JP2001027620A - ソーラスリットを有するx線分析装置 - Google Patents

ソーラスリットを有するx線分析装置

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JP2001027620A
JP2001027620A JP11198381A JP19838199A JP2001027620A JP 2001027620 A JP2001027620 A JP 2001027620A JP 11198381 A JP11198381 A JP 11198381A JP 19838199 A JP19838199 A JP 19838199A JP 2001027620 A JP2001027620 A JP 2001027620A
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Naoki Kawahara
直樹 河原
Koichi Aoyanagi
光一 青柳
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Rigaku Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が複雑になることなく、1つのソーラス
リットにより、試料の大径測定に必要な分解能と、試料
の小径測定に必要な感度と分解能を満たすことのできる
X線分析装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 1次X線B1が照射された試料Sから発
生する2次X線B2を検出器6で検出して試料Sを分析
するX線分析装置において、前記2次X線B2の通路
に、前記試料S上の測定部位Mを制限する絞り孔2aを
有する視野制限用コリメータ2と、複数の平板状の箔7
を重ね前記コリメータ2を通過した2次X線B2を平行
化するソーラスリット3とを設ける。前記ソーラスリッ
ト3においては、前記コリメータ2の小径の絞り孔2a
1 を通った2次X線B2を通過させる小径対応部分D1
の箔間隔d1 を、他の部分の箔間隔dよりも大きく設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料の小径測定ま
たはそれよりも大きい径の測定(以下、大径測定とい
う)に兼用できるソーラスリットを有するX線分析装置
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】1次X線
が照射された試料から発生する2次X線を検出器で検出
して試料を分析するX線分析装置の1つとして、ソーラ
スリットで2次X線を平行化する平行ビーム法を用いる
波長分散型蛍光X線分析装置がある。この種のX線分析
装置は、試料から発生する蛍光X線(2次X線)のう
ち、被測定部位および後段の光学系でカットされる周辺
部位からのX線のみを通過させる視野制限用コリメー
タ、視野制限用コリメータを通過した2次X線を平行化
する1次ソーラスリット、2次X線を分光する分光結
晶、分光した2次X線を平行化する2次ソーラスリッ
ト、および分光した2次X線の強度を検出する検出器を
備えている。
【0003】図7は標準的なソーラスリット21を示す
もので、複数の平板状の鋼箔等からなる金属箔を同一間
隔d1 で平行に重ねることにより、互いに平行で同一間
隔の複数のスリット(通路)23を形成したものであ
り、通常、試料面に対して25°ないし50°の角度と
なるように配置される。この標準的なソーラスリット2
1における前記箔間隔d1 は0.2〜0.5mm程度に
設定され、また前記箔の厚みは0.05mm程度に設定
される。このようなソーラスリット21を用いた近年の
波長分散型蛍光X線分析装置では、通常の測定径(直径
30mm程度)よりもかなり小さい直径1mm程度また
はそれより若干小さい小径の測定面(測定部位)を分析
できるようになってきている。
【0004】なお、前記X線分析装置の波長分解能は、
前記ソーラスリット21の光路方向の長さを一定とする
と、2次X線がソーラスリット21のスリット23中を
通過するとき制限される分散角度θを主たる因子として
いるので、前記箔間隔d1 が小さいほど分解能は高くな
り、逆に前記箔間隔d1 が大きいほど感度は高くなる。
【0005】しかし、前記ソーラスリット21では、複
数のスリット23の間隔(箔間隔に相当)d1 をすべて
同一としているので、試料の測定面が1mm程度の小径
