JP2015017359A - セグメントの継手構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、組み立て容易で、構造的に遊動がなく、締結に際し移動量が少ない継手構造を提供する。【解決手段】一方のセグメントS1に配設される挿入部材11を備えた雄ユニット1と、他方のセグメントS2に配設された挿入穴20を有する挟着保持手段24を備えた雌ユニット2とを有するセグメントの継手構造Aであり、この挟着保持手段24が、内周面23iに外周面24pが接触し中央に前記挿入穴20を備えた一体略断頭円錐体の形態をなし、略断頭円錐体にスリットとスリットとが形成され、挟着保持手段24が穴底面側から、開口方へ弾性部材25により強固に付勢されている。【選択図】図1

Description

この発明は、コンクリートセグメント等のセグメントの端面同士を接続(締結)するための、継手構造に関する。
この明細書及び特許請求の範囲において、「セグメント」とは、地下鉄の走行空間や下水管の流路等として使用されるチューブ状の構造物を構築するための、部分筒状をした所謂「セグメント」と呼ばれる「壁部材」や、ビルや土木構造物等を構築するための「壁部材(壁状の部材を含む)」等を含む広い概念で使用する。また、セグメントの材質に関しても、コンクリート製のものに限定されるものでなく、スチール製のものやセラミック製のもの、その他の材質のものをも包含する広い概念で使用する。
従来より、セグメント間を締結する継手構造に関しては種々提供されている。 例えば、部分円筒状のセグメントを用いてチューブ状の構造物を形成するべく、当該構造物の長手方向にセグメント同士を締結するためのセグメントの継手構造(リング間継手構造という)について、またチューブ状の構造物の周方向にセグメント同士を締結するための継手構造(周方向継手構造という)についても、種々の構造のものが提供されている。
前記リング間継手構造(以下、単に継手構造ともいう)として、例えば、特開2006−104934公報に記載された発明がある。
この発明にかかる継手構造は、締結すべく対応する1対のセグメントのうち、片方のセグメントに配設された雄ユニットの挿入部材を、もう片方のセグメントに配設された雌ユニットの収容穴に単に挿入するだけで、簡単に且つ迅速に二つのセグメント同士を締結することができるように構成されている。
つまり、前記公報に記載の継手構造の場合、前記収容穴に穴開口側で縮径し穴奥側で拡径した略断頭円錐状の内周面を有するとともに、収容穴内に挿入された前記挿入部材を受容して周囲から挟着保持する、挟着保持手段が配設されている。
前記挟着保持手段は、物理的に独立した形態の複数の分割片を複数個周設することによってその中央に挿入方向に延びる略円筒状の前記挿入穴を具備した、外観が略断頭円錐体の形態を有する。そして、前記略断頭円錐状の内周面のテーパ角と、前記略断頭円錐体をした挟着保持手段の外周面のテーパ角は、ほぼ等しく構成されている。つまり、前記収容穴の内周面に前記挟着保持手段の外周面が強固に密着する方向に押圧されると、前記挟着保持手段の挿入穴が縮径し、前記押圧が解除されると前記挿入穴が拡径可能なように構成されている。
そして、前記複数の分割片は、1枚の平座金を介して収容穴の穴底面側からコイルスプリングによって収容穴の開口方へ押圧されることによって、全体として前記複数の分割片が略断頭円錐体の如き形態を形成した状態で、その外周面が前記略断頭円錐状の内周面に押し付けられた状態となるように構成されている。
かかる状態で、前記雄ユニットの挿入部材が前記コイルスプリングのバネ力に抗して前記円筒状の挿入穴内へ挿入されると、前記挿入穴の内径が挿入部材の外径より小さく構成されているためこれらが挿入方向で当接して、かかる挿入によって前記分割片が穴底面方へ後退する。かかる後退によって、前記挟着保持手段の外周面が前記内周面から離れて前記挿入穴が拡径可能な状態となり、当該挿入穴内に前記挿入部材が侵入することができるように構成されている。
特開2006−104934公報
