WO2000068847A1 - Calcul de la valeur de cession de droits et dispositif a cet effet - Google Patents

Calcul de la valeur de cession de droits et dispositif a cet effet Download PDF

Info

Publication number
WO2000068847A1
WO2000068847A1 PCT/JP2000/002692 JP0002692W WO0068847A1 WO 2000068847 A1 WO2000068847 A1 WO 2000068847A1 JP 0002692 W JP0002692 W JP 0002692W WO 0068847 A1 WO0068847 A1 WO 0068847A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
rights
group
distribution value
groups
evaluation
Prior art date
Application number
PCT/JP2000/002692
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Hironori Matsui
Fuyuji Nishimura
Shuji Tokuoka
Akiko Omori
Junichi Nakaoka
Original Assignee
Kanebo, Limited
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo, Limited filed Critical Kanebo, Limited
Priority to AU38429/00A priority Critical patent/AU3842900A/en
Priority to EP00917452A priority patent/EP1215599A4/en
Publication of WO2000068847A1 publication Critical patent/WO2000068847A1/ja

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • G06Q50/18Legal services
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance

Definitions

  • the present invention relates to a method of evaluating the distribution value of a right such as a patent and an apparatus used for the method.
  • the present invention is also an apparatus for evaluating the distribution value of rights, and can extract a group of rights in a specific field from a database in which bibliographic data, progress data, and other data on rights are stored. Extracting means; rights group dividing means for dividing the rights group extracted by the extracting means into a plurality of rights groups by grouping rights having specific attributes into one group; and a plurality of the divided rights described above.
  • An eighth gist is an apparatus including group-based ranking means for relatively evaluating the distribution value of a group on a group-by-group basis and ranking rights groups.
  • FIG. 4 is an explanatory diagram showing a state in which a right group is extracted in still another embodiment of the present invention
  • FIG. 5 is an explanatory diagram showing a state in which the extracted right group is divided according to the problem of the invention. is there.
  • FIG. 6 is an explanatory diagram showing a state in which all the extracted rights groups are ranked.
  • the data of the rights group that has cleared the selection without being excluded in the primary selection section 3 is such that all data including bibliographic data is input to the data input section 6, and based on these data In the ranking section 7, a relative evaluation of the rights group is performed.
  • the above-described relative evaluation is performed using an evaluation item data table 8 that stores a plurality of predetermined items that influence the distribution value of the right.
  • an example in the case of evaluating a patent right is shown below.
  • the superiority of the group unit up and down when ranking all rights, as shown in the example above, first arrange the superiority of the group unit up and down, then arrange each right up and down within each divided right group, and arrange all the rights In this case, for example, the rights a 2 , a 3 , a 4 , and a 5 belonging to the group [A] evaluated higher and the rights b, b 2 , b belonging to the group [B] evaluated below 3, b 4, b 5
  • the lower right belonging to the group [a] e.g. a 4 and a 5
  • the upper belonging to the group [B] rights e.g. preparative b 2
  • the evaluation value of the right can be reversed.

