JP2001032306A - 地下構造物用蓋の嵩調整構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の嵩調整構造

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JP2001032306A
JP2001032306A JP11211289A JP21128999A JP2001032306A JP 2001032306 A JP2001032306 A JP 2001032306A JP 11211289 A JP11211289 A JP 11211289A JP 21128999 A JP21128999 A JP 21128999A JP 2001032306 A JP2001032306 A JP 2001032306A
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伸太郎 杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外枠に対して内枠が昇降可能に設置された状
態で、受枠部材が振動等で脱落することのない、地下構
造物用蓋の嵩調整構造を提供する。 【解決手段】 蓋本体を支持する内枠10と、この内枠
10が内側に装着可能な外枠11と、内枠10に形成さ
れた上側突出部12と、外枠11に形成された下側突出
部13と、外枠11に対して内枠10を昇降させるため
のボルト14と、内枠10の下面15と外枠11の内周
棚部16との間に複数箇所介在させるとともにボルト1
4を挿通させた上傾斜部材17、下傾斜部材18および
スペーサ19とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下構造物用蓋の
嵩調整構造に関する。なお、本願明細書でいう「地下構
造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物,地下構造
施設等と地上とを通じる開口部を閉塞するマンホール
蓋,大型鉄蓋,汚水枡蓋、電力・通信における地下施設
機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄
蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管におけ
る路面下の埋設導管およびその付属機器と地上とを結ぶ
開閉蓋としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切
弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称す
る。
【0002】
【従来の技術】路面は、走行する自動車によってアスフ
ァルト舗装が摩耗し、特にタイヤチェーンやスパイクタ
イヤを使用する降雪地方においては著しく、摩耗した路
面から上方に地下構造物用蓋の上端が突出した状態とな
りやすい。このように、地下構造物用蓋の上端が路面か
ら突出していると、除雪する際に除雪車のグレーダ(排
土板)が地下構造物用蓋の上端に衝突し、その衝撃で地
下構造物用蓋および路面が損傷したり、グレーダが地下
構造物用蓋に衝突した際の衝撃で除雪車の運転者が除雪
車から転落して負傷するおそれがあった。
【0003】また、路面工事の際に表層部の舗装を剥ぎ
取った場合、地下構造物用蓋の上端が路面から突出した
状態となるので、この突出した地下構造物用蓋の周りに
は路面工事が終了するまでアスファルトを肉盛りして段
差をなくそうとしていたが、その部分が盛り上がってい
るため、自動車や自転車等の車両が通行しにくいもので
あった。
【0004】従来、上述した問題を解決できるものとし
て、特開平8−27825号公報に記載のマンホール装
置が知られている。
【0005】このマンホール装置は、嵩上げ用と嵩下げ
用の2種類のボルトによって外枠内を上下方向に摺動さ
せる内枠を備え、内枠の上側開口で蓋板を嵌合支持した
構造であって、前記外枠と前記内枠との間には内枠の底
面円周を六等分した円弧状の高さ調整板を挿入させて蓋
板にかかる荷重を調整板を介して外枠で受けるようにし
ている。
【0006】また、内枠および外枠の内面にはブラケッ
トを多数突出して形成し、この内枠のブラケットの透孔
に挿通させた抜け止めピンを高さ調整板に挿通させずに
外枠のブラケットの透孔に挿通することによって、振動
でボルトが緩んだ場合に前記高さ調整板が内枠と外枠と
の間から外れるのを防止しようとしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たマンホール装置において、抜け止めピンは単に高さ調
整板に当接しているだけであるので、ボルトが緩んだ場
合、高さ調整板がズレやすく外れるおそれがあった。こ
のように、高さ調整板が外れると荷重をボルトで受ける
ことになるため、ボルトが損傷したり、内枠が陥没して
通行車両が事故を起こす危険性があった。
【0008】また、内枠の昇降を2種類のボルトで行う
ようにしているが、ボルトが焼き付いて回動できなくな
った場合には、外枠の周囲を掘り起こして内枠および外
枠を取り替える必要があり、その対応策として、ボルト
が焼き付いた場合には、ボルトのみを取り替えられるよ
うにすることが考えられるが、この場合には取り替えが
容易なことから振動でボルトが緩んだだけでボルトが脱
落しやすくなるおそれがあった。ボルトが脱落すると、
外枠に対して内枠が固定されていない状態となるため、
マンホール内の異常内圧によって蓋本体および内枠が浮
上してしまうという問題があった
【0009】そこで、本発明は、外枠に対して内枠が昇
降可能とされた地下構造物用蓋を設置した状態で、地下
構造物用蓋の構成部材が振動等で脱落することのない、
地下構造物用蓋の嵩調整構造を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の地下構
造物用蓋の嵩調整構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持
する内枠と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に
対して内枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに
挿通させるとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間
に積層可能に介在させるスペーサと、最上段のスペーサ
の上に積層させる下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層
させる上傾斜部材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構
