JP2001032932A - 農機用の蛇腹管状カバー体 - Google Patents

農機用の蛇腹管状カバー体

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JP2001032932A
JP2001032932A JP11210268A JP21026899A JP2001032932A JP 2001032932 A JP2001032932 A JP 2001032932A JP 11210268 A JP11210268 A JP 11210268A JP 21026899 A JP21026899 A JP 21026899A JP 2001032932 A JP2001032932 A JP 2001032932A
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JP
Japan
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pipe
bellows
parts
cover body
circumferential wall
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JP11210268A
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English (en)
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Matsuo Mitsumoto
松夫 三本
Kazunori Tani
和典 谷
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇腹管状カバー体を、全体の極端な重量増加
や高コスト化を避けながら変形し難く構成することにあ
る。 【解決手段】 弾性樹脂材で蛇腹管状に一体形成され、
管周壁部分の環状峰部に、管周壁部分の管半径方向内方
側への折れ込み変形を抑制する厚肉の補強部を、管周壁
部分と同一部材の弾性樹脂材により一体形成してあると
ともに、前記補強部の管長手方向での断面形状を、外方
に向けて角張る略四角形に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農機の伸縮駆動部
などを覆うために用いられる蛇腹管状カバー体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の農機用の蛇腹管状カバー体とし
ては、従来より苗のせ台横送り用の螺子軸を覆うカバー
として、均一な肉厚の蛇腹管状カバー体が用いられてい
た(例えば、特開昭58- 88256号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の蛇
腹管状カバー体では、管周壁部分が均一な厚さに構成さ
れているために、他物との接触による外力や蛇腹管状カ
バー体の自重などによって管周壁部分が部分的に折れ込
み変形し易く、その折れ込み変形が長期間にわたって続
いた状態のままで蛇腹管状カバー体の伸縮運動や内部の
部材との干渉などが生じると、破れたり亀裂が入る虞が
ある。このような破損や亀裂の発生を防止するために、
管周壁を極端に分厚く形成したり、繊維層や補強芯など
による別部材で補強する蛇腹管状カバー体も考えられて
はいるが、全体重量が増加したり加工コストが高くなる
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、蛇腹管状カバー体を極端
な重量増加や高コスト化を避けながら変形し難く構成す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術手段として、請求項1にかかる発明では、次の構
成を採用した。つまり、弾性樹脂材で蛇腹管状に一体形
成され、管周壁部分の環状峰部に、管周壁部分の管半径
方向内方への折れ込み変形を抑制する厚肉の補強部を一
体形成してある。 〔作用〕蛇腹管状に形成した管周壁部分の半径方向内方
側への折れ込み変形を抑制するための補強部と管周壁部
分とを同一の部材で構成しているため、蛇腹管状カバー
体を補強できるとともに、製造工程をほとんど変更する
ことなくこの補強した蛇腹管状カバー体を得ることがで
きる。
【0006】上記目的を達成するための技術手段とし
て、請求項2にかかる発明では、次の構成を採用した。
つまり、請求項1にかかる発明において講じた技術手段
に加えて、補強部の管長手方向での断面形状を、外方に
向けて角張る略四角形に形成してある。 〔作用〕蛇腹管状に形成した管周壁部分の半径方向内方
側への折れ込み変形を抑制するための補強部の管長手方
向での断面形状を、外側に向けて略四角形の角形に形成
してあるため、リブの効果を得ることができる。
【0007】上記目的を達成するための技術手段とし
て、請求項3にかかる発明では、次の構成を採用した。
つまり、請求項1または2にかかる発明において講じた
技術手段に加えて、田植機における苗のせ台横送り用の
螺子軸を覆う構成にしてある。 〔作用〕蛇腹管状に形成した管周壁部分の半径方向内方
側への折れ込み変形を抑制するための補強部を設けた蛇
腹管状カバー体を、破損の虞が大きい螺旋溝を構成した
螺子軸を覆うカバーとして用いることにより、この蛇腹
管状カバー体の蛇腹管状に形成した管周壁部分の半径方
向内方側への折れ込み変形を抑制するという特性をより
効果的に発揮することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明を適用した乗用型田植機
は、図1に示すように、走行機体1の後部に、リンク機
構2を介して苗植付装置Aを昇降自在、ならびに前後軸
芯周りで左右ローリング自在に連結して構成してある。
また、苗植付装置Aへの動力は、走行機体1の前部に搭
載したエンジン3からPTO用伝動軸4を介して伝えて
いる。
【0009】前記苗植付装置Aには、リンク機構2に前
後軸芯周りでローリング自在に連結されるフィードケー
ス5と、フィードケース5の左右に配置される植付ケー
ス6を設けるとともに、前記植付ケース6の後部の左右
両側に回転ケース7と一対の植付アーム8とからなる植
付機構aを配置し、この植付ケースの下方には回転支軸
9から延出したアーム10に枢支連結された接地フロー
ト11を配置してある。また、植付ケース6の上方には
苗のせ台12を設け、この苗のせ台12には、横移動ス
トロークエンドにおいて、載置苗を所定量ずつ植付機構
aに向けて縦送りする縦送り装置13を設けてある。
【0010】前記苗植付装置Aに対する伝動系について
説明する。走行機体1側からのPTO用伝動軸4の動力
は、図2に示すように、ベベルギアの従動ギア14を介
して入力軸15に伝えられ、常時かみ合い式の横送り変
速機構16を介してフィードケース5に横架支承され、
かつフィードケース5の右側横外方に突出した状態で配
置した螺子軸17に動力を伝えるように構成している。
この螺子軸17の外方端は、前記植付ケース6に設けら
れた補助フレームに固定したブラケット18に回転自在
に支承してある。また、入力軸15から伝動チェーン1
9を介して出力軸20に伝わる動力は、前記植付ケース
6内の伝動機構を介して各植付機構aに伝えられるよう
に構成してある。
【0011】次に、苗のせ台の横送り機構について説明
する。図3に示されるように、前記螺子軸17の外周面
には往復螺旋溝21を形成してあり、コマケース22に
回動自在に内装されているコマ部材23の先端に形成し
た係合突出部24がこの螺旋溝21に係合している。従
って、螺子軸17の回転に伴ってコマ部材23が横送り
駆動されるとともに、コマケース22を介して苗のせ台
12が往復横移動するように構成してある。
【0012】そして、コマケース22の左右のボス部2
2a,22aと、フィードケース5のボス部5a、及び
ブラッケットのボス部18aとの双方に亘って、伸縮自
在な弾性樹脂材の一例であるゴム材により蛇腹管状に構
成された蛇腹管状カバー体25を嵌装している。また、
前記コマケース22のボス部22a,22aにわたる状
態での溝のエアー通路26を形成している。
【0013】次に、前記蛇腹管状カバー体25について
説明する。図4に示されているように、管長手方向での
左右両端部に前記各ボス部22a,5a,18aと係合
する左右の係合部25a,25aを形成し、この両係合
部25a,25aの間を、環状の峰部25bと、この峰
部25bの前後に対して、より径の小さな環状の谷部2
5cが交互に位置するように形成して管周壁部分の表面
を波状に形成してある。そして、前記管周壁部分の峰部
25bには、管周壁部分の管半径方向での内方側への折
れ込みによる凹入変形を抑制する肉厚の補強部25dを
峰部の全周、あるいはほぼ全周にわたって形成してあ
る。この補強部25dは、断面形状を略四角形に形成さ
れているとともに、蛇腹管状カバー体25の管周壁と同
一材により一体に形成してある。
【0014】〔別実施例〕図5に示されているように、
蛇腹管状カバー体25’は、管長手方向での左右両端部
に各ボス部22a,5a,18aと係合する左右の係合
部25a’,25a’を形成し、この両係合部25a,
25aの間に位置する管周壁部分を、環状の峰部25
b’と、この峰部25b’の前後に対して、より径の小
さな環状の谷部25c’が位置するように形成して管周
壁部分の表面を波状に構成してある。そして、前記管周
壁部分の峰部25b’には管周壁部分の管半径方向での
内方側への折れ込みによる凹入変形を制御する補強部2
5d’を、蛇腹管状カバー体25’の環状の谷部25
c’から峰部25b’にかけて滑らかに厚くなる構成さ
れているとともに、蛇腹管状カバー体25’の管周壁と
同一材により一体に成形してある。
【0015】上記実施の形態では、補強部を一体形成し
た蛇腹管状カバー体を、乗用型田植機の苗のせ台横送り
用の螺子軸を覆うカバーに採用したが、歩行型の田植機
であってもよい。
【0016】上記実施の形態では、管周壁部分の峰部に
のみ補強部を形成したが、峰部を補強するとともに谷部
にも補強部を形成してもよい。
【0017】上記実施の形態では、リング状の峰部に補
強部を形成したが、峰部を螺旋状に形成して、その峰部
に補強部を形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】前記請求項1 にかかる発明では、蛇腹管
状に形成した管周壁部分の半径方向内方側への折れ込み
変形を抑制するための補強部と管周壁部分とを単一の部
材で形成しているため、別に管周壁部分を補強するため
の新しい素材を揃える必要もなく、製造工程もほとんど
変化させることなく補強した蛇腹管状カバー体を得るこ
とができる。このため、全体の重量を少なく、ほぼ従来
のコストでこの補強された蛇腹管状カバー体を提供する
ことができる。
【0019】前記請求項2にかかる発明では、補強部の
断面視を角形に形成しているためリブの効果を得ること
ができ、補強部の断面視を円形に形成する場合に比べ
て、ねじれにくく蛇腹管状カバー体の形状を保持し易い
蛇腹管状カバー体を構成することができる。
【0020】前記請求項3にかかる発明では、補強した
蛇腹管状カバーを田植機の苗のせ台横送り用の螺子軸の
カバーとして用いるている。このことにより、接触する
と破損の虞が大きい螺旋溝を構成した螺子軸との接触
を、従来の蛇腹管状カバー体に比べて、他物が接触して
も折れ込み変形しにくい構成としているために避けるこ
とができ、この蛇腹管状カバー体を長期間有効に使うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図
【図2】フィードケースの内部構造を示す展開図
【図3】螺子軸部分の構造を示す断面図
【図4】蛇腹管状カバー体の側面図
【図5】別実施例の蛇腹管状カバー体の側面図
【符号の説明】
5 フィードケース 6 植付ケース 17 螺子軸 21 螺旋溝 22 コマケース 25 蛇腹管状カバー体 25a 係合部 25b 峰部 25c 谷部 25d 補強部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性樹脂材で蛇腹管状に一体形成され、
    管周壁部分の環状峰部に、管周壁部分の管半径方向内方
    への折れ込み変形を抑制する厚肉の補強部を一体形成し
    てあることを特徴とする農機用の蛇腹管状カバー体。
  2. 【請求項2】 補強部の管長手方向での断面形状を、外
    方に向けて角張る略四角形に形成してある請求項1記載
    の農機用の蛇腹管状カバー体。
  3. 【請求項3】 田植機における苗のせ台横送り用の螺子
    軸を覆うものである請求項1または2記載の農機用の蛇
    腹管状カバー体。
JP11210268A 1999-07-26 1999-07-26 農機用の蛇腹管状カバー体 Pending JP2001032932A (ja)

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Cited By (5)

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