JP2001031355A - 乗客コンベヤ装置 - Google Patents

乗客コンベヤ装置

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JP2001031355A
JP2001031355A JP11203613A JP20361399A JP2001031355A JP 2001031355 A JP2001031355 A JP 2001031355A JP 11203613 A JP11203613 A JP 11203613A JP 20361399 A JP20361399 A JP 20361399A JP 2001031355 A JP2001031355 A JP 2001031355A
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guide rail
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passenger conveyor
auxiliary
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Yoshio Ogimura
村 佳 男 荻
Masaaki Hirai
井 正 昭 平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主枠の深さ寸法を小さくして、建物側の工事
負担を低減することが可能な乗客コンベヤ装置を提供す
ること。 【解決手段】 本発明の乗客コンベヤ装置1は、無端状
に連結された往路と復路とを循環移動する複数の踏段1
0を備える。踏段10の前位側には、前位側ローラ支持
部12に軸支された前位側ローラ12が設けられ、踏段
10の後位側には、後位側ローラ支持部32に軸支され
た後位側ローラ13が設けられている。踏段10の往路
と復路との間の折返し区間には、踏段10の姿勢を反転
させて踏段10の移動方向を変化させる踏段折返し機構
8が設けられている。踏段10の折返し区間には、後位
側ローラ支持部43及び後位側ローラ13を拘束しない
で、踏段10の姿勢を制御する踏段姿勢制御機構が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状に連結され
た複数の踏段(本明細書では、いわゆるパレットも含む
広義の意味で用いる)によって輸送を行う乗客コンベヤ
装置に係り、とりわけ、建物の床面下に収納される主枠
部分の深さ寸法が低減された乗客コンベヤ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来を背景に、様々
な施設において、エスカレータ(上下階間に設置され、
踏段相互が段差を有する乗客コンベヤ装置)や動く歩道
(パレットが連続して略平面を構成する乗客コンベヤ装
置)の設置が検討されている。
【0003】特に、鉄道の駅舎などの公共交通機関で
は、不特定の人の利用が前提となっているため、このよ
うな乗客コンベヤ装置の設置がより急ピッチで進められ
ている。多くの駅舎の場合、建物構造の機能的関係上、
車輌と人の動線が交差した状況での輸送が必要なため、
主としてエスカレータの設置が進められている。
【0004】図11は、従来構造のエスカレータの側面
図である。
【0005】エスカレータ51は、主枠52を備えてい
る。主枠52は、上部主枠52a、下部主枠52b及び
中間部主枠52cを有しており、両端に支持金具53
a,53bが設けられて、建物54に懸架されている。
【0006】図11において、Aは上部主枠52aの深
さ寸法を示し,Bは下部主枠52bの深さ寸法を示し、
Cは中間部主枠52cの深さ寸法を示している。
【0007】一般に、既存の駅舎等にエスカレータ51
を設置する場合には、人の動線に既に階段55が設置さ
れており、階段55とは別の場所にエスカレータ51を
設置するスペースが取れなかったりスペースはあっても
人の動線になり難いなどの理由から、既存の階段55及
びプラットホーム57あるいはコンコースなどの一部を
解体あるいは改造して、階段55に併設する態様でエス
