JP2001030975A - タンカー等の波形隔壁構造 - Google Patents
タンカー等の波形隔壁構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、タンカー等の鋼板隔壁の形状をコ
の字状の矩形形状に形成する一方、応力解放のため、同
二重底内底板下に下部補強材を設けるようにしたタンカ
ー等の波形隔壁構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係るタンカー等の波形隔壁構造は、
タンカー等の二重底構造内の船体横方向に配置される隣
接するウォータータイトフロアと二重底フロアの間の各
ロンジまたはガーダに下部補強材を接合し、これらの隣
接するウォータータイトフロアと二重底フロアおよび前
記各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁の脚部
が接合する構造を有する。
の字状の矩形形状に形成する一方、応力解放のため、同
二重底内底板下に下部補強材を設けるようにしたタンカ
ー等の波形隔壁構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係るタンカー等の波形隔壁構造は、
タンカー等の二重底構造内の船体横方向に配置される隣
接するウォータータイトフロアと二重底フロアの間の各
ロンジまたはガーダに下部補強材を接合し、これらの隣
接するウォータータイトフロアと二重底フロアおよび前
記各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁の脚部
が接合する構造を有する。
Description
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、タンカー等の横
置隔壁下部構造に関し、特に、二重底船の横置隔壁下部
構造に関する。
置隔壁下部構造に関し、特に、二重底船の横置隔壁下部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタンカー等の横置隔壁に
は波形鋼鈑が用いられ、その下部構造は、特に二重底船
が多用されるようになってからは、同波形鋼鈑のフェイ
スに相当する箇所の下部には二重底フロアーが配置され
ているが、ウェブに相当する箇所の下部には、該横置隔
壁波形鋼鈑を支えるものがなかった。
は波形鋼鈑が用いられ、その下部構造は、特に二重底船
が多用されるようになってからは、同波形鋼鈑のフェイ
スに相当する箇所の下部には二重底フロアーが配置され
ているが、ウェブに相当する箇所の下部には、該横置隔
壁波形鋼鈑を支えるものがなかった。
【0003】図5は、従来のこの種のタンカー等の内底
板構成を示す図であり、図6は、同図1の矢印a方向の
断面を示す図、図7は、同図1の矢印b方向の断面を示
す図、図8は、同図1の丸領域で囲んだ接合部分の詳細
概略図である。図5、図6、図7において、1001、
1002・・・は、カーゴタンクの内底板、101は、
各カーゴタンクの横置隔壁を形成する波形鋼板隔壁であ
り、前記内底板1001、1002・・・上に垂直に設置
される。そして、該波形鋼板隔壁101は、クリーニン
グ等作業性の観点から、その水平断面形状は、図5に示
されるように台形状の水平断面形状を有する波形鋼板隔
壁101を使用するのが一般的である。
板構成を示す図であり、図6は、同図1の矢印a方向の
断面を示す図、図7は、同図1の矢印b方向の断面を示
す図、図8は、同図1の丸領域で囲んだ接合部分の詳細
概略図である。図5、図6、図7において、1001、
1002・・・は、カーゴタンクの内底板、101は、
各カーゴタンクの横置隔壁を形成する波形鋼板隔壁であ
り、前記内底板1001、1002・・・上に垂直に設置
される。そして、該波形鋼板隔壁101は、クリーニン
グ等作業性の観点から、その水平断面形状は、図5に示
されるように台形状の水平断面形状を有する波形鋼板隔
壁101を使用するのが一般的である。
【0004】一方、前記カーゴタンク内底板1001、
1002・・・と、、船底外板106とは、いわゆる二
重底構造の形成され、前記カーゴタンク内底板10
01、1002・・・の下には、ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・や二
重底フロア1031、1032・・・が船体横方向に配置
される外、船体縦方向には、ロンジフレーム1041、
1042・・・およびガーダ1051、1052・・・
