JP2001023888A - レーザ装置及びその制御方法、並びに露光装置及び露光方法 - Google Patents

レーザ装置及びその制御方法、並びに露光装置及び露光方法

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JP2001023888A
JP2001023888A JP11195850A JP19585099A JP2001023888A JP 2001023888 A JP2001023888 A JP 2001023888A JP 11195850 A JP11195850 A JP 11195850A JP 19585099 A JP19585099 A JP 19585099A JP 2001023888 A JP2001023888 A JP 2001023888A
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laser beam
laser
oscillation
resonator
irradiation
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JP11195850A
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English (en)
Inventor
Takashi Toki
剛史 土岐
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機状態で各種の発振条件におけるレーザビ
ームの発振状態を把握して、正確な発振制御の可能なレ
ーザ装置及び露光装置を提供する。 【解決手段】 レチクルへのレーザビームLBの照射を
停止した待機状態において、エキシマレーザ光源20の
レーザ共振器20aから、例えばレーザビームLBのエ
ネルギーや発振周波数(発振条件)を変更してレーザビ
ームLBを発振させる。その発振されたレーザビームL
Bをエネルギーモニタ20dで検出し、その検出結果に
基づいて各発振条件毎にレーザビームLBの発振状態を
制御するための制御データを求め、コントローラ20e
内に記憶する。レチクルにレーザビームを照射する照射
状態において、記憶された制御データに基づいて、レー
ザ共振器20aに供給する印加電圧を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照射対象物に照射
されるレーザビームを発射するレーザ装置及びその制御
方法に関するものである。また、例えば半導体素子、液
晶表示素子、撮像素子(CCD等)または薄膜磁気ヘッ
ド等のマイクロデバイスを製造するためのリソグラフィ
工程で使用されるレーザ装置を用いた露光装置及びその
露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子等を製造する際に
は、レチクル(マスク)上に形成されたパターンを、フ
ォトレジスト等の感光材料が塗布されたウエハ(基板)
上に転写露光する露光装置が使用されている。この種の
露光装置においては、近年の回路パターンの微細化に伴
って、高解像度化の要求が高まっている。このような要
求に対処するため、光源としてエキシマレーザ装置を採
用して、露光光を短波長化する対策が採られている。
【0003】上記のようなエキシマレーザ装置では、照
射対象物としてのレチクルに対してレーザビームの照射
を停止した待機状態においても、一定間隔おきもしくは
連続的に所定の発振を行っている。この場合、レーザビ
ームの発振条件、すなわちエネルギー設定値及び発振周
波数は一定に維持されている。これによって、チャンバ
内のガスの密度分布を一定に保つとともに、その後の発
振時に必要となる印加電圧等の制御データの学習を行う
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では露
光条件の多様化により、露光時の発振状態を複雑に変化
させることが主流となってきた。このため、前記のよう
な従来のレーザ装置においては、実際にウエハ上にパタ
ーンを転写露光する実露光時と待機状態の発振時との間
で、レーザビームのエネルギー設定値及び発振周波数が
大幅に変化することがある。
【0005】これにより、実露光時の発振制御を、待機
状態で学習した印加電圧等の制御データに基づいて行っ
ても、例えばその発振の初期段階において、要求される
照射量と実際に照射される照射量とのずれが大きくなる
という問題があった。そして、前記のような従来のレー
ザ装置を用いた露光装置では、照射対象物としてのレチ
クルに対するレーザビームの照射条件を速やかに安定さ
せることができないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、照射対象物に対するレーザビームの照射を停止し
た待機状態において、各種の発振条件におけるレーザビ
ームの発振状態を正確に把握して、それらの発振条件毎
に正確な発振制御を行うことができるレーザ装置及びそ
の制御方法を提供することにある。
【0007】また、その他の目的としては、待機状態に
おいて予め実露光時に要求される発振条件の範囲内で発
振に必要なデータを用意しておくことができ、その用意
されたデータに基づいて、実露光時におけるパターンの
照射条件を速やかに安定させることができる露光装置及
びその露光方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に記載の発明は、照射対象物(R)に
照射されるレーザビーム(LB)を発射するレーザ装置
(20)であって、レーザビーム(LB)を発振する共
振器(20a)と、前記共振器(20a)から射出され
たレーザビーム(LB)を検出する検出手段(20d、
34、44)と、前記照射対象物(R)に対するレーザ
ビーム(LB)の照射を停止した待機状態において前記
共振器(20a)から複数の発振条件でレーザビーム
(LB)を発振させるとともに、その待機状態において
発振されたレーザビーム(LB)を前記検出手段(20
