JP2001029397A - 電動車両の連結構造 - Google Patents

電動車両の連結構造

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JP2001029397A
JP2001029397A JP11206801A JP20680199A JP2001029397A JP 2001029397 A JP2001029397 A JP 2001029397A JP 11206801 A JP11206801 A JP 11206801A JP 20680199 A JP20680199 A JP 20680199A JP 2001029397 A JP2001029397 A JP 2001029397A
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Yumi Kondo
由美 近藤
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結作業または分解作業が容易な電動車両の
連結構造を提供する。 【解決手段】 後車両部側におけるバッテリ収容部36
の側壁36Bの内面には、引張コイルばね46によって
常に上方へ付勢されたロックレバー40が揺動軸41に
軸支された状態で設けられている。ロックレバー40か
ら下方へ突設された垂下部42には、バッテリを受ける
バッテリ受部43が内側へ曲げ形成され、ここに載置さ
れるバッテリの重量によってロックレバー40は下方へ
揺動変位可能とされている。ロックレバー40の揺動端
48には、ロックピン49が外側へ向けて突設され、ロ
ックレバー40の揺動変位に伴って下方に形成された逃
がし溝50を通って、外側の連結空間へ進入可能とされ
ている。このロックピン49は、連結空間内に進入され
る前車両部側の連結ブラケット22に設けられたロック
溝26に嵌合可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解可能な電動車
両の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動車両の連結構造とし
て、特開平4−371152号公報に記載されたものが
知られている。この電動車両1の連結構造は、図6及び
図7に示すように、分解式の電動車両1の前部1Fと後
部1Rとの対向面からそれぞれ突出して設けられた連結
部2を、相手側に設けられた収容部3に挿入した状態
で、図8に示すように、連結部2と前部1Fまたは後部
1Rとをボルト4により固定している。この連結部2
は、図7に示すように、前部1Fから2本突設され、後
部1Rからは前部1Fの連結部2の間に位置して1本設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この連結作
業を行うには、連結部2と前部1Fまたは後部1Rとに
それぞれ設けられたねじ穴5を整合させつつボルト4を
締結する操作が必要となる上、3本のボルト4をそれぞ
れ締結しなければならないため、連結作業が煩わしいも
のとなっていた。本発明は上記のような事情に基づいて
完成されたものであって、連結作業または分解作業が容
易な電動車両の連結構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、前車両部と後車両
部とに分解される電動車両の連結構造であって、前後の
車両部のいずれか一方には、動力源となるバッテリが上
方からの出し入れ可能に収容される収容部が設けられ、
この収容部には、前記バッテリの一部を受けることが可
能な受部を有するロックレバーが、前記受部が前記収容
部の底面に当接した当接位置と、この受部が前記収容部
の底面から離間した離間位置との間で揺動可能に軸支さ
れ、常には付勢手段により前記離間位置に揺動付勢され
ているとともに、前記ロックレバーの揺動端側と、前記
収容部を設けた側とは反対の車両部との間には、前記ロ
ックレバーが前記当接位置に揺動した場合に互いに嵌合
して、前記両車両部を離反不能に連結し、且つ前記ロッ
クレバーが前記離間位置に揺動した場合に前記嵌合状態
が解除されるロック手段が設けられている構成としたと
ころに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記前車両部と後車両部との間には、前記バ
ッテリを収容する前の段階で両車両部を正規の連結姿勢
に位置決めするための位置決め手段が設けられていると
ころに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>前後の車両
部を連結するには、両車両部を連結すべき姿勢に突き合
わせたのち、バッテリを収容部に入れる。このとき、バ
ッテリの一部が受部で受けられつつ、ロックレバーが付