が、適宜の間隔で配置される構造を有している。
1002・・・と、、船底外板106とは、いわゆる二
重底構造の形成され、前記カーゴタンク内底板10
01、1002・・・の下には、ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・や二
重底フロア1031、1032・・・が船体横方向に配置
される外、船体縦方向には、ロンジフレーム1041、
1042・・・およびガーダ1051、1052・・・
が、適宜の間隔で配置される構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、台形水平断面
形状を有する前記波形鋼板隔壁101とカーゴタンク内
底板1001、1002・・・との接合構造、特に、図8
で示される前記波形鋼板隔壁101と前記二重底フロア
1031、1032・・・やウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・との
接合状態を検証すると、前記波形鋼板隔壁101の平行
面(フェイス)の脚部では、船体横方向の構築物である
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)102
1、1022・・・および二重底フロア1031、10
32・・・に一致する構造であるが、その傾斜面(ウエ
ブ)の脚部では、前記ロンジフレーム1041、104
2・・・や前記ガーダ1051、1052・・・の配置
位置とは一致せず、この部分の前記波形鋼板隔壁101
は、前記ロンジフレーム1041、1042・・・や前
記ガーダ1051、1052・・・とは連続性が欠如し
た状態で、前記カーゴタンク内底板1001、1002・
・・上に立設されているのみである。
形状を有する前記波形鋼板隔壁101とカーゴタンク内
底板1001、1002・・・との接合構造、特に、図8
で示される前記波形鋼板隔壁101と前記二重底フロア
1031、1032・・・やウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・との
接合状態を検証すると、前記波形鋼板隔壁101の平行
面(フェイス)の脚部では、船体横方向の構築物である
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)102
1、1022・・・および二重底フロア1031、10
32・・・に一致する構造であるが、その傾斜面(ウエ
ブ)の脚部では、前記ロンジフレーム1041、104
2・・・や前記ガーダ1051、1052・・・の配置
位置とは一致せず、この部分の前記波形鋼板隔壁101
は、前記ロンジフレーム1041、1042・・・や前
記ガーダ1051、1052・・・とは連続性が欠如し
た状態で、前記カーゴタンク内底板1001、1002・
・・上に立設されているのみである。
【0006】すなわち、従来のタンカー等の内底板構造
は、このような構造であったので、最も応力集中が生じ
やすい前記波形鋼板隔壁101の脚部コーナー部107
の下部には、この重量を支える構造物がなく、応力がま
すます高まるという欠点があった。
は、このような構造であったので、最も応力集中が生じ
やすい前記波形鋼板隔壁101の脚部コーナー部107
の下部には、この重量を支える構造物がなく、応力がま
すます高まるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記従来技
術上の欠点を解消する目的でなされたものであって、タ
ンカー等の横置波形鋼板隔壁の水平断面形状において、
コの字状の矩形状に形成する一方、このコの字状の矩形
状横置隔壁の脚部に対応させて、前記二重底内底板下に
下部補強材を設け、同矩形状波形鋼板隔壁の脚部が、前
記二重底内底板下に設ける下部補強材上に整合して接合
されるようにして、その応力分担が均等に行われるよう
にしたタンカー等の波形隔壁構造を提供することを目的
とする。すなわち、上記目的達成のため、本願請求項1
に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造において、タ
ンカー等の二重底構造内の船体横方向に配置される隣接
するウォータータイトフロアと二重底フロアの間の各ロ
ンジまたはガーダに下部補強材を接合し、これらの隣接
するウォータータイトフロアと二重底フロアおよび前記
各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁の脚部が
