JP2001024055A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001024055A
JP2001024055A JP11191799A JP19179999A JP2001024055A JP 2001024055 A JP2001024055 A JP 2001024055A JP 11191799 A JP11191799 A JP 11191799A JP 19179999 A JP19179999 A JP 19179999A JP 2001024055 A JP2001024055 A JP 2001024055A
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JP
Japan
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film
insulating film
etching
nitride film
semiconductor substrate
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JP11191799A
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English (en)
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Kazushi Futai
一志 二井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ分離による素子分離領域を有する半
導体装置において、ゲート電極形成前の半導体基板の素
子領域の表面と、素子分離領域の表面との段差を無く
す。 【解決手段】 半導体基板111上にパッド酸化膜11
2及びシリコン窒化膜113を堆積し、パターニングを
行って溝(トレンチ)115を形成する。酸化膜116
を堆積して溝115を埋め込み、次にCMPにより平坦
化を行い素子領域上の酸化膜116を除去する。シリコ
ン窒化膜113を除去後、熱酸化膜117及びフォトレ
ジスト119を堆積し、全面エッチバックを行って、素
子領域上の熱酸化膜117を露出する。ウエットエッチ
により熱酸化膜117を除去した後、ゲート酸化膜12
0及びゲート電極用のポリシリコン膜121を堆積し、
エッチングを行って所望のゲート電極122を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレンチ(溝)を
絶縁膜で埋め込んだ素子分離領域を有する半導体装置の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の素子分離は、半導体基板の表面部
を選択酸化することにより形成した選択酸化膜(LOC
OS)により行うのが普通であったが、LOCOSによ
る素子分離ではバーズビークが発生して寸法変換差が大
きくなるという欠点があるため、素子の微細化への対応
が難しくなりつつある。そこでバーズビークが発生せ
ず、寸法変換差が非常に小さいトレンチ分離法が注目さ
れている。トレンチ分離法は、半導体基板の表面部に溝
(トレンチ)を形成し、そのトレンチを絶縁膜で埋め込
むものである。
【0003】このトレンチ分離法を用いた従来の半導体
装置の製造方法について図5を用いて説明する。図5は
従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0004】図5(a)に示すように、半導体基板51
1の表面にパッド酸化膜512及びシリコン窒化膜51
3を堆積し、フォトレジスト514を塗布し、リソグラ
フィーによって素子領域にパターニングする。次に図5
(b)に示すように、フォトレジスト514をマスクと
してシリコン窒化膜513及び酸化膜512をエッチン
グした後、フォトレジスト514を除去し、シリコン窒
化膜513をマスクとして、半導体基板511を異方性
エッチングし、溝(トレンチ)515を形成する。
【0005】次に図5(c)に示すように、酸化膜51
6を堆積して溝515を埋め込む。次に図5(d)に示
すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing
;化学的機械的研磨)法により平坦化を行い、シリコ
ン窒化膜513が所望の膜厚になるまで研磨する。その
際、シリコン窒化膜513は、CMPのストッパー層と
して用いられる。次に図5(e)に示すように、シリコ
ン窒化膜513を除去する。
【0006】次に図5(f)に示すように、不純物の注
入を行った後、ゲート酸化膜517及びゲート電極用の
ポリシリコン膜518を堆積する。次に図5(g)に示
すように、フォトレジスト(不図示)を塗布し、パター
ニングを行い、そのフォトレジストをマスクとして異方
性エッチングを行って所望のゲート電極519を形成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、シリコン窒化膜513と酸化膜516のC
MPの研磨レートの差から、図5(d)のように酸化膜
516の表面がシリコン窒化膜513の表面よりも低い
位置になり、シリコン窒化膜513を除去すると、図5
(e)のように酸化膜516が埋め込まれた素子分離領
域とそれ以外の素子領域とで表面に段差が生じる。この
