JP2001028111A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2001028111A
JP2001028111A JP11198597A JP19859799A JP2001028111A JP 2001028111 A JP2001028111 A JP 2001028111A JP 11198597 A JP11198597 A JP 11198597A JP 19859799 A JP19859799 A JP 19859799A JP 2001028111 A JP2001028111 A JP 2001028111A
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボトラックライタに起因するサーボパタ
ーンの不連続性を軽減してトラック密度を高める。 【解決手段】 磁気ディスク1周に存在するサーボ領域
のうちいくつかのサーボ領域53を、サーボトラックラ
イタの連続する1周目と2周目で形成し、1周目と2周
目のパターンから検出した位置信号を平均化することに
より、サーボトラックライタの書きつなぎ部分の影響を
軽減し連続性の高い位置信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁変換ヘッドと
磁気記録媒体とを備える情報記憶装置に関し、特にトラ
ック密度を向上した磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、スピンドルモータ
によって回転される磁気ディスクに対してロータリー型
アクチュエータによって磁気ヘッドを位置決めし、磁気
ディスク上に同心円状に多数設定されたトラックに対し
て磁気的に情報の記録及び再生を行う。目的のデータト
ラックに対して追従動作(フォロイング)を行うために
は、磁気ヘッドと磁気ディスクの正確な相対位置情報を
常に測定して、温度による磁気ディスクとヘッドアーム
の熱膨張差による位置ずれや、スピンドルモータやロー
タリ型アクチュエータの回転振動などの外乱の影響を低
減する必要がある。磁気ヘッドと磁気ディスクの相対位
置情報はヘッド位置信号と呼ばれ、このヘッド位置信号
をできるだけ正確に得ることが、磁気ディスク装置のト
ラック密度を向上するために必要である。この目的のた
め、例えば特開昭58−222468号公報に記載され
ているように、製品出荷前に予め磁気ディスクにサーボ
パターンと呼ばれる特殊なパターンを記録しておき、こ
のパターンからヘッド位置信号を得る技術が広く用いら
れている。
【0003】図13は、サーボトラックライタを用いて
サーボ領域31にサーボパターンを記録する工程を示す
説明図である。サーボトラックライタは、例えば特開昭
64−48276号公報に記載されているように、トラ
ックを等間隔で書きこむことを目的とする装置である。
ここでは、従来広く用いられている1トラックを2分割
してサーボパターンを書き込む方法について説明を行
う。
【0004】図13は、(a)から(b)、(c)、
(d)と、連続する3本のトラックのサーボパターンを
磁気ディスクに記録する様子を示している。通常、磁気
ヘッドが備える記録素子のコア幅は1トラックの半分の
幅よりも広いため、記録直後の状態では目的とするトラ
ックの幅よりも幅広に記録される。例えば、図13
(a)のトラック16−2に新たに記録されたサーボパ
ターンの幅は、トラック16−1に完成されたサーボパ
ターンの幅よりも広くなっている。この工程に続き、磁
気ディスクの1回転前に記録したサーボパターンを片側
から消去しつつ新たなサーボパターンの記録が、
(b)、(c)に示すように行われる。
【0005】磁気ディスクが数回転した後の図13
(d)では、Aバースト43−1からDバースト43−
4までの4つのパターンは1トラックの幅に整形され、
またISG部40やAM部41はトラック幅方向に連続
するパターンとなって形成されている。なお実際にサー
ボパターンを記録する際には、磁気ヘッドをトラックピ
ッチの半分だけトラック幅方向に移動する時間が必要と
なる。図13の各図の間で磁気ディスクを1回転空転さ
せる手法では、磁気ディスクが2回転する間に1本のト
ラックのサーボ領域の記録が行われることになる。
【0006】図14は、サーボ領域31に形成されたサ
ーボパターンからヘッド位置信号を作成する方法を説明
する図である。図14(a)に示したパターンにおい
て、ISG部40は磁気ディスクの記録膜の磁気特性や
浮上量のむらの影響を低減するために設けられた連続パ
ターンである。サーボ復調回路はオートゲインコントロ
ール(AGC)をONにしてISG部40を再生する。
AM部41を検出した時点でAGCをOFFにすること
により、以降のバースト部43の再生振幅をISG部4
0の振幅で規格化する機能を実現している。グレイコー
ド部42は各トラック16のトラック番号情報をグレイ
コードにより記述した部分である。この部分にはセクタ
番号の情報も併せて記述されることが多い。バースト部
43は半径方向の正確な位置情報を得るための千鳥格子
状のパターンであり、各トラック16の中央を正確にフ
ォロイングするために必要な部分である。このパターン
は、Aバースト43−1とBバースト43−2の中央の
位置、もしくはCバースト43−3とDバースト43−
4の中央の位置が各トラック16の中央部に位置するよ
うに構成する。パッド部44は、サーボ復調回路がサー
ボ領域31を再生する間のクロック生成を維持できるよ
うに復調回路系の遅延を吸収するために設けられるパタ
ーンである。
【0007】再生素子を備えるヘッド11は、図14
(a)の左から右方向に矢印で示した位置Aを走行しな
がらサーボパターンの再生を行う。このときの再生波形
の一例を図14(b)に示す。説明を簡単にするため、
AM部41、グレイコード部42、パッド部44の再生
波形は省略している。サーボ復調回路はAバースト43
−1からDバースト43−4まで4つのバーストの振幅