接合する構造を有することを特徴とする。また、本願請
求項2に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造におい
て、前記タンカー等の二重底構造内の船体縦方向に配置
される隣接するロンジまたはガーダの間の各フロアに下
部補強材を接合し、これらの隣接するロンジとガーダお
よび前記各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁
の脚部が接合する構造を有することを特徴とする。さら
に、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1または2
に係るタンカー等の波形隔壁構造において、前記下部補
強材を前記矩形状波形鋼板隔壁と同厚に形成したことを
特徴とする。
術上の欠点を解消する目的でなされたものであって、タ
ンカー等の横置波形鋼板隔壁の水平断面形状において、
コの字状の矩形状に形成する一方、このコの字状の矩形
状横置隔壁の脚部に対応させて、前記二重底内底板下に
下部補強材を設け、同矩形状波形鋼板隔壁の脚部が、前
記二重底内底板下に設ける下部補強材上に整合して接合
されるようにして、その応力分担が均等に行われるよう
にしたタンカー等の波形隔壁構造を提供することを目的
とする。すなわち、上記目的達成のため、本願請求項1
に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造において、タ
ンカー等の二重底構造内の船体横方向に配置される隣接
するウォータータイトフロアと二重底フロアの間の各ロ
ンジまたはガーダに下部補強材を接合し、これらの隣接
するウォータータイトフロアと二重底フロアおよび前記
各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁の脚部が
接合する構造を有することを特徴とする。また、本願請
求項2に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造におい
て、前記タンカー等の二重底構造内の船体縦方向に配置
される隣接するロンジまたはガーダの間の各フロアに下
部補強材を接合し、これらの隣接するロンジとガーダお
よび前記各下部補強材上に整合して矩形状波形鋼板隔壁
の脚部が接合する構造を有することを特徴とする。さら
に、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1または2
に係るタンカー等の波形隔壁構造において、前記下部補
強材を前記矩形状波形鋼板隔壁と同厚に形成したことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明にかかる一実施の形態に
ついて図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本願発
明の一実施の形態に係るタンカー等の波形隔壁構造の内
底板構成を示す図であり、前記従来例を示す図5に相当
するものである。図2は、前記図1の矢印a方向の概略
断面を示す図であり、前記従来例を示す図6に相当す
る。図3は、同図1の矢印b方向の概略断面を示す図で
あり、前記従来例を示す図7に相当する。また、図4
は、前記図1の詳細概略断面を示す図であり、前記従来
例の図8に相当する。
ついて図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本願発
明の一実施の形態に係るタンカー等の波形隔壁構造の内
底板構成を示す図であり、前記従来例を示す図5に相当
するものである。図2は、前記図1の矢印a方向の概略
断面を示す図であり、前記従来例を示す図6に相当す
る。図3は、同図1の矢印b方向の概略断面を示す図で
あり、前記従来例を示す図7に相当する。また、図4
は、前記図1の詳細概略断面を示す図であり、前記従来
例の図8に相当する。
【0009】図1ないし図4において、符号1は、前記
従来の波形鋼板隔壁101に相当する波形鋼板隔壁であ
る。当該波形鋼板隔壁1は、従来の波形鋼板隔壁と同
様、前記内底板101、102・・・から垂直に立設さ
れ、タンカー等の各カーゴタンクを形成する点では、前
記従来の波形鋼板隔壁101と同様であるが、従来の波
形鋼板隔壁101が、その水平断面形状が、台形状の波
形形状を有するのに対し、本願発明の実施の形態に係る
タンカー等の波形隔壁構造においては、コの字状の矩形