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

明 細 書 権利の流通価値評価方法およびそれに用いる装置 技術分野
本発明は、 特許等の権利の流通価値を評価する方法およびそれに用い る装置に関するものである。 背景技術
高度情報化社会と言われ、 技術革新が急激に進む現代社会において、 工業所有権等の知的財産権への関心が日毎に高まっており、 これらの権 利保護の強化に向けて、 各種保護制度の整備が進められている。 また、 このような権利を所有する各企業や個人が、その財産的価値を利用して、 例えばこれを担保にして融資を受けたり、 権利に基づく実施許諾や権利 譲渡によって利益を得る等して、 積極的な事業展開を図ることが期待さ れている。
しかしながら、 上記知的財産権等の権利は、 その性質上、 価値の変動 が非常に大きく、 融資担保等にするにはリスクが大きいため、 例えば有 形資産に乏しいベンチャー企業が、 自社の権利を担保に融資を受けよう としても、 なかなか融資を得ることができない。 また、 同様の理由から、 実施許諾や権利譲渡等を行う場合の対価の額を、 適正に決めることも容 易でない。
例えば、 特許を例にとってみると、 一旦設定登録された特許権であつ ても、 付与後異議申立によって取り消される場合があり、 また、 特許権 が有効に存続していても、 その特許発明よりも優れた発明が後からなさ れた場合、 先の特許発明の価値は、 後の発明の普及とともに激減するこ ととなる。
そこで、 特許等の権利の価値、 とりわけ、 融資担保等に際し、 その時 点での流通価値を、 適正に評価することが重要な課題となるが、 従来か ら権利の価値評価方法として用いられているディスカウントキャッシュ フロー法 (D C F法) では、 上記課題に応えることができない。
すなわち、 上記 D C F法とは、 特定の権利について、 その権利にかか る製品の将来利益を年度毎に予測し、 それらを適当な割引率で割り引い て、 現在価値とするものであるが、 上記将来利益の予測に際し、 後発の 革新技術を考慮しないため、 実際の市場での権利の有効性を正しく評価 することができないという問題がある。 また、 予測の困難性から、 割引 率を大きくとってリスクを小さくするようにしているため、 潜在的に大 きな価値を有した権利であっても、 その実際の価値とかけ離れた低価格 に評価されてしまうことが多いという問題もある。
本発明は、 このような事情に鑑みなされたもので、 特許等の権利につ いて、 他の権利から受ける影響を考慮した上で、 その時点での流通価値 を、 適正に評価する方法およびそれに用いる装置を提供することを目的 としている。 発明の開示
上記の目的を達成するため、 本発明は、 権利の流通価値を評価する方 法であって、 まず評価しょうとする権利が属する分野を特定し、 上記分 野に属する一群の権利を抽出したのち、 上記権利群の各権利の流通価値 を相対評価することにより上記権利群のランク付けを行って評価するよ うにした方法を第 1の要旨とする。 また、 本発明は、 同じく権利の流通価値を評価する方法であって、 ま ず評価しょうとする権利が属する分野を特定し、 上 己分野に属する一群 の権利を抽出したのち、 上記権利群を、 特定の属性を備えた権利同士を 一つの群としてまとめることにより複数の権利群に分け、 上記分割され た複数の権利群のうち、 評価目的に適した少なく とも一つの権利群に対 し、 群ごとに各権利の流通価値を相対評価することにより、 上記少なく とも一つの権利群のランク付けを行って評価するようにした方法を第 2 の要旨とする。
さらに、 本発明は、 同じく権利の流通価値を評価する方法であって、 まず評価しょうとする権利が属する分野を特定し、 上記分野に属する一 群の権利を抽出したのち、 上記権利群を、 特定の属性を備えた権利同士 を一つの群としてまとめることにより複数の権利群に分け、 上記分割さ れた複数の権利群の流通価値を、 群単位で相対評価して権利群同士のラ ンク付けを行って評価するようにした方法を第 3の要旨とする。
また、 本発明は、 上記第 3の要旨である権利の流通価値評価方法にお いて、 分割された複数の権利群ごとに、 各権利の流通価値を相対評価し てランク付けを行い、 上記ランク付けされた各権利群を、 権利群同士の ランク付けの結果に従って並べることにより、 最終的に、 抽出された全 権利群をランク付けするようにした方法を第 4の要旨とする。
そして、 本発明は、 これらの方法によりランク付けされた権利群のう ち、 少なく とも一つの権利の流通価値指標を特定し、 この流通価値指標 に基づいて、 ランク付けされた他の権利の流通価値指標を算出して評価 するようにした権利の流通価値評価方法を第 5の要旨とする。
また、 本発明は、 権利の流通価値を評価するための装置であって、 権 利に関する書誌データ, 経過データおよびその他のデータが蓄積された データベースから特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出 手段により抽出された権利群のデータに基づいて上記権利群の各権利を 相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手段とを備えた装置を 第 6の要旨とする。
さらに、 本発明は、 同じく権利の流通価値を評価するための装置であ つて、 権利に関する書誌データ, 経過データおよびその他のデータが蓄 積されたデータベースから特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出手段により抽出された権利群を、 特定の属性を備えた権利同士 を一つの群としてまとめることにより複数の権利群に分ける権利群分割 手段と、 上記分割された複数の権利群ごとに、 各権利群のデ一夕に基づ いて権利群の各権利を相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け 手段とを備えた装置を第 7の要旨とする。
そして、 本発明は、 同じく権利の流通価値を評価するための装置であ つて、 権利に関する書誌データ, 経過デ一夕およびその他のデータが蓄 積されたデータベースから特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出手段により抽出された権利群を、 特定の属性を備えた権利同士 を一つの群としてまとめることにより複数の権利群に分ける権利群分割 手段と、 上記分割された複数の権利群の流通価値を、 群単位で相対的に 評価して権利群同士のランク付けを行う群単位ランク付け手段とを備え た装置を第 8の要旨とする。