を検出する。それぞれのバーストの振幅値はAD変換器
によりデジタル値に変換されて、CPUに入力される。
CPUはAバースト43−1の振幅値とBバースト43
−2の振幅値の差を演算してN位置信号を演算する。図
中には振幅値の差をISG振幅で規格化する式が記述し
てあるが、この機能はサーボ復調回路がISG部40の
振幅が一定になるようにAGCを制御することにより実
現している。同様にCバースト43−3とDバースト4
3−4の振幅値の差からQ位置信号を演算する。
【0008】以上のようにして作成されたヘッドの位置
信号を、図14(c)に示す。磁気ヘッドの中心がAバ
ースト43−1とBバースト43−2に等しくまたがる
位置BでN位置信号は0となり、この中心位置からのず
れの量にほぼ比例してN位置信号は正負に変化する。例
えば、図14(a)に示す位置Cの再生波形からは、図
14(c)に示した位置CのN位置信号を得ることがで
きる。CPUはN位置信号とQ位置信号の絶対値を比較
し、正負を反転してつなぎ合わせることによって、連続
した位置信号を作成する。多くのサーボパターンでは、
N位置信号が0となる位置をフォロイングの目標とし
て、磁気ヘッドを駆動するボイスコイルモータの制御が
行われる。記録素子と再生素子のトラック幅方向におけ
るずれが無い場合には、Aバースト43−1とBバース
ト43−2のエッジ位置とトラック16の中心が一致す
る配置となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術を用いる
ことにより、温度による磁気ディスクとアームの熱膨張
差による位置ずれや、スピンドルモータやロータリ型ア
クチュエータの回転振動などの外乱の影響を低減するこ
とができる。これにより目的のデータトラックに対する
フォロイング精度が高まり、トラック密度の向上を実現
することができる。
【0010】しかし、サーボトラックライタを用いてサ
ーボ領域を記録する際に、サーボトラックライタの振動
がサーボ領域のサーボパターンの誤差成分として磁気デ
ィスク上に記録されてしまう問題がある。特にサーボト
ラックライタのディスク回転位置に依存しない回転非同
期振動は、各トラックで互いに異なる誤差成分を重畳す
ることになるため、効果的に除去することは難しい。い
ったん記録したサーボ領域は出荷後には書き直すことが
できないために、磁気ヘッドのフォロイング軌跡は誤差
成分の重畳されたサーボパターンを追従する形になる。
特開平9−35225号公報に記載されている技術によ
れば、位置信号のディスク回転に同期する誤差成分を効
果的に補正することができるものの、補正データの作成
及び書き込みのためには長い時間を必要とする生産上の
問題と、補正データ用の第2のデータ領域を必要とする
ため装置のフォーマット効率の点で問題があった。
【0011】また、サーボトラックライタの回転非同期
振動に起因して、サーボ領域の書き終わりの部分と1周
前の書き始めの部分とが一致しない現象が問題となる。
磁気ディスク1周分にあたるセクタ番号1からセクタ番
号72のサーボ領域から復調したN位置信号を図8
(a)に示す。図8(a)の縦軸は、CPUで取り込ん
だ16進データであり、距離に比例する値である。トラ
ック中心は0x5000に設定されている。
【0012】図8(a)は、分かりやすくするためにセ
クタ番号1から書き始めた例を示しており、図の中央部
のセクタ番号72と1の間がサーボ領域の一致しない不
連続部分に相当する。必ず1周に1箇所はサーボ領域を
記録する際に不連続点が生じ、復調したヘッド位置信号
にも不連続点が存在することとなる。この位置信号の不
連続点の直後では、目標位置信号と観測位置信号との差
である位置誤差信号が大となり、磁気ヘッドの半径位置
を正確に制御することが困難となる。磁気ヘッド位置決
め精度が低下することで、目標トラックのデータ領域と
隣接トラックのデータ領域との干渉が生じてエラーレー
トが低下し、磁気ディスク装置の信頼性が低下する問題
が生じていた。特開平9−259554号公報に記載さ
れている技術によれば、磁気ディスクの位置ずれ量を補
正するようにサーボ信号を書き込むことにより、位置信
号の誤差成分を圧縮する効果が期待できるものの、記録
されたサーボ領域に対する補正手段が無いために、サー
ボトラックライタの書きこみヘッド固有の振動成分や磁
気ディスク表面のむらに起因する誤差成分を除去するこ
とができない問題があった。本明細書では、このサーボ
領域の書き始めと書き終わりで生じる不連続部分を、サ
ーボ領域の書きつなぎ部分と呼ぶ。
【0013】また、多くの磁気ディスク装置では、デー
タの記録動作中に外部の振動などにより磁気ヘッドが目
的のトラックから大きく外れた場合には、隣接するトラ
ックを上書きしてしまわないように記録動作を中止する
機能が備わっている。この機能のため、目標位置信号と
観測位置信号との差である位置誤差信号が予め定めた値
よりも大となると、外部から何らかの衝撃が印加された
と判断して記録動作を中止する手法が広く用いられてい
る。しかし、位置誤差信号にはサーボトラックライタに
起因する様々な誤差要因が重畳しているために、記録動
作を中止する基準信号としては満足な検出精度を備えた
ものではなかった。特にサーボ領域の書きつなぎ部分で
位置誤差信号が大きな値を示すことから、外部からの衝
撃が印加されていない通常のフォロイング動作中にも記
録動作を中止してしまい、磁気ディスク装置の記録動作
のパフォーマンスが低下してしまう問題があった。
【0014】このため、サーボ領域からヘッド位置信号
を復調する磁気ディスク装置において、サーボトラック
ライタの非同期振動に起因するサーボ領域の位置信号の
誤差を補正して位置決め精度を向上し、磁気ディスク装
置のデータトラック密度を高め、隣接トラックを上書き
する致命的なエラーを防止して信頼性を向上することの
できる新技術の開発が期待されていた。本発明は、この
ような要請に応えることのできる磁気ディスク装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気ディスク装置は、磁気ディスクに設けら
