JP2001031633A - N−アシルアミノ酸の製造法 - Google Patents

N−アシルアミノ酸の製造法

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JP2001031633A
JP2001031633A JP2000188225A JP2000188225A JP2001031633A JP 2001031633 A JP2001031633 A JP 2001031633A JP 2000188225 A JP2000188225 A JP 2000188225A JP 2000188225 A JP2000188225 A JP 2000188225A JP 2001031633 A JP2001031633 A JP 2001031633A
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ドラウツ カールハインツ
Olaf Dr Burkhardt
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Markus Eckert
エッケルト マルクス
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モラディ ヴァーエト
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ノイマン ヘルフリート
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アミドおよびアルデヒドの接触的アミドカル
ボニル化によるN−アシルアミノ酸の製造法を提供す
る。 【解決手段】 一般式IIのアミドと一般式IIIのア
ルデヒドと一酸化炭素をロジウム、イリジウム又はルテ
ニウム金属触媒の存在下に反応させる一般式IのN−ア
シルアミノ酸の製造法。 R′−CO−NH−R″ (II) R−CHO (III) [Rは水素、アルボキシル基、飽和で、直鎖/分枝/環
状でもよいC〜C12アルキル基、1個もしくは複数
個の不飽和で直鎖/分枝/環状でもよいC〜C12
ルケニル基C〜Cアシルオキシ基、C〜C18
リール基又はC〜C12アルキル−C〜C18アリ
ール基であり、R′、R″は独立して水素、飽和直鎖/
分枝/環状のC26アルキル、1個もしくは複数個
の不飽和の直鎖/分枝/環状のC〜C24−アルケニ
ル基、C〜C12アルキル−C〜C18アリール基
又は場合により複数個不飽和のC〜C12アルケニル
−C〜C18アルケニル−C〜C18アリール基を
表す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式I
【0002】
【化2】
【0003】[式中、Rは水素、カルボキシル基、飽和
で、直鎖状、分枝状または環状で存在していてよい(C
1〜C12)−アルキル基、1個もしくは複数個の不飽和
で、直鎖状、分枝状または環状で存在していてよい(C
2〜C12)−アルケニル基および(C1〜C8)−アシル
オキシ基ならびに(C4〜C18)−アリール基ならびに
(C1〜C12)−アルキル−(C4〜C18)−アリール基
を表し、R′、R′′は互いに独立して、水素、飽和
の、直鎖状、分枝状または環状の(C1〜C26)−アル
キル、1個または複数個の不飽和の、直鎖状、分枝状ま
たは環状の(C2〜C24)−アルケニル基、(C1
12)−アルキル−(C4〜C18)−アリール基または
場合により複数個の不飽和の(C2〜C10)−アルケニ
ル−(C4〜C18)−アリール基を表す]で示されるN
−アシルアミノ酸の製造法に関する。
【0004】
【従来の技術】N−アシルアミノ酸は、ペプチド合成の
際の重要な出発物質であり、かつ生物活性作用物質の製
造のための中間体である。更に、洗剤、ボーリング剤(B
ohrmittel)添加物および食品添加物として重要である。
【0005】N−アシルアミノ酸を、相応するアミノ酸
のアシル化により、塩副生成物を生じながら製造するこ
とは公知である。非天然アミノ酸の場合には、相応する
アミノ酸は、予めしばしば多数の段階で製造されなけれ
ばならない。上記の欠点を回避する1段法は、以下の図
式:
【0006】
【化3】
【0007】で表されているアルデヒドおよびアミドの
アミドカルボニル化である。
【0008】アミドカルボニル化は、ワカマツ(Wakamat
su)他(Chemical Communications 1971, 1540頁およびド
イツ連邦共和国特許出願公開(DE−A2)第2115
985号明細書)により初めて記載されている。カルボ
ニル化は、CO:H2=3:1のモル比を有する水素ガ
スの存在下に実施される。触媒として、反応混合物1l
当たり30ミリモルのCo金属の濃度で使用されたコバ
ルトカルボニル錯体Co2(CO)8が用いられる。
【0009】アミドカルボニル化を基礎とした、コバル
トの触媒作用を利用した別の方法は、英国特許第225
2770号明細書に記載されている。該明細書では、金