また、 本発明は、 上記第 8の要旨である権利の流通価値評価装置にお いて、 分割された複数の権利群ごとに、 各権利群のデータに基づいて権 利群の各権利を相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手段と 上記ランク付け手段によりランク付けされた各権利群を、 群単位ランク 付け手段によってランク付けされた権利群同士のランク付けの結果に従 つて並べることにより、 最終的に、 抽出された全権利群をランク付けす るトータルランク付け手段とを備えた装置を第 9の要旨とする。
さらに、 本発明は、 これらの装置において、 権利に関する流通価値指 標を入力する流通価値指標入力手段と、 上記流通価値指標入力手段から 入力される少なくとも一つの権利に関する流通価値指標に基づき、 ラン ク付けされた他の権利の流通価値指標を算出する演算処理手段とを備え た権利の流通価値評価装置を第 1 0の要旨とする。
なお、 本発明において、 「権利」 とは、 ①特許法において保証されて いる特許権および特許を受ける権利、 ②実用新案法において保証されて いる実用新案権および実用新案登録を受ける権利、 ③意匠法において保 証されている意匠権および意匠登録を受ける権利、 ④商標法において保 証されている商標権および商標出願によって生じた権利、 ⑤半導体回路 配置利用権、 等の工業所有権だけでなく、 著作権等をも含む、 流通価値 を有する各種の権利をいう。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の一実施例における装置のブロック図であり、 図 2は、 この装置を用いた動作手順を示すフローチヤ一ト図である。
図 3は、 本発明の他の実施例における装置のブロック図である。
図 4は、 本発明のさらに他の実施例において、 権利群を抽出した状態 を示す説明図であり、 図 5は、 この抽出された権利群を発明の課題別に 分割した状態を示す説明図である。 そして、 図 6は、 上記抽出された権 利群を全てランク付けした状態を示す説明図である。
図 7は、本発明のさらに他の実施例における装置のブロック図である。 発明を実施するための最良の形態
つぎに、 本発明の実施の形態について、 図面にもとづいて説明する。 図 1は、 本発明の一実施の形態である権利の流通評価装置のプロック 図であり、 図 2は、 その動作手順を示すフローチャート図である。 図 1 において、 1は、 権利に関する書誌データ, 経過データその他のデータ が蓄積された権利データベースで、 既存の情報サービス (P A T O L I S等) を利用することができる。 2は、 上記権利デ一夕ベース 1から特 定分野の権利群を抽出しうる権利抽出部で、 評価しょうとする権利の種 類 (特許, 実用新案, 意匠, 商標等の種類) 、 分類 (例えば特許, 実用 新案の場合は技術分野、 意匠の場合は意匠分類、 商標の場合は商品 · 役 務分類等を基準とする分類) 等の諸条件を入力することにより、 市場流 通性の観点から関係付けられる特定の範囲に限定して、 その範囲に属す る権利群を抽出することができるようになつている。 なお、 比較評価し ようとする一群の権利の番号 (特許番号、 特許公開番号等) が予めわか つている場合は、 その番号からそれぞれの情報を引き出す作業を、 「抽 出作業」 とする。
そして、 上記権利抽出部 2によって抽出された一群の権利データは、 一次選別部 3において、 明らかに評価の対象とならないものが選別除去 されるようになつている。 すなわち、 抽出された権利群のうち、 出願中 のものについては、 基本的な権利成立要件 (特許の場合、 例えば発明成 立性、 産業上利用性、 新規性、 進歩性、 不特許事由に該当しないこと、 の 5つの要件) が記憶された権利成立性判断テーブル 4を利用して、 明 らかに上記要件のいずれかを備えていないものが、 権利成立性なし、 と して評価対象から除外されるようになっている。 また、 抽出された権利 群のうち、 特許権等の権利が設定登録されているものについては、 法定 の権利存続期間からその権利の残存期間を即座に算出するよう設定され た残存期間判断データテーブル 5を利用して、 その権利残存期間が、 評 価する価値のない程度に短い期間 (例えば 1年未満) である場合、 評価 対象から除外されるようになっている。
上記一次選別部 3において除外されることなく選別をクリァした権利 群のデータは、 書誌データを含む全てのデータがデータ入力部 6に入力 されるようになつており、 これらのデータをもとに、 ランク付部 7にお いて、 権利群の相対評価が行われるようになっている。 上記相対評価は、 権利の流通価値を左右する所定の複数の項目を記憶する評価項目データ テーブル 8 を利用して行われる。 なお、 上記評価項目の例として、 特許 権を評価する場合の一例を以下に示す。
〔特許権評価項目〕
( 1 ) 書誌事項
発明のカテゴリ (物の方が製法より優位)
請求項数 (多いほど優位)
残存する存続期間 (長い程優位)
持分 (多いほど有利)
( 2 ) 特許権の確定性
無効理由等の有無
訂正による権利範囲減縮の余地
( 3 ) 技術的価値
独創性
完成度
発展性 (応用性)
( 4 ) 経済的価値 • 対象市場の規模
• 販売額 · 利益額
( 5 ) 権利的価値
• 独占性
• 侵害発見の難易度
なお、 各評価項目についての評価は、 項目ごとに、 対象となる権利群 のそれぞれに段階評価を行い、 各評価値に、 評価項目の軽重が反映され るように、 評価項目ごとにその評価項目が流通価値を左右する度合いに 応じた係数を乗じたのち、 得られた値を集計して合計評価値を得ること により行われるようになつている。
そして、 得られた合計評価値の大小を比較して、 対象となる権利群を、 例えば大きい順に並べることにより、 ランク付けを行うことができるよ うになつている。
このようにして相対的なランク付けが行われた権利群に対し、 流通価 値指標演算処理部 9において、 流通価値指標が算出されるようになって いる。 より詳しく説明すると、 上記流通価値指標演算処理部 9には、 実 際に市場において取引された権利の流通価値指標 (取引価格等) を、 そ の取引形態 (例えば譲渡契約、 専用実施権契約、 通常実施権契約等) と ともに逐次入力して記憶する流通価値指標データテーブル 1 0が接続さ れており、 上記ランク付けが行われた権利群のうち、 実際に市場におい て取引実績のある権利について、 その流通価値指標を取り出すことがで きるようになつている。 1 1 は遂次入力を行う新データ入力部である。 そこで、 上記流通価値指標データテーブル 1 0から取り出された流通 価値指標と、 その権利のランクから、 他のランクの流通価値指標を算出 することができる。 なお、 ランクと流通価値指標の対応関係を示す関係 式が、 上記流通価値指標演算処理部 9に予め入力されており、 基準とな る流通価値指標とランクが決まると、 他のランクの権利の流通価値指標 が即座に算出されるようになっている。