れる複数のサーボ領域のうち少なくとも一つは、他のサ
ーボ領域よりも多い個数のバースト部を含んだサーボ領
域とするものである。バースト部の個数の情報は、例え
ばサーボアドレスマークにより判定できるようにする。
また、複数のバースト部をアドレスマークとは異なるパ
ターンで隔てる、もしくはギャップで隔てることによ
り、バースト部の検出を容易にする。
【0016】磁気ディスク装置にサーボ領域を書きこむ
サーボトラックライタは、磁気ディスクの1周目におい
て他のサーボ領域よりも多い個数のバースト部を含んだ
サーボ領域から書きこみを開始し、磁気ディスクの2周
目において前記他のサーボ領域よりも多い個数のバース
ト部を含んだサーボ領域の一部のバースト部に追加して
書きこみを行う。そして、他のサーボ領域よりも多い個
数のバースト部を含んだサーボ領域からヘッド位置信号
を復調する際には、磁気ディスクの1周目において書き
込んだバースト部から復調したヘッド位置信号と磁気デ
ィスクの2周目において書き込んだバースト部から復調
したヘッド位置信号との平均化処理を行う。このとき、
サーボ領域ごとに平均化処理の重み付けの係数を変化さ
せると好都合である。
【0017】すなわち、本発明による磁気ディスク装置
は、複数のサーボ領域を有する磁気ディスクと、複数の
サーボ領域からヘッド位置信号を復調するためのサーボ
復調回路とを備える磁気ディスク装置において、サーボ
領域のうち少なくとも一つは、他のサーボ領域よりも多
い個数のバースト部を含んでいることを特徴とする。他
のサーボ領域よりも多い個数のバースト部を含むサーボ
領域は、サーボトラックライタにより前記磁気ディスク
のn回転目(nは正の整数)に書き込まれたバースト部
と(n+1)回転目に書き込まれたバースト部とを含
む。
【0018】他のサーボ領域よりも多い個数のバースト
部を含むサーボ領域のバースト部は、パターンもしくは
ギャップを隔てて複数のグループに分離されているもの
とすることができる。バースト部を複数のグループに分
離するパターンは、サーボアドレスマークとは異なるパ
ターンとすることができる。サーボ領域は含んでいるバ
ースト部の個数に応じてパターンの異なるサーボアドレ
スマークを備えるようにすることができる。
【0019】他のサーボ領域よりも多い個数のバースト
部を含むサーボ領域の個数は、2の乗数から1を減じた
個数とするのが望ましい。サーボ復調回路は、前記他の
サーボ領域よりも多い個数のバースト部を含むサーボ領
域からヘッド位置信号を復調する際、当該バースト部か
ら復調した複数の位置信号を平均化する処理を行う。こ
の平均化処理においては、複数の位置信号に関する平均
化処理の重み付けの係数をサーボ領域ごとに変化させ
て、ヘッド位置信号が書きつなぎ部分で滑らかに接続す
るようにするのが好ましい。
【0020】本発明による磁気ディスク装置は、また、
半径方向に複数本のトラックに分離したデータ領域と円
周方向に複数個に分離したサーボ領域とを磁気ディスク
上に有し、サーボ領域からヘッド位置信号を復調するた
めのサーボ復調回路を備える磁気ディスク装置におい
て、複数個に分離したサーボ領域は、第1のサーボ領域
と、第1のサーボ領域よりも個数の多いバースト部を含
む第2のサーボ領域とを組み合わせて構成されているこ
とを特徴とする。
【0021】本発明による磁気ディスク装置は、また、
複数のデータ領域により円周方向に分離された複数のサ
ーボ領域を有する磁気ディスクと、前記サーボ領域から
ヘッド位置信号を復調するためのサーボ復調回路とを備
える磁気ディスク装置において、サーボ領域はバースト
部を含み、複数のサーボ領域のうち少なくとも一つはバ
ースト部が2重化されていることを特徴とする。
【0022】本発明による磁気ディスク装置は、また、
複数のデータ領域により円周方向に分離された複数のサ
ーボ領域を有する磁気ディスクと、サーボ領域からヘッ
ド位置信号を復調するためのサーボ復調回路とを備える
磁気ディスク装置において、サーボ領域はバースト部を
含み、サーボ領域のうち少なくとも一つは前記バースト
部に加えて追加されたバースト部を含むことを特徴とす
る。
【0023】本発明による磁気ディスク装置は、また、
半径方向に複数本のトラックに分離したデータ領域と円
周方向に複数個に分離したサーボ領域とを磁気ディスク
上に有し、サーボ領域からヘッド位置信号を復調するた
めのサーボ復調回路を備える磁気ディスク装置におい
て、サーボ復調回路は、サーボトラックライタがサーボ
領域を書きこむ際に1周に1箇所生じる書きつなぎ部に
おけるヘッド位置信号をなめらかに接続する機能を備え
ることを特徴とする。
【0024】本発明による磁気ディスク装置は、また、
記録部と再生部を有する磁気ヘッドと、同心円状トラッ
クと磁気ヘッドとの位置関係に依存した信号を発生する
ためのバーストパターンを含むサーボ領域が複数設けら
れた磁気ディスクと、磁気ヘッドによるバーストパター
ンの再生信号に基づいてトラックと磁気ヘッドとの位置
関係を表す信号を発生するサーボ復調回路とを備える磁
気ディスク装置において、サーボ領域はトラック方向の
バーストパターンの数が異なる複数種類のサーボ領域か
らなることを特徴とする。
【0025】本発明による磁気ディスク装置は、また、
記録部と再生部を有する磁気ヘッドと、複数の同心円状
トラックのトラック中心を定めるバーストパターンを含
むサーボ領域が複数設けられた磁気ディスクと、磁気ヘ
ッドによるバーストパターンの再生信号に基づいてトラ
ック中心と磁気ヘッドとの位置関係を表す信号を発生す
るサーボ復調回路とを備える磁気ディスク装置におい
て、サーボ領域はトラック方向のバーストパターンの数
が異なる複数種類のサーボ領域からなることを特徴とす
る。
【0026】前記サーボ領域は、トラック中心を定める
バーストパターンがトラック方向に1セット記録された
サーボ領域と、トラック中心を定めるバーストパターン
がトラック方向に2セット記録されたサーボ領域とから
