JPH11210255A - 垂直循環式駐車装置 - Google Patents
垂直循環式駐車装置Info
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- JPH11210255A JPH11210255A JP923498A JP923498A JPH11210255A JP H11210255 A JPH11210255 A JP H11210255A JP 923498 A JP923498 A JP 923498A JP 923498 A JP923498 A JP 923498A JP H11210255 A JPH11210255 A JP H11210255A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cage
- chain
- sprocket
- suspension
- type parking
- Prior art date
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 垂直循環式駐車装置において、ケージの直線
移動時にチェーンに作用する曲げモーメントを減少する
ことで作動の円滑化を図ると共に、構造を簡素化及び軽
量化を可能として製造コストの低減を図る。 【解決手段】 都市ビル11内に上部スプロケット13
及び下部スプロケット15を回転自在に支持して各スプ
ロケット13,15間にチェーン16を掛け回し、所定
間隔ごとにケージ吊り機構40を介して吊り軸41を連
結し、この吊り軸41に車両搭載用パレット31を有す
るケージ18を複数吊り下げ、駆動装置14によって上
部スプロケット13を駆動回転してチェーン16を縦動
してケージ18を垂直循環させるとき、ケージ吊り機構
40により、ケージ18の各下部スプロケット13,1
5による円周移動時には、外方に離間して迂回させる一
方、ケージ18の各スプロケット13,15間での直線
移動時には、チェーン16の移動線上に位置させる。
移動時にチェーンに作用する曲げモーメントを減少する
ことで作動の円滑化を図ると共に、構造を簡素化及び軽
量化を可能として製造コストの低減を図る。 【解決手段】 都市ビル11内に上部スプロケット13
及び下部スプロケット15を回転自在に支持して各スプ
ロケット13,15間にチェーン16を掛け回し、所定
間隔ごとにケージ吊り機構40を介して吊り軸41を連
結し、この吊り軸41に車両搭載用パレット31を有す
るケージ18を複数吊り下げ、駆動装置14によって上
部スプロケット13を駆動回転してチェーン16を縦動
してケージ18を垂直循環させるとき、ケージ吊り機構
40により、ケージ18の各下部スプロケット13,1
5による円周移動時には、外方に離間して迂回させる一
方、ケージ18の各スプロケット13,15間での直線
移動時には、チェーン16の移動線上に位置させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ビルや住宅用
マンションや専用建築物などの内部に設けられる垂直循
環式駐車装置に関する。
マンションや専用建築物などの内部に設けられる垂直循
環式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市空間の中で自動車を自走させ
る代わりに機械装置を用いて効率よく搬送、駐車させる
ために機械式駐車設備が多く使用されるようになってき
ている。この機械式駐車設備としては、垂直循環方式、
多層循環方式、水平循環方式、エレベータスライド方
式、エレベータ方式などがあり、適用する建屋の種類や
設置部分、収容台数などによって選択して適用してい
る。例えば、地上部分に設置する場合には、垂直循環方
式やエレベータスライド方式やエレベータ方式が適して
おり、地下部分に設置する場合には、多層循環方式や水
平循環方式が適している。その中でも、都市空間では、
省スペースで多数の収容台数を可能とする垂直循環方式
が多く適用されている。
る代わりに機械装置を用いて効率よく搬送、駐車させる
ために機械式駐車設備が多く使用されるようになってき
ている。この機械式駐車設備としては、垂直循環方式、
多層循環方式、水平循環方式、エレベータスライド方
式、エレベータ方式などがあり、適用する建屋の種類や
設置部分、収容台数などによって選択して適用してい
る。例えば、地上部分に設置する場合には、垂直循環方
式やエレベータスライド方式やエレベータ方式が適して
おり、地下部分に設置する場合には、多層循環方式や水
平循環方式が適している。その中でも、都市空間では、
省スペースで多数の収容台数を可能とする垂直循環方式
が多く適用されている。
【0003】図8に従来の垂直循環式駐車装置の要部概
略、図9に従来の垂直循環式駐車装置の上部に設けられ
た駆動装置の概略を示す。
略、図9に従来の垂直循環式駐車装置の上部に設けられ
た駆動装置の概略を示す。
【0004】従来の垂直循環式駐車装置において、図8
及び図9に示すように、図示しない建屋の上部側壁101
には内方に突出する梁部102が一体に形成されており、
対向する梁部102にはガーダ103が架設されている。この
ガーダ103上の両側にはそれぞれ支持フレーム104によっ
て上部スプロケット105が回転自在に支持されており、
この上部スプロケット105にはスプロケットギヤ106が固
結されている。そして、このガーダ103の中央部にはこ
の一対の上部スプロケット105を回転駆動する従来の駆
動装置107が設けられている。また、建屋の下部にはそ