造において、前記ボルトには、その頭部の下方に支持部
を形成するとともに、その下方に小径部およびこの小径
部に連なる大径部を形成し、前記外枠の内周には螺合部
を備えた下側突出部を形成するとともに、前記内枠の内
周には前記螺合部に螺合させたボルトの頭部と支持部と
の間に位置させる上側突出部を形成し、前記スペーサに
は、前記ボルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成する
とともに、積層される前記スペーサのうちの少なくとも
1枚には、前記ボルトの小径部より大きくかつ大径部よ
り小さい幅を有する通過溝をその周縁部から前記挿通孔
まで連通させて形成し、前記下傾斜部材または上傾斜部
材のいずれか一方にはボルトの大径部が挿通可能な挿通
孔を形成し、いずれか他方にはボルトが通過可能な通過
溝を形成し、前記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触
面は、互いに面合可能な凹曲面および凸曲面とし、前記
ボルトを締め付けた状態で、前記ボルト大径部が最上段
に配置されている前記スペーサの挿通孔内に位置してい
ることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の地下構造物用蓋の嵩調整
構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠と、この
内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内枠を嵩上
げする嵩上用ボルトおよび外枠に対して内枠を締め付け
る締付用ボルトと、この締付用ボルトに挿通させるとと
もに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可能に介
在させるスペーサと、最上段のスペーサの上に積層させ
る下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる上傾斜部
材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造において、前
記嵩上用ボルトは、前記外枠の内周棚部に形成した螺合
孔に下側から螺合させてその上端を前記内枠の下面に当
接可能とし、前記締付用ボルトは、前記内枠の内周棚部
に形成した透孔に上側から挿通させて前記外枠の内周棚
部に形成した螺合孔に螺合させ、前記締付用ボルトに
は、前記内枠の内周棚部の下面から突出する部分に小径
部およびこの小径部に連なる大径部を形成し、前記スペ
ーサには、前記締付用ボルトの大径部が挿通可能な挿通
孔を形成するとともに、積層される前記スペーサのうち
少なくとも1枚には、前記締付用ボルトの小径部より大
きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁
部から前記挿通孔まで連通させて形成し、前記下傾斜部
材または上傾斜部材のいずれか一方には締付用ボルトの
大径部が挿通可能な挿通孔を形成し、いずれか他方には
締付用ボルトが通過可能な通過溝を形成し、前記下傾斜
部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに面合可能な
凹曲面および凸曲面とし、前記締付用ボルトを締め付け
た状態で、前記締付用ボルトの大径部が最上段に配置さ
れている前記スペーサの挿通孔内に位置していることを
特徴とする。
【0012】請求項1および2に記載した構造とするこ
とにより、内枠を嵩上げした状態で、ボルトまたは締付
用ボルトの上部に形成した小径部にスペーサの通過溝を
通過させた後、このスペーサの挿通孔をボルトまたは締
付用ボルトの大径部に位置させることによってスペーサ
の脱落を防止することができ、また、ボルトまたは締付
用ボルトを装着したままスペーサの着脱を容易に行え
る。また、下傾斜部材と上傾斜部材とは互いに凹凸曲面
で面合させ、一方には通過溝を形成せずに挿通孔にボル
トまたは締付用ボルトを挿通して脱落しないようにして
いるので、ボルトまたは締付用ボルトを締め付けること
によって、他方の傾斜部材が脱落するのを防止すること
ができる。
【0013】請求項3に記載の地下構造物用蓋の嵩調整
構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠と、この
内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内枠を昇降
させる複数のボルトと、このボルトに挿通させるととも
に内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可能に介在
させるスペーサと、最上段のスペーサの上に積層させる
下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる上傾斜部材
とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造において、前記
ボルトには、その頭部の下方に支持部を形成するととも
に、その下方に小径部およびこの小径部に連なる大径部
を形成し、前記外枠の内周には螺合部を備えた下側突出
部を形成するとともに、前記内枠の内周には前記螺合部
に螺合させたボルトの頭部と支持部との間に位置させる
上側突出部を形成し、前記スペーサには、前記ボルトの
大径部が挿通可能な挿通孔を形成するとともに、積層さ
れる前記スペーサのうち少なくとも1枚には、前記ボル
トの小径部より大きくかつ大径部より小さい幅を有する
通過溝をその周縁部から前記挿通孔まで連通させて形成
し、前記下傾斜部材には、前記ボルトの大径部が挿通可
能な挿通孔を形成するとともに、前記ボルトの小径部よ
り大きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその
周縁部から前記挿通孔に連通させて形成し、前記上傾斜
部材には、前記ボルトが通過可能な通過溝を形成し、前
記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに面
合可能な凹曲面および凸曲面とし、前記ボルトを締め付
けた状態で、前記ボルトの大径部が、前記下傾斜部材の
挿通孔内に位置していることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の地下構造物用蓋の嵩調整
構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠と、この
内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内枠を嵩上
げす上用ボルトおよび外枠に対し締め付ける締付用ボル
トと、この締付用ボルトに挿通させるとともに内枠の下
面と外枠の内周棚部との間に積層可能に介在させるスペ
