JP2001031294A - 斜行シート矯正装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

斜行シート矯正装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2001031294A
JP2001031294A JP11204445A JP20444599A JP2001031294A JP 2001031294 A JP2001031294 A JP 2001031294A JP 11204445 A JP11204445 A JP 11204445A JP 20444599 A JP20444599 A JP 20444599A JP 2001031294 A JP2001031294 A JP 2001031294A
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sheet
pair
roller
conveying
skew
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Hakuji Inoue
博慈 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの流れを止めることなくシートの斜行
を矯正する。 【課題手段】 斜行シート矯正装置70は、シート搬送
方向と交差する方向に配列された1対の回転体対10
2,103でシートの両側を挟んで搬送する上流側搬送
手段と、この上流側搬送手段よりも下流側で上記交差す
る方向に配列された1対の回転体対104,105でシ
ートの両側を挟んで上流側搬送手段よりもシートを遅く
搬送する下流側搬送手段とを備え、上流側搬送手段の1
対の回転体対の内、一方の回転体対103のシート搬送
速度を他方の回転体対102のシート搬送速度より遅く
設定し、さらに、下流側搬送手段の1対の回転体対の
内、一方の回転体対104のシート搬送速度を他方の回
転体対105のシート搬送速度より速く設定し、且つ、
4つの回転体対の内、少なくとも1つの回転体対をスラ
スト方向へ移動可能にして1対の回転体対の回転転体対
同士の接触部の間隔を可変可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜めに搬送されて
きたシートをシート搬送方向に沿った向きに矯正する斜
行シート矯正装置と、この斜行シート矯正装置を備えこ
の装置によって向きを矯正されたシートに画像をする画
像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置内において搬送され
るシートにおいて、図14に示すように、シートの第1
面目の主走査方向の基準となるシート端面と、副走査方
向の基準となるシート端面と、シートにおける原点とを
x、y、0とし、同様に第2面目のものを各々x’、
y’、0’とする。
【0003】シート供給ユニットから送られてレジスト
ローラ対により斜行が矯正されたシートは、原点を0と
するxy座標系を基準に第1面目にトナー画像が形成さ
れ、定着器において第1面目に画像が熱定着される。
【0004】さらに、シートは、反転装置により搬送方
向が逆転させられ、反転パス内を搬送され再度供給させ
られる。再度、レジストローラ対により斜行を矯正させ
られたシートは、原点を0’とするx’y’座標系を基
準に第2面目にトナー画像が形成され、定着器において
第2面目に画像が熱定着されて機外へ排出される。
【0005】画像位置ズレには主走査方向と、副走査方
向と、回転方向とのズレがある。
【0006】主走査方向及び副走査方向の位置ズレは、
シート端面検知センサにより位置を検出し、画像書き込
みタイミングを変更し、画像書き込み位置を調整するこ
とにより矯正することができる。
【0007】しかし、回転方向のズレは、レジストロー
ラ対での矯正能力以上に矯正することが難しく、シート
が反転パスや長いシート再供給パスを通り、第2面目に
画像が形成されるときには回転方向のズレが大きくなり
更に斜行矯正が困難になる。
【0008】画像形成装置において、シートの斜行矯正
能力を向上させる方法には、次の3つの方法がある。
【0009】図15に示すように、シート再供給パス内
の、共通のモータ1006によって回転する3つの搬送
ローラ対1001,1002,1003の内、1つに搬
送ローラ対1002にクラッチ1004を連結し、レジ
スト機能を持たせ、レジストローラ対1005と合わせ
て2回斜行矯正を行うことで矯正能力を向上させる。
【0010】図16に示すように、モータ1010によ
って回転する搬送ローラ1011を進行方向に対して傾
け、シートSを斜行矯正ガイド1012に突き当てて、
レジストローラ対の前で斜行矯正を行うことで矯正能力
を向上させる。
【0011】図17に示すように、斜行検知センサ10
13,1013によりシートの斜行量を検知し、シート
の幅方向に独立にパルスモータ1014に連結されたア
クティブレジローラ対1015でシートを止めることな
く斜行矯正を行うことで矯正能力を向上させる。
【0012】なお、画像形成装置には、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、及びこれらの複合機器等がある。
【0013】シートには、普通紙、普通紙の代用品であ
る厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、封書、
プラスチック製の薄板等がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図15に示す
構成では、シートを2度止めることから画像形成の生産
性が落ち、図16に示す構成では、シートSを斜行矯正
ガイド1012に突き当てているためジャムや座屈が発
生し易く、図17に示す構成では、大型、且つ構成が複
雑になる。
【0015】さらに、近年における画像形成装置のカラ
ー化、デジタル化、高速化等によりショートラン印刷分
野での両面画像の需要がますます増え、環境保護の観点
からも両面画像形成技術が重要になってきており、これ
まで以上に確実で安価な両面画像合わせ性能、その中で
も特に斜行矯正性能の向上、及び、斜行矯正処理能力の
向上が求められている。
【0016】また、上記のような構成を備えた画像形成
装置は、完全に斜行が矯正されていないシートに画像を
形成するため、品質の良い画像をシートに形成すること
ができない。
【0017】本発明は、シートを搬送を止めることなく
シートの斜行を矯正して斜行矯正性能と、斜行矯正処理
能力とを向上させた斜行シート矯正装置と、この装置を
備えた画像形成装置とを提供することを目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の斜行シート矯正
装置は、シート搬送方向と交差する方向に配列された1
対の回転体対で前記シートの両側を挟んで搬送する上流
側搬送手段と、前記上流側搬送手段よりも下流側で前記
シート搬送方向と交差する方向に配列された1対の回転
体対で前記シートの両側を挟んで前記上流側搬送手段の
搬送速度以下で前記シートを搬送する下流側搬送手段
と、を備え、前記上流側搬送手段の1対の回転体対の
内、前記シート搬送方向の一方の側に配設された回転体
対の前記シート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の
側に配設された回転体対の前記シート搬送速度以下に設
定し、さらに、前記下流側搬送手段の1対の回転体対の
内、前記シート搬送方向の一方の側に配設された回転体
対の前記シート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の
側に配設された回転体対の前記シート搬送速度以上に設
定し、且つ、前記各1対の回転体対の内、少なくとも一
方の回転体対の一方の回転体を他方の回転体に対してス
ラスト方向へ移動可能にして前記1対の回転体対の回転
体対同士の接触部の間隔を可変可能になっている。
【0019】上記斜行シート矯正装置において、シート
が斜行せず、シート搬送方向に沿った向きに向いて搬送