形状の波形鋼板隔壁を使用する点で異なるものである。
従来の波形鋼板隔壁101に相当する波形鋼板隔壁であ
る。当該波形鋼板隔壁1は、従来の波形鋼板隔壁と同
様、前記内底板101、102・・・から垂直に立設さ
れ、タンカー等の各カーゴタンクを形成する点では、前
記従来の波形鋼板隔壁101と同様であるが、従来の波
形鋼板隔壁101が、その水平断面形状が、台形状の波
形形状を有するのに対し、本願発明の実施の形態に係る
タンカー等の波形隔壁構造においては、コの字状の矩形
形状の波形鋼板隔壁を使用する点で異なるものである。
【0010】また、図1ないし図4において、符号10
1、102・・・は、カーゴタンクの内底板であり、前記
従来のカーゴタンク内底板1001、1002・・・に相
当する。この波形鋼板隔壁1によって仕切られたカーゴ
タンク内底板101、102・・・は、上記従来のタンカ
ー等のカーゴタンク内底板構造と同様に、当該内底板1
01、102・・・と、船底外板6からなる二重底構造上
に配置され、前記内底板101、102・・・の下には、
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)21、
22・・・および二重底フロア31、32・・・が船体横
方向に配置される外、船体縦方向に、ロンジフレーム4
1、42・・・およびガーダ51、52・・・が、適宜
の間隔で配置される構造を有する点で前記従来例のタン
カー等の内底板構造と同じ構造のものである。
1、102・・・は、カーゴタンクの内底板であり、前記
従来のカーゴタンク内底板1001、1002・・・に相
当する。この波形鋼板隔壁1によって仕切られたカーゴ
タンク内底板101、102・・・は、上記従来のタンカ
ー等のカーゴタンク内底板構造と同様に、当該内底板1
01、102・・・と、船底外板6からなる二重底構造上
に配置され、前記内底板101、102・・・の下には、
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)21、
22・・・および二重底フロア31、32・・・が船体横
方向に配置される外、船体縦方向に、ロンジフレーム4
1、42・・・およびガーダ51、52・・・が、適宜
の間隔で配置される構造を有する点で前記従来例のタン
カー等の内底板構造と同じ構造のものである。
【0011】ところが、本願発明に係るタンカー等の波
形隔壁構造においては、前記矩形状波形鋼板隔壁1は、
タンカー等の前記二重底構造内において、船体横方向に
配置される隣接するウォータータイトフロア(W.T.
Floor)21、22・・・および二重底フロア
31、32・・・との間と、船体縦方向に配置される各ロ
ンジフレーム41、42・・・および各ガーダ51、5
2・・・の間にそれぞれ立設される構造としたものであ
る。
形隔壁構造においては、前記矩形状波形鋼板隔壁1は、
タンカー等の前記二重底構造内において、船体横方向に
配置される隣接するウォータータイトフロア(W.T.
Floor)21、22・・・および二重底フロア
31、32・・・との間と、船体縦方向に配置される各ロ
ンジフレーム41、42・・・および各ガーダ51、5
2・・・の間にそれぞれ立設される構造としたものであ
る。
【0012】本願発明の実施の形態に係るタンカー等の
波形隔壁構造においては、タンカー等の前記二重底構造
内において、前記船体横方向に配置される隣接する前記
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)21、
22・・・と前記二重底フロア31、32・・・との間
の、各ロンジフレーム41、42・・・および各ガーダ
51、52・・・に接合して下部補強材81、82、8
3・・・を設け、該各下部補強材81、82、83・・
・上に前記矩形状波形鋼板隔壁1の脚部の一部がそれぞ
れ配置・立設されるようにしたものである。
波形隔壁構造においては、タンカー等の前記二重底構造
内において、前記船体横方向に配置される隣接する前記
ウォータータイトフロア(W.T.Floor)21、
22・・・と前記二重底フロア31、32・・・との間
の、各ロンジフレーム41、42・・・および各ガーダ
51、52・・・に接合して下部補強材81、82、8
3・・・を設け、該各下部補強材81、82、83・・
・上に前記矩形状波形鋼板隔壁1の脚部の一部がそれぞ
れ配置・立設されるようにしたものである。
【0013】すなわち、本実施の形態においては、前記
矩形状波形鋼板隔壁1は、前記二重底構造内で前記船体