ーサと、最上段のスペーサの上に積層させる下傾斜部材
と、下傾斜部材の上に積層させる上傾斜部材とを備えた
地下構造物用蓋の嵩調整構造において、前記嵩上用ボル
トは、前記外枠の内周棚部に形成した螺合孔に下側から
螺合させてその上端を前記内枠の下面に当接可能とし、
前記締付用ボルトは、前記内枠の内周棚部に形成した透
孔に上側から挿通させて前記外枠の内周棚部に形成した
螺合孔に螺合させ、前記締付用ボルトには、前記内枠の
内周棚部の下面から突出する部分に小径部およびこの小
径部に連なる大径部を形成し、前記スペーサには、前記
締付用ボルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成すると
ともに、積層される前記スペーサのうち少なくとも1枚
には、前記締付用ボルトの小径部より大きくかつ大径部
より小さい幅を有する通過溝をその周縁部から前記挿通
孔まで連通させて形成し、前記下傾斜部材には、前記締
付用ボルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成するとと
もに、前記締付用ボルトの小径部より大きくかつ大径部
より小さい幅を有する通過溝をその周縁部から前記挿通
孔まで連通させて形成し、前記上傾斜部材には、前記締
付用ボルトが通過可能な通過溝を形成し、前記下傾斜部
材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに面合可能な凹
曲面および凸曲面とし、前記締付用ボルトを締め付けた
状態で、前記ボルトの大径部が前記下傾斜部材の挿通孔
内に位置していることを特徴とする。
【0015】請求項3および4に記載した構造とするこ
とにより、請求項1および2の構成と同様に、スペーサ
の脱落を防止することができる。また、下傾斜部材と上
傾斜部材とは互いに凹凸曲面で面合させ、下傾斜部材の
挿通孔内にボルトまたは締付用ボルトの大径部が位置し
ているので、ボルトまたは締付用ボルトを締め付けるこ
とよって、上傾斜部材が脱落するのを防止することがで
きる。
【0016】請求項5に記載の地下構造物用蓋の嵩調整
構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠と、この
内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内枠を昇降
させトと、このボルトに挿通させるとともに内枠の下面
と外枠の内周棚部との間に積層可能に介在させるスペー
サとを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造において、前
記ボルトには、その頭部が下方に支持部を有するととも
に、その下方に、大径部、この大径部に連なる小径部お
よびこの小径部に連なる大径部を形成し、前記外枠の内
周には螺合部を備えた下側突出部を形成するとともに、
前記内枠の内周には前記螺合部に螺合させたボルトの頭
部と支持部との間に位置させる上側突出部を形成し、前
記スペーサには、前記ボルトの大径部が挿通可能な挿通
孔を形成するとともに、積層される前記スペーサのうち
少なくとも1枚には、前記ボルトの小径部より大きくか
つ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁部から
前記挿通孔まで連通させて形成し、前記ボルトを締め付
けた状態で、前記ボルトの大径部が前記通過溝を有する
全てのスペーサの通過孔内に位置していることを特徴と
する。
【0017】請求項6に記載の地下構造物用蓋の嵩調整
構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠と、この
内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内枠を嵩上
げする嵩上用ボルトおよび外枠に対して内枠を締め付け
る締付用ボルトと、この締付用ボルトに挿通させるとと
もに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可能に介
在させるスペーサとを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構
造において、前記嵩上用ボルトは、前記外枠の内周棚部
に形成した螺合孔に下側から螺合させてその上端を前記
内枠の下面に当接可能とし、前記締付用ボルトは、前記
内枠の内周棚部に形成した透孔に上側から挿通させて前
記外枠の内周棚部に形成した螺合孔に螺合させ、前記締
付用ボルトには、前記内枠の内周棚部の下面から突出す
る部分に大径部、この大径部に連なる小径部およびこの
小径部に連なる大径部を形成し、前記スペーサには、前
記締付用ボルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成する
とともに、積層される前記スペーサのうち少なくとも1
枚には、前記締付用ボルトの小径部より大きくかつ大径
部より小さい幅を有する通過溝をその周縁部から前記挿
通孔まで連通させて形成し、前記締付用ボルトを締め付
けた状態で、前記ボルトの大径部が前記通過溝を有する
全てのスペーサの挿通孔内に位置していることを特徴と
する。
【0018】請求項5および6に記載した構造とするこ
とにより、ボルトまたは締付用ボルトを締め付けると、
各スペーサの挿通孔内には2箇所の大径部のいずれかが
位置するため、各スペーサの脱落を防止することができ
る。
【0019】また、請求項7に記載の地下構造物用蓋の
嵩調整構造は、蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに挿通させ
るとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可
能に介在させるスペーサとを備えた地下構造物用蓋の嵩
調整構造において、前記ボルトには、その頭部の下方に
支持部を形成し、前記外枠の内周には、ナットを着脱可
能かつ回動不能に装着する下側突出部を形成し、前記内
枠の内周には、前記内枠を前記外枠に装着したとき前記
下側突出部に整合する位置に、前記下側突出部のナット
に螺合させたボルトの頭部と支持部との間に位置させる
上側突出部を形成し、前記下側突出部および上側突出部
には、ボルトを通過可能とした平面視で内側に開口した
開口部を形成し、前記上側突出部と前記下側突出部の少
なくとも一方の開口部に遮断体を着脱可能に掛け渡した
ことを特徴とする。
【0020】請求項7に記載した構造とすることによ
り、ボルトが焼き付いて回転しなくなったような場合、
遮断体を外せば開口部からボルトを外すことができるの
で、地下構造物用蓋を取り替える必要がない。また、遮
断体によって、ナットおよびボルトが脱落するのを防止
できるので、マンホール内の異常内圧で蓋本体および内