勢力に抗して当接位置に揺動し、その揺動端側と相手の
車両部との間に設けられたロック手段が嵌合して、両車
両部が連結状態に保持される。一方、前後の車両部を分
解するときは、バッテリを持ち上げて収容部から出す
と、付勢手段の付勢力によりロックレバーが離間位置に
揺動復帰し、ロック手段の嵌合が外れる。これにより前
後の車両部が分解可能となる。なお、分解した後車両部
を持ち運ぶ際の利便性を鑑みると、比較的重量の大きな
バッテリは取り外した方が得策であり、その取り外し作
業とともに前後の車両部のロック状態を解除できるか
ら、分解作業性に優れる。すなわち、バッテリを収容部
を出し入れすることに伴って前後の車両部の連結または
分解が行え、これらの作業を簡単に短時間で行うことが
できる。
【0007】<請求項2の発明>連結作業に際して、バ
ッテリを収容する前に、位置決め手段によって前後の車
両部を正規の連結姿勢に位置決めできるから、連結作業
をさらに容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図5によって説明する。この実施形態では、前後の車両
部10,30に分解可能な電動三輪車の連結構造につい
て示す。この電動三輪車は、図1に示すように、一本の
前輪14とハンドル16とを備えた前車両部10と、一
対の後輪33と図示しない座席とを備えた後車両部30
とが連結されることで構成される。
【0009】前車両部10は、おおまかには、金属パイ
プ11などからなる前フレーム12の上方から合成樹脂
製の前ボディ13が装着されて形成されている。前車両
部10の前部下面側には、前輪14が備えられるととも
に上方へ延びるステアリングシャフト15によって軸支
されており、このステアリングシャフト15の上端に設
けられたハンドル16を回動操作することで、前輪14
の向きを左右に制御できるようになっている。このステ
アリングシャフト15は、上部15Aと下部15Bとに
分かれたものが傾動機構17を介して連結されている。
このうち上部15A側は、ステアリングポスト19によ
って全体が覆われており、傾動機構17に備えられたレ
バー18を操作することでこの上部15Aを後方へ折り
畳むことができるようになっている。また、前フレーム
12における後部側の下面には、前車両部10が単体と
された時などに前車両部10を所定高さに保持するため
のスタンド20が設けられており、連結された時などで
は後方へ跳ね上げて格納できるようになっている。
【0010】ハンドル16の中央には、アクセル、ブレ
ーキ及びギアチェンジなどの電動三輪車の運転操作を行
うための操作パネル21が設けられており、この操作パ
ネル21は、所定の配線を経由して、前ボディ13内に
搭載されたコントロールユニット(図示せず)と連絡さ
れている。このコントロールユニットには、中央演算処
理装置(CPU)やメモリ装置などが備えられており、
操作パネル21からの指示に基づいて電動三輪車の運転
を電子制御できるようになっている。
【0011】前車両部10の後端両側部分からは、前フ
レーム12をなす金属パイプ11がそれぞれ飛び出して
配されており、この金属パイプ11の突出部分には、後
車両部30を連結するための連結ブラケット22が設け
られている。この連結ブラケット22は、図2に示すよ
うに、金属板を門形状に折り曲げて形成され、前板23
と後板24とが連結板25によって連結される形態とさ
れている。この連結ブラケット22は、後板24が金属
パイプ11の後端面に固着されるとともに、前板23が
金属パイプ11の周面に支持されることで金属パイプ1
1に取り付けられている。なお、この連結ブラケット2
2の詳しい構造については後に説明する。
【0012】後車両部30は、図1に示すように、おお
まかには金属製の後フレーム(図示せず)の上方から合
成樹脂製の後ボディ31が装着されて構成されている。
後フレームの後部側には、幅方向にわたるシャフト32
が回転可能に支持されており、このシャフト32の両側
部に一対の後輪33がそれぞれ取り付けられている。こ
のシャフト32は、後ボディ31内に搭載された図示し
ないパワーユニットと接続され、このパワーユニットを
なす電動モータやディファレンシャルギアケースなどに
よって回転動作が可能とされており、このシャフト32
の回転によって後輪33が駆動されるようになってい
る。
【0013】後ボディ31の両側部には、後輪33の上
方を覆うように円弧状に形成された後輪カバー34が設
けられ、泥除けなどに機能するようになっている。これ
ら後輪カバー34の間には、円筒状のレッグサポート3
5が左右に一対設けられており、ここに図示しない座席
のシートレッグが挿入されることで座席が取り付けられ
るようになっている。
【0014】レッグサポート35の前方である後ボディ
31の前部中央には、電動三輪車の動力源となるバッテ
