の入力後、確定ボタンK1が操作されることにより、機種情報の入力が完了すると(S502:YES)、制御部210は、無線通信部250を介して、サーバ12に機種情報を送信する(S503)。その後、制御部210は、サーバ12からの現行機種紹介情報を待つ。
図12(b)を参照し、通信部130が機種情報を受信すると(S601:YES)、サーバ12の制御部110は、機種情報を取得する(S602)。
次に、制御部110は、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と仕様が同等である現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する(S603)。この検索処理は、上記実施形態1の図4(a)のステップS102の検索処理と同様である。
次に、制御部210は、検索された現行機種紹介情報を、端末装置22に送信する(S604)。
図12に戻り、サーバ12からの現行機種紹介情報を無線通信部250が受信すると(S504:YES)、端末装置22の制御部210は、現行機種紹介情報を含む機種紹介画面M4を操作表示部230に表示させる(S505)。
<実施形態3の効果>
機種紹介システム6によれば、端末装置22で受け付けられた住宅設備機器の機種情報がサーバ12へ送信される。サーバ12が、受信した機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索して端末装置22に送信する。そして、端末装置22が、現行機種紹介情報を操作表示部230に表示する。これにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となるので、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
<実施形態4>
本発明に関連する実施形態4の端末装置23について説明する。
図13(a)は、実施形態4に係る、端末装置23の回路ブロックを示す図である。
端末装置23は、機種紹介装置として、当該端末装置23に入力された、給湯装置などの住宅設備機器の機種情報に基づいて、その機種の取替に適した現行機種を紹介するための現行機種紹介情報(たとえば、紹介ページのURL)を検索し、表示する現行機種紹介機能を備える。
端末装置23は、たとえば、携帯電話機、携帯型のタブレット端末等の携帯端末装置、据置型またはノート型のパーソナルコンピュータなどである。端末装置23は、上記実施形態1の端末装置20と同様な構成であり、制御部210と、記憶部220と、操作表示部230と、音声出力部240と、無線通信部250と、を備える。
記憶部220には、制御部210に、住宅設備機器の機種情報を取得する機能と、取得された機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための機種紹介情報を検索する機能と、検索された機種紹介情報を出力する機能と実行させるプログラムが記憶されている。当該プログラムによって、機種情報取得部211、紹介情報検索部212および紹介情報出力部213の機能が制御部210に付与される。機種情報取得部211は、住宅設備機器の機種情報を取得する。紹介情報検索部212は、取得された機種情報に基づいて現行機種紹介情報を検索する。紹介情報出力部213は、検索された現行機種紹介情報を出力し、操作表示部230に表示させる。実施形態4では、所定の関係は、機種情報と仕様が同等である関係である。
さらに、記憶部220には、図3(a)の機種対応テーブル121と、図3(b)の紹介情報テーブル122とが備えられる。
図13(b)は、端末装置23の制御部210により実行される現行機種紹介機能のための制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、機種情報取得部211、紹介情報検索部212および紹介情報出力部213の機能により実行される。
図13(b)を参照し、制御部210は、操作表示部230に機種情報入力画面を表示させ、機種情報の入力を受け付ける(S701)。機種情報入力画面は、図11(b)に示す機種情報入力画面M3とすることができる。機種情報の入力後、確定操作がなされることにより、機種情報の入力が完了すると(S702:YES)、制御部210は、機種情報を取得する(S703)。
次に、制御部210は、取得した機種情報に基づいて、当該機種情報と仕様が同等である現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する(S704)。この検索処理は、上記実施形態1の図4(a)のステップS102の検索処理と同様である。
次に、制御部210は、検索された現行機種紹介情報を出力し、当該現行機種紹介情報を含む機種紹介画面を操作表示部230に表示させる(S705)。機種紹介画面は、図11(c)に示す機種紹介画面M4とすることができる。
<実施形態4の効果>
端末装置23によれば、入力された住宅設備機器の機種情報に基づいて、機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報が検索され、検索された現行機種紹介情報が操作表示部230に表示される。これにより、その機種からの取替に適する現行機種の把握が可能となるので、住宅設備機器を取り替える際の機種選びを円滑に行うことが可能となる。
<変更例>
以上、実施形態1~4について説明したが、本発明は、上記実施形態1~4の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
上記実施形態1では、図3(a)の機種対応テーブル121において、旧来機種情報が、旧来機種と仕様が同等である現行機種、即ち後継の現行機種の現行機種情報に対応付けられた。しかしながら、旧来機種情報が、旧来機種と仕様が類似する現行機種の現行機種情報に対応付けられてもよい。たとえば、住宅設備機器が給湯装置である場合、搭載された機能(湯張り機能、追い焚き機能等)、号数および加熱方式のうち、一つの仕様が旧来機種と異なる現行機種が、仕様が類似する現行機種とされ得る。これにより、コンタクトサーバ10では、機種情報と仕様が類似する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報が検索されて送信される。よって、使用中の住宅設備機器からの、仕様が類似する住宅設備機器への取替が容易になる。なお、上記実施形態2~4についても、同様に変更されてよい。