である場合には、測定面の径が、ソーラスリット21の
箔間隔d1 に近づくために、試料からソーラスリット2
1を見込む仰角や、試料に対する個々の箔22の位置関
係によっては、期待した感度が得られないことがあり、
組み立てられる装置間でも感度にばらつきが生じかねな
い。
【0006】すなわち、試料とソーラスリットの位置関
係が、例えば図9に示す状態のときには、試料Sの測定
面Mの中央部や周辺部から発生する2次X線B2がソー
ラスリット21の箔22で遮られてしまうので、感度不
良となる。また、前記位置関係が、図10に示す状態の
ときにも、基本的には感度は良くないが、この場合、試
料Sの測定面Mの中央部や周辺部から発生する2次X線
B2は箔22で遮られないので、図9の場合ほど感度は
悪くならない。
【0007】他方、感度を大きくしたい試料に対して
は、図8に示す高感度ソーラスリット21Aが用いられ
る。このソーラスリット21Aの箔間隔d2 は、図7の
箔間隔d1 よりも大きく(通常、1〜4mm程度)設定
されており、これにより、箔22によって減衰されるX
線量が減少し、高い感度が得られる。この高感度ソーラ
スリット21Aを用いると、小径の測定面に対する感度
は向上するが、大径の測定面に対する分解能は低下す
る。
【0008】そこで、前記ソーラスリット21または2
1Aとは別に、スリット間隔を小径測定部位専用に設定
した単スリットやソーラスリットを設置し、測定面の大
きさに応じて使い分けることも考えられるが、この場合
には装置の構成が複雑になってしまう。
【0009】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、構成が複雑になることなく、1つのソーラスリッ
トにより、試料の大径測定に必要な分解能または感度
と、試料の小径測定に必要な感度または分解能を満たす
ことのできるソーラスリットを有するX線分析装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係るソーラスリットを有す
るX線分析装置は、1次X線が照射された試料から発生
する2次X線を検出器で検出して試料を分析する装置で
あって、前記2次X線の通路に、前記試料上の測定部位
を制限する絞り孔を有する視野制限用コリメータと、複
数の平板状の箔を重ね前記コリメータを通過した2次X
線を平行化するソーラスリットとが設けられ、前記ソー
ラスリットは、前記コリメータの小径の絞り孔を通った
2次X線を通過させる小径対応部分の箔間隔が、他の部
分の箔間隔よりも大きく設定されている。
【0011】前記X線分析装置によれば、ソーラスリッ
トにおいて、コリメータの小径の絞り孔を通った2次X
線を通過させる小径対応部分の箔間隔が、他の部分の箔
間隔よりも大きく設定されているから、箔によって遮ら
れる2次X線の量が少なくなるので、試料の小径の測定
部位を測定する場合でも、必要な感度を得ることができ
る。また、箔間隔を大きく設定した小径対応部分は全体
の一部であるため、大径測定を行う場合にも、大きな箔
間隔による分解能の低下は殆ど生じない。その結果、構
成が複雑になることなく、1つのソーラスリットによ
り、試料の大径測定に必要な分解能と、試料の小径測定
に必要な感度と分解能とを満たすことができる。
【0012】また、本発明の請求項2に係るソーラスリ
ットを有するX線分析装置は、請求項1の構成におい
て、前記小径対応部分が通路内部に箔を有しない通路で
形成されている。
【0013】前記X線分析装置によれば、試料の大径測
定に期待される分解能が得られる箔間隔としたソーラス
リットにおいて、小径対応部分の箔間隔を他の部分の箔
間隔よりも大きくするだけで、試料の大径測定に必要な
分解能と、試料の小径測定に必要な感度とを満たすソー
ラスリットを簡単に構成することができる。
【0014】また、本発明の請求項3に係るソーラスリ
ットを有するX線分析装置は、1次X線が照射された試
料から発生する2次X線を検出器で検出して試料を分析
するX線分析装置であって、前記2次X線の通路に、前
記試料上の測定部位を制限する絞り孔を有する視野制限
用コリメータと、複数の平板状の箔を重ね前記コリメー
タを通過した2次X線を平行化するソーラスリットとが
設けられ、前記ソーラスリットは、前記コリメータの小
径の絞り孔を通った2次X線を通過させる小径対応部分
の箔間隔が、他の部分の箔間隔よりも小さく設定されて
いる。
【0015】前記X線分析装置によれば、ソーラスリッ
トにおいて、コリメータの小径の絞り孔を通った2次X