d、34、44)で検出させる制御手段(20e)とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】この本願請求項1に記載の発明では、待機
状態において発振条件を変更しながら発振されたレーザ
ビームの検出結果に基づいて、各種の発振条件における
レーザビームの発振状態を予め正確に把握することがで
きる。
【0010】また、本願請求項2に記載の発明は、前記
請求項1に記載の発明において、前記制御手段(20
e)は、前記待機状態における前記検出手段(20d、
34、44)の検出結果に基づいて、前記複数の発振条
件毎に前記レーザビーム(LB)の出力を制御するため
の制御データを求めることを特徴とするものである。
【0011】この本願請求項2に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明の作用に加えて、待機状態におけ
るレーザビームの検出結果により、各種の発振条件毎に
レーザビームの出力制御用の制御データが求められる。
【0012】また、本願請求項3に記載の発明は、前記
請求項2に記載の発明において、前記レーザビーム(L
B)はパルス光であり、前記制御手段(20e)は前記
複数の発振条件毎に発振開始から所定のパルス数の間に
おけるレーザビーム(LB)の出力を制御するための制
御データを求めることを特徴とするものである。
【0013】この本願請求項3に記載の発明では、前記
請求項2に記載の発明の作用に加えて、特にレーザビー
ムが変動しやすい各発振条件毎の発振開始時において、
レーザビームにおける出力制御用の制御データがより正
確に求められる。
【0014】また、本願請求項4に記載の発明は、前記
請求項2または請求項3に記載の発明において、前記制
御手段(20e)は、前記待機状態で求められた制御デ
ータに基づいて、前記照射対象物(R)に対してレーザ
ビーム(LB)を照射する照射状態において前記共振器
(20a)に供給される印加電圧を調整することを特徴
とするものである。
【0015】この本願請求項4に記載の発明では、前記
請求項2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、
照射対象物に対するレーザビームの実際の照射状態にお
いて、待機状態で求められた制御データに基づいて、共
振器への印加電圧が調整される。これにより、共振器内
のガスの状態を、速やかに要求された照射量が射出可能
な状態に移行させることができる。
【0016】また、本願請求項5に記載の発明は、前記
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記複数の発振条件は、前記レーザビーム(L
B)のエネルギー及び前記レーザビーム(LB)の発振
周波数の少なくとも一方が互いに異なることを特徴とす
るものである。
【0017】この本願請求項5に記載の発明では、前記
請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の
作用に加えて、待機状態における発振条件の変更は、照
射条件として変更対象となりやすいレーザビームのエネ
ルギーまたは発振周波数の少なくとも一方を変化させる
ことにより行われる。このため、レーザ装置の使用条件
に即した発振状態の把握が可能になる。
【0018】また、本願請求項6に記載の発明は、前記
請求項2または請求項3に記載の発明において、前記共
振器(20a)内に封入されたガスを循環させるための
循環手段(20g)をさらに備え、前記制御手段(20
e)は、前記待機状態で求められた制御データに基づき
前記照射対象物(R)に対してレーザビーム(LB)を
照射する照射状態で前記循環手段(20g)を制御し
て、前記共振器(20a)内のガスの循環を調整するこ
とを特徴とするものである。
【0019】この本願請求項6に記載の発明では、前記
請求項2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、
照射対象物に対するレーザビームの実際の照射状態にお
いて、待機状態で求められた制御データに基づいて、共
振器内のガスの循環速度が調整される。これにより、共
振器内のガスの状態を、速やかに要求された照射量が射
出可能な状態に移行させることができる。
【0020】また、本願請求項7に記載の発明は、前記
請求項6に記載の発明において、前記循環手段(20
g)は、前記共振器(20a)内のガスを循環させるた
めのファン(20g)を有し、前記制御手段(20e)
は、前記ファン(20g)の回転速度を調整して、前記
共振器(20a)内のガスの循環を調整することを特徴
とするものである。
【0021】この本願請求項7に記載の発明では、前記
請求項6に記載の発明の作用に加えて、ファンの回転速
度を変更することにより、共振器内のガスの循環を容易
に調整することができる。
【0022】また、本願請求項8に記載の発明は、前記
請求項6または請求項7に記載の発明において、前記複
数の発振条件は、前記共振器(20a)内のガスの循環
速度が互いに異なることを特徴とするものである。
【0023】この本願請求項8に記載の発明では、前記
請求項6または請求項7に記載の発明の作用に加えて、
待機状態における発振条件の変更は、照射条件として変
更可能なレーザビームの射出時における共振器内のガス
の循環速度を変化させることにより行われる。このた
め、レーザ装置の使用条件に即した発振状態の把握が可
能になる。
【0024】また、本願請求項9に記載の発明は、前記
請求項2または請求項3に記載の発明において、前記制
御手段(20e)は、前記共振器(20a)内に封入さ
れたガスの圧力を調整可能であることを特徴とするもの
である。
【0025】この本願請求項9に記載の発明では、前記
請求項2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、
照射対象物に対するレーザビームの実際の照射状態にお
いて、待機状態で求められた制御データに基づいて、共
振器内のガスの圧力が調整される。これにより、共振器
内のガスの状態を、速やかに要求された照射量が射出可
能な状態に移行させることができる。
【0026】また、本願請求項10に記載の発明は、前