しかしながら、前記継手構造の場合には、複数の分割片を周設して略断頭円錐体を形成していることから、部品点数が多く構造が複雑になり、また組み立てが難しく、且つ、組み立て等に手間がかかる。したがって、製造コストを上昇させる要因になる。
また、複数の分割片で構成されている挟着保持手段が、1枚の平座金を介して穴底側からコイルスプリングで開口方へ押圧されていることから、これら分割片,平座金,コイルスプリング等の各構成要素間の位置が各方向において遊動的な状態となる。
このため、セグメント内に雌ユニットを配設した状態で搬送する時やセグメントの締結作業中に前記分割片が振動等に起因して位置ずれし、また、前記コイルスプリングが偏位する可能性がある。
さらに、前記継手構造の場合には、締結しようとすると、弾性係数が大きい前記コイルスプリングを所定寸法だけ、つまり、かなりの寸法だけ収縮させなければならず、したがって、その収縮の寸法分だけ、セグメントの締結のためのスペースが必要となる。つまり、リング間方向において締結のための余分なスペースが必要となる。
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、部品点数が可及的に少なく、且つ、組み立てが容易で、各構成要素が無用に遊動しない、しかも、締結に際して挿入部材の移動量(ストローク)が可及的に少ない且つ締結完了後には締結状態を確実に維持できる、セグメントの継手構造を提供することを目的とする。
本発明にかかるセグメントの継手構造は、締結しようとする一方のセグメントの端面から突出するように配設される柱状の挿入部材を備えた雄ユニットと、
締結しようとするもう一方のセグメントの対応する端面に開口する収容穴内に、前記挿入部材を受容して挟着保持する挟着保持手段が収容された雌ユニットとを有し、
前記雌ユニットが、前記挟着保持手段を収容するべく挿入方向に延びる前記収容穴と、当該収容穴内に形成された略断頭円錐状の内周面と、当該内周面に当接するよう配置された前記挟着保持手段とを有するセグメントの継手構造であって、
前記挟着保持手段が、前記内周面に外周面が接触するとともに中央に収容穴方向に延びる円筒状の前記挿入穴を備えた、一体の略断頭円錐体の形態をなし、
前記略断頭円錐体の、先端から基端方に延びるように形成されたスリットと、基端から先端方に延びるように形成されたスリットとが形成され、
前記略断頭円錐体の形態をなす挟着保持手段が、前記収容穴の穴底面側から、開口方へ弾性部材により強固に付勢されていることを特徴とする。
前述のように構成された本発明にかかるセグメントの継手構造によれば、前記雄ユニットの柱状の挿入部材を、前記雌ユニットの収容穴の開口からこの開口に臨むように開口させた前記挿入穴の開口に当接するように挿入して穴底面方(穴の奥方)へ押圧すれば、前記弾性部材(例えば、皿ばね座金や波形ばね座金等のばね座金)により開口方に付勢されている前記略断頭円錐体が、収容穴の奥方に後退する。この後退動作により、前記内周面に対する前記略断頭円錐体の位置が変化して、当該挟着保持手段の外周面は前記内周面の拡径した新たな部位に接触する。このため、前記挟着保持手段が、そこに形成されている前記スリットに起因して、容易に拡径することができる。かかる挟着保持手段の拡径によりその中心の前記挿入穴も拡径して、当該挿入穴の奥方への前記雄ユニットの挿入部材の侵入(挿入)を許容する。このように挿入部材の侵入が所定量おこなわれた時点で、挿入動作をおこなう外力を止めると、前記弾性部材のバネ力が作用して前記挟着保持手段が開口方へ付勢されて移動し、前記内周面に前記外周面が当接押圧されることにより前記挿入穴を含む挟着保持手段が縮径される。この結果、前記挿入穴内の前記挿入部材は、周囲から挟着保持されることになる。つまり、締結が完了することになる。
また、前記略断頭円錐体の形態の前記挟着保持手段が一体のもので構成されていることから、部品点数が少なく、従って、構造的にシンプルになり、この結果、製造および組み立ても容易におこなうことができる。