されてくる場合。
【0020】ユーザは、上流側搬送手段の1対の回転体
対の接触部同士の間隔と、下流側搬送手段の1対の回転
体対の接触部同士の間隔とを同じに調整しておく。
【0021】上流側搬送手段に送り込まれたシートは、
搬送されながらシート搬送速度の遅い回転体対側に回転
させられて斜行させられる。
【0022】その後、シートの先端が下流側搬送手段に
送り込まれる。
【0023】下流側搬送手段のシート搬送速度が上流側
搬送手段のシート搬送速度以下に設定されているため、
シートの後端が下流側搬送手段の1対の回転体対の接触
部に挟まれたまま、シートの先端が上流側搬送手段の1
対の回転体対の接触部に挟まれ、且つシートの後端がシ
ートの先端より速く送られる。この結果、シートはルー
プ状に撓む。
【0024】上流側搬送手段のシート搬送速度の遅い回
転体対と、下流側搬送手段のシート搬送速度の遅い回転
体対とは、シート搬送方向の両側に配設されているた
め、シートは、下流側搬送手段の1対の回転体対によっ
て前記斜行とは反対向きに回転させられて斜行させられ
る。
【0025】上流側搬送手段の1対の回転体対の接触部
同士の間隔と、下流側搬送手段の1対の回転体対の接触
部同士の間隔とが同じに調整されているため、シート
は、上流側搬送手段と下流側搬送手段とによって回転さ
せられて斜行させられる向きは、互いに反対向きである
が、回転量すなわち斜行量は同じである。
【0026】従って、シートは、上流側搬送手段によっ
て一方に斜行させられるが、下流側搬送手段によって逆
向きに斜行させられて、シート搬送方向に沿った元の向
きに戻って搬送させられる。シートの上記ループは、シ
ートの後端が上流側搬送手段の接触部を抜け出たときに
解消される。
【0027】シートが斜行状態で搬送されてくる場合。
【0028】ユーザは、シートを矯正したい方に向きを
変えることのできる搬送手段の接触部同士の間隔を、他
方の搬送手段の接触部同士の間隔より狭く調整してお
く。この間隔の差が大きい程、シートの斜行矯正量が多
くなる。
【0029】上流側搬送手段に送り込まれたシートは、
搬送されながらシート搬送速度の遅い回転体対側に一旦
回転させられて斜行させられ、その後、下流側搬送手段
に送り込まれてシート搬送速度の遅い回転体対側に逆向
きに回転させられて斜行させられる。この間に、シート
は、ループ状に撓みながら、接触部同士の間隔が狭い方
の搬送手段によって斜行を矯正される。
【0030】シートは、後端が上流側搬送手段の接触部
を抜け出たときにループが解消され、シート搬送方向に
沿った真直ぐな向きに向きを矯正されて搬送させられ
る。
【0031】以上のように、本発明の斜行シート矯正装
置は、各回転体対のシート搬送速度は可変することがで
きないが、上流側搬送手段と下流側搬送手段との1対の
回転体対の接触部同士の間隔を異ならしめることによっ
て、シートの搬送を停止させることなく、シートの斜行
を矯正するようになっている。
【0032】本発明の斜行シート矯正装置は、前記上流
側搬送手段と前記下流側搬送手段との少なくとも一方の
回転体対の内、一方の回転体を移動させる移動手段と、
前記シートの斜行を検知する斜行検知手段と、前記斜行
検知手段の検知動作によって前記移動手段を作動させる
作動制御手段とを備えている。
【0033】上記斜行シート矯正装置において、斜行検
知手段がシートの斜行を検知すると、作動制御手段は、
シートが斜行している向きと反対の向きにシートの向き
を向けるべく、回転体を移動させ、上流側搬送手段と下
流側搬送手段との1つの回転体対の接触部同士の間隔を
異ならしめる。このとき、作動制御手段は、シートが斜
行している向きと反対の向きにシートの向きを向けるこ
とのできる搬送手段の接触部同士の間隔を他方の搬送手
段の接触部同士の間隔より狭くなるように、回転体を移
動させる。接触部同士の間隔の差は、シートの斜行量に
よって決定される。
【0034】回転体対は全部で4つあり、その4つの回
転体対の内、少なくとも1つの回転体対の一方の回転体
が移動するようになっていれば、上流側搬送手段と下流
側搬送手段との1つの回転体対の接触部同士の間隔を異
ならしめることができる。
【0035】本発明の斜行シート矯正装置は、前記回転
体対が、駆動手段によって回転する駆動ローラと、前記
駆動ローラに接触して従動回転する従動ローラとを有
し、前記駆動ローラと前記従動ローラとの内、一方のロ
ーラのスラスト方向厚みを他方のローラのスラスト方向
の厚みより薄くし、前記厚みの薄いローラを前記スラス
ト方向に移動可能にして、前記駆動ローラと前記従動ロ
ーラとの接触部を前記スラスト方向へ移動可能にしてあ
る。
【0036】本発明の斜行シート矯正装置は、前記厚み
の薄いローラを移動させる移動手段と、前記シートの斜
行を検知する斜行検知手段と、前記斜行検知手段の検知
動作によって前記移動手段を作動させる作動制御手段と
を備えている。
【0037】本発明の斜行シート矯正装置は、シート搬
送方向と交差する方向に配列された1対の回転体対で前
記シートの両側を挟んで搬送する上流側搬送手段と、前
記上流側搬送手段よりも下流側で前記シート搬送方向と
交差する方向に配列された1対の回転体対で前記シート
の両側を挟んで前記上流側搬送手段の搬送速度の搬送速
度以下で前記シートを搬送する下流側搬送手段と、を備
え、前記上流側搬送手段の1対の回転体対の内、前記シ
ート搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前記シ
ート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配設さ
れた回転体対の前記シート搬送速度以下に設定し、さら
に、前記下流側搬送手段の1対の回転体対の内、前記シ
ート搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前記シ
ート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配設さ
れた回転体対の前記シート搬送速度以下に設定し、且
つ、前記上流側搬送手段と前記下流側搬送手段との少な
くとも一方を他方に対して前記シートの長さの範囲内で
接近離間可能になっている。
【0038】上記斜行シート矯正装置において、上流側
搬送手段のシート搬送速度の遅い回転体対と、下流側搬
送手段のシート搬送速度の遅い回転体対とが、シート搬
送方向の両側に配設されているため、上流側搬送手段の
1対の回転体対によってシートが搬送されながら回転さ
せられて傾く向きと、下流側搬送手段の1対の回転体対
によってシートが搬送されながら回転させられて傾く向
きとが、互いに逆である。
【0039】上流側搬送手段と下流側搬送手段との間隔
を広げると、シートが下流側搬送手段に到達する時間長
くなり、その分、シートは、上流側搬送手段によって搬
送されている時間が長くなり、上流側搬送手段によって
斜行される量が多くなる。
【0040】上流側搬送手段と下流側搬送手段との間隔
を狭くすると、シートが下流側搬送手段に到達する時間
短くなり、その分、シートは、上流側搬送手段によって
搬送されている時間が短くなり、上流側搬送手段によっ
て斜行される量が少なくなる。
【0041】したがって、ユーザは、シートを矯正する
向きが、上流側搬送手段によってシートを斜行する向き
と同じときには、上流側搬送手段と下流側搬送手段との
間隔を広くし、異なるときには、狭くする。しかし、上
流側搬送手段と下流側搬送手段との間隔は、シートの長
さを超えた長さに、広げることができない。
【0042】また、ユーザは、シートが斜行せず、搬送
方向に沿った向きに向いて搬送されてくるときには、上
流側搬送手段によって斜行される量と、下流側搬送手段
によって斜行される量とが同じになるように、上流側搬
送手段と下流側搬送手段との間隔を調整する。
【0043】シートが斜行状態で搬送されてきたとき、
上流側搬送手段に送り込まれたシートは、搬送されなが
らシート搬送速度の遅い回転体対側に一旦回転させられ
て斜行させられ、その後、下流側搬送手段に送り込まれ
てシート搬送速度の遅い回転体対側に逆向きに回転させ
られて斜行させられる。この間に、シートは、ループ状
に撓みながら、上流側搬送手段と下流側搬送手段との間