なるものとすることができる。また、トラック方向のバ
ーストパターンの数が多いサーボ領域はトラック方向に
互いに隣接して存在しているものとすることができる。
【0027】本発明によると、連続性の高いヘッド位置
信号をフォロイングすることにより、隣接するトラック
間隔の精度が向上して高い信頼性とトラック密度の向上
を実現することができる。また、ヘッド位置信号を用い
て外部衝撃の検出を行う際に、ヘッド位置信号の不連続
部分における誤検出が減少することにより、高い信頼性
とアクセス性能の向上を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は磁気ディスク装置のエンク
ロージャ内部を上面からみた平面図、図2は磁気ディス
ク装置の断面図である。磁気ディスク装置を構成する主
要部品は、図1及び図2に示すように、複数の磁気ヘッ
ド11、通常は複数枚の磁気ディスク12、ロータリ型
アクチュエータ13、ボイスコイルモータ14、ヘッド
アンプ15、パッケージボード17等である。複数枚の
磁気ディスク12は一つの回転軸に固定され、スピンド
ルモータによって軸Aを中心に回転駆動される。複数個
の磁気ヘッド11は一つの櫛形のアームに固定され、ロ
ータリ型アクチュエータ13により軸Bを中心に回転駆
動される。この機構により、磁気ヘッド11は磁気ディ
スク12の半径方向に自由に移動することができる。パ
ッケージボード17には制御用の中央演算装置(CP
U)、ハードディスクコントローラ(HDC)、インタ
ーフェース回路、メモリ、信号処理ユニットなどが実装
されている。ヘッドアンプ15は、磁気ヘッド11の近
傍に配置することでS/N比や転送速度で有利となるた
めに、パッケージボード17上に実装せずにエンクロー
ジャ内に実装することが多い。
【0029】図3は、磁気ディスク12の一部分を下面
から見た平面図である。磁気ヘッド11は、ロータリー
型アクチュエーター13によって磁気ディスク12上の
データトラック16−1,16−2,…のいずれかの半
径位置に固定されて、磁気的に情報の記録及び再生を行
う。データトラック16は同心円状にほぼ等間隔に形成
される。図3には5本のデータトラック16−1〜16
−5のみを模式的に示したが、実際の磁気ディスク12
上には1万5千本以上のデータトラック16が隣接間隔
を1.0μm程度からそれ以下の狭い幅で形成される。
【0030】図4は、磁気ディスク装置に設けられるセ
クタの構造を模式的に示す図である。磁気ディスク装置
とコンピュータとの間のデータの入出力に関わる処理を
軽減するために、転送を行うデータ量には最少の単位を
設定することが多い。この最小の単位はセクタと呼ば
れ、通常、256,512,1024,2048バイト
などの2の乗数の容量に決められている。磁気ディスク
上に配置されるデータもデータ領域33と示したよう
に、セクタの単位でブロック化されることが多い。サー
ボパターンは、図4にサーボ領域31として示す部分
に、データ領域33の間に回転速度の変動を吸収するた
めのギャップ部32を介して設けられる。サーボ領域3
1は製品出荷後には書き直されることはなく、データ領
域33のようなユーザーから記録される領域とは性格の
異なる領域である。通常、磁気ディスク12の1周分の
トラック16には、50〜100程度のサーボ領域31
が等間隔で設けられる。なお、データ領域33が各トラ
ック16の間で互いに分離していることに対して、サー
ボ領域31は半径方向に隣接するトラック16の間でビ
ット位置が連続したパターンとして形成される。このパ
ターンを形成するためには、サーボトラックライタと呼
ばれる装置を用いる。
【0031】図5は、本発明によるサーボ領域の構成例
を示す図である。図の左右方向が磁気ディスク12の円
周方向であり、図の上下方向が磁気ディスク12の半径
方向である。磁気ヘッド11は図中にヘッド走行方向と
矢印で示した方向へ、磁気ディスク12に対して相対的
に秒速6〜11mの速度で移動を行う。図5ではセクタ
番号が9と示した領域が図の左右で重複しているが、こ
れは磁気ディスク12の円周方向に形成する1周分のパ
ターンを直線状に展開して描いたためであり、左右に位
置するセクタ番号9の領域は同一の領域である。
【0032】図中には、サーボ領域51、サーボ領域5
3と2種類のサーボ領域の構成が示されている。このう
ちサーボ領域51は、従来の技術で説明を行った図13
(a)に示すサーボ領域31とほぼ同等の構成である。
この構成例の磁気ディスク装置は、磁気ディスク12の
1周に72個のサーボ領域を等間隔で備えている。それ
ぞれのトラック16の間隔に相当するトラックピッチ
は、約1.2μmである。
【0033】サーボ領域51は、従来の技術のサーボ領
域と同様にAバーストからDバーストまでの4つのバー
ストパターンからなるバースト部52を備えている。サ
ーボ領域53は、第1のバースト部としてサーボ領域5
1と同様なバースト部52を備えると共に、第2のバー
スト部としてバースト部54を備えている。ここでは、
バースト部52とバースト部54を類似した構造のパタ
ーンとした例を示している。第1のバースト部52と第
2のバースト部54の間にはパッド部とギャップ部が設
けられる。パッド部は従来技術で説明を行ったパッド部
44と同様であり、ギャップ部は第2のバースト部を書
きこむ際に回転速度の変動を吸収するために設けてい
る。磁気ディスク12の1周に設けられた72個のサー
ボ領域のうち、セクタ番号が1から7までの7個のサー
ボ領域は第2のバースト部54を備えたサーボ領域53
の構造とし、セクタ番号が8から72までの65個のサ
ーボ領域は一つのバースト部52だけを備えたサーボ領
域51の構造としている。
【0034】図6(a)を用いて、サーボ領域53の構
造をより詳しく説明する。磁気ディスクの記録膜の磁気
特性や浮上量のむらから生じる出力変動の影響を軽減す
るためにゲインを調節するために設けられるISG部4
0、以降のビットの検出の同期を開始するために設けら
れるAM部41及び各トラックのトラック番号情報を記