横方向に隣接して配置される前記ウォータータイトフロ
ア(W.T.Floor)21と前記二重底フロア31
およびこれらのウォータータイトフロア(W.T.Fl
oor)21と前記二重底フロア31との間に直角に、
かつ、前記各ロンジフレーム41、42・・・および各
ガーダ51、52・・・に接合して配置される下部補強
材81、82、83・・・上に、前記矩形状波形鋼板隔
壁1の各脚部11、12、13、14・・・が、それぞ
れ整合して立設されるようにしたものである。
矩形状波形鋼板隔壁1は、前記二重底構造内で前記船体
横方向に隣接して配置される前記ウォータータイトフロ
ア(W.T.Floor)21と前記二重底フロア31
およびこれらのウォータータイトフロア(W.T.Fl
oor)21と前記二重底フロア31との間に直角に、
かつ、前記各ロンジフレーム41、42・・・および各
ガーダ51、52・・・に接合して配置される下部補強
材81、82、83・・・上に、前記矩形状波形鋼板隔
壁1の各脚部11、12、13、14・・・が、それぞ
れ整合して立設されるようにしたものである。
【0014】これを、さらに詳細に説明すれば、前記矩
形状波形鋼板隔壁1の脚部11は、前記ロンジフレーム
41に接合される下部補強材81上に、前記矩形状波形
鋼板隔壁1の脚部12は、前記ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)21上に、前記矩形状波形鋼板
隔壁1の脚部13は、前記ガーダ51に接合される下部
補強材82上に、前記矩形状波形鋼板隔壁1の脚部14
は、前記二重底フロア31上に、また、前記矩形状波形
鋼板隔壁1の脚部15は、前記ロンジフレーム42に接
合される下部補強材83上にと立設されるように、それ
ぞれ各脚部11、12、13、14、15、16、17
・・・が、前記ウォータータイトフロア(W.T.Fl
oor)21と前記二重底フロア31およびこれらのウ
ォータータイトフロア(W.T.Floor)21と前
記二重底フロア31との間に直角に、かつ、前記各ロン
ジフレーム41、42・・・および各ガーダ51、52
・・・に接合して配置される下部補強材84、85、8
6・・・の上にそれぞれ整合して立設される。なお、該
下部補強材81、82、83・・・は、目違いによる応
力集中を避けるため、前記矩形状波形鋼板隔壁1と同厚
としている。
形状波形鋼板隔壁1の脚部11は、前記ロンジフレーム
41に接合される下部補強材81上に、前記矩形状波形
鋼板隔壁1の脚部12は、前記ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)21上に、前記矩形状波形鋼板
隔壁1の脚部13は、前記ガーダ51に接合される下部
補強材82上に、前記矩形状波形鋼板隔壁1の脚部14
は、前記二重底フロア31上に、また、前記矩形状波形
鋼板隔壁1の脚部15は、前記ロンジフレーム42に接
合される下部補強材83上にと立設されるように、それ
ぞれ各脚部11、12、13、14、15、16、17
・・・が、前記ウォータータイトフロア(W.T.Fl
oor)21と前記二重底フロア31およびこれらのウ
ォータータイトフロア(W.T.Floor)21と前
記二重底フロア31との間に直角に、かつ、前記各ロン
ジフレーム41、42・・・および各ガーダ51、52
・・・に接合して配置される下部補強材84、85、8
6・・・の上にそれぞれ整合して立設される。なお、該
下部補強材81、82、83・・・は、目違いによる応
力集中を避けるため、前記矩形状波形鋼板隔壁1と同厚
としている。
【0015】また、本実施の形態においては、船体横方
向に矩形状波形鋼板隔壁を立設する構造を主に説明した
が、これは、船体縦方向に隣接するロンジラインまたは
ガーダーライン上に船体縦方向に矩形状波形鋼板隔壁を
立設する構造であってもよいことはもちろんである。
向に矩形状波形鋼板隔壁を立設する構造を主に説明した
が、これは、船体縦方向に隣接するロンジラインまたは
ガーダーライン上に船体縦方向に矩形状波形鋼板隔壁を
立設する構造であってもよいことはもちろんである。
【0016】このように本実施の形態に係るタンカー等
の波形隔壁構造においては、前記波形隔壁をコの字状の
矩形状波形鋼板隔壁1とし、かつ、ロンジライン上に前
記矩形状波形鋼板隔壁1と同厚の下部補強材を並列に並
べ、各ロンジラインとフロア間に無理なく、前記矩形状
波形鋼板隔壁1を立設することができるので、前記矩形
状波形鋼板隔壁1の下部の強度が補強されることとな