隔に応じて斜行が矯正される。
【0044】シートは、後端が上流側搬送手段の接触部
を抜け出たときにループが解消され、シート搬送方向に
沿った真直ぐな向きに向きを矯正されて搬送させられ
る。
【0045】以上のように、本発明の斜行シート矯正装
置は、各回転体対のシート搬送速度は可変することがで
きないが、上流側搬送手段と下流側搬送手段との間隔を
調整することによって、シートの搬送を止めることな
く、シートの斜行を矯正するようになっている。
【0046】本発明の斜行シート矯正装置は、前記上流
側搬送手段と前記下流側搬送手段との少なくとも一方を
他方に対して接近離間可能に移動させる接近離間手段
と、前記シートの斜行を検知する検知手段と、前記検知
手段の検知動作によって前記接近離間手段を作動させる
接近離間制御手段とを備えている。
【0047】上記斜行シート矯正装置において、斜行検
知手段がシートの斜行を検知すると、接近離間制御手段
は、シートが斜行している向きと反対の向きにシートの
向きを向けるべく、接近離手段を作動制御して、上流側
搬送手段と下流側搬送手段との間隔を可変させる。この
とき、接近離間制御手段は、シートを矯正する向きが、
上流側搬送手段によって斜行される向きと同じとき、上
記間隔を広くし、異なるとき、狭くする。上記間隔の距
離は、シートの斜行量によって決定される。
【0048】本発明の斜行シート矯正装置の前記接近離
間手段は、前記接近離間手段によって移動させられる前
記上流側搬送手段及び/又は前記下流側搬送手段を支持
して揺動可能な揺動体と、前記揺動体を揺動駆動する揺
動駆動手段とを有している。
【0049】上記斜行シート矯正装置において、揺動駆
動手段は、作動して揺動体を揺動させて、上流側搬送手
段と前記下流側搬送手段との間の間隔を狭めたり、広げ
たりする。
【0050】本発明の斜行シート矯正装置の前記回転駆
動手段は、前記揺動体の揺動端部に形成された従動歯車
と、前記従動歯車に噛合してモータによって回転する駆
動歯車とを有している。
【0051】本発明の斜行シート矯正装置は、前記回転
体対が、駆動手段によって回転する駆動ローラと、前記
駆動ローラに接触して従動回転する従動ローラとを有
し、前記シート搬送速度を、各前記駆動ローラの径を同
一にし、且つ各前記駆動ローラの単位時間当りの回転数
を異ならしめて設定してある。
【0052】本発明の斜行シート矯正装置は、前記駆動
手段が、モータと、前記各駆動ローラに設けられて前記
モータの回転力を前記駆動ローラに伝達する伝達機構と
を有し、前記伝達機構の伝達比が前記駆動ローラ毎に異
なっている。
【0053】本発明の斜行シート矯正装置は、前記回転
体対が、駆動手段によって回転する駆動ローラと、前記
駆動ローラに接触して従動回転する従動ローラとを有
し、前記シート搬送速度を、各前記駆動ローラの単位時
間当りの回転数を同一にし、且つ各前記駆動ローラの径
を異ならしめて設定してある。
【0054】本発明の画像形成装置は、シートが積載さ
れるシート積載手段と、前記シート積載手段から供給さ
れた前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記
シート積載手段と前記画像形成手段との間に配設された
上記いずれか1つの斜行シート矯正装置と、を備えてい
る。
【0055】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1乃
至図13に基づいて説明する。
【0056】(実施形態1)先ず、本発明の第1実施形
態の斜行シート矯正装置を備えた画像形成装置の1例で
あるカラープリンタの全体の構成を説明する。なお、こ
のカラープリンタは、他の実施形態の斜行シート矯正装
置も備えることができるようになっている。また、本発
明の各実施形態の斜行シート矯正装置は、カラープリン
タを始め、複写機、ファクシミリ、及びこれらの複合機
器等に組み込むことができるようになっている。
【0057】カラープリンタ50は、2つのカセットシ
ート供給部1,2と1つの手差しシート供給部3とを有
しており、これらの各シート供給部1,2,3から選択
的にシートSが給送されるようになっている。
【0058】各シート供給部1,2,3において、カセ
ット4,5又はトレイ6上に積載されているシートS
は、ピックアップローラ7によって最上位のシートから
順に繰り出される。そして、ピックアップローラ7によ
って繰り出されたシートSは、搬送手俊としてのフィー
ドローラ8Aと分離手段としてのリタードローラ8Bか
らなる分離ローラ対8によって最上位のシートのみ分離
され、回転停止しているレジストローラ対12へ送られ
る。
【0059】この場合、レジストローラ対12までの距
離が長いカセット4,5から給送されたシートSは、複
数の搬送ローラ対9,10,11に中継されてレジスト
ローラ対12へ送られる。
【0060】レジストローラ対12へ送られたシートS
は、シートの先端がレジストローラ対12のニップに突
き当たって、一旦、移動が停止されると、所定のループ
を形成する。このループの形成によりシートSの斜行状
態が矯正される。
【0061】レジストローラ対12の下流には、長尺な
搬送ベルト(無端ベルト)13が略水平状態に設置され
ている。この搬送ベルト13は反時計回り方向に回転す
るようになっている。そして、この搬送ベルト13の上
方には、異なる色のカラートナー像を担持する複数の感
光体ドラム14,15,16,17がシート搬送方向に
沿って順次配置されている。
【0062】ここで、最上流側に配設された感光体ドラ
ム14はマゼンタ色のトナー像を担持し、その隣に配設
された感光体ドラム15はシアン色のトナー像を担持
し、さらにその隣に配設された感光体ドラム16はイエ
ロー色のトナー像を担持し、最下流側に配設された感光
体ドラム17はブラック色のトナー像を担持するように
なっている。
【0063】本カラープリンタ50においては、原稿自
動送り装置18によって複数枚の原稿(不図示)が順次
原稿台(プラテンガラス)19上の所定の位置にセット
されるようになっている。そして、原稿台19上にセッ
トされた原稿の画像(ここではカラー画像)は読取光学
系20によって読み取られる。この読み取られたカラー
画像はCCD素子21によってマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの各色成分に分解され、画像メモリ(不
図示)内に一時的に蓄えられる。
【0064】画像メモリ内に蓄えられた画像情報は、レ
ーザースキャナを含む書込光学系22によって各色成分
毎に時計回り方向に回転している各感光体ドラム14,
15,16,17上に順次書き込まれる。
【0065】まず、最上流側の感光体ドラム14上にマ
ゼンタ成分の画像に基づくレーザー光LMの投影が開始
され、感光体ドラム14上に静電潜像を形成する。この
静電潜像は現像器23から供給されるマゼンタ色のトナ
ーによって可視化される。
【0066】次に、感光体ドラム15上にシアン成分の
画像に基づくレーザー光LCの投影が開始され、感光体
ドラム15上に静電潜像を形成する。この静電潜像は現
像器24から供給されるシアン色のトナーによって可視
化される。
【0067】次に、感光体ドラム15上へのレーザー光
LCの投影開始から所定時間経過後、感光体ドラム16
上にイエロー成分の画像に基づくレーザー光LYの投影
が開始され、感光体ドラム16上に静電潜像を形成す
る。この静電潜像は現像器25から供給されるイエロー
色のトナーによって可視化される。
【0068】次に、感光体ドラム16上へのレーザー光
LYの投影開始から所定時間経過後、感光体ドラム17
上にブラック成分の画像に基づくレーザー光LBの投影
が開始され、感光体ドラム17上に静電潜像を形成す
る。この静電潜像は現像器26から供給されるブラック
色のトナーによって可視化される。
【0069】なお、各感光体ドラム14,15,16,
17の周囲には、各感光体ドラム14,15,16,1
7を均一に帯電させる一次帯電器27,28,29,3
0や、トナー像転写後の感光体ドラム14,15,1
6,17上に付着しているトナーを除去するクリーナ3
1,32,33,34等が設置されている。