加えて、前記挟着保持手段が一体のもので構成され、且つ、当該一体の挟着保持手段の底面部分が、直接、弾性部材を介して収容穴の穴底面側に支持されているため、挟着保持手段、弾性部材等の各構成要素の位置も確定的となる。つまり、前記各構成要素の位置が遊動的でない。このため、この継手構造の雄ユニットや雌ユニットを配設したセグメントの搬送中や締結作業時に振動等が加わっても、前記各構成要素が所定の位置状態を容易に維持することができる。
前記雌ユニットの略断頭円錐状の内周面のテーパ角と、前記挟着保持手段の外周面のテーパ角が実質上同じであると、当該挟着保持手段の外周面が前記内周面に全面で接触し周囲から均等に押圧されることから、挿入穴が周囲から均等に押圧され、このため当該挿入穴内の挿入部材が、全体的に均等な応力で確実に挟着保持手段で挟着保持されることになる。
前記弾性部材が、皿ばね座金や波形ばね座金等のばね座金で構成されていると、小さな変形量で大きな弾性力(バネ力)を得ることができ、また前記略断頭円錐体が直接ばね座金により底面方から支持されるため、構造的に安定するとともに、締結に際して、挿入部材の移動量が可及的に短い、つまりリング間方向において締結のための余分なスペースが不要となる。
前記先端から基端方に延びるように形成されたスリットと、前記基端から先端方に延びるように形成されたスリットとが、前記挟着保持手段の周方向において、交互に、それぞれ複数設けられていると、かかる略断頭円錐体の径方向への拡径と縮径とが円滑におこなわれ、締結作業が容易におこなえ、また、挟着と保持がより確実にできる構成を実現することができる。
前記雌ユニットが、前記収容穴の開口側に開口し当該収容穴の穴底面を有するケーシングと、このケーシングに一体的に固着され、前記穴底面側が拡径し且つ前記開口した側が縮径するように構成された、前記略断頭円錐状の内周面が、当該穴底面側に向くよう形成された蓋部材とを有する如き構成であると、収容穴内に前記略断頭円錐状の内周面体を形成することができる構成を、簡単に得ることができる点で好ましい。
前記雄ユニットの挿入部材の基端方のアンカー部の少なくとも一部の周囲に、弾性体が配設されていると、当該の弾性に弾性体より、前記挿入部材は、その弾性変形する分だけ、当該挿入部材の軸長手方向と直交する方向(肉厚方向)に、変移することができ、挿入部材と挿入穴との位置合わせや、締結後の変移に柔軟に対応することができる継手構造を実現できる。
前記蓋部材の前記ケーシング側への固着が、螺着であると、簡単な工具を用いて誰でも簡単に組み立てることができ、当該組み立てに際して、前記略断頭円錐体状の内周面に前記挟着保持手段の外周面を所定の状態にセットすることができる構成となる。
また、本セグメントの継手構造は、締結しようとする一方のセグメントに配置される雄ユニットと、締結しようとする他方のセグメントに配置される雌ユニットとを備え、前記雄ユニットは、前記一方のセグメントの端面から突出するように配設される柱状の挿入部材を備え、前記雌ユニットは、前記他方のセグメントの対応する端面に開口するよう配設された収容穴と、前記収容穴内に形成されたテーパ状の内周面と、前記内周面に当接するように前記収容穴内に配置された挟着保持体と、前記挟着保持体を前記内周面方へ付勢する弾性部材とを有し、前記一方のセグメントの端面から突出した前記挿入部材が前記挟着保持体に挟着保持されるセグメントの継手構造であって、
前記挟着保持体は、略断頭円錐状をなし、且つ、前記収容穴の軸方向に延びる円筒状の挿入穴と、前記テーパ状の内周面に接触する外周面と、先端から基端方に延びるように形成されたスリットと、基端から先端方に延びるように形成されたスリットとを備え、締結に際して前記挿入部材の少なくとも前記先端部が前記挿入穴に挿入され、
前記挟着保持体が、前記収容穴の穴底面側から、開口方へ前記弾性部材により付勢されることによって、前記挟着保持体が前記挿入部材を挟着保持するような構成であってもよい。
本発明によれば、部品点数が可及的に少なく、且つ、構造的にシンプルな、組み立てが容易で、各構成要素間の無用な遊動が少ない、しかも、セグメント間の締結に際して、締結しようとするセグメントの移動量(ストローク寸法)が可及的に少ない且つ締結完了後には締結状態を確実に維持できる、セグメントの継手構造を提供することができる。