枠が浮上するのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明においては、前記外枠の内
周面に縦方向の凸条または凹溝を形成し、前記外枠の内
周面に対向する前記スペーサ、前記下傾斜部材および前
記上傾斜部材の背面に、前記凸条に対応する凹部または
前記凹溝に対応する凸部を形成した構成とすることがで
きる。
【0022】このような構成とすることによって、スペ
ーサ、下傾斜部材および上傾斜部材を装着する際に、凸
条と凹溝とを互いに一致させることで、スペーサ、下傾
斜部材および上傾斜部材の位置決めを確実にすることが
できる。また、ボルトまたは締付用ボルトが緩んだとし
ても、前記スペーサ等がボルトまたは締付用ボルト中心
に回転してズレることがないので、内枠は常に前記スペ
ーサ等で支持され、内枠の陥没を防止することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1は第1実施例の地下構造物用蓋の嵩調整
構造を示す平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3
は図2のB−B線一部拡大断面図、図4は前記嵩調整構
造を示す分解斜視図である。
【0024】本実施例の地下構造物用蓋の嵩調整構造
は、蓋本体(図示せず)を支持する内枠10と、この内
枠10を内側に装着可能な外枠11と、内枠10の内周
3箇所に形成された上側突出部12と、外枠11の内周
に形成した内周棚部16の3箇所に形成された下側突出
部13と、外枠11に対して内枠10を昇降させるため
の3本のボルト14と、内枠10の下面と外枠11の内
周棚部16との間に介在させるとともに前記ボルト14
を挿通させた上傾斜部材17、下傾斜部材18およびス
ペーサ19とを備えている。
【0025】外枠11の下側突出部13には平面視で内
側に向かって二股状かつ袋状に開口した開口部20が形
成され、その内部上面を球面とし、そこに上面を球面と
した螺合部としての四角ナット22が着脱可能かつ回動
不能に装着されており、内枠10の上側突出部12に
は、内枠10を外枠11に装着したとき下側突出部13
に整合し平面視で内側に向かって二股状に開口した開口
部21が形成されている。また、上側突出部12の開口
部21および下側突出部13の開口部20には、それぞ
れボルト14の脱落防止用の遮断体としての遮断ねじ2
3,24が着脱可能に掛け渡されている。
【0026】ボルト14は、図3,4に示すように、頭
部14aと、頭部14aの下方に設けられた鍔状支持部
14b、鍔状支持部14bの下方に形成された小径部1
4cおよび小径部14cに連なる大径部14dなどで構
成され、このボルト14で前記内枠10を外枠11内に
固定したり、内枠10を外枠11に対して昇降可能とし
ている。なお、14e,14fは座金で互いに球面受け
となっている。
【0027】次に、図3,4を参照して、上傾斜部材1
7、下傾斜部材18およびスペーサ19について説明す
る。上傾斜部材17には、ボルト14の大径部14dが
挿通可能な挿通孔17aが形成され、ボルト14の小径
部14cより大きくかつ大径部14dより小さい溝幅を
有する通過溝17bがその周縁部から挿通孔17aまで
連通して形成されている。下傾斜部材18には、ボルト
14の大径部14dが挿通可能な挿通孔18aが形成さ
れている。スペーサ19には、ボルト14の大径部14
dが挿通可能な挿通孔19aが形成され、ボルト14の
小径部14cより大きくかつ大径部14dより小さい溝
幅を有する通過溝19bがその周縁部から挿通孔19a
まで連通して形成されている。
【0028】上傾斜部材17の下面には凸球面17cが
形成され、下傾斜部材18の上面には凹球面18bが形
成されているので、スペーサ19の上面に、下傾斜部材
18と上傾斜部材17とを積層配置したとき、凸球面1
7cと凹球面18bとは互いに面合する。また、ボルト
14を締め付けた状態においては、ボルト14の大径部
14dの上端は最上段にあるスペーサ19の挿通孔19
a内に位置するようにしている。
【0029】次に、内枠10を外枠11内に装着する場
合について説明する。予め凹球面18bを上にした下傾
斜部材18の挿通孔18aにボルト14を挿通するとと
もに、このボルト14を外枠11の下側突出部13に装
着した四角ナット22に螺合させ、ボルトの頭部14a
と支持部14bとの間に内枠10の上側突出部12を位
置させる。そして、設定高さよりも高く内枠10を嵩上
げしておき、手で下傾斜部材18をボルト14の上部に
保持した状態で、図5に示すように下傾斜部材18の下
側に位置するボルト14の小径部14cにスペーサ19
の通過溝19bを合わせて通過させた後、挿通孔19a
をボルト14の大径部14dに位置させて、スペーサ1
9を外枠11の内周棚部16の上面に順次載置してい
く。そして、上傾斜部材17の凸球面17cを下向きに
して、ボルト14の鍔状支持部14bと下傾斜部材18
との間に装着した後、ボルト14を締め付ければ、上傾
斜部材17は下傾斜部材18の凹球面18b内に固定さ
れ、内枠10は外枠11内に固定される。
【0030】このように、ボルト14の大径部14dを
スペーサ19の挿通孔19a内に位置させることによっ
て、スペーサ19の脱落を防止することができる。ま
た、下傾斜部材18と上傾斜部材17とは互いに凹凸球
面で面合させ、下傾斜部材17には通過溝を形成せずに
挿通孔17aにボルト14を挿通して脱落しないように
しているので、ボルト14を締め付けることによって、
上傾斜部材18の脱落も防止される。
【0031】本実施例では、遮断ねじ23,24によっ
てボルト14の脱落が防止されるので、マンホール内の
異常内圧によって蓋本体および内枠10が浮上するのを
防止することができる。また、ボルト14が焼き付いて
回転しなくなったような場合、遮断ねじ23,24を外
せば開口部20,21からボルト14を外すことができ
るので、地下構造物用蓋全体を取り替える必要がなくな
る。
【0032】なお、上傾斜部材17の周縁開口部17
d、スペーサ19の周縁開口部19cおよび下傾斜部材
18の周縁に形成された切欠部18cは、外枠11の内
周面に形成された凸条25と嵌合可能であるため、上傾
斜部材17、下傾斜部材18およびスペーサ19を装着
する際に、周縁開口部17d,19cおよび切欠部18
cを凸条25に嵌合させることで、上傾斜部材17、下
傾斜部材18およびスペーサ19を確実に位置決めする
ことができる。また、ボルト14が緩んでも、スペーサ
19等がボルト14を中心に回転してズレることがない
ので、内枠10は常にスペーサ19等で支持され、内枠
10の陥没を防止することができる。
【0033】また、本実施例では、内枠10および外枠
11には、それぞれ3箇所に上側突出部12および下側
突出部13が形成されているため、それぞれの箇所に装
着されるスペーサ19の枚数を変えることにより、図6