の両側にはそれぞれ図示しない支持フレームによって下
部スプロケットが回転自在に支持されている。
及び図9に示すように、図示しない建屋の上部側壁101
には内方に突出する梁部102が一体に形成されており、
対向する梁部102にはガーダ103が架設されている。この
ガーダ103上の両側にはそれぞれ支持フレーム104によっ
て上部スプロケット105が回転自在に支持されており、
この上部スプロケット105にはスプロケットギヤ106が固
結されている。そして、このガーダ103の中央部にはこ
の一対の上部スプロケット105を回転駆動する従来の駆
動装置107が設けられている。また、建屋の下部にはそ
の両側にはそれぞれ図示しない支持フレームによって下
部スプロケットが回転自在に支持されている。
【0005】この駆動装置107において、ガーダ103上に
はモータ108が設置され、このモータ108の駆動軸109は
左右の連結軸110を介して減速機111にそれぞれ接続され
ており、その出力ギヤ112は中間ギヤ113を介してスプロ
ケットギヤ106が噛み合っている。なお、114はブレーキ
装置である。そして、各上部スプロケット105には下部
スプロケットとの間に無端のチェーン115が掛け回され
ており、このチェーン115には所定間隔ごとに2つのリ
ンクからなる三角形状のアタッチメント116が装着さ
れ、各アタッチメント116の先端部には自動車Aを搭載
可能なパレット117を有するケージ118がそれぞれ吊り下
げられている。また、アタッチメント116にはチェーン1
15との連結部に直線ガイドローラ119が装着されると共
に、ケージ118の肩部には曲線ガイドローラ120が取付け
られており、直線ガイドローラ119はチェーン115の直線
部に沿って取付けられた直線ガイドレール121内を移動
自在であり、曲線ガイドローラ120は上下部に設けられ
た曲線ガイドレール122内を移動自在となっている。
はモータ108が設置され、このモータ108の駆動軸109は
左右の連結軸110を介して減速機111にそれぞれ接続され
ており、その出力ギヤ112は中間ギヤ113を介してスプロ
ケットギヤ106が噛み合っている。なお、114はブレーキ
装置である。そして、各上部スプロケット105には下部
スプロケットとの間に無端のチェーン115が掛け回され
ており、このチェーン115には所定間隔ごとに2つのリ
ンクからなる三角形状のアタッチメント116が装着さ
れ、各アタッチメント116の先端部には自動車Aを搭載
可能なパレット117を有するケージ118がそれぞれ吊り下
げられている。また、アタッチメント116にはチェーン1
15との連結部に直線ガイドローラ119が装着されると共
に、ケージ118の肩部には曲線ガイドローラ120が取付け
られており、直線ガイドローラ119はチェーン115の直線
部に沿って取付けられた直線ガイドレール121内を移動
自在であり、曲線ガイドローラ120は上下部に設けられ
た曲線ガイドレール122内を移動自在となっている。
【0006】従って、モータ108を駆動すると、その駆
動力が駆動軸109及び連結軸110を介して左右の減速機11
1に伝達され、その減速された駆動力が出力ギヤ112及び
中間ギヤ113を介して左右のスプロケットギヤ106に伝達
され、このスプロケットギヤ106と一体の各上部スプロ
ケット105を同方向に回転する。すると、この上部スプ
ロケット105及び下部スプロケットに掛け回されたチェ
ーン115が移動し、このチェーン115にアタッチメント11
6を介して吊り下げられたパレット117を有するケージ11
8を循環することができる。このとき、ケージ118の直線
移動時には、直線ガイドローラ119が直線ガイドレール1
21内を移動することでチェーン115のねじれを防止し、
ケージ118の曲線移動時には、曲線ガイドローラ120が曲
線ガイドレール122内を移動することで、ケージ118の振
れを防止している。
動力が駆動軸109及び連結軸110を介して左右の減速機11
1に伝達され、その減速された駆動力が出力ギヤ112及び
中間ギヤ113を介して左右のスプロケットギヤ106に伝達
され、このスプロケットギヤ106と一体の各上部スプロ
ケット105を同方向に回転する。すると、この上部スプ
ロケット105及び下部スプロケットに掛け回されたチェ
ーン115が移動し、このチェーン115にアタッチメント11
6を介して吊り下げられたパレット117を有するケージ11
8を循環することができる。このとき、ケージ118の直線
移動時には、直線ガイドローラ119が直線ガイドレール1
21内を移動することでチェーン115のねじれを防止し、
ケージ118の曲線移動時には、曲線ガイドローラ120が曲
線ガイドレール122内を移動することで、ケージ118の振
れを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
垂直循環式駐車装置は、チェーン115にアタッチメント1
16を介してケージ118を吊り下げることで、チェーン115
が上部スプロケット105または下部スプロケットによっ
て弧状に移動するときにその移動速度を速くして前後の
ケージ118同志の接触を防止している。そのため、ケー
ジ118の直線移動時には、上下移動するチェーン115から
外方にアタッチメント116が突出してその先端部にケー
ジ118が吊り下げられることとなり、ケージ118単独ある
いは自動車Aを含んだ荷重がチェーン115に曲げモーメ
ントとして作用してしまう。チェーン115の直線移動時
にこのチェーン115に曲げモーメントが作用すると、こ