リング間に位置する締結しようとする一対のセグメントに配置された本発明の実施例にかかる継手構造を一部断面して示した図で、(a)はセグメントとチューブ状の弾性体を二点鎖線で表した全体側面図、(b)は(a)のb−b矢視図、(c)は(a)のc−c矢視図、(d)は(a)のd−d矢視図である。 図1に示す継手構造の雄ユニットの挿入部材が弾性部材のバネ力に抗して雌ユニットの挿入穴に最も挿入された状態を示す図である。 図1に示す継手構造の雄ユニットの挿入部材が雌ユニットの挿入穴に挿入され挿入動作が終了して、挿入部材が雌ユニットの挟着保持手段によって挟着保持された状態を示す図である。 図1〜図3に示す継手構造の締結部分の締結作業時の各段階における状態を拡大して示す図で、(a)は図1(a)の締結部分の部分拡大図、(b)は図2の締結部分の部分拡大図、(c)は図3の締結部分の部分拡大図である。 図1〜図3等に示す本実施例にかかる継手構造の構成要素を立体的に示した図で、(a)は雌ユニットの蓋部材の構成を示す図、(b)は雌ユニットの挟着保持手段の略断頭円錐体の構成を示す図、(c)は弾性部材の一つである皿ばね座金を示す図である。 本発明にかかるセグメントの継手構造の締結部分の構成を示す図で、図1〜図5に示す継手構造とは別の実施例にかかる継手構造の要部の構成を示す図である。 本継手構造を用いて複数のセグメントがリング間方向に締結されることによって構築されるチューブ状の構造体と、新たなセグメントをリング間方向に締結しようとする状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例にかかるセグメントの継手構造を、図1〜図7の図面を参照しながら具体的に説明する。
図1において、AはセグメントS1,S2をリング間方向に締結することができる継手構造で、かかるセグメントの継手構造Aは、図7に図示するように、リング間方向(図7においてX方向参照)において、セグメントS1,S2同士を締結する。なお、図7において、矢印Y方向はセグメントの周方向を表す。
前記継手構造Aは、図1に図示すように、締結しようとする一方のセグメントS1の端面Saに配設される雄ユニット1と、締結しようとするもう一方のセグメントS2の端面Sbに配設される雌ユニット2とを有している。
図1等に図示するように、前記雄ユニット1は、前記セグメントS1の端面Saから所定長さL1だけ突出した挿入部材11を有し、かかる挿入部材11の基端方(図1において左方)には、前記セグメントS1内部に埋設されるアンカー部12が一体に形成されている。前記アンカー部12の基端には、耐引き抜き強さを強化するための、拡大したヘッド部12hを有する。
また、前記アンカー部12のストレート状の部位12sの外周方には、二点鎖線で示される弾性体13であるゴム製のチューブが外装されている。この実施例の場合には、前記弾性体13はゴム製のホースによって構成され、かかる弾性体13の弾性により、前記挿入部材11は、その弾性変形する分だけ、当該挿入部材11の軸長手方向と直交する方向(チューブの肉厚方向)に、変移することができるように構成されている。
この実施例では、弾性体13はゴム製のチューブで構成されているが、これに代えて、他のもの、例えばシート状のゴムシート等の弾性素材を前記ストレート状の部位12sの周囲に巻くことによって構成してもよく、あるいは塗料のように素材を塗布することによって、又は発泡性のものをノズルから注入することによって、前記弾性体13を構成してもよい。
また、この実施例の場合、前記挿入部材11は、円柱状(丸棒状)の形態をしており、当該挿入部材11の外周面には、細溝11fが周設されている。かかる細溝11fは、それぞれ独立した円周方向に形成された溝であっても、ねじのような「らせん状」に1条又は複数条に形成された溝であってもよい。かかる細溝11fは、溝と溝のピッチが小さく且つ溝の谷から山までの寸法も通常のボルト等のねじに比べて小さく構成されている。例えば、前記細溝11fが1条のねじで構成されている場合には、ねじ山高さの小さい細目ねじのような形態をしている。また、かかる細溝11fのネジ山の形態は、挿入部材11の挿入方向(図1の矢印X1の方向参照)には挿入し易いように90度以下の角度の面で、例えば、75度程度の角度の面で構成され、反挿入方向には係止可能なように90度以上の角度の面で構成されていることが望ましい。
