JP7359427B2 - 結束具 - Google Patents
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Description
(A)収納部は、クランプ部を弾性変形させて係止部を初期位置から待避位置へと変位させると、収納部の軸方向が棒材の軸方向と一致する状態となるように構成されていてもよい。
このように構成された結束具によれば、係止部が係止位置にある状態において、収納部が棒材に対して加圧接触する状態となる。したがって、収納部が棒材に対して加圧接触しない場合に比べ、収納部と棒材との間に作用する摩擦力を増大させることができる。よって、棒材と収納部が相対的に軸方向へずれることや、軸方向に延びる軸線を回転中心として棒材と収納部が相対的に回転することを抑制することができる。
(1)第1実施形態
[結束具の構成]
図1A及び図1Bに示すように、結束具1は、交差するように配置される2本の棒材2A,2Bを、交差箇所3において結束する部材である。結束具1が備える各部は、樹脂材料(例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリアミド等。)によって一体成形されている。棒材2A,2Bは、例えば鉄筋であってもよいし、樹脂棒であってもよい。あるいは、樹脂被覆鉄筋や繊維強化樹脂棒等であってもよい。
以上のように構成された結束具1によれば、2本の棒材の交差箇所3に対して結束具1を取り付ける際に、クランプ部10A~10Dを弾性変形させて係止部23を初期位置から待避位置へと変位させると、収納部21の傾きが減少する方向へ収納部21が揺動する。そのため、初期状態で収納部21の軸方向が棒材2A,2Bの軸方向と一致するように構成されている従来技術とは異なり、結束具1を交差箇所3に押しつけた際に、棒材2A,2Bに対する収納部21の傾きが増大してしまうことがない。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態以降の実施形態に関しては、第1実施形態との相違点を中心に詳述し、第1実施形態と同様な部分に関しては、説明を省略するか簡潔な説明にとどめる。
次に、第3実施形態について説明する。
図7A及び図7Bに示すように、結束具41は、交差するように配置される2本の棒材を、交差箇所において結束する部材である。第1実施形態との相違点は、各クランプ部10A~10Dが、収納部21を2つずつ備えている点にある。これにより、4つのクランプ部10A~10Dは、4つ全てが同一形状に構成されている。そのため、第1実施形態の場合、結束具1の背面図は、結束具1の正面図と同一に表れ、結束具1の左側面図は、結束具1の右側面図と同一に表れるが、第3実施形態の場合、結束具41の背面図、左側面図及び右側面図は、全て結束具41の正面図と同一に表れる。下側の収納部21の場合、上下両側に係止部23が設けられ、これにより、収納部21に収納された棒材が上方及び下方へと変位するのを抑制する。
次に、第4実施形態について説明する。
図8A及び図8Bに示すように、結束具51は、交差するように配置される2本の棒材を、交差箇所において結束する部材である。第1実施形態との相違点は、第1実施形態の場合、第1クランプ部10Aが備える連結部13と第2クランプ部10Bが備える連結部13との間、及び第3クランプ部10Cが備える連結部13と第4クランプ部10Dが備える連結部13との間には、単一の空間25が確保されていたが、第4実施形態の場合は、4つの空間25A,25B,25C,25Dが確保されている。また、これら4つの空間25A,25B,25C,25Dに囲まれる位置には、棒材の交差箇所を収納する中央収納部53が構成されている。
次に、第5実施形態について説明する。
図9A及び図9Bに示すように、結束具61は、交差するように配置される2本の棒材を、交差箇所において結束する部材である。第1実施形態との相違点は、2つのクランプ部10C,10Dが、収納部21を2つずつ備えている点にある。下側の収納部21の場合、上下両側に係止部23が設けられ、これにより、収納部21に収納された棒材が上方及び下方へと変位するのを抑制する。なお、第3実施形態の場合、上側の収納部21と下側の収納部21との間には単一の係止部23が設けられていたが、第5実施形態の場合、上側の収納部21の下側と、下側の収納部21の上側には、それぞれ個別に係止部23が設けられている。