【0070】レジストローラ対12へ送られて斜行状態
が矯正されたシートSは、最上流側の感光体ドラム14
上のトナー像とシート先端との位置を合わせるタイミン
グをとって画転を開始するレジストローラ対12によっ
て反時計回り方向に回転している搬送ベルト13上へ送
られる。
【0071】搬送ベルト13上へ送られたシートSは、
同搬送ベルト13によって下流側へ搬送される過程で、
感光体ドラム14と転写帯電器90との間の転写部、感
光体ドラム15と転写帯電器91との間の転写部、感光
体ドラム16と転写帯電器92との間の転写部、感光体
ドラム17と転写帯電器93との間の転写部を順次通過
することにより、シート面上にマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの各色のトナー像が重ねて転写される。
【0072】最下流の感光体ドラム17と転写帯電器9
3との間の転写部を通過したシートSは、搬送ベルト1
3によって定着ローラ対35へ送られる。そして、シー
トSが定着ローラ対35のニップを通過する過程で、定
着ローラ35Aにより加熱され、加圧ローラ35Bによ
り加圧されて転写トナー像がシート面に定着される。
【0073】定着ローラ対35を通過した定着処理済み
シートSは、搬送ローラ対36によって排出ローラ対3
7へ送られ、同排出ローラ対37によって機外の排出ト
レイ38上へ排出される。
【0074】定着ローラ対35へ送られてきたトナー像
転写済みのシートSは上面側がトナー像転写面になって
いるため、同シートSが定着ローラ対35のニップを通
過するとき、加熱によって溶けたトナーが定着ローラ3
5Aの外周面に転移する。これを防止するため、定着ロ
ーラ35Aの近傍に設置されている離型剤塗布装置39
によって、回転している定着ローラ35Aの外局面にシ
リコンオイル(離型剤)が塗布される。
【0075】オイルパン40内に収容されているシリコ
ンオイル41は、回転する汲み上げローラ42,43に
よってオイルパン40から汲み上げられ、回転する塗布
ローラ44によって定着ローラ35Aの外局面に塗布さ
れる。この場合、定着ローラ35Aの外局面に一定のオ
イル膜が形成されるように塗布ローラ44による塗布量
がブレード45によって規制される。
【0076】ここでは、上側の汲み上げローラ43に不
図示のモータの回転力が伝達され、同汲み上げローラ4
3の回転力が下側の汲み上げローラ42と塗布ローラ4
4に伝えられる。この場合、塗布ローラ44の周速は、
定着ローラ35Aの周速と同じになっている。
【0077】このように、定着動作中の定着ローラ35
Aの外周面にはシリコンオイル41が塗布されているの
で、定着ローラ対35のニップを通過した定着処理済み
シートSのトナー像転写面にはシリコンオイルが付着し
ている。
【0078】本カラープリンタ50においては、両面モ
ードの画像形成が可能になっている。
【0079】以下、両面モード時のシートSの流れを説
明する。
【0080】両面モードが指定されている場合、定着ロ
ーラ対35を通過した定着処理済みシートSは縦パス5
8を通って反転パス59へ送られる。この場合、フラッ
パ60は縦パス58を開いており、定着処理済みシート
Sは、搬送ローラ対36,61,62及び逆転ローラ対
63によって搬送される。
【0081】逆転ローラ対63によって矢印a方向に搬
送されている定着処理済みシートSの後端がポイントP
を通過した時点で逆転ローラ対63が逆転して、定着処
理済みシートSは後端側を先頭にして矢印b方向に搬送
される。この動作で、定着処理済みシートSのトナー像
転写面は上側になる。
【0082】なお、ポイントPには、縦パス58から反
転パス59へのシートSの進入を可能とし、反転パス5
9から縦パス58へのシートSの進入を不可能とする可
撓性シート64と、シート後端が同ポイントPを通過し
たことを検知する検知レバー65とが設けられている。
【0083】逆転ローラ対63の逆転によって矢印b方
向に搬送された定着済みシートSは、搬送ローラ対66
によりシート再供給パス67内に送られて、複数のシー
ト再供給パス67内の搬送ローラ対68,69と、斜行
シート矯正装置70と、搬送ローラ対11とで中継さ
れ、再び画像形成のためレジストローラ対12に送られ
る。シートは、斜行シート矯正装置70によって斜行が
矯正される。
【0084】シートには、画像メモリ(不図示)に貯え
られた画像データをもとに2面目の画像形成が行われ
る。以後、シートは、片面画像形成と同一のプロセスを
経て機外に排出される。
【0085】次に、本発明の実施形態の斜行シート矯正
装置70を説明する。
【0086】図2は斜行シート矯正装置70の概略斜視
図である。
【0087】斜行シート矯正装置70は、搬送ローラ対
101、独立駆動の搬送ローラ対102,103及び1
04,105、搬送ローラ対106、及びモータ107
等によ各構成されている。
【0088】各ローラ対は、ころ101A,101A,
102A,103A,104A,105A,106A,
106Aが、搬送駆動ローラ101B,101B,10
2B,103B,104B,105B,106B,10
6Bに、ばね(図2には不図示)により押圧されて構成
されている。
【0089】一方の搬送駆動ローラ101B,106
B、搬送駆動ローラ102B,104Bは、共通のモー
タ107に連結されている。他方の搬送駆動ローラ10
1B,106Bは、一方の搬送駆動ローラ101B,1
06Bによって回転させられるようになっている。搬送
駆動ローラ103B,105Bは、他方の搬送駆動ロー
ラ101Bによって回転させられるようになっている。
【0090】それぞれの搬送ローラ対は、モータ107
との連結比(不図示)により搬送ローラ対101はVi
n、102はVf1、103はVr1、104はVf
2、105はVr1、106はVoutのシート搬送速
度で定着処理済みのシートSを搬送するようになってい
る。なお、各搬送駆動ローラ101B,101B,10
2B,103B,104B,105B,106B,10
6Bの径は同一である。
【0091】図3は、斜行シート矯正装置70の平面図
である。ころ102A,103A,104A,105A
は、搬送駆動ローラ102B,103B,104B,1
05Bにばね102c,103c,104c,105c
により押圧され、且つ、連結板108,109と歯車1
10により矢印方向(スラスト方向)に連動して動き、
長手方向でのシートの搬送位置を移動させる構成となっ
ている。
【0092】本構成では手動により102A,103
A,104A,105Aの位置を調整しビス111,1
11により固定する構成を採用しているが、図4に示す
ように、歯車110にパルスモータ113を連結し、斜
行検知センサ112,112によって検知されたシート
の斜行の向きと斜行量とに応じて、CPU115によっ
て、パルスモータ113を回転制御して、ころ102
A,103A,104A,105Aを自動的に変えても
よい。
【0093】図5(a)乃至(c)は、斜行シート矯正
装置の矯正動作説明用の概略平面図である。
【0094】それぞれの速度関係は以下の様になってい
る(ただし、シートの幅方向における速度比の関係は逆
でも構わない)。
【0095】Vin>Vf1>Vf2>Vout Vin>Vr1>Vr2>Vout Vr1>Vf1 かつ Vr2<Vf2 図5(a)はイニシャル状態であり、定着処理済みシー
トSは、速度Vinで搬送され、次に、Vf1とVr1
の速度差によりθ1回転しながら搬送され、今度は、V
f2とVr2との速度差により逆方向にθ2回転しなが
ら搬送され最後に速度Voutで搬送される。
【0096】但し、θ1は、シートの先端がローラ10
2,103からローラ104,105まで搬送されると
きのシートの先端の回転角度である。同様にして、θ2
はシートの先端がローラ104,105からローラ10
6,106まで搬送されるときのシートの先端の回転角
度である。
【0097】この状態ではθ1=θ2の関係であるため
斜行矯正は行われない。θ1=θ2の状態は近似的に次
の関係式で表わせる。
【0098】[(1/Vr1)−(1/Vf1)]L1
+[(1/Vr2)−(1/Vf2)]L2=0 但し、L1は、ローラ102,103とローラ104,
