JP2001030126A - 車両用灯具の組立装置 - Google Patents

車両用灯具の組立装置

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JP2001030126A
JP2001030126A JP11204315A JP20431599A JP2001030126A JP 2001030126 A JP2001030126 A JP 2001030126A JP 11204315 A JP11204315 A JP 11204315A JP 20431599 A JP20431599 A JP 20431599A JP 2001030126 A JP2001030126 A JP 2001030126A
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彰男 石垣
Toshitaka Naito
俊孝 内藤
Fujio Onuki
富士夫 大抜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】治具を入れ替えることで、異なる仕様の灯具の
組立にも使用できる車両用灯具の組立装置の提供。 【解決手段】 上治具110と下治具120に上下方向
二分割可能で、灯具構成部材を支持できる治具100
と、下治具120を位置決め係止して載置する治具支持
台10と、連結機構27を介し連結一体化した上治具1
10を懸吊支持する上治具支持板24と、上治具支持板
24を治具支持台10に対し昇降させる昇降機構22と
を備えた装置本体と、から灯具組立装置を構成する。装
置本体にセットされている治具100を、他の治具10
0Aに入れ替える段替えにより、この装置本体を、仕様
の異なる灯具の組み立てラインにも使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用灯具を組み
立てるラインに設置される灯具組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドランプの組み立てラインでは、所
定の処理を施す組立装置が複数設置されており、まず、
第1の装置により、ワークであるランプボディ内にエイ
ミング機構構成部材を配設する。ついで、ワークを第2
の装置に移し、リフレクターをエイミング機構に支持さ
せる。次に、ワークを第3の装置に移し、シール溝にシ
ール材を装填し、シール脚をシール溝に係合させて、前
面レンズをランプボディに圧着する。次に、ワークを第
4の装置に移し、前面レンズとシール脚間をクリップや
締結ねじによって機械的に締結する。そして、ワークを
第5の装置に移し、ランプを点灯させて配光検査を行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘッドランプの
組み立てラインを構成するそれぞれの組立装置は、その
ヘッドランプ専用に用いられており、形状や仕様の異な
る他のヘッドランプの組立に用いることができなかっ
た。このため、例えば二灯式ヘッドランプと四灯式ヘッ
ドランプのように、形状や仕様の異なる灯具を組立てる
(加工や検査に用いる場合も含む)には、その灯具に専
用の組立装置から構成された灯具組み立てラインをそれ
ぞれ設ける必要があった。
【0004】本発明は前記した従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、その目的は、治具を入れ替えること
で、異なる仕様の灯具の組立にも使用できる車両用灯具
の組立装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するために、請求項1に係わる車両用灯具の組立装置
においては、上治具と下治具に上下方向二分割可能で、
灯具または灯具構成部材を支持できる治具と、前記下治
具を位置決め係止して載置する治具支持台と、連結機構
を介し連結一体化した前記上治具を懸吊支持する上治具
支持板と、前記上治具支持板を前記治具支持台に対し昇
降させる昇降機構とを備えた装置本体と、から構成し
た。装置本体にセットされている治具を、仕様の異なる
灯具に対応した他の治具(例えば、装置本体にセットさ
れている治具と同様の構造で、他の仕様の灯具または灯
具構成部材を支持できる第2の治具)に入れ替える段替
えにより、この装置本体を他の仕様の灯具の組立に利用
できる。即ち、治具の入れ替え(段替え)の際には、上
治具と上治具支持板間の連結を外し、かつ下治具と治具
支持台間の係止を外し、上治具支持板を上昇させ、下治
具に上治具を一体化した状態で、治具を治具支持台から
搬出する。そして、他の仕様の灯具に対応した他の治具
を治具支持台上に搬入し、その下治具を治具支持台に位
置決め係止するとともに、上治具支持板を下降させ、そ
の上治具を上治具支持板に連結することで、治具の入れ
替えが完了する。請求項2においては、請求項1に記載
の車両用灯具の組立装置において、前記治具は、上板と
下板が4本の支柱で支持され、前記支柱のそれぞれが長
手方向途中で上下に二分割された構造で、前記4本の支
柱のうちの対角線位置にある2本の支柱を構成する下治
具側の脚と上治具側の脚とが、上下方向に凹凸係合する
ように構成した。対角線位置にある支柱を構成する上下
の治具の脚を凹凸係合させることで、上治具側の4本の