線を通過させる小径対応部分の箔間隔が、他の部分の箔
間隔よりも小さく設定されているから、2次X線が通過
するとき制限される分散角度が小さくなるので、試料の
小径測定を行う場合でも、必要な分解能を得ることがで
きる。また、箔間隔を小さく設定した小径対応部分は全
体の一部であるため、大径測定を行う場合にも、小さい
箔間隔による感度の低下は殆ど生じない。したがって、
小径対応部分の箔間隔を他の部分の箔間隔より小さくす
るだけで、構成が複雑になることなく、1つのソーラス
リットにより、試料の大径測定を高感度で行え、かつ、
試料の小径測定に必要な分解能と感度とを満たすことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
一実施形態である平行ビーム法を用いる波長分散型蛍光
X線分析装置の概略図を示す。本装置は、試料Sに1次
X線B1を照射するX線管1、試料表面の特定の形状の
面で形成される測定部位Mからの2次X線(蛍光X線)
B2のみを後述する検出器6に取り込むように視野制限
する円形の絞り孔2aを有する視野制限用コリメータ
2、このコリメータ2を通過した2次X線B2を平行化
する1次ソーラスリット3、ブラッグの式を満足する波
長の2次X線B2のみを入射角θと同一の回折角θで回
折する分光結晶4、回折した2次X線B3を平行化する
2次ソーラスリット5、および2次X線B3の強度を検
出する検出器6を備えており、この検出値に基づいて試
料Sの元素分析がなされる。分光結晶4と検出器6と
は、図示しないゴニオメータにより、一定の角度関係を
保って回動される。
【0017】前記視野制限用コリメータ2は、大きさの
異なる複数の絞り孔2aを有し、試料Sの測定部位の大
きさに応じて、これに対応する絞り孔2aが選択されて
2次X線B2の光路に配置される。
【0018】前記各ソーラスリット3,5は、複数の平
板状の鋼のような金属製の箔7を重ねて構成され、その
間に2次X線の通路となるスリット30を形成する。そ
のうち、1次ソーラスリット3は、図2に示すように、
前記コリメータ2の小径の絞り孔2a1 (その孔径とし
て、通常は直径1mmのものを使用)を通った2次X線
B2を通過させる小径対応部分D1の箔間隔d1 が、他
の部分の箔間隔dよりも大きく設定されている。好まし
くは、前記箔間隔d1 を他の部分の箔間隔dの1.5〜
4倍に設定するのが良い。具体的には、前記箔間隔dは
0.2〜0.5mm程度に設定され、前記箔間隔d1
1〜4mm程度に設定される。ここで、小径とは、例え
ば0.5〜5mm程度であり、大径とは、例えば10〜
40mm程度である。
【0019】前記構成の装置の動作を説明する。試料S
上の測定部位Mが小径である場合(または小径の試料S
のX線分析を行う場合)、視野制限用コリメータ2で
は、測定部位Mの径に対応する小さい絞り孔2a1 が選
択されて2次X線B2の光路に配置され、以下のように
X線分析が行われる。まず、X線管1から発生した1次
X線B1が試料Sに照射される。試料Sからは、2次X
線B2として試料S中の元素の蛍光X線が発生する。
【0020】前記蛍光X線B2は、測定部位Mとその周
辺から発生したものがコリメータ2を通過して、1次ソ
ーラスリット3により平行化されることにより、測定部
位Mから発生した蛍光X線B2のみが1次ソーラスリッ
ト3を通過し、分光結晶4によりブラッグの式を満足す
る所定の波長の蛍光X線B2のみが入射角θと同一の回
折角θで回折される。回折された蛍光X線B3は、2次
ソーラスリット5により平行化され、検出器6により蛍
光X線B3の強度が検出される。
【0021】この場合、小径の測定部位Mからの2次X
線B2は、コリメータ2の小さい絞り孔2a1 で制限さ
れて、1次ソーラスリット3の小径対応部分D1のスリ
ット30を通過する。この小径対応部分D1の箔間隔d
1 は、他の部分の箔間隔dより大きく設定されているか
ら、箔7によって遮られる2次X線B2の量が少なくな
るので、測定部位Mが小径であっても、感度よくX線分
析を行うことができる。
【0022】また、図3に示すように、試料S上の測定
部位Mが大径である場合、または大径の試料SのX線分
析を行う場合、視野制限用コリメータ2では、測定部位
Mの径に対応する大きい絞り孔2a2 (その孔径とし
て、通常は直径30mmのものを使用)が選択されて2
次X線B2の光路に配置され、同様にX線分析が行われ
る。
【0023】この場合、コリメータ2の大きい絞り孔2