段差が生じている上にゲート酸化膜517及びゲート電
極用のポリシリコン膜518を堆積するため、ゲート電
極519を形成する際のエッチング条件の最適化が困難
で、ゲート電極519間でエッチ残りが発生して、ショ
ートする可能性があった。上述の傾向は、メモリーセル
アレイのようなパターン密度が高い領域で発生しやす
い。
【0008】またDRAM及びDRAM混載ロジックを
形成する場合には、上記の段差が生じていると、メモリ
ーセル上にある第1配線から半導体基板へのコンタクト
の深さが非常に深くなり、コンタクトエッチングが非常
に困難であった。この場合の概略配置の断面図を図6に
示す。図6において、601は半導体基板、602は酸
化膜が埋め込まれた素子分離領域、603はゲート酸化
膜(図示せず)上に形成されたゲート電極、604は第
1配線(ビット線)である。素子分離領域602と素子
領域との表面に段差αがあると、素子分離領域602の
上に形成されたゲート電極603上のβの部分が律速
し、βの部分でマージンのある膜厚計算(ばらつきを考
慮した)を行う必要があり、メモリーセルと半導体基板
601間の層間膜厚が厚くなり、第1配線604のコン
タクトホールのアスペクト比が大きくなり、コンタクト
エッチングが困難になる。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ゲート電極形成前の半導体基
板の素子領域の表面と、素子分離領域の表面との段差を
無くすことのできる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、以下に示すような各請求項に記載さ
れてある手段を講じている。
【0011】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
請求項1に記載されるように、半導体基板に形成した溝
に第1の絶縁膜が埋め込まれる素子分離領域を有する半
導体装置の製造方法であって、半導体基板上に酸化膜,
窒化膜をこの順に形成する工程と、第1のフォトレジス
トを素子分離領域を除く素子領域に形成する工程と、第
1のフォトレジストをマスクとして窒化膜及び酸化膜を
エッチングする工程と、第1のフォトレジストを除去し
た後に窒化膜をマスクとして半導体基板をエッチングし
て溝を形成する工程と、溝を第1の絶縁膜で埋め込む工
程と、第1の絶縁膜を窒化膜をストッパー層としてCM
P法により平坦化し窒化膜を露出させる工程と、窒化膜
を除去する工程と、半導体基板及び第1の絶縁膜上に第
2の絶縁膜を形成し、この第2の絶縁膜上に第2のフォ
トレジストを形成する工程と、エッチバックして素子領
域上の第2の絶縁膜を露出させる工程と、第2の絶縁膜
を等方性エッチングして除去することにより、第1の絶
縁膜の表面の位置と素子領域表面の位置とをほぼ同じに
する工程と、半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極
用の膜をこの順に形成する工程と、異方性エッチングに
よりゲート電極用の膜をゲート電極にパターニングする
工程とを含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載されるように、窒化
膜を除去したとき、第1の絶縁膜の表面の位置は、素子
領域表面の位置より高くなることを特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載されるように、エッ
チバックして素子領域上の第2の絶縁膜を露出させると
き、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜と第2のフォトレジス
トとがほぼ同じ速度でエッチバックされることを特徴と
する。
【0014】また、請求項4に記載されるように、第2
の絶縁膜を等方性エッチングして除去するとき、第1の
絶縁膜と第2の絶縁膜とのエッチング速度がほぼ等しい
ことを特徴とする。
【0015】次に、本発明の第2の半導体装置の製造方
法は、請求項5に記載されるように、半導体基板に形成
した溝に第1の絶縁膜が埋め込まれる素子分離領域を有
する半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に酸
化膜,窒化膜をこの順に形成する工程と、フォトレジス
トを素子分離領域を除く素子領域に形成する工程と、フ
ォトレジストをマスクとして窒化膜及び酸化膜をエッチ
ングする工程と、フォトレジストを除去した後に窒化膜
をマスクとして半導体基板をエッチングして溝を形成す
る工程と、溝を第1の絶縁膜で埋め込む工程と、第1の
絶縁膜を窒化膜をストッパー層としてCMP法により平
坦化し窒化膜を露出させる工程と、窒化膜を除去する工
程と、半導体基板及び第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を
形成し、この第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する
工程と、CMP法により平坦化して素子領域上の第2の
絶縁膜を露出させる工程と、第2の絶縁膜を等方性エッ
チングして除去することにより、第1の絶縁膜の表面の
位置と素子領域表面の位置とをほぼ同じにする工程と、
半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極用の膜をこの