る。
の波形隔壁構造においては、前記波形隔壁をコの字状の
矩形状波形鋼板隔壁1とし、かつ、ロンジライン上に前
記矩形状波形鋼板隔壁1と同厚の下部補強材を並列に並
べ、各ロンジラインとフロア間に無理なく、前記矩形状
波形鋼板隔壁1を立設することができるので、前記矩形
状波形鋼板隔壁1の下部の強度が補強されることとな
る。
【0017】また、本実施の形態に係るタンカー等の波
形隔壁構造においては、縦方向および横方向共に前記矩
形状波形鋼板隔壁1の下部補強が整合して配置できるの
で、構造上の目違いがなくなり、信頼性が向上する。
形隔壁構造においては、縦方向および横方向共に前記矩
形状波形鋼板隔壁1の下部補強が整合して配置できるの
で、構造上の目違いがなくなり、信頼性が向上する。
【0018】そして、前記矩形状波形鋼板隔壁1とした
ので、斜めに配置される脚部コーナー部が存在せず、そ
れ自体の応力が低下すると共に、仮に、下部補強材工事
をするとしても本来の格子状構造材に沿った構造となる
ので、前記矩形状波形鋼板隔壁1に沿った二重底構造内
の下部補強材の設置工事も、作業工程が容易となり、ま
た、下部補強を縦方向および横方向に配置するように
し、かつ、当該下部補強材を前記矩形状波形鋼板隔壁1
と同厚としたので、目違いがなくなり、二重底構造内の
下部接合部分の損傷防止に極めて優れた効果がある。
ので、斜めに配置される脚部コーナー部が存在せず、そ
れ自体の応力が低下すると共に、仮に、下部補強材工事
をするとしても本来の格子状構造材に沿った構造となる
ので、前記矩形状波形鋼板隔壁1に沿った二重底構造内
の下部補強材の設置工事も、作業工程が容易となり、ま
た、下部補強を縦方向および横方向に配置するように
し、かつ、当該下部補強材を前記矩形状波形鋼板隔壁1
と同厚としたので、目違いがなくなり、二重底構造内の
下部接合部分の損傷防止に極めて優れた効果がある。
【0019】
【発明の効果】本願発明に係るタンカー等の波形隔壁構
造によれば、タンク隔壁の形成する波形隔壁をコの字状
の矩形状波形鋼板隔壁とし、かつ、タンカー等の前記二
重底構造内の各ロンジライン上に前記矩形状波形鋼板隔
壁と同厚の下部補強材を並列に並べ、各ロンジラインと
各フロア間に無理なく、前記矩形状波形鋼板隔壁を立設
するようにしたので、前記矩形状波形鋼板隔壁の立設に
際して、その下部強度を容易に補強することができるこ
ととなる。
造によれば、タンク隔壁の形成する波形隔壁をコの字状
の矩形状波形鋼板隔壁とし、かつ、タンカー等の前記二
重底構造内の各ロンジライン上に前記矩形状波形鋼板隔
壁と同厚の下部補強材を並列に並べ、各ロンジラインと
各フロア間に無理なく、前記矩形状波形鋼板隔壁を立設
するようにしたので、前記矩形状波形鋼板隔壁の立設に
際して、その下部強度を容易に補強することができるこ
ととなる。
【0020】また、本願発明に係るタンカー等の波形隔
壁構造においては、前記矩形状波形鋼板隔壁の下部補強
を縦方向および横方向共に整合させて配置・立設するよ
うにすることができ、しかも、その下部補強を前記矩形
状波形鋼板隔壁と同厚とするので、構造上の目違いがな
くなり、応力集中を防止し、二重底構造内の下部接合部
分の損傷が防止でき、構造的信頼性が向上する。
壁構造においては、前記矩形状波形鋼板隔壁の下部補強
を縦方向および横方向共に整合させて配置・立設するよ
うにすることができ、しかも、その下部補強を前記矩形
状波形鋼板隔壁と同厚とするので、構造上の目違いがな
くなり、応力集中を防止し、二重底構造内の下部接合部
分の損傷が防止でき、構造的信頼性が向上する。
【図1】図1は、本願発明の一実施の形態に係るタンカ
ー等の波形隔壁構造の内底板構成を示す図、
ー等の波形隔壁構造の内底板構成を示す図、
【図2】図2は、前記図1の矢印a方向の概略断面を示
す図、
す図、
【図3】図3は、同図1の矢印b方向の概略断面を示す
図、
図、
【図4】図4は、前記図1の詳細概略断面を示す図、
【図5】図5は、従来のこの種のタンカー等の内底板構
成を示す図、
成を示す図、
【図6】図6は、同図1の矢印a方向の断面図を示す図
【図7】図7は、同図1の矢印b方向の断面を示す図、
【図8】図8は、同図1の接合部分の詳細概略図であ
る。
る。
1、101・・・矩形状波形鋼板隔壁 21、22・・・、1021、1022・・・ウォータ
ータイトフロア(W.T.Floor) 31、32・・・、1031、1032・・・二重底フロア 41、42・・・、1041、1042・・・ロンジフ
