JP2001028018A - 権利の流通価値評価方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

権利の流通価値評価方法およびそれに用いる装置

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JP2001028018A JP2000048012A JP2000048012A JP2001028018A JP 2001028018 A JP2001028018 A JP 2001028018A JP 2000048012 A JP2000048012 A JP 2000048012A JP 2000048012 A JP2000048012 A JP 2000048012A JP 2001028018 A JP2001028018 A JP 2001028018A
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宏典 松居
Fuyuji Nishimura
冬二 西村
Shuji Tokuoka
修二 徳岡
Akiko Omori
明子 大森
Junichi Nakaoka
純一 仲岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特許等の権利について、他の権利から受ける影
響を考慮した上で、その時点での流通価値を、適正に評
価する方法およびそれに用いる装置を提供する。 【解決手段】まず評価しようとする権利が属する分野を
特定し、上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、
上記権利群の流通価値を相対評価することにより上記権
利群のランク付けを行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許等の権利の流
通価値を評価する方法およびそれに用いる装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会といわれ、技術革新が急
激に進む現代社会において、工業所有権等の知的財産権
への関心が日毎に高まっており、これらの権利保護の強
化に向けて、各種保護制度の整備が進められている。ま
た、このような権利を所有する各企業や個人が、その財
産的価値を利用して、例えばこれを担保にして融資を受
けたり、権利に基づく実施許諾や権利譲渡によって利益
を得る等して、積極的な事業展開を図ることが期待され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記知
的財産権等の権利は、その性質上、価値の変動が非常に
大きく、融資担保等にするにはリスクが大きいため、例
えば有形資産に乏しいベンチャー企業が、自社の権利を
担保に融資を受けようとしても、なかなか融資を得るこ
とができない。また、同様の理由から、実施許諾や権利
譲渡等を行う場合の対価の額を、適正に決めることも容
易でない。
【0004】例えば、特許を例にとってみると、一旦設
定登録された特許権であっても、付与後異議申立によっ
て取り消される場合があり、また、特許権が有効に存続
していても、その特許発明よりも優れた発明が後からな
された場合、先の特許発明の価値は、後の発明の普及と
ともに激減する。
【0005】そこで、特許等の権利の価値、とりわけ、
融資担保等に際し、その時点での流通価値を、適正に評
価することが重要な課題となるが、従来から権利の価値
評価方法として用いられているディスカウントキャッシ
ュフロー法(DCF法)では、上記課題に応えることが
できない。
【0006】すなわち、上記DCF法とは、特定の権利
について、その権利にかかる製品の将来利益を年度毎に
予測し、それらを適当な割引率で割り引いて、現在価値
とするものであるが、上記将来利益の予測に際し、後発
の革新技術を考慮しないため、実際の市場での権利の有
効性を正しく評価することができないという問題があ
る。また、予測の困難性から、割引率を大きくとってリ
スクを小さくするようにしているため、潜在的に大きな
価値を有した権利であっても、その実際の価値とかけ離
れた低価格に評価されてしまうことが多いという問題も
ある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、特許等の権利について、他の権利から受ける影
響を考慮した上で、その時点での流通価値を、適正に評
価する方法およびそれに用いる装置の提供をその目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、権利の流通価値を評価する方法であっ
て、まず評価しようとする権利が属する分野を特定し、
上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、上記権利
群の各権利の流通価値を相対評価することにより上記権
利群のランク付けを行って評価するようにした方法を第
1の要旨とする。
【0009】また、本発明は、同じく権利の流通価値を
評価する方法であって、まず評価しようとする権利が属
する分野を特定し、上記分野に属する一群の権利を抽出
したのち、上記権利群を、特定の属性を備えた権利同士