さらに、前記挿入部材11の先端(図1において右端)11tは、後述する挿入穴20に円滑に挿入可能なように、ラウンド状に面取りされている。しかし、直線上の面取り(角取り)がなされていてもよい。
前記雌ユニット2は、図1,図4に図示するような構成のケーシング21を具備し、かかるケーシング21にはセグメントS2の端面Sb方に開口した断面円形の収容穴21hが形成され、かかる収容穴21hの内周面21aには、めねじが形成されている。そして、前記めねじに螺合するおねじを外周面23pに有する蓋部材23が、前記ケーシング21の開口部分に一体的に固着(この実施例では「螺着」)されている。
前記螺着するため、かかる蓋部材23の反穴底側の表面23fには、回転させるための工具の爪を受容する係止穴23gが、図1(c),図4,図5(a)に図示ように、形成されている。
また、前記蓋部材23の前記ケーシング21の穴底面側(図1において右側)には、図1(a),図4,図5等に図示する如き、当該穴底面側が拡径し且つ前記開口した側が縮径するような略断頭円錐状の内周面23iが、当該穴底面21e側(図1において右側)に向けて形成されている。
そして、前記内周面23iの穴底面方には、図1(a),図4,図5等に図示するように、当該内周面23iと外周面24pが当接(この実施例では面接触)する挟着保持手段(挟着保持部材)24が配設されている。かかる挟着保持手段24は、図5(b)に拡大して図示するように、全体の形態が略断頭円錐体の形態を有し、かかる挟着保持手段24には、先端(図5において上端)から基端方(図5において下方)に延びるように形成されたスリット24jと、基端(図5において下端)から先端方に延びるように形成されたスリット24kとが形成されている。
この実施例では、前記スリット24jとスリット24kとが前記略断頭円錐体の周方向に、交互に、それぞれ複数(この実施例では4つづつ)設けられている。これらスリット24jとスリット24kは、いずれも、前記略断頭円錐体の外周面24pから内周面24iまで貫くように形成されている。
また、前記挟着保持手段24の中央には、図5(b)に拡大して図示するように、収容穴方向(図5(b)において上下方向、図4(a)において水平方向)に延びる円筒状の前述した挿入穴20が形成されている。かかる挿入穴20の内周面24iには、内周面24iの全域にわたって細溝24fが周設されている。かかる細溝24fは、それぞれ独立した円周方向に形成された溝であっても、ねじのような「らせん状」の1条あるいは複数条の溝であってもよい。かかる細溝24fは、溝と溝のピッチが小さく且つ溝の谷から山までの寸法も小さく構成されている。例えば、前記細溝24fが1条のねじで構成されている場合には、ねじ山の小さい細目ねじのような形態をしている。
前記細溝24fは、前記細溝11fと締結の際に係合する。
図2,図3,図4(b),(c)に図示するように、前記挿入穴20の内径と、前記挿入部材11の外径とは、ほぼ同じ径に構成されている。正確には、前記前記挿入穴20の穴径が前記挿入部材11の外径よりわずかに小さく構成され、挿入時に、前記挿入穴20の開口部分20tに、ラウンド状の面取りが施されている前記挿入部材11が当たって当該挿入穴20が拡径すると、互いの細溝11f,24fの山の部分同士が係合(又は接合)しながら、当該挿入穴20に挿入部材11が挿入できるように構成されている。つまり、前記挿入穴20の内径と前記挿入部材11の外径との寸法関係は、このように微妙な寸法関係に構成されている。
また、前記挟着保持手段24の略断頭円錐体の外周面24pと前記断頭円錐状の内周面23iとが相互に面接触するように、当該挟着保持手段24の外周面24pのテーパ角と、当該断頭円錐状の内周面23iのテーパ角とが、角度的に等しく構成されている(図4参照)。