このようにして得られた、 特定分野に属する権利群のランク付けと流 通価値指標の結果は、 情報として随時取り出せるように、 記憶部 1 2に 記憶されるようになっている。 そして、 記憶された権利群のうちのいず れかについて、 後日、 実際に取引が行われ、 流通価値指標が決定した場 合には、 その値がデータ更新部 1 3を介して、 記憶部 1 2に入力され、 記憶データが更新されるようになっている。
したがって、 同一分野の権利の評価については、 一からやり直すことな く、 記憶部 1 2に記憶され逐次更新されている記憶データを基礎として 評価を行うようになっている。
上記権利評価装置を用いて権利評価を行う手順について、 予め抽出さ れたインクジェッ ト捺染技術分野に属する 5つの特許権 (A , B, C, D, E ) の流通価値を評価する場合を例にとって説明する (図 1および 図 2参照) 。
上記 5つの特許権は、 特定分野における抽出を終了しているので、 ま ず、 一次選別部 3において、 残存期間判断データテーブル 5を利用して 各権利の残存権利期間を算出し、 それが 1年未満のものを除外する。 こ の場合、 いずれの権利も残存権利期間が 1年以上あり、 全権利とも評価 対象となる。
つぎに、 各権利の書誌データ, 審査経過データ等の全データを、 デー 夕入力部 6に入力し、 そのデ一夕をもとに、 ランク付部 7において、 前 述の特許権評価項目ごとに相対評価を行う。 得られた評価値を下記の表 1に示す。 (表 1 )
Figure imgf000012_0001
つぎに、 各評価項目は互いに等価ではない、 として予め設定された係 数を、 各評価値に乗じて得られた値を集計して合計評価値を得る。 上記 係数および集計された合計評価値をまとめて、 下記の表 2に示す。
(表 2 )
Figure imgf000013_0001
上記合計評価値の大小を比較することにより、 5つの特許権をランク 付けすると、 上位から順に、 A、 C , B、 D、 Eとなる。
一方、 流通価値指標データテーブル 1 0から、 上記特許権 A〜 Eにつ いてのデ一夕を引き出すと、 下記のとおり、 特許権 A, Bについて、 実 際に通常実施許諾料が支払われていることがわかる。
A : 通常実施許諾料 5 0 0万円
B : 通常実施許諾料 3 0 0万円
そこで、 上記 2つの値 (実施許諾料) を特許権 A, Bの流通価値指標 として流通価値指標演算処理部 9に入力し、 他の特許権(:〜 Eを算出す ると、 下記のとおり、 それぞれの流通価値指標を得ることができる。
C : 4 0 0万円
D : 2 0 0万円
E : 1 0 0万円
したがって、 特許権 A〜Eをまとめて取り扱うとすれば、 全体の流通 価値指標は、 A + B + C + D + E = l 5 0 0万円と算出される。
なお、 上記流通価値指標演算処理部 9における処理は、 ランク付けに おける 1 ランクごとの流通価値指標間隔が均等である (流通価値指標が 一直線上にのる) との前提に立つ処理であるが、 場合によっては、 関係 式として、 所定の二次関数、 三次関数等を用いることができる。
また、 流通価値指標に対するデータが、 例えば特許権 Aにおいて権利 譲渡の対価が 5 0 0 0万円、 特許権 Bにおいて通常実施許諾料が 3 0 0 万円、 というように、 取引態様の種類が異なる場合や、 同じ通常実施許 諾であっても、 地域限定や期間限定等の限定条件等の有無によって条件 が異なる場合等は、 上記のように、 一元的に取り扱うことができないた め、 その場合は、 これらの条件の違いを一元化するために、 所定の変換 式に従って同一条件の流通価値指標を求めることが望ましい。
このようにして得られたランク付けの結果と流通価値指標の結果とを 記憶部 1 2に記憶させるとともに、 出力して、 特許権 A〜Eの具体的な 商取引に役立てることができる。 なお、 この記憶 · 出力操作の際、 すで に記憶されている、 過去に評価された権利群の流通価値指標について追 加すべきデータ (新たな実施許諾料が設定された等のデータ) がある場 合には、 これを入力し、 記憶データを更新して、 一連の操作を終了する。 上記評価方法によれば、 特定の権利について、 他の権利から受ける影 響を考慮した上で、 その時点での流通価値指標を、 基準となる流通価値 指標を根拠にして算出するため、 より実際に即した、 客観的な流通価値 指標を得ることができる。 したがって、 権利流通におけるリスクが小さ くなり、 従来にはない、 権利の流通促進効果を奏することができる。 また、 上記評価装置によれば、 簡単な操作手順で、 簡単に権利評価を 行うことができるため、 作業効率がよい。 特に、 流通価値指標デ一夕テ 一ブル 1 0のデータが逐次更新され、 最新の流通価値指標が蓄積される ようになつているため、 評価しょうとするその時点での、 適正な評価を 行うことができる。 また、 記憶部 1 2においても、 実際のデータに基づ き逐次データが更新されるため、 同一分野の権利群の評価については、 一からやり直す必要がなく、 手間がかからないという利点を有する。 なお、 上記の例では、 抽出した権利群に対し、 まず一次選別部 3にお いて所定の要件にもとづいて一次選別を行うようにしているが、 このよ うな選別は必ずしも行う必要はなく、 抽出した権利群全てについて、 相 対評価しランク付けを行うようにしてもよい。 その場合、 全く価値のな い権利を排除するために、 評価項目の一つに、 「権利成立性」 もしくは 「権利有効性」 といった項目を設け、 これに 0 (ゼロ) 評価を与え、 0 評価を有する権利については、 「ランク外」 とする、 等の手当てを設け ることができる。
また、 上記の例では、 ランク付部 7において、 それぞれの権利に対し て複数の評価項目について段階評価を行い、 所定の係数を乗じたのち集 計して合計評価値を得、 この合計評価値の大小によってランク付けを行 うようにしているが、 上記 「所定の係数」 とは、 定数ではなく、 ランク 付の目的 (ライセンス、 担保価値評価、 自己財産評価、 社内評価等) に よって異なる値が設定されるようになっている。 そして、 ランク付けの 手法は、 必ずしも上記手法に限るものではない。 例えば、 評価対象とな る権利群から 2つの権利を取り出して両者の流通価値を比較して両者の 優劣を決定する作業を、 全権利について組み合わせを変えて繰り返し行 い、 最終的に全権利群を優劣の順で並べるという手法を採用することが できる。