カレータ51を設けることが多い。
【0008】さらに、既存の階段55が設けられている
部分には、上方に屋根56が設けられているケースが多
い。エスカレータ51を設置する場合、屋根56に対す
る所定のクリアランスKを確保する必要があるため、既
存の階段55およびプラットホーム57に前記主枠52
を収納するための開口部を穿設して、その開口部に主枠
52部分を落とし込む形で設置するのが通例である。図
11のハッチング部分が、撤去部分(開口部穿設工事部
分)である。
【0009】前述の上部主枠52a及び下部主枠52b
の深さ寸法A及びBは、主に踏段やパレットの折返し機
構の収納スペースの深さに依存している。図12は、上
部主枠52aの側断面図である。図12を用いて、従来
の上部主枠52aの構造について詳細に説明する。
【0010】図12に示すように、踏段60は、踏段鎖
61によって相互に連結される共に、牽引駆動されるよ
うになっている。また、踏段60は、第1ガイドローラ
62及び第2ガイドローラ63を有しており、これらの
ガイドローラ62、63は、第1ガイドレール65及び
第2ガイドレール66によって、それぞれ案内されてい
る。
【0011】踏段60の両側部には、踏段鎖61が巻き
掛けられて踏段60を反転させる踏段スプロケット64
が配置されている。左右一対の踏段スプロケット64
は、踏段スプロケット軸64aによって連結されてい
る。
【0012】踏段60は、踏段スプロケット64によっ
て反転する運動を行うが、反転運動の際に、隣接する踏
段60が互いに近づく動きをする。踏段60の衝突を回
避するためには、図12にDとして示す所定のクリアラ
ンスを確保する必要があり、そのために踏段スプロケッ
ト64の回転半径を所定寸法以下にすることができな
い。このことが、上部主枠52aの深さ寸法Aの決定因
子となっている。
【0013】また、踏段60の第2ガイドローラ63
は、踏段の蹴上げ部のさらに下方に配置されている。こ
のため、踏段60の高さ寸法は、少なくとも蹴上げの高
さと第2ガイドローラ63の直径の合計以上となってい
る。
【0014】さらに第2ガイドローラ63は、第2ガイ
ドレール66に案内されて踏段スプロケット軸64aの
廻りを回動するため、上面側(往路)と下面側(復路)
との間には少なくとも第2ガイドレール66の厚みと踏
段スプロケット軸64aの直径の合計以上の寸法が必要
である。
【0015】一方、下部主枠52bについては、概ね上
部主枠52aと同じ構造となっており、下部主枠52b
の深さ寸法Bは、上部主枠52aの深さ寸法Aと略同様
に決定されている。
【0016】また、中間部主枠52cの深さ寸法Cは、
図13に示すように、主に往復案内機構の構造体の収納
スペースの深さに依存している。図13は、中間部主枠
52cの側断面図である。より詳細に説明すれば、中間
部主枠52cの深さ寸法Cは、踏段60の蹴上げ寸法、
第2ガイドローラ63の直径、中間部主枠52cの左右
に渡された梁部材67の寸法などによって決定されてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、旧来よ
り営業している既存の駅舎等に新たにエスカレータ51
を設置する場合、建造物の一部の大幅な改造や、資材搬
入のための一時的な解体などのために、莫大な費用と工
期とが必要である。
【0018】特に、階段55にエスカレータ51を併設
する場合、階段55およびプラットホーム57などの床
面部分に、エスカレータ51の主枠52を落とし込むた
めの大きな開口部を穿設する工事が必要であるが、この
ことが建物側の工事負担を非常に大きくしている。
【0019】また、階段55の下部に強度部材などが存
在する場合は、その強度部材を除去すると共に他の強度
部材を新たに設ける改造が必要となり、費用の増大につ
ながるケースが多い。さらに、これらの建物側の改造工
事の大規模化は、工事期間の長期化を招くこととなり、
営業中の駅舎等では、工事範囲の囲いや養生等の安全対
策等の拡大、利用客に対して不便を強いる期間の拡大な
ど、業務上の損失が大きくなるという問題もある。