2 で制限される2次X線B2は、1次ソーラスリット
3の前記小径対応部分D1を含み、この部分より十分広
い大径対応部分D2を通過する。1次ソーラスリット3
の前記小径対応部分D1を除く他の部分の箔間隔dは、
全体の一部に過ぎない前記小径対応部分D1の箔間隔d
1 よりも小さく設定されているので、このとき前記小径
対応部分D1の影響をほとんど受けることなく、大径の
測定部位Mに期待される分解能でX線分析できる。
【0024】また、1つの1次ソーラスリット3によ
り、試料の大径測定に必要な分解能と、試料の小径測定
に必要な感度とを満たすために、1次ソーラスリット3
の前記小径対応部分D1の箔間隔d1 を他の部分の箔間
隔dよりも大きく設定するだけでよいので、1次ソーラ
スリット3の構成が複雑になることがない。
【0025】なお、前記実施形態では、1次ソーラスリ
ット3における小径対応部分D1にも箔7が有る場合を
示したが、図4に示すように、前記小径対応部分D1を
通路内部に箔7を有しない通路で形成してもよい。この
場合には、例えば試料の大径測定に期待される分解能が
得られる箔間隔としたソーラスリットにおいて、前記小
径対応部分D1の箔間隔を他の部分の箔間隔よりも大き
くするだけで、試料の大径測定に必要な分解能と、試料
の小径測定に必要な感度とを満たす1次ソーラスリット
3を容易に構成することができる。
【0026】また、前記実施形態では、1次ソーラスリ
ット3の小径対応部分D1における箔間隔d1 を他の部
分の箔間隔dよりも大きく設定した場合を示したが、図
5および図6に示すように、1次ソーラスリット3の小
径対応部分D1におけるスリット30の箔間隔d1 を他
の部分の箔間隔dよりも小さく設定してもよい。好まし
くは、前記箔間隔d1 を他の部分の箔間隔dの0.1〜
0.7倍に設定するのが良い。なお、ここでは、1次ソ
ーラスリットの交換機構を備えた従来のX線分析装置に
採用されている標準ソーラスリット3A(図7)の箔間
隔d1 よりも若干大きい箔間隔d3 を、前記小径対応部
分D1の箔間隔としており、同じX線分析装置に採用さ
れている高感度ソーラスリット3B(図8)の箔間隔d
2 を他の部分の箔間隔としている。
【0027】この実施形態において、図5に示すよう
に、2次X線B2の光路に視野制限用コリメータ2の小
さい絞り孔2a1 を配置して、試料S上の小径の測定部
位MのX線分析を行う場合(または小径の試料SのX線
分析を行う場合)、小径対応部分D1の箔間隔d3 は、
他の部分の箔間隔d2 より小さく設定されているから、
2次X線B2が1次ソーラスリット3を通過するとき制
限される分散角度が小さくなるので、小径測定に必要な
分解能を得ることができる。また、コリメータ2の絞り
孔2a1 を小径にして、この絞り孔2a1 を通った2次
X線B2の大部分が、箔7の前端面に当たることなく、
小径対応部分D1のスリット30を通過するように設定
することにより、感度を向上させることができる。
【0028】さらに、図6に示すように、2次X線の光
路に視野制限用コリメータ2の大きい絞り孔2a2 を配
置して、試料S上の大径の測定部位MのX線分析を行う
場合、または大径の試料SのX線分析を行う場合、コリ
メータ2の大きい絞り孔2a 2 で制限される2次X線B
2は、1次ソーラスリット3の前記小径対応部分D1を
含み、この部分より十分広い大径対応部分D2を通過す
る。1次ソーラスリット3の前記小径対応部分D1を除
く他の部分の箔間隔dは、全体の一部に過ぎない前記小
径対応部分D1の箔間隔d3 よりも大きく設定されてい
るので、このとき前記小径対応部分D1の影響で感度低
下を招くことはなく、大径の測定部位Mに期待される感
度でX線分析できる。
【0029】また、前記各実施形態では、1次ソーラス
リット3を改造した場合について説明したが、2次ソー
ラスリット5を同様の構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1のソー
ラスリットを有するX線分析装置によれば、ソーラスリ
ットにおけるコリメータの小径の絞り孔を通った2次X
線を通過させる小径対応部分の箔間隔が、他の部分の箔
間隔よりも大きく設定されているため、構成が複雑にな
ることなく、1つのソーラスリットにより、試料の大径
測定に必要な分解能と、試料の小径測定に必要な感度と
分解能を満たすことができる。
【0031】また、本発明の請求項3のソーラスリット
を有するX線分析装置によれば、ソーラスリットにおけ