を一つの群としてまとめることにより複数の権利群に分
け、上記分割された複数の権利群のうち、評価目的に適
した少なくとも一つの権利群に対し、群ごとに各権利の
流通価値を相対評価することにより、上記少なくとも一
つの権利群のランク付けを行って評価するようにした方
法を第2の要旨とする。
【0010】さらに、本発明は、同じく権利の流通価値
を評価する方法であって、まず評価しようとする権利が
属する分野を特定し、上記分野に属する一群の権利を抽
出したのち、上記権利群を、特定の属性を備えた権利同
士を一つの群としてまとめることにより複数の権利群に
分け、上記分割された複数の権利群の流通価値を、群単
位で相対評価して権利群同士のランク付けを行って評価
するようにした方法を第3の要旨とする。
【0011】また、本発明は、上記第3の要旨である権
利の流通価値評価方法において、分割された複数の権利
群ごとに、各権利の流通価値を相対評価してランク付け
を行い、上記ランク付けされた各権利群を、権利群同士
のランク付けの結果に従って並べることにより、最終的
に、抽出された全権利群をランク付けするようにした方
法を第4の要旨とする。
【0012】そして、本発明は、これらの方法によりラ
ンク付けされた権利群のうち、少なくとも一つの権利の
流通価値指標を特定し、この流通価値指標に基づいて、
ランク付けされた他の権利の流通価値指標を算出して評
価するようにした権利の流通価値評価方法を第5の要旨
とする。
【0013】また、本発明は、権利の流通価値を評価す
るための装置であって、権利に関する書誌データ,経過
データおよびその他のデータが蓄積されたデータベース
から特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、上記抽
出手段により抽出された権利群のデータに基づいて上記
権利群の各権利を相対的に評価しランク付けを行う権利
ランク付け手段とを備えた装置を第6の要旨とする。
【0014】さらに、本発明は、同じく権利の流通価値
を評価するための装置であって、権利に関する書誌デー
タ,経過データおよびその他のデータが蓄積されたデー
タベースから特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段
と、上記抽出手段により抽出された権利群を、特定の属
性を備えた権利同士を一つの群としてまとめることによ
り複数の権利群に分ける権利群分割手段と、上記分割さ
れた複数の権利群ごとに、各権利群のデータに基づいて
権利群の各権利を相対的に評価しランク付けを行う権利
ランク付け手段とを備えた装置を第7の要旨とする。
【0015】そして、本発明は、同じく権利の流通価値
を評価するための装置であって、権利に関する書誌デー
タ,経過データおよびその他のデータが蓄積されたデー
タベースから特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段
と、上記抽出手段により抽出された権利群を、特定の属
性を備えた権利同士を一つの群としてまとめることによ
り複数の権利群に分ける権利群分割手段と、上記分割さ
れた複数の権利群の流通価値を、群単位で相対的に評価
して権利群同士のランク付けを行う群単位ランク付け手
段とを備えた装置を第8の要旨とする。
【0016】また、本発明は、上記第8の要旨である権
利の流通価値評価装置において、分割された複数の権利
群ごとに、各権利群のデータに基づいて権利群の各権利
を相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手段
と、上記ランク付け手段によりランク付けされた各権利
群を、群単位ランク付け手段によってランク付けされた
権利群同士のランク付けの結果に従って並べることによ
り、最終的に、抽出された全権利群をランク付けするト
ータルランク付け手段とを備えた装置を第9の要旨とす
る。
【0017】さらに、本発明は、これらの装置におい
て、権利に関する流通価値指標を入力する流通価値指標
入力手段と、上記流通価値指標入力手段から入力される
少なくとも一つの権利に関する流通価値指標に基づき、
ランク付けされた他の権利の流通価値指標を算出する演
算処理手段とを備えた権利の流通価値評価装置を第10
の要旨とする。
【0018】なお、本発明において、「権利」とは、
特許法において保証されている特許権および特許を受け
る権利、実用新案法において保証されている実用新案
権および実用新案登録を受ける権利、意匠法において
保証されている意匠権および意匠登録を受ける権利、
商標法において保証されている商標権および商標出願に
よって生じた権利、半導体回路配置利用権、等の工業
所有権だけでなく、著作権等をも含む、流通価値を有す
る各種の権利をいう。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面にもとづいて説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態である権利
の流通評価装置のブロック図であり、図2は、その動作
手順を示すフローチャート図である。図1において、1
は、権利に関する書誌データ,経過データその他のデー
タが蓄積された権利データベースで、既存の情報サービ