【0020】本件発明者は、本発明に先立って、主枠の
深さ寸法を小さくするため、第2ガイドローラ63を踏
段の側部下方寄りに設けることを試みた。このような構
成を図14に示す。
【0021】図14に示すように、この構成によれば、
踏段全体の上下方向寸法は小さくなる。しかしながらこ
の構成では、踏段の折返し部分において以下のような問
題が生じる。
【0022】すなわち、図14に示すように、踏段60
が時計回り方向に進行している場合を考える。この場
合、図中60aで示す折返し中の踏段の第1ガイドロー
ラ62aは、踏段スプロケット64と係合した状態で図
中Fで示す力を受けて時計回りの移動を継続しようとす
る。
【0023】一方、当該踏段60aの第2ガイドローラ
63aは、折返し領域に到達する前に第2ガイドレール
66に沿ってもうしばらく右方向に進行する必要があ
り、右方向への移動力fが必要である。
【0024】ところが、第2ガイドローラ63aは、第
1ガイドローラ62aが受ける移動力によって従属的に
移動するのみである。従って、図中Fで示す移動力から
右方向の移動力fは得られないため、結局、踏段60a
はこの位置の近傍で停止してしまう(つっかえてしま
う)。
【0025】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、主枠の深さ寸法を小さくして、設置時の
建物側の工事負担を低減することが可能な乗客コンベヤ
装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端状に連結
され往路と復路とを循環移動する複数の踏段と、前記踏
段の前位側に設けられた前位側ローラ支持部と、前記前
位側ローラ支持部に軸支された前位側ローラと、前記踏
段の後位側に設けられた後位側ローラ支持部と、前記後
位側ローラ支持部に軸支された後位側ローラと、前記踏
段の前記往路と前記復路との間の折返し区間に設けら
れ、前記踏段の姿勢を反転させて前記踏段の移動方向を
変化させる踏段折返し機構と、前記踏段の折返し区間に
おいて、前記後位側ローラ支持部及び前記後位側ローラ
を拘束しないで前記踏段の姿勢を制御する踏段姿勢制御
機構を有していることを特徴とする乗客コンベヤ装置で
ある。
【0027】本発明によれば、踏段の後位側ローラ支持
部及び後位側ローラを拘束しない一方で、踏段姿勢制御
機構が踏段の姿勢を制御することにより、後位側ローラ
支持部及び後位側ローラを最適な軌道に導くことが可能
で、結果的に踏段折返し機構の深さを低減することがで
きる。
【0028】また本発明は、側面部に前位側ローラ及び
後位側ローラを有する複数の踏段を無端状に連結して循
環移動させる乗客コンベア装置において、前記踏段の折
返し区間における後位側ローラの移動軌跡が非半円状と
なるように前記踏段の姿勢を制御する踏段姿勢制御機構
を設けたことを特徴とする乗客コンベア装置である。
【0029】本発明によれば、踏段の折返し区間におい
て、踏段の姿勢を最適に保持し踏段折返し機構の深さ寸
法を低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施の形態による
乗客コンベヤ装置の上部主枠部分を示す側断面図であ
り、図2は、図1のX−X線断面図であり、図3は、図
1のY−Y線断面図であり、図4は、図1のZ−Z線断
面図である。
【0032】図1乃至図4に示すように、本発明の第1
の実施の形態の乗客コンベヤ装置1は、無端状に連結さ
れ往路と復路とを循環移動する複数の踏段10を備えて
いる。踏段10の最下部の左右には、支持板40が取付
けられている。
【0033】支持板40には、踏段10の前位側の位置
に前位側ローラ支持部42が設けられ、踏段10の後位
側の位置に後位側ローラ支持部43が設けられている。
前位側ローラ支持部42には、前位側ローラ12が回転
可能に軸支されており、後位側ローラ支持部43には、
後位側ローラ13が回転可能に軸支されている。後位側
ローラ13は、支持板40の近傍に設けられているが、
前位側ローラ12は、支持板40から離れた位置に設け
られ、前位側ローラ12と後位側ローラ13とは段差配