順に形成する工程と、異方性エッチングによりゲート電
極用の膜をゲート電極にパターニングする工程とを含む
ことを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載されるように、窒化
膜を除去したとき、第1の絶縁膜の表面の位置は、素子
領域表面の位置より高くなることを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載されるように、第2
の絶縁膜を等方性エッチングして除去するとき、第1の
絶縁膜と第2の絶縁膜とのエッチング速度がほぼ等しい
ことを特徴とする。
【0018】本発明の第3の半導体装置の製造方法は、
請求項8に記載されるように、半導体基板に形成した溝
に第1の絶縁膜が埋め込まれる素子分離領域を有する半
導体装置の製造方法であって、半導体基板上に酸化膜,
窒化膜をこの順に形成する工程と、フォトレジストを素
子分離領域を除く素子領域に形成する工程と、フォトレ
ジストをマスクとして窒化膜及び酸化膜をエッチングす
る工程と、フォトレジストを除去した後に窒化膜をマス
クとして半導体基板をエッチングして溝を形成する工程
と、溝を第1の絶縁膜で埋め込む工程と、第1の絶縁膜
を窒化膜をストッパー層としてCMP法により平坦化し
窒化膜を露出させる工程と、窒化膜をマスクとして第1
の絶縁膜をエッチングする工程と、窒化膜を除去するこ
とにより、第1の絶縁膜の表面の位置と素子領域表面の
位置とをほぼ同じにする工程と、半導体基板上にゲート
絶縁膜,ゲート電極用の膜をこの順に形成する工程と、
異方性エッチングによりゲート電極用の膜をゲート電極
にパターニングする工程とを含むことを特徴とする。
【0019】また、請求項9に記載されるように、窒化
膜をマスクとして行う第1の絶縁膜のエッチングは、ド
ライエッチングまたはウエットエッチングであることを
特徴とする。
【0020】また、請求項10に記載されるように、窒
化膜をマスクとして第1の絶縁膜をエッチングしたと
き、エッチング後の第1の絶縁膜の表面の位置は、窒化
膜が除去された後の素子領域表面の位置より高くなるよ
うにすることを特徴とする。
【0021】本発明の第4の半導体装置の製造方法は、
請求項11に記載されるように、半導体基板に形成した
溝に第1の絶縁膜が埋め込まれる素子分離領域を有する
半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に酸化
膜,窒化膜をこの順に形成する工程と、第1のフォトレ
ジストを素子分離領域を除く素子領域に形成する工程
と、第1のフォトレジストをマスクとして窒化膜及び酸
化膜をエッチングする工程と、第1のフォトレジストを
除去した後に窒化膜をマスクとして半導体基板をエッチ
ングして溝を形成する工程と、溝を第1の絶縁膜で埋め
込む工程と、第1の絶縁膜を窒化膜をストッパー層とし
てCMP法により平坦化し窒化膜を露出させる工程と、
窒化膜を除去する工程と、半導体基板上の特定の領域以
外の領域をマスクして特定の領域の第1の絶縁膜をエッ
チングすることにより、特定の領域の第1の絶縁膜の表
面の位置を特定領域の素子領域表面の位置とほぼ同じに
する工程と、半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極
用の膜をこの順に形成する工程と、異方性エッチングに
よりゲート電極用の膜をゲート電極にパターニングする
工程とを含むことを特徴とする。
【0022】また、請求項12に記載されるように、特
定の領域は、複数のメモリーセルを配置したメモリーセ
ルアレイ領域であることを特徴とする。
【0023】また、請求項13に記載されるように、特
定の領域の第1の絶縁膜のエッチングは、ウエットエッ
チングであることを特徴とする。
【0024】以上の本発明の第1,第2,第3及び第4
の半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極形成前に
素子領域と素子分離領域との段差を無くすことができ、
その後で、ゲート絶縁膜及びゲート電極用の膜を形成す
るため、ゲート電極を形成する際のエッチング条件の最
適化が非常に容易となる。また、DRAM及びDRAM
混載ロジックを形成する場合、メモリーセル上にある第
1配線から半導体基板へのコンタクトが浅くなり、コン
タクトエッチング条件の最適化が容易となる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態における半導体
装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0026】図1(a)に示すように、P型シリコン基
板を用いた半導体基板111上にパッド酸化膜112及
びシリコン窒化膜113を堆積し、フォトレジスト11
4を塗布して素子領域にリソグラフィーを用いてパター
ニングする。
【0027】次に図1(b)に示すように、フォトレジ
スト114をマスクとしてシリコン窒化膜113及びパ
ッド酸化膜112を異方性エッチングして、フォトレジ
スト114を除去後、シリコン窒化膜113をマスクと
して半導体基板111に異方性エッチングを用いて溝
(トレンチ)115を形成する。
【0028】次に図1(c)に示すように、溝115を
埋め込むために、プラズマCVD法を用いて酸化膜11
6を堆積する。
【0029】次に図1(d)に示すように、素子領域に