この方法は、 二者対比によるため、 優劣の判断がしゃすいという点で、 前記のよりも有利であるが、 全体を集計してランク付けする、 という点 では、 前記の例に比べて煩雑な作業が必要となるため、 評価対象に応じ ていずれかの手法を適宜選択して用いることが好ましい。
なお、 上記二者対比によるランク付けの場合も、 対比の基準として、 前記の例と同様、 評価項目を列挙し、 各項目について、 二者の優劣を対 比することが好ましい。
さらに、 前記の例では、 上記ランク付けされた権利群の流通価値指標 を得るに際し、 流通価値指標データテーブル 1 0から、 実際に市場で行 われた取引に基づく実施許諾料を引き出して、 他の権利の流通価値指標 を算出する根拠としているが、 ランク付けされた権利群のいずれにも、 実際のデータがない場合、 根拠とするものがない。 そこで、 その場合に は、 評価すべき権利群の分野に隣接する他の分野における、 条件が近似 する権利のランク付けと流通価値指標を参照し、 その流通価値指標に補 正を加える等して、 仮想上の、 しかし根拠とするに足る流通価値指標を 求めたのち、 これを根拠として用いることができる。
また、 前記の例では、 予め抽出された 5つの特許権 A〜Eについて、 まず流通価値のランク付けを行ったのち、 流通価値指標データテーブル 1 0から、 過去の流通実績データを流通価値指標として引き出し、 これ をもとに、 各権利の流通価値指標を求めるようにしたが、 上記流通価値 指標を求めることは必ずしも必要ではない。 すなわち、 特定の分野に属 する権利群を、 その流通価値の大小によって、 ランク付けさえできれば、 そのランクを目安にして、 権利の流通価値をある程度評価することがで きるからである。 このように、 流通価値指標を求める必要がない場合、 例えば図 3に示すような構成の権利の流通評価装置を用いることがで さる。
なお、 この装置には、 単にランク付け機能だけでなく、 図示のように、 実際の市場における取引実績に基づく流通価値のランク付け情報を、 新 データ入力部 1 1から逐次入力してデータ更新部 1 3を介して記憶部 1 2に入力し、 次回のランク付け作業に役立てることのできる機能をもた せることが好適である。
さらに、 前記の例では、 予め抽出された 5つの特許権 A〜Eについて、 即座にランク付けを行ったが、 例えば特定の分野に属する権利の数が、 数百というような膨大な数である場合、 これを一括してランク付けする ことは非常に煩雑な作業となる。 また、 必要とする情報が、 不必要な情 報と紛れて的を絞りにくくなるおそれもある。 そこで、 そのような場合 には、 上記特定の分野に属する一群の権利を、 特定の属性を備えた権利 同士を一つの群としてまとめることにより、複数の権利群に分けてから、 ランク付けを行うようにすることが好ましい。 上記 「特定の属性同士の ものを分ける」 としては、 例えば、 発明の課題別に分ける、 事業分野別 に分ける、 出願中のものと登録済みのものを分ける、 権利にかかる発明 を実施するための設備コスト別に分ける、 その発明の実施によるシェア の独占割合の大きさ別に分ける、 等の作業があげられる。 どのような属 性に従って分けるかは、 権利評価の目的に照らして適宜選択される。 例えば、 「インクジェッ ト捺染技術に関する特許権」 として権利を絞 つて抽出すると、 例えば図 4に示すように、 インクジェッ ト捺染技術に 関する多数の権利群が抽出される。 そこで、 これを、 捺染物の色相拡大、 操業性の向上、 白抜けの防止、 ……といった発明の課題別に分けると、 これによつて、 属する権利数が少ない、 多数の権利群を得ることができ る。 その状態を図 5に示す。 そこで、 分割された複数の権利群ごとに、 前記の例に準じて、 それぞれの群における各権利の流通価値を相対評価 して、 各権利群のランク付けを行う。 また、 上記分割された複数の権利 群の流通価値を、 群単位で相対評価して権利群同士のランク付けを行 う。 この場合、 群分けの基準となる属性 (捺染物の色相拡大、 操業性の 向上、 白抜けの防止等) を、 権利評価の目的に照らしてランク付けする。 ランク付けの手法は、 前記各権利のランク付けの手法に準じて行う。 そ して、 得られたランク付けに従って、 まず群単位で各分割権利群同士を 上下に並べ、 さらに、 各分割権利群のなかで、 それぞれの権利を上下に 並べる。 このようにして、 抽出された全権利をランク付けすることがで きる。 この状態を図 6に示す。
上記の方法で評価を行う場合、 装置としては、 図 7に示すような構成 のものを用いることが好適である。 この装置では、 1 0 0件なら 1 0 0 件の抽出された権利群が、 権利群分割部 2 0において、 権利属性データ テーブル 2 1から引き出される適宜の属性に基づいて、 複数の小規模の 権利群に分割され、 各分割権利群ランク付部 2 2において、 各権利群の ランク付けが行われるようになつている。 また、 同時に、 分割に用いら れた属性の種類 (各分割権利群の特性) 力 、 群単位ランク付部 2 3にお いて評価され、 群単位のランク付けが同時並行的に行われるようになつ ている。 なお、 群単位のランク付けと、 分割権利群ごとの各権利のラン ク付けには、 それぞれ評価項目デ一夕テーブル 8に記憶される評価項目 が利用される。 他の構成は前記図 3の装置と同様である。
なお、 抽出された権利群の数が少なく、 分割の必要がない場合は、 そ のまま、 各分割権利群ランク付部 2 2に進み、 ランク付け作業がなされ るようになっている。
また、 全権利をランク付けする際に、 上記の例のように、 まず群単位 の優劣を上下に並べ、 つぎに各分割権利群のなかで、 それぞれの権利を 上下に並べて、 全権利を並べる場合、 例えば、 上位に評価される群 〔A〕 に属する権利 a 2 , a 3 , a 4 , a 5 と、 その下の位置に評価され る群 〔B〕 に属する権利 b , b 2 , b 3 , b 4 , b 5 とがこの順で上下 に並んだとすると、 群 〔A〕 に属する下位の権利 (例えば a 4 と a 5 ) と、 群 〔B〕 に属する上位の権利 (例えば と b 2 ) では、 権利の評 価価値が逆転することがありうる。 そこで、 群 〔A〕 の方が群 〔B〕 よ りも上位であるからといって、 画一的に、 群 〔A〕 に属する全権利 a a 2 , a 3 , a 4 , a 5 を、 群 〔B〕 に属する全権利 t^ , b 2 , b 3 , b 4 , b 5よりも上にランク付けするのではなく、 群 〔A〕 に属する権利 のうち、 下位にランク付けされた所定数の権利と、 群 〔B〕 に属する権 利のうち、 上位にランク付けされた所定数の権利とを取り出して、 これ らの権利について再評価するようにすると、 より適正なランク付けを行 うことができる。