105との間の距離、L2は、ローラ104,105と
ローラ106,106との間の距離であり、距離L1
と、距離L2とはほぼ等しく、且つ、シートの長さより
短く設定されている。
【0099】図5(b)は本体ひずみや搬送ユニットの
ひずみ等の何らかの理由でシートが図の様に斜行したと
きの調整方法を示している。
【0100】ここでは、ころ102A,103Aを外側
に、ころ104A,105Aを内側に移動することで回
転角θ1が小さくなり回転角θ2が大きくなり、(θ2
−θ1)の分だけ斜行矯正を行うことができる。
【0101】図5(c)は図5(b)とは逆に斜行した
ときの調整方法を示している。
【0102】ここでは、ころ102A,103Aを内側
に、ころ104A,105Aを外側に移動することで回
転角θ1が大きくなり回転角θ2が小さくなり、(θ1
−θ2)の分だけ斜行矯正を行う。
【0103】なお、図2において、ころ102A,10
3A,104A,105A長さは、搬送駆動ローラ10
2B,103B,104B,105Bの長さより短く形
成されているが、搬送駆動ローラと同じ長さであっても
よい。この場合、ころと搬送駆動ローラは、端部同士が
接触していなければならない。
【0104】(実施形態2)実施形態1の斜行シート矯
正装置70は、ころをスラスト方向に位置させて、シー
トの斜行を矯正するようになっているが、実施形態2の
斜行シート矯正装置71は、駆動ローラをスラスト方向
に移動させて、シートの斜行を矯正するようになってい
る。
【0105】図6は斜行シート矯正装置71の概略斜視
図である。
【0106】斜行シート矯正装置71は、搬送ローラ対
201、独立駆動の搬送ローラ対202,203及び2
04,205、搬送ローラ対206、モータ207、ソ
レノイド208,209,210,211、斜行検知セ
ンサ212、CPU215(図7参照)等により構成さ
れている。
【0107】各ローラ対は、ころ201A,201A,
202A,203A,204A,205A,206A,
206Aが、搬送駆動ローラ201B,201B,20
2B,203B,204B,205B,206B,20
6Bにばね(不図示)により押圧され構成されている。
【0108】一方の搬送駆動ローラ201B,206
B、搬送駆動ローラ202B,204Bは、共通のモー
タ207に連結されている。他方の搬送駆動ローラ20
1B,206Bは、一方の搬送駆動ローラ201B,2
06Bによって回転させられるようになっている。搬送
駆動ローラ203B,205Bは、他方の搬送駆動ロー
ラ201Bによって回転させられるようになっている。
【0109】それぞれの搬送ローラ対は、モータ207
との連結比(不図示)によりシート搬送速度を異にして
いる。すなわち、搬送ローラ対201はVin、202
はVf1、203はVr1、204はVf2、205は
Vr1、206はVoutのシート搬送速度で定着処理
済みのシートSを搬送する。そして、斜行検知センサ2
12により得られた情報を基にCPU215(図7参
照)は、ソノイド208,209,210,211に信
号を送り、搬送駆動ローラ202B,203B,204
B,205Bを矢印方向(スラスト方向)に移動させ
る。このように、各搬送ローラ対のシート搬送速度の相
違と、各搬送駆動ローラの位置の相違とによって、シー
トの斜行を矯正することができる。
【0110】図8(a)乃至(d)は、斜行シート矯正
装置の動作説明用の概略平面図である。
【0111】それぞれの速度関係は実施形態1と同様で
ある。
【0112】図8(a)はイニシャル状態であり、回転
角がθ1=θ2であるため斜行矯正は行われない。
【0113】図8(b)は本体ひずみや搬送ユニットの
ひずみ等何らかの理由でシートが図の様に斜行したとき
の調整方法を示している。
【0114】ここでは、搬送駆動ローラ202Aと20
3Aのどちらか一方あるいは両方を外側に移動すること
で回転角θ1が小さくなり、(θ2−θ1)の分だけ斜
行矯正を行う。
【0115】図8(c)は図8(b)とは逆方向に斜行
したときの調整方法を示している。
【0116】ここでは、搬送駆動ローラ204A,20
5Aのどちらか一方あるいは両方を外側に移動すること
で回転角θ2が小さくなり、(θ1−θ2)の分だけ斜
行矯正を行う。
【0117】図8(d)は、図8(a)乃至(c)の斜
行矯正の効果を概略的に示した図である。この図におい
て、横軸は、図8(a)乃至(c)において、シートが
斜めにローラ201(図6参照)に入力されたときの斜
行量を示し、縦軸は、図8(a)乃至(c)において、
シートがローラ206(図6参照)から出ていくときの
斜行量を示し、斜めの破線は、シートに斜行の矯正を行
わないときの、入力の斜行量と出力の斜行量との関係を
示している。従って、斜行矯正を行わないと、そのま
ま、出力されることが斜めの破線から解る。
【0118】これに対して、鋸歯状の実線は、矯正を行
ったときの入力の斜行量と出力の斜行量との関係を示し
ている。この鋸歯状の実線から、ローラを1つ移動させ
て斜行を矯正するときよりも、ローラを2つ移動させて
斜行を矯正した方が、広範囲の斜行量を矯正することが
できることが解る。また、この鋸歯状の実線によると、
一点鎖線の長方形の範囲内の入力斜行量であるならば、
一点鎖線の長方形の範囲内の出力斜行量に矯正すること
ができることが解る。
【0119】搬送ローラ対202(203),204
(205),206の間隔L1,L2は、ほぼ等しく、
且つシートの長さより短く設定されている。
【0120】なお、図6において、搬送駆動ローラ10
2B,103B,104B,105Bの長さは、ころ1
02A,103A,104A,105Aの長さより短く
形成されているが、搬送駆動ローラと同じ長さであって
もよい。この場合、搬送駆動ローラところは、端部同士
が接触していなければならない。
【0121】(実施形態3)実施形態2の斜行シート矯
正装置71は、搬送ローラ対のシート搬送速度に差を歯
車比で持たせていたのに対して、実施形態3の斜行シー
ト矯正装置72は、搬送駆動ローラの外径差で搬送ロー
ラ対のシート搬送速度に差を持たせている。
【0122】図9は斜行シート矯正装置72の概略平面
図である。
【0123】斜行シート矯正装置72は、搬送ローラ対
301、シート搬送速度に差のある搬送ローラ対30
2,303及び304,305、搬送ローラ対306、
モータ307、ソレノイド308,309,310,3
11、斜行検知センサ312、スライド連結部313,
314、CPU315等により構成されている。
【0124】各ローラ対は、不図示のころ301A,3
01A,302A,303A,304A,305A,3
06A,306Aが、搬送駆動ローラ301B,301
B,302B,303B,304B,305B,306
B,306Bにばね(不図示)により押圧されて構成さ
れている。
【0125】それぞれの搬送駆動ローラは、共通のモー
タ307に連結されている。ただし、搬送駆動ローラ3
03Bと搬送駆動ローラ302Bはスライド連結部31
3により連結されている。搬送駆動ローラ305Bと搬
送駆動ローラ304Bはスライド連結部314により連
結されている。スライド連結部313,314は、搬送
駆動ローラ303B,305Bと、搬送駆動ローラ30
2B,304Bとのスラスト方向への接近離間を許容し
ている。
【0126】それぞれの搬送ローラ対は、駆動搬送ロー
ラの外径により搬送ローラ対301はVin、302は
Vf1、303はVr1、304はVf2、305はV
r1、306はVoutのシート搬送速度で定着処理済
みのシートSを搬送する。そして、斜行検知センサ31
2,312により得られた情報を基にCPU215は、
ソレノイド308,309,310,311に信号を送
り、搬送駆動ローラ302B,303B,304B,3
05Bを矢印方向に移動させる。このように、各搬送ロ
ーラ対のシート搬送速度の相違と、各搬送駆動ローラの
位置の相違とによって、シートの斜行を矯正することが
できる。
【0127】斜行シートの矯正は、実施形態2と全く同
様である。
【0128】なお、図9において、搬送駆動ローラ30
2B,303B,304B,305Bの長さは、不図示