置になっている。また、前位側ローラ支持部42は、前
位側ローラ12の内側部分において、踏段鎖11を構成
する2枚のリンクプレート11a、11bを回動可能に
貫通している。
【0034】また、図1乃至図4に示すように、踏段1
0の往路には、前位側ローラ12をガイドする前位側ロ
ーラ往路ガイドレール15aと、後位側ローラ13をガ
イドする後位側ローラ往路ガイドレール16aとが設け
られており、踏段10の復路には、前位側ローラ12を
ガイドする前位側ローラ復路ガイドレール15bと、後
位側ローラ13をガイドする後位側ローラ復路ガイドレ
ール16bとが設けられている。
【0035】前位側ローラ往路ガイドレール15aと後
位側ローラ往路ガイドレール16aは、前位側ローラ1
2及び後位側ローラ13に対応して、踏段10の循環軌
道の左右両側に配置されている。また、前位側ローラ復
路ガイドレール15bと後位側ローラ復路ガイドレール
16bも、前位側ローラ12及び後位側ローラ13に対
応して、踏段10の循環軌道の左右両側に配置されてい
る。
【0036】踏段10の往路と復路との間の折返し区間
には、前位側ローラ支持部42をガイドして(前位側ロ
ーラ12自体をガイドする態様でもよい)踏段10の姿
勢を反転させて踏段10の移動方向を変化させる踏段折
返し機構8が設けられている。
【0037】具体的には、踏段折返し機構8は、図1及
び図4に示すように、ピッチ円上に前位側ローラ支持部
42を支持した状態で回動する回動ホイール14を有し
ている。本実施の形態の回動ホイール14は、円盤状で
あって、その外周上に、踏段鎖を構成する2枚のリンク
プレート11a、11bの間の部分の前位側ローラ支持
部42を嵌合できる係合溝14aが加工されている。回
動ホイール14の具体的な態様は、踏段鎖を直接駆動す
るスプロケット状であっても、または踏段鎖の連結軸を
駆動する歯付きホイール状であってもよい。
【0038】回動ホイール14のピッチ円周は、それぞ
れ、折返し動作(反転動作)をする踏段10の前位側ロ
ーラ支持部42のピッチ(前位側ローラ12のピッチと
同じ)の整数倍となっている。これにより、踏段スプロ
ケット14の回動によって踏段鎖11が複数の踏段10
(踏段列)を牽引して、踏段10を循環移動させるよう
になっている。
【0039】回動ホイール14は、前位側ローラ支持部
42に対応して、踏段10の循環軌道の左右両側に配置
されている。
【0040】図5は、本実施の形態による乗客コンベヤ
装置1の駆動機構30を示す概略斜視図である。図5に
示すように、回動ホイール14が、駆動機構30に接続
されている。駆動機構30は、原動機36と、原動機3
6に接続された減速装置37と、減速装置37の出力軸
に設けられた駆動平歯車35と、駆動平歯車35に伝達
平歯車34、34’を介して設けられた平歯車33、3
3’と、を有している。平歯車33、33’は、それぞ
れの回動ホイール14に同軸に設けられ、各平歯車3
3、33’と係合する伝達平歯車34、34’は、連結
軸34aによって連結されている。従って、各平歯車3
4、34’は同時に回転するので、これらと噛み合って
いる各平歯車33、33’も同期回転する。
【0041】また、踏段10の折返し区間においては、
従来のように第2ガイドローラを案内する半円状の第2
ガイドレール(反転レール)を設けておらず、従って、
後位側ローラ支持部43及び後位側ローラ13は踏段1
0の折返し動作中に拘束されないようになっている。後
位側ローラ支持部43及び後位側ローラ13が拘束され
ないことによって、踏段10は自重によって回動ホイー
ル14の係合溝14aと係合する前位側ローラ支持部を
中心として回転モーメントが生じ傾こうとするが、この
踏段10の傾きは踏段姿勢制御機構によって制御され
る。
【0042】本実施の形態の踏段姿勢制御機構は、踏段
10の側部に設けられた補助ローラ支持部20aと、補
助ローラ支持部20aに軸支された補助ローラ20と、
折返し区間に設けられ、補助ローラ20を案内する補助
ガイドレール21とからなっている。補助ガイドレール
21は、断面コ字状の略半円状軌道のレールで構成さ