堆積された酸化膜116を除去するために、CMPを適
用する。この時、シリコン窒化膜113はCMPのスト
ッパー層として用いられており、シリコン窒化膜113
上の酸化膜116が除去されるまで研磨する。シリコン
窒化膜113と酸化膜116では、CMPの研磨レート
が異なっており、酸化膜116の方が研磨レートは大き
い。そのため、図1(d)に示すように、酸化膜116
の表面がシリコン窒化膜113の表面よりも低い位置に
なる。ここで、従来の技術であれば、CMPによってシ
リコン窒化膜113の残膜厚を正確に制御する必要があ
ったが、本実施の形態では、厳密に制御する必要性はな
い。
【0030】次に図1(e)に示すように、例えば燐酸
系の溶液を用い、シリコン窒化膜113を除去する。
【0031】次に図1(f)に示すように、熱酸化膜1
17を堆積し、その上に、素子領域とトレンチ領域の段
差118よりも厚いフォトレジスト119を塗布する。
熱酸化膜117は基板表面の保護膜として用いられる。
【0032】次に図1(g)に示すように、フォトレジ
スト119と熱酸化膜117と酸化膜116のエッチン
グレートがほぼ等しい条件でエッチバックを行い、素子
領域上の熱酸化膜117を露出させる。エッチングは時
間固定で行い、素子領域上の熱酸化膜117が露出した
直後にエッチングを止めることが望ましい。この段階で
は、素子領域表面には、熱酸化膜117が堆積された状
態になっている。
【0033】次に図1(h)に示すように、弗酸系の溶
液を用い、ウエットエッチングを行う。弗酸系の溶液で
は、酸化膜116と熱酸化膜117のウエットエッチレ
ートはほぼ等しいため、均一に削れる。そのため素子領
域とトレンチ領域(素子分離領域)との段差は解消され
ることになる。
【0034】次に図1(i)に示すように、MOSトラ
ンジスタを形成するため、ウエル注入、チャネルストッ
パー注入、Vt注入(しきい値電圧制御のためのイオン
注入)を行う。
【0035】次に図1(j)に示すように、パッド酸化
膜112を除去した後、ゲート酸化膜120、ゲート電
極用に例えばポリシリコン膜121を堆積する。
【0036】次に図1(k)に示すように、フォトレジ
スト(不図示)を塗布し、パターニングを行い、フォト
レジストをマスクとして異方性エッチングを行って所望
のゲート電極122を形成する。
【0037】以上のように本実施の形態によれば、ゲー
ト電極形成前に、素子領域と素子分離領域との段差を無
くすことができ、その後で、ゲート酸化膜120及びゲ
ート電極用のポリシリコン膜121を形成するため、ゲ
ート電極122を形成する際のエッチング条件の最適化
が非常に容易となる。
【0038】また、DRAM及びDRAM混載ロジック
を形成する場合、メモリーセル上にある第1配線から半
導体基板へのコンタクトが浅くなり、コンタクトエッチ
ング条件の最適化が容易となる。例えば、図6の構成に
おいて、素子分離領域602と素子領域との表面に段差
αが0となるため、従来のように、素子分離領域602
の上に形成されたゲート電極603上のβの部分マージ
ンのある膜厚計算(ばらつきを考慮した)を行う必要が
なく、半導体基板601からの高さのみを考慮すればよ
いため、メモリーセルと半導体基板601間の層間膜厚
が薄くなり、第1配線(ビット線)604のコンタクト
ホールのアスペクト比を低減でき、コンタクトエッチン
グが容易になる。
【0039】(第2の実施の形態)以下本発明の第2の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図
2は本発明の第2の実施の形態における半導体装置の製
造方法を示す工程断面図である。
【0040】図2(a)に示すように、P型シリコン基
板を用いた半導体基板211上にパッド酸化膜212及
びシリコン窒化膜213を堆積し、フォトレジスト21
4を塗布して素子領域にリソグラフィーを用いてパター
ニングする。
【0041】次に図2(b)に示すように、フォトレジ
スト214をマスクとしてシリコン窒化膜213及び酸
化膜212を異方性エッチングして、フォトレジスト2
14を除去後、シリコン窒化膜213をマスクとして半
導体基板211に異方性エッチングを用いて溝(トレン
チ)215を形成する。
【0042】次に図2(c)に示すように、溝215を
埋め込むために、プラズマCVD法を用いて酸化膜21
6を堆積する。
【0043】次に図2(d)に示すように、素子領域に
堆積された酸化膜216を除去するために、CMPを適
用する。この時、シリコン窒化膜213はCMPのスト
ッパー層として用いられており、シリコン窒化膜213
上の酸化膜216が除去されるまで研磨する。シリコン
窒化膜213と酸化膜216では、CMPの研磨レート
が異なっており、酸化膜216の方が研磨レートは大き
い。そのため、図2(d)に示すように、酸化膜216
の表面がシリコン窒化膜213の表面よりも低い位置に
なる。ここで、従来の技術であれば、CMPによってシ
リコン窒化膜213の残膜厚を正確に制御する必要があ
ったが、本実施の形態では、厳密に制御する必要性はな
い。
【0044】次に図2(e)に示すように、例えば燐酸
系の溶液を用い、シリコン窒化膜213を除去する。
【0045】次に図2(f)に示すように、熱酸化膜2
17とBPSG膜218を堆積し、フロー処理を行って
BPSG膜218の平坦化を行う。
【0046】次に図2(g)に示すように、CMPで研
磨することによって素子領域部の熱酸化膜217表面ま