ス(PATOLIS等)を利用することができる。2
は、上記権利データベース1から特定分野の権利群を抽
出しうる権利抽出部で、評価しようとする権利の種類
(特許,実用新案,意匠,商標等の種類)、分類(例え
ば特許,実用新案の場合は技術分野、意匠の場合は意匠
分類、商標の場合は商品・役務分類等を基準とする分
類)等の諸条件を入力することにより、市場流通性の観
点から関係付けられる特定の範囲に限定して、その範囲
に属する権利群を抽出することができるようになってい
る。なお、比較評価しようとする一群の権利の番号(特
許番号、特許公開番号等)が予めわかっている場合は、
その番号からそれぞれの情報を引き出す作業を、「抽出
作業」とする。
【0021】そして、上記権利抽出部2によって抽出さ
れた一群の権利データは、一次選別部3において、明ら
かに評価の対象とならないものが選別除去されるように
なっている。すなわち、抽出された権利群のうち、出願
中のものについては、基本的な権利成立要件(特許の場
合、例えば発明成立性、産業上利用性、新規性、進歩
性、不特許事由に該当しないこと、の5つの要件)が記
憶された権利成立性判断テーブル4を利用して、明らか
に上記要件のいずれかを備えていないものが、権利成立
性なし、として評価対象から除外されるようになってい
る。また、抽出された権利群のうち、特許権等の権利が
設定登録されているものについては、法定の権利存続期
間からその権利の残存期間を即座に算出するよう設定さ
れた残存期間判断データテーブル5を利用して、その権
利残存期間が、評価する価値のない程度に短い期間(例
えば1年未満)である場合、評価対象から除外されるよ
うになっている。
【0022】上記一次選別部3において除外されること
なく選別をクリアした権利群のデータは、書誌データを
含む全てのデータがデータ入力部6に入力されるように
なっており、これらのデータをもとに、ランク付部7に
おいて、権利群の相対評価が行われるようになってい
る。上記相対評価は、権利の流通価値を左右する所定の
複数の項目を記憶する評価項目データテーブル8を利用
して行われる。なお、上記評価項目の例として、特許権
を評価する場合の一例を以下に示す。
【0023】〔特許権評価項目〕 (1)書誌事項 ・発明のカテゴリ(物の方が製法より優位) ・請求項数(多いほど優位) ・残存する存続期間(長い程優位) ・持分(多いほど有利) (2)特許権の確定性 ・無効理由等の有無 ・訂正による権利範囲減縮の余地 (3)技術的価値 ・独創性 ・完成度 ・発展性(応用性) (4)経済的価値 ・対象市場の規模 ・販売額・利益額 (5)権利的価値 ・独占性 ・侵害発見の難易度
【0024】なお、各評価項目についての評価は、項目
ごとに、対象となる権利群のそれぞれに段階評価を行
い、各評価値に、評価項目の軽重が反映されるように、
評価項目ごとにその評価項目が流通価値を左右する度合
いに応じた係数を乗じたのち、得られた値を集計して合
計評価値を得ることにより行われるようになっている。
【0025】そして、得られた合計評価値の大小を比較
して、対象となる権利群を、例えば大きい順に並べるこ
とにより、ランク付けを行うことができるようになって
いる。
【0026】このようにして相対的なランク付けが行わ
れた権利群に対し、流通価値指標演算処理部9におい
て、流通価値指標が算出されるようになっている。より
詳しく説明すると、上記流通価値指標演算処理部9に
は、実際に市場において取引された権利の流通価値指標
(取引価格等)を、その取引形態(例えば譲渡契約、専
用実施権契約、通常実施権契約等)とともに逐次入力し
て記憶する流通価値指標データテーブル10が接続され
ており、上記ランク付けが行われた権利群のうち、実際
に市場において取引実績のある権利について、その流通
価値指標を取り出すことができるようになっている。1
1は逐次入力を行う新データ入力部である。
【0027】そこで、上記流通価値指標データテーブル
10から取り出された流通価値指標と、その権利のラン
クから、他のランクの流通価値指標を算出することがで
きる。なお、ランクと流通価値指標の対応関係を示す関
係式が、上記流通価値指標演算処理部9に予め入力され
ており、基準となる流通価値指標とランクが決まると、
他のランクの権利の流通価値指標が即座に算出されるよ
うになっている。
【0028】このようにして得られた、特定分野に属す
る権利群のランク付けと流通価値指標の結果は、情報と
して随時取り出せるように、記憶部12に記憶されるよ
うになっている。そして、記憶された権利群のうちのい
ずれかについて、後日、実際に取引が行われ、流通価値
指標が決定した場合には、その値がデータ更新部13を
介して、記憶部12に入力され、記憶データが更新され
るようになっている。したがって、同一分野の権利の評
価については、一からやり直すことなく、記憶部12に
記憶され逐次更新されている記憶データを基礎として評
価を行うようになっている。
【0029】上記権利評価装置を用いて権利評価を行う
手順について、予め抽出されたインクジェット捺染技術
分野に属する5つの特許権(A,B,C,D,E)の流
通価値を評価する場合を例にとって説明する(図1およ
び図2参照)。
【0030】上記5つの特許権は、特定分野における抽