さらに、上記実施形態1では、コンタクトサーバ10の記憶部120が、図3(a)の機種対応テーブル121を備える。しかしながら、記憶部120が、機種対応テーブル121に替えて、図3(c)に示す紹介情報テーブル123を備えてもよい。紹介情報テーブル123には、旧来機種情報と、旧来機種と仕様が同等である現行機種の現行機種紹介情報とが対応付けられて登録されている。この場合、図4(a)のステップS102において、制御部110は、紹介情報テーブル123を参照して、取得した機種情報が旧来機種情報であるか否かを確認し、旧来機種情報である場合は、その旧来機種情報に対応付けられた現行機種紹介情報を紹介情報テーブル123から読み出す。なお、上記実施形態2~4についても、同様に変更されてよい。
さらに、上記第1実施形態において、機種情報が複数桁の数字や記号で構成され、旧来機種の機種情報(旧来機種情報)とその後継機種である現行機種の機種情報(現行機種情報)との間で、共通部分の数字や記号が存在する場合には、記憶部120に、図3(b)の紹介情報テーブル122のみが備えられてもよい。この構成では、取得した機種情報が旧来機種情報である場合に、当該旧来機種情報と同じ共通部分を有する現行機種情報に対応付けられた現行機種紹介情報が紹介情報テーブル122から抽出される。なお、上記実施形態2~4についても、同様に変更されてよい。
さらに、上記実施形態1では、コンタクトサーバ10から進捗状況および現行機種紹介情報が送信される端末装置20が、販売代理店が保有するものであった。しかしながら、当該端末装置20が、住宅設備機器を所有するユーザが保有するものであってもよい。
さらに、上記実施形態1において、コンタクトサーバ10に替えて、サービスサーバ4の制御部が、図4(a)の制御処理を実行するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態1において、コンタクトサーバ10とサービスサーバ4に替えて、コンタクトサーバ10とサービスサーバ4の双方の機能を有するサーバが、アフターサービス進捗通知システム1に備えられてもよい。この場合、仲介センターが無くされ、サービスセンターが、サーバを所有するとよい。
さらに、上記実施形態1において、コンタクトサーバ10で検索された現行機種紹介情報が、修理(アフターサービス)の完了を示す進捗状況以外の進捗状況(訪問日程等)とともに端末装置20に送信されてもよい。この場合、修理の受付時など、訪問により住宅設備機器の修理が行われるときよりも早い段階で、機種情報がサービスサーバ4に入力され、コンタクトサーバ10に送信される。
さらに、上記実施形態2では、サーバ11の制御部110が、給湯装置30と端末装置21に現行機種紹介情報を送信するが、給湯装置30と端末装置21のどちらか一方に現行機種紹介情報を送信するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態2では、サーバ11から現行機種紹介情報が送信されたが、現行機種紹介情報を含む機種紹介画面の画面データが送信されてもよい。
さらに、上記実施形態2では、使用状態情報に、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷が含まれる。しかしながら、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数および累積燃焼負荷のうち、少なくとも1つが、使用状況情報に含まれればよい。
さらに、上記実施形態2において、使用状況情報に、給湯装置30で発生したエラーに係るエラー情報が含まれてもよい。この場合、給湯装置30は、エラー(故障等)が発生すると、エラー情報をサーバ11に送信する。サーバ11は、エラー情報を受信すると、エラー情報、即ち給湯装置30でエラーが発生したことに基づいて現行機種紹介情報の検索および送信を行う。
さらに、上記第2実施形態では、給湯装置30の表示部321、操作表示部331や端末装置21の操作表示部230に、現行機種紹介情報であるURLを含む機種紹介画面が表示されたが、現行機種紹介情報である現行機種の紹介ページが、機種紹介画面として表示されてもよい。
さらに、上記実施形態2では、表示部を有する住宅設備機器とサーバとを備え、住宅設備機器からサーバに機種情報が送信され、住宅設備機器の表示部に現行機種紹介情報が表示される機種紹介システムとして、給湯装置30とサーバ11とを備える給湯システム5が例示された。しかしながら、当該機種紹介システムは、給湯装置以外の住宅設備機器とサーバとを備えるものであってもよい。また、給湯装置等の住宅設備機器の表示部が、タッチ操作やポインタ操作ができない構成である場合、URLに代えて、あるいは、これに加えて紹介ページへ案内するための2次元コードが表示されてもよい。この場合は、携帯電話機等の携帯端末装置により2次元コードが読み取られて、紹介ページが表示される。
さらに、上記実施形態2では、初期設定時に、機種情報が給湯装置30からサーバ11に送信され、サーバ11の記憶部120に記憶された。しかしながら、機種情報が、最初に送信される使用状況情報に付加されて給湯装置30からサーバ11に送信され、サーバ11の記憶部120に記憶されるようにしてもよい。あるいは、毎回、使用状況情報が送信される際に、機種情報が付加されてもよい。この場合、機種情報が記憶部120に記憶されなくてもよい。
さらに、上記実施形態1~4において、端末装置20、21、22、23は、操作表示部230に替えて、液晶パネル等の表示部と、キーボード等の操作部とを備えてもよい。
