JP3735505B2 - Pos分析システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は商品の販売状況をPOS(point of sales)データを用いて管理するPOSシステムに係り、とりわけ、POSデータを分析することにより商品の販売戦略等の立案を支援するPOS分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品の販売状況を管理するシステムとして、小売店等の店舗にて商品が販売された時点で入力されるPOSデータを用いて商品の販売状況を管理するPOSシステムが広く用いられている。なお、POSシステムで管理されるPOSデータは、商品の販売戦略等を立案する上で非常に有用なデータであり、販売責任者等の分析者は、POSデータに含まれる商品の売上や販売時期等の情報を分析することにより、店舗内で並べられる商品の入荷量を決定したり、店舗内での商品の陳列位置を決定することができる。
【0003】
このような従来のPOS分析方法においては、分析対象となる範囲を限定し、その範囲内でPOSデータを基にして分析を行うのが一般的である。具体的には、小売店での販売戦略を立案する場合であれば、分析対象となる範囲を特定の売場(例えば雑貨系等の商品分類)に絞り込み、売場単位(商品分類単位)で分析を行っている。なお、店舗内に複数の売場(商品分類)が存在する場合には、各売場(商品分類)ごとに商品の売上が伸びているか否かの分析を行い、売上が伸びていればその商品分類の商品を残し、売上が伸びていなければその商品分類を外して他の商品分類の商品を並べるという判断が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のPOS分析方法では、店舗内の売場(商品分類)単位で分析を行うので、既に店舗内に並べられている商品分類の中から売上の高い商品分類を抽出するというような場合には適しているが、店舗に新たに並べられる商品分類を抽出する場合には不向きであるという問題がある。
【0005】
すなわち、新規に店舗を開業する場合や店舗内の商品の品揃えを変更するような場合には、店舗内に新たな商品分類を追加することが必要となるが、上述した従来のPOS分析方法では、どのような商品分類(商品)を選択すべきか否かという点について十分な支援を行うことができず、分析者の経験に依存する可能性が非常に高い。
【0006】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、商品分類間の相関関係を抽出することにより、店舗内での商品の品揃え等を判断する際の分析者の負担を軽減するとともに商品の品揃えの幅を広げることができるPOS分析システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その第1の解決手段として、個々の商品を特定する商品コードと、POSデータの管理に用いられる階層構造をなす商品分類群に含まれる下位階層の商品分類を表す商品分類コードとの対応関係を表す商品マスタ情報を保持する商品マスタ情報保持部と、入力された分析対象となるPOSデータと、前記商品マスタ情報保持部に保持された商品マスタ情報とを基にして商品の期間別の売上を下位階層の商品分類単位で集計するPOS集計部と、POSデータの管理に用いられる階層構造をなす全ての商品分類コードとそれらの階層情報とを含む商品分類情報を保持する商品分類情報保持部と、前記POS集計部による集計結果と、前記商品分類情報保持部に保持された商品分類情報とに基づいて前記下位階層の各商品分類または前記下位階層の各商品分類を包含する上位階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析する相関分析部と、を備え、前記相関分析部は、前記POS集計部により集計されたPOS集計情報の中から、指定された分析期間分のPOS集計情報を抽出する分析対象絞込部と、前記分析対象絞込部により抽出されたPOS集計情報及び前記商品分類情報保持部に保持された商品分類情報を基にして、指定された階層の各商品分類の期間別の売上を集計するとともに、その集計された期間別の売上を、指定された分析単位で指数化して商品分類売上指数を算出する指数算出部と、前記指数算出部により算出された商品分類売上指数を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、指定された分析手法により売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する相関関係抽出部とを有することを特徴とするPOS分析システムを提供する。
【0008】
なお、本発明においては、前記相関分析部の前記相関関係抽出部は、売上が最高となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析することができる。また、前記各商品分類の期間別の売上を指数化し、売上指数が所定の基準値以上となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析することができる。また、本発明においては、前記相関分析部の前記指数算出部に接続され、当該指数算出部に対して分析対象となる商品分類の階層や売上の種類を指定する分析パラメータ入力部をさらに備えることが好ましい。