で研磨する。この段階では、素子領域表面には、熱酸化
膜217が堆積された状態になっている。
【0047】次に図2(h)に示すように、弗酸系の溶
液を用い、ウエットエッチングを行う。弗酸系の溶液で
は、酸化膜216と熱酸化膜217のウエットエッチレ
ートはほぼ等しいため、均一に削れる。そのため素子領
域とトレンチ領域(素子分離領域)との段差は解消され
ることになる。
【0048】次に図2(i)に示すように、MOSトラ
ンジスタを形成するため、ウエル注入、チャネルストッ
パー注入、Vt注入を行う。
【0049】次に図2(j)に示すように、パッド酸化
膜212を除去した後、ゲート酸化膜219、ゲート電
極用に例えばポリシリコン膜220を堆積する。
【0050】次に図2(k)に示すように、フォトレジ
スト(不図示)を塗布し、パターニングを行い、フォト
レジストをマスクとして異方性エッチングを行って所望
のゲート電極221を形成する。
【0051】以上のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態同様、ゲート電極形成前に、素子領域と素
子分離領域との段差を無くすことができ、その後で、ゲ
ート酸化膜219及びゲート電極用のポリシリコン膜2
20を形成するため、ゲート電極221を形成する際の
エッチング条件の最適化が非常に容易となる。また、D
RAM及びDRAM混載ロジックを形成する場合、メモ
リーセル上にある第1配線から半導体基板へのコンタク
トが浅くなり、コンタクトエッチング条件の最適化が容
易となる。
【0052】(第3の実施の形態)以下本発明の第3の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図
3は本発明の第3の実施の形態における半導体装置の製
造方法を示す工程断面図である。
【0053】図3(a)に示すように、P型シリコン基
板を用いた半導体基板311上にパッド酸化膜312及
びシリコン窒化膜313を形成し、フォトレジスト31
4を塗布して素子領域にリソグラフィーを用いてパター
ニングする。
【0054】次に図3(b)に示すように、フォトレジ
スト314をマスクとしてシリコン窒化膜313及びパ
ッド酸化膜312を異方性エッチングし、フォトレジス
ト314を除去後、シリコン窒化膜313をマスクとし
て半導体基板311に異方性エッチングを用いて溝(ト
レンチ)315を形成する。
【0055】次に図3(c)に示すように、溝315を
埋め込むために、プラズマCVD法を用いて酸化膜31
6を堆積する。
【0056】次に図3(d)に示すように、素子領域に
堆積された酸化膜316を除去するために、CMPを適
用する。この時、シリコン窒化膜313はCMPのスト
ッパー層として用いられており、シリコン窒化膜313
上の酸化膜316が除去されるまで研磨する。シリコン
窒化膜313と酸化膜316では、CMPの研磨レート
が異なっており、酸化膜316の方が研磨レートは大き
い。そのため、図3(d)に示すように、酸化膜316
の表面がシリコン窒化膜313の表面よりも低い位置に
なる。ここで、従来の技術であれば、CMPによってシ
リコン窒化膜313の残膜厚を正確に制御する必要があ
ったが、本実施の形態では、厳密に制御する必要性はな
い。
【0057】次に図3(e)に示すように、シリコン窒
化膜313をマスクとして酸化膜316を少なくとも半
導体基板311の表面よりも高い位置までエッチングす
る。次工程で、シリコン窒化膜313をウエットエッチ
ングで除去するが、その際に、酸化膜316が若干削れ
てしまうため、その削れ量を考慮し、その差分だけ半導
体基板311の表面より高い位置までエッチングを行え
ばよい。具体的には、例えばウエットエッチングを用い
る場合は、弗酸系の溶液を用い、酸化膜316のみを選
択的にエッチングする。ドライエッチングを行う場合
は、C4 8 系のガス種を用いシリコン窒化膜313と
酸化膜316の選択比を向上させ、シリコン窒化膜31
3をマスクとして酸化膜316のみをエッチングする。
【0058】次に図3(f)に示すように、前述の通
り、例えば燐酸系の溶液を用い、シリコン窒化膜313
を除去する。この段階において、トレンチ領域(素子分
離領域)と素子領域との段差はほぼ解消されていること
になる。
【0059】次に図3(g)に示すように、MOSトラ
ンジスタを形成するため、ウエル注入、チャネルストッ
パー注入、Vt注入を行う。
【0060】次に図3(h)に示すように、パッド酸化
膜312を除去した後、ゲート酸化膜317、ゲート電
極用に例えばポリシリコン膜318を堆積する。
【0061】次に図3(i)に示すように、フォトレジ
スト(不図示)を塗布し、パターニングを行い、フォト
レジストをマスクとして異方性エッチングを行って所望
のゲート電極319を形成する。
【0062】以上のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態同様、ゲート電極形成前に、素子領域と素
子分離領域との段差を無くすことができ、その後で、ゲ
ート酸化膜317及びゲート電極用のポリシリコン膜3
18を形成するため、ゲート電極319を形成する際の
エッチング条件の最適化が非常に容易となる。また、D
RAM及びDRAM混載ロジックを形成する場合、メモ
リーセル上にある第1配線から半導体基板へのコンタク
トが浅くなり、コンタクトエッチング条件の最適化が容