出を終了しているので、まず、一次選別部3において、
残存期間判断データテーブル5を利用して各権利の残存
権利期間を算出し、それが1年未満のものを除外する。
この場合、いずれの権利も残存権利期間が1年以上あ
り、全権利とも評価対象となる。
【0031】つぎに、各権利の書誌データ,審査経過デ
ータ等の全データを、データ入力部6に入力し、そのデ
ータをもとに、ランク付部7において、前述の特許権評
価項目ごとに相対評価を行う。得られた評価値を下記の
表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】つぎに、各評価項目は互いに等価ではな
い、として予め設定された係数を、各評価値に乗じて得
られた値を集計して合計評価値を得る。上記係数および
集計された合計評価値をまとめて、下記の表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】上記合計評価値の大小を比較することによ
り、5つの特許権をランク付けすると、上位から順に、
A、C、B、D、Eとなる。
【0036】一方、流通価値指標データテーブル10か
ら、上記特許権A〜Eについてのデータを引き出すと、
下記のとおり、特許権A,Bについて、実際に通常実施
許諾料が支払われていることがわかる。 A:通常実施許諾料500万円 B:通常実施許諾料300万円
【0037】そこで、上記2つの値(実施許諾料)を特
許権A,Bの流通価値指標として流通価値指標演算処理
部9に入力し、他の特許権C〜Eを算出すると、下記の
とおり、それぞれの流通価値指標を得ることができる。
【0038】 C:400万円 D:200万円 E:100万円
【0039】したがって、特許権A〜Eをまとめて取り
扱うとすれば、全体の流通価値指標は、A+B+C+D
+E=1500万円と算出される。
【0040】なお、上記流通価値指標演算処理部9にお
ける処理は、ランク付けにおける1ランクごとの流通価
値指標間隔が均等である(流通価値指標が一直線上にの
る)との前提に立つ処理であるが、場合によっては、関
係式として、所定の二次関数、三次関数等を用いること
ができる。
【0041】また、流通価値指標に対するデータが、例
えば特許権Aにおいて権利譲渡の対価が5000万円、
特許権Bにおいて通常実施許諾料が300万円、という
ように、取引態様の種類が異なる場合や、同じ通常実施
許諾であっても、地域限定や期間限定等の限定条件等の
有無によって条件が異なる場合等は、上記のように、一
元的に取り扱うことができないため、その場合は、これ
らの条件の違いを一元化するために、所定の変換式に従
って同一条件の流通価値指標を求めることが望ましい。
【0042】このようにして得られたランク付けの結果
と流通価値指標の結果とを、記憶部12に記憶させると
ともに、出力して、特許権A〜Eの具体的な商取引に役
立てることができる。なお、この記憶・出力操作の際、
すでに記憶されている、過去に評価された権利群の流通
価値指標について追加すべきデータ(新たな実施許諾料
が設定された等のデータ)がある場合には、これを入力
し、記憶データを更新して、一連の操作を終了する。
【0043】上記評価方法によれば、特定の権利につい
て、他の権利から受ける影響を考慮した上で、その時点
での流通価値指標を、基準となる流通価値指標を根拠に
して算出するため、より実際に即した、客観的な流通価
値指標を得ることができる。したがって、権利流通にお
けるリスクが小さくなり、従来にはない、権利の流通促
進効果を奏することができる。
【0044】また、上記評価装置によれば、簡単な操作
手順で、簡単に権利評価を行うことができるため、作業
効率がよい。特に、流通価値指標データテーブル10の
データが逐次更新され、最新の流通価値指標が蓄積され
るようになっているため、評価しようとするその時点で
の、適正な評価を行うことができる。また、記憶部12
においても、実際のデータに基づき逐次データが更新さ
れるため、同一分野の権利群の評価については、一から
やり直す必要がなく、手間がかからないという利点を有
する。
【0045】なお、上記の例では、抽出した権利群に対
し、まず一次選別部3において所定の要件にもとづいて
一次選別を行うようにしているが、このような選別は必
ずしも行う必要はなく、抽出した権利群全てについて、
相対評価しランク付けを行うようにしてもよい。その場
合、全く価値のない権利を排除するために、評価項目の
一つに、「権利成立性」もしくは「権利有効性」といっ
た項目を設け、これに0(ゼロ)評価を与え、0評価を
有する権利については、「ランク外」とする、等の手当
てを設けることができる。
【0046】また、上記の例では、ランク付部7におい
て、それぞれの権利に対して複数の評価項目について段
階評価を行い、所定の係数を乗じたのち集計して合計評
価値を得、この合計評価値の大小によってランク付けを
行うようにしているが、上記「所定の係数」とは、定数
ではなく、ランク付の目的(ライセンス、担保価値評
価、自己財産評価、社内評価等)によって異なる値が設
定されるようになっている。そして、ランク付けの手法
は、必ずしも上記手法に限るものではない。例えば、評
価対象となる権利群から2つの権利を取り出して両者の
