JP2001032444A - 鉄筋締結クリップ - Google Patents

鉄筋締結クリップ

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JP2001032444A
JP2001032444A JP11209444A JP20944499A JP2001032444A JP 2001032444 A JP2001032444 A JP 2001032444A JP 11209444 A JP11209444 A JP 11209444A JP 20944499 A JP20944499 A JP 20944499A JP 2001032444 A JP2001032444 A JP 2001032444A
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reinforcing bar
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fastening
reinforcement
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Kaoru Kobayashi
薫 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰でも簡単に締結ができ、外れ難い低コスト
の鉄筋締結クリップを提供する。 【解決手段】 基端側連結部21c,21d,22c,
22dの左右両端部にそれぞれ、2本の保持脚21a,
21b,22a,22bが上下に離間しつつ先端側に延
びて設けられ、各保持脚の先端部は、略半円形状に上下
方向内側に湾曲形成されて基端側に折り返されて、保持
爪21f,22fとされている。一方の鉄筋110は、
その一側面を連結部の内側に当接され、この鉄筋と交差
する他方の鉄筋120は、前記一方の鉄筋の他側面と、
前記保持脚及び保持爪先端部に当接されて保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁や床等を形成
する際の配筋作業時に、鉄筋同士の交差部を締結するた
めに使用される「鉄筋締結クリップ」に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】壁及びスラブ筋等の配筋作業時には、鉄
筋交差部にて鉄筋同士を締結する必要があるが、従来
は、結束線を用いて締結していた。また、各種の締結金
物を用いて締結することもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、次のような問題があった。すなわち、結束線
を用いての締結では、作業に多大な手間や、熟練を要し
た。また、この方法では、結束線の結び目が大きいと、
コンクリートの骨材が引っ掛かって、コンクリートの流
動性が悪くなるという不都合もあった。また、金物を使
用して締結する場合には、結束線による締結よりも労力
は軽減されるが、より一層の締結作業時間の短縮が望ま
れていた。しかも、従来の金物は、比較的大きく、コン
クリートの流動性を悪くするという不都合もあった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、その主たる目的は、誰でも簡単に鉄筋の結束
が可能で、コンクリートの流動を妨げず、且つ製品コス
ト及び施工コストの低減を図ることのできる鉄筋締結ク
リップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の鉄筋締結クリップは、鉄筋同士を交差部に
て締結するためのクリップであって、基端側連結部の左
右両端部にそれぞれ、2本の保持脚が上下に離間しつつ
先端側に延びて設けられ、各保持脚の先端部は、略半円
形状に上下方向内側に湾曲形成されて基端側に折り返さ
れて、保持爪とされており、一方の鉄筋は、その一側面
を連結部の内側に当接され、この鉄筋と交差する他方の
鉄筋は、前記一方の鉄筋の他側面と、前記保持脚及び保
持爪先端部に当接されて保持されることを特徴とする。
【0006】また、好ましくは上記構成に加えて、前記
保持脚は、線材が略コ字形状に形成された2つのコ字形
状材から構成され、これらの各コ字形状材は、基端側を
略L字形状に屈曲形成され、その基端側屈曲部同士を接
合してなることを特徴とする鉄筋締結クリップである。
さらに好ましくは、上記構成に加えて、前記保持脚の基
端側屈曲部同士の接合部に、板状の連結部材が設けられ
てなることを特徴とする鉄筋締結クリップである。な
お、クリップは、板材を屈曲形成して製作してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄筋締結クリップ
1についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明の鉄
筋締結クリップ1の第1実施例を示す斜視分解図であ