述するグレイコード部42とを備えている。なお、以上
の各部は、図13および図14を用いて従来の技術とし
て説明を行ったサーボ領域31での働きと同様であるた
めに、その一部を省略して示してある。また、パッド部
57やパッド部58の働きも、サーボ領域31のパッド
部44と同様である。サーボ領域53は従来技術のサー
ボ領域31と比較して、第1のバースト部としてA1バ
ースト55−1からD1バースト55−4までの4つの
バーストパターンを備えていることと、第2のバースト
部としてA2バースト56−1からD2バースト56−
4までの4つのバーストパターンを備えていることが特
徴となっている。
【0035】図6(b)に、この2対のバースト部のそ
れぞれからN1位置信号及びN2位置信号を作成する方
法を示す。CPUは、バースト部52のA1バースト5
5−1の振幅値とB1バースト55−2の振幅値の差を
演算してN1位置信号を演算し、バースト部54のA2
バースト56−1の振幅値とB2バースト56−2の振
幅値の差を演算してN2位置信号を演算する。図中には
振幅値の差をISG振幅で規格化する式が記述してある
が、この機能はサーボ復調回路がISG部40の振幅が
一定になるようにAGCを制御することにより実現して
いる。最終的なN位置信号は、セクタ番号1のサーボ領
域53の場合には、N1位置信号に8分の1の比重を、
N2位置信号に8分の7の比重をかけて足し合わせるこ
とにより作成される。図中の数式では、1.0を0xFFFF
とした。
【0036】同様に、CPUは、同様にバースト部52
のC1バースト55−3の振幅値とD1バースト55−
4の振幅値の差をISG振幅で規格化してQ1位置信号
を演算し、バースト部54のC2バースト56−3の振
幅値とD2バースト56−4の振幅値の差をISG振幅
で規格化してQ2位置信号を演算する。Q位置信号もN
位置信号と同様にQ1位置信号とQ2位置信号から作成
するが、図中では省略した。なお、N1位置信号とN2
位置信号の比重及びQ1位置信号とQ2位置信号の比重
は、後述のように、それぞれのセクタ番号により変化さ
せる。
【0037】図7を用いて、図5に示したサーボパター
ンの記録方法について説明する。サーボパターンの記録
は、工場の製造工程においてサーボトラックライタと呼
ばれる製造装置を用いて行われる。サーボトラックライ
タでは、磁気ディスク12を回転させるスピンドルモー
タや、磁気ヘッド11の半径方向の移動を行うロータリ
型アクチュエータ13は、出荷される磁気ディスク装置
自身の機構が用いられる。サーボトラックライタととも
に用いられ、磁気ディスク装置としては出荷されない機
構として、クロックヘッドと呼ばれる基準ヘッドや、レ
ーザー測長器、レーザー反射鏡などが一時的に用いられ
る。サーボトラックライタの制御装置は、基準ヘッドか
ら磁気ディスク12の回転に正確に同期したクロック信
号を作成し、このクロック信号に同期させて各トラック
16ごとに異なるサーボパターンの記録信号を磁気ヘッ
ド11に送る。この時、レーザー測長器はロータリ型ア
クチュエータの一部に取り付けたレーザー反射鏡までの
距離を精密に測定し、磁気ヘッド11の半径方向の位置
にフィードバックして制御を行う。
【0038】図7(a)は、トラック16−1の下半分
にセクタ番号が1のサーボ領域から本発明のサーボパタ
ーンの記録を開始し、磁気ディスクが約半回転した状態
を示している。通常、記録素子のコア幅はトラックピッ
チの半分の幅よりも広いため、前回に記録した隣のトラ
ックのサーボパターンを片側から消去して、目的とする
幅に整形しながら記録が行われる。セクタ番号が1から
7までのサーボ領域53にバースト部52のサーボパタ
ーンの記録を行い、引き続きセクタ番号が8以降のサー
ボ領域51にもバースト部52のサーボパターンの記録
を行う。このとき、サーボ領域53では、バースト部5
4に相当する範囲に記録が行われないように、磁気ヘッ
ド11に加える記録電流を0にしている。この機能は、
磁気ヘッド11を駆動するプリアンプICのライトゲー
ト信号を、バースト部54に相当するタイミングでオフ
にすることで実現することができる。セクタ番号が8か
ら72までは、従来技術と同様にサーボ領域51の記録
を行う。
【0039】さらに磁気ディスクが回転し、トラック1
6−1の下半分のセクタ番号が1から7までのサーボ領
域の上を記録素子が再度通過した状態を、図7(b)に
示す。この段階でサーボ領域53におけるバースト部5
4へのサーボパターン記録が行われる。既に記録が終了
しているバースト部52に相当する範囲には記録が行わ
れないように、磁気ヘッド11が記録されたバースト部
52の上を通過するときには磁気ヘッド11に加える記
録電流を0にしている。
【0040】セクタ番号7のバースト部54への記録が
終了した後に、磁気ヘッド11を次の記録位置のために
トラックピッチの半分の距離だけ半径方向に移動させ
る。これに引き続いて、同様にセクタ番号が1のサーボ
領域からサーボパターンの記録を開始した状態を、図7
(c)及び(d)に示す。この動作を順にくり返し、磁
気ディスクが数回転した後の図7(e)では、サーボ領
域53におけるバースト部52及びバースト部54は、
トラックピッチの幅に整形されたサーボパターンとなっ
ている。以上の動作を磁気ディスク12の最外周から最
内周まで繰り返して行い、磁気ディスクの全面にわたる
サーボ領域を完成する。
【0041】磁気ヘッド11の磁気ディスク半径方向へ
の移動は、セクタ番号7のバースト部54への記録が終
了した後から、次に磁気ディスク12が約1回転してセ
クタ番号1の記録を開始する間に行うことができる。こ
の時間間隔は、72−7=65セクタ分の距離を磁気デ
ィスク12が回転する時間に相当し、磁気ディスク12
を4000RPMで回転させた場合には15ms×65
/72=13.5msである。これは磁気ヘッド11を
トラックピッチの半分の距離だけ移動させるために十分
な時間であり、磁気ディスク12が2回転する間に本発