レーム 51、52・・・、1051、1052・・・ガーダ 6、106・・・船底外板 107・・・脚部コーナー部 81、82、83・・・下部補強材 101、102・・・、1001、1002・・・カーゴタ
ンク内底板 11、12、13、14、15、16、17・・・矩形
状波形鋼板隔壁の脚部
ータイトフロア(W.T.Floor) 31、32・・・、1031、1032・・・二重底フロア 41、42・・・、1041、1042・・・ロンジフ
レーム 51、52・・・、1051、1052・・・ガーダ 6、106・・・船底外板 107・・・脚部コーナー部 81、82、83・・・下部補強材 101、102・・・、1001、1002・・・カーゴタ
ンク内底板 11、12、13、14、15、16、17・・・矩形
状波形鋼板隔壁の脚部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月9日(2000.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項2】 前記下部補強材は、前記矩形状波形鋼板
隔壁と同厚に形成したことを特徴とする前記請求項1記
載のタンカー等の波形隔壁構造。
隔壁と同厚に形成したことを特徴とする前記請求項1記
載のタンカー等の波形隔壁構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】一方、前記カーゴタンク内底板1001、
1002・・・と、、船底外板106とは、いわゆる二
重底構造に形成され、前記カーゴタンク内底板10
01、1002・・・の下には、ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・や二
重底フロア1031、1032・・・が船体横方向に配置
される外、船体縦方向には、ロンジフレーム1041、
1042・・・およびガーダ1051、1052・・・
が、適宜の間隔で配置される構造を有している。
1002・・・と、、船底外板106とは、いわゆる二
重底構造に形成され、前記カーゴタンク内底板10
01、1002・・・の下には、ウォータータイトフロア
(W.T.Floor)1021、1022・・・や二
重底フロア1031、1032・・・が船体横方向に配置
される外、船体縦方向には、ロンジフレーム1041、
1042・・・およびガーダ1051、1052・・・
が、適宜の間隔で配置される構造を有している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記従来技
術上の欠点を解消する目的でなされたものであって、タ
ンカー等の横置波形鋼板隔壁の水平断面形状において、
コの字状の矩形状に形成する一方、このコの字状の矩形
状横置隔壁の脚部に対応させて、前記二重底内底板下に
下部補強材を設け、同矩形状波形鋼板隔壁の脚部が、前
記二重底内底板下に設ける下部補強材上に整合して接合
されるようにして、その応力分担が均等に行われるよう
にしたタンカー等の波形隔壁構造を提供することを目的
とする。すなわち、上記目的達成のため、本願請求項1
に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造において、タ
ンカー等の二重底構造内に配置されるウォータータイト
フロアと二重底フロアの間のカーゴタンク内底板ロンジ
と船底ロンジの間に下部補強材を接合し、前記ウォータ
ータイトフロアおよび二重底フロア並びにガーダおよび
前記各ロンジの前記各下部補強材上にカーゴタンク内底
板を介して矩形状波形鋼板隔壁の脚部が接合する構造を
有することを特徴とする。また、本願請求項2に係る発
明は、前記請求項1記載のタンカー等の波形隔壁構造に
おいて、前記下部補強材は、前記矩形状波形鋼板隔壁と
同厚に形成したことを特徴とする。
術上の欠点を解消する目的でなされたものであって、タ
ンカー等の横置波形鋼板隔壁の水平断面形状において、
コの字状の矩形状に形成する一方、このコの字状の矩形
状横置隔壁の脚部に対応させて、前記二重底内底板下に
下部補強材を設け、同矩形状波形鋼板隔壁の脚部が、前
記二重底内底板下に設ける下部補強材上に整合して接合
されるようにして、その応力分担が均等に行われるよう
にしたタンカー等の波形隔壁構造を提供することを目的
とする。すなわち、上記目的達成のため、本願請求項1
に係る発明は、タンカー等の波形隔壁構造において、タ
ンカー等の二重底構造内に配置されるウォータータイト
フロアと二重底フロアの間のカーゴタンク内底板ロンジ