のチェーン115が屈曲してケージ118が振れたり、前後の
間隔が変化したりしてしまい、ケージ118を円滑に搬送
することができないという問題がある。
垂直循環式駐車装置は、チェーン115にアタッチメント1
16を介してケージ118を吊り下げることで、チェーン115
が上部スプロケット105または下部スプロケットによっ
て弧状に移動するときにその移動速度を速くして前後の
ケージ118同志の接触を防止している。そのため、ケー
ジ118の直線移動時には、上下移動するチェーン115から
外方にアタッチメント116が突出してその先端部にケー
ジ118が吊り下げられることとなり、ケージ118単独ある
いは自動車Aを含んだ荷重がチェーン115に曲げモーメ
ントとして作用してしまう。チェーン115の直線移動時
にこのチェーン115に曲げモーメントが作用すると、こ
のチェーン115が屈曲してケージ118が振れたり、前後の
間隔が変化したりしてしまい、ケージ118を円滑に搬送
することができないという問題がある。
【0008】そのため、従来は、アタッチメント116と
チェーン115との連結部に直線ガイドローラ119を装着
し、ケージ118の直線移動時には、この直線ガイドロー
ラ119を直線ガイドレール121にて拘束しながら移動させ
ることで、チェーン115の屈曲を阻止している。この直
線ガイドローラ119と直線ガイドレール121によってチェ
ーン115の屈曲が阻止されてケージ118は正しく搬送され
るものの、実際には、チェーン115は以前と同様に曲げ
モーメントを受け、直線ガイドレール121には直線ガイ
ドローラ119から横方向の応力が作用している。そのた
め、直線ガイドレール121の強度を十分に確保しなけれ
ばならず、装置が大型化すると共に大重量化して製造コ
ストが増加してしまうという問題がある。
チェーン115との連結部に直線ガイドローラ119を装着
し、ケージ118の直線移動時には、この直線ガイドロー
ラ119を直線ガイドレール121にて拘束しながら移動させ
ることで、チェーン115の屈曲を阻止している。この直
線ガイドローラ119と直線ガイドレール121によってチェ
ーン115の屈曲が阻止されてケージ118は正しく搬送され
るものの、実際には、チェーン115は以前と同様に曲げ
モーメントを受け、直線ガイドレール121には直線ガイ
ドローラ119から横方向の応力が作用している。そのた
め、直線ガイドレール121の強度を十分に確保しなけれ
ばならず、装置が大型化すると共に大重量化して製造コ
ストが増加してしまうという問題がある。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、ケージの直線移動時にチェーンに作用する曲げ
モーメントを減少することで作動の円滑化を図ると共
に、構造を簡素化及び軽量化を可能として製造コストの
低減を図った垂直循環式駐車装置を提供することを目的
とする。
あって、ケージの直線移動時にチェーンに作用する曲げ
モーメントを減少することで作動の円滑化を図ると共
に、構造を簡素化及び軽量化を可能として製造コストの
低減を図った垂直循環式駐車装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の垂直循環式駐車装置は、建屋内の
上部位置に所定間隔をあけて前後一対の上部スプロケッ
トを回転自在に支持する一方、前記建屋内の下部位置に
所定間隔をあけて前後一対の下部スプロケットを回転自
在に支持し、前記上部スプロケットと前記下部スプロケ
ットとの間にそれぞれチェーンを掛け回し、該チェーン
にその長手方向所定間隔ごとにケージ吊り機構を介して
吊り軸を連結し、該吊り軸に車両搭載用パレットを有す
るケージを複数吊り下げ、駆動装置によって前記上部ス
プロケットあるいは前記下部スプロケットのいずれか一
方を駆動回転することで前記チェーンを縦動して前記ケ
ージを垂直循環させる垂直循環式駐車装置において、前
記ケージ吊り機構は、前記ケージが前記上部スプロケッ
ト及び前記下部スプロケットによって円周移動するとき
には、前記吊り軸を該上部スプロケット及び前記下部ス
プロケットから外方に離間するように迂回させる一方、
前記ケージが前記上部スプロケットと前記下部スプロケ
ットとの間で直線移動するときには、前記吊り軸を前記
チェーンの移動線上に位置させることを特徴とするもの
である。
めの請求項1の発明の垂直循環式駐車装置は、建屋内の
上部位置に所定間隔をあけて前後一対の上部スプロケッ
トを回転自在に支持する一方、前記建屋内の下部位置に
所定間隔をあけて前後一対の下部スプロケットを回転自
在に支持し、前記上部スプロケットと前記下部スプロケ
ットとの間にそれぞれチェーンを掛け回し、該チェーン
にその長手方向所定間隔ごとにケージ吊り機構を介して
吊り軸を連結し、該吊り軸に車両搭載用パレットを有す
るケージを複数吊り下げ、駆動装置によって前記上部ス
プロケットあるいは前記下部スプロケットのいずれか一
方を駆動回転することで前記チェーンを縦動して前記ケ
ージを垂直循環させる垂直循環式駐車装置において、前
記ケージ吊り機構は、前記ケージが前記上部スプロケッ
ト及び前記下部スプロケットによって円周移動するとき
には、前記吊り軸を該上部スプロケット及び前記下部ス
プロケットから外方に離間するように迂回させる一方、
前記ケージが前記上部スプロケットと前記下部スプロケ
ットとの間で直線移動するときには、前記吊り軸を前記
チェーンの移動線上に位置させることを特徴とするもの
である。
【0011】また、請求項2の発明の垂直循環式駐車装