明のサーボパターンの1トラックを記録することができ
る。これは従来の技術の項で図13を用いて説明を行っ
た、従来のサーボパターンの記録と同じ時間となる。な
お、従来のサーボパターンでは、磁気ヘッド11の移動
に必要な時間を磁気ディスク12の1回転分よりも短く
することもできるが、本発明のサーボパターンでは磁気
ディスク12の1回転分を必要とする。
【0042】次に、図8により、本発明のサーボパター
ンを用いてサーボ領域の書きつなぎ部分で生じる不連続
部分を補正する動作について説明する。図8(a)は、
磁気ディスク1周分にあたるサーボ領域から復調したN
1位置信号の例である。N1位置信号はバースト部52
から復調する位置信号である。サーボパターンをセクタ
番号1から書き始めているため、図の中央部のセクタ番
号72と1の間で位置信号が一致しない不連続部分が生
じている。なお、この図は従来のサーボパターンから復
調したN位置信号と同じとなる。
【0043】図8(b)には、N1位置信号に加え、N
2位置信号を書き加えている。本実施例のサーボパター
ンは、セクタ番号1から7までのサーボ領域が、バース
ト部52に加えて第2のバースト部54を備えている。
このため、セクタ番号の1から7までの範囲では、N1
位置信号に加えて、N2位置信号が復調される。ここ
で、セクタ番号1のN1補正係数を8分の1に、N2補
正係数を8分の7に設定した。セクタ番号1のN1位置
信号が0x657F、N2位置信号が0x3F27であったため、各
位置信号に補正係数を乗じて足し合わせることにより、
補正後のN位置信号は0x4416と算出することができる。
セクタ番号2から7までの各セクタにおける位置信号と
及び補正後の位置信号の数値を図8(b)と図8(c)
に示す。図中に黒丸で示した補正後のN位置信号とN1
位置信号をつなぎ合わせることにより、セクタ番号1の
前後における位置信号の不連続を低減することができ
た。なお、ここではQ1位置信号とQ2位置信号は省略
した。
【0044】このように、本発明では、一部のサーボ領
域だけに追加のバースト部54を設けるだけで、サーボ
パターンの記録時に生じる書きつなぎ部分の補正を行う
ことができる。本発明で新たに増加するサーボパターン
はバースト部54だけであり、ギャップ部やISG部、
グレイコード部等は二重に設ける必要がない。通常の磁
気ディスク装置では、一つのサーボ領域が磁気ディスク
の面積中に占める割合は0.1%程度、又はそれ以下に
設定することから、本発明のサーボパターンを採用して
もフォーマット効率を大きく低減させることはない。
【0045】本実施例のサーボパターンでは、連続する
7つのサーボ領域53でN1位置信号とN2位置信号を
得ることができるため、8分の1から8分の7まで7段
階に補正係数を変化させる例を示した。補正係数の分母
が2の3乗であることから、位置信号の補正計算を右ビ
ットシフト演算と加算演算で高速に処理することができ
る。バースト部54を備えたサーボ領域53の個数とし
て、補正演算に適した数を選択することにより、サーボ
ループの帯域の低下を最小限に抑えることができる。
【0046】本発明の補正計算を実施する工程につい
て、図9のフローチャートを用いて説明を行う。まずSt
ep1において、N1位置信号及びQ1位置信号の検出を
行う。なお、図中にはQ位置信号に関する工程を省略し
てある。以後の説明でもQ位置信号の演算については特
に記述しないが、Q1位置信号とQ2位置信号を用いて
N位置信号の演算と同様に行うことができる。Step2に
おいて、現在のセクタ番号を参照して、第2のバースト
部54を備えたサーボ領域53であるかどうかの判定を
行う。
【0047】ここでは、セクタ番号を参照して比較演算
により判定する例を示したが、バースト部54の前に特
定のパターンを備えることにより演算時間を短縮するこ
とができる。例えば、バースト部54を備えたサーボ領
域53のサーボアドレスマークを、バースト部54を備
えない他のサーボ領域51のサーボアドレスマークと異
なるパターンとすることにより、バースト部54の存在
を回路で検出することができる。さらに異なる例とし
て、バースト部52と第2のバースト部54とを隔てる
個所に、アドレスマークとは異なる特定のパターンを配
置することにより、バースト部54の存在を回路で検出
することもできる。
【0048】バースト部54が存在した場合には、Step
3においてバースト部54からN2位置信号の検出を行
う。バースト54が存在しない場合には、N2位置信号
の値を0とする。Step4からStep10において、セクタ
番号により異なる平均化処理の前処理への振り分けを行
う。例えば、セクタ番号が1の場合にはStep4におい
て、N1位置信号を8分の1に、N2位置信号を8分の
7にする処理を行う。例えば、N1位置信号については
右3ビットシフトさせ、N2位置信号については右3ビ
ットシフトさせた数値の補数を加えることで、この処理
を行うことができる。Step5からStep10の各工程につ
いても、右ビットシフトと加算の組み合わせで演算処理
を行うことができる。ここでは各Stepでセクタ番号の比
較を行うフローチャートで説明を行ったが、アドレステ
ーブルデータによる分岐を行うことにより、さらに高速
な演算処理を行うことができる。最後にStep11におい
て、重み付けを施されたN1位置信号とN2位置信号を
加算することにより、補正されたN位置信号を得ること
ができる。
【0049】図10は、本発明のサーボパターンから位
置信号を検出する復調回路の構成例を示すブロック図で
ある。復調回路系を簡単に構成するため、従来のサーボ
復調回路に、第2のアドレスマーク検出器(AM検出
器)2を追加した構成とした。磁気ヘッド11の再生出
力は差動信号としてヘッドアンプ15で100〜200
倍に増幅されてから、ローパスフィルタ(LPF)で高
い周波数成分のノイズが除去される。オートゲインコン
トローラ(AGC)は、図6のISG部40の振幅が一
定になるように、再生波形の振幅の調節を行う。ピーク