易となる。
【0063】(第4の実施の形態)以下本発明の第4の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図
4はDRAMデバイスのメモリーセルアレイ領域に適用
した場合における本発明の第4の実施の形態における半
導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0064】図4(a)に示すように、P型シリコン基
板を用いた半導体基板411上にパッド酸化膜412及
びシリコン窒化膜413を形成し、フォトレジスト41
4を塗布して素子領域にリソグラフィーを用いてパター
ニングする。メモリーセルアレイ領域415には、複数
のメモリーセルに対応する素子領域がある。
【0065】次に図4(b)に示すように、フォトレジ
スト414をマスクとしてシリコン窒化膜413及びパ
ッド酸化膜412を異方性エッチングし、フォトレジス
ト414を除去後、シリコン窒化膜413をマスクとし
て半導体基板411に異方性エッチングを用いて溝(ト
レンチ)416を形成する。
【0066】次に図4(c)に示すように、溝416を
埋め込むために、プラズマCVD法を用いて酸化膜41
7を堆積する。
【0067】次に図4(d)に示すように、素子領域に
堆積された酸化膜417を除去するために、CMPを適
用する。この時、シリコン窒化膜413はCMPのスト
ッパー層として用いられており、シリコン窒化膜413
上の酸化膜417が除去されるまで研磨する。シリコン
窒化膜413と酸化膜417では、CMPの研磨レート
が異なっており、酸化膜417の方が研磨レートは大き
い。そのため、図4(d)に示すように、酸化膜417
の表面がシリコン窒化膜413の表面よりも低い位置に
なる。
【0068】次に図4(e)に示すように、例えば燐酸
系の溶液を用い、シリコン窒化膜413を除去する。
【0069】次に図4(f)に示すように、フォトレジ
スト418を塗布し、メモリーセルアレイ領域415以
外の領域に対して、リソグラフィーを用いてパターニン
グした後、メモリーセルトランジスタを形成するための
Vt注入を行う。
【0070】次に図4(g)に示すように、フォトレジ
スト418をマスクとしてウエットエッチングを行い、
酸化膜417のみを等方性エッチングする。この段階
で、メモリーセルアレイ領域415において、素子領域
とトレンチ領域(素子分離領域)とはほぼ平坦化され、
段差がほとんどなくなっている。
【0071】次に図4(h)に示すように、フォトレジ
スト418を除去した後、ウエル注入、チャネルストッ
パー注入、Vt注入を行う。
【0072】次に図4(i)に示すように、パッド酸化
膜412を除去した後、ゲート酸化膜419、ゲート電
極用に例えばポリシリコン膜420を堆積する。
【0073】次に図4(j)に示すように、フォトレジ
スト(不図示)を塗布し、パターニングを行い、フォト
レジストをマスクとして異方性エッチングを行って所望
のゲート電極421を形成する。
【0074】以上のように本実施の形態によれば、ゲー
ト電極形成前に、メモリーセルアレイ領域415におけ
る素子領域と素子分離領域との段差を無くすことがで
き、その後で、ゲート酸化膜419及びゲート電極用の
ポリシリコン膜420を形成するため、パターン密度の
大きいメモリーセルアレイ領域415でもゲート電極4
21を形成する際のエッチング条件の最適化が非常に容
易となる。また、メモリーセル上にある第1配線から半
導体基板411へのコンタクトが浅くなり、コンタクト
エッチング条件の最適化が容易となる。
【0075】また、本実施の形態によれば、フォトレジ
スト418が、メモリーセルトランジスタのVt注入を
行うためのマスクと、メモリーセルアレイ領域の酸化膜
417のみを等方性エッチングするためのマスクとを兼
ねているため、マスク枚数の増加がない。
【0076】なお、本実施の形態において、メモリーセ
ルアレイ領域415だけについて見ると、溝416に酸
化膜417を埋め込んだ後、CMPによりシリコン窒化
膜413上の酸化膜417を除去し、次にシリコン窒化
膜413を除去した後、酸化膜417のみを等方性エッ
チングすることにより、ほぼ平坦化されるということで
あり、これを図1に適用した場合、図1(e)に示すよ
うにシリコン窒化膜113を除去した後、酸化膜116
のみを等方性エッチングして平坦化することも可能であ
るが、この場合、半導体基板111表面において酸化膜
116との境界部分の側壁部の露出が顕著になり、トラ
ンジスタのハンプ現象が生じる恐れがある。なお、メモ
リセルトランジスタでは、活性領域のエッジ部分の占め
る割合が高いため、ハンプ現象が生じてもやむをえな
い。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ゲート電
極形成前に素子領域と素子分離領域との段差を無くすこ
とができ、その後で、ゲート絶縁膜及びゲート電極用の
膜を形成するため、ゲート電極を形成する際のエッチン
グ条件の最適化が非常に容易となる。また、DRAM及
びDRAM混載ロジックを形成する場合、メモリーセル
上にある第1配線から半導体基板へのコンタクトが浅く
なり、コンタクトエッチング条件の最適化が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図。
【図6】従来のDRAM及びDRAM混載ロジックを形