以上、結束具について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本開示の一態様として例示されるものにすぎない。すなわち、本開示は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
Claims (4)
- 交差するように配置される2本の棒材を、交差箇所において結束する結束具であって、
4つのクランプ部を備え、
前記2本の棒材を第1棒材及び第2棒材、前記4つのクランプ部を第1クランプ部、第2クランプ部、第3クランプ部及び第4クランプ部として、
前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部は、前記第1クランプ部と前記第2クランプ部との間となる位置に前記交差箇所が配置される状態で、前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部それぞれによって前記第1棒材を把持可能に構成され、
前記第3クランプ部及び前記第4クランプ部は、前記第3クランプ部と前記第4クランプ部との間となる位置に前記交差箇所が配置される状態で、前記第3クランプ部及び前記第4クランプ部それぞれによって前記第2棒材を把持可能に構成され、
前記4つのクランプ部は、各クランプ部が弾性変形可能に構成され、かつ各クランプ部が収納部及び係止部を備え、
前記収納部は、軸方向に延びる収納空間を構成しており、当該収納空間を貫通する位置に配置される前記棒材を収納可能に構成され、
前記係止部は、初期位置、待避位置及び係止位置へと変位可能で、前記棒材が前記収納部へと導入される際には、前記初期位置から前記待避位置へと変位することによって前記棒材の変位を妨げない状態になり、更に前記棒材が変位して前記収納部に収納された際には、前記待避位置から前記係止位置へと変位することによって前記棒材に引っかかる状態になり、前記棒材が前記収納部から外れる方向へ変位するのを抑制するように構成され、
前記収納部は、前記クランプ部が弾性変形していない状態にある場合には、前記収納部の軸方向が前記棒材の軸方向に対して傾きを有する状態にあり、前記クランプ部を弾性変形させて前記係止部を前記初期位置から前記待避位置へと変位させる際に、前記傾きが減少する方向へ揺動するように構成されており、
前記4つのクランプ部は、各クランプ部が、
空隙を挟んで並列に配置される2つの把持片と、
前記2つの把持片それぞれの一端間を連結する連結部と、
を備え、
前記2つの把持片における、前記連結部によって連結された一端とは反対側の端部間には、前記空隙へ前記棒材を導入するための入口が構成され、前記クランプ部が弾性変形して前記係止部が前記初期位置から前記待避位置へ変位する際には、前記入口側で前記2つの把持片間の間隔が拡大するように構成され、
前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部において、前記入口側で前記2つの把持片間の間隔が拡大すると、前記第3クランプ部及び前記第4クランプ部は、前記傾きが減少する方向へ揺動し、前記第3クランプ部及び前記第4クランプ部において、前記入口側で前記2つの把持片間の間隔が拡大すると、前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部は、前記傾きが減少する方向へ揺動するように構成されている、
結束具。 - 請求項1に記載の結束具であって、
前記収納部は、前記クランプ部を弾性変形させて前記係止部を前記初期位置から前記待避位置へと変位させると、前記収納部の軸方向が前記棒材の軸方向と一致する状態となるように構成されている、
結束具。 - 請求項1又は請求項2に記載の結束具であって、
前記係止部が前記係止位置にある状態において、前記クランプ部は弾性変形した状態にあって、前記収納部が前記棒材に対して加圧接触する状態となるように構成されている、
結束具。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の結束具であって、
前記第1クランプ部が備える前記連結部と前記第2クランプ部が備える前記連結部との間には、前記傾きが減少する方向へ前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部が揺動すると狭まる空間が確保され、
前記第3クランプ部が備える前記連結部と前記第4クランプ部が備える前記連結部との間には、前記傾きが減少する方向へ前記第3クランプ部及び前記第4クランプ部が揺動すると狭まる空間が確保されている、
結束具。
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