記請求項9に記載の発明において、前記複数の発振条件
は、前記共振器(20a)内のガスの圧力が互いに異な
ることを特徴とするものである。
【0027】この本願請求項10に記載の発明では、前
記請求項9に記載の発明の作用に加えて、待機状態にお
ける発振条件の変更は、照射条件として変更可能なレー
ザビームの射出時における共振器内のガスの圧力を変化
させることにより行われる。このため、レーザ装置の使
用条件に即した発振状態の把握が可能になる。
【0028】また、本願請求項11に記載の発明は、照
射対象物(R)に照射するレーザビーム(LB)を発射
するレーザ装置(20)の制御方法であって、前記照射
対象物(R)に対するレーザビーム(LB)の照射を停
止した待機状態において共振器(20a)から複数の発
振条件でレーザビーム(LB)を発振させ、その待機状
態において発振されたレーザビーム(LB)を検出手段
(20d、34、44)により検出することを特徴とす
るものである。
【0029】この本願請求項11に記載の発明では、照
射対象物に対するレーザビームの照射を停止した待機状
態において、各種の発振条件におけるレーザビームの発
振状態を正確に把握することができる。
【0030】また、本願請求項12に記載の発明は、マ
スク(R)上に形成されたパターンを所定のレーザビー
ム(LB)で照明し、そのパターンの像を投影光学系
(14)を介して基板(W)上に露光する露光装置(1
1)において、前記パターンを照明する光源(20)と
して、前記請求項1〜請求項10のうちいずれか一項に
記載のレーザ装置(20)を備えたことを特徴とするも
のである。
【0031】この本願請求項12に記載の発明では、待
機状態において予め実露光時に要求される発振条件の範
囲内で発振に必要なデータを用意しておくことができ
る。そして、この用意されたデータに基づいて、実露光
時におけるパターンの照射条件を速やかに安定させるこ
とができる。
【0032】また、本願請求項13に記載の発明は、マ
スク(R)上に形成されたパターンを所定のレーザビー
ム(LB)で照明し、そのパターンの像を投影光学系
(14)を介して基板(W)上に露光する露光方法にお
いて、前記パターン上へのレーザビーム(LB)の照射
を停止した待機状態においてレーザ装置(20)の共振
器(20a)から複数の発振条件で所定のレーザビーム
(LB)を発振させ、その待機状態において発振された
レーザビーム(LB)を検出手段(20d、34、4
4)により検出し、その検出結果に基づいて前記パター
ン上へのレーザビーム(LB)の照射を調整することを
特徴とするものである。
【0033】この本願請求項13に記載の発明では、前
記請求項12に記載の発明の作用と同様に作用する。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、本発明
を半導体素子製造用の露光装置に具体化した第1実施形
態について図1〜図3に基づいて説明する。
【0035】図1には、第1の実施形態の露光装置11
の概略構成が示されている。この露光装置11は、露光
用光源にパルス光源としてのエキシマレーザ装置を用い
たステップ・アンド・スキャン方式の走査露光型の露光
装置である。この露光装置11は、照明光学系12、そ
の照明光学系12により照明される照明対象物及びマス
クとしてのレチクルRを保持して所定の走査方向に移動
するレチクルステージ13、レチクルRに形成されたパ
ターンの像を基板としてのウエハW上に投影する投影光
学系14、ウエハWを保持して前記投影光学系14との
相対位置を変更するウエハステージ15、及びこれらの
制御系を備えている。
【0036】前記照明光学系12は、レーザ装置を構成
するエキシマレーザ光源20、ビーム整形光学系21、
フライアイレンズ22、開口絞り板23、ビームスプリ
ッタ24、第1リレーレンズ25A、第2リレーレンズ
25B、固定レチクルブラインド26A、可動レチクル
ブラインド26B、ミラー27及びコンデンサレンズ2
8等を備えている。
【0037】前記エキシマレーザ光源20としては、X
eClエキシマレーザ光源(発振波長308nm)、K
rFエキシマレーザ光源(発振波長248nm)、又は
ArFエキシマレーザ光源(発振波長193nm)、F
2エキシマレーザ光源(発振波長157nm)等が使用
される。
【0038】前記ビーム整形光学系21は、例えばシリ
ンダレンズやビームエキスパンダ等で構成され、エキシ
マレーザ光源20から発射されたパルス光としてのレー
ザビームLBの断面形状を、フライアイレンズ22に効
率よく入射するように整形する。フライアイレンズ22
は、エキシマレーザ光源20から射出されたレーザビー
ムLBの強度分布を均一化するためのオプチカルインテ
グレータとして機能する。なお、このフライアイレンズ
22から射出されるレーザビームLBを以下において
は、「パルス照明光IL」と呼ぶものとする。
【0039】前記開口絞り板23は、円板状部材からな
り、投影光学系14の瞳面とほぼ共役なフライアイレン
ズ22の射出面の近傍に配置されている。この開口絞り
板23には、例えば通常の円形開口の他、小さな円形開
口からなる小σ用開口、輪帯照明用の開口、前記パルス
照明光ILの光軸から偏倚した位置に開口された斜入射
照明用の開口等が等角度間隔で形成されている。そし
て、この開口絞り板23は、後述する主制御系31にて
制御されるモータ等の駆動装置32により回転されるよ
うになっている。これにより、周期性パターン、孤立パ
ターン等のレチクルR上のパターンに応じて、開口絞り
板23の各開口絞りがパルス照明光ILの光路上に選択
的に配置設定され、照明条件が変更される。すなわち、
開口絞り板23は、レチクルR上のパターンに応じて投
影光学系14の瞳面とほぼ共役な面におけるパルス照明
光ILの強度分布を変更して、レチクルRの照明条件を
変更する役割を持っている。
【0040】前記ビームスプリッタ24は、オプチカル
インテグレータとしてのフライアイレンズ22から射出
されたパルス照明光ILの一部を反射させるように、高
い透過率と低い反射率とを有している。
【0041】前記第1リレーレンズ25Aと第2リレー
レンズ25Bとの間に、固定レチクルブラインド26A