さらに、 全権利についてのランク付けが必要でなく、 特定の属性を備 えた権利群に対してだけランク付けを行う場合には、 必要とする属性に かかる権利群 ( 1つの群であっても 2以上の群であってもよい) に対し てランク付けを行えば足りる。 その場合は、 群単位でのランク付けは必 要なく、 図 7において、 鎖線で示す構成については必要ない。
あるいは、 権利同士のランク付けは不要で、 群単位でのランク付けの みを行う場合もある。 その場合は、 図 7において、 各分割権利群ランク 付部 2 2は不要となる。
もちろん、 このようにしてランク付けされた権利群に対し、 具体的な 流通価値指標を求める必要がある場合には、 図 1に示す、 流通価値指標 演算処理部 9および流通価値指標データテーブル 1 0を組み合わせて用 いることにより、 前述の手順にしたがって、 流通価値指標を求めること ができる。
さらに、 上記一連の評価方法を利用して、 例えば、 既知の特定の 1件 の権利に対し、 これに匹敵する流通価値を備えた他の権利を探索するこ ともできる。 すなわち、 その場合は、 まず、 上記既知の権利の属する分 野の権利群を抽出し、 前述の手法のうち適宜の方法にしたがって、 その 権利群のランク付けを行う。 そして、 上記既知の権利と同等もしくはも つとも近似する位置にランク付けされた権利をピックアップすることに より、 上記既知の権利に匹敵する他の権利を探索することができる。 こ れによって、 競合する他社権利を特定することができる。 また、 同様の 手法を用いて既知の権利のランク付けを行い、 つぎに、 その権利が属す る分野とは異なる分野に属する権利群、 あるいは同一分野であって異な る属性を備えた権利群を抽出してランク付けすることにより、 既知の権 利と同等もしくは近似する価値の他の権利を探索することができる。 こ れによって、 既知の権利と競合はしないが同等の流通価値を有する権利 を特定することができるため、 対等な技術提携や、 技術交換等の交渉に 役立てることができる。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明の権利評価方法は、 特定の権利もしくは特定の 権利群について、 一定の手順に従うことにより、 その時点での流通価値 に基づく ランク付けを即座に行って評価することができるため、 迅速か つ適正な評価価値の把握を行うことができる。 したがって、 権利流通に おけるリスクが小さくなり、 従来にはない、 権利の流通促進効果を奏す ることができる。 そして、 これに伴い、 産業資源である発明, 考案, 意 匠, 商標等の活発な利用により、 工業生産の拡大、 商取引の円滑化を図 ることができ、 優れた技術的効果を得ることができる。
また、 ランク付けにとどまらず、 その時点での流通価値指標を、 基準 となる流通価値指標を根拠にして算出することができるため、 その場合 は、 より実際に即した、 客観的な流通価値指標を得ることができる。 また、 上記評価装置によれば、 簡単な操作手順で、 効率よく本発明の 権利評価を行うことができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 権利の流通価値を評価する方法であって、 まず評価しょうとする権 利が属する分野を特定し、上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、 上記権利群の各権利の流通価値を相対評価することにより上記権利群の ランク付けを行って評価するようにしたことを特徴とする権利の流通価 値評価方法。
2 . 権利の流通価値を評価する方法であって、 まず評価しょうとする権 利が属する分野を特定し、上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、 上記権利群を、 特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてまとめる ことにより複数の権利群に分け、 上記分割された複数の権利群のうち、 評価目的に適した少なくとも一つの権利群に対し、 群ごとに各権利の流 通価値を相対評価することにより、 上記少なくとも一つの権利群のラン ク付けを行って評価するようにしたことを特徴とする権利の流通価値評 価方法。
3 . 上記権利群のランク付けが、 それぞれの権利に対して複数の評価項 目について段階評価を行い、 得られた各評価値に対し評価項目ごとにそ の評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係数を乗じたのち集計 して合計評価値を得、 この合計評価値の大小の順に上記権利群を並べる ことにより行われる請求の範囲第 1項または第 2項記載の権利の流通価 値評価方法。
4 . 上記権利群のランク付けが、 権利群から 2つの権利を取り出して両 者の流通価値を比較して両者の優劣を決定する作業を、 全権利について 組み合わせを変えて繰り返し行い、 最終的に全権利群を優劣の順に並べ ることにより行われる請求の範囲第 1項または第 2項記載の権利の流通 価値評価方法。
5 . 権利の流通価値を評価する方法であって、 まず評価しょうとする権 利が属する分野を特定し、上記分野に属する一群の権利を抽出したのち、 上記権利群を、 特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてまとめる ことにより複数の権利群に分け、 上記分割された複数の権利群の流通価 値を、 群単位で相対評価して権利群同士のランク付けを行って評価する ようにしたことを特徴とする権利の流通価値評価方法。
6 . 上記権利群同士のランク付けが、 分割されたそれぞれの権利群に対 して複数の評価項目について段階評価を行い、 得られた各評価値に対し 評価項目ごとにその評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係数 を乗じたのち集計して合計評価値を得、 この合計評価値の大小の順に上 記権利群を群単位で並べることにより行われる請求の範囲第 5項記載の 権利の流通価値評価方法。