検出器が再生波形をデジタル波形に変換した信号から、
アドレスマーク検出器(AM検出器)1もしくはアドレ
スマーク検出器(AM検出器)2がAM部を検出した時
点で、AGCをOFFにして増幅ゲインを固定すること
により、磁気ディスクの磁気特性のむらや浮上量変動の
影響を低減する。
【0050】AM検出器1はサーボ領域51に含まれる
アドレスマークの検出を行い、AM検出器2はサーボ領
域53に含まれるアドレスマークの検出を行う。A/D
変換器は積分器の検出したパターンの振幅値をデジタル
値に変換する。このデジタル値を中央演算器(CPU)
が取り込み、位置信号の補正演算や、サーボシステムの
演算を行う。ハードディスクコントローラ(HDC)
は、AGCや、積分器、A/D変換器のタイミングの制
御を行う。
【0051】図11は、本発明によるサーボパターンの
一例を示す図である。図11に示したサーボパターン
は、サーボ領域53の2つのバースト部65,67の間
に、バースト部67の各ビットの検出の同期を開始する
ために設けられるAM部66を備えたものであり、AM
検出器1をAM部63の検出に専用に用い、AM検出器
2をAM部66の検出に専用に用いることができる。こ
れによりバースト部67の開始をより正確に参照するこ
とで、A/D変換の制御信号のタイミングのマージンを
少なくすることができる。すなわち、バースト部65と
バースト部67の間に設けるギャップ部の長さや、バー
スト部67の中のAからDまでの各バーストパターンの
間に設けるギャップの長さを短くすることで、装置全体
のフォーマット効率を高めることができる。
【0052】図12は、本発明によるサーボパターンの
他の例を示す図である。このサーボパターンは、2つの
バースト部76と77を設けたサーボ領域53と、1つ
のバースト部76を設けたサーボ領域51とでそれぞれ
異なるAM部74とAM部78を備えたものである。こ
の場合、図12(a)に示すサーボ領域53のAM部7
4の検出にAM検出器1を、図12(b)に示すサーボ
領域51のAM部78の検出にAM検出器2を専用に用
いることができる。これにより、サーボ領域53とサー
ボ領域51とを、AM検出器の出力を参照するだけで確
実に判定することができるため、HDCの回路構成を簡
略化することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、サーボトラックライタ
の振動に起因する位置信号の不連続な誤差成分を低減す
ることができる。このため、磁気ヘッド位置決め精度を
高めることができ、外部からの衝撃による位置誤差信号
の変動を確実に検出し記録動作を禁止することができ
る。その結果、データトラックの半径方向の密度を高め
て記憶容量を向上し、外部からの耐衝撃性に優れる磁気
ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置の構造を示す概略平面図。
【図2】磁気ディスク装置の構造を示す概略断面図。
【図3】磁気ディスクの一部分の平面図。
【図4】磁気ディスクのセクタの構造を示す模式図。
【図5】本発明によるサーボパターンの一例を示す図。
【図6】サーボパターンの再生波形から位置信号を算出
する例を示す図。
【図7】本発明のサーボパターンを形成する工程を説明
する図。
【図8】複数の位置信号から平均化処理により位置信号
を算出する例を示す図。
【図9】本発明のサーボパターンから位置信号を検出す
る工程を説明する図。
【図10】本発明のサーボパターンを検出する回路の例
を示すブロック図。
【図11】本発明のサーボパターンの他の例を示す図。
【図12】本発明のサーボパターンの他の例を示す図。
【図13】従来のサーボパターンを形成する工程を説明
する図。
【図14】従来のサーボパターンの再生波形から位置信
号を算出する例を示す図。
【符号の説明】
11…磁気ヘッド、12…磁気ディスク、13…ロータ
リ型アクチュエータ、14…ボイスコイルモータ、15
…ヘッドアンプ、16…トラック、17…パッケージボ
ード、31…サーボ領域、32…ギャップ部、33…デ
ータ領域、40…ISG部、41…AM部、42…グレ
イコード部、43…バースト部、44…パッド部、51
…サーボ領域、52…バースト部、53…サーボ領域、
54…バースト部、55−1〜55−4…A1バースト
〜D1バースト、56−1〜56−4…A2バースト〜
D2バースト、57…パッド部、58…パッド部、62
…ISG部、63…AM部、64…グレイコード部、6
5…バースト部、66…AM部、67…バースト部、7
3…ISG部、74…AM部、75…グレイコード部、
76…バースト部、77…バースト部、78…AM部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富山 大士 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5D042 LA01 MA02 MA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサーボ領域を有する磁気ディスク
    と、前記複数のサーボ領域からヘッド位置信号を復調す
    るためのサーボ復調回路とを備える磁気ディスク装置に
    おいて、 前記サーボ領域のうち少なくとも一つは、他のサーボ領
    域よりも多い個数のバースト部を含んでいることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ディスク装置におい
    て、前記他のサーボ領域よりも多い個数のバースト部を
    含むサーボ領域は、サーボトラックライタにより前記磁
    気ディスクのn回転目(nは正の整数)に書き込まれた
    バースト部と(n+1)回転目に書き込まれたバースト
    部とを含むことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁気ディスク装置
    において、前記他のサーボ領域よりも多い個数のバース