流通価値を比較して両者の優劣を決定する作業を、全権
利について組み合わせを変えて繰り返し行い、最終的に
全権利群を優劣の順で並べるという手法を採用すること
ができる。この方法は、二者対比によるため、優劣の判
断がしやすいという点で、前記の例よりも有利である
が、全体を集計してランク付けする、という点では、前
記の例に比べて煩雑な作業が必要となるため、評価対象
に応じていずれかの手法を適宜選択して用いることが好
ましい。
【0047】なお、上記二者対比によるランク付けの場
合も、対比の基準として、前記の例と同様、評価項目を
列挙し、各項目について、二者の優劣を対比することが
好ましい。
【0048】さらに、前記の例では、上記ランク付けさ
れた権利群の流通価値指標を得るに際し、流通価値指標
データテーブル10から、実際に市場で行われた取引に
基づく実施許諾料を引き出して、他の権利の流通価値指
標を算出する根拠としているが、ランク付けされた権利
群のいずれにも、実際のデータがない場合、根拠とする
ものがない。そこで、その場合には、評価すべき権利群
の分野に隣接する他の分野における、条件が近似する権
利のランク付けと流通価値指標を参照し、その流通価値
指標に補正を加える等して、仮想上の、しかし根拠とす
るに足る流通価値指標を求めたのち、これを根拠として
用いることができる。
【0049】また、前記の例では、予め抽出された5つ
の特許権A〜Eについて、まず流通価値のランク付けを
行ったのち、流通価値指標データテーブル10から、過
去の流通実績データを流通価値指標として引き出し、こ
れをもとに、各権利の流通価値指標を求めるようにした
が、上記流通価値指標を求めることは必ずしも必要では
ない。すなわち、特定の分野に属する権利群を、その流
通価値の大小によって、ランク付けさえできれば、その
ランクを目安にして、権利の流通価値をある程度評価す
ることができるからである。このように、流通価値指標
を求める必要がない場合、例えば図3に示すような構成
の権利の流通評価装置を用いることができる。
【0050】なお、この装置には、単にランク付け機能
だけでなく、図示のように、実際の市場における取引実
績に基づく流通価値のランク付け情報を、新データ入力
部11から逐次入力してデータ更新部13を介して記憶
部12に入力し、次回のランク付け作業に役立てること
のできる機能をもたせることが好適である。
【0051】さらに、前記の例では、予め抽出された5
つの特許権A〜Eについて、即座にランク付けを行った
が、例えば特定の分野に属する権利の数が、数百という
ような膨大な数である場合、これを一括してランク付け
することは非常に煩雑な作業となる。また、必要とする
情報が、不必要な情報と紛れて的を絞りにくくなるおそ
れもある。そこで、そのような場合には、上記特定の分
野に属する一群の権利を、特定の属性を備えた権利同士
を一つの群としてまとめることにより、複数の権利群に
分けてから、ランク付けを行うようにすることが好まし
い。上記「特定の属性同士のものを分ける」としては、
例えば、発明の課題別に分ける、事業分野別に分ける、
出願中のものと登録済みのものを分ける、権利にかかる
発明を実施するための設備コスト別に分ける、その発明
の実施によるシェアの独占割合の大きさ別に分ける、等
の作業があげられる。どのような属性に従って分けるか
は、権利評価の目的に照らして適宜選択される。
【0052】例えば、「インクジェット捺染技術に関す
る特許権」として権利を絞って抽出すると、例えば図4
に示すように、インクジェット捺染技術に関する多数の
権利群が抽出される。そこで、これを、捺染物の色相拡
大、操業性の向上、白抜けの防止、……といった発明の
課題別に分けると、これによって、属する権利数が少な
い、多数の権利群を得ることができる。その状態を図5
に示す。そこで、分割された複数の権利群ごとに、前記
の例に準じて、それぞれの群における各権利の流通価値
を相対評価して、各権利群のランク付けを行う。また、
上記分割された複数の権利群の流通価値を、群単位で相
対評価して権利群同士のランク付けを行う。この場合、
群分けの基準となる属性(捺染物の色相拡大、操業性の
向上、白抜けの防止等)を、権利評価の目的に照らして
ランク付けする。ランク付けの手法は、前記各権利のラ
ンク付けの手法に準じて行う。そして、得られたランク
付けに従って、まず群単位で各分割権利群同士を上下に
並べ、さらに、各分割権利群のなかで、それぞれの権利
を上下に並べる。このようにして、抽出された全権利を
ランク付けすることができる。この状態を図6に示す。
【0053】上記の方法で評価を行う場合、装置として
は、図7に示すような構成のものを用いることが好適で
ある。この装置では、100件なら100件の抽出され
た権利群が、権利群分割部20において、権利属性デー
タテーブル21から引き出される適宜の属性に基づい
て、複数の小規模の権利群に分割され、各分割権利群ラ
ンク付部22において、各権利群のランク付けが行われ
るようになっている。また、同時に、分割に用いられた
属性の種類(各分割権利群の特性)が、群単位ランク付
部23において評価され、群単位のランク付けが同時並
行的に行われるようになっている。なお、群単位のラン
ク付けと、分割権利群ごとの各権利のランク付けには、