7 . 上記権利群同士のランク付けが、 分割された複数の権利群から 2つ の権利群を取り出して両者の流通価値を群単位で比較して両者の優劣を 決定する作業を、 全権利群について組み合わせを変えて繰り返し行い、 最終的に全権利群を群単位で、 優劣の順に並べることにより行われる請 求の範囲第 5項記載の権利の流通価値評価方法。
8 . 請求の範囲第 5項〜第 7項のいずれか一項にかかる権利の流通価値 評価方法において、 分割された複数の権利群ごとに、 各権利の流通価値 を相対評価してランク付けを行い、 上記ランク付けされた各権利群を、 権利群同士のランク付けの結果に従って並べることにより、 最終的に、 抽出された全権利群をランク付けするようにしたことを特徴とする権利 の流通価値評価方法。
9 . 請求の範囲第 1項〜第 4項および第 8項のいずれか一項にかかる権 利の流通価値評価方法によりランク付けされた権利群のうち、 少なく と も一つの権利の流通価値指標を特定し、 この流通価値指標に基づいて、 ランク付けされた他の権利の流通価値指標を算出して評価するようにし たことを特徴とする権利の流通価値評価方法。
1 0 . 権利の流通価値を評価するための装置であって、 権利に関する書 誌データ、 経過データおよびその他のデータが蓄積されたデータベース から特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出手段により抽 出された権利群のデータに基づいて上記権利群の各権利を相対的に評価 しランク付けを行う権利ランク付け手段とを備えたことを特徴とする権 利の流通価値評価装置。
1 1 . 権利の流通価値を評価するための装置であって、 権利に関する書 誌データ、 経過データおよびその他のデータが蓄積されたデータベース から特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出手段により抽 出された権利群を、 特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてまと めることにより複数の権利群に分ける権利群分割手段と、 上記分割され た複数の権利群ごとに、 各権利群のデータに基づいて権利群の各権利を 相対的に評価しランク付けを行う権利ランク付け手段とを備えたことを 特徴とする権利の流通価値評価装置。
1 2 . 上記権利ランク付け手段が、 対象とする権利群に対して複数の評 価項目ごとに段階評価を行い、 得られた各評価値に対し評価項目ごとに その評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係数を乗じたのち集 計して合計評価値を得、 この合計評価値の大小の順に上記権利群を並べ るよう設定されている請求の範囲第 1 0項または第 1 1項記載の権利の 流通価値評価装置。
1 3 . 上記権利ランク付け手段が、 対象とする権利群から 2つの権利を 取り出して両者の流通価値を比較して両者の優劣を決定する作業を、 全 権利について組み合わせを変えて繰り返し行い、 最終的に全権利群を優 劣の順に並べるよう設定されている請求の範囲第 1 0項または第 1 1項 記載の権利の流通価値評価装置。
1 4 . 権利の流通価値を評価するための装置であって、 権利に関する書 誌データ、 経過データおよびその他のデータが蓄積されたデータベース から特定分野の権利群を抽出しうる抽出手段と、 上記抽出手段により抽 出された権利群を、 特定の属性を備えた権利同士を一つの群としてまと めることにより複数の権利群に分ける権利群分割手段と、 上記分割され た複数の権利群の流通価値を、 群単位で相対的に評価して権利群同士の ランク付けを行う群単位ランク付け手段とを備えたことを特徴とする権 利の流通価値評価装置。
1 5 . 上記群単位ランク付け手段が、 分割されたそれぞれの権利群に対 して複数の評価項目ごとに段階評価を行い、 得られた各評価値に対し評 価項目ごとにその評価項目が流通価値を左右する度合いに応じた係数を 乗じたのち集計して合計評価値を得、 この合計評価値の大小の順に上記 権利群を群単位で並べるよう設定されている請求の範囲第 1 4項記載の 権利の流通価値評価装置。
1 6 . 上記群単位ランク付け手段が、 分割された複数の権利群から 2つ の権利群を取り出して両者の流通価値を群単位で比較して両者の優劣を 決定する作業を、 全権利群について組み合わせを変えて繰り返し行い、 最終的に全権利群を群単位で、 優劣の順に並べるよう設定されている請 求の範囲第 1 4項記載の権利の流通価値評価装置。
1 7 . 請求の範囲第 1 4項〜第 1 6項のいずれか一項にかかる権利の流 通価値評価装置において、 分割された複数の権利群ごとに、 各権利群の データに基づいて権利群の各権利を相対的に評価しランク付けを行う権 利ランク付け手段と、 上記ランク付け手段によりランク付けされた各権 利群を、 群単位ランク付け手段によってランク付けされた権利群同士の ランク付けの結果に従って並べることにより、 最終的に、 抽出された全 権利群をランク付けする トータルランク付け手段とを備えたことを特徴 とする権利の流通価値評価装置。
1 8 . 請求の範囲第 1 0項〜第 1 3項および第 1 7項のいずれか一項に かかる権利の流通価値評価装置において、 権利に関する流通価値指標を 入力する流通価値指標入力手段と、 上記流通価値指標入力手段から入力 される少なく とも一つの権利に関する流通価値指標に基づき、 ランク付 けされた他の権利の流通価値指標を算出する演算処理手段とを備えたこ とを特徴とする権利の流通価値評価装置。
PCT/JP2000/002692 1999-05-11 2000-04-24 Calcul de la valeur de cession de droits et dispositif a cet effet WO2000068847A1 (fr)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU38429/00A AU3842900A (en) 1999-05-11 2000-04-24 Method for evaluating distribution value of right and device used therefor
EP00917452A EP1215599A4 (en) 1999-05-11 2000-04-24 CALCULATION OF THE VALUE OF ASSIGNMENT OF RIGHTS AND ARRANGEMENT THEREFOR