に示すように、外枠11に対して内枠10を傾斜させた
状態で固定することも可能であり、マンホール設置場所
に対応した施工を行うことができる。この場合、座金1
4e,14fは互いに球面で、下側突出部13の内部上
面と四角ナット22の上面は互いに球面で、上傾斜部材
17と下傾斜部材18とは凹凸球面で互いに面合してい
るため、内枠10を傾斜させてもガタつくことがなく、
安定保持することができる。また、上傾斜部材17の通
過溝17bの周縁開口部17dを広くしているので、内
枠10を傾斜させる際、上傾斜部材17を容易に傾斜さ
せることができる。
【0034】次に、図7に基づいて本発明の第2実施例
について説明する。図7は第2実施例の地下構造物用蓋
の嵩調整構造を示す縦断面図である。
【0035】本実施例では、第1実施例における下傾斜
部材18に替え、通過溝30bを形成した下傾斜部材3
0を使用している。また、ボルト31は、頭部31a
と、頭部31aの下方に設けられた鍔状支持部31b、
鍔状支持部31bの下方に形成された小径部31cおよ
び小径部31cに連なる大径部31dなどで構成されて
いる。このとき、図7に示すように、上傾斜部材17お
よびスペーサ19を装着してボルト31を締め付けた状
態において、ボルト31の大径部31dは下傾斜部材3
0の挿通孔30a内に位置するようにしている。
【0036】下傾斜部材30には、ボルト31の大径部
31dが挿通可能な挿通孔30aが形成され、ボルト3
1の小径部31cより大きくかつ大径部31dより小さ
い通過溝30bがその周縁部から挿通孔30aに連通し
て形成されている。また、下傾斜部材30の上面には、
上傾斜部材17の凸球面17cと面合する凹球面30c
が形成されている。
【0037】内枠10を外枠11内に装着する場合、設
定高さよりも内枠10を高く嵩上げした状態で、ボルト
31の小径部31cに通過溝19bを合わせてスペーサ
19を装着し、下傾斜部材30および上傾斜部材17を
装着した後、ボルト31を締め付ける。このとき、ボル
ト31の大径部31dが各スペーサ19および下傾斜部
材30の挿通孔19a,30a内に位置し、下傾斜部材
30と上傾斜部材17とが互いに凹凸球面で面合してい
るので、ボルト31を締め付けると、スペーサ19、下
傾斜部材30および上傾斜部材17が脱落するのを防止
することができる。
【0038】次に、図8に基づいて本発明の第3実施例
について説明する。本実施例では、頭部41aの下方に
鍔状支持部41bが形成され、鍔状支持部41bの下方
に、順次、大径部41c、小径部41dおよび大径部4
1eが形成されたボルト41と、第1実施例のスペーサ
19と同形状であってボルト41の大径部41c,41
eが挿通可能な挿通孔40aと、小径部41dより大き
くかつ大径部41c,41eより小さい通過溝40bと
が形成された複数のスペーサ40を使用している。この
ような構成において、ボルト41を締め付けたとき、各
スペーサ40の挿通孔40a内に、ボルト41の大径部
41c,41eの少なくとも一部を位置させることによ
り、スペーサ40の脱落を防止している。
【0039】内枠10を外枠11内に装着する場合、設
定高さよりも内枠10を高く嵩上げした状態で、ボルト
41の小径部41dに通過溝40bを合わせてスペーサ
40を装着していき、最上段のスペーサ40を装着した
後、ボルト41を締め付ける。このとき、上側の大径部
41cが最上段のスペーサ40の挿通孔40a内に位置
し、最上段以外のスペーサ40の挿通孔40a内には下
側の大径部41dが位置するので、各スペーサ40が脱
落するのを防止することができる。
【0040】次に、図9に基づいて本発明の第4実施例
について説明する。図9は第4実施例の地下構造物用蓋
の嵩調整構造を示す縦断面図である。
【0041】第1〜3実施例では、ボルト14,31,
41が、外枠11に対する内枠10の昇降機能と、内枠
10と外枠11との締付機能とを兼備しているが、本実
施例では、嵩上用ボルト50と締付用ボルト51とを別
々に設けており、嵩上用ボルト50と締付用ボルト51
とを回動させることで内枠54を昇降させることができ
るようにしている。
【0042】嵩上用ボルト50は外枠52の内周棚部5
3に形成した螺合孔53aに下側から螺合され、その先
端50aが内枠54の内周棚部55の下面に当接してい
る。締付用ボルト51は内枠54の内周棚部55の透孔
57に上側から挿通され、その下部は外枠52の内周棚
部53の螺合孔53aに螺合されている。締付用ボルト
51には上部から順次、大径部51a、小径部51bお
よび大径部51cが形成されている。スペーサ56は、
締付用ボルト51の大径部51a,51cが挿通可能な
挿通孔56aと、小径部51bより大きくかつ大径部5
1a,51cより小さい通過溝56bがその周縁部から
挿通孔56まで連通して形成されている。
【0043】内枠54を外枠52内に装着する場合、設
定高さよりも高く内枠54を嵩上げした状態で、スペー
サ56の通過溝56bを小径部51bに合わせて装着し
ていき、最上段のスペーサ56を装着した後、締付用ボ
ルト51を締め付ける。このとき、上側の大径部51a
が最上段のスペーサ56の挿通孔内に位置し、最上段の
スペーサ56以外のスペーサ56には下側の大径部51
cが位置するため、スペーサ56が脱落するのを防止す
ることができる。また、58は凸条で、スペーサ56の
通過溝56bを嵌合させることでスペーサ56を確実に
位置決めすることができる。
【0044】以上、本発明の地下構造物用蓋の嵩調整構
造について説明したが、本発明は前記第1〜4の実施例
に限定されるものではない。例えば、第1〜3実施例で
は、外枠11の内周に形成した下側突出部13には袋状
部分を形成し、この袋状部分の内部に四角ナット22を
着脱可能かつ回動不能に装着しているが、図10に示す
ように下側突出部60を二股腕60a,60bとし、こ
れらの二股腕60a,60bを上下から挟み込むように
して断面エ字状のナット61を装着してもよい。なお、
小ボルト63と小ナット62は二股腕60a,60bに
形成した孔60cに挿通してナットが脱落するのを防止
する遮断体である。
【0045】また、第1,2実施例では、上傾斜部材1
7の下面が凸球面17cで、下傾斜部材18,30の上
面が凹球面18c,30cであるが、これらの凹凸関係
を逆にしてもよいし、最上部のスペーサ19の上面と内
枠10の下面との間を球面受けとしてもよい。
【0046】また、前記各実施例において、外枠の内周
に凸条を形成したが、スペーサ等の背面に凸部を形成
し、外枠の内周に凹溝を形成してもよい。また、下側突
出部には四角ナットや断面工字状ナットを装着したが、
螺合部を直接下側突出部に形成してもよい。また、前記
第4実施例に示すような嵩上用ボルトと締付用ボルトを
使用した地下構造物用蓋において、締付用ボルトは頭部
の下方に形成した小径部および小径部に連なる大径部を