それぞれ評価項目データテーブル8に記憶される評価項
目が利用される。他の構成は前記図3の装置と同様であ
る。
【0054】なお、抽出された権利群の数が少なく、分
割の必要がない場合は、そのまま、各分割権利群ランク
付部22に進み、ランク付け作業がなされるようになっ
ている。
【0055】また、全権利をランク付けする際に、上記
の例のように、まず群単位の優劣を上下に並べ、つぎに
各分割権利群のなかで、それぞれの権利を上下に並べ
て、全権利を並べる場合、例えば、上位に評価される群
〔A〕に属する権利a1 ,a2,a3 ,a4 ,a5 と、
その下の位置に評価される群〔B〕に属する権利b1
2 ,b3 ,b4 ,b5 とがこの順で上下に並んだとす
ると、群〔A〕に属する下位の権利(例えばa4
5 )と、群〔B〕に属する上位の権利(例えばb1
2 )では、権利の評価価値が逆転することがありう
る。そこで、群〔A〕の方が群〔B〕よりも上位である
からといって、画一的に、群〔A〕に属する全権利
1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 を、群〔B〕に属する全
権利b1 ,b2 ,b3,b4 ,b5 よりも上にランク付
けするのではなく、群〔A〕に属する権利のうち、下位
にランク付けされた所定数の権利と、群〔B〕に属する
権利のうち、上位にランク付けされた所定数の権利とを
取り出して、これらの権利について再評価するようにす
ると、より適正なランク付けを行うことができる。
【0056】さらに、全権利についてのランク付けが必
要でなく、特定の属性を備えた権利群に対してだけラン
ク付けを行う場合には、必要とする属性にかかる権利群
(1つの群であっても2以上の群であってもよい)に対
してランク付けを行えば足りる。その場合は、群単位で
のランク付けは必要なく、図7において、鎖線で示す構
成については必要ない。
【0057】あるいは、権利同士のランク付けは不要
で、群単位でのランク付けのみを行う場合もある。その
場合は、図7において、各分割権利群ランク付部22は
不要となる。
【0058】もちろん、このようにしてランク付けされ
た権利群に対し、具体的な流通価値指標を求める必要が
ある場合には、図1に示す、流通価値指標演算処理部9
および流通価値指標データテーブル10を組み合わせて
用いることにより、前述の手順にしたがって、流通価値
指標を求めることができる。
【0059】さらに、上記一連の評価方法を利用して、
例えば、既知の特定の1件の権利に対し、これに匹敵す
る流通価値を備えた他の権利を探索することもできる。
すなわち、その場合は、まず、上記既知の権利の属する
分野の権利群を抽出し、前述の手法のうち適宜の方法に
したがって、その権利群のランク付けを行う。そして、
上記既知の権利と同等もしくはもっとも近似する位置に
ランク付けされた権利をピックアップすることにより、
上記既知の権利に匹敵する他の権利を探索することがで
きる。これによって、競合する他社権利を特定すること
ができる。また、同様の手法を用いて既知の権利のラン
ク付けを行い、つぎに、その権利が属する分野とは異な
る分野に属する権利群、あるいは同一分野であって異な
る属性を備えた権利群を抽出してランク付けすることに
より、既知の権利と同等もしくは近似する価値の他の権
利を探索することができる。これによって、既知の権利
と競合はしないが同等の流通価値を有する権利を特定す
ることができるため、対等な技術提携や、技術交換等の
交渉に役立てることができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の権利評価方法
は、特定の権利もしくは特定の権利群について、一定の
手順に従うことにより、その時点での流通価値に基づく
ランク付けを即座に行って評価することができるため、
迅速かつ適正な評価価値の把握を行うことができる。し
たがって、権利流通におけるリスクが小さくなり、従来
にはない、権利の流通促進効果を奏することができる。
そして、これに伴い、産業資源である発明,考案,意
匠,商標等の活発な利用により、工業生産の拡大、商取
引の円滑化を図ることができ、優れた技術的効果を得る
ことができる。
【0061】また、ランク付けにとどまらず、その時点
での流通価値指標を、基準となる流通価値指標を根拠に
して算出することができるため、その場合は、より実際
に即した、客観的な流通価値指標を得ることができる。
【0062】また、上記評価装置によれば、簡単な操作
手順で、効率よく本発明の権利評価を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における装置のブロック図で
ある。
【図2】上記装置を用いた動作手順を示すフローチャー
ト図である。
【図3】本発明の他の実施例における装置のブロック図
である。
【図4】本発明のさらに他の実施例において、権利群を
抽出した状態を示す説明図である。
【図5】上記抽出された権利群を発明の課題別に分割し
た状態を示す説明図である。
【図6】上記抽出された権利群を全てランク付けした状
態を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例における装置のブロ