置において、前記ケージ吊り機構は、前記チェーンに所
定間隔ごとに取付けられたアタッチメントと、該アタッ
チメントに前記チェーンの縦動方向に直交する方向に形
成されて前記吊り軸を移動自在に支持する長孔と、前記
吊り軸を移動自在に支持して前記上部スプロケット及び
前記下部スプロケットから外方に離間する上下の弧状部
及び前記チェーンの移動線上に位置する左右の直線部か
らなるガイドレールとを有することを特徴とするもので
ある。
置において、前記ケージ吊り機構は、前記チェーンに所
定間隔ごとに取付けられたアタッチメントと、該アタッ
チメントに前記チェーンの縦動方向に直交する方向に形
成されて前記吊り軸を移動自在に支持する長孔と、前記
吊り軸を移動自在に支持して前記上部スプロケット及び
前記下部スプロケットから外方に離間する上下の弧状部
及び前記チェーンの移動線上に位置する左右の直線部か
らなるガイドレールとを有することを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係る垂直循環
式駐車装置の上部正面視、図2に本実施形態の垂直循環
式駐車装置の上部側面視、図3に図1のIII−III断面、
図4に図1のIV−IV断面、図5に油圧シリンダによって
スプロケットに作用する力を表す概略、図6に本実施形
態の垂直循環式駐車装置の正面視、図7に本実施形態の
垂直循環式駐車装置の側面視を示す。
式駐車装置の上部正面視、図2に本実施形態の垂直循環
式駐車装置の上部側面視、図3に図1のIII−III断面、
図4に図1のIV−IV断面、図5に油圧シリンダによって
スプロケットに作用する力を表す概略、図6に本実施形
態の垂直循環式駐車装置の正面視、図7に本実施形態の
垂直循環式駐車装置の側面視を示す。
【0014】本実施形態の垂直循環式駐車装置におい
て、図6及び図7に示すように、建屋としての都市ビル
には、その一側部に垂直方向に貫通する空間部が形成さ
れている。この都市ビル11の空間部において、その上
部側壁には内方に突出する梁部12が形成されており、
この対向する梁部12に前後一対の上部スプロケット1
3が回転自在に支持されると共に、駆動装置14によっ
てそれぞれ駆動回転可能となっている。一方、建屋11
の下部には前後一対の下部スプロケット15が回転自在
に支持されている。そして、各上部スプロケット13と
各下部スプロケット15との間には無端のチェーン16
が掛け回されており、このチェーン16には所定間隔ご
とにケージ吊り機構40を有するアタッチメント17を
介して自動車Aを搬送可能なケージ18が複数吊り下げ
られている。
て、図6及び図7に示すように、建屋としての都市ビル
には、その一側部に垂直方向に貫通する空間部が形成さ
れている。この都市ビル11の空間部において、その上
部側壁には内方に突出する梁部12が形成されており、
この対向する梁部12に前後一対の上部スプロケット1
3が回転自在に支持されると共に、駆動装置14によっ
てそれぞれ駆動回転可能となっている。一方、建屋11
の下部には前後一対の下部スプロケット15が回転自在
に支持されている。そして、各上部スプロケット13と
各下部スプロケット15との間には無端のチェーン16
が掛け回されており、このチェーン16には所定間隔ご
とにケージ吊り機構40を有するアタッチメント17を
介して自動車Aを搬送可能なケージ18が複数吊り下げ
られている。
【0015】即ち、図1及び図2に示すように、前後の
梁部12上にはそれぞれ支持フレーム21が立設され、
各支持フレーム21には軸受22によって上部スプロケ
ット13の回転軸13aが回転自在に支持されている。
そして、この上部スプロケット13の外面には回転体2
3が固結されている。また、前後の上部スプロケット1
3の外側には駆動装置14を構成するそれぞれ一対の油
圧シリンダ24,25が装着されている。この各油圧シ
リンダ24,25のシリンダ本体は下部が梁部12の異
なる位置に枢軸26,27によって回動自在に支持され
る一方、駆動ロッド28,29の先端部は回転体23の
中心(回転軸13a)から径方向にずれた同位置に枢軸
30によって回動自在に連結されている。
梁部12上にはそれぞれ支持フレーム21が立設され、
各支持フレーム21には軸受22によって上部スプロケ
ット13の回転軸13aが回転自在に支持されている。
そして、この上部スプロケット13の外面には回転体2
3が固結されている。また、前後の上部スプロケット1
3の外側には駆動装置14を構成するそれぞれ一対の油
圧シリンダ24,25が装着されている。この各油圧シ
リンダ24,25のシリンダ本体は下部が梁部12の異
なる位置に枢軸26,27によって回動自在に支持され
る一方、駆動ロッド28,29の先端部は回転体23の
中心(回転軸13a)から径方向にずれた同位置に枢軸
30によって回動自在に連結されている。
【0016】そして、上部スプロケット13と各下部ス
プロケット15との間に掛け回されたチェーン16には
所定間隔ごとにケージ吊り機構40を有するアタッチメ
ント17が取付けられ、その各アタッチメント17にケ
ージ18が吊り下げられており、このケージ18の下部
に自動車Aを搭載可能なパレット31が取付けられてい
る。このケージ吊り機構40は、ケージ18が上部スプ
ロケット13及び下部スプロケット15によって円周移
動するときには、このケージ18を各スプロケット1
3,15から外方に離間するように迂回させる一方、ケ
ージ18が上部スプロケット13と下部スプロケット1
5との間で直線移動するときには、このケージ18をチ