図1(a),図2〜図4, 図5に図示するように、前記ケーシング21の収容穴21hの穴底面21e(図4参照)には、底面側で縮径した段付き状になった凹部21wが形成されており、かかる凹部21wに弾性部材25が、外力が作用しない状態で、その開口側の端25t(図5(c)参照)が前記凹部21wから開口側へ突出するように状態(図4(a)参照)で、つまり弾性部材25の一部が前記穴底面21eから開口側に突出するような状態で、配設されている。
この実施例では、前記弾性部材25として、皿ばね座金が使用されている。しかし、前記弾性部材25として、他の「ばね座金」、例えば、「波形ばね座金」、あるいは、その他の「ばね座金」を使用してもよい。かかるばね座金は、単位変形量当たりの荷重が大きい(弾性係数が小さい)ことから、大きな外力が作用しても、僅かな変形量となる。
このため、前記挿入部材11を少しの寸法だけ挿入穴20に対して相対的に移動させるだけで、締結作業を完璧におこなうことができる。
従って、締結作業に際して、締結しようとする一方のセグメンS1を相手のセグメントS2に極く近接するまで、前記挿入穴20と前記挿入部材11との係合が全くおこなわれず、このため、極く近接するまでの範囲(領域)では、当該一方のセグメントS1を位置合わせ等のために各方向に自由に移動させて、締結作業を円滑に且つ迅速におこなうことができる。
そして、前記挟着保持手段24は、図4に図示するように、前記弾性部材25を介して、前記ケーシング21の穴底面21eに支持され、当該弾性部材25のバネ力により、前記蓋部材23の内周面23i側へ付勢されている。このため、従来技術の欄で述べた如く従来必要であった平座金を必要とせず、構造的にシンプルな且つ信頼性の高い構造となる。
ところで、前記ケーシング21の基端側(図1(a)において右側)には、アンカーとして機能するボルト26が、そのボルト頭26hが反開口側の位置に位置するよう螺合されている。前記ボルト頭26hはより大きな耐引き抜き力を生じさせる。そして、このようにアンカーとして市販のボルトが使用できると、安価に実施することができる。
前記構成を備えた本実施例にかかるセグメントの継手構造によれば、部分円筒状をしたセグメントS1,S2同士を、リング間方向において、図7に図示するように順次締結してゆくことによって、また、周方向において周知の継手構造を用いて順次締結してゆくことによって、チューブ状の構造体、例えば、地下鉄の走行空間Sあるいは下水通路等を容易に且つ信頼性の高い状態で構築することができる。
つまり、本実施例にかかるセグメントの継手構造によれば、図1(a),図4(a)に図示する状態から、図1(a)の矢印X1の方向に挿入して、図2,図4(b)に図示するように前記挿入部材11が最も挿入穴20に深く挿入された状態にして挿入動作を完了させ、この状態で挿入をおこなうために付与していた外力を止めれば、図3,図4(c)に図示するように、前記弾性部材25のバネ力により僅かに開口側に戻る。この状態が前記挿入部材11の外周面が前記挿入穴20の内周面によって周囲から挟着され、且つ挿入部材11の外周面に形成された細溝11fと、前記挿入穴20の内周面に形成された細溝24iとの係合(噛合)によって、確実に維持されることになる。
ところで、前記実施例に代えて、耐震性能を得るべく、図6に図示するように構成することもできる。すなわち、チューブ状の構造体の地震対策として、継手構造部分がリング間方向(チューブ状の構造体の長手方向)において、上下あるいは左右に波うつように揺れたときにも、当該継手構造がその揺れを吸収して破断することがないように構成してもよい。
つまり、図6に図示するように、蓋部材123の内周面123iを図示の如く負の曲率を有する曲面のテーパ面で構成し、かかる内周面123iに当接する挟着保持部材124の外周面124pを正の前記曲率に対応する曲率を有する曲面のテーパ面で構成すると、つまり球体関節構造を採用すると、雄ユニット101を有するセグメント(図示せず)と、雌ユニット102を有するセグメントが、それらの締結部分で屈曲するような外力が地震等に起因して作用したとしても、この屈曲させようとする外力に無用に抗することなく、前記負の曲率を有する内周面123iと、前記正の曲率を有する外周面124pとが、自在に回動して変移することにより吸収することができる。本継手構造の他の構成については、前述した先の実施例の場合と基本的に同じ構成を具備し同じ作用効果を奏することから、重複する説明に代えて、かかる継手構造の主要な構成について、図6に、図1から図5において各構成に付された参照符号に100を加えた参照符号を付して、重複する説明を省略する。