と船底ロンジの間に下部補強材を接合し、前記ウォータ
ータイトフロアおよび二重底フロア並びにガーダおよび
前記各ロンジの前記各下部補強材上にカーゴタンク内底
板を介して矩形状波形鋼板隔壁の脚部が接合する構造を
有することを特徴とする。また、本願請求項2に係る発
明は、前記請求項1記載のタンカー等の波形隔壁構造に
おいて、前記下部補強材は、前記矩形状波形鋼板隔壁と
同厚に形成したことを特徴とする。
Claims (3)
- 【請求項1】 タンカー等の二重底構造内の船体横方向
に配置される隣接するウォータータイトフロアと二重底
フロアの間の各ロンジまたはガーダに下部補強材を接合
し、これらの隣接するウォータータイトフロアと二重底
フロアおよび前記各下部補強材上に整合して矩形状波形
鋼板隔壁の脚部が接合する構造を有することを特徴とす
るタンカー等の波形隔壁構造。 - 【請求項2】 タンカー等の二重底構造内の船体縦方向
に配置される隣接するロンジまたはガーダの間の各フロ
アに下部補強材を接合し、これらの隣接するロンジまた
はガーダおよび前記各下部補強材上に整合して矩形状波
形鋼板隔壁の脚部が接合する構造を有することを特徴と
するタンカー等の波形隔壁構造。 - 【請求項3】 前記下部補強材は、前記矩形状波形鋼板
隔壁と同厚に形成したことを特徴とする前記請求項1ま
たは2記載のタンカー等の波形隔壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208444A JP3071196B1 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タンカ―等の波形隔壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208444A JP3071196B1 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タンカ―等の波形隔壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071196B1 JP3071196B1 (ja) | 2000-07-31 |
JP2001030975A true JP2001030975A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16556322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11208444A Expired - Fee Related JP3071196B1 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | タンカ―等の波形隔壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071196B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9365266B2 (en) | 2007-04-26 | 2016-06-14 | Exxonmobil Upstream Research Company | Independent corrugated LNG tank |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107539423B (zh) * | 2017-08-01 | 2019-06-21 | 中国船舶工业集团公司第七0八研究所 | 一种大间距甲板强横梁与槽型纵舱壁连接结构 |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11208444A patent/JP3071196B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9365266B2 (en) | 2007-04-26 | 2016-06-14 | Exxonmobil Upstream Research Company | Independent corrugated LNG tank |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3071196B1 (ja) | 2000-07-31 |
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