ェーン16の移動線上に位置させるようにしている。
プロケット15との間に掛け回されたチェーン16には
所定間隔ごとにケージ吊り機構40を有するアタッチメ
ント17が取付けられ、その各アタッチメント17にケ
ージ18が吊り下げられており、このケージ18の下部
に自動車Aを搭載可能なパレット31が取付けられてい
る。このケージ吊り機構40は、ケージ18が上部スプ
ロケット13及び下部スプロケット15によって円周移
動するときには、このケージ18を各スプロケット1
3,15から外方に離間するように迂回させる一方、ケ
ージ18が上部スプロケット13と下部スプロケット1
5との間で直線移動するときには、このケージ18をチ
ェーン16の移動線上に位置させるようにしている。
【0017】即ち、ケージ吊り機構40において、図1
乃至図4に示すように、三角形状のアタッチメント17
の両側にはチェーン16を構成するリンク16aが連結
されており、このアタッチメント17にはチェーンの縦
動方向に直交する方向に長孔41が形成されている。一
方、ケージ18の中央頂部には吊り軸42が設けられて
おり、この吊り軸42の端部がアタッチメント17の長
孔41に移動自在に嵌合し、鍔部43によって脱落不能
となっている。また、この吊り軸42の端部にはガイド
ローラ44が装着されており、このガイドローラ44は
ケージ18の移動軌跡上に沿って設けられた無端のガイ
ドレール45に係合している。つまり、このガイドレー
ル45は、吊り軸42(ガイドローラ44)を上部スプ
ロケット13下部スプロケット15から上方あるいは下
方に離間する弧状部45aと、チェーン16の移動線上
に沿った直線部45bとが連続して形成されている。
乃至図4に示すように、三角形状のアタッチメント17
の両側にはチェーン16を構成するリンク16aが連結
されており、このアタッチメント17にはチェーンの縦
動方向に直交する方向に長孔41が形成されている。一
方、ケージ18の中央頂部には吊り軸42が設けられて
おり、この吊り軸42の端部がアタッチメント17の長
孔41に移動自在に嵌合し、鍔部43によって脱落不能
となっている。また、この吊り軸42の端部にはガイド
ローラ44が装着されており、このガイドローラ44は
ケージ18の移動軌跡上に沿って設けられた無端のガイ
ドレール45に係合している。つまり、このガイドレー
ル45は、吊り軸42(ガイドローラ44)を上部スプ
ロケット13下部スプロケット15から上方あるいは下
方に離間する弧状部45aと、チェーン16の移動線上
に沿った直線部45bとが連続して形成されている。
【0018】従って、各油圧シリンダ24,25に対し
て油圧の給排を行い、この油圧シリンダ24,25を伸
縮することで回転体23と共に上部スプロケット13を
回転し、この上部スプロケット13と下部スプロケット
15との間に掛け回されたチェーン16を移動し、この
チェーン16にアタッチメント17を介して取付けられ
た各ケージ18を垂直方向に循環移動することができ
る。
て油圧の給排を行い、この油圧シリンダ24,25を伸
縮することで回転体23と共に上部スプロケット13を
回転し、この上部スプロケット13と下部スプロケット
15との間に掛け回されたチェーン16を移動し、この
チェーン16にアタッチメント17を介して取付けられ
た各ケージ18を垂直方向に循環移動することができ
る。
【0019】具体的には、図5に示すように、各油圧シ
リンダ24,25の枢軸30が回転軸13aのほぼ真上
にあって、上部スプロケット13を反時計回り方向に回
転させようとするとき、油圧シリンダ24を伸長して力
F1 を発揮させると共に、油圧シリンダ25を収縮して
力F2 を発揮させると、その合力F3 が上部スプロケッ
ト13に作用することとなる。この合力F3 は枢軸30
と回転軸13aとを結ぶ径方向に沿った線Lに対して直
交する方向の力であり、各油圧シリンダ24,25の伸
縮力を調整することで、上部スプロケット13を適正に
回転できる。
リンダ24,25の枢軸30が回転軸13aのほぼ真上
にあって、上部スプロケット13を反時計回り方向に回
転させようとするとき、油圧シリンダ24を伸長して力
F1 を発揮させると共に、油圧シリンダ25を収縮して
力F2 を発揮させると、その合力F3 が上部スプロケッ
ト13に作用することとなる。この合力F3 は枢軸30
と回転軸13aとを結ぶ径方向に沿った線Lに対して直
交する方向の力であり、各油圧シリンダ24,25の伸
縮力を調整することで、上部スプロケット13を適正に
回転できる。
【0020】また、図1に示すように、ケージ18の垂
直循環移動時に、ケージ18の吊り軸42は、ガイドロ
ーラ44がガイドレール45に係合しながら移動するこ
とで、アタッチメント17の長孔41内を移動する。即
ち、ケージ18が上部スプロケット13(下部スプロケ
ット15)によって円周移動するときには、吊り軸42
がガイドレール45に沿って移動して長孔41の外方に
移行しながら、上部スプロケット13(下部スプロケッ
ト15)から外方に離間するように迂回することとな
り、ケージ18はその移動速度が速くなって前後のケー
ジ18同志の接触が防止される。
直循環移動時に、ケージ18の吊り軸42は、ガイドロ
ーラ44がガイドレール45に係合しながら移動するこ
とで、アタッチメント17の長孔41内を移動する。即
ち、ケージ18が上部スプロケット13(下部スプロケ
ット15)によって円周移動するときには、吊り軸42
がガイドレール45に沿って移動して長孔41の外方に
移行しながら、上部スプロケット13(下部スプロケッ