形成し、第1または第2実施例で説明したスペーサ、下
傾斜部材および上傾斜部材を、外枠の内周棚部および内
枠の下面との間に積層するようにしてもよい。このと
き、第1実施例における下傾斜部材を採用した場合には
締付用ボルトの大径部を最上段のスペーサの挿通孔内に
位置させ、第2実施例における下傾斜部材を採用した場
合には締付用ボルトの大径部を下傾斜部材の挿通孔内に
位置させるようにする。
【0047】
【発明の効果】本発明により、以下に示す効果を奏す
る。
【0048】(1)請求項1,2記載の地下構造物用蓋
の嵩調整構造により、内枠を嵩上げした状態で、ボルト
または締付用ボルトの上部に形成した小径部にスペーサ
の通過溝を通過させた後、このスペーサの挿通孔をボル
トまたは締付用ボルトの大径部に位置させることによっ
てスペーサの脱落を防止することができ、また、ボルト
または締付用ボルトを装着したままスペーサの着脱を容
易に行える。また、下傾斜部材と上傾斜部材とは互いに
凹凸曲面で面合させ、一方には通過溝を形成せずに挿通
孔にボルトまたは締付用ボルトを挿通して脱落しないよ
うにしているので、ボルトまたは締付用ボルトを締め付
けることによって、他方の傾斜部材の脱落を防止するこ
とができる。
【0049】(2)請求項3,4記載の地下構造物用蓋
の嵩調整構造により、請求項1および2の構成と同様
に、スペーサの脱落を防止することができる。また、下
傾斜部材と上傾斜部材とは互いに凹凸曲面で面合させ、
下傾斜部材の挿通孔内にボルトまたは締付用ボルトの大
径部が位置しているので、ボルトまたは締付用ボルトを
締付けることよって、上傾斜部材の脱落を防止すること
ができる。
【0050】(3)請求項5,6記載の地下構造物用蓋
の嵩調整構造により、ボルトまたは締付用ボルトを締め
付けると、各スペーサの挿通孔内に2箇所の大径部のい
ずれかが位置するため、各スペーサの脱落を防止するこ
とができる。
【0051】(4)請求項7記載の地下構造物用蓋の嵩
調整構造により、ボルトが焼き付いて回転しなくなった
ような場合、遮断体を外せば開口部からボルトを外すこ
とができるので、地下構造物用蓋を取り替える必要がな
い。また、遮断体によってナットおよびボルトの脱落を
防止できるので、マンホール内の異常内圧で蓋本体およ
び内枠が浮上するのを防止することができる。
【0052】(5)外枠の内周面に縦方向の凸条または
凹溝を形成し、前記外枠の内周面に対向する前記スペー
サ、前記下傾斜部材および前記上傾斜部材の背面に、前
記凸条に対応する凹部または前記凹溝に対応する凸部を
形成した構成とすることによって、スペーサ、下傾斜部
材および上傾斜部材を適宜選択して装着する際に、凸条
と凹溝とを互いに一致させることで、スペーサ、下傾斜
部材および上傾斜部材を確実に位置決めすることができ
る。また、ボルトまたは締付用ボルトが緩んでも、前記
スペーサ等がボルトまたは締付用ボルトを中心に回転し
てズレることがないので、内枠は常に前記スペーサ等で
支持され、内枠の陥没を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の地下構造物用蓋の嵩調
整構造を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線一部拡大断面図である。
【図4】 図1に示す地下構造物用蓋の嵩調整構造の分
解斜視図である。
【図5】 図1に示す地下構造物用蓋の嵩調整構造にお
いて、ボルトにスペーサを装着する手順を示す説明図で
ある。
【図6】 図1に示す地下構造物用蓋の嵩調整構造にお
いて、外枠に対して内枠を傾斜させて装着した状態を示
す縦断面図である。
【図7】 本発明の第2実施例である地下構造物用蓋の
嵩調整構造を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例である地下構造物用蓋の嵩
調整構造を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第4実施例である地下構造物用蓋の嵩
調整構造を示す縦断面図である。
【図10】下側突出部およびナットの他例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10,54 内枠 11,52 外枠 12 上側突出部 13,60 下側突出部 14,31,41 ボルト 14a,31a,41a 頭部 14b,31b,41b 鍔状支持部(支持部) 14c,31c,41d,51b 小径部 14d,31d,41c,41e,51a,51e 大
径部 16,53,55 内周棚部 17 上傾斜部材 17a,18a,19a,30a,40a 挿通孔 17b 通過溝 17c 凸球面 17d,19c 周縁開口部(凹部) 18,30 下傾斜部材 18b,30c 凹球面 18c 切欠部(凹部) 19,40,56 スペーサ 19b,30b 通過溝 20,21 開口部 22 四角ナット(螺合部) 23,24 遮断ねじ(遮断体) 25,58 凸条 50 嵩上用ボルト 50a 嵩上用ボルトの先端 51 締付用ボルト 53a 螺合孔 57 透孔 60a,60b 二股腕 61 ナット(螺合部) 62 小ナット(遮断体) 63 小ボルト(遮断体)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに挿通させ
    るとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可
    能に介在させるスペーサと、最上段のスペーサの上に積
    層させる下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる上
    傾斜部材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造におい
    て、 前記ボルトには、その頭部の下方に支持部を形成すると
    ともに、その下方に小径部およびこの小径部に連なる大
    径部を形成し、 前記外枠の内周には螺合部を備えた下側突出部を形成す
    るとともに、前記内枠の内周には前記螺合部に螺合させ
    たボルトの頭部と支持部との間に位置させる上側突出部
    を形成し、 前記スペーサには、前記ボルトの大径部が挿通可能な挿
    通孔を形成するとともに、積層される前記スペーサのう
    ちの少なくとも1枚には、前記ボルトの小径部より大き
    くかつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁部
    から前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記下傾斜部材または上傾斜部材のいずれか一方にはボ
    ルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成し、いずれか他