【0010】
本発明の第1および第2の解決手段によれば、下位階層の各商品分類または前記下位階層の各商品分類を包含する上位階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析するので、店舗に新たに追加される商品分類を含めて店舗での商品の品揃えをどのようにするかの判断材料を簡易かつ適切に与えることができる。このため、店舗内での商品の品揃え等を判断する際の分析者の負担を軽減するとともに、店舗での商品の品揃えの幅を大きく広げることができる。また、分析対象となる商品分類の階層や売上の種類といった分析パラメータを適宜指定することができるので、様々な観点から商品分類間の相関関係を柔軟に分析することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明によるPOS分析システムの一実施の形態を示す図である。
【0012】
図1に示すように、POS分析システム10は、階層構造をなす商品分類群により管理されるPOSデータを集計するPOS集計部11と、POS集計部11による集計結果に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係(季節性の相関関係)を分析する相関分析部15とを備えている。
【0013】
このうち、POS集計部11は、POSデータを基にして商品の期間別の売上を下位階層の商品分類単位で集計するものである。POS集計部11は、POSデータを基にして商品の期間(例えば月)別の売上(金額、数量および粗利)を商品単位で集計する商品単位売上集計部12と、商品単位売上集計部12により集計されたPOS集計情報(単品集計情報)を基にして商品の期間別の売上を各商品が属している下位階層(例えば最下位の階層)の商品分類単位で集計する商品分類単位売上集計部13とを有している。なお、商品分類単位売上集計部13には商品マスタ情報保持部14が接続されており、商品マスタ情報保持部14において、個々の商品を特定する商品コード(例えばJANコード)と、下位階層(例えば最下位の階層)の商品分類を表す商品分類コードとの対応関係を表す商品マスタ情報が保持されるようになっている。
【0014】
また、相関分析部15は、POS集計部11により集計されたPOS集計情報(分類集計情報)を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析するものである。
【0015】
ここで、相関分析部15は、POS集計部11の商品分類単位売上集計部13により集計されたPOS集計情報(分類集計情報)の中から所定の分析期間分のPOS集計情報(分類集計情報)を抽出する分析対象絞込部16を有している。
【0016】
また、相関分析部15は、分析対象絞込部16により抽出されたPOS集計情報(分類集計情報)を基にして分析対象となる所定の階層(商品分類単位売上集計部13の集計単位である下位階層またはその下位階層を包含する上位階層)の各商品分類の期間別の売上を集計するとともに、その集計された期間別の売上を所定の分析単位(金額、数量または粗利のいずれか)で指数化する指数算出部17を有している。なお、指数算出部17には商品分類情報保持部20が接続されており、商品分類情報保持部20において、階層構造をなす全ての商品分類コードとそれらの階層情報とを含む商品分類情報が保持されるようになっている。
【0017】
図2(a)(b)は商品分類情報保持部20で保持される商品分類情報の一例を示す図である。図2(a)(b)に示すように、図2(a)に示すような3階層の商品分類群の場合であれば、図2(b)に示すような形式で商品分類情報が保持される。
【0018】
さらに、相関分析部15は、指数算出部17により算出された商品分類売上指数を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、所定の分析手法により売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する相関関係抽出部18を有している。ここで、相関関係抽出部18における分析手法としては、売上が最高となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する手法(最高値比較手法)の他、商品分類売上指数が所定の基準値以上となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する手法(基準値比較手法)を用いることができる。ここで、最高値比較手法および基準値比較手法のいずれの場合にも、POS集計部11の集計単位である単一の期間(例えば月)同士を比較する他、一定の連続期間(例えば2ケ月分)同士を比較することができ、後者の場合には分析パラメータとして平均期間(例えば月数)が指定される。なお、平均期間として指定可能な範囲は、(分析期間)>(平均期間)の範囲である。また、基準値比較手法の場合には、分析パラメータとして基準値が指定される。
【0019】
なお、相関分析部15には分析パラメータを入力するための分析パラメータ入力部19が接続されており、分析対象絞込部16、指数算出部17および相関関係抽出部18に対して分析期間、分析対象となる商品分類の階層、分析単位および分析手法等を指定することができるようになっている。
【0020】