脚と下治具側の4本の脚が上下方向にそれぞれ対応し、
治具として一体化できる。請求項3においては、請求項
1または2に記載の車両用灯具の組立装置において、前
記下治具に、コロを設け、前記治具支持台に、前記コロ
が係合できる凹部を設け、前記コロと凹部が前記治具を
前記治具支持台に対し位置決め係止する位置決め係止手
段を構成するようにした。コロを使い治具を治具支持台
に沿ってスライドさせることで、治具の搬出と搬入がで
きる。また、下治具側のコロが治具支持台側の凹部に係
合することで、治具は治具支持台に対し位置決めされ
る。請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記
載の車両用灯具の組立装置において、前記治具支持台の
後方および/または側方に、前記治具支持台に連続する
ほぼ面一の、使用しない他の治具を載置する治具仮置台
を設けるようにした。使用しない他の治具(例えば装置
本体にセットされている治具と同様の構造で、他の仕様
の灯具または灯具構成部材を支持できる第2の治具)
は、治具仮置台に載置されており、段替えの際に、治具
支持台上の治具をスライドさせて治具仮置台に搬出し、
治具仮置台上の他の治具をスライドさせて治具支持台に
搬入する。請求項5においては、請求項1〜4のいずれ
かに記載の車両用灯具の組立装置において、前記装置本
体または/および前記治具に、前記治具に支持された灯
具または灯具構成部材に加工や検査等の所定の処理を施
す機器を設け、前記装置本体に、前記機器の駆動を制御
する制御部を設け、前記治具に、前記機器の駆動手順や
駆動量等の処理情報を記憶させた非接触式メモリプレー
トが設けられ、前記装置本体には、前記治具を装置本体
にセットしたときに非接触式メモリプレートに対し正対
位置となる非接触式メモリ読取器を設け、前記制御部
は、前記メモリ読取器を介して読み取った前記メモリプ
レートの処理情報に基づいて、前記機器の駆動を制御す
るように構成した。治具が治具支持台に対し位置決め係
止されると、装置本体側のメモリ読取器と治具側のメモ
リプレートが正対し、メモリプレートに記憶されている
処理情報が非接触式メモリ読取器に読み取られる。装置
本体側の制御部は、メモリ読取器が読み取った情報に基
づいて、装置本体または/および治具に設けられている
機器の駆動を制御する。請求項6においては、請求項5
に記載の車両用灯具の組立装置において、前記メモリプ
レートを、前記上治具の上部背面側に設け、前記メモリ
読取器を上治具支持板の前記メモリプレートに対応する
所定位置に設けるようにした。メモリ読取器は、装置本
体の背面側に設けられて、段替え作業の邪魔にならな
い。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の態様を実施
例に基づいて説明する。
【0007】図1〜図8は、本発明の第1の実施例を示
すもので、図1は第1の実施例であるヘッドランプ組立
ラインの最終工程に設置される配光検査用の装置の正面
図、図2は同装置の右側面図、図3は同装置に用いられ
る治具の一部を断面で示す正面図、図4は同治具の一部
を断面で示す側面図、図5は非接触式メモリプレートの
構成を示す図、図6は上治具側のコネクタ部と装置本体
(上治具支持板)側のコネクタ部の挿着前のコネクタ周
辺の断面図、図7は上治具側のコネクタ部と装置本体
(上治具支持板)側のコネクタ部の挿着時のコネクタ周
辺の断面図、図8は治具をセットした同装置の正面図で
ある。
【0008】これらの図において、ヘッドランプの配光
検査用の装置は、正面および側面から見て、全体が矩形
状のフレーム構造で、内部にスクリーン30が配置され
た矩形状の治具支持台10には、下治具120を載置で
きる台板12が設けられ、治具支持台10の上方には、
上方に延びる左右一対のサイドフレーム19,19によ
って支持された天板20が設けられ、この天板20に
は、昇降機構であるエアシリンダ22によって上治具支
持板24が昇降可能に設けられている。
【0009】そして、ヘッドランプWは、下治具120
(の支持枠127)によって支持された状態で、治具支
持台10にセットされ、上治具支持板24に連結一体化
された上治具110に設けられたコンタクト部410を
介してバルブ400に給電されることで、バルブ400
(図3,8参照)が点灯してヘッドランプWの配光がス
クリーン30上に写し出され、作業者はこの配光を目視
により検査できるようになっている。
【0010】以下、同装置を詳細に説明する。
【0011】符号23は、エアシリンダ22のシリンダ
ロッドで、シリンダロッド23の下端部は上治具支持板
24に連結されている。符号25は、天板20と治具支
持台10間に配設されたガイドシャフトで、上治具支持
板24に設けられたガイド26がこのガイドシャフト2
5にスライド可能に組み付けられている。符号28は、
天板20と上治具支持板24間に配設された第2のガイ
ドシャフトである。
【0012】また、上治具支持板24下面の四箇所に
は、上治具110を懸吊した状態に連結保持する連結機
構であるクランパー27が設けられ、クランパー27
は、エアシリンダ27bによってクランプ爪27aが水
平揺動できる構造となっている。。一方、上治具110
には、プランジャピン116aを上板112の上方に突
出した状態にばね付勢保持できる、位置決め用のプラン