のころ302A,303A,304A,305Aの長さ
より短く形成されているが、搬送駆動ローラと同じ長さ
であってもよい。この場合、搬送駆動ローラところは、
端部同士が接触していなければならない。
【0129】また、搬送駆動ローラ302B,303
B,304B,305Bを固定し、不図示のころ302
A,303A,304A,305Aをスラスト方向に移
動させてもよい。
【0130】(実施形態4)実施形態4の斜行シート矯
正装置73は、搬送ローラ対402,403の間隔を可
変できるようになっている。
【0131】図10は、実施形態4の斜行シート矯正装
置73が備えられたカラープリンタ52の概略正面図で
ある。図1のカラープリンタ50と構成がほぼ同一であ
るので、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0132】図11は斜行シート矯正装置73の槻略斜
視図である。
【0133】斜行シート矯正装置73は、搬送ローラ対
401、シート搬送速度差のある搬送ローラ対402及
び403、搬送ローラ対11、モータ406,410、
ローラ位置検知センサ413、CPU415、及び、斜
行検知センサ421,421等により構成されている。
【0134】各ローラ対は、ころ401A,401A,
402A,402C,403A,403C,11A,1
1Aが、搬送駆動ローラ401B,401B,402
B,402D,403B,403D,11B,11B
に、ばね(不図示)により押圧されて構成されていた。
【0135】それぞれの搬送駆動ローラは、モータ40
6に連結されている。ただし、搬送ローラ対403は、
プーリ407,409と駆動伝達ベルト408によりモ
ータ406に連結されている。さらに、モータ410に
連結された歯車411と、回転側板404の歯車部40
4Aとによって、回転側板404が回転支軸405を中
心に回転し、搬送ローラ対403の搬送位置をシートの
搬送方向に動かすことができる。搬送ローラ対403の
位置は、位置決めパターン404Bとセンサ413によ
り検出されるようになっている。
【0136】それぞれの搬送ローラ対は、図13に示す
ように、ローラ外径により搬送ローラ対401はVi
n、402A,402BはVf1、402C,402D
はVr1、403A,403BはVf2、403C,4
03DはVr1、搬送ローラ対11,11はVoutの
搬送速度で定着処理済みのシートSを搬送し、斜行検知
センサ412,412により得られた情報を基にCPU
415(図12参照)からモータ410に信号を送り搬
送ローラ対403をシートの搬送方向に移動させて斜行
矯正を行う。
【0137】図13(a)乃至(c)は、斜行シート矯
正装置の矯正動作説明用の概略平面図である。
【0138】それぞれの速度関係は以下の様になってい
る。それぞれの速度関係は実施形態1と同様である。
【0139】図13(a)はイニシャル状態で回転角が
θ1=θ2であるため斜行矯正が行われない状態を示し
ている。
【0140】図13(b)は本体ひずみや搬送ユニット
のひずみ等何らかの理由でシートが図の様に斜行したと
きの調整方法を示している。
【0141】ここでは搬送駆動ローラ403をシート搬
送方向の上流側に移動することで搬送距離l1が短くな
るため回転角θ1が小さくなり、搬送距離L2が長くな
るため回転角θ2が大きくなり、(θ2−θ1)の分だ
け斜行矯正を行う。
【0142】図13(c)と図13(b)とは逆方向に
斜行したときの調整方法を示している。ここでは搬送駆
動ローラ403をシート搬送方向の下流側に移動するこ
とで搬送距離L1が長くなるため回転角θ1が大きくな
り、搬送距離L2が短くなるため回転角θ2が小さくな
り、(θ2−θ1)の分だけ斜行矯正を行う。
【0143】なお、搬送駆動ローラ402B,402
D,403B,403Dの単位時間当りの回転数を同一
にし、各搬送駆動ローラの径を異ならしめてもよい。
【0144】さらに、各実施形態において、シートを搬
送する部材は、ローラであるが、循環する無端ベルトで
あってもよい。従って、特許請求の範囲における回転体
はローラに限定されるものではない。回転してシートを
搬送するものであれば、なんでもよい。
【0145】
【発明の効果】本発明の斜行シート矯正装置は、上流側
搬送手段と下流側搬送手段との1対の回転体対の接触部
同士の間隔を異ならしめてシートの斜行を矯正するよう
になっているため、シートの流れを止めることなく、シ
ートの斜行矯正することができ、ジャムの発生を防止し
て、斜行矯正性能と、斜行矯正処理能力とを向上させる
ことができる。
【0146】本発明の斜行シート矯正装置は、上流側搬
送手段と下流側搬送手段との間隔を調整するようになっ
ているため、シートの流れを止めることなく、シートの
斜行矯正することができ、ジャムの発生を防止して、斜
行矯正性能と、斜行矯正処理能力とを向上させることが
できる。
【0147】本発明の画像形成装置は、ジャムの発生を
防止して、斜行矯正性能と、斜行矯正処理能力とを向上
させることのできる上記斜行シート矯正装置を備えてい
るため、品質のより画像をシートに形成することができ
るとともに、画像形成能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜行シート矯正装置を備えた画像形成
装置であるカラープリンタの概略正面断面図である。
【図2】実施形態1の斜行シート矯正装置の概略斜視図
である。
【図3】実施形態1の斜行シート矯正装置の概略平面図
である。
【図4】実施形態1の斜行シート矯正装置を自動的に斜
行矯正を行えるようにした場合の概略平面図である。
【図5】実施形態1の斜行シート矯正装置の動作説明図
である。 (a) シートが斜行していないときの動作説明図であ
る。 (b) シートが斜行しているときの動作説明図であ
る。 (c) シートが(b)とは、逆向きに斜行していると
きの動作説明図である。
【図6】実施形態2の斜行シート矯正装置の概略平面図
である。
【図7】実施形態2の斜行シート矯正装置の制御ブロッ
ク図である。
【図8】実施形態2の斜行シート矯正装置の動作説明図
である。 (a) シートが斜行していないときの動作説明図であ
る。 (b) シートが斜行しているときの動作説明図であ
る。 (c) シートが(b)とは、逆向きに斜行していると
きの動作説明図である。 (d) 斜行シートの斜行修正のグラフ図である。
【図9】実施形態3の斜行シート矯正装置の概略平面図
である。
【図10】実施形態4の斜行シート矯正装置を備えた画
像形成装置であるカラープリンタの概略正面断面図であ
る。
【図11】実施形態4の斜行シート矯正装置の概略斜視
図である。
【図12】実施形態4の斜行シート矯正装置の制御ブロ
ック図である。
【図13】実施形態2の斜行シート矯正装置の動作説明
図である。 (a) シートが斜行していないときの動作説明図であ
る。 (b) シートが斜行しているときの動作説明図であ
る。 (c) シートが(b)とは、逆向きに斜行していると
きの動作説明図である。
【図14】従来の画像形成装置において、シートの搬送
状況を概略的に示す図である。
【図15】従来の斜行シート矯正装置の概略正面図であ
る。
【図16】従来の斜行シート矯正装置の概略正面図であ
る。
【図17】従来の斜行シート矯正装置の概略正面図であ
る。
【符号の説明】
S シート 1,2 カセットシート供給部(シート積載手段) 3 手差しシート供給部(シート積載手段) 11 搬送ローラ対 11A ころ 11B 搬送駆動ローラ 12 レジストローラ対 14 マゼンタ色用の感光体ドラム(画像形成手
段) 15 シアン色用の感光体ドラム(画像形成手
段) 16 イエロー色用の感光体ドラム(画像形成手
段) 17 ブラック色用の感光体ドラム(画像形成手
段) 23,24,25,26 現像器(画像形成手段) 27,28,29,30 一次帯電器(画像形成手