るコリメータの小径の絞り孔を通った2次X線を通過さ
せる小径対応部分の箔間隔が、他の部分の箔間隔よりも
小さく設定されているため、構成が複雑になることな
く、1つのソーラスリットにより、試料の大径測定を高
感度で行え、かつ、試料の小径測定に必要な分解能と感
度とを満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るソーラスリットを有
するたX線分析装置の側面図である。
【図2】同X線分析装置により小径測定部位を測定する
際の1次ソーラスリットを示す部分破断側面図である。
【図3】同X線分析装置により大径測定部位を測定する
際に1次ソーラスリットを示す部分破断側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るX線分析装置に
おける1次ソーラスリットを示す部分破断側面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るX線分析装置に
より小径測定部位を測定する際の1次ソーラスリットを
示す部分破断側面図である。
【図6】同X線分析装置により大径測定部位を測定する
際の1次ソーラスリットを示す部分破断側面図である。
【図7】1次ソーラスリット交換機構を備えた従来のX
線分析装置に採用される標準ソーラスリットを示す部分
破断側面図である。
【図8】同X線分析装置に採用される高感度ソーラスリ
ットを示す部分破断側面図である。
【図9】従来例における1次ソーラスリットと試料との
位置関係を示す部分破断側面図である。
【図10】同1次ソーラスリットと試料との別の位置関
係を示す部分破断側面図である。
【符号の説明】
1…X線管、2…視野制限用コリメータ、2a,2a1
…絞り孔、3…1次ソーラスリット、5…2次ソーラス
リット、6…検出器、7…箔、S…試料、B1…1次X
線、B2,B3…2次X線、D1…ソーラスリットの小
径対応部分、D2…ソーラスリットの大径対応部分、d
1 ,d2 ,d3 …箔間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次X線が照射された試料から発生する
    2次X線を検出器で検出して試料を分析するX線分析装
    置であって、 前記2次X線の通路に、前記試料上の測定部位を制限す
    る絞り孔を有する視野制限用コリメータと、複数の平板
    状の箔を重ね前記コリメータを通過した2次X線を平行
    化するソーラスリットとが設けられ、 前記ソーラスリットは、前記コリメータの小径の絞り孔
    を通った2次X線を通過させる小径対応部分の箔間隔
    が、他の部分の箔間隔よりも大きく設定されているソー
    ラスリットを有するX線分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記小径対応部分は
    通路内部に箔を有しない通路で形成されているソーラス
    リットを有するX線分析装置。
  3. 【請求項3】 1次X線が照射された試料から発生する
    2次X線を検出器で検出して試料を分析するX線分析装
    置であって、 前記2次X線の通路に、前記試料上の測定部位を制限す
    る絞り孔を有する視野制限用コリメータと、複数の平板
    状の箔を重ね前記コリメータを通過した2次X線を平行
    化するソーラスリットとが設けられ、 前記ソーラスリットは、前記コリメータの小径の絞り孔
    を通った2次X線を通過させる小径対応部分の箔間隔
    が、他の部分の箔間隔よりも小さく設定されているソー
    ラスリットを有するX線分析装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100710309B1 (ko) * 2005-08-09 2007-04-23 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널 및 그의 제조방법
US10794845B2 (en) 2017-12-19 2020-10-06 Bruker Axs Gmbh Set-up and method for spatially resolved measurement with a wavelength-dispersive X-ray spectrometer

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