ジャ116が設けられている。
【0013】そして、台板12上に位置決め載置した治
具100に対し、上治具支持板24を下降させると、上
方に突出するプランジャピン116aに上治具支持板2
4側の係合孔13が係合することで、上治具110が上
治具支持板24に対し位置決めされる。そして、治具1
00(上治具110)に上治具支持板24が接した状態
で、クランパー27を作動させて、上治具110の前後
の側縁部を上治具支持板24とクランプ爪27aで上下
方向に挟持することで、上治具支持板24に上治具11
0が連結一体化される。なお、後述するように、下治具
120にプランジャ126が設けられて、下治具120
(および上治具110)が治具支持台10(装置本体)
に対し位置決めされるので、上治具110と上治具支持
板24を位置決めするプランジャ116は必ずしも必要
ではない。
【0014】また、図6に示されるように、上治具支持
板24には、電流供給源側の雌コネクタ510と圧搾空
気供給源側の雌カプラ610,630が設けられ、一
方、上治具110には、上治具110に設けられた電気
機器であるヘッドランプ点灯用コンタクト部410(図
3,4参照),クリアランスランプ点灯用コンタクト部
430(図4参照)および近接スイッチ530(図3参
照)に電気的に接続されている雄コネクタ520と、流
体機器であるクリアランスランプ点灯用コンタクト昇降
用エアシリンダ550に接続されている雄カプラ640
と、必要に応じて他の用途に利用される雄カプラ620
とが設けられている。また、雌コネクタ510内には、
給電用コード511がそれぞれ接続された雌端子51
2,513,514,515(516),517(51
8)が収容され、雌カプラ630には、エアタンク61
1から延びるエアホース632が接続されている。
【0015】そして、後に詳述するが、上治具支持板2
4に設けられたコネクタ位置決め挿脱着機構129によ
って、上治具支持板24に上治具110を連結する際
に、上治具支持板24側の雌コネクタ510,雌カプラ
610,630を上治具110側の雄コネクタ520,
雄カプラ620,640にそれぞれ挿脱着できるように
構成されている。
【0016】また、下治具120の底部四隅には、方向
性のない球状コロ125が設けられて、台板12上を走
行させやすいようになっているが、台板12上には、下
治具120のコロ125がそれぞれ係合できる穴14
(図3参照)が設けられ、下治具120の下板122に
は、プランジャピン126aを下板122の下方に突出
した状態にばね付勢保持できる、位置決め用のプランジ
ャ126が設けられている。そして、下治具120側の
コロ125が台板12側の穴14に係合すると、プラン
ジャピン126aが下治具120側のピン係合孔15に
係合し、下治具120の底面が台板12に接した状態に
なるとともに、下治具120は台板12上の所定位置に
位置決めされる。なお、コロ125と穴14は、治具1
00(下治具120)を台板12(装置本体)を台板1
2(装置本体)に対し水平方向にある程度位置決めする
位置決め手段を構成するが、正確な位置決めは、プラン
ジャピン126aとピン係合孔15との係合によって達
成される。
【0017】また、この装置において使用される治具1
00は、図3,4に示されるように、同一寸法の矩形状
の上板112と下板122とが4本の支柱102(10
2a,102b,102c,102d)で連結された構
造で、4本の支柱102は、それぞれ上下二分割できる
ように構成されている。
【0018】即ち、治具100は、上板112から下方
に4本の脚114(114a,114b,114c,1
14d)が延出する上治具110と、下板122から上
方に4本の脚124(124a,124b,124c,
124d)が延出する下治具120とから構成されてお
り、それぞれの4本の脚114,124は、互いに整合
する位置にあって、対角線位置にある支柱102b(1
02c)を構成する一対の脚114b,124b(11
4c,124c)は、軸方向に凹凸係合することで、上
治具110と下治具120が位置決めされて、治具10
0として一体になるように構成されている。図3,4に
おける符号Pは、脚114側の凹部111と脚124側
の凸部121からなる凹凸係合部を示す。
【0019】また、上治具110の脚114aの下端部
内には、近接スイッチ530(図3参照)が設けられて
おり、上治具110を懸吊支持した上治具支持台24を
下降させる際に、上治具110の脚114aが対応する
脚124aに対し接近した所定位置となったことを検出
する。符号537(538)は、近接スイッチ530に
給電する給電用コードで、上板112に固設された雄コ
ネクタ520(図6参照)内に収容されている雄端子5
27(528)に接続されている。
【0020】また、上治具110には、下治具120の
支持枠127に支持されたヘッドランプWのバルブ40
0に給電するコンタクト部410が設けられている。コ
ンタクト部410は、上板112から垂下された支持筒
411内に、バルブ400側の端子402,403に対
応したコンタクト412,413を備えた構造で、上治
具支持板24(上板112)と一体に上治具110が下
降し、コンタクト412,413がバルブ400の端子
402,403に接続された状態に保持される。符号4