ック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳岡 修二 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号 鐘 紡株式会社内 (72)発明者 大森 明子 東京都港区海岸3丁目20番20号 鐘紡株式 会社内 (72)発明者 仲岡 純一 東京都港区海岸3丁目20番20号 鐘紡株式 会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 権利の流通価値を評価する方法であっ
    て、まず評価しようとする権利が属する分野を特定し、
    上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、上記権利
    群の各権利の流通価値を相対評価することにより上記権
    利群のランク付けを行って評価するようにしたことを特
    徴とする権利の流通価値評価方法。
  2. 【請求項2】 権利の流通価値を評価する方法であっ
    て、まず評価しようとする権利が属する分野を特定し、
    上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、上記権利
    群を、特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてま
    とめることにより複数の権利群に分け、上記分割された
    複数の権利群のうち、評価目的に適した少なくとも一つ
    の権利群に対し、群ごとに各権利の流通価値を相対評価
    することにより、上記少なくとも一つの権利群のランク
    付けを行って評価するようにしたことを特徴とする権利
    の流通価値評価方法。
  3. 【請求項3】 上記権利群のランク付けが、それぞれの
    権利に対して複数の評価項目について段階評価を行い、
    得られた各評価値に対し評価項目ごとにその評価項目が
    流通価値を左右する度合いに応じた係数を乗じたのち集
    計して合計評価値を得、この合計評価値の大小の順に上
    記権利群を並べることにより行われる請求項1または2
    記載の権利の流通価値評価方法。
  4. 【請求項4】 上記権利群のランク付けが、権利群から
    2つの権利を取り出して両者の流通価値を比較して両者
    の優劣を決定する作業を、全権利について組み合わせを
    変えて繰り返し行い、最終的に全権利群を優劣の順に並
    べることにより行われる請求項1または2記載の権利の
    流通価値評価方法。
  5. 【請求項5】 権利の流通価値を評価する方法であっ
    て、まず評価しようとする権利が属する分野を特定し、
    上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、上記権利
    群を、特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてま
    とめることにより複数の権利群に分け、上記分割された
    複数の権利群の流通価値を、群単位で相対評価して権利
    群同士のランク付けを行って評価するようにしたことを
    特徴とする権利の流通価値評価方法。
  6. 【請求項6】 上記権利群同士のランク付けが、分割さ
    れたそれぞれの権利群に対して複数の評価項目について
    段階評価を行い、得られた各評価値に対し評価項目ごと
    にその評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係
    数を乗じたのち集計して合計評価値を得、この合計評価
    値の大小の順に上記権利群を群単位で並べることにより
    行われる請求項5記載の権利の流通価値評価方法。
  7. 【請求項7】 上記権利群同士のランク付けが、分割さ
    れた複数の権利群から2つの権利群を取り出して両者の
    流通価値を群単位で比較して両者の優劣を決定する作業
    を、全権利群について組み合わせを変えて繰り返し行
    い、最終的に全権利群を群単位で、優劣の順に並べるこ
    とにより行われる請求項5記載の権利の流通価値評価方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一項にかかる権
    利の流通価値評価方法において、分割された複数の権利
    群ごとに、各権利の流通価値を相対評価してランク付け
    を行い、上記ランク付けされた各権利群を、権利群同士
    のランク付けの結果に従って並べることにより、最終的
    に、抽出された全権利群をランク付けするようにしたこ
    とを特徴とする権利の流通価値評価方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4,8のいずれか一項にかか
    る権利の流通価値評価方法によりランク付けされた権利
    群のうち、少なくとも一つの権利の流通価値指標を特定
    し、この流通価値指標に基づいて、ランク付けされた他
    の権利の流通価値指標を算出して評価するようにしたこ