ト15)から外方に離間するように迂回することとな
り、ケージ18はその移動速度が速くなって前後のケー
ジ18同志の接触が防止される。
【0021】一方、ケージ18が上部スプロケット13
と下部スプロケット15との間で直線的に上下移動する
ときには、吊り軸42がガイドレール45に沿って移動
して長孔41の内方に移行しながら、チェーン16の移
動線上を移動することとなり、ケージ18単独あるいは
自動車Aを含んだ荷重がチェーン16に曲げモーメント
として作用することはなく、チェーン16の屈曲を防止
すると共に、チェーン16への応力がガイドレール45
に横応力として作用してこのガイドレールを破損させる
こともない。
と下部スプロケット15との間で直線的に上下移動する
ときには、吊り軸42がガイドレール45に沿って移動
して長孔41の内方に移行しながら、チェーン16の移
動線上を移動することとなり、ケージ18単独あるいは
自動車Aを含んだ荷重がチェーン16に曲げモーメント
として作用することはなく、チェーン16の屈曲を防止
すると共に、チェーン16への応力がガイドレール45
に横応力として作用してこのガイドレールを破損させる
こともない。
【0022】上述した本実施形態の垂直循環式駐車装置
に自動車Aを駐車する場合、図6及び図7に示すよう
に、駐車する自動車Aは図示しない入庫ゲートを通って
最下位置に停止しているケージ18内に進入し、サイド
ブレーキ等を作動して停止状態を保持した後、ドライバ
が自動車Aから下りる。駐車場の管理者は図示しない操
作盤を操作して駆動装置14(油圧シリンダ24,2
5)を駆動すると、その駆動力によって上部スプロケッ
ト13が回転し、上部スプロケット13と下部スプロケ
ット15との間に掛け回されたチェーン16が移動す
る。そして、このチェーン16にアタッチメント17を
介して取付けられた各ケージ18が垂直方向に循環して
所定の位置に移動する一方、空のケージが最下位置に移
動停止し、次に駐車する自動車Aに対して待機する。
に自動車Aを駐車する場合、図6及び図7に示すよう
に、駐車する自動車Aは図示しない入庫ゲートを通って
最下位置に停止しているケージ18内に進入し、サイド
ブレーキ等を作動して停止状態を保持した後、ドライバ
が自動車Aから下りる。駐車場の管理者は図示しない操
作盤を操作して駆動装置14(油圧シリンダ24,2
5)を駆動すると、その駆動力によって上部スプロケッ
ト13が回転し、上部スプロケット13と下部スプロケ
ット15との間に掛け回されたチェーン16が移動す
る。そして、このチェーン16にアタッチメント17を
介して取付けられた各ケージ18が垂直方向に循環して
所定の位置に移動する一方、空のケージが最下位置に移
動停止し、次に駐車する自動車Aに対して待機する。
【0023】このように本実施形態の垂直循環式駐車装
置にあっては、上部スプロケット13と下部スプロケッ
ト15との間に掛け回された無端のチェーン16と、車
両搭載用パレット31を有するケージ18の吊り軸とを
連結するアタッチメント17にケージ吊り機構40を設
け、このケージ吊り機構40により、ケージ18が上部
スプロケット13及び下部スプロケット15によって円
周移動するときには、このケージ18を各スプロケット
13,15から外方に離間するように迂回させる一方、
ケージ18が上部スプロケット13と下部スプロケット
15との間で直線移動するときには、このケージ18を
チェーン16の移動線上に位置させている。
置にあっては、上部スプロケット13と下部スプロケッ
ト15との間に掛け回された無端のチェーン16と、車
両搭載用パレット31を有するケージ18の吊り軸とを
連結するアタッチメント17にケージ吊り機構40を設
け、このケージ吊り機構40により、ケージ18が上部
スプロケット13及び下部スプロケット15によって円
周移動するときには、このケージ18を各スプロケット
13,15から外方に離間するように迂回させる一方、
ケージ18が上部スプロケット13と下部スプロケット
15との間で直線移動するときには、このケージ18を
チェーン16の移動線上に位置させている。
【0024】そのため、ケージ18が上部スプロケット
13及び下部スプロケット15によって円周移動すると
きには、ケージ18の移動速度が速くなって前後のケー
ジ18同志の接触を防止できる。一方、ケージ18が上
部スプロケット13と下部スプロケット15との間で直
線移動するときには、チェーン16の移動線上を移動す
るために、チェーン16にはケージ18の荷重が曲げモ
ーメントとして作用せずにチェーン16が屈曲すること
はなく、また、チェーン16への応力によってガイドレ
ール45が破損することもない。
13及び下部スプロケット15によって円周移動すると
きには、ケージ18の移動速度が速くなって前後のケー
ジ18同志の接触を防止できる。一方、ケージ18が上
部スプロケット13と下部スプロケット15との間で直
線移動するときには、チェーン16の移動線上を移動す
るために、チェーン16にはケージ18の荷重が曲げモ
ーメントとして作用せずにチェーン16が屈曲すること
はなく、また、チェーン16への応力によってガイドレ
ール45が破損することもない。
【0025】また、ケージ18の吊り軸42(ガイドロ
ーラ44)が常時ガイドレール45にガイドされながら
移動することとなり、ケージ18は移動方向に直交する
方向の振れが抑制され、円滑に移動できる。更に、ケー
ジ18が上部スプロケット13と下部スプロケット15
との間の直線移動時には、チェーン16の移動線上にあ