れ、図3及び図4に示すように、補助ローラ20の上面
側と下面側の両方で補助ローラ20を案内するようにな
っている。
【0043】補助ローラ支持部20aは、前位側ローラ
支持部42及び後位側ローラ支持部43と同様に、支持
板40に取付けられている。図1乃至図4に示すよう
に、前位側ローラ12、後位側ローラ13及び補助ロー
ラ20の配置関係は、踏段10の上面から近い順に、前
位側ローラ12、補助ローラ20、後位側ローラ13と
なっている。
【0044】また、本実施の形態では、踏段10の往路
の折返し区間側端部(図1のLで示す部分)に、補助ロ
ーラ20をガイドする補助ローラ往路遷移ガイドレール
22aが設けられ、踏段10の復路の折返し区間側端部
に、同様に補助ローラ20をガイドする補助ローラ復路
遷移ガイドレール22bが設けられている。補助ローラ
往路遷移ガイドレール22a及び補助ローラ復路遷移ガ
イドレール22bの長さは、略50mm程度である。こ
の場合、補助ローラ往路遷移ガイドレール22aと補助
ガイドレール21と補助ローラ復路遷移ガイドレール2
2bとは、連続に一体に構成され、両端に面取り部23
が形成されている。面取り部23は、補助ローラ20の
進入及び離脱の際に、振動や騒音を抑制する効果があ
る。
【0045】その他、前位側ローラ往路ガイドレール1
5a、前位側ローラ復路ガイドレール15b、後位側ロ
ーラ往路ガイドレール16a及び後位側ローラ復路ガイ
ドレール16bの各々の両端にも、振動や騒音の抑制の
ために、面取り部が形成されている。
【0046】次に、このような構成よりなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0047】循環移動する踏段10は、前位側ローラ1
2及び後位側ローラ13がガイドされることによって、
1循環で1回転するような態様で循環する。すなわち、
往路では、前位側ローラ往路ガイドレール15aと後位
側ローラ往路ガイドレール16aとによって各ローラ1
2、13がガイドされ、復路では、前位側ローラ復路ガ
イドレール15bと後位側ローラ復路ガイドレール16
bとによって各ローラ12、13がガイドされ、踏段折
返し部分では、踏段折返し機構8によって、前位側ロー
ラ支持部42(前位側ローラ12)が駆動される。
【0048】ここで、踏段折返し部分について詳述す
る。踏段折返し機構8は、駆動機構30の原動機36の
回転力が平歯車33、33’に伝達され、平歯車33、
33’が回転することにより回動ホイール14が回転
し、回動ホイール14の係合溝14aに保持される前位
側ローラ支持部42が、回動ホイール14の回転に伴っ
て回転する。
【0049】この踏段10の折返し動作において、後位
側ローラ支持部43及び後位側ローラ13には拘束され
ないが、踏段スプロケット14の係合溝14aと係合す
る前位側ローラ支持部42と、補助ローラ20及び補助
ガイドレール21とによってその姿勢が制御される。す
なわち、補助ローラ20が補助ガイドレール21に案内
されることで、踏段10の姿勢が決定される。
【0050】補助ローラ20が補助ガイドレール21に
案内されることによって、踏段10は最適な姿勢を保持
して反転する。具体的には、後位側ローラ13を、後位
側ローラ往路ガイドレール16aの水平軌道から一旦上
方位置に移動させてから略弧状に移動するような、非半
円状の移動軌跡を描くように踏段10の姿勢を制御させ
得ることによって、踏段折返し機構8の深さ寸法を従来
と比べて小さくしても、階段10の円滑な折返し動作を
実現させることができる。
【0051】この場合、図1に示すように、前位側ロー
ラ支持部42が受ける移動力Fの分力が、常に補助ロー
ラ支持部20aの補助ガイドレール21に沿う方向の移
動力fとなり、しかも後位側ローラ13に拘束されない
ので、踏段10が踏段折返し部分で停止してしまうこと
はない。
【0052】踏段鎖11は、回動ホイール14の回動力
を他の踏段10に伝達し、結果として全体の踏段列が牽
引される。これにより、踏段10は循環移動する。
【0053】なお、補助ガイドレール21には、補助ロ
ーラ往路遷移ガイドレール22aと補助ローラ復路遷移