属触媒および助触媒としての酸の存在下に、カルボン酸
アミドとアルデヒドおよびCOとを反応させることによ
りN−アシルアミノ酸の合成に成功している。
【0010】欧州特許第0338330号明細書には、
パラジウム化合物およびイオン性のハロゲン化物からな
る触媒系を使用することによるN−アシルグリシン誘導
体の製造法が記載されている。ドイツ連邦共和国特許第
19545641号および同第19629717号明細
書には、パラジウム触媒作用下にカルボン酸アミドおよ
びアルデヒドからN−アシルグリシン誘導体を作り出す
ための方法が記載されている。該明細書では、助触媒と
して、イオン性のハロゲン化物および付加的に酸が使用
される。
【0011】ドイツ連邦共和国特許第1992010
7.2号明細書には、パラジウム触媒もしくはコバルト
触媒の存在下に、ニトリルから出発するアミドカルボニ
ル化が記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アミ
ドカルボニル化のために、上記の反応に触媒作用を及ぼ
すことのできる別の物質を提供することにあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、一般式
【0014】
【化4】
【0015】[式中、Rは水素、カルボキシル基、飽和
で、直鎖状、分枝状または環状で存在していてよい(C
1〜C12)−アルキル基、1個もしくは複数個の不飽和
で、直鎖状、分枝状または環状で存在していてよい(C
2〜C12)−アルケニル基および(C1〜C8)−アシル
オキシ基ならびに(C4〜C18)−アリール基ならびに
(C1〜C12)−アルキル−(C4〜C18)−アリール基
を表し、R′、R′′は互いに独立して水素、飽和の、
直鎖状、分枝状または環状の(C 1〜C26)−アルキル
基、1個または複数個の不飽和の、直鎖状または分枝状
または環状の(C2〜C24)−アルケニル基、(C1〜C
12)−アルキル−(C4〜C18)−アリール基または場
合により複数回不飽和の(C2〜C10)−アルケニル−
(C4〜C18)−アリール基を表す]で示されるN−ア
シルアミノ酸の製造法であり、該方法は、一般式II R′−CO−NH−R′′ (II) [式中、R′およびR′′は上記の意味を有する]で示
されるアミドを、一般式III R−CHO (III) [式中、Rは上記の意味を有する]で示されるアルデヒ
ドと、一酸化炭素およびロジウム触媒、イリジウム触媒
またはルテニウム触媒の群から選択される金属触媒の存
在下に反応させることにより特徴付けられる。これによ
り、有利にして一般式Iの望ましい化合物が取得され
る。
【0016】本発明によれば、エダクトとしての任意の
アミドが出発材料として使用されてよい。適したアミド
の例は、アセトアミド、ベンズアミド、プロピオンアミ
ド、N−メチルアセトアミド、脂肪酸アミド、アクリル
アミド、ケイ皮酸アミド、フェニル酢酸アミド、アセト
アニリドおよび尿素である。また、本発明による方法に
おいて、アミド成分は、場合により相応するニトリルか
ら、例えば酸の触媒作用を利用した加水分解により、原
位置で製造されてよい。適したニトリルの例は、アセト
ニトリル、ベンゾニトリル、置換ベンゾニトリル、ベン
ジルシアニド、アクリルニトリル、マロンジニトリル、
アジポニトリル、ブチルシアニド、アリルシアニド、マ
ンデル酸ニトリルおよび脂肪酸ニトリルである。
【0017】本発明による方法のためには、任意のアル
デヒド、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、
プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアル
デヒド、2−エチルヘキサナール、イソブチルアルデヒ
ド、フルフラール、クロトンアルデヒド、アクロレイ
ン、ベンズアルデヒド、置換ベンズアルデヒド、フェニ
ルアセトアルデヒド、2,4−ジヒドロキシフェニルア
セトアルデヒド、グリオキサル酸およびα−アセトキシ
プロピオンアルデヒドが使用されてよい。また、ジアル
デヒド化合物も使用されてよい。同様に、上記の反応条
件下でアルデヒドを形成することのできる物質、例えば
アルデヒドオリゴマー、例えばパラホルムアルデヒド、
アセタール、アリルアルコールおよびエポキシドが適し
ている。
【0018】アルデヒドは、アミドに対して、有利に
0.5〜5当量、好ましくは0.8〜2当量の量で使用
される。
【0019】アルデヒドは、反応においてそれらの三量
体またはオリゴマーの形で使用されてよい。
【0020】活性金属触媒として、考えられる反応に
は、原則として、ロジウム、ルテニウムまたはイリジウ
ムを基礎とした当業者に公知の全ての触媒が当てはま
る。
【0021】ロジウム、ルテニウム、イリジウムの触媒
もしくはプレ触媒(Praekatalysator)として、有利に、
金属カルボニルもしくは金属ハロゲン化物もしくは金属
カルボキシレートが使用される。典型的な触媒もしくは