及び可動レチクルブラインド26Bが介在されている。
この固定レチクルブラインド26Aは、レチクルRのパ
ターン面に対する共役面から僅かにデフォーカスした面
に配置され、レチクルR上の照明領域Raを規定するた
めの矩形開口を有している。可動レチクルブラインド2
6Bは、固定レチクルブラインド26Aの近傍に配置さ
れ、走査方向の位置及び幅が可変の開口部を有してい
る。
【0042】前記ミラー27は、前記第2リレーレンズ
25Bを通過したパルス照明光ILの光路を折り曲げ
て、そのパルス照明光ILをコンデンサレンズ28を介
して、レチクルR上の照明領域Raに照射するようにな
っている。
【0043】ここで、このように構成された照明光学系
12の作用を簡単に説明する。エキシマレーザ光源20
からパルス発光されたレーザビームLBは、ビーム整形
光学系21に入射する。ここで、後方のフライアイレン
ズ22に効率よく入射するようにその断面形状が整形さ
れた後、レーザビームLBはフライアイレンズ22に入
射する。これにより、フライアイレンズ22の射出端に
多数の2次光源が形成される。この多数の2次光源から
射出されたパルス照明光ILは、開口絞り板23上のい
ずれかの開口絞りを通過した後、ビームスプリッタ24
に至る。
【0044】このビームスプリッタ24を透過した露光
光としてのパルス照明光ILは、第1リレーレンズ25
Aを経て固定レチクルブラインド26Aの矩形の開口部
及び可動レチクルブラインド26Bを通過する。そし
て、パルス照明光ILは、第2リレーレンズ25Bを通
過してミラー27により光路を垂直下方に折り曲げられ
た後、コンデンサレンズ28を経て、レチクルステージ
13上に保持されたレチクルR上の矩形の照明領域Ra
に対して均一な照度分布で照明される。
【0045】一方、前記ビームスプリッタ24で反射さ
れたパルス照明光ILは、集光レンズ33を介して光電
変換素子よりなるインテグレータセンサ34で受光され
る。そして、インテグレータセンサ34から出力された
光電変換信号が、図示しないピークホールド回路及びA
/D変換器を介して、パルス毎の照射エネルギー信号E
Sとして後述する主制御系31に供給される。
【0046】前記インテグレータセンサ34としては、
例えば遠紫外域で感度があり、かつエキシマレーザ光源
20のパルス発光を検出するために高い応答周波数を有
するPIN型のフォトダイオード等が使用できる。この
インテグレータセンサ34からの照射エネルギー信号E
Sと、ウエハWの表面上でのパルス照明光ILのエネル
ギー(露光量)との相関係数は予め求められて、後述す
る主制御系31に併設されたメモリ35内に記憶されて
いる。
【0047】前記レチクルRは、レチクルステージ13
上に載置され、図示しないバキュームチャック等により
吸着保持されている。レチクルステージ13は、水平面
(XY平面)内で、レチクルステージ駆動部36により
走査方向(ここでは、図1の紙面左右方向であるY方向
とする)に所定ストローク範囲で走査されるようになっ
ている。この走査中のレチクルステージ13の位置は、
レチクルステージ13上に固定された移動鏡37を介し
て外部のレーザ干渉計38によって計測され、このレー
ザ干渉計38の計測値が後述する主制御系31に供給さ
れるようになっている。
【0048】前記投影光学系14は、両側テレセントリ
ックな光学配置になるように配置されたZ軸方向に共通
の光軸AXを有する複数枚のレンズエレメントから構成
されている。また、この投影光学系14としては、投影
倍率α(αは例えば1/4または1/5)のものが使用
されている。このため、前記のようにパルス照明光IL
によりレチクルR上の照明領域Raが照明されると、そ
のレチクルRに形成されたパターンが投影光学系14に
よって投影倍率αで縮小された像として、表面にレジス
ト(感光材料)が塗布されたウエハW上のスリット状の
露光領域Waに投影露光される。
【0049】前記ウエハステージ15は、ウエハステー
ジ駆動部39によって駆動されるXYステージ40及び
Zチルトステージ41とからなっている。XYステージ
40は、走査方向であるY方向(図1における水平方
向)及びこれに直交するX方向(図1における紙面直交
方向)に2次元移動可能となっている。
【0050】Zチルトステージ41は、そのXYステー
ジ40上に搭載され、Z方向(図1における上下方向)
に移動可能かつ投影光学系14の光軸AXに対して傾斜
可能となっている。このZチルトステージ41上に、図
示しないウエハホルダを介してウエハWが真空吸着等に
より保持されている。そして、Zチルトステージ41
は、ウエハWのZ方向の位置(フォーカス位置)を調整
すると共に、前記投影光学系14の光軸AXに対するウ
エハWの傾斜角を調整する機能を有する。また、ウエハ
ステージ15の位置は、Zチルトステージ41上に固定
された移動鏡42を介して外部のレーザ干渉計43によ
り計測され、このレーザ干渉計43の計測値が後述する
主制御系31に供給されるようになっている。
【0051】前記Zチルトステージ41上には照度ムラ
センサ44が配設され、この照度ムラセンサ44はXY
ステージ40の移動により投影光学系14の光軸AX上
に配置されるようになっている。そして、照度ムラセン
サ44は、この投影光学系14の光軸AX上に配置され
た状態で、その投影光学系14の像面位置に到達したパ
ルス照明光ILの照度分布を検出する。この照度ムラセ
ンサ44で検出された前記パルス照明光ILの照度分布
は後述する主制御系31に入力され、照度ムラセンサ4
4での検出結果と前記インテグレータセンサ34からの
照度検出結果との比較により、照度ムラが求められるよ
うになっている。
【0052】主制御系31は、CPU(中央演算処理装
置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)等から成るいわゆるマイク
ロコンピュータ(またはミニコンピュータ)を含んで構
成されている。この主制御系31は、露光動作が的確に
行われるように、例えばレチクルRとウエハWの同期走
査、ウエハWのステッピング、露光タイミング、さらに
は走査露光時におけるエキシマレーザ光源20の発振条