段) 35 定着ローラ対 35A 定着ローラ 35B 加圧ローラ 36 搬送ローラ対 37 排出ローラ対 38 排出トレイ 50,51 カラープリンタ(画像形成装置) 67 シート再供給パス 68 シート再供給パス内搬送ローラ対 69 シート再供給パス内搬送ローラ対 70,71,72,73 シート斜行矯正装置 101 搬送ローラ対 101A ころ 101B 搬送駆動ローラ 102 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 102A ころ(回転体、従動ローラ) 102B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 102c ばね 103 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 103A ころ(回転体、従動ローラ) 103B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 103c ばね 104 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 104A ころ(回転体、従動ローラ) 104B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 104c ばね 105 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 105A ころ(回転体、従動ローラ) 105B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 105c ばね 106 搬送ローラ対 106A ころ 106B 搬送駆動ローラ 107 モータ(駆動手段) 108 連結板(移動手段) 109 連結板(移動手段) 110 歯車(移動手段) 111 ビス 112 斜行検知センサ(斜行検知手段) 113 モータ(移動手段) 115 CPU(作動制御手段) 201 搬送ローラ対 201A ころ 201B 搬送駆動ローラ 202 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 202A ころ(回転体、従動ローラ) 202B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 203 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 203A ころ(回転体、従動ローラ) 203B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 204 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 204A ころ(回転体、従動ローラ) 204B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 205 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 205A ころ(回転体、従動ローラ) 205B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 206 搬送ローラ対 206A ころ 206B 搬送駆動ローラ 207 モータ(駆動手段) 208,209,210,211 ソレノイド(移動
手段) 212 斜行検知センサ(斜行検知手段) 215 CPU(作動制御手段) 301 搬送ローラ対 301A ころ(不図示) 301B 搬送駆動ローラ 302 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 302A ころ(不図示)(回転体、従動ローラ) 302B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 303 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 303A ころ(不図示)(回転体、従動ローラ) 303B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 304 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 304A ころ(不図示)(回転体、従動ローラ) 304B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 305 搬送ローラ対(回転体対、下流側搬送手
段) 305A ころ(不図示)(回転体、従動ローラ) 305B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 306 搬送ローラ対 306A ころ(不図示) 306B 搬送駆動ローラ 307 モータ(駆動手段) 308,309,310,311 ソレノイド(移動
手段) 312 斜行検知センサ(斜行検知手段) 315 CPU(作動制御手段) 401 搬送ローラ対 401A ころ 401B 搬送駆動ローラ 402 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 402A ころ(回転体、従動ローラ) 402B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 402C ころ(回転体、従動ローラ) 402D 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 403 搬送ローラ対(回転体対、上流側搬送手
段) 403A ころ(回転体、従動ローラ) 403B 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 403C ころ(回転体、従動ローラ) 403D 搬送駆動ローラ(回転体、駆動ローラ) 404 回転側板(接近離間手段、揺動体) 404A 回転側板の歯車部(接近離間手段、揺動
駆動手段、従動歯車) 404B パターン(接近離間手段) 405 回転支軸 406 モータ(接近離間手段) 407 プーリ 408 駆動伝達ベルト 409 プーリ 410 モータ(接近離間手段) 411 歯車(接近離間手段、揺動駆動手段、駆
動歯車) 412 斜行検知センサ(斜行検知手段) 413 センサ(接近離間手段) 415 CPU(接近離間制御手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート搬送方向と交差する方向に配列さ
    れた1対の回転体対で前記シートの両側を挟んで搬送す
    る上流側搬送手段と、 前記上流側搬送手段よりも下流側で前記シート搬送方向
    と交差する方向に配列された1対の回転体対で前記シー
    トの両側を挟んで前記上流側搬送手段の搬送速度以下で
    前記シートを搬送する下流側搬送手段と、を備え、 前記上流側搬送手段の1対の回転体対の内、前記シート
    搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前記シート
    搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配設された
    回転体対の前記シート搬送速度以下に設定し、 さらに、前記下流側搬送手段の1対の回転体対の内、前
    記シート搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前
    記シート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配
    設された回転体対の前記シート搬送速度以上に設定し、 且つ、前記各1対の回転体対の内、少なくとも一方の回
    転体対の一方の回転体を他方の回転体に対してスラスト
    方向へ移動可能にして前記1対の回転体対の回転体対同
    士の接触部の間隔を可変可能にしたことを特徴とする斜
    行シート矯正装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側搬送手段と前記下流側搬送手
    段との少なくとも一方の回転体対の内、一方の回転体を
    移動させる移動手段と、前記シートの斜行を検知する斜
    行検知手段と、前記斜行検知手段の検知動作によって前