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13053999 1999-05-11
JP11/130539 1999-05-11
JP2000048012A JP2001028018A (ja) 1999-05-11 2000-02-24 権利の流通価値評価方法およびそれに用いる装置
JP2000/48012 2000-02-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2000068847A1 true WO2000068847A1 (fr) 2000-11-16

Family

ID=26465649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2000/002692 WO2000068847A1 (fr) 1999-05-11 2000-04-24 Calcul de la valeur de cession de droits et dispositif a cet effet

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1215599A4 (ja)
JP (1) JP2001028018A (ja)
KR (1) KR100601069B1 (ja)
AU (1) AU3842900A (ja)
WO (1) WO2000068847A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096245A1 (fr) * 2002-05-10 2003-11-20 Alps Electric Co., Ltd. Systeme et procede d'achat/de vente de droits de propriete intellectuelle, programme correspondant et support d'enregistrement
WO2004077326A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Alps Electric Co., Ltd. 知的財産会計管理装置及び知的財産会計管理プログラム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6556992B1 (en) 1999-09-14 2003-04-29 Patent Ratings, Llc Method and system for rating patents and other intangible assets
JP2005122318A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Nec Corp 特許情報管理システム、方法およびプログラム
JP2005174313A (ja) * 2003-11-18 2005-06-30 Shinko Res Kk 特許又は技術の経済価値算出方法及び装置
JP4631582B2 (ja) * 2005-07-28 2011-02-16 株式会社日立製作所 事業価値評価支援装置及び事業価値評価支援プログラム
US7949581B2 (en) 2005-09-07 2011-05-24 Patentratings, Llc Method of determining an obsolescence rate of a technology
US7716226B2 (en) 2005-09-27 2010-05-11 Patentratings, Llc Method and system for probabilistically quantifying and visualizing relevance between two or more citationally or contextually related data objects
US20100114587A1 (en) * 2006-11-02 2010-05-06 Hiroaki Masuyama Patent evaluating device
JPWO2008075744A1 (ja) * 2006-12-20 2010-04-15 株式会社パテント・リザルト 情報処理装置、提携先を選定するための情報を生成する方法、およびプログラム
US10380147B1 (en) 2010-10-07 2019-08-13 PatentSight GmbH Computer implemented method for quantifying the relevance of documents

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07302244A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Dainippon Printing Co Ltd ネットワークを用いた著作物提供システム
JPH10126408A (ja) * 1996-10-17 1998-05-15 Green Net:Kk 双方向参加型データ通信システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07302244A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Dainippon Printing Co Ltd ネットワークを用いた著作物提供システム
JPH10126408A (ja) * 1996-10-17 1998-05-15 Green Net:Kk 双方向参加型データ通信システム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"TOKKYO HYOKA SHIHYO (TENTATIVE PLAN)", JAPANESE PATENT OFFICE PATENT JOURNAL, XX, XX, 1 April 1999 (1999-04-01), XX, pages I/II + 01 - 46, XP002946629 *
See also references of EP1215599A4 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096245A1 (fr) * 2002-05-10 2003-11-20 Alps Electric Co., Ltd. Systeme et procede d'achat/de vente de droits de propriete intellectuelle, programme correspondant et support d'enregistrement
WO2004077326A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Alps Electric Co., Ltd. 知的財産会計管理装置及び知的財産会計管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001028018A (ja) 2001-01-30
KR20010104205A (ko) 2001-11-24
KR100601069B1 (ko) 2006-07-19
AU3842900A (en) 2000-11-21
EP1215599A4 (en) 2002-11-13
EP1215599A1 (en) 2002-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tsai Quality cost measurement under activity‐based costing
Hvolby et al. Technical and industrial issues of Advanced Planning and Scheduling (APS) systems
Hsu Using a decision-making process to evaluate efficiency and operating performance for listed semiconductor companies
KR20060107850A (ko) 손익관리정보제시방법 및 손익관리정보제시장치, 및 손익관리정보제시처리프로그램
Nguyen et al. Constrained fuzzy hierarchical analysis for portfolio selection under higher moments
JP6370757B2 (ja) 損益予測装置及び損益予測プログラム
WO2000068847A1 (fr) Calcul de la valeur de cession de droits et dispositif a cet effet
Kee et al. Target costing in the presence of product and production interdependencies
Hatami-Marbini et al. Measuring performance with common weights: network DEA
Hsiao et al. Measuring the relative efficiency of IC design firms using the directional distance function and a meta-frontier approach
Taghizadeh et al. Application of fuzzy multi-objective linear programming model in a multi-period multi-product production planning problem
Vrat et al. Productivity management: a systems approach
Tavakoli et al. Application of PCA/DEA method to evaluate the performance of human capital management: A case study
Alidade et al. Ranking the branches of bank sepah of sistan baluchistan using balanced score card and fuzzy multi-attribute decision making methods
Casault et al. Selection of a portfolio of R & D projects
Tang et al. Modelling and a tabu search solution for the slab reallocation problem in the steel industry
Santoso et al. Fuzzy sequential model for strategic planning of small and medium scale industries
CN115358852A (zh) 债券数据处理方法及装置
US20130173438A1 (en) Computer-Implemented Profitability Optimization Process
Leung et al. Structural analysis of a business enterprise
Chang et al. Probe of the replenishment strategy and grouping rule in the semiconductor industry
Pinar-Pérez et al. Market proliferation and the impact of locational complexity on network restructuring
Micheli et al. A Multiple-Criteria Decision-Making Model for Supplier Selection and Order Allocation Under Uncertainty
Chang et al. TOC portfolio selection model for NPD projects of the biotechnological industry
Huitink et al. Panel 11. Sustaining the Defense Industrial Base

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BY CA CH CN CR CU CZ DE DK DM EE ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS KE KG KP KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX NO NZ PL PT RO RU SD SE SG SI SK SL TJ TM TR TT TZ UA UG US UZ VN YU ZA ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): GH GM KE LS MW SD SL SZ TZ UG ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE CH CY DE DK ES FI FR GB GR IE IT LU MC NL PT SE BF BJ CF CG CI CM GA GN GW ML MR NE SN TD TG

DFPE Request for preliminary examination filed prior to expiration of 19th month from priority date (pct application filed before 20040101)
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020017003718

Country of ref document: KR

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2000917452

Country of ref document: EP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 09787957

Country of ref document: US

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 1020017003718

Country of ref document: KR

REG Reference to national code

Ref country code: DE

Ref legal event code: 8642

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2000917452

Country of ref document: EP

WWG Wipo information: grant in national office

Ref document number: 1020017003718

Country of ref document: KR

WWR Wipo information: refused in national office

Ref document number: 2000917452

Country of ref document: EP

WWW Wipo information: withdrawn in national office

Ref document number: 2000917452

Country of ref document: EP