14,416は、コンタクト412,413に接続され
てコンタクト部410から導出する給電用コードで、上
板112に固設された雄コネクタ520内に収容されて
いる雄端子523,524に接続されている(図6参
照)。
【0021】また、このヘッドランプWは、図4に示さ
れるように、クリアランスランプが一体化されたコンビ
ネーションヘッドランプで、このクリアランスランプの
バルブ420にも、他のコンタクト部430を介して給
電されるようになっている。符号435(436)は、
コンタクト422(423)に接続されてコンタクト部
430から導出する給電用コードで、上治具支持板11
2に固設された雄コネクタ520内に収容されている雄
端子525(526)に接続されている(図6参照)。
符号550は、コンタクト部430を昇降動作させるエ
アシリンダで、エアシリンダ550から延びるエアホー
ス552は、上治具支持板112に固設された雄カプラ
640に接続されている。
【0022】図3における符号450は、上治具支持板
112を上昇させる際に、下治具120に支持されたヘ
ッドランプを持ち上げる、ワークであるヘッドランプ取
り出し用のフォークで、上治具110の四隅下方に垂設
されている。フォーク450は、上板112に固定され
て下方に延出する垂直ロッド452と、垂直ロッド45
2下端部に設けられ、上方に自由に揺動できるアーム4
54とから構成されている。即ち、アーム454は、上
方に押圧されると水平位置から支承部453回り上方に
揺動できるとともに、押圧力がなくなると自重によって
元の水平位置に戻る構造となっている。符号127a
は、支持枠127に形成された縦溝で、フォーク450
はこの縦溝127aに沿って昇降することで、支持枠1
27と干渉しない。
【0023】装置本体の上端部背面には、CPU111
2や記憶部1114を備えた制御ユニット1100(図
2,5参照)が設けられ、CPU1112は、記憶部1
114に記憶されているデータに基づいて、上治具11
0側のエアシリンダ550(図4参照)およびクランパ
作動用エアシリンダ27b(図1,2参照)の駆動や、
装置本体側の上治具支持板昇降用エアシリンダ22,コ
ネクタ部挿脱着用エアシリンダ133やコンタクト部4
10,430を介してのバルブ400,420への給電
等を制御するようになっている。
【0024】図2,4,5における符号1200は、ヘ
ッドランプの配光検査を行うために必要な種々のデータ
が記憶されているIDプレートで、上治具110の上部
背面側に設けられている。一方、上治具支持板24のI
Dプレート1200と対峙する位置(上治具支持板24
に上治具110を連結した場合にIDプレート1200
と対応する位置)には、IDプレート1200に記憶さ
れているデータを読取る非接触式読取器1300が設け
られている。そして、制御ユニット1100内のCPU
1112は、読取器1300を介して、IDプレート1
200に記憶されているデータを読み取り、この読取っ
たデータに基づいて、ヘッドランプの配光試験を遂行す
るようになっている。
【0025】即ち、IDプレート1200は、図5に示
されるように、信号送受信部1202と、信号処理部1
204と、データ変換部1206と、メモリ1208と
から構成され、信号送受信部1202が読取器1300
側の信号送受信部1302に対峙した位置において、読
取器1300側の信号送受信部1302との間で電磁気
的にデータ交換が可能な非接触式メモリプレートであ
る。
【0026】IDプレート1200のメモリ1208に
は、点灯電圧データ、スクリーン30に配置されたフォ
トセンサの受光位置データ、配光種類データ、バルブ種
類データ、コンタクト部昇降シリンダ動作データ等の、
治具100(下治具120)に支持されたワークである
ヘッドランプWの配光検査で使用する各機器の動作条件
がデータとして記憶されている。そして、このメモリ1
208に記憶されているデータがデータ変換部1206
によりデジタル信号からシリアル信号に変換されて、信
号処理部1204,信号送受信部1202を介して読取
器1300側の信号送受信部1302に受信される。
【0027】そして、読取器1300側の信号送受信部
1302に受信されたデータ(シリアル信号)は、信号
処理部1304,データ変換部1306によりデジタル
信号に変換され、制御ユニット1100内のCPU11
12を介して記憶部1114に記憶される。そして、C
PU1112は、記憶部1114に記憶したデータ(機
器作動条件)に基づいて各機器を作動させることで、ヘ
ッドランプの配光検査を実行する。
【0028】また、下治具120の下板112には、下
向きに載置したヘッドランプWの前面レンズ200の外
周縁部を支持できる筒型のボディ支持枠127が設けら
れている。そして、下板122には、開口部123が設
けられ、治具支持台10の台板12には、強化透明ガラ
スが配設された透明窓123aが設けられ、その下方に
は、ヘッドランプの配光を写すスクリーン30が水平に
配設されている。スクリーン30は、図1左右方向にス
ライドできる構造で、ワークであるヘッドランプWの種
類に応じて、その光軸Lに対し位置決めできるようにな
っている。
【0029】また、上治具支持板24には、図6,7に
示されるように、電源側(給電側)の雌コネクタ510
とエア供給源であるエアタンク611側の雌カプラ61