ガイドレール22bが一体に設けられ、端部には面取り
部23が形成されているため、補助ローラ20の進入及
び離脱の際の振動及び騒音の発生が効果的に抑制され
る。
【0054】以上のように、本実施の形態によれば、踏
段10の折返し区間において後位側ローラ支持部43及
び後位側ローラ13を拘束しない一方で、補助ローラ2
0と補助ガイドレール21とが踏段10の姿勢を制御す
ることにより、踏段10を最適な軌道に導くことができ
る。従って、結果的に踏段折返し機構8の深さを低減す
ることができる。
【0055】また、本実施の形態では、各回動ホイール
14を踏段10の循環軌道の左右両側部に配置し、左右
の回動ホイール14を独立に同期駆動させているので、
左右の回動ホイール14自体を軸で接続する必要が無
く、その分だけ踏段折返し機構8の深さの増大を抑制す
ることができる。
【0056】具体的には、既存の駅舎などに本実施の形
態の乗客コンベヤ装置1を設置する場合、例えば図6に
示すように、屋根6に対する所定のクリアランスKを確
保しても、主枠2の深さ、具体的には上部主枠2aの深
さ寸法A、下部主枠2bの深さ寸法及び中間部主枠2c
の深さ寸法Cが小さいため、主枠2の下方寄りの寸法Y
の部分のみ階段5及びプラットホーム7に開口部を設け
る工事を行えば良く、建物4側の工事の負担を大幅に軽
減でき、また、工事期間の短縮が可能となるため、利用
者にかける不便も低減できる。なお、図6において、3
a、3bは主枠2を建物4に懸架する支持金具である。
【0057】なお、本実施の形態では、補助ローラ20
を後位側ローラ13の直上に配置しているが、その配置
位置は、踏段10の上面から近い順に、前位側ローラ1
2、補助ローラ20、後位側ローラ13となっていれば
よく、例えば後位側ローラ13の斜め上方であってもよ
い。具体的な配置位置は、踏段10の形状、寸法等を考
慮して、適宜に決定される。
【0058】また、回動ホイール14に駆動力を伝達す
る駆動機構30は、歯車系による構成の他、鎖及び鎖歯
車を用いた機構によって構成されてもよい。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態の乗客コ
ンベヤ装置について図7乃至図9を用いて説明する。図
7は、本実施の形態による乗客コンベヤ装置の上部主枠
部分を示す側断面図であり、図8は、図7のP−P線断
面図であり、図9は、図7の前位側ローラ支持部と係合
溝との係合部分を示す図である。
【0060】図7乃至図9に示すように、本実施の形態
の乗客コンベヤ装置は、踏段鎖11の左右のリンクプレ
ート11a、11bが、前位側ローラ12に対して踏段
側(内側)に設けられる代わりに、前位側ローラ12の
両側に前位側ローラ12を挟むようにして設けられてい
る。回動ホイール24の係合溝24aは、踏段鎖11の
踏段側で前位側ローラ支持部42と係合するようになっ
ている。そして、踏段折返し機構8は、ピッチ円上に前
位側ローラ12を案内する略半円状の反転ガイドレール
26、27を有している。
【0061】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1
の実施の形態の乗客コンベヤ装置と略同様の構成であ
る。第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0062】反転ガイドレール26、27は、前位側ロ
ーラ12の外側案内面及び内側案内面を構成するように
配置されている。この場合、反転ガイドレール26は、
前位側ローラ往路ガイドレール15aに連続して配置さ
れ、反転ガイドレール27は、前位側ローラ復路ガイド
レール15bに連続して配置されている。
【0063】本実施の形態によれば、後位側ローラ支持
部及び後位側ローラ13を拘束しない一方で、前位側ロ
ーラ支持部42が回動ホイール24によって支持、案内
され、補助ローラ20が補助ガイドレール21によって
案内されるだけでなく、前位側ローラ12が反転ガイド
レール26、27によって支持、案内されることによっ
て、踏段10の円滑な反転が実現される。