次に、図1乃至図3により、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここで、図3は図1に示すPOS分析システムの作用を説明するための図である。
【0021】
まず、POS集計部11において、POSデータを基にして商品の期間別の売上を下位階層の商品分類単位で集計する。
【0022】
具体的には、商品単位売上集計部12により、POSデータを基にして商品の期間(例えば月)別の売上(金額、数量および粗利)を商品単位で集計し、次いで、商品分類単位売上集計部13により、商品単位売上集計部12により集計されたPOS集計情報(単品集計情報)を基にして商品の期間別の売上を下位階層(例えば最下位の階層)の商品分類単位で集計する。
【0023】
なお、商品分類単位売上集計部13は、商品マスタ情報保持部14に保持された商品マスタ情報を用いて、商品分類コード単位でそれぞれの商品分類コードに属しているJANコードの売上を期間別に合算することにより、POS集計情報(単品集計情報)からPOS集計情報(分類集計情報)を求める(図3参照)。
【0024】
次に、相関分析部15において、POS集計部11により集計されたPOS集計情報(分類集計情報)を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析する。
【0025】
具体的には、分析対象絞込部16により、POS集計部11の商品分類単位売上集計部13により集計されたPOS集計情報(分類集計情報)の中から、分析パラメータ入力部19により指定された分析期間分のPOS集計情報(分類集計情報)を抽出する。
【0026】
そして、指数算出部17により、分析対象絞込部16により抽出されたPOS集計情報(分類集計情報)を基にして、分析パラメータ入力部19により指定された階層(商品分類単位売上集計部13の集計単位である下位階層またはその下位階層を包含する上位階層)の各商品分類の期間別の売上を集計し、次いで、その集計された期間別の売上を、分析パラメータ入力部19により指定された分析単位(金額、数量または粗利のいずれか)で次式に従って指数化する。
【0027】
商品分類売上指数=
100*(各月の売上)/[(分析期間の総売上)/(期間月数)]
なお、指数算出部17は、商品分類情報保持部20に保持された商品分類情報を用いて、指定された階層の商品分類コード単位でそれぞれの商品分類コードに属している下位の商品分類コードの売上を合算することにより、POS集計情報(分類集計情報)から商品分類売上指数を求める(図3参照)。
【0028】
その後、相関関係抽出部18により、指数算出部17により算出された商品分類売上指数を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、分析パラメータ入力部19により指定された分析手法により売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する。
【0029】
ここで、分析パラメータ入力部19により最高値比較手法が指定された場合には、売上が最高となる時期が同一であるか否かに基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する。
【0030】
これに対し、分析パラメータ入力部19により基準値比較手法が指定された場合には、売上の指数値が所定の基準値(分析パラメータ入力部19により指定された基準値)以上となる時期が同一であるか否かに基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する。ここで、基準値比較手法において、例えば分析期間が“1月〜12月”と指定され、平均期間が“3”と指定され、基準値が“130”と指定された場合には、売上年月(1月〜3月)の商品分類売上指数(指定された分析単位の指数)の平均値(平均指数)を算出した後、この平均指数が上記基準値を越えている商品分類を全て抽出することにより、売上年月(1月〜3月)の連続期間で商品分類売上指数の平均指数が高い商品分類間の相関関係が求められる。同様にして、売上年月(2月〜4月)、売上年月(3月〜5月)、…、売上年月(10月〜12月)についても、商品分類売上指数の平均指数が上記基準値を越えている商品分類を全て抽出することにより、それぞれの連続期間で商品分類売上指数が高い商品分類間の相関関係が求められる。
【0031】
分析例
次に、図4乃至図7により、図1に示すPOS分析システム10の実際の分析例について説明する。
【0032】
図4および図5はそれぞれ、POS集計部11により求められるPOS集計情報(単品集計情報)およびPOS集計情報(分類集計情報)の一例を示す図である。
【0033】
図4に示すように、POS集計情報(単品集計情報)は、商品単位売上集計部12により集計されるものであり、商品単位の月別の売上(金額、数量および粗利)を含む。なお、商品マスタ情報としては、図7(a)に示すように、商品コード(JANコード)と最下位の階層の商品分類コードとの対応関係が保持されている。また、商品分類情報としては、図7(b)に示すように、階層構造をなす全ての商品分類コードとそれらの階層情報とが保持されている。
【0034】
なお、図5に示すPOS集計情報(分類集計情報)は、図4に示すPOS集計情報(単品集計情報)と、図7(a)に示す商品マスタ情報とに基づいて、商品分類単位売上集計部13により集計される。図5に示すように、POS集計情報(分類集計情報)は、最下位の階層の商品分類コード単位の月別の売上(金額、数量および粗利)を含む。