リBを収容可能なバッテリ収容部36が凹み形成されて
いる。このバッテリ収容部36は、バッテリBの幅より
も幅広に形成されている。また、バッテリ収容部36を
形成する前壁36Aは、他の側壁36Bや後壁36Cと
比べて低い高さに形成されている。バッテリBは、所定
の配線を通じてコントロールユニットやパワーユニット
に接続され、これらに電力を供給できるようになってい
る。また、バッテリ収容部36内に収容されたバッテリ
Bの上方からは、図示しない保護カバーが取り付けられ
るようになっている。
【0015】このバッテリ収容部36を形成する側壁3
6Bの外面側で、且つ後輪33の前方には、前車両部1
0の金属パイプ11及び連結ブラケット22が進入可能
な連結空間Sが形成されている。そして、バッテリ収容
部36の側壁36Bの内面側には、連結空間S内に進入
した連結ブラケット22を連結可能な一対のロックレバ
ー40が設けられている。これらのロックレバー40
は、バッテリBをバッテリ収容部36の幅方向の中央に
配した際に、その大部分がバッテリBの両側方に形成さ
れる隙間に位置するように配されている。
【0016】このロックレバー40は、図2に示すよう
に、金属板をく字型に形成してなり、後端がバッテリ収
容部36の側壁36Bに固定された揺動軸41に支持さ
れることで、このロックレバー40は揺動軸41を中心
として上下方向に揺動変位可能とされている。また、ロ
ックレバー40の長さ方向の中央下面からは、垂下部4
2が突出して設けられ、所定の高さ位置から略直角に内
側へ曲げ形成されることでバッテリ受部43が設けられ
ている。
【0017】ロックレバー40の屈曲部分の上方におけ
るバッテリ収容部36の側壁36Bには、L字型の支持
部材44が取り付けられている。この支持部材44のう
ち内側に突出する突片45には、孔45Aが形成され、
この孔45Aには引張コイルばね46の一端側が掛止さ
れており、他端側がロックレバー40から突設されたバ
ッテリ受部43に設けられた引っ掛け部47に引っ掛け
られている。この引張コイルばね46により引っ張られ
ることでロックレバー40は、常に上方へ付勢されてお
り、通常はロックレバー40の上面40Aが突片45に
突き当たった姿勢で保持されている。
【0018】上記したバッテリ受部43は、バッテリ収
容部36の幅方向の中央に配されるバッテリBの内側へ
達する突出長さに形成されている。このバッテリ受部4
3の上面にバッテリBが載置可能とされている。このバ
ッテリ受部43は、ロックレバー40が図2及び図3に
示す姿勢のときは、バッテリ収容部36の底面36Dか
ら所定高さ浮き上がった位置に配されており、このとき
のロックレバー40の位置が離間位置となっている。こ
のときバッテリ受部43は、バッテリ収容部36の底面
36Dに対して前上がり状の斜め姿勢とされている。ま
た、図5に示すように、ロックレバー40が下方へ揺動
変位されて、バッテリ受部43の下面43Aがバッテリ
収容部36の底面36Dと当接されたときのロックレバ
ー40の位置が当接位置となっている。
【0019】さて、ロックレバー40の前端部分である
揺動端48は、ロックレバー40が図2に示す姿勢(離
間位置)のときには、バッテリ収容部36の上方へ突出
した位置に配されている。そして、この揺動端48に
は、円棒状のロックピン49が外側へ向けて突設されて
いる。
【0020】このロックピン49の下方において、バッ
テリ収容部36の側壁36Bを含む後ボディ31には、
連結空間Sへ開放された逃がし溝50が形成されてい
る。この逃がし溝50は、ロックレバー40が揺動軸4
1を中心に揺動変位される際に、ロックピン49が通過
する揺動軌跡上に位置して形成されており、ロックレバ
ー40が図5に示す当接位置に配されたとき、ロックピ
ン49はこの逃がし溝50内に進入するとともに、バッ
テリ収容部36の外側の連結空間Sに突出されるように
なっている。そして、このロックピン49は、連結空間
S内に進入される前車両部10の連結ブラケット22の
ロック溝26に嵌合可能とされている(図5参照)。上
記したロックピン49とロック溝26とにより本発明の
構成要件であるロック手段が構成されている。
【0021】ロック溝26は、図2に示すように、連結
ブラケット22における連結板25の前部上面に設けら
れている。このロック溝26は、連結ブラケット22を
連結空間Sに対して所定の高さで、且つ所定深さまで挿
入したときに、後車両部30の逃がし溝50と整合され
るようになっている(図4参照)。
【0022】また、前車両部10と後車両部30には、
ロック溝26を逃がし溝50に整合させるための位置決
め手段が備えられている。バッテリ収容部36の側壁3
6Bの外面には、図2に示すように、頭付きの丸ピン形
状とされた2本の位置決めピン51が上下に並んで設け