【0064】なお、本実施の形態の場合、回動ホイール
24は、前位側ローラ支持部42に対して進行方向の移
動力を付与するだけでよく、進行方向と直行する方向の
位置決めは反転ガイドレール26、27が担う。このた
め、回動ホイール24の係合溝24aは半径方向に長く
形成されて、前位側ローラ12が反転ガイドレール2
6、27に案内される際に不要な法線力が発生しないよ
うになっている。
【0065】なお、以上の2つの実施の形態において、
補助ローラ20を後位側ローラ13の代わりに使用する
ことはできない。この理由を以下に説明する。
【0066】図10に示すように、往路では、踏段10
の上面が常に上を向く姿勢を保持するように踏段10が
案内されるため、補助ローラ20で踏段10の後位側を
支持しようとすると、補助ローラ20の軌道が軌道21
cのようになり、前位側ローラ往路ガイドレール15a
よりも上方に位置することとなる。すなわち、前位側ロ
ーラ支持部42の移動軌跡が、補助ローラ20の移動軌
跡21cと交差する部分Qが存在する。
【0067】このことは、前位側ローラ支持部42が補
助ローラ20のためのガイドレール(軌道21c)を横
切ることを意味するものであり、現実の構成を実現する
ことが不可能なことを意味している。
【0068】なお、上記の条件から、補助ローラ20
は、踏段折返し部分において使用される部材であるた
め、乗客の荷重を考慮する必要がなく、前位側ローラ1
2及び後位側ローラ13に比べて耐荷重容量の小さいロ
ーラで足りる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
踏段の折返し区間において、後位側ローラ支持部及び後
位側ローラを拘束しないで、踏段姿勢制御機構が踏段の
姿勢を制御することにより、踏段の反転動作を最適な軌
道に導くことが可能で、結果的に踏段折返し機構の深さ
を低減することができる。このため、設置時の建物側の
工事負担を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による乗客コンベヤ
装置の上部主枠部分を示す側断面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】図1のY−Y線断面図。
【図4】図1のZ−Z線断面図。
【図5】図1の乗客コンベヤ装置の上部主枠部分を示す
概略斜視図。
【図6】図1の乗客コンベヤ装置を駅舎に設置する場合
の撤去部分を説明する図。
【図7】本発明の第2の実施の形態による乗客コンベヤ
装置の上部主枠部分を示す側断面図。
【図8】図7のP−P線断面図。
【図9】図7の前位側ローラ支持部と係合溝との係合部
分を示す図。
【図10】補助ローラ復路遷移ガイドレールを復路の全
領域にまで延長した状態を示す概略側面図。
【図11】従来のエスカレータの概略側面図。
【図12】従来のエスカレータの上部主枠部分を示す側
断面図。
【図13】従来のエスカレータの中間部主枠部分を示す
側断面図。
【図14】従来のエスカレータにおいて、第2ガイドロ
ーラの位置を変更した場合について説明する図。
【符号の説明】 1 乗客コンベヤ装置 2 主枠 2a 上部主枠 2b 下部主枠 2c 中間部主枠 3a,3b 支持金具 4 建物 5 階段 6 屋根 7 プラットホーム 8 踏段折返し機構 10 踏段 11 踏段鎖 11a、11b リンクプレート 12 前位側ローラ 13 後位側ローラ 14 回動ホイール 14a 係合溝 15a 前位側ローラ往路ガイドレール 15b 前位側ローラ復路ガイドレール 16a 後位側ローラ往路ガイドレール 16b 後位側ローラ復路ガイドレール 20 補助ローラ 20a 補助ローラ支持部 21 補助ガイドレール 22a 補助ローラ往路遷移ガイドレール 22b 補助ローラ復路遷移ガイドレール 23 面取り部 24 回動ホイール 24a 係合溝 30 駆動機構 33、33’ 平歯車 34、34’ 伝達平歯車 34a 連結軸 35 駆動平歯車 36 原動機 37 減速装置 40 支持板 42 前位側ローラ支持部 43 後位側ローラ支持部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結され往路と復路とを循環移動