そして、図6に図示する継手構造は、この継手構造が奏する特有の作用効果に加えて、図1〜図5に図示した先の実施例にかかる継手構造が奏するのと基本的に同じ作用効果を奏することができることは言うまでもない。
なお、前記各実施例は単なる本発明の実施例であって本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、種々の形態で実施できることは言うまでもなく、かかる本発明の技術的思想を逸脱しない範囲の実施は当然に本発明の技術的範囲に包含される。
本発明にかかるセグメントの継手構造は、土木や建築等の産業分野および継手構造の製造分野等において利用することができる。
A…セグメントの継手構造
1…雄ユニット
2…雌ユニット
S1…一方のセグメント
Sa…端面
S2…もう一方のセグメント
Sb…端面
11…挿入部材
20…挿入穴
23i…内周面
24p…外周面
24…挟着保持部材
24j,24k…スリット
25…弾性部材

Claims (7)

  1. 締結しようとする一方のセグメントの端面から突出するように配設される柱状の挿入部材を備えた雄ユニットと、
    締結しようとするもう一方のセグメントの対応する端面に開口する収容穴内に、前記挿入部材を受容して挟着保持する挟着保持手段が収容された雌ユニットとを有し、
    前記雌ユニットが、前記挟着保持手段を収容するべく挿入方向に延びる前記収容穴と、当該収容穴内に形成された略断頭円錐状の内周面と、当該内周面に当接するよう配置された前記挟着保持手段とを有するセグメントの継手構造であって、
    前記挟着保持手段が、前記内周面に外周面が接触するとともに中央に収容穴方向に延びる円筒状の前記挿入穴を備えた、一体の略断頭円錐体の形態をなし、
    前記略断頭円錐体の、先端から基端方に延びるように形成されたスリットと、基端から先端方に延びるように形成されたスリットとが形成され、
    前記略断頭円錐体の形態をなす挟着保持手段が、前記収容穴の穴底面側から、開口方へ弾性部材により強固に付勢されていることを特徴とするセグメントの継手構造。
  2. 前記雌ユニットの略断頭円錐状の内周面のテーパ角と、前記挟着保持手段の外周面のテーパ角が実質上同じであることを特徴とする請求項1記載のセグメントの継手構造。
  3. 前記弾性部材がばね座金により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のセグメントの継手構造。
  4. 前記先端から基端方に延びるように形成されたスリットと、前記基端から先端方に延びるように形成されたスリットとが、前記挟着保持手段の周方向において、交互に、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載のセグメントの継手構造。
  5. 前記雌ユニットが、
    前記収容穴の開口側に開口し当該収容穴の穴底面を有するケーシングと、
    前記ケーシングに一体的に固着され、前記穴底面側が拡径し且つ前記開口した側が縮径するように構成された、前記略断頭円錐状の内周面が、当該穴底面側に向くよう形成された、蓋部材とを、
    具備していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の項に記載のセグメントの継手構造。
  6. 前記挿入部材の基端方のアンカー部の少なくとも一部の周囲に弾性体が配設されていることを特徴とする請求項項1〜5のいずれか1の項に記載のセグメントの継手構造。
  7. 前記蓋部材の前記ケーシング側への固着が、螺着であることを特徴とする請求項5又は6記載のセグメントの継手構造。
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