件等を統括して制御する。
【0053】具体的には、主制御系31は、例えば走査
露光時には、レーザ干渉計38,43の計測値に基づい
て、レチクルステージ駆動部36、ウエハステージ駆動
部39をそれぞれ介して、レチクルステージ13、XY
ステージ40の位置及び速度をそれぞれ制御する。ま
た、主制御系31は、制御情報CSをエキシマレーザ光
源20に供給することによって、エキシマレーザ光源2
0の発光タイミング、及び発光パワー(発光されるレー
ザビームLBのエネルギー)等を設定する。さらに、主
制御系31は、駆動装置32を介して照明光学系開口絞
り板23を制御するとともに、ステージ系の動作情報に
同期して可動レチクルブラインド26Bの開閉動作を制
御する。
【0054】次に、本実施形態の露光装置11のエキシ
マレーザ光源20の内部構成について説明する。図2に
示すように、エキシマレーザ光源20の内部には、レー
ザ共振器20a、ビームスプリッタ20b、シャッタ2
0c、エネルギーモニタ20d、コントローラ20e及
び高圧電源20fが設けられている。前記レーザ共振器
20aには、複数のガスが封入されている。また、レー
ザ共振器20aの内部には、レーザビームLBを発振さ
せるための一対の電極(不図示)と、ファン20gとが
設けられている。前記高圧電源20fは、制御手段を構
成するコントローラ20eの制御の下で、前記レーザ共
振器20a内の一対の電極に所定の印加電圧を印加す
る。これにより、前記一対の電極間で放電が生じ、レー
ザビームLBが発振される。
【0055】前記シャッタ20cは、主制御系31から
の制御情報に応じて開閉される。すなわち、レチクルR
に対するレーザビームLBの照射を停止する待機状態に
おいては、シャッタ20cが閉じられ、エキシマレーザ
光源20からビーム整形光学系21へのレーザビームL
Bの射出が遮断される。一方、レチクルRに対するレー
ザビームLBの照射を行われる照射状態においては、シ
ャッタ20cが開かれ、エキシマレーザ光源20からビ
ーム整形光学系21へレーザビームLBが射出される。
【0056】また、前記ファン20gは、コントローラ
20eの制御の下で、レーザ共振器20a内部に封入さ
れたガスを循環させるために回転する。これにより、連
続的なパルス発振を行っても、前記電極間に励起状態の
ガスが安定して供給される。なお、コントローラ20e
は、パルス発振を行わない(電極間に電圧を印加しな
い)状態が長い間続く場合には、ファン20gの回転を
止めている。これは、ファン20gを回転させるための
シャフトが、レーザ共振器20a内でガスを密閉してい
るチャンバを貫通する構造になっており、必要以上にフ
ァン20gを回転させることによってガスの密閉状態が
劣化するのを抑制するためである。
【0057】また、コントローラ20eは、レーザ共振
器20aのレーザビームLBのパルス発振の間隔(発振
周波数)に応じてファン20gの回転速度(レーザ共振
器20a内におけるガスの循環速度)を調整する。例え
ば、パルス発振の間隔が長い場合には、ガスの循環速度
が遅くても電極間に励起状態のガスを安定して供給でき
るので、ファン20gの回転速度を遅くする。また、パ
ルス発振間隔が短い場合には、ガスの循環速度を早くす
るためにファン20gの回転速度を早くする。このよう
に、ファン20gの回転速度を変更することにより、レ
ーザ共振器20a内のガスの循環を容易に調整すること
ができる。
【0058】さらに、コントローラ20eは、レーザ共
振器20a内のガスの圧力も調整することができる。な
お、レーザ共振器20a内のガスの圧力変化とレーザ共
振器20aから射出されるレーザビームLBの特性(エ
ネルギーなど)変化との関係を示すデータを予め記憶し
ておいてもよい。そして、そのデータを用いて、ウエハ
Wの露光時など照射状態でレーザ共振器20a内のガス
の圧力を調整して、レーザ共振器20aから射出される
レーザビームLBの特性を変化させるようにしてもよ
い。
【0059】図2において、レーザ共振器20aからパ
ルス的に放出されたレーザビームLBは、高い透過率と
低い反射率とを有するビームスプリッタ20bに入射す
る。ビームスプリッタ20bを透過したレーザビームL
Bは、前記シャッタ20cを介してエキシマレーザ光源
20の外部に射出される。
【0060】また、ビームスプリッタ20bで反射され
たレーザビームLBは、光電変換素子からなる検出手段
としてのエネルギーモニタ20dに入射する。エネルギ
ーモニタ20dからの光電変換信号は、図示しないピー
クホールド回路を介して、各パルス毎の射出エネルギー
信号RSとして、コントローラ20eに入力される。
【0061】そして、レチクルRにレーザビームLBを
照射する通常の照射状態になる直前に、コントローラ2
0eはレーザ共振器20aから射出されるレーザビーム
LBのエネルギーが、主制御系31より供給された制御
情報CS中の1パルス当たりのエネルギーの目標値に対
応した値となるように、高圧電源20fからレーザ共振
器20aに供給される印加電圧を設定する。また、コン
トローラ20eは、前記制御情報CSに基づいて、レー
ザ共振器20aにおける発振周波数をも変更する。
【0062】すなわち、コントローラ20eは、主制御
系31からの制御情報CSに応じて、エキシマレーザ光
源20の発振周波数を主制御系31で指示された周波数
に設定する。また、コントローラ20eは、エキシマレ
ーザ光源20での1パルス当たりのエネルギーが主制御
系31で指示された値となるように、高圧電源20fか
らの印加電圧を設定する。
【0063】また、走査露光のためにレチクルRにレー
ザビームLBを照射する照射状態においては、ビームス
プリッタ24で反射されたレーザビームLBの一部がイ
ンテグレータセンサ34に入射する。その走査露光中、
コントローラ20eは、インテグレータセンサ34から
主制御系31を介して入力されるパルス発振毎の照射エ
ネルギーに関する情報に基づいて、高圧電源20fから
レーザ共振器20aに供給される印加電圧をパルス発振
毎に制御する。なお、その走査露光中にエキシマレーザ
光源20内のエネルギーモニタ20dは、ビームスプリ
ッタ20bを介してレーザビームLBの一部を検出し