    方にはボルトが通過可能な通過溝を形成し、 前記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに
    面合可能な凹曲面および凸曲面とし、 前記ボルトを締め付けた状態で、前記ボルト大径部が最
    上段に配置されている前記スペーサの挿通孔内に位置し
    ていることを特徴とする地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  2. 【請求項2】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を嵩上げする嵩上用ボルトおよび外枠に対して内枠を
    締め付ける締付用ボルトと、この締付用ボルトに挿通さ
    せるとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層
    可能に介在させるスペーサと、最上段のスペーサの上に
    積層させる下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる
    上傾斜部材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造にお
    いて、 前記嵩上用ボルトは、前記外枠の内周棚部に形成した螺
    合孔に下側から螺合させてその上端を前記内枠の下面に
    当接可能とし、 前記締付用ボルトは、前記内枠の内周棚部に形成した透
    孔に上側から挿通させて前記外枠の内周棚部に形成した
    螺合孔に螺合させ、 前記締付用ボルトには、前記内枠の内周棚部の下面から
    突出する部分に小径部およびこの小径部に連なる大径部
    を形成し、 前記スペーサには、前記締付用ボルトの大径部が挿通可
    能な挿通孔を形成するとともに、積層される前記スペー
    サのうち少なくとも1枚には、前記締付用ボルトの小径
    部より大きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝を
    その周縁部から前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記下傾斜部材または上傾斜部材のいずれか一方には締
    付用ボルトの大径部が挿通可能な挿通孔を形成し、いず
    れか他方には締付用ボルトが通過可能な通過溝を形成
    し、 前記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに
    面合可能な凹曲面および凸曲面とし、 前記締付用ボルトを締め付けた状態で、前記締付用ボル
    トの大径部が最上段に配置されている前記スペーサの挿
    通孔内に位置していることを特徴とする地下構造物用蓋
    の嵩調整構造。
  3. 【請求項3】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに挿通させ
    るとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可
    能に介在させるスペーサと、最上段のスペーサの上に積
    層させる下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる上
    傾斜部材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造におい
    て、 前記ボルトには、その頭部の下方に支持部を形成すると
    ともに、その下方に小径部およびこの小径部に連なる大
    径部を形成し、 前記外枠の内周には螺合部を備えた下側突出部を形成す
    るとともに、前記内枠の内周には前記螺合部に螺合させ
    たボルトの頭部と支持部との間に位置させる上側突出部
    を形成し、 前記スペーサには、前記ボルトの大径部が挿通可能な挿
    通孔を形成するとともに、積層される前記スペーサのう
    ち少なくとも1枚には、前記ボルトの小径部より大きく
    かつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁部か
    ら前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記下傾斜部材には、前記ボルトの大径部が挿通可能な
    挿通孔を形成するとともに、前記ボルトの小径部より大
    きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁
    部から前記挿通孔に連通させて形成し、 前記上傾斜部材には、前記ボルトが通過可能な通過溝を
    形成し、 前記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに
    面合可能な凹曲面および凸曲面とし、 前記ボルトを締め付けた状態で、前記ボルトの大径部
    が、前記下傾斜部材の挿通孔内に位置していることを特
    徴とする地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  4. 【請求項4】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を嵩上げする嵩上用ボルトおよび外枠に対して内枠を
    締め付ける締付用ボルトと、この締付用ボルトに挿通さ
    せるとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層
    可能に介在させるスペーサと、最上段のスペーサの上に
    積層させる下傾斜部材と、下傾斜部材の上に積層させる
    上傾斜部材とを備えた地下構造物用蓋の嵩調整構造にお
    いて 前記嵩上用ボルトは、前記外枠の内周棚部に形成した螺
    合孔に下側から螺合させてその上端を前記内枠の下面に
    当接可能とし、 前記締付用ボルトは、前記内枠の内周棚部に形成した透
    孔に上側から挿通させて前記外枠の内周棚部に形成した
    螺合孔に螺合させ、 前記締付用ボルトには、前記内枠の内周棚部の下面から
    突出する部分に小径部およびこの小径部に連なる大径部
    を形成し、 前記スペーサには、前記締付用ボルトの大径部が挿通可
    能な挿通孔を形成するとともに、積層される前記スペー
    サのうち少なくとも1枚には、前記締付用ボルトの小径
    部より大きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝を
    その周縁部から前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記下傾斜部材には、前記締付用ボルトの大径部が挿通