    ト部を含むサーボ領域のバースト部は、パターンもしく
    はギャップを隔てて複数のグループに分離されているこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の磁気ディスク装置
    において、前記他のサーボ領域よりも多い個数のバース
    ト部を含むサーボ領域のバースト部は、サーボアドレス
    マークとは異なるパターンによって複数のグループに分
    離されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の磁気
    ディスク装置において、前記サーボ領域は含んでいるバ
    ースト部の個数に応じてパターンの異なるサーボアドレ
    スマークを備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の磁気
    ディスク装置において、前記他のサーボ領域よりも多い
    個数のバースト部を含むサーボ領域の個数は、2の乗数
    から1を減じた個数であることを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の磁気
    ディスク装置において、前記サーボ復調回路は、前記他
    のサーボ領域よりも多い個数のバースト部を含むサーボ
    領域からヘッド位置信号を復調する際、当該バースト部
    から復調した複数の位置信号を平均化する処理を行うこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 半径方向に複数本のトラックに分離した
    データ領域と円周方向に複数個に分離したサーボ領域と
    を磁気ディスク上に有し、前記サーボ領域からヘッド位
    置信号を復調するためのサーボ復調回路を備える磁気デ
    ィスク装置において、 前記複数個に分離したサーボ領域は、第1のサーボ領域
    と、前記第1のサーボ領域よりも個数の多いバースト部
    を含む第2のサーボ領域とを組み合わせて構成されてい
    ることを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 複数のデータ領域により円周方向に分離
    された複数のサーボ領域を有する磁気ディスクと、前記
    サーボ領域からヘッド位置信号を復調するためのサーボ
    復調回路とを備える磁気ディスク装置において、 前記サーボ領域はバースト部を含み、前記複数のサーボ
    領域のうち少なくとも一つはバースト部が2重化されて
    いることを特徴とする磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 複数のデータ領域により円周方向に分
    離された複数のサーボ領域を有する磁気ディスクと、前
    記サーボ領域からヘッド位置信号を復調するためのサー
    ボ復調回路とを備える磁気ディスク装置において、 前記サーボ領域はバースト部を含み、前記サーボ領域の
    うち少なくとも一つは前記バースト部に加えて追加され
    たバースト部を含むことを特徴とする磁気ディスク装
    置。
  11. 【請求項11】 半径方向に複数本のトラックに分離し
    たデータ領域と円周方向に複数個に分離したサーボ領域
    とを磁気ディスク上に有し、前記サーボ領域からヘッド
    位置信号を復調するためのサーボ復調回路を備える磁気
    ディスク装置において、 前記サーボ復調回路は、サーボトラックライタが前記サ
    ーボ領域を書きこむ際に1周に1箇所生じる書きつなぎ
    部におけるヘッド位置信号をなめらかに接続する機能を
    備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  12. 【請求項12】 記録部と再生部を有する磁気ヘッド
    と、同心円状トラックと前記磁気ヘッドとの位置関係に
    依存した信号を発生するためのバーストパターンを含む
    サーボ領域が複数設けられた磁気ディスクと、前記磁気
    ヘッドによる前記バーストパターンの再生信号に基づい
    てトラックと前記磁気ヘッドとの位置関係を表す信号を
    発生するサーボ復調回路とを備える磁気ディスク装置に
    おいて、 前記サーボ領域はトラック方向のバーストパターンの数
    が異なる複数種類のサーボ領域からなることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  13. 【請求項13】 記録部と再生部を有する磁気ヘッド
    と、複数の同心円状トラックのトラック中心を定めるバ
    ーストパターンを含むサーボ領域が複数設けられた磁気
    ディスクと、前記磁気ヘッドによる前記バーストパター
    ンの再生信号に基づいてトラック中心と前記磁気ヘッド
    との位置関係を表す信号を発生するサーボ復調回路とを
    備える磁気ディスク装置において、 前記サーボ領域はトラック方向のバーストパターンの数
    が異なる複数種類のサーボ領域からなることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の磁気ディスク装置に
    おいて、前記サーボ領域は、トラック中心を定めるバー
    ストパターンがトラック方向に1セット記録されたサー
    ボ領域と、トラック中心を定めるバーストパターンがト
    ラック方向に2セット記録されたサーボ領域とからなる
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載の磁気ディス
    ク装置において、トラック方向のバーストパターンの数
    が多いサーボ領域はトラック方向に互いに隣接して存在
    していることを特徴とする磁気ディスク装置。
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