0,630とが設けられ、一方、上治具110には、雌
コネクタ510、雌カプラ610,630とそれぞれ挿
脱着可能な機器側の雄コネクタ520、雄カプラ62
0,640が設けられている。そして、雄コネクタ52
0内の雄端子523,524,525(526),52
7(528)は、給電用コード414,416,435
(436),537(538)を介してヘッドランプ点
灯用コンタクト部410、クリアランスランプ点灯用コ
ンタクト部430、近接スイッチ530にそれぞれ接続
されている。また、雄カプラ640は、既に説明してい
るように、エアホース552を介してクリアランスラン
プ点灯用コンタクト昇降用のエアシリンダ550に接続
されている。
【0030】そして、上治具支持板24を下降させて、
上治具110を上治具支持板24に連結する際に、スラ
イドユニット130を下降させることで、自動的に上治
具支持板24側(装置本体側)の雌コネクタ510、雌
カプラ610,630を上治具110側(機器側)の雄
コネクタ520、雄カプラ620,640に挿着できる
ようになっている。
【0031】即ち、上治具支持板24上には、4本のロ
ッド131で支持された第1のプレート132が水平に
配設され、このプレート132の下方には、エアシリン
ダ133によって上下昇降動作可能な昇降プレート13
4が設けられている。符号135は、昇降プレート13
4の下降端位置を設定するストッパである。そして、こ
の昇降プレート134の四隅には、第1スペーサ13
6,第2スペーサ137を介して固定ねじ138が下方
に突設され、第2スペーサ137の円筒部137aにス
ライド板139が水平方向スライド可能に組み付けられ
ている。符号139aは、スライド板139に設けられ
た、スペーサ円筒部137aと遊合する円孔を示す。
【0032】スライド板139には、上治具110に設
けられたピン係合孔710、雄コネクタ520、雄カプ
ラ620,640にそれぞれ係合する位置決めピン70
0、雌コネクタ510、雌カプラ610,630が設け
られて、スライドユニット130が構成されている。ピ
ン700の先端部702は、尖頭形状に形成されて、ピ
ン先端部702が係合孔710内に収まるように係合し
た場合には、ピン700が孔710に挿入されるにした
がい、スライド板139(スライドユニット130)が
水平方向にスライドして、雌コネクタ510、雌カプラ
610,630が雄コネクタ520、雄カプラ620,
640と上下方向に挿脱着できる位置に位置決めされ
る。
【0033】また、スペーサ円筒部137aの外径と円
孔139aの内径との差は、ピン係合孔710の半径と
同一の大きさに形成されており、位置決めピン700の
中心とピン係合孔710の中心とが一致するように設定
されることで、治具支持台10に対し治具100(上治
具110)が多少水平方向にずれていたとしても、ピン
先端部702が必ず係合孔710の内側にくるようにな
っている(図6におけるピン700の仮想線位置を参
照)。
【0034】このように、スライド板139に位置決め
ピン700、雌コネクタ510、雌カプラ610,63
0が一体化されて水平方向にスライド可能なスライドユ
ニット130と、スライドユニット130を上治具支持
板24に対し昇降させるエアシリンダ133と、上治具
110の上板112に設けられたピン係合孔710、雄
コネクタ520、雄カプラ620,640によって、コ
ネクターの位置決め挿脱着機構129が構成されてい
る。
【0035】また、装置本体の背後には、図2に示され
るように、治具支持台10の台板12に連続する面一の
載置面42を持つ治具仮置台40が設けられ、この仮置
台40には、四灯式ヘッドランプを支持できる他の治具
100Aが載置されている。
【0036】治具100Aは、治具100(上治具11
0,下治具120)とほぼ同一の構造であるが、下治具
120Aには、四灯式ヘッドランプを下向きに載置で
き、上治具110Aには、四灯式ヘッドランプの配光検
査に必要な機器が配設されている点が相違する。
【0037】次に、本実施例に示す装置を用いて、二灯
式ヘッドランプの配光検査を行う工程について説明す
る。
【0038】まず、最初に、装置本体に治具100をセ
ットする。即ち、それぞれの脚114,124を上下に
係合させて上治具110と下治具120とを一体化した
治具100を、治具支持台10の台板12上に搬入す
る。下治具120側のコロ125,プランジャピン12
6aを台板12側の穴14,係合孔15にそれぞれ係合
させることで、治具100を治具支持台10に対し位置
決めする。
【0039】次に、エアシリンダ22の作動により上治
具支持板24を上治具110に当接する位置まで下降さ
せ、上治具110上に突出しているプランジャピン11
6aに上治具支持板24側の係合孔13が係合すること
で、上治具110は上治具支持板24に対し位置決めさ
れる。
【0040】次に、エアシリンダ133を作動させてス
ライドユニット130を下降させると、位置決めピン7
00が係合孔710に挿入されるとともに、スライドユ
ニット130側の雌コネクタ510、雌カプラ610,
630が上治具110側の雄コネクタ520、雄カプラ
620,640にそれぞれ挿着される。これにより、コ
ネクタ500を介し上治具110のコンタクト部41
0,430に給電でき、カプラ600を介しエアシリン