て、レーザ共振器20a自体の性能変動を監視してい
る。
【0064】これに対して、レチクルRに対するレーザ
ビームLBの照射を停止する待機状態においては、コン
トローラ20eは、シャッタ20cを閉じた状態でレー
ザ共振器20aに複数の発振条件でレーザビームLBを
発振させる。そして、コントローラ20eは、その発振
されたレーザビームLBをエネルギーモニター20dで
検出させる。
【0065】この場合、レーザ共振器20aが、図3に
示すように、所定パルス数(例えば数10〜数100パ
ルス)のレーザビームLBを発振した後に、所定時間
(例えば数秒〜数百秒)だけレーザビームLBの発振を
停止させるという動作を繰り返し行うように制御され
る。また、断続的にひとまとまりのレーザ発振が行われ
る各バーストA,B,C,…において、例えば表1また
は表2に示すように、複数の発振条件として、レーザビ
ームLBのエネルギー設定値または発振周波数を変更し
て、レーザ発振が行われる。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】 そして、コントローラ20eは、エネルギーモニター2
0dの検出結果に基づいて、各発振条件毎にレーザビー
ムLBを出力するための制御データを求める。この制御
データとして、設定電圧(レーザ共振器20a内の電極
間に印加される電圧)と目標エネルギー(レーザ共振器
20aから射出されるべきエネルギー)との関係を、各
バースト毎に、すなわち各発振条件毎に求める。なお、
前記各バーストA,B,C,…において、レーザビーム
LBのエネルギーが不安定な発振開始から所定のnパル
ス(レーザ光源にもよっても異なるが、例えば30〜1
00パルス程度)を発振する間だけで求めて、コントロ
ーラ20e内に装備された記憶領域に記憶される。
【0068】具体的には、各バーストの1パルス目にお
いて、レーザ共振器20aをある設定電圧V1で発振さ
せたときに、エネルギーモニター20dにて検出された
レーザビームLBのエネルギーがE1である場合、その
設定電圧V1及び検出エネルギーE1が記憶される。そ
れとともに、この設定電圧V1及び検出エネルギーE1
と設定電圧Vset及び目標エネルギーEsetとを比
較して、そのエネルギーの差d1が求められる。そし
て、この差d1に基づいて2パルス目の設定電圧V2が
決定され、高圧電源20fからレーザ共振器20aに供
給される印加電圧が調整される。
【0069】続いて、2パルス目の発振時においても、
前記1パルス目の場合と同様に、実際の設定電圧V2及
び検出エネルギーE2が記憶される。これとともに、そ
の設定電圧V2及び検出エネルギーE2と目標の設定電
圧Vset及びエネルギーEsetとの差d2が求めら
れ、その差d2に基づいて、3パルス目の発振時におけ
る設定電圧V3が決定される。その後、3パルス目から
所定のnパルス目までは、前記と同様の学習動作が繰り
返し行われて、実際の設定電圧Vn及び検出エネルギー
Enが蓄積される。
【0070】こうして、各バースト毎に、1パルス目か
ら所定のnパルス目まで各パルス毎に得られる高圧電源
20fからレーザ共振器20a内の電極間に印加された
電圧(設定電圧)とエネルギーモニタ20dで検出され
たレーザビームLBのエネルギーとの関係が蓄積され
る。そして、この蓄積された情報に基づいて、各発振条
件毎に制御データが作成される。
【0071】そして、レチクルRにレーザビームLBを
照射して、レチクルR上のパターンをウエハW上に露光
する実際の露光時においては、コントローラ20eは、
各発振条件ごとに記憶された制御データの中から露光時
の発振条件に適した制御データを選択する。そして、1
パルス目から所定のnパルス目までは、その選択された
制御データに基づいて、高圧電源20fからレーザ共振
器20aに供給される印加電圧を調整して、レチクルR
上へのレーザビームLBの照射を制御する。
【0072】また、n+1パルス目以降は、前述の設定
電圧Vsetと目標エネルギーEsetとの関係データ
と、その前に射出された少なくとも1パルスのレーザビ
ームLBのエネルギーとに基づいて、高圧電源20fか
らレーザ共振器20a内の電極に印加される電圧が調整
される。
【0073】具体的には、主制御系31からの制御情報
CSにて、実露光時の設定電圧Ve及びエネルギーEe
が指示された場合、1パルス目の発振時には、前記待機
状態で求められた設定電圧V1及びエネルギーE1に基
づいて、エネルギーEeのレーザビームLBが発射され
るように設定電圧Ve1が決定される。そして、この1
パルス目のレーザビームLBのエネルギーEe1がイン
テグレータセンサ34により検出される。
【0074】続いて、2パルス目の発振時には、待機状
態における設定電圧V2、エネルギーE2に基づいて、
エネルギーEeのレーザビームLBが発射されるように
設定電圧Ve2が決定される。そして、3パルス目から
所定のnパルス目までは、前記2パルス目と同様に、待
機状態における該当パルスの設定電圧V3〜Vn及びエ
ネルギーE3〜Enに基づいて、エネルギーEeのレー
ザビームLBが発射されるように設定電圧Ve3〜Ve
nが決定され、パルス発振されたレーザビームLBのエ
ネルギーが順次、インテグレータセンサ34で検出され
る。
【0075】その後は、直前のm−1パルス目の発振時
にインテグレータセンサ34で検出されたレーザビーム
LBのエネルギーEem−1から次のmパルス目のレー
ザビームLBの目標エネルギーを決定する。そして、前
述の設定電圧Vsetと目標エネルギーEsetとの関
係データに基づき、その決定されたmパルス目の目標エ
ネルギーを射出するための設定電圧Vmが決定される。
以下、同様の学習動作を繰り返す通常のアルゴリズムに
従って設定電圧が決定される。
【0076】なお、設定電圧Vmは、直前のm−1パル
ス目のレーザビームLBのエネルギーEem−1に基づ
く決定に限るものではない。すなわち、その前にパルス
発振されたNパルス(Nは2以上の整数)のうち少なく
とも1パルスのレーザビームLBのエネルギーに基づい
て決定すればよい。
【0077】また、前述の設定電圧Vsetと目標エネ
ルギーEsetとは、複数の発振条件の各々に応じて用