プレ触媒は、酢酸ロジウム(III)、塩化ロジウム
(III)、アセチルアセトナトビス(エチレン)ロジ
ウム(I)、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ロジ
ウム(I)トリフルオロメタンスルホネート、クロロビ
ス(エチレン)ロジウム(I)二量体、クロロ(1,5
−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体、クロロ
ジカルボニルロジウム(I)二量体、クロロトリス(ト
リフェニルホスファン)ロジウム(I)、ヘキサロジウ
ムヘキサデカカルボニル、ジカルボニルアセチルアセト
ナトロジウム(I)、ロジウム(III)アセチルアセ
トネート、酢酸ロジウム(II)二量体、テトラロジウ
ムドデカカルボニル、アセタトジカルボニルルテニウ
ム、ビス(シクロペンタジエニル)ルテニウム、ジクロ
ロビス[(p−シメン)クロロルテニウム(II)]、
ジクロロ(1,5−シクロオクタジエニル)ルテニウム
(II)、ジクロロジカルボニルビス(トリフェニルホ
スファン)ルテニウム(II)、ジクロロトリス(トリ
フェニルホスファン)ルテニウム(II)、ルテニウム
(III)アセチルアセトネート、塩化ルテニウム(I
II)、ルテニウムカルボニル、クロロカルボニルビス
(トリフェニルホスファン)イリジウム(I)、クロロ
−1,5−シクロオクタジエニルイリジウム(I)二量
体、クロロトリカルボニルイリジウム(I)、イリジウ
ム(III)アセチルアセトネート、塩化イリジウム
(III)およびイリジウムカルボニルである。
【0022】上記の金属触媒の使用の際に、配位子の添
加が有効であることが証明されている。配位子として、
殊にホスファン、例えばトリアリールホスファン、トリ
アルキルホスファンおよびアリールアルキルホスファン
が使用される。また、1つまたはそれ以上のキラル中心
を有するホスファンを使用することにより、反応中にエ
ナンチオマー純粋なN−アシルアミノ酸またはエナンチ
オマーの豊富なN−アシルアミノ酸を獲得することも可
能である。
【0023】殊に、当業者に十分公知の全てのN含有配
位子またはP含有配位子が適している。好ましくは窒素
配位子、例えば:フェントロリン、ビスイミダゾリン、
ベンジルアミン等、例えばA. Togni、L. M. Venanzi“S
tickstoffdonoren in der Organometallchemie und in
der Homogenkatalyse”, Angew. Chemie, 1994 106,517
におけるようなものである。また、キラルなホスフィ
ン、例えばデグフォス(Deguphos)、フェリオフォス(Fer
riophos)、BPPM等、例えばH. Brunner, W.Zettelme
ier “Handbook of Enanionselective Catalysis”, VC
H Weinheim, 1993におけるようなものまたはアキラルな
ホスフィン、例えばトリフェニルホスファン、トリ−o
−トリルホスファン、トリシクロヘキシルホスファン、
トリ−t−ブチルホスファン、ビスジフェニルホスフィ
ノエタン、ビスジフェニルホスフィノプロパン、ビスジ
フェニルホスフィノブタンまたはビスジフェニルホスフ
ィノペンタンが好ましい。
【0024】また、上記の触媒は、担体に結合した触媒
としても使用されてよい。担持材料として、原則として
当業者により十分公知の全ての材料、しかし殊に担持材
料、例えばカーボン、酸化アルミニウム、酸化チタン、
酸化ケイ素、硫酸バリウム等が適している。担体として
カーボンが特に好ましい。
【0025】本発明による方法のためには、アミドに対
して、触媒0.0001〜5モル%(触媒金属で計算し
て)、好ましくは0.001〜4モル%、特に好ましく
は0.01〜2モル%の量が十分であることが証明され
ている。
【0026】付加的に、助触媒としてイオン性のハロゲ
ン化物を添加することは有利でありうる。
【0027】ハロゲン化物塩として、例えば臭化ホスホ
ニウムおよびヨウ化ホスホニウム、例えば臭化テトラブ
チルホスホニウムもしくはヨウ化テトラブチルホスホニ
ウムならびに塩化アンモニウム、塩化リチウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、臭化アンモニウム、臭化リチ
ウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化アンモニ
ウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウムおよびヨウ化
カリウムが使用されてよい。好ましいハロゲン化物は、
塩化物および臭化物である。好ましくは、イオン性のハ
ロゲン化物は、アミドに対して、1〜100モル%、殊
に2〜40モル%、まさに特に5〜30モル%の量で使
用される。
【0028】本方法の有利な態様において、別の助触媒
としての酸の添加は、しばしばより良好な結果を提供す