【0035】
図6(a)(b)は図5に示すPOS集計情報(分類集計情報)を基にして相関分析部15により求められる商品分類売上指数およびその3ケ月間の平均指数を示す図である。なおここでは、分析パラメータ入力部19により以下のような分析パラメータが指定されるものとする。
【0036】
分析期間:1999年1月〜1999年12月
商品分類階層:2
分析単位:金額
分析手法:基準値比較手法(平均期間:3ケ月)
まず、分析対象絞込部16により、分析期間である1999年1月〜1999年12月のPOS集計情報(分類集計情報)が抽出される。
【0037】
次に、分析対象となる商品分類階層が“2”であるので、指数算出部17により、図7(b)に示す商品分類情報から階層が“2”の商品分類コードを取得する。図7(b)の場合には、体温計(商品分類コード“01”)とベビー用(商品分類コード“11”)とが取得される。これに基づいて、体温計とベビー用の商品分類コードに属する最下位の商品分類コードを取得し、それぞれの売上(金額、数量および粗利)の月別の合算を行う。例えば、1999年1月の体温計の売上金額は、図5に示すPOS集計情報(分類集計情報)において、水銀(商品分類コード“0101”)およびデジタル(商品分類コード“0102”)の1999年1月の売上金額を合算した値(¥100+¥600=¥700)となる。
【0038】
このようにしてまず、最下位の階層から指定された商品分類階層までの売上(金額、数量および粗利)の月別の合算を行う。その結果、指定された商品分類階層の売上(金額、数量および粗利)が算出される。
【0039】
なお、図5に示すPOS集計情報(分類集計情報)において、体温計(商品分類コード“01”)の月別の売上金額の合算を行う場合を例に挙げると、
1999年 1月: ¥700
1999年 2月:¥1,700
1999年 3月:¥3,300
1999年 4月: ¥900
1999年 5月:¥1,100
1999年 6月:¥1,300
1999年 7月:¥1,500
1999年 8月:¥1,700
1999年 9月:¥2,100
1999年10月:¥1,100
1999年11月:¥1,300
1999年12月:¥1,450
となり、その後、このようにして算出された結果を用いて体温計の月別の売上金額を指数化する。
【0040】
なお、売上金額以外の売上数量および粗利についても同様にして計算が行われ、その結果、図6(a)に示す商品分類売上指数が求められる。
【0041】
ここで、指定された分析手法が基準値比較手法であり、平均期間が3ケ月であるので、続いて、図6(a)に示す商品分類売上指数を用いて連続3ケ月間の平均指数を算出する。これにより、図6(b)に示すような結果が求められる。
【0042】
同様にして、ベビー用(商品分類コード“11”)についても計算が行われ、これにより、図6(a)(b)に示すような結果が得られる。
【0043】
その後、相関関係抽出部18により、図6(b)に示す結果に基づいて、相関分析部15は、平均指数が高い時期が一致する商品分類を抽出し、期間別にその商品分類を出力する。図6(b)に示す場合には、1999年2月〜1999年4月までの時期で体温計とベビー用の売上がともに高くなっており、体温計とベビー用の商品分類間に季節性の相関関係があると判断される。
【0044】
なお、分析手法として最高値比較手法が指定された場合には、売上指数が最高となる売上年月が一致する商品分類が全て抽出される。図6(a)に示す商品分類売上指数の場合には、体温計の売上指数が最高となるのは3月であり、ベビー用の売上指数が最高となるのは4月ということになり、両者は一致していない。しかし、実際には、これらの商品分類以外にも商品分類が登録されているのが一般的であり、その中で商品分類の売上指数が3月に最高となるものがあれば、その商品分類と体温計とは何らかの相関関係があると判断されることとなる。
【0045】
このように本実施の形態によれば、下位階層の各商品分類または前記下位階層の各商品分類を包含する上位階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析するので、店舗に新たに追加される商品分類を含めて店舗での商品の品揃えをどのようにするかの判断材料を簡易かつ適切に与えることができる。このため、店舗内での商品の品揃え等を判断する際の分析者の負担を軽減するとともに、店舗での商品の品揃えの幅を大きく広げることができる。また、そこから発展して様々な要因分析等を行うことも可能となり、分析を繰り返していくことにより商品分類間の相関関係に新たな要因を見出していくことができるという可能性を秘めている。
【0046】