ダ550に圧搾空気を供給できる状態となる。そして、
クランパー27を作動させて、上治具支持板24と上治
具110とを連結一体化する。これにより、上治具11
0が上治具支持板24に連結一体化される。
【0041】次に、上治具支持板124(上治具11
0)を上昇させて、上治具110と下治具120間を大
きく離間させ、下治具120(の支持枠127)にマス
ターヘッドランプ(図示せず)を下向きにセットし、マ
スターヘッドランプの光軸(図8符号L参照)位置に合
わせてスクリーン30を左右方向所定位置に移動調整す
る。そして、マスターヘッドランプを取り外し、図8に
示すように、ワークである二灯式ヘッドランプWを下治
具120にセットする。次に、上治具支持板24(上治
具110,コンタクト部410)を下降させ、コンタク
ト部410をヘッドランプ用バルブ400に接続し、さ
らにエアシリンダ550を作動させて、コンタクト部4
30をクリアランス用バルブ420に接続する。
【0042】即ち、上治具支持板24は、上治具110
(コンタクト部410)と一体に下降し、コンタクト4
12,413がバルブ400の端子402,403に接
続された状態となると、上治具110の脚114が下治
具120の脚124に接近した位置となり、近接スイッ
チ530からの信号によって、上治具支持枠24(上治
具110)の下降が停止し、コンタクト412,413
がバルブ400の端子402,403に接続された状態
に保持される。さらに、エアシリンダ550が作動して
コンタクト部430が所定量だけ下降し、コンタクト4
32,433がバルブ420の端子422,423に接
続された状態となる。
【0043】なお、上治具支持板24が下降する際に、
フォーク450のアーム454先端部が、支持枠127
に支持されているヘッドランプWに当接することになる
が、フォーク450の下降に伴ってアーム454がヘッ
ドランプ当接部に押されて上方に揺動するため、フォー
ク450の下降が妨げられることはない。
【0044】また、ヘッドランプ用コンタクト412,
413、クリアランスランプ用コンタクト432,43
3のバルブ400,420の端子402,403(42
2,423)への接続が終了すると、それぞれのバルブ
400,420に給電が行われ、ヘッドランプおよびク
リアランスランプが点灯する。
【0045】スクリーン30上には、ヘッドランプの配
光が映し出されるので、作業者は、スクリーン30上の
配光のカットラインをスクリーン30に予め付けられて
いるカットライン目安線と比較することで、ヘッドラン
プの配光が適切か否かを判別する。
【0046】また、スクリーン30上の所定位置には、
フォトセンサ(図示せず)が設けられており、フォトセ
ンサが受光した光量は、制御ユニットのCPU1112
を介して表示部1116(図5参照)に表示される。作
業者は、この表示部1116における表示データから、
ヘッドランプの光量が適性か否かを判別できる。また、
作業者は、バルブ420の点灯によってクリアランスラ
ンプが的確に点灯するかどうかを視覚的に判別できる。
【0047】所定の配光検査工程が終了すると、エアシ
リンダ550の作動によって、コンタクト部430が上
昇してバルブ420から分離されるとともに、エアシリ
ンダ22の作動によって、上治具支持板24が上治具1
10とともに上昇し、コンタクト部410が上昇してバ
ルブ400から分離される。このときフォーク450も
上治具110と一緒に上昇して、ヘッドランプWを持ち
上げる(図8仮想線参照)。そこで、作業者は、ヘッド
ランプWをフォーク450から手前に取り出すととも
に、次のヘッドランプを下治具120の支持枠127に
載せる。
【0048】そして、再び、エアシリンダ22の作動に
より上治具支持板24を下降させて、コンタクト部41
0をバルブ400に接続し、エアシリンダ550の作動
によりコンタクト部430をバルブ410に接続し、バ
ルブ400,420の点灯、配光の検査、コンタクト部
430の分離、上治具支持板24の上昇(コンタクト部
410の分離)、ヘッドランプWの取り出しという一連
の作業を行う。
【0049】次に、この装置本体を、二灯式ヘッドラン
プの配光検査に替えて、四灯式のヘッドランプの配光検
査に使用したい場合、即ち、四灯式ヘッドランプの組立
ラインを構成する装置として使用したい場合について説
明する。
【0050】この場合には、四灯式ヘッドランプを支持
でき、2個所のヘッドランプ用バルブに給電する2ヶ所
のコンタクト部を備えた、四灯式ヘッドランプに対応し
た構造の治具100Aに取り替える(段替えする)必要
がある。なお、治具100Aは、図2に示されるよう
に、装置本体背後の治具仮置台40上に載置されてお
り、治具100Aには、ワークである四灯式ヘッドラン
プの配光検査に必要な機器の作動条件(データ)を記憶
させた非接触式メモリプレートであるIDプレート12
00Aが設けられている。
【0051】まず、上治具支持板24を下降させて、上
治具110の脚114と下治具120の脚124を上下
に係合させて治具100として一体化する。次に、クラ
ンパー27を作動させて、上治具支持板24と上治具1
10間の連結を解除する。次に、上治具支持板24を上
昇させ、下治具120側のプランジャ126を操作し
て、プランジャピン126aを係合孔15から抜き出