    する複数の踏段と、 前記踏段の前位側に設けられた前位側ローラ支持部と、 前記前位側ローラ支持部に軸支された前位側ローラと、 前記踏段の後位側に設けられた後位側ローラ支持部と、 前記後位側ローラ支持部に軸支された後位側ローラと、 前記踏段の前記往路と前記復路との間の折返し区間に設
    けられ、前記踏段の姿勢を反転させて前記踏段の移動方
    向を変化させる踏段折返し機構と、 前記踏段の折返し区間において、前記後位側ローラ支持
    部及び前記後位側ローラを拘束しないで前記踏段の姿勢
    を制御する踏段姿勢制御機構と、を備えていることを特
    徴とする乗客コンベヤ装置。
  2. 【請求項2】前記踏段姿勢制御機構は、 前記踏段の側部に設けられた補助ローラ支持部と、 前記補助ローラ支持部に軸支された補助ローラと、 前記折返し区間に設けられ、前記補助ローラを案内する
    補助ガイドレールと、を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の乗客コンベヤ装置。
  3. 【請求項3】前記前位側ローラ支持部及び前記後位側ロ
    ーラ支持部は、それぞれ前記踏段の側部に設けられ、 前記前位側ローラ、前記後位側ローラ及び前記補助ロー
    ラの配置関係は、前記踏段の上面から近い順に、前記前
    位側ローラ、前記補助ローラ、前記後位側ローラとなっ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベヤ
    装置。
  4. 【請求項4】前記踏段の前記往路に、前記前位側ローラ
    をガイドする前位側ローラ往路ガイドレールが設けら
    れ、 前記踏段の前記往路に、前記後位側ローラをガイドする
    後位側ローラ往路ガイドレールが設けられ、 前記踏段の前記復路に、前記前位側ローラをガイドする
    前位側ローラ復路ガイドレールが設けられ、 前記踏段の前記復路に、前記後位側ローラをガイドする
    後位側ローラ復路ガイドレールが設けられ、ていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の乗客コ
    ンベヤ装置。
  5. 【請求項5】前記踏段の前記往路の折返し区間側端部
    に、前記補助ローラをガイドする補助ローラ往路遷移ガ
    イドレールが設けられ、 前記踏段の前記復路の折返し区間側端部に、前記補助ロ
    ーラをガイドする補助ローラ復路遷移ガイドレールが設
    けられ、ていることを特徴とする請求項4に記載の乗客
    コンベヤ装置。
  6. 【請求項6】前記踏段折返し機構は、ピッチ円上に前記
    前位側ローラ支持部または前記前位側ローラを支持した
    状態で回動する回動ホイールを有していることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の乗客コンベヤ装
    置。
  7. 【請求項7】前記回動ホイールは、踏段の両側部に一対
    が独立に設けられ、 各回動ホイールは、同期駆動する駆動手段によって独立
    に駆動されるようになっていることを特徴とする請求項
    6に記載の乗客コンベヤ装置。
  8. 【請求項8】前記踏段折返し機構は、ピッチ円上に前記
    前位側ローラを案内する略半円状の反転ガイドレールを
    有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の乗客コンベヤ装置。
  9. 【請求項9】側面部に前位側ローラ及び後位側ローラを
    有する複数の踏段を無端状に連結して循環移動させる乗
    客コンベア装置において、前記踏段の折返し区間におけ
    る後位側ローラの移動軌跡が非半円状となるように前記
    踏段の姿勢を制御する踏段姿勢制御機構を設けたことを
    特徴とする乗客コンベア装置。
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