また本実施の形態によれば、分析対象となる商品分類の階層や売上の種類(金額、数量および粗利)といった分析パラメータを適宜指定することができるので、様々な観点から商品分類間の相関関係を柔軟に分析することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、下位階層の各商品分類または前記下位階層の各商品分類を包含する上位階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析するので、店舗に新たに追加される商品分類を含めて店舗での商品の品揃えをどのようにするかの判断材料を簡易かつ適切に与えることができる。このため、店舗内での商品の品揃え等を判断する際の分析者の負担を軽減するとともに、店舗での商品の品揃えの幅を大きく広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPOS分析システムの一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示す商品分類情報保持部で保持される商品分類情報の一例を説明するための図。
【図3】図1に示すPOS分析システムの作用を説明するための図。
【図4】図1に示すPOS分析システムで用いられるPOS集計情報(単品集計情報)の一例を示す図。
【図5】図4に示すPOS集計情報(単品集計情報)から求められるPOS集計情報(分類集計情報)の一例を示す図。
【図6】図5に示すPOS集計情報(分類集計情報)から求められる商品分類売上指数の一例を示す図。
【図7】図1に示すPOS分析システムで用いられる商品マスタ情報および商品分類情報の一例を示す図。
【符号の説明】
10 POS分析システム
11 POS集計部
12 商品単位売上集計部
13 商品分類単位売上集計部
14 商品マスタ情報保持部
15 相関分析部
16 分析対象絞込部
17 指数算出部
18 相関関係抽出部
19 分析パラメータ入力部
20 商品分類情報保持部

Claims (7)

  1. 個々の商品を特定する商品コードと、POSデータの管理に用いられる階層構造をなす商品分類群に含まれる下位階層の商品分類を表す商品分類コードとの対応関係を表す商品マスタ情報を保持する商品マスタ情報保持部と、
    入力された分析対象となるPOSデータと、前記商品マスタ情報保持部に保持された商品マスタ情報とを基にして商品の期間別の売上を下位階層の商品分類単位で集計するPOS集計部と、
    POSデータの管理に用いられる階層構造をなす全ての商品分類コードとそれらの階層情報とを含む商品分類情報を保持する商品分類情報保持部と、
    前記POS集計部による集計結果と、前記商品分類情報保持部に保持された商品分類情報とに基づいて前記下位階層の各商品分類または前記下位階層の各商品分類を包含する上位階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析する相関分析部と、
    を備え
    前記相関分析部は、
    前記POS集計部により集計されたPOS集計情報の中から、指定された分析期間分のPOS集計情報を抽出する分析対象絞込部と、
    前記分析対象絞込部により抽出されたPOS集計情報及び前記商品分類情報保持部に保持された商品分類情報を基にして、指定された階層の各商品分類の期間別の売上を集計するとともに、その集計された期間別の売上を、指定された分析単位で指数化して商品分類売上指数を算出する指数算出部と、
    前記指数算出部により算出された商品分類売上指数を基にして所定の階層の各商品分類の期間別の売上を比較し、指定された分析手法により売上の高い時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を抽出する相関関係抽出部とを有することを特徴とするPOS分析システム。
  2. 前記相関分析部の前記相関関係抽出部は、売上が最高となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析することを特徴とする請求項1記載のPOS分析システム。
  3. 前記相関分析部の前記相関関係抽出部は、前記各商品分類の期間別の売上を指数化し、売上指数が所定の基準値以上となる時期の一致性に基づいて同一階層の商品分類間の相関関係を分析することを特徴とする請求項1記載のPOS分析システム。
  4. 前記相関分析部の前記指数算出部に接続され、当該指数算出部に対して分析対象となる商品分類の階層を指定する分析パラメータ入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のPOS分析システム。
  5. 前記相関分析部の前記指数算出部に接続され、当該指数算出部に対して分析対象となる売上の種類に相当する分析単位を指定する分析パラメータ入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のPOS分析システム。
  6. 前記相関分析部の前記相関関係抽出部に接続され、当該相関関係抽出部に対して分析手法を指定する分析パラメータ入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のPOS分析システム。
  7. 前記POS集計部は、入力された分析対象となるPOSデータを基にして商品の期間別の売上を商品単位で集計する商品単位売上集計部と、この商品単位売上集計部により集計されたPOS集計情報及び前記商品マスタ情報保持部に保持された商品マスタ情報を基に して商品の期間別の売上を各商品が属している下位階層の商品分類単位で集計する商品分類単位売上集計部とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のPOS分析システム。
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