ることが証明されている。酸として、例えば次のものが
使用されてよい:硫酸、HCl、HBr、トリフルオロ
メタンスルホン酸、酢酸、リン酸、硝酸等。その際、酸
は一般に触媒量で使用され、好ましくは0.1〜10モ
ル%および特に好ましくは0.5〜5モル%の量で使用
される(アミドに対して)。
【0029】アミドカルボニル化の際にニトリルから出
発する場合には、アミドへのけん化が同様に上記の酸に
より開始されることが考えられうる。しかしながら、p
Ka値が4未満である好ましい酸が選ばれうる。好まし
くは、硫酸またはハロゲン化水素、例えば塩化水素また
は臭化水素が、この反応に使用されてよい。また、その
ような強酸の酸混合物も使用されてよい。特に好ましい
変法として、ギ酸の存在下で、強酸の混合物、例えば硫
酸または臭化水素が使用されてよい。ギ酸は、ニトリル
に対して1〜100当量で使用されうる。
【0030】考えられる反応のための溶剤として、原則
的に、当業者に十分公知の全ての有機化合物が使用され
てよい。好ましくは双極性非プロトン性化合物が使用可
能である。このための例は、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、N−メチルピロリドン、エチレングリコールジ
メチルエーテル、酢酸エチルエスエル、酢酸、アセトニ
トリル、ベンゾニトリル、t−ブチルメチルエーテル、
ジブチルエーテル、スルホラン、N,N−ジメチルアセ
トアミドまたはその混合物である。溶剤は、純粋な形で
または生成物を含有するかないしは生成物で飽和されて
使用されてよい。溶剤としてN−メチルピロリドン、ジ
メチルホルムアミドおよびアセトニトリルが好ましい。
【0031】反応は、1〜250バール、好ましくは1
0〜150バールの圧力で、および0〜200℃、好ま
しくは50〜150℃の温度で実施されてよい。
【0032】本発明による方法は、ニトリルから出発し
て、“ワンポット法”として、または好ましくは2段階
で実施されることができる。2段法の際に、ニトリル
は、まず最初に水および酸、例えば濃硫酸からなる混合
物に滴加される。溶剤、アルデヒド、触媒およびイオン
性のハロゲン化物の添加後に、混合物は一酸化炭素と反
応される。その際、全過程でN−アシルアミノ酸の高い
収率が達成される。
【0033】また、所望の場合には、本方法は1段階で
実施されてもよい。このためには、例えば、アルデヒ
ド、触媒化合物およびハロゲン化物はニトリル中に溶解
され、この混合物は酸/水混合物に滴加され、一酸化炭
素の存在下に最終生成物へと変換される。
【0034】更に、金属触媒のキラル変性により、エナ
ンチオマーの豊富なN−アシルアミノ酸への極めて簡単
な接近手段を得ることも可能である。
【0035】(C4〜C18)−アリール基は、例えば、
場合により置換された、フェニル基、ナフチル基、アン
トリル基、フェナントリル基、ビフェニル基、または場
合により環中に窒素原子、酸素原子または硫黄原子を有
する5員、6員または7員のヘテロ芳香族化合物と理解
され、その際、これらの基は、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、OH、NO2、CN、CO2H、CHO、SO
3R′′′、SO2R′′′、SOR′′′、NHCO
R′′′、COR′′′、NHCHO、COAr、CO
2Ar、CF3、CONH2、CHCHCO2R′′′、S
iR′′′、POAr 2、POR′′′で置換されてい
てよい。
【0036】(C1〜C12)−アルキル基は、このよう
な基に考えられうる全ての結合異性体をも含む炭素原子
1〜12個を有するアルキル基と理解される。また、該
基は、炭素環として存在していてよい。相応することは
(C1〜C26)−アルキル基に当てはまる。(C2
12)−アルケニル基は、このような基に考えられうる
全ての結合異性体をも含む炭素原子2〜12個を有する
アルケニル基と理解される。また、該基は、炭素環とし
て存在していてよい。相応することは(C2〜C2 4)−
アルケニル基に当てはまる。(C1〜C8)−アシルオキ
シ基は、カルボニルオキシ官能基を介して分子に結合し
ている、これらの基で考えられうる全ての結合異性体と
ともに、炭素原子1〜8個を有する線状または分枝状の
アルキル基と理解される。
【0037】その際、基R、R′およびR′′中に存在
するアルキル基およびアルケニル基は、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素、OH、NO2、CN、CO2H、CHO、
SO 3R′′′、SO2R′′′、SOR′′′、NHC
OR′′′、COR′′′、NHCHO、COAr、C
2Ar、CF3、CONH2、CHCHCO2R′′′、
SiR′′′、POAr2、POR′′′で置換されて
いてよい。
【0038】略語Arは、(C4〜C18)−アリール基
を表す。
【0039】R′′′は、飽和で、直鎖状、分枝状また
は環状で存在していてよい(C1〜C12)−アルキル