られ、連結空間S内に突出して設けられている。
【0023】この位置決めピン51に対応して連結ブラ
ケット22側には、位置決めピン51を挿入可能な位置
決め溝27が上下に2本並んで設けられている。これら
の位置決め溝27は、後板24と連結板25とにまたが
る領域を切り欠いて形成されており、これらの位置決め
溝27は入り口側が広く形成されることで、位置決めピ
ン51の導入がスムーズに行われるようになっている。
この位置決めピン51が位置決め溝27の奥面に突き当
たる深さまで挿入されたときに、図4に示すように、前
車両部10側のロック溝26と後車両部30側の逃がし
溝50とが整合されるようになっている。
【0024】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、前車両部10と
後車両部30とを連結する場合を説明する。図1に示す
ように、前車両部10側はスタンド20を立てた姿勢と
し、この状態の前車両部10に対して、図3に示すよう
に、後車両部30を移動させて、連結ブラケット22及
び金属パイプ11を連結空間S内に進入させる。
【0025】この連結空間S内に進入する連結ブラケッ
ト22の位置決め溝27に対して位置決めピン51を挿
入する。このとき、前車両部10に対する後車両部30
の高さ位置が多少上下方向にずれていても、位置決め溝
27の入り口は広く形成されているから、このずれを吸
収しつつ位置決めピン51は位置決め溝27内に挿入さ
れる。図4に示すように、位置決めピン51が位置決め
溝27の奥面に突き当たったところで、後車両部30の
移動が停止される。これにより、連結ブラケット22の
ロック溝26と後車両部30側の逃がし溝50とが整合
した位置に位置決めされ、両溝26,50はロックピン
49の揺動軌跡上に配されて、前後の車両部10,30
は連結可能な姿勢に保持される。
【0026】続いて、バッテリ収容部36の上方からバ
ッテリBを載置する。このとき、バッテリBの下面の一
部は、離間位置に保持されたロックレバー40のバッテ
リ受部43の上面に当接される。このバッテリBの重量
によって、ロックレバー40は、引張コイルばね46を
弾力的に引張しつつ、揺動軸41を中心に下方へ揺動変
位される。そして、ロックレバー40は、図5に示すよ
うに、バッテリ受部43の下面43Aがバッテリ収容部
36の底面36Dと当接される当接位置まで揺動変位さ
れる。
【0027】ロックレバー40が揺動変位されるのに伴
って、ロックピン49は、逃がし溝50及びロック溝2
6内に進入して、両溝26,50の奥面に突き当たる位
置まで変位される。これにより、後車両部30側のロッ
クピン49が前車両部10側のロック溝26に嵌合され
て、前後の車両部10,30が連結状態に保持される。
【0028】バッテリBをバッテリ収容部36内に収容
した後、保護カバーや座席などを装着することで、電動
三輪車の組み立てが完了される。ここで、バッテリBが
搭載されないと、電動三輪車を始動させることができな
いから、電動三輪車を始動できれば、バッテリBが搭載
されて連結構造がロックされていることを確認できる。
【0029】次に前車両部10と後車両部30とを分解
するときには、前車両部10のスタンド20を立ててか
ら、保護カバーを外してバッテリBを取り除く。する
と、ロックレバー40は引張コイルばね46により上方
へ付勢されているから、同方向へ揺動変位されて、図4
に示すように、バッテリ受部43がバッテリ収容部36
の底面36Dから離間されて、ロックレバー40は離間
位置へと戻される。
【0030】これに伴って、ロックピン49はロック溝
26及び逃がし溝50から抜け出して、再びバッテリ収
容部36の上方へ配され、前後の車両部10,30の連
結状態が解除される。この後、後車両部30を後方へ引
き離すことで、位置決めピン51が位置決め溝27から
外されて、前後の車両部10,30を分解することがで
きる。このように分解した電動三輪車は、コンパクトに
なるので、ワンボックスカーなどに積んで遠隔地へ持ち
運ぶことが楽になる。ここで、後車両部30を持ち運ぶ
ことを考えると、比較的重量の大きなバッテリBは取り
外して別に運んだ方が楽であり、このバッテリBの取り
外し作業とともに前後の車両部10,30のロック状態
の解除を行えるから、電動三輪車の分解作業性が良好と
なる。
【0031】以上説明したように本実施形態によれば、
バッテリBを載置または除去することで、前後の車両部
10,30を連結または分解することができるから、短
時間でこれらの作業を行うことができる。さらには、連
結作業を行う前の段階で、位置決めピン51と位置決め
溝27とを嵌め合うことにより、ロック溝26をロック
ピン49が進入可能な位置に位置決めでき、前後の車両
部10,30を連結作業が許容される姿勢に保持するこ
とができるから、連結作業をさらに容易に行うことがで
きる。
【0032】また、バッテリBを載置する動作に伴って
前後の車両部10,30が連結されるから、完成した電
動三輪車を始動できれば、バッテリBがバッテリ収容部
36内に収容され、前後の車両部10,30間の連結構
造がロックされていることを確認でき、連結構造のロッ
ク状態を確認する手間が省くことができる。
【0033】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)ロック手段については、上記した実施形態とは逆
に、前車両部側にロックピンを、後車両部側のロックレ
バーの先端にロック溝を設けるようにしてもよい。 (2)また、ロック手段は、上記した実施形態のような
ピンと溝の嵌まり合いによる形態に限定されず、例えば
フック同士が掛け合うような形態のものも本発明に含ま
れる。
【0034】(3)位置決め手段については、上記した
実施形態とは逆に、前車両部側に位置決めピンを、後車
両部側に位置決め溝を設けるようにしてもよい。 (4)また、位置決め手段は、上記した実施形態のよう
なピンと溝の嵌まり合いによる形態に限定されず、例え
ば後車両部側に連結ブラケットの一部を突き当て可能な
突当部を設けるようにした形態のものも本発明に含まれ
る。
【0035】(5)上記した実施形態では、後車両部側
にバッテリが載置される場合について示したが、バッテ
リを前車両部側に載置する形態としてもよい。 (6)上記した実施形態では、付勢部材として引張コイ
ルばねを用いた場合を示したが、他にも圧縮コイルばね
やばね板等を用いるようにしてもよい。 (7)上記した実施形態では電動三輪車について示した
が、四輪車等、車輪の数は限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電動三輪車の分解斜
視図
【図2】電動三輪車の連結構造を示す分解斜視図
【図3】後車両部を移動させる動作を示す側断面図
【図4】位置決めピンと位置決め溝とが嵌まり合った状
態を示す側断面図
【図5】ロックピンがロック溝に嵌合した状態を示す側
断面図
【図6】従来例の側面図
【図7】同底面図
【図8】同拡大側断面図
【符号の説明】
10…前車両部 26…ロック溝(ロック手段) 27…位置決め溝(位置決め手段) 30…後車両部 36…バッテリ収容部(収容部) 36D…底面 40…ロックレバー 43…バッテリ受部(受部) 46…引張コイルばね(付勢手段) 48…揺動端 49…ロックピン(ロック手段) 51…位置決めピン(位置決め手段) B…バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車両部と後車両部とに分解される電動
    車両の連結構造であって、 前後の車両部のいずれか一方には、動力源となるバッテ
    リが上方からの出し入れ可能に収容される収容部が設け
    られ、この収容部には、前記バッテリの一部を受けるこ
    とが可能な受部を有するロックレバーが、前記受部が前
    記収容部の底面に当接した当接位置と、この受部が前記
    収容部の底面から離間した離間位置との間で揺動可能に
    軸支され、常には付勢手段により前記離間位置に揺動付
    勢されているとともに、 前記ロックレバーの揺動端側と、前記収容部を設けた側
    とは反対の車両部との間には、前記ロックレバーが前記
    当接位置に揺動した場合に互いに嵌合して、前記両車両
    部を離反不能に連結し、且つ前記ロックレバーが前記離
    間位置に揺動した場合に前記嵌合状態が解除されるロッ
    ク手段が設けられていることを特徴とする電動車両の連
    結構造。
  2. 【請求項2】 前記前車両部と後車両部との間には、前
    記バッテリを収容する前の段階で両車両部を正規の連結
    姿勢に位置決めするための位置決め手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電動車両の連結構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1700775A1 (en) * 2005-03-09 2006-09-13 Kwang Yang Motor Co., Ltd. Modular type motor-driven vehicle

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EP1700775A1 (en) * 2005-03-09 2006-09-13 Kwang Yang Motor Co., Ltd. Modular type motor-driven vehicle

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