    可能な挿通孔を形成するとともに、前記締付用ボルトの
    小径部より大きくかつ大径部より小さい幅を有する通過
    溝をその周縁部から前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記上傾斜部材には、前記締付用ボルトが通過可能な通
    過溝を形成し、 前記下傾斜部材と前記上傾斜部材との接触面は、互いに
    面合可能な凹曲面および凸曲面とし、 前記締付用ボルトを締め付けた状態で、前記ボルトの大
    径部が前記下傾斜部材の挿通孔内に位置していることを
    特徴とする地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  5. 【請求項5】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに挿通させ
    るとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可
    能に介在させるスペーサとを備えた地下構造物用蓋の嵩
    調整構造において、 前記ボルトには、その頭部が下方に支持部を有するとと
    もに、その下方に、大径部、この大径部に連なる小径部
    およびこの小径部に連なる大径部を形成し、 前記外枠の内周には螺合部を備えた下側突出部を形成す
    るとともに、前記内枠の内周には前記螺合部に螺合させ
    たボルトの頭部と支持部との間に位置させる上側突出部
    を形成し、 前記スペーサには、前記ボルトの大径部が挿通可能な挿
    通孔を形成するとともに、積層される前記スペーサのう
    ち少なくとも1枚には、前記ボルトの小径部より大きく
    かつ大径部より小さい幅を有する通過溝をその周縁部か
    ら前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記ボルトを締め付けた状態で、前記ボルトの大径部が
    前記通過溝を有する全てのスペーサの通過孔内に位置し
    ていることを特徴とする地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  6. 【請求項6】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を嵩上げする嵩上用ボルトおよび外枠に対して内枠を
    締め付ける締付用ボルトと、この締付用ボルトに挿通さ
    せるとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層
    可能に介在させるスペーサとを備えた地下構造物用蓋の
    嵩調整構造において、 前記嵩上用ボルトは、前記外枠の内周棚部に形成した螺
    合孔に下側から螺合させてその上端を前記内枠の下面に
    当接可能とし、 前記締付用ボルトは、前記内枠の内周棚部に形成した透
    孔に上側から挿通させて前記外枠の内周棚部に形成した
    螺合孔に螺合させ、 前記締付用ボルトには、前記内枠の内周棚部の下面から
    突出する部分に大径部、この大径部に連なる小径部およ
    びこの小径部に連なる大径部を形成し、 前記スペーサには、前記締付用ボルトの大径部が挿通可
    能な挿通孔を形成するとともに、積層される前記スペー
    サのうち少なくとも1枚には、前記締付用ボルトの小径
    部より大きくかつ大径部より小さい幅を有する通過溝を
    その周縁部から前記挿通孔まで連通させて形成し、 前記締付用ボルトを締め付けた状態で、前記ボルトの大
    径部が前記通過溝を有する全てのスペーサの挿通孔内に
    位置していることを特徴とする地下構造物用蓋の嵩調整
    構造。
  7. 【請求項7】 蓋本体と、この蓋本体を支持する内枠
    と、この内枠を内側に装着する外枠と、外枠に対して内
    枠を昇降させる複数のボルトと、このボルトに挿通させ
    るとともに内枠の下面と外枠の内周棚部との間に積層可
    能に介在させるスペーサとを備えた地下構造物用蓋の嵩
    調整構造において、 前記ボルトには、その頭部の下方に支持部を形成し、 前記外枠の内周には、ナットを着脱可能かつ回動不能に
    装着する下側突出部を形成し、 前記内枠の内周には、前記内枠を前記外枠に装着したと
    き前記下側突出部に整合する位置に、前記下側突出部の
    ナットに螺合させたボルトの頭部と支持部との間に位置
    させる上側突出部を形成し、 前記下側突出部および上側突出部には、ボルトを通過可
    能とした平面視で内側に開口した開口部を形成し、 前記上側突出部と前記下側突出部の少なくとも一方の開
    口部に遮断体を着脱可能に掛け渡したことを特徴とする
    地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  8. 【請求項8】 前記下側突出部および上側突出部には、
    ボルトを通過可能とした平面視で内側に開口した開口部
    を形成し、 前記上側突出部と前記下側突出部の少なくとも一方の開
    口部に遮断体を着脱可能に掛け渡した請求項1または3
    に記載の地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  9. 【請求項9】 前記下側突出部および上側突出部には、
    ボルトを通過可能とした平面視で内側に開口した開口部
    を形成し、 前記上側突出部と前記下側突出部の少なくとも一方の開
    口部に遮断体を着脱可能に掛け渡した請求項5に記載の
    地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  10. 【請求項10】 前記外枠の内周面に縦方向の凸条また
    は凹溝を形成し、前記外枠の内周面に対向する前記スペ
    ーサ、前記下傾斜部材および前記上傾斜部材の背面に、
    前記凸条に対応する凹部または前記凹溝に対応する凸部
    を形成した請求項1,2,3,4,8のいずれかに記載
    の地下構造物用蓋の嵩調整構造。
  11. 【請求項11】 前記外枠の内周面に縦方向の凸条また
    は凹溝を形成し、前記外枠の内周面に対向する前記スペ
    ーサの背面に、前記凸条に対向する凹部または前記凹溝
    に対応する凸部を形成した請求項5,6,9のいずれか
    に記載の地下構造物用蓋の嵩調整構造。
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KR101272764B1 (ko) * 2010-10-18 2013-06-14 안재엽 밸브실의 철개고정 및 높이조절장치
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