意しておくようにしてもよいし、学習動作時や露光動作
時に得られる設定電圧と検出エネルギーとの関係に基づ
いて適宜更新するようにしてもよい。
【0078】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (イ) この露光装置11においては、レチクルRに対
するレーザビームLBの照射を停止した待機状態におい
て、各バースト毎にエキシマレーザ光源20のレーザ共
振器20aの発振条件、例えばレーザビームLBの設定
エネルギーや発振周波数を変更して、レーザビームLB
を発振させるようになっている。そして、このレーザ共
振器20aから発振されたレーザビームLBを、エネル
ギーモニタ20dにより検出させるようになっている。
【0079】このため、待機状態において、各発振条件
毎に実際に射出されたレーザビームLBのエネルギー
量、その発振時の印加電圧等の発振状態を、予め正確に
把握しておくことができる。従って、レチクルRにレー
ザビームLBを照射する照射状態において、種々変更さ
れうる発振条件に、容易に対応することができる。
【0080】(ロ) この露光装置11においては、レ
ーザビームLBの照射を停止した待機状態において、エ
ネルギーモニタ20dによるレーザビームLBの検出結
果に基づいて、各発振条件毎にレーザビームLBの出力
を制御するための制御データを求めて、コントローラ2
0eの記憶領域に記憶させるようになっている。
【0081】このため、待機状態におけるレーザビーム
LBの検出結果に基づいて、各発振条件毎に、実際に射
出されたレーザビームLBのエネルギー量、その発振時
の印加電圧等のレーザビームLBの出力制御に必要な制
御データを求めることができる。従って、前記各発振条
件毎の制御データに用いて、レチクルRにレーザビーム
LBを照射する照射状態における正確な発振制御を行う
ことができる。
【0082】(ハ) この露光装置11においては、レ
ーザ共振器20aからパルス光のレーザビームLBが発
振されるようになっている。そして、各発振条件毎に、
発振開始からnパルス目までの各パルスのレーザビーム
LBの出力を制御するための制御データを求めるように
なっている。
【0083】このため、各発振条件毎に、特にレーザビ
ームLBのエネルギーが変動しやすい発振開始時におけ
るレーザビームLBの出力制御用の制御データを予め求
めておくことができて、正確なレーザビームLBの発振
制御を行うことができる。
【0084】(ニ) この露光装置11においては、レ
チクルRに対してレーザビームLBを照射する照射状態
において、待機状態で求められた制御データに基づい
て、レーザ共振器20aに供給される印加電圧を調整す
るようになっている。
【0085】このため、レーザ共振器20a内に封入さ
れた混合ガスの状態を、照射状態で主制御系31から供
給される制御情報CS中の照射エネルギー量を射出可能
な状態に速やかに移行させることができる。従って、照
射状態におけるレーザビームLBの照射条件を速やかに
安定させることができる。
【0086】(ホ) この露光装置11においては、レ
ーザビームLBの照射を停止した待機状態において、レ
ーザ共振器20aから発振されるレーザビームLBのエ
ネルギーまたは発振周波数変化させることにより、各バ
ースト毎の発振条件を複数にに変更するようになってい
る。
【0087】このように、レチクルRの照射条件として
変更されることが多いレーザビームLBのエネルギーや
発振周波数を変化させつつ、待機状態における学習動作
がなされる。従って、エキシマレーザ光源20の使用条
件に即したレーザビームLBの発振状態を、的確に把握
することができる。
【0088】(ヘ) この露光装置11においては、レ
チクルRに対するレーザビームLBの照射を停止した待
機状態において、エキシマレーザ光源20内のシャッタ
20cが閉じられて、レーザ共振器20aから発振され
るレーザビームLBがエキシマレーザ光源20の外部に
射出されないようになっている。
【0089】このため、レーザビームLBの照射を停止
した待機状態において、ビーム整形光学系21以降の光
学系、インテグレータセンサ34等のセンサにレーザビ
ームLBが入射されることがない。従って、それらの光
学系及びセンサに、変化が生じるおそれを抑制すること
ができる。
【0090】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に
説明する。
【0091】この第2実施形態では、図1及び図2に示
すように、レチクルRに対するレーザビームLBの照射
を停止した待機状態において、固定レチクルブラインド
26A及び可動レチクルブラインド26Bが閉じられる
ようになっている。この一方で、エキシマレーザ光源2
0内のシャッタ20cは開かれたままとなるようになっ
ている。この状態で、エキシマレーザ光源20のレーザ
共振器20aから、前記第1の実施形態と同様のレーザ
ビームLBが発振される。そして、その発振されたレー
ザビームLBが、ビーム整形光学系21、フライアイレ
ンズ22、開口絞り板23、ビームスプリッタ24及び
集光レンズ33を介して、検出手段としてのインテグレ
ータセンサ34により検出されるようになっている。
【0092】このインテグレータセンサ34で検出され
た各パルス毎のエネルギーが、主制御系31を介してエ
キシマレーザ光源20のコントローラ20eにフィード
バックされる。そして、この各パルス毎のエネルギー情
報は、前記第1実施形態と同様に、そのパルスの発振時
における設定電圧とともに、コントローラ20e内の記
憶領域に記憶されようになっている。
【0093】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態における(イ)〜(ホ)に記載の効果に加えて、
以下のような効果を得ることができる。 (ト) この露光装置11においては、レチクルRに対
するレーザビームLBの照射を停止した待機状態で、レ
チクルRに近い位置にて、インテグレータセンサ34に
より、エキシマレーザ光源20のレーザ共振器20aか
ら発振されるレーザビームLBを検出するようになって
いる。