る。また、図2から図5は、この実施例のクリップ1の
使用状態を示す図であり、図2はクリップ1にて鉄筋1
10,120を締結した状態を示す斜視図、図3は締結
作業時の中間状態を示す側面図、図4は締結後の状態を
示す側面図、図5は締結後の状態を示す背面図である。
【0008】図1に示すように、本実施例のクリップ1
は、線材が屈曲形成されてなる脚部材2と、この脚部材
2の基端部に設けられる連結部材3とを備えてなる。
【0009】脚部材2は、板バネにより形成してもよい
が、図示例ではバネ針金によって形成されている。脚部
材2は、同一形状の左右一対の2つの部材21,22か
らなり、それぞれ略コ字形状に屈曲形成されてなると共
に、基端部を略L字形状に屈曲形成されてなる。
【0010】すなわち、左右の各脚部材21,22は、
先端側に開放した略コ字形状に屈曲形成されており、そ
の基端部が略垂直に折り曲げられて連結部21c,21
d,22c,22dを形成されてなる。これにより、左
右方向に沿って配置される連結部21c,21d,22
c,22dの左右両端部に、前後方向に沿って保持脚2
1a,21b,22a,22bが配置されることにな
る。そして、各脚部材21,22は、その連結部21
c,21d,22c,22d同士を重ね合わせて溶接等
にて固定されてなる。図示例では、左側脚部材21の連
結部の上下辺21c,21dの各上部に沿って、右側脚
部材22の連結部の上下辺22c,22dを重ね合わせ
て、その重合部を溶接にて一体化している。これによ
り、基端側に略矩形状の連結部が形成されると共に、そ
の四隅部から先端側に向けてそれぞれ平行に保持脚21
a,21b,22a,22bが配置されることになる。
【0011】各保持脚21a,21b,22a,22b
の先端部は、略半円形状に上下方向内側に向けて屈曲形
成され、基端側に向けて折り返されて、保持爪21f,
22fとされている。
【0012】この実施例の連結部材21,22は、プラ
スチックにより形成されている。連結部材21,22
は、略矩形状の板材であって、先端面の左右両端部に
は、先端側に開放する略コ字形状の嵌着部31,32が
上下方向に沿って一体形成されている。よって、脚部材
2の連結部の左右に上下方向に沿って配置された辺22
e,21e(すなわち左右の脚部材21,22の略コ字
形状の中央辺)に、前記嵌着部31,32のコ字形状溝
を嵌め込むことにより、脚部材2に連結部材3を取り付
けることができる。
【0013】なお、連結部材3は、樹脂や鉄板により形
成してもよい。また、脚部材2の連結部材3への取り付
けは、連結部材3内に脚部材2の基端部を埋設したり、
脚部材2の基端部に連結部材3を溶接して取り付けても
よい。
【0014】このようにして構成されたクリップ1は、
図2に示すように、直角に交差する鉄筋110,120
同士を結束するのに使用される。すなわち、図示例で
は、各保持爪21f,22fの円弧が垂直面内に沿うよ
うにクリップ1を配置し、まず左右の保持脚21a(2
1b),22a(22b)の間に、上下方向に沿う第1
の鉄筋110を入れ、その後、上下の保持脚21a(2
2a),21b(22b)の間に、左右方向に沿う第2
の鉄筋120を嵌合して、両鉄筋を締結する。
【0015】各保持脚21a,21b,22a,22b
の先端部には、上述したように、上下方向内側で且つ基
端側に折り返されるよう円弧形状に屈曲された保持爪2
1f,22fが形成されている。よって、上下の保持脚
21a,21b,22a,22bの先端部同士(保持爪
21f,22fの先端部同士)21f,21f(22
f,22f)は、クリップ1の基端側に行くに従って上
下方向寸法が若干狭くなるよう配置されることになる。
よって、この部分が第2の鉄筋120を嵌め入れる際の
ガイドとして作用し、上下の保持脚21a(22a),
21b(22b)間に第2の鉄筋120を容易に嵌め入
れることができる。
【0016】しかも、上下の保持脚21a(22a),
21b(22b)間に第2の鉄筋120を嵌め入れる際
には、図3に示すように、上下の各保持脚21a(22
a),21b(22b)が上下方向外側に弾性変形する
ことで、第2の鉄筋120を容易に嵌め入れることがで
きる。しかも、第2の鉄筋120を嵌め入れた後は、上
下の保持脚21a(22a),21b(22b)は、元
の状態に復元して、図4に示すように、2つの鉄筋11
0.120を確実に保持して締結する。
【0017】締結状態では、図2、図4及び図5に示す
ように、第1の鉄筋110は、その基端側の周側面が連
結部21c,21d,22c,22dの内面に当接され
ると共に、左右の周側面が左右の保持脚21a,21
b,22a,22bの基端部の内面に当接され、且つ先
端側の周側面に、第2の鉄筋120が当接されることで
確実に位置決めされて保持される。一方、第2の鉄筋1
20は、その基端側の周側面が、第1の鉄筋110に当
接されると共に、先端側の周側面に、保持爪21f,2
2fの先端部が当接され、且つ上下の周側面に、上下の