ることから、上部スプロケット13及び下部スプロケッ
ト15の回転モーメントを大きく設定することができ、
駆動装置14の駆動力に寄与できる。
ーラ44)が常時ガイドレール45にガイドされながら
移動することとなり、ケージ18は移動方向に直交する
方向の振れが抑制され、円滑に移動できる。更に、ケー
ジ18が上部スプロケット13と下部スプロケット15
との間の直線移動時には、チェーン16の移動線上にあ
ることから、上部スプロケット13及び下部スプロケッ
ト15の回転モーメントを大きく設定することができ、
駆動装置14の駆動力に寄与できる。
【0026】なお、上述の各実施形態において、吊り軸
42上にあるガイドローラ44が係合するガイドレール
45を無端として、ケージ18の移動軌跡を拘束した
が、吊り軸42が長孔41の内方に位置するように弾性
部材にて常時付勢し、ガイドレール45を上部スプロケ
ット13及び下部スプロケット15の周辺部のみに設け
るようにしてもよい。また、駆動装置14を油圧シリン
ダ24,25を2本使用したものとしたが、2本以上で
あってもよく、あるいは、モータ及びギヤを用いたもの
であってもよい。更に、駆動装置14によって上部スプ
ロケット13を回転駆動したが、下部スプロケット15
を回転駆動してもよく、この場合、駆動する下部スプロ
ケット15の押し上げ側のチェーン16のたるみ止め機
構が必要となる。
42上にあるガイドローラ44が係合するガイドレール
45を無端として、ケージ18の移動軌跡を拘束した
が、吊り軸42が長孔41の内方に位置するように弾性
部材にて常時付勢し、ガイドレール45を上部スプロケ
ット13及び下部スプロケット15の周辺部のみに設け
るようにしてもよい。また、駆動装置14を油圧シリン
ダ24,25を2本使用したものとしたが、2本以上で
あってもよく、あるいは、モータ及びギヤを用いたもの
であってもよい。更に、駆動装置14によって上部スプ
ロケット13を回転駆動したが、下部スプロケット15
を回転駆動してもよく、この場合、駆動する下部スプロ
ケット15の押し上げ側のチェーン16のたるみ止め機
構が必要となる。
【0027】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の垂直循環式駐車装置によれば、
建屋内の上部位置に上部スプロケットを回転自在に支持
する一方、下部位置に下部スプロケットを回転自在に支
持してこの上部スプロケットと下部スプロケットとの間
にチェーンを掛け回して所定間隔ごとにケージ吊り機構
を介して吊り軸を連結し、この吊り軸に車両搭載用パレ
ットを有するケージを複数吊り下げ、駆動装置によって
上部スプロケットあるいは下部スプロケットを駆動回転
してチェーンを縦動してケージを垂直循環可能とし、こ
のとき、ケージ吊り機構により、ケージが各スプロケッ
トによって円周移動するときには、吊り軸を各スプロケ
ットから外方に離間するように迂回させる一方、ケージ
が各スプロケットとの間で直線移動するときには、吊り
軸をチェーンの移動線上に位置させるようにしたので、
ケージの円周移動時には、その移動速度が速くなって前
後のケージ同志の接触を防止することができる一方、ケ
ージの直線移動時には、チェーンの移動線上を移動する
ためにケージの荷重によってチェーンに作用する曲げモ
ーメントを減少することとなり、ケージの作動の円滑化
を図ることができると共に、構造を簡素化及び軽量化を
可能として製造コストの低減を図ることができる。
ように請求項1の発明の垂直循環式駐車装置によれば、
建屋内の上部位置に上部スプロケットを回転自在に支持
する一方、下部位置に下部スプロケットを回転自在に支
持してこの上部スプロケットと下部スプロケットとの間
にチェーンを掛け回して所定間隔ごとにケージ吊り機構
を介して吊り軸を連結し、この吊り軸に車両搭載用パレ
ットを有するケージを複数吊り下げ、駆動装置によって
上部スプロケットあるいは下部スプロケットを駆動回転
してチェーンを縦動してケージを垂直循環可能とし、こ
のとき、ケージ吊り機構により、ケージが各スプロケッ
トによって円周移動するときには、吊り軸を各スプロケ
ットから外方に離間するように迂回させる一方、ケージ
が各スプロケットとの間で直線移動するときには、吊り
軸をチェーンの移動線上に位置させるようにしたので、
ケージの円周移動時には、その移動速度が速くなって前
後のケージ同志の接触を防止することができる一方、ケ
ージの直線移動時には、チェーンの移動線上を移動する
ためにケージの荷重によってチェーンに作用する曲げモ
ーメントを減少することとなり、ケージの作動の円滑化
を図ることができると共に、構造を簡素化及び軽量化を
可能として製造コストの低減を図ることができる。
【0028】また、請求項2の発明の垂直循環式駐車装
置によれば、ケージ吊り機構を、チェーンに所定間隔ご
とに取付けられたアタッチメントにチェーンの縦動方向
に直交する方向に長孔を形成すると共に、この長孔に吊
り軸を移動自在に支持し、吊り軸を上部スプロケット及
び下部スプロケットから外方に離間する上下の弧状部及
びチェーンの移動線上に位置する左右の直線部からなる
ガイドレールに移動自在に支持したので、簡単な構造で
ケージ同志の接触を防止して作動の円滑化を図ることが
できると共に、チェーンに作用する曲げモーメントを減
少することができる。
置によれば、ケージ吊り機構を、チェーンに所定間隔ご
とに取付けられたアタッチメントにチェーンの縦動方向
に直交する方向に長孔を形成すると共に、この長孔に吊
り軸を移動自在に支持し、吊り軸を上部スプロケット及