    とを特徴とする権利の流通価値評価方法。
  10. 【請求項10】 権利の流通価値を評価するための装置
    であって、権利に関する書誌データ,経過データおよび
    その他のデータが蓄積されたデータベースから特定分野
    の権利群を抽出しうる抽出手段と、上記抽出手段により
    抽出された権利群のデータに基づいて上記権利群の各権
    利を相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手
    段とを備えたことを特徴とする権利の流通価値評価装
    置。
  11. 【請求項11】 権利の流通価値を評価するための装置
    であって、権利に関する書誌データ,経過データおよび
    その他のデータが蓄積されたデータベースから特定分野
    の権利群を抽出しうる抽出手段と、上記抽出手段により
    抽出された権利群を、特定の属性を備えた権利同士を一
    つの群としてまとめることにより複数の権利群に分ける
    権利群分割手段と、上記分割された複数の権利群ごと
    に、各権利群のデータに基づいて権利群の各権利を相対
    的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手段とを備
    えたことを特徴とする権利の流通価値評価装置。
  12. 【請求項12】 上記権利ランク付け手段が、対象とす
    る権利群に対して複数の評価項目ごとに段階評価を行
    い、得られた各評価値に対し評価項目ごとにその評価項
    目が流通価値を左右する度合いに応じた係数を乗じたの
    ち集計して合計評価値を得、この合計評価値の大小の順
    に上記権利群を並べるよう設定されている請求項10ま
    たは11記載の権利の流通価値評価装置。
  13. 【請求項13】 上記権利ランク付け手段が、対象とす
    る権利群から2つの権利を取り出して両者の流通価値を
    比較して両者の優劣を決定する作業を、全権利について
    組み合わせを変えて繰り返し行い、最終的に全権利群を
    優劣の順に並べるよう設定されている請求項10または
    11記載の権利の流通価値評価装置。
  14. 【請求項14】 権利の流通価値を評価するための装置
    であって、権利に関する書誌データ,経過データおよび
    その他のデータが蓄積されたデータベースから特定分野
    の権利群を抽出しうる抽出手段と、上記抽出手段により
    抽出された権利群を、特定の属性を備えた権利同士を一
    つの群としてまとめることにより複数の権利群に分ける
    権利群分割手段と、上記分割された複数の権利群の流通
    価値を、群単位で相対的に評価して権利群同士のランク
    付けを行う群単位ランク付け手段とを備えたことを特徴
    とする権利の流通価値評価装置。
  15. 【請求項15】 上記群単位ランク付け手段が、分割さ
    れたそれぞれの権利群に対して複数の評価項目ごとに段
    階評価を行い、得られた各評価値に対し評価項目ごとに
    その評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係数
    を乗じたのち集計して合計評価値を得、この合計評価値
    の大小の順に上記権利群を群単位で並べるよう設定され
    ている請求項14記載の権利の流通価値評価装置。
  16. 【請求項16】 上記群単位ランク付け手段が、分割さ
    れた複数の権利群から2つの権利群を取り出して両者の
    流通価値を群単位で比較して両者の優劣を決定する作業
    を、全権利群について組み合わせを変えて繰り返し行
    い、最終的に全権利群を群単位で、優劣の順に並べるよ
    う設定されている請求項14記載の権利の流通価値評価
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項14〜16のいずれか一項にか
    かる権利の流通価値評価装置において、分割された複数
    の権利群ごとに、各権利群のデータに基づいて権利群の
    各権利を相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付
    け手段と、上記ランク付け手段によりランク付けされた
    各権利群を、群単位ランク付け手段によってランク付け
    された権利群同士のランク付けの結果に従って並べるこ
    とにより、最終的に、抽出された全権利群をランク付け
    するトータルランク付け手段とを備えたことを特徴とす
    る権利の流通価値評価装置。
  18. 【請求項18】 請求項10〜13、17のいずれか一
    項にかかる権利の流通価値評価装置において、権利に関
    する流通価値指標を入力する流通価値指標入力手段と、
    上記流通価値指標入力手段から入力される少なくとも一
    つの権利に関する流通価値指標に基づき、ランク付けさ
    れた他の権利の流通価値指標を算出する演算処理手段と
    を備えたことを特徴とする権利の流通価値評価装置。
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