保持脚21a(22a),21b(22b)の先端部が
それぞれ当接されるので、第2の鉄筋120も確実に位
置決めされる。しかも、保持爪21f,22fの作用に
より、第2鉄筋120が第1鉄筋110をクリップ1の
基端側の連結部材3の側に付勢することで、鉄筋11
0.120同士の締結は強固になされる。よって、コン
クリートを打ち込んだときに、力がかかっても、交差部
の結束が外れることはない。
【0018】なお、連結部21c,21d,22c,2
2dの内面を鉄筋110の周側面の円弧に適合した円弧
形状に形成しておけば、より安定して締結することがで
きるので、一層好適である。つまり、脚部材2の基端部
の連結部21c,21d,22c,22dや、連結部材
3の内面を円弧形状に形成しておくのが好ましい。
【0019】ところで、クリップ1を鉄筋交差部に嵌め
入れる際は、手で無理嵌めしたり、エアーガンにクリッ
プを詰めた後、エアーで打ち込むこともできるが、手動
ないし電動のステープラー型クリップ締結具4を利用す
るのが好ましい。
【0020】図6は、手動のステープラー型クリップ締
結具4の一例を示す概略縦断面図であり、図7は、その
A−A断面図である。この図示例のクリップ締結具4
は、やや長尺のケース本体41の基端部に、このケース
本体41より一回り小さな玉入れ42がピン43にて揺
動可能に設けられてなる。ケース本体41は、一側端面
に開口した断面略コ字形状材から形成されており、上端
部には、玉入れ42の上部からクリップ(玉)1を一つ
だけ前記一側端の側に押し出す押出部材44が設けられ
ている。
【0021】一方、玉入れ42は、ケース本体41の側
に向けて開口した断面コ字形状材から形成されており、
その開口部をケース本体41の開口部と向かい合わせた
状態で配置される。なお、玉入れ42の反開口部側の側
壁42aには、上端部にクリップ1が通過可能なクリッ
プ押出穴42bが形成されている。玉入れ42内には、
長手方向に沿って棒材45が配置され、この棒材45に
沿って台座46が上下動可能に設けられている。なお、
棒材45は、前記玉入れ42のクリップ押出穴42bの
下部まで延びて設けられている。
【0022】前記棒材45の下部には、コイルバネ47
が配置されており、このコイルバネ47は、台座46を
上方に向けて常時付勢している。よって、コイルバネ4
7の付勢力に対抗して、台座46を下方に押し下げて、
その台座46の上面と、玉入れ42の上端面との間に、
多数のクリップ1を上下に並べて充填することができ
る。この際、各クリップ1は、基端側連結部3をケース
本体41の側に向け、保持脚21a,21b,22a,
22bの先端部を玉入れ42の前記側壁42aに向けて
配置される。なお、玉入れ42にクリップ1を充填する
際には、ケース本体41に対して玉入れ42をピン43
回りに回転させて、ケース本体41から玉入れ42を十
分に引き出すことにより容易に充填作業を行うことがで
きる。
【0023】玉入れ42に多数のクリップ1を充填した
後、ケース本体41の開口に玉入れ42を嵌め入れるよ
うケース本体41の側に玉入れ42をピン43回りに回
転させる。ここで、ケース本体41の反開口部側の側壁
41aには板バネが配置されていて、ケース本体41か
ら玉入れ42を離間させるよう付勢力を作用させる。従
って、通常は、ケース本体41から玉入れ42がやや離
間して浮いた状態にされるので、図6に示される状態と
なる。そして、板バネの付勢力に対抗して、ケース本体
41のコ字形状溝に、玉入れ42を嵌め入れることが可
能とされている。
【0024】すなわち、図6の状態から、ケース本体4
1内に玉入れ42を嵌め入れるようケース本体41と玉
入れ42とを互いに近接する方向に握ると、ケース本体
41の押台部材44によって、玉入れ42内の一番上の
クリップ1が押出穴42bを介して押し出されることに
なる。よって、押出穴42bを鉄筋110,120の交
差部に向けた状態で、クリップ締結具4を握ると、自動
的にクリップ1が押し出されて鉄筋110,120同士
を締結することになる。従って、鉄筋110,120の
結束作業が極めて容易に、且つ短時間に行うことができ
る。なお、一番上のクリップ1の押し出し後には、コイ
ルバネ47の付勢力により、次のクリップ1が押出穴4
2bの位置まで順に繰り上げられる。
【0025】ところで、クリップ110,120同士
は、図8及び図9に示すように、接続材5を用いて左右
に並べて連結することが可能である。図8は、接続材5
を用いてクリップ1,1…を左右に並べた状態を示す部
分断面平面図であり、図9は、そのB−B断面図であ
る。
【0026】これらの図に示されるように、図示例の接
続材5は、板材の上下端部に、断面エの字形状の取付部
51,51が一体形成されてなる構成である。つまり、
上下の各取付部51は、左右方向外側に開口して略コ字
形状溝がそれぞれ形成されており、その略コ字形状溝に
クリップ1の保持脚21a,21b,22a,22bを
嵌め入れることができる構成とされている。よって、隣
