JP2001029135A - 掃除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単且つ確実に浴室や洗面室の手軽な掃除が
達成できるようにすることにある。 【解決手段】 柄部２の先端部３にブラシ４を植設した
ブラシ体１に、ピンセット９を組み付けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、使用勝手に優れた
掃除具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在の浴室や洗面室は、多くが樹脂製の
バスタブ、床、壁等で構成されており、汚れが付き易く
落ちにくい問題があった。

【０００３】これ等の浴室や洗面室の内部を掃除するた
め、多くの掃除具、洗剤が開発され使用されていること
は周知の通りである。特に、バスタブ内を洗うための比
較的大型のブラシは多種類市販されているが、床の隅や
バスタブの側面、溝、排水口の中、蛇口回り等を簡単に
洗うことのできる小型のブラシは少なかった。

【０００４】勿論、この種の掃除は汚れが目立つ前に常
日頃から行っておくことが望ましい。洗面時、歯磨き
時、バスタブ内での入浴時等に、ふと目についた汚れを
すぐにその場で掃除してしまうのである。即ち、例え
ば、バスタブ内でリラックスしている時に、ちょっと気
になる汚れを発見し、湯につかったまま手軽に掃除する
ような形態である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように手軽に短時
間で掃除作業するには、掃除具が小型・コンパクトで多
機能であること、及び洗剤等をできるだけ用いずに簡単
に済ませることができることが要求される。

【０００６】よって本発明は、上述した従来の不満点を
解消し要求に応えるべく発明された掃除具であって、簡
単且つ確実に浴室や洗面室の手軽な掃除が達成できるよ
うにすることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述した従来の課題を解
決する本発明は、柄部の先端部にブラシを植設したブラ
シ体に、ピンセットを組み付けて構成される。

【０００８】従って、柄部を把持してブラシにより所定
箇所の汚れを擦り落とすことができ、また特に排水口に
絡まった毛を組み付けられたピンセットでつまみ除去で
き、このようなゴミを素手で取り扱わなくても済むの
で、洗面時や入浴時にも手軽に作業できることになる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、ブラシ体１は、柄部２の先端部３にブラシ４を
植設した構成で、柄部２に対して先端部３はやや上向き
に角度が付けられて斜め上方からの掃除操作がし易いよ
うになっており、先端部３の柄部２寄り上面には凹み５
が設けられていて、この掃除操作時に力が入り易いよう
に指当たりを形成している。

【００１０】先端部３に植設されるブラシ４は、硬過ぎ
ず但しコシの強いポリプロピレン材料が使用され、先端
下方方向に斜めに突出する形態であり、掃除時に毛が絡
みにくくするために、密でない植毛となっている。

【００１１】柄部２は、上面部６と側面部７から構成さ
れ、下方及び後方が開放された略「門」字形状であり、
上面部６の後端部に吊下げ孔８が開設され、この柄部２
内にピンセット９が着脱自在に嵌め込み収納される。

【００１２】ピンセット９は、一対の摘み片１０を松葉
状に連設した構成で、一対の摘み片１０の夫々の先端が
離反方向に弾性付勢され、先端をは摘み易いように傾斜
部１１とすると共に、基端部には前記吊下げ孔８に対応
した吊下げ孔１２が開設され、更に摘み片１０の外側面
には、長さ方向に沿って係止条１３が設けられている。

【００１３】そこで、一対の摘み片１０を付勢力に逆ら
って先端をすぼめた形態でピンセット９を柄部２の後端
から挿入し、着脱自在に嵌め込み収納するのであるが、
柄部２の側面部７内面には係止溝１４が刻設されてあっ
て、この係止溝１４内に係止条１３が係止するようにな
っており、且つ一対の摘み片１０の先端が離反付勢され
ているので、摘み片１０の外面が側面部７に弾接し、ブ
ラシ体１とピンセット９との組付きを確実にしている。

【００１４】逆にブラシ体１からピンセット９を外すに
は、ピンセット９の吊下げ孔１２に指を掛けて引き出せ
ばよい。尚、ブラシ体１とピンセット９との組付き状態
ではブラシ体１の吊下げ孔８とピンセット９と吊下げ孔
１２とは一致しているので、所定のフック等に引掛け保
持させることができる。

【００１５】本発明にかかる掃除具の使用箇所として
は、洗面室、浴室、トイレ室、台所等が考えられ、室の
四隅、バスタブの側面、排水口、蛇口回り、棚、出入り
口のサッシ回り、レール、石鹸置き等の小物入れ、洗濯
機の一部等があり、特に絡まった毛が集中する排水口で
はピンセット９利用して、毛に手を触れることなく掃除
することができよう。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように本発明の掃除具は、
ブラシ体とピンセットが一体となっているので手軽な掃
除が簡単にでき、コンパクトなので使用し易く、目につ
いた汚れを気が付いたときに直ちに掃除することができ
る等、多くの優れた作用効果を奏する。

【００１７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の掃除具の実施例を示す仰向け状態の分
解斜視図である。

【図２】仰向け状態の長さ方向に沿った断面図である。

【図３】仰向け状態の幅方向に沿った断面図である。

【図４】掃除姿勢の斜視図である。

【符号の説明】 １；ブラシ体、２；柄部、３；先端部、４；ブラシ、
５；凹み、６；上面部、７；側面部、８；吊下げ孔、
９；ピンセット、１０；摘み片、１１；傾斜部、１２；
吊下げ孔、１３；係止条、１４；係止溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄部（２）の先端部（３）にブラシ
   （４）を植設したブラシ体（１）に、ピンセット（９）
   を組み付けて成る掃除具。