成した場合の概略断面図。
【符号の説明】
111 半導体基板 112 パッド酸化膜 113 シリコン窒化膜 114 フォトレジスト 115 溝(トレンチ) 116 酸化膜 117 熱酸化膜 118 素子領域とトレンチ分離領域の段差 119 フォトレジスト 120 ゲート酸化膜 121 ゲート電極用ポリシリコン膜 122 ゲート電極 211 半導体基板 212 パッド酸化膜 213 シリコン窒化膜 214 フォトレジスト 215 溝(トレンチ) 216 酸化膜 217 熱酸化膜 218 BPSG膜 219 ゲート酸化膜 220 ゲート電極用ポリシリコン膜 221 ゲート電極 311 半導体基板 312 パッド酸化膜 313 シリコン窒化膜 314 フォトレジスト 315 溝(トレンチ) 316 酸化膜 317 ゲート酸化膜 318 ゲート電極用ポリシリコン膜 319 ゲート電極 411 半導体基板 412 パッド酸化膜 413 シリコン窒化膜 414 フォトレジスト 415 メモリーセルアレイ領域 416 溝(トレンチ) 417 酸化膜 418 フォトレジスト 419 ゲート酸化膜 420 ゲート電極用ポリシリコン膜 421 ゲート電極

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成した溝に第1の絶縁膜
    が埋め込まれる素子分離領域を有する半導体装置の製造
    方法であって、 前記半導体基板上に酸化膜,窒化膜をこの順に形成する
    工程と、 前記第1のフォトレジストを前記素子分離領域を除く素
    子領域に形成する工程と、 前記第1のフォトレジストをマスクとして前記窒化膜及
    び酸化膜をエッチングする工程と、 前記第1のフォトレジストを除去した後に前記窒化膜を
    マスクとして前記半導体基板をエッチングして前記溝を
    形成する工程と、 前記溝を前記第1の絶縁膜で埋め込む工程と、 前記第1の絶縁膜を前記窒化膜をストッパー層として化
    学的機械的研磨法により平坦化し前記窒化膜を露出させ
    る工程と、 前記窒化膜を除去する工程と、 前記半導体基板及び前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜
    を形成し、この第2の絶縁膜上に第2のフォトレジスト
    を形成する工程と、 エッチバックして前記素子領域上の前記第2の絶縁膜を
    露出させる工程と、 前記第2の絶縁膜を等方性エッチングして除去すること
    により、前記第1の絶縁膜の表面の位置と前記素子領域
    表面の位置とをほぼ同じにする工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極用の膜を
    この順に形成する工程と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極用の膜をゲート
    電極にパターニングする工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 窒化膜を除去したとき、第1の絶縁膜の
    表面の位置は、素子領域表面の位置より高くなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 エッチバックして素子領域上の第2の絶
    縁膜を露出させるとき、第1の絶縁膜と前記第2の絶縁
    膜と第2のフォトレジストとがほぼ同じ速度でエッチバ
    ックされることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 第2の絶縁膜を等方性エッチングして除
    去するとき、第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とのエッ
    チング速度がほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板に形成した溝に第1の絶縁膜
    が埋め込まれる素子分離領域を有する半導体装置の製造
    方法であって、 前記半導体基板上に酸化膜,窒化膜をこの順に形成する
    工程と、 前記フォトレジストを前記素子分離領域を除く素子領域
    に形成する工程と、 前記フォトレジストをマスクとして前記窒化膜及び酸化
    膜をエッチングする工程と、 前記フォトレジストを除去した後に前記窒化膜をマスク
    として前記半導体基板をエッチングして前記溝を形成す
    る工程と、 前記溝を前記第1の絶縁膜で埋め込む工程と、 前記第1の絶縁膜を前記窒化膜をストッパー層として化
    学的機械的研磨法により平坦化し前記窒化膜を露出させ
    る工程と、 前記窒化膜を除去する工程と、 前記半導体基板及び前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜
    を形成し、この第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成す
    る工程と、 化学的機械的研磨法により平坦化して前記素子領域上の
    前記第2の絶縁膜を露出させる工程と、 前記第2の絶縁膜を等方性エッチングして除去すること
    により、前記第1の絶縁膜の表面の位置と前記素子領域
    表面の位置とをほぼ同じにする工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極用の膜を