さらに、上記実施形態2では、給湯装置30を構成する台所リモコン33に、ルータ2と通信を行うための無線通信部337が設けられたが、無線通信部が給湯器31や浴室リモコン32に設けられて、給湯器31や浴室リモコン32がルータ2に接続されてもよい。あるいは、給湯器31、浴室リモコン32および台所リモコン33以外に無線通信部を備えた制御ユニットが給湯装置30に配置され、この制御ユニットがルータ2に接続されてもよい。また、給湯器31の構成は、図7に示した構成に限られるものではなく、他の構成であってもよい。さらに、給湯装置30は、ガス燃料を用いるものに限らず、オイルを燃料とする給湯装置であってもよい。給湯装置30は、貯留タンクを用いた貯留式のものであってもよく、燃料電池等の発電ユニットをさらに備えた構成であってもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 アフターサービス進捗通知システム(機種紹介システム)
3 外部通信網
5 給湯システム(機種紹介システム)
6 機種紹介システム
10 コンタクトサーバ(サーバ)
11,12 サーバ
20,21,22,23 端末装置
30 給湯装置(住宅設備機器)
110 制御部
111 機種情報取得部
112 紹介情報検索部
113 紹介情報出力部
230 操作表示部(表示部)
250 無線通信部(通信部)
321 表示部
331 操作表示部(表示部)

Claims (8)

  1. 表示部を有する端末装置と、
    前記端末装置と外部通信網を介して通信可能なサーバとを備え、
    前記サーバは、
    住宅に設置される住宅設備機器のアフターサービスの依頼を受け付けて、当該アフターサービスの進捗状況を前記端末装置に送信する機能を有するとともに、
    前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、
    検索された前記現行機種紹介情報を、前記進捗状況に加えて前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備え、
    前記端末装置は、前記サーバから送信された前記進捗状況と前記現行機種紹介情報とを前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする機種紹介システム。
  2. 前記紹介情報出力部は、前記現行機種紹介情報を前記アフターサービスの完了を示す前記進捗状況に加えて前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機種紹介システム。
  3. 表示部を有する端末装置と、
    住宅に設置される住宅設備機器と、
    前記端末装置および前記住宅設備機器と外部通信網を介して通信可能なサーバと、を備え、
    前記サーバは、
    前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、
    検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備え、
    前記住宅設備機器は、前記機種情報を前記サーバへ送信し、
    前記端末装置は、前記サーバから送信された前記現行機種紹介情報を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする機種紹介システム。
  4. 前記紹介情報出力部は、前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記住宅設備機器に送信し、
    前記住宅設備機器は、前記現行機種紹介情報を表示する表示部を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の機種紹介システム。
  5. 住宅に設置され、表示部を有する住宅設備機器と、
    前記住宅設備機器と外部通信網を介して通信可能なサーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、
    検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記住宅設備機器に送信する紹介情報出力部と、を備え、
    前記住宅設備機器は、
    前記機種情報を前記サーバへ送信し、
    前記サーバから送信された前記現行機種紹介情報を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする機種紹介システム。
  6. 前記住宅設備機器は、給湯装置であり、
    前記給湯装置は、当該給湯装置の使用状況に係る使用状況情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記使用状況情報に基づいて前記現行機種紹介情報の検索および送信を行う、
    ことを特徴とする請求項3ないし5の何れか一項に記載の機種紹介システム。
  7. 前記使用状況情報は、累積通電時間、累積燃焼時間、累積燃焼回数、累積燃焼負荷およびエラー情報のうち、少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の機種紹介システム。
  8. 表示部を有する端末装置と住宅に設置される住宅設備機器とに外部通信網を介して通信可能なサーバであって、
    前記サーバは、
    前記住宅設備機器の機種情報を取得する機種情報取得部と、
    取得された前記機種情報に基づいて、当該機種情報と所定の関係を有する現行機種を紹介するための現行機種紹介情報を検索する紹介情報検索部と、
    検索された前記現行機種紹介情報を、前記外部通信網を介して前記端末装置に送信する紹介情報出力部と、を備え、
    前記住宅設備機器は、前記機種情報を前記サーバへ送信し、
    前記端末装置は、前記サーバから送信された前記機種紹介情報を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とするサーバ。

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