基、1個または複数個の不飽和で、直鎖状、分枝状また
は環状で存在していてよい(C2〜C12)−アルケニル
基を表す。
【0040】カルボン酸アミドとアルデヒドおよび一酸
化炭素を反応させてN−アシルアミノ酸に変換すること
は文献において公知である。この反応の触媒として、今
日までパラジウム錯体およびコバルト錯体のみが使用さ
れてきた。この背景の前には、当業者には、ロジウム錯
体、イリジウム錯体およびルテニウム錯体も、アミドと
アルデヒドおよび一酸化炭素との反応に触媒作用を及ぼ
すことは意外である。反応は、極めて高い選択率および
良好な生成物率で進行する。未反応エダクトは、当業者
により十分公知の後処理法(蒸留、結晶化)により簡単
に再取得されることができ、かつ再び使用可能であるの
で、また、連続的な方法において良好な収率が達成され
ることができる。
【0041】
【実施例】例1:N−メチルピロリドン中のシクロヘキ
シルカルボアルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド
25ミリモルの10%溶液を、クロロ−1,5−シクロ
オクタジエニルイリジウム二量体0.25モル%、トリ
フェニルホスファン0.5モル%、硫酸0.10gおよ
びLiBr 35モル%と、60バールの一酸化炭素を
有する300mlのオートクレーブ中で100℃で反応
させる。12時間の反応時間後に溶剤を真空下に除去
し、残留物をHPLCを用いて分析する。
【0042】変換率:30% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン90% ターンオーバー数:108 例2:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボ
アルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモ
ルの10%溶液を、クロロ−1,5−シクロオクタジエ
ニルイリジウム0.25モル%、トリフェニルホスファ
ン0.5モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35
モル%と、60バールの一酸化炭素を有する300ml
のオートクレーブ中で100℃で反応させる。24時間
の反応時間後に、真空下に溶剤を除去し、残留物をHP
LCを用いて分析する。
【0043】変換率:46% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン89% ターンオーバー数:176 例3:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボ
アルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモ
ルの10%溶液を、クロロ−1,5−シクロオクタジエ
ニルイリジウム0.25モル%、トリフェニルホスファ
ン0.5モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35
モル%と、25バールの一酸化炭素を有する300ml
のオートクレーブ中で100℃で反応させる。12時間
の反応時間後に、溶剤を真空下に除去し、残留物をHP
LCを用いて分析する。
【0044】変換率:14% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン93% ターンオーバー数:52 例4:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボ
アルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモ
ルの10%溶液を、カルボニルクロロビス(トリフェニ
ルホスファン)イリジウム0.25モル%、トリフェニ
ルホスファン0.5モル%、硫酸0.10gおよびLi
Br 35モル%と、60バールの一酸化炭素を有する
300mlのオートクレーブ中で100℃で反応させ
る。12時間の反応時間後に、真空下に溶剤を除去し、
残留物をHPLCを用いて分析する。
【0045】変換率:28% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン93% ターンオーバー数:104例5: N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボアルデ
ヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモルの1
0%溶液を、カルボニルクロロビス(トリフェニルホス
ファン)イリジウム0.25モル%、トリフェニルホス
ファン0.5モル%、トリフルオロ酢酸0.10gおよ
びLiBr 1当量と、60バールの一酸化炭素を有す
る300mlのオートクレーブ中で100℃で反応させ
る。12時間の反応時間後に、溶剤を真空下に除去し、
残留物をHPLCを用いて分析する。