び下部スプロケットから外方に離間する上下の弧状部及
びチェーンの移動線上に位置する左右の直線部からなる
ガイドレールに移動自在に支持したので、簡単な構造で
ケージ同志の接触を防止して作動の円滑化を図ることが
できると共に、チェーンに作用する曲げモーメントを減
少することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る垂直循環式駐車装置
の上部正面図である。
の上部正面図である。
【図2】本実施形態の垂直循環式駐車装置の上部側面図
である。
である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】油圧シリンダによってスプロケットに作用する
力を表す概略図である。
力を表す概略図である。
【図6】本実施形態の垂直循環式駐車装置の正面図であ
る。
る。
【図7】本実施形態の垂直循環式駐車装置の側面図であ
る。
る。
【図8】従来の垂直循環式駐車装置の要部概略図であ
る。
る。
【図9】従来の垂直循環式駐車装置の上部に設けられた
駆動装置の概略図である。
駆動装置の概略図である。
11 都市ビル(建屋) 12 梁部 13 上部スプロケット 13a 回転軸 14 駆動装置 15 下部スプロケット 16 チェーン 17 アタッチメント 18 ケージ 21 支持フレーム 23 回転体 24,25 油圧シリンダ 31 パレット 40 ケージ吊り機構 41 長孔 42 吊り軸 44 ガイドローラ 45 ガイドレール
Claims (2)
- 【請求項1】 建屋内の上部位置に所定間隔をあけて前
後一対の上部スプロケットを回転自在に支持する一方、
前記建屋内の下部位置に所定間隔をあけて前後一対の下
部スプロケットを回転自在に支持し、前記上部スプロケ
ットと前記下部スプロケットとの間にそれぞれチェーン
を掛け回し、該チェーンにその長手方向所定間隔ごとに
ケージ吊り機構を介して吊り軸を連結し、該吊り軸に車
両搭載用パレットを有するケージを複数吊り下げ、駆動
装置によって前記上部スプロケットあるいは前記下部ス
プロケットのいずれか一方を駆動回転することで前記チ
ェーンを縦動して前記ケージを垂直循環させる垂直循環
式駐車装置において、前記ケージ吊り機構は、前記ケー
ジが前記上部スプロケット及び前記下部スプロケットに
よって円周移動するときには、前記吊り軸を該上部スプ
ロケット及び前記下部スプロケットから外方に離間する
ように迂回させる一方、前記ケージが前記上部スプロケ
ットと前記下部スプロケットとの間で直線移動するとき
には、前記吊り軸を前記チェーンの移動線上に位置させ
ることを特徴とする垂直循環式駐車装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の垂直循環式駐車装置にお
いて、前記ケージ吊り機構は、前記チェーンに所定間隔
ごとに取付けられたアタッチメントと、該アタッチメン
トに前記チェーンの縦動方向に直交する方向に形成され
て前記吊り軸を移動自在に支持する長孔と、前記吊り軸
を移動自在に支持して前記上部スプロケット及び前記下
部スプロケットから外方に離間する上下の弧状部及び前
記チェーンの移動線上に位置する左右の直線部からなる
ガイドレールとを有することを特徴とする垂直循環式駐
車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923498A JPH11210255A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 垂直循環式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923498A JPH11210255A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 垂直循環式駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210255A true JPH11210255A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11714725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP923498A Withdrawn JPH11210255A (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 垂直循環式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210255A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200001180A (ko) * | 2018-06-27 | 2020-01-06 | 김명숙 | 흔들림 방지형 팔레트를 가지는 수직 순환식 주차설비 |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP923498A patent/JPH11210255A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200001180A (ko) * | 2018-06-27 | 2020-01-06 | 김명숙 | 흔들림 방지형 팔레트를 가지는 수직 순환식 주차설비 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |