JP2001032467A - 軒樋継手 - Google Patents

軒樋継手

Info

Publication number
JP2001032467A
JP2001032467A JP11212381A JP21238199A JP2001032467A JP 2001032467 A JP2001032467 A JP 2001032467A JP 11212381 A JP11212381 A JP 11212381A JP 21238199 A JP21238199 A JP 21238199A JP 2001032467 A JP2001032467 A JP 2001032467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
eaves gutter
joint
eaves
pressing piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11212381A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Kozuka
大輔 小塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanita Housingware Co Ltd
Original Assignee
Tanita Housingware Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanita Housingware Co Ltd filed Critical Tanita Housingware Co Ltd
Priority to JP11212381A priority Critical patent/JP2001032467A/ja
Publication of JP2001032467A publication Critical patent/JP2001032467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】近年都市部の住宅では土地の狭溢化に伴い建物
の軒先の出がきわめて少なくなってきている。このため
軒先に取り付ける雨樋も軒の出が少ないため、鼻隠し板
や壁面に近く施工されるようになっている。このような
場所に施工する軒樋を継手により接続する作業は困難で
あり、施工後の外観も良好とすることは手間も掛かり、
熟練も有するものであった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本願に係る軒樋継手
は、背面部分を鼻隠し板などに弾性的に接し、軒樋と継
手との隙間を塞ぐように作用し、施工も容易でありまた
施工後の外観も良好にして長期間の使用に耐える軒樋継
手を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅の屋根の軒先部分に
施工する軒樋の継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市部を中心とする住宅では敷地面積の
少ない住宅が増加し、そのため建物と近隣とのスペース
がとれず、室内を広くとるためには軒先の出を少なくし
た構造の建物が増えている。
【0003】これら軒先の出の少ない建物に軒樋を施工
して継手で接続施工するには、施工後の外観を損なうも
のであってはならない。そのために軒樋と継手との間は
どうしても隙間が生じやすいが、これは軒樋の変形の原
因となったり又軒樋としての機能を損なう原因ともなっ
た。
【0004】したがってこのような軒樋どうしを継手に
て接続する際には、作業が容易に行えると共に軒樋と継
手との隙間が生じないように施工することが求められ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来よりの
軒樋を軒の出の少ない建物に施工し、継手を用いて接続
する場合、建物の外観を損なわないようにしなければな
らないが、従来の軒先から軒樋までの位置が離れている
場合には、隙間をなくすための施工もしやすいが鼻隠し
板と軒樋が接しているような場所に継手を用いて施工す
ることは作業が困難な場合があった。
【0006】すなわち軒樋の背面側に鼻隠し板が接して
いるため、従来のように爪曲げなどの作業が困難とな
り、従来の継手の構造では継手と軒樋の間に隙間が開い
たりして施工できないものであった。この隙間が生ずる
と長期間の使用に当たっては水漏れを起こす恐れもあ
り、また施工後の外観も損なうものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記したような条件を満
たすため本発明に係る軒樋継手は、軒先の鼻隠し板など
に接するように軒樋を取付けて施工する場合の継手構造
にかかり、その手段として背面側の上部に弾性的に後方
に突出した後押圧片を形成したものである。
【0008】この後押圧片の一端は継手の上端に連続さ
れて後方に折曲するようにして形成され、この後端は施
工したときに鼻隠し板などを弾性的に押圧する構造とし
たものである。
【0009】
【作用】本発明の対象である軒樋の継手は、屋根の軒先
に施工する軒樋どうしを接続するものであるが、継手の
背面上部に設けた後押圧片の一端を鼻隠し板などを押圧
して施工されるものである。この構造のため後押圧片の
上端部は継手を軒樋方向に押さえる方向に力が働き、隙
間が生じてもそれをなくす後方に弾性的に力が掛かるも
のである。
【0010】すなわち本発明に係る軒樋継手は、軒先の
鼻隠し板などを押圧するようにして施工されるため軒樋
との間に隙間なく当接して施工される。また施工後の外
観が良好で、軒の出の少ない建物であっても軒先や建物
の意匠を損なうことがない。
【0011】なた施工も従来の継手と変わらずに隙間も
生じないで容易に行え、熟練も必要とせずに水漏れなど
の恐れもなく、施工後の外観も良好なるものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示した実施例によ
り詳説する。図1は本発明に係る軒樋Dを屋根Aの先端
に施工した時の斜視図を示し、図2は継手Hの分解斜視
図、図3は軒樋Dと継手Hを施工したときの中央縦断面
図である。
【0013】軒樋Dは0.4mmないし0.6mm程度
の鋼板あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板などを折曲して長
さ2mないし4mに成形され、本体1は底板11、正面
板12、及び背面板13によって上部が開口した略コ字
状をなしている。この材料の種類は決まったものではな
く、また厚さや長さは成形する軒樋の大きさなどにより
決って来るもので、特にこの数値に限定されるものでは
ない。
【0014】正面板12の下部には水平方向に沿って段
差を2箇所形成してあるが、これは軒樋Dの補強のため
と、横方向のラインを強調して施工後の意匠を良好とす
るためである。
【0015】正面板12及び背面板13の上端縁は内方
に向かって下がるように折曲して傾斜板15aを設け、
更にその下端を外方に折曲して断面略三角形状の前係合
片15が形成されている。また背面板13の上端縁は同
じく内方に折曲して正面板12と同様に略三角形状の後
係合片16が形成されている。
【0016】図1に示す軒樋Dの継手Hは軒樋Dと同様
材質で形成され、外板2および内板3により構成され
る。外板2は図2に示す如く底板21、正面板22、背
面板23により軒樋Dの外周面に当接する形状に成形さ
れている。
【0017】正面板22の中間部分には軒樋Dに対応す
る段差24が二箇所形成され、上端には前係合片25が
立設されている。この前係合片25は正面板22の上端
を一度軒樋Dの前係合片15に沿うように下方に折曲
し、さらにほぼ垂直に折曲して形成されている。この時
垂直に折曲する部分の基部にには、スリット孔26が軒
樋の長手方向にそって二箇所に窄設されている。
【0018】このスリット孔26は前係合片25を折曲
して前係合片15に巻着するようにして施工する際に、
折曲しやすいように形成したものであり、その配置や形
状は特に限定されるものではない。
【0019】また背面板23の上端からは背面側に弾性
的に折曲した後押圧片27が折曲されており、この後押
圧片27は図示例では背面板23の全体を折曲して形成
してあるが、幅などは適宜に設計すればよいものであ
る。(図2)
【0020】一方、図3に示す如く内板3は軒樋Dに略
内接するように配置され、底板31、正面板32、背面
板33により断面略コ字状に成形され、正面板32の中
間部分には段部34が階段状に二箇所折曲して形成され
ている。
【0021】正面板32および背面板33の上端から
は、ほぼ水平に折曲された前押圧片35および後押圧片
37が形成され、さらにその先端を下方に折曲して垂設
片36及び垂設片38が設けられている。
【0022】また内板3の中央部分には外周面にそって
凹陥部39が形成されており、施工するときにこの凹陥
部39にシール材Jなどを塗布することにより、軒樋D
の端縁の突き当て部分が確実にシールされて水もれを防
ぐものである。
【0023】このように予め屋根板Aが施工された屋根
面の先端に軒樋Dを施工するが、本体1の底板11は軒
天板Eの下面側と同一面位置になるように設置され、施
工したときに軒樋Dと軒天板Eとを連続させて外観の向
上を図っている。また、前述したようにこの鼻隠し板C
の上下方向の幅は規格で定まっており、軒樋の幅をそれ
に適した寸法に合わせればよい。
【0024】図1において屋根板Aとして一文字葺屋根
材が施工されており、その下面には野地板Bが施工され
ている。野地板BはタルキFに固定され、タルキFの軒
先側の先端には鼻隠し板Cが取り付けられている。この
鼻隠し板Cは規格品となっており、通常は150mmあ
るいは180mm程度のものが多く施工されている。
【0025】軒樋Dは雨水を流す本体の背面板13を鼻
隠し板Cに当接して図4の側面図に示す如く施工される
が、密接していることではなく金具などにより若干の隙
間をもって施工される。
【0026】上記したように軒樋Dを軒先の鼻隠し板C
に取り付けるが、軒先の野地板Bなどは鼻隠し板Cから
定まった突出長さに(図3の図示例では30mm程度)
に切りそろえておく。この長さの目安としては、屋根材
Aの先端位置が軒樋Dの中央となる程度の位置であり、
軒樋Dの幅等によっても変わるものである。
【0027】屋根材Aは野地板BやタルキFなどに固定
されて施工され、また鼻隠し板Cの下端からは軒天板E
が施工されている。軒樋Dは金具Gなどにて鼻隠し板C
に施工されるが、軒樋Dどうしを接続するにはそれぞれ
の接続する端縁を近接して対置する。
【0028】この鼻隠し板Cに金具Gによって施工され
た状態で、軒樋Dの端縁どうしを数mm程度に接近させ
て配置する。このあと図3に示すように継手Hを施工す
るが、初めに外板2を軒樋Dどうしの継目部分に外嵌す
るようにかぶせるが、この時前係合片25は軒樋Dの前
係合片15に係合されるように配置され、外板2落下す
るような事はない。
【0029】また背面板23の後押圧片27は軒樋Dと
鼻隠し板Cとの隙間に差し込まれるように配置される。
(図4)このように外板2を取り付けたあと内板3を取
り付けるが、軒樋Dどうしの継目を覆うようにして内板
2を内周面に当接して配置するが、この時凹陥部39に
シール材Jを塗布して継目部分に押し付けて固定すれば
水漏れの恐れもないものとなる。(図3)
【0030】内板3を取り付けたあとに前押圧片35は
前係合片15の下面側に当接して配置され、また後押圧
片37は後係合片16の下面側に当接して軒樋Dの内周
面にも押圧されるようにして固定されるものとなる。
【0031】この内板3を施工した後外板2の前係合片
25を内方に折曲して軒樋Dの前係合片15に巻着する
ようにして固定すれば施工が完成する。
【0032】
【発明の効果】上記したように本発明に係る軒樋継手
は、鼻隠し板などに接するようにして施工された軒樋の
接続に際し、容易に施工できると共に軒樋と継手との隙
間も生じないため次のような利点を有するものである。
【0033】1.以上のように本発明に係わる軒樋の継
手は、鼻隠し板に接するように施工される軒樋の継手を
容易に施工することができ、施工後も軒樋と継手との隙
間も生じないで外観も良好となるものである。 2.この隙間が生じないことにより水漏れ等の恐れもな
く長期間の使用に耐えるものとなる。 3.施工も簡単で容易に行えるため、作業に熟練などは
必要とせず迅速に作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る実施例である軒樋継手を屋根先
端に施工する途中の斜視図、
【図2】は同上の軒樋継手の分解斜視図、
【図3】は軒樋を接続したときの継手部分の中央縦断斜
視図、
【図4】は同上の軒樋継手を施工した時の側面図であ
る。 A・・・屋根板 B・・・野地板 C・・・鼻隠し板 D・・・軒樋 E・・・軒天板 F・・・タルキ G・・・金具 H・・・継手 J・・・シール材 1・・・本体 11・・底板 12・・正面板 13・・背面板 14・・段部 15・・前係合片 16・・後係合片 2・・・外板 21・・底板 22・・正面片 23・・背面板 24・・段部 25・・前係合片 26・・スリット孔 27・・後押圧片 3・・・内板 31・・底板 32・・正面板 33・・背面板 34・・段部 35・・前押圧片 36・・垂設片 37・・後押圧片 38・・垂設片 39・・凹陥部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒先の鼻隠し板に軒樋を略当接して施工
    し、この軒樋どうしの端部を近接あるいは略突き当てて
    配置し、この軒樋の端部部分を継手にて接続施工して成
    る継手において、継手の背面側の上端より弾性的に後方
    に突出して成る後押圧片を形成し、該後押圧片にて鼻隠
    し板を押圧して施工される軒樋継手。
JP11212381A 1999-07-27 1999-07-27 軒樋継手 Pending JP2001032467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212381A JP2001032467A (ja) 1999-07-27 1999-07-27 軒樋継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212381A JP2001032467A (ja) 1999-07-27 1999-07-27 軒樋継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001032467A true JP2001032467A (ja) 2001-02-06

Family

ID=16621643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11212381A Pending JP2001032467A (ja) 1999-07-27 1999-07-27 軒樋継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001032467A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254488A (ja) * 2000-03-14 2001-09-21 Tanita Housingware Co Ltd 軒樋継手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001254488A (ja) * 2000-03-14 2001-09-21 Tanita Housingware Co Ltd 軒樋継手
JP4517317B2 (ja) * 2000-03-14 2010-08-04 株式会社タニタハウジングウェア 軒樋継手

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU223750B1 (hu) Állítható tetőbádogozás és bádogozó készlet
JP4970841B2 (ja) 破風化粧板及びその取り付け構造
JP2001032467A (ja) 軒樋継手
JP2966791B2 (ja) 折版屋根用の開口部補強構造
JP7120879B2 (ja) 屋根構造
JP2001254488A (ja) 軒樋継手
JP3698764B2 (ja) 軒天井の換気構造及びその構成金具
JP3469820B2 (ja) 化粧カバー、樋部材及びこれらのパネルへの取付構造
JPH088184Y2 (ja) 鼻かくし
JPS5845382Y2 (ja) ケンチクヨウメンコウセイザイノセツゾクブ
JPS603868Y2 (ja) 横葺き用面材の接続用止水板
JPH0412892Y2 (ja)
JPH0329454Y2 (ja)
JPH1181590A (ja) 住宅の軒先構造
JP2001032466A (ja) 軒樋の連結構造
JP2990649B2 (ja) 建築用止縁セット
JPS589931Y2 (ja) 連結型ひさし
JPH01207555A (ja) 縦葺き屋根構造
JPH0747549Y2 (ja) 段差用唐草
JPH0328647Y2 (ja)
JP2000328740A (ja) 軒樋吊金具
JPH08284346A (ja) 屋根用雪止め金具
JPH0310249Y2 (ja)
JP3398082B2 (ja) 軒先化粧カバーの取付構造
JP2000282639A (ja) 軒樋の連結構造