【0046】変換率:28% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン93% ターンオーバー数:104 例6:N−メチルピロリドン中のベンズアルデヒド25
ミリモルおよびアセトアミド25ミリモルの10%溶液
を、クロロ−1,5−シクロオクタジエニルイリジウム
二量体0.25モル%、トリフェニルホスファン0.5
モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35モル%
と、60バールの一酸化炭素を有する300mlのオー
トクレーブ中で100℃で反応させる。12時間の反応
時間後に、溶剤を真空下に除去し、残留物をHPLCを
用いて分析する。
【0047】変換率:12% 選択率:N−アセチルフェニルグリシン96% ターンオーバー数:44 例7:N−メチルピロリドン中のイソブチルアルデヒド
25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモルの10%
溶液を、クロロ−1,5−シクロオクタジエニルイリジ
ウム二量体0.25モル%、トリフェニルホスファン
0.5モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35モ
ル%と、60バールの一酸化炭素を有する300mlの
オートクレーブ中で100℃で反応させる。12時間の
反応時間後に、溶剤を真空下に除去し、残留物をHPL
Cを用いて分析する。
【0048】変換率:29% 選択率:N−アセチルバリン97% ターンオーバー数:112 例8:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボ
アルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモ
ルの10%溶液を、塩化ルテニウム(III)0.50
モル%、トリフェニルホスファン1.0モル%、硫酸
0.10gおよびLiBr 35モル%と、60バール
の一酸化炭素を有する300mlのオートクレーブ中で
120℃で反応させる。12時間の反応時間後に、溶剤
を真空下に除去し、残留物をHPLCを用いて分析す
る。
【0049】変換率:11% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン91% ターンオーバー数:20 例9:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカルボ
アルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリモ
ルの10%溶液を、ジクロロ−トリス(トリフェニルホ
スファン)ルテニウム0.25モル%、トリフェニルホ
スファン0.5モル%、硫酸0.10gおよびLiBr
35モル%と、60バールの一酸化炭素を有する30
0ml中のオートクレーブで100℃で反応させる。1
2時間の反応時間後に、溶剤を真空下に除去し、残留物
をHPLCを用いて分析する。
【0050】変換率:12% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン92% ターンオーバー数:22 例10:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカル
ボアルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリ
モルの10%溶液を、三塩化ロジウム0.25モル%、
トリフェニルホスファン0.5モル%、硫酸0.10g
およびLiBr 35モル%と、60バールの一酸化炭
素を有する300mlのオートクレーブ中で120℃で
反応させる。12時間の反応時間後に、溶剤を真空下に
除去し、残留物をHPLCを用いて分析する。
【0051】変換率:18% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン83% ターンオーバー数:60 例11:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカル
ボアルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリ
モルの10%溶液を、ロジウム(III)アセチルアセ
トネート0.25モル%、硫酸0.10gおよびLiB
r 35モル%と、60バールの一酸化炭素を有する3
00mlのオートクレーブ中で120℃で反応させる。
12時間の反応時間後に、真空下に溶剤を除去し、かつ
残留物をHPLCを用いて分析する。
【0052】変換率:21% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン86% ターンオーバー数:72 例12:N−メチルピロリドン中のシクロヘキシルカル
ボアルデヒド25ミリモルおよびアセトアミド25ミリ
モルの10%溶液を、酢酸ロジウム(II)二量体0.
25モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35モル
%と、60バールの一酸化炭素を有する300mlのオ
ートクレーブ中で120℃で反応させる。12時間の反
応時間後に、溶剤を真空下に除去し、かつ残留物をHP
LCを用いて分析する。
【0053】変換率:20% 選択率:N−アセチルシクロヘキシルグリシン96% ターンオーバー数:72 例13:N−メチルピロリドン中のベンズアルデヒド2
5ミリモルおよびアセトアミド25ミリモルの10%溶
液を、ロジウム(III)アセチルアセトネート0.2
5モル%、硫酸0.10gおよびLiBr 35モル%
と、60バールの一酸化炭素を有する300mlのオー
トクレーブ中で120℃で反応させる。12時間の反応
時間後に、溶剤を真空下に除去し、残留物をHPLCを
用いて分析する。
【0054】変換率:21% 選択率:N−アセチルフェニルグリシン86% ターンオーバー数:72
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 233/47 C07C 233/47 (72)発明者 オラフ ブルクハルト ドイツ連邦共和国 アルツェナウ−ヘルシ ュタイン イム ザント 1 (72)発明者 マッティアス ベラー ドイツ連邦共和国 ロストック ベルンシ ュタインヴェーク 16 (72)発明者 マルクス エッケルト ドイツ連邦共和国 ケルン ベレンラータ ー シュトラーセ 455 (72)発明者 ヴァーエト モラディ ドイツ連邦共和国 ロストック ベルクシ ュトラーセ 7アー (72)発明者 ヘルフリート ノイマン ドイツ連邦共和国 ロストック ブルクヴ ァル 42

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、Rは水素、カルボキシル基、飽和で、直鎖状、
    分枝状または環状で存在していてよい(C1〜C12)−
    アルキル基、1個もしくは複数個の不飽和で、直鎖状、
    分枝状または環状で存在していてよい(C2〜C12)−
    アルケニル基および(C1〜C8)−アシルオキシ基なら
    びに(C4〜C18)−アリール基ならびに(C1〜C12
    −アルキル−(C4〜C18)−アリール基であり、
    R′、R′′は、互いに独立して、水素、飽和の、直鎖
    状、分枝状または環状の(C1〜C26)−アルキル、1
    個もしくは複数個の不飽和の、直鎖状、分枝状または環
    状の(C2〜C24)−アルケニル基、(C1〜C12)−ア
    ルキル−(C4〜C18)−アリール基または場合により
    複数個不飽和の(C2〜C12)−アルケニル−(C4〜C
    18)−アルケニル−(C4〜C18)−アリール基を表
    す]で示されるN−アシルアミノ酸の製造法において、
    一般式II R′−CO−NH−R′′ (II) [式中、R′およびR′′は上記の意味を有する]で示
    されるアミドを、一般式III R−CHO (III) [式中、Rは上記の意味を有する]で示されるアルデヒ
    ドと、酸、一酸化炭素および、ロジウム触媒、イリジウ
    ム触媒またはルテニウム触媒の群から選択される金属触
    媒の存在下に反応させて一般式Iの化合物に変換するこ
    とを特徴とする、N−アシルアミノ酸の製造法。
  2. 【請求項2】 アルデヒドを、アミドに対して0.5〜
    5当量の量で使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルデヒドを、その三量体またはオリゴ
    マーの形で反応において使用する、請求項1または2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 金属触媒として、ロジウム0,1+,2+,3+
    合物、ルテニウム0, 2+,3+化合物またはイリジウム
    0,1+,3+化合物を使用する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 金属触媒に、P含有配位子またはN含有
    配位子を添加する、請求項1または4記載の方法。
  6. 【請求項6】 触媒化合物を、アミドに対して0.00
    01〜5モル%の量で使用する、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 触媒化合物を、アミドに対して0.01
    〜2モル%の量で使用する、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応の際に、ハロゲン化物塩を添加す
    る、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 ハロゲン化物塩を、アミドに対して0.
    1〜100モル%の濃度範囲で使用する、請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 反応を、4未満のpKa値を有する酸
    の存在で実施する、請求項1から9までのいずれか1項
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 反応を、硫酸またはハロゲン化水素の
    存在で実施する、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 酸に加えて、ギ酸が反応の際に存在す
    る、請求項10または11記載の方法。
  13. 【請求項13】 反応を、双極性非プロトン性溶剤また
    は溶剤混合物中で実施する、請求項1から12までのい
    ずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 溶剤として、N−メチルピロリドン、
    ジメチルホルムアミドまたはアセトニトリルを使用す
    る、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 1〜250バールの一酸化炭素のガス
    圧で運転する、請求項1から14までのいずれか1項記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 0〜200℃の温度で運転する、請求
    項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 方法を1段階でニトリルから出発して
    実施する、請求項1から16までのいずれか1項記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 エナンチオマーの豊富なN−アシルア
    ミノ酸の製造のためにキラル変性した金属触媒を使用す
    る、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。
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