    この順に形成する工程と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極用の膜をゲート
    電極にパターニングする工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 窒化膜を除去したとき、第1の絶縁膜の
    表面の位置は、素子領域表面の位置より高くなることを
    特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第2の絶縁膜を等方性エッチングして除
    去するとき、第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とのエッ
    チング速度がほぼ等しいことを特徴とする請求項5記載
    の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板に形成した溝に第1の絶縁膜
    が埋め込まれる素子分離領域を有する半導体装置の製造
    方法であって、 前記半導体基板上に酸化膜,窒化膜をこの順に形成する
    工程と、 前記フォトレジストを前記素子分離領域を除く素子領域
    に形成する工程と、 前記フォトレジストをマスクとして前記窒化膜及び酸化
    膜をエッチングする工程と、 前記フォトレジストを除去した後に前記窒化膜をマスク
    として前記半導体基板をエッチングして前記溝を形成す
    る工程と、 前記溝を前記第1の絶縁膜で埋め込む工程と、 前記第1の絶縁膜を前記窒化膜をストッパー層として化
    学的機械的研磨法により平坦化し前記窒化膜を露出させ
    る工程と、 前記窒化膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチン
    グする工程と、 前記窒化膜を除去することにより、前記第1の絶縁膜の
    表面の位置と前記素子領域表面の位置とをほぼ同じにす
    る工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極用の膜を
    この順に形成する工程と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極用の膜をゲート
    電極にパターニングする工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 窒化膜をマスクとして行う第1の絶縁膜
    のエッチングは、ドライエッチングまたはウエットエッ
    チングであることを特徴とする請求項8記載の半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 窒化膜をマスクとして第1の絶縁膜を
    エッチングしたとき、エッチング後の前記第1の絶縁膜
    の表面の位置は、前記窒化膜が除去された後の素子領域
    表面の位置より高くなるようにすることを特徴とする請
    求項8記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板に形成した溝に第1の絶縁
    膜が埋め込まれる素子分離領域を有する半導体装置の製
    造方法であって、 前記半導体基板上に酸化膜,窒化膜をこの順に形成する
    工程と、 前記第1のフォトレジストを前記素子分離領域を除く素
    子領域に形成する工程と、 前記第1のフォトレジストをマスクとして前記窒化膜及
    び酸化膜をエッチングする工程と、 前記第1のフォトレジストを除去した後に前記窒化膜を
    マスクとして前記半導体基板をエッチングして前記溝を
    形成する工程と、 前記溝を前記第1の絶縁膜で埋め込む工程と、 前記第1の絶縁膜を前記窒化膜をストッパー層として化
    学的機械的研磨法により平坦化し前記窒化膜を露出させ
    る工程と、 前記窒化膜を除去する工程と、 前記半導体基板上の特定の領域以外の領域をマスクして
    前記特定の領域の前記第1の絶縁膜をエッチングするこ
    とにより、前記特定の領域の前記第1の絶縁膜の表面の
    位置を前記特定領域の素子領域表面の位置とほぼ同じに
    する工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜,ゲート電極用の膜を
    この順に形成する工程と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極用の膜をゲート
    電極にパターニングする工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 特定の領域は、複数のメモリーセルを
    配置したメモリーセルアレイ領域であることを特徴とす
    る請求項11記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 特定の領域の第1の絶縁膜のエッチン
    グは、ウエットエッチングであることを特徴とする請求
    項11記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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