す。そして治具100を台板12から仮置台40上にス
ライドさせて搬出する。次に、仮載置台40上に載置さ
れている四灯式ヘッドランプ対応治具100Aをスライ
ドさせて台板12上に搬入し、治具100Aを治具支持
台10に対し位置決めする。
【0052】次に、上治具支持板24を下降させ、コネ
クタ位置決め挿脱着機構129によって、上治具支持板
24側の雌コネクタ,雌カプラを上治具110A側の雄
コネクタ,雄カプラに接続し、クランパー27を作動さ
せて、上治具支持板24と上治具110Aとを連結一体
化し、これにより、段替え作業が終了する。そして、上
治具支持板24を上治具110Aと一体に上昇させ、マ
スターヘッドランプを用いてスクリーン30の位置を調
整した後、下治具120Aにワークである四灯式ヘッド
ランプをセットする。
【0053】以後は、二灯式ヘッドランプの配光検査に
おける手順と同様の手順で、四灯式ヘッドランプの配光
検査を遂行する。
【0054】なお、前記した実施例では、上治具110
(110A)の背面側に、治具で支持したワークである
ヘッドランプに対する機器の処理データを記憶させたI
Dプレート1200(1200A)を配置するようにな
っているが、IDプレート1200(1200A)の配
置位置は、上治具110(110A)の背面側に限るも
のではなく、また上治具110(110A)に限るもの
でもない。即ち、治具側のIDプレート1200(12
00A)と装置本体側の読取器1300の配置位置は、
読取器がIDプレートの情報を読み取ることの可能な所
定位置であればよい。
【0055】また、前記した実施例では、治具仮置台4
0が装置本体の背後に設けられていたが、装置本体の側
方に設けてもよく、あるいは、背後および側方の双方に
設けてもよい。
【0056】また、前記した実施例では、ヘッドランプ
の組立ラインを構成するヘッドランプ配光検査用装置と
して説明したが、本発明は、ヘッドランプの組立ライン
を構成するエイミングスクリュー締め付け工程用装置、
その他の工程用装置としても、同様に適用することがで
きる。
【0057】さらに、ヘッドランプの組立ラインに限ら
ず、その他の車両用灯具の組立ラインを構成する灯具組
立装置にも広く適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る車両用灯具の組立装置によれば、灯具組み立て
ラインを構成する装置本体にセットされている治具を、
他の治具に入れ替える段替えにより、この装置本体を、
仕様の異なる灯具の組み立てラインにも使用できるの
で、単一の灯具組み立てラインによって、形状や仕様の
異なる2種以上の灯具を組み立てる(製造する)ことが
できる。また、上治具と下治具を治具として一体化した
状態で搬出入ができるので、それだけ段替え作業が容易
である。請求項2によれば、2個所の凹凸係合部が係合
するように上下の治具を上下方向に重ねることで、前後
を間違えることなく治具として一体化できるので、治具
の一体化も分離も容易である。請求項3によれば、治具
支持台からの治具の搬出,治具支持台への治具の搬入お
よび治具の治具支持台に対する位置決めが容易で、段替
えをスムーズかつ短時間のうちに遂行できる。請求項4
によれば、治具支持台からの治具の搬出および治具支持
台への治具の搬入が容易で、段替えをスムーズかつ短時
間のうちに遂行できる。請求項5によれば、非接触式メ
モリプレートに、治具で支持する灯具または灯具構成部
材に対応した処理情報(機器の駆動手順や駆動量等の処
理情報)を記憶させておくことで、灯具または灯具構成
部材に加工や検査等の所定の処理を施すために装置本体
側の制御部に記憶させる処理情報はそれだけ少なくて済
む。したがって、装置本体に設ける制御部は構成簡潔な
安価なものでよく、灯具組み付けライン全体も安価とな
って、製造される灯具の製造コストもそれだけ安価にで
きる。また、治具を入れ替える際(治具の段替えの際)
には、装置本体側において必要な制御プログラムの変更
や追加のための作業が少なく、それだけその作業も容易
となる。請求項6によれば、メモリ読取器が段替え作業
の邪魔にならないので、スムーズに段替え作業を遂行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるヘッドランプ組立
ラインの最終工程に設置される配光検査用の装置の正面
【図2】同装置の右側面図
【図3】同装置に用いられる治具の正面図
【図4】同装置に用いられる治具の側面図
【図5】非接触式メモリプレートの構成を示す図
【図6】上治具側のコネクタ部と装置本体(上治具支持
板)側のコネクタ部の挿着前のコネクタ周辺の断面図
【図7】上治具側のコネクタ部と上治具支持板側のコネ
クタ部の挿着時のコネクタ周辺の断面図
【図8】治具をセットした同装置の正面図
【符号の説明】
10 治具支持台 14 治具支持台の台板に設けられたコロ係合用の穴 22 上治具昇降機構であるエアシリンダ 24 上治具支持板 27 連結機構であるクランパー 40 治具仮置台 100 二灯式ヘッドランプに対応した治具 100A 四灯式ヘッドランプに対応した治具 102 支柱 110,110A 上治具 P(111,121) 脚の凹凸係合部 112 上板 114 上治具側の脚 116 プランジャ 120,120A 下治具 122 下板 124 下治具側の脚 125 下治具に設けられた自在コロ 126 プランジャ 129 コネクタの位置決め挿脱着機構 130 スライドユニット 133 スライドユニット昇降機構であるエアシリンダ 139 スライド板 200 前面レンズ 300 ランプボディ 400 ヘッドランプ用バルブ 402,403 バルブ側の端子 410 ヘッドランプの配光検査に用いられる機器であ
るコンタクト部 412,413 コンタクト 414,416,418,435(436),537
(538) 下治具側の給電用コード 420 クリアランスランプ用バルブ 422,423 バルブ側の端子 430 クリアランスランプの点灯検査に用いられる機
器であるコンタクト部 432,433 コンタクト 500 電気配線接続用コネクタ 510 装置本体側の雌コネクタ 511 装置本体側の給電用コード 520 上治具側の雄コネクタ 530 電気機器である近接スイッチ 550 コンタクト部昇降用エアシリンダ 552 下治具側のエアホース 600 エア配管接続用カプラ 610,630 雌カプラ 611 エアタンク 620,640 雄カプラ 632 装置本体側のエアホース 700 位置決めピン 710 位置決めピン係合用の係合孔 1100 各機器の作動を制御する制御ユニット 1112 CPU 1200 非接触式IDプレート 1300 非接触式メモリ読取器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石垣 彰男 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 内藤 俊孝 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 大抜 富士夫 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3C030 CC07 3D114 AA03 AA12 BA19 CA05 CA11 DA02 DA17 FA14 GA01 GA06 HA03 3K042 AA08 AB01 BC14 BC16 CB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上治具と下治具に上下方向二分割可能
    で、灯具または灯具構成部材を支持できる治具と、 前記下治具を位置決め係止して載置する治具支持台と、
    連結機構を介し連結一体化した前記上治具を懸吊支持す
    る上治具支持板と、前記上治具支持板を前記治具支持台
    に対し昇降させる昇降機構とを備えた装置本体と、から
    構成されたことを特徴とする車両用灯具の組立装置。
  2. 【請求項2】 前記治具は、上板と下板が4本の支柱で
    支持され、前記支柱のそれぞれが長手方向途中で上下に
    二分割された構造で、前記4本の支柱のうちの対角線位
    置にある2本の支柱を構成する下治具側の脚と上治具側
    の脚とが、上下方向に凹凸係合するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の組立装
    置。
  3. 【請求項3】 前記下治具には、コロが設けられ、前記
    治具支持台には、前記コロが係合できる凹部が設けら
    れ、前記コロと凹部が前記治具を前記治具支持台に対し
    位置決め係止する位置決め係止手段を構成することを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具の組立装
    置。
  4. 【請求項4】 前記治具支持台の後方および/または側
    方には、前記治具支持台に連続するほぼ面一の、使用し
    ない他の治具を載置する治具仮置台が設けられたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具
    の組立装置。
  5. 【請求項5】前記装置本体または/および前記治具に
    は、前記治具に支持された灯具または灯具構成部材に加
    工や検査等の所定の処理を施す機器が設けられ、前記装
    置本体には、前記機器の駆動を制御する制御部が設けら
    れ、前記治具には、前記機器の駆動手順や駆動量等の処
    理情報を記憶させた非接触式メモリプレートが設けら
    れ、前記装置本体には、前記治具を装置本体にセットし
    たときに非接触式メモリプレートに対し正対位置となる
    非接触式メモリ読取器が設けられ、前記制御部は、前記
    メモリ読取器を介して読み取った前記メモリプレートの
    処理情報に基づいて、前記機器の駆動を制御することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用灯具
    の組立装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリプレートは、前記上治具の上
    部背面側に設けられ、前記メモリ読取器は、前記上治具
    支持板の前記メモリプレートに対応する所定位置に設け
    られたことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具の
    組立装置。
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