接するクリップ1,1の上下の保持脚21a,21b,
22a,22bを接続材5の取付部51,51にそれぞ
れ嵌め入れることにより、クリップ1,1同士を左右に
連結することができる。接続材5にて連結されたクリッ
プ1は、その状態のまま連結部材3の側から先端側に向
けて手やエアー等で打つことができると共に、接続材5
から外して個別に使用することもできる。
【0027】図10は、この発明の鉄筋締結クリップ1
(1A)の第2実施例を示す斜視図である。この実施例
では、連結部材3(3A)をやや厚肉の略コ字形状材に
より形成し、脚部材2の基端部を覆うよう埋め込んで構
成されてなる。脚部材2としては、図1に示されるよう
に、略コ字形状に屈曲した針金の基端部21c,21
d,22c,22dを略L字形状に屈曲し、その基端側
屈曲部21c,22c(21d,22d)同士を接合し
たものを使用してもよいが、単に略コ字形状に屈曲した
バネ針金の基端部を、連結部材3Aの左右両端部にそれ
ぞれ埋設して構成してもよい。
【0028】図11及び図12は、この第2実施例のク
リップ1Aを用いて鉄筋交差部を結束した状態を示す図
であり、図11は平面図、図12は側面図である。これ
らの図に示すように、この第2実施例のクリップ1A
も、前記第1実施例のクリップ1と同様に、基端側に一
方の鉄筋110を配置した後、その鉄筋110を直角に
交差する他方の鉄筋120を嵌め入れて、保持爪21
f,22fにて保持することで鉄筋110,120同士
を締結する構成である。
【0029】この際、図12に示すように、連結部材3
Aの左右側壁33,33の先端部33aを円弧形状に切
り欠いておけば、その円弧面33aに他方の鉄筋120
の周側面を配置することができ、より安定して鉄筋を結
束することができる。
【0030】なお、図13は、この第2実施例のクリッ
プ1Aを並べた状態である。この図に示すように、連結
部材3aの左右両端部33,33が平面状に形成されて
いるので、クリップ1Aを綺麗に並べることができ、エ
アーガンや前記ステープラー型クリップ締結具4への充
填を容易に行うことができる。
【0031】図14は、この発明の鉄筋締結クリップ1
(1B)の第3実施例を示す図であり、(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は展開状態の背面図であ
る。この実施例のクリップ1Bは、板材が屈曲形成され
て板バネ状に構成されてなる。すなわち、同図(c)に
示すように、略矩形状の連結部21xの上下の左右両端
部に、それぞれ上下方向外側に延びて保持脚21a,2
1b,22a,22bが一体的に設けられてなる板材が
使用される。なお、左右の保持脚21a,22a(21
b,22b)は、先端側に行くに従って互いに僅かに近
接するよう形成されている。また、その先端部は、略半
円形状に屈曲形成されて保持爪21f,22fを形成さ
れている。ところで、左右の保持脚21a,22a(2
1b,22b)の基端部の左右方向内側部21yは略半
円形状に形成されており、鉄筋110の横断面と略適合
するよう形成されている。この実施例のクリップ1Bの
場合、同図(c)の点線部を谷折りして、同図(b)に
示すように、上下の保持脚21a,21b,22a,2
2bを連結部21xに対して略垂直に折り曲げて構成さ
れる。
【0032】図15及び図16は、この第3実施例のク
リップ1Bを用いて鉄筋交差部を結束した状態を示す図
であり、図15は平面図、図16は側面図である。これ
らの図に示すように、この第3実施例のクリップ1B
も、前記各実施例のクリップ1と同様に、基端側に一方
の鉄筋110を配置した後、その鉄筋110を直角に交
差する他方の鉄筋120を嵌め入れて、保持爪21f,
22fにて保持することで鉄筋110,120同士を締
結する構成である。
【0033】図17は、この第3実施例のクリップ1B
で効率良く鉄筋締結作業を行うために利用されるクリッ
プ締結具4(4B)であり、(a)は一部を断面にした
側面図、(b)は銃身48先端部を示す断面図である。
このクリップ締結具4Bは、ピストル型であり、銃身4
8を備えた本体部の基端側の蓋48aを開けて多数のク
リップ1Bを銃身48に充填されて使用される。この
際、保持脚21a,21b,22a,22bの先端部が
銃身48の先端側に向くようにして順に充填する。筒状
の銃身48の先端部には、同じく筒状のトリガー49が
銃身48の長手方向に対して慴動可能に外嵌されてい
る。そして、このトリガー49を銃身48の基端側に押
し下げることにより、銃身先端部に配置された押出部材
44が先端部のクリップ1を先端側に押し出す構成とさ
れている。なお、同図(b)において、符号48bはス
トッパーであり、先端部のクリップ1を銃身48から脱
落しないよう保持するものである。トリガー49を引い
て先端部のクリップ1を発射した後、後続のクリップ1
がバネにより先端部に配置される際には、このストッパ
ー1は引っ込むよう構成されている。
【0034】ところで、この発明の鉄筋締結クリップ1
は、上記各実施例の構成に限らず適宜変更可能である。
例えば、保持爪21f,22fの湾曲形状は適宜に変更
可能である。また、図1において、連結部材3は、手若
しくはエアー等での打ち込みを容易にするためのもので
あるから、場合によっては省略可能である。さらに、ク
リップ1の大きさは、締結しようとする鉄筋110,1
20に合わせて変更されることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明の鉄筋締結
クリップによれば、鉄筋交差部にクリップを嵌め入れる
だけで、誰でも簡単に鉄筋の結束が可能である。また、
保持爪の作用により結束は確実に行える。さらに、連結
部の左右に線材等の保持脚を設けただけで結び目等がな
く、コンクリートの流動を妨げることもない。しかも、
製品及び施工の各コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋締結クリップの第1実施例を示す
斜視分解図である。
【図2】図1のクリップの使用状態を示し、クリップに
て鉄筋を締結した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のクリップの使用状態を示し、締結作業時
の中間状態を示す側面図である。
【図4】図1のクリップの使用状態を示し、締結後の状
態を示す側面図である。
【図5】図1のクリップの使用状態を示し、締結後の状
態を示す背面図である。
【図6】図1のクリップ用のステープラー型クリップ締
結具を示す概略縦断面図である。
【図7】図6におけるA−A断面図である。
【図8】図1のクリップの同士を接続材を用いて連結し
た状態を示す部分断面平面図である。
【図9】図8におけるB−B断面図である。
【図10】本発明の鉄筋締結クリップの第2実施例を示
す斜視図である。
【図11】図10のクリップの使用状態を示し、締結後
の状態を示す平面図である。
【図12】図10のクリップの使用状態を示し、締結後
の状態を示す側面図である。
【図13】図10のクリップの同士を連結した状態を示
す平面図である。
【図14】本発明の鉄筋締結クリップの第3実施例を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)
は展開状態の背面図である。
【図15】図14のクリップの使用状態を示し、締結後
の状態を示す平面図である。
【図16】図14のクリップの使用状態を示し、締結後
の状態を示す側面図である。
【図17】図14のクリップ用のピストル型クリップ締
結具を示す概略図であり、(a)は一部を断面にした側
面図、(b)は銃身先端部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋締結クリップ 2 脚部材 3 連結部材 21c,21d,22c,22d 基端側連結部 21a,21b,22a,22b 保持脚 21f,22f 保持爪 110 鉄筋(一方の鉄筋) 120 鉄筋(他方の鉄筋)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋同士を交差部にて締結するためのク
    リップであって、 基端側連結部の左右両端部にそれぞれ、2本の保持脚が
    上下に離間しつつ先端側に延びて設けられ、 各保持脚の先端部は、略半円形状に上下方向内側に湾曲
    形成されて基端側に折り返されて、保持爪とされてお
    り、 一方の鉄筋は、その一側面を連結部の内側に当接され、
    この鉄筋と交差する他方の鉄筋は、前記一方の鉄筋の他
    側面と、前記保持脚及び保持爪先端部に当接されて保持
    されることを特徴とする鉄筋締結クリップ。
  2. 【請求項2】 前記保持脚は、線材が略コ字形状に形成
    された2つのコ字形状材から構成され、 これらの各コ字形状材は、基端側を略L字形状に屈曲形
    成され、 その基端側屈曲部同士を接合してなることを特徴とする
    請求項1に記載の鉄筋締結クリップ。
  3. 【請求項3】 前記保持脚の基端側屈曲部同士の接合部
    に、板状の連結部材が設けられてなることを特徴とする
    請求項2に記載の鉄筋締結クリップ。
  4. 【請求項4】 前記クリップは、板材が屈曲形成されて
    なることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋締結クリッ
    プ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103255879A (zh) * 2013-04-28 2013-08-21 昆山生态屋建筑技术有限公司 十字搭接扣
WO2016108604A1 (ko) * 2014-12-31 2016-07-07 이우영 철근 결속구

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