    記移動手段を作動させる作動制御手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の斜行シート矯正装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体対が、駆動手段によって回転
    する駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して従動回転
    する従動ローラとを有し、前記シート搬送速度を、各前
    記駆動ローラの径を同一にし、且つ各前記駆動ローラの
    単位時間当りの回転数を異ならしめて設定したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の斜行シート矯正装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段が、モータと、前記各駆動
    ローラに設けられて前記モータの回転力を前記駆動ロー
    ラに伝達する伝達機構とを有し、前記伝達機構の伝達比
    が前記駆動ローラ毎に異なっていることを特徴とする請
    求項3に記載の斜行シート矯正装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体対が、駆動手段によって回転
    する駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して従動回転
    する従動ローラとを有し、前記シート搬送速度を、各前
    記駆動ローラの単位時間当りの回転数を同一にし、且つ
    各前記駆動ローラの径を異ならしめて設定したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の斜行シート矯正装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体対が、駆動手段によって回転
    する駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して従動回転
    する従動ローラとを有し、 前記駆動ローラと前記従動ローラとの内、一方のローラ
    のスラスト方向の厚みを他方のローラのスラスト方向の
    厚みより薄くし、前記厚みの薄いローラを前記スラスト
    方向に移動可能にして、前記駆動ローラと前記従動ロー
    ラとの接触部を前記スラスト方向へ移動可能にしたこと
    を特徴とする請求項1,3,4又は5に記載の斜行シー
    ト矯正装置。
  7. 【請求項7】 前記厚みの薄いローラを移動させる移動
    手段と、前記シートの斜行を検知する斜行検知手段と、
    前記斜行検知手段の検知動作によって前記移動手段を作
    動させる作動制御手段とを備えていることを特徴とする
    請求項6に記載の斜行シート矯正装置。
  8. 【請求項8】 シート搬送方向と交差する方向に配列さ
    れた1対の回転体対で前記シートの両側を挟んで搬送す
    る上流側搬送手段と、 前記上流側搬送手段よりも下流側で前記シート搬送方向
    と交差する方向に配列された1対の回転体対で前記シー
    トの両側を挟んで前記上流側搬送手段の搬送速度以下で
    前記シートを搬送する下流側搬送手段と、を備え、 前記上流側搬送手段の1対の回転体対の内、前記シート
    搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前記シート
    搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配設された
    回転体対の前記シート搬送速度以下に設定し、 さらに、前記下流側搬送手段の1対の回転体対の内、前
    記シート搬送方向の一方の側に配設された回転体対の前
    記シート搬送速度を前記シート搬送方向の他方の側に配
    設された回転体対の前記シート搬送速度以上に設定し、 且つ、前記上流側搬送手段と前記下流側搬送手段との少
    なくとも一方を他方に対して前記シートの長さの範囲内
    で接近離間可能にしたことを特徴とする斜行シート矯正
    装置。
  9. 【請求項9】 前記上流側搬送手段と前記下流側搬送手
    段との少なくとも一方を他方に対して接近離間可能に移
    動させる接近離間手段と、前記シートの斜行を検知する
    検知手段と、前記検知手段の検知動作によって前記接近
    離間手段を作動させる接近離間制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項8に記載の斜行シート矯正装置。
  10. 【請求項10】 前記接近離間手段が、前記接近離間手
    段によって移動させられる前記上流側搬送手段及び/又
    は前記下流側搬送手段を支持して揺動可能な揺動体と、
    前記揺動体を揺動駆動する揺動駆動手段とを有している
    ことを特徴とする請求項9に記載の斜行シート矯正装
    置。
  11. 【請求項11】 前記回転駆動手段が、前記揺動体の揺
    動端部に形成された従動歯車と、前記従動歯車に噛合し
    てモータによって回転する駆動歯車とを有していること
    を特徴とする請求項10に記載の斜行シート矯正装置。
  12. 【請求項12】 前記回転体対が、駆動手段によって回
    転する駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して従動回
    転する従動ローラとを有し、前記シート搬送速度を、各
    前記駆動ローラの径を同一にし、且つ各前記駆動ローラ
    の単位時間当りの回転数を異ならしめて設定したことを
    特徴とする請求項8又は9に記載の斜行シート矯正装
    置。
  13. 【請求項13】 前記駆動手段が、モータと、前記各駆
    動ローラに設けられて前記モータの回転力を前記駆動ロ
    ーラに伝達する伝達機構とを有し、前記伝達機構の伝達
    比が前記駆動ローラ毎に異なっていることを特徴とする
    請求項12に記載の斜行シート矯正装置。
  14. 【請求項14】 前記回転体対が、駆動手段によって回
    転する駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して従動回
    転する従動ローラとを有し、前記シート搬送速度を、各
    前記駆動ローラの単位時間当りの回転数を同一にし、且
    つ各前記駆動ローラの径を異ならしめて設定したことを
    特徴とする請求項8又は9に記載の斜行シート矯正装
    置。
  15. 【請求項15】 シートが積載されるシート積載手段
    と、 前記シート積載手段から供給された前記シートに画像を
    形成する画像形成手段と、 前記シート積載手段と前記画像形成手段との間に配設さ
    れた請求項1乃至14の内、いずれか1項に記載の斜行
    シート矯正装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP11204445A 1999-07-19 1999-07-19 斜行シート矯正装置とこの装置を備えた画像形成装置 Pending JP2001031294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101920859A (zh) * 2009-06-10 2010-12-22 株式会社东芝 姿态转换装置以及纸状材料处理设备
JP2016023062A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置及び画像形成装置

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CN101920859A (zh) * 2009-06-10 2010-12-22 株式会社东芝 姿态转换装置以及纸状材料处理设备
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