【0094】このため、レーザビームLBの照射を停止
した待機状態において、ビーム整形光学系21、フライ
アイレンズ22及び開口絞り板23の影響を加味した状
態でレーザビームLBの発振状態を把握することができ
る。従って、照射状態におけるより正確なレーザビーム
LBの発振制御が可能となる。
【0095】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に
説明する。
【0096】この第3実施形態においては、図1に示す
ように、Zチルトステージ41上に配設された照度ムラ
センサ44により、検出手段が構成されている。すなわ
ち、レチクルRに対するレーザビームLBの照射を停止
した待機状態において、この照度ムラセンサ44が投影
光学系14の光軸AX上に配置される。この状態で、エ
キシマレーザ光源20のレーザ共振器20aから発振さ
れたレーザビームLBが、そのエキシマレーザ光源20
から投影光学系14の像面に至る間の全ての光学素子、
つまりビーム整形光学系21、フライアイレンズ22、
開口絞り板23、ビームスプリッタ24、両リレーレン
ズ25A,25B、ミラー27、コンデンサレンズ28
及び投影光学系14を介して照度ムラセンサ44により
検出されるようになっている。
【0097】この照度ムラセンサ44で検出された各パ
ルス毎のエネルギーが、主制御系31を介してエキシマ
レーザ光源20のコントローラ20eにフィードバック
される。そして、この各パルス毎のエネルギー情報は、
前記第1実施形態と同様に、そのパルスの発振時におけ
る設定電圧とともに、コントローラ20e内の記憶領域
に記憶されようになっている。
【0098】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態における(イ)〜(ホ)の効果に記載の効果に加
えて、以下のような効果を得ることができる。 (チ) この露光装置11においては、レチクルRに対
するレーザビームLBの照射を停止した待機状態で、ウ
エハWの載置位置と非常に近接した位置にて、照度ムラ
センサ44により、エキシマレーザ光源20のレーザ共
振器20aから発振されるレーザビームLBを検出する
ようになっている。
【0099】このため、レーザビームLBの照射を停止
した待機状態において、レチクルR上のパターンの転写
露光時とほぼ同等の状態でレーザビームLBの発振状態
を把握することができる。従って、照射状態におけるよ
り一層正確なレーザビームLBの発振制御が可能とな
る。
【0100】(変更例)なお、本発明の実施形態は、以
下のように変更してもよい。 ・ 前記各実施形態では、レチクルRに対するレーザビ
ームLBの照射を停止した待機状態において、レーザビ
ームLBのエネルギーまたは発振周波数を変化させて、
レーザビームLBの発振条件を変更しているが、レーザ
ビームLBのエネルギー及び発振周波数の双方を変化さ
せて、レーザビームLBの発振条件を変更してもよい。
【0101】このように構成した場合、照射状態で要求
されるレーザビームLBの発振条件により細かく対応す
ることができ、より正確なレーザビームLBの発振制御
が可能となる。
【0102】また、待機状態(学習時)における発振条
件として、各バースト毎に、レーザ共振器20aに設け
られたファン20gの回転速度(レーザ共振器20a内
のガスの循環速度)を変更するようにしてもよい。さら
に、レーザ共振器20a内のガスの圧力を変更するよう
にしてもよい。
【0103】これらのように構成しても、レーザ共振器
20a内に封入された混合ガスの状態を、照射状態で主
制御系31から供給される制御情報CS中の照射エネル
ギー量を射出可能な状態に速やかに移行させることがで
きる。従って、照射状態におけるレーザビームLBの照
射条件を速やかに安定させることができる。また、レチ
クルRの照射条件として変更可能なレーザビームLBの
射出時のレーザ共振器20a内のガスの循環速度や圧力
を変化させつつ、待機状態における学習動作がなされ
る。従って、エキシマレーザ光源20の使用条件に即し
たレーザビームLBの発振状態を、的確に把握すること
ができる。
【0104】要は、レーザビームLBのパルス発振の制
御パラメータが複数用意されている場合には、待機状態
において複数の制御パラメータ(設定エネルギー、発振
周波数、ガス循環速度、ガス圧力など)のうちの少なく
とも一つをバースト毎に変更して、露光動作などの照射
状態で要求される発振条件に最適な制御データを得るよ
うにすればよい。
【0105】・ 前記各実施形態では、照射状態におけ
るnパルス目までの設定電圧Venを、待機状態におけ
る該当パルスの設定電圧Vn及びエネルギーEnに基づ
いて決定するようにした。これに対して、2パルス目以
降の設定電圧Ve2〜Venを、それぞれ直前の1〜n
−1パルス目にパルス発振されたレーザビームLBのエ
ネルギーEe1〜Een−1と、待機状態で得られた該
当パルスの設定電圧Vn及び検出エネルギーEnとの関
係に基づいて決定してもよい。
【0106】・ また、前記第3実施形態では、Zチル
トステージ41上に配設された照度ムラセンサ44によ
り、エキシマレーザ光源20のレーザ共振器20aから
発振されたレーザビームLBを検出するようにした。こ
れに対して、同じくZチルトステージ41上に配設され
た図示しない照射量モニタにより、前記レーザビームL
Bを検出するようにしてもよい。
【0107】・ また、前記各実施形態では、レーザビ
ームLBとしてパルス光を使用したが、例えばHe−N
e、炭酸ガス等の連続光ガスレーザを使用してもよい。 ・ また、前記各実施形態では、本発明の露光装置を半
導体製造用の走査型露光装置に具体化したが、例えば液
晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド等のマイクロデ
バイス、レチクル、フォトマスク等のマスク等に具体化
してもよい。また、本発明の露光装置は、レチクルR、
フォトマスク等のマスク上のパターンを等倍であるいは
拡大して、ウエハW、ガラスプレート等の基板上に転写
露光する露光装置に具体化してもよい。さらに、本発明
の露光装置は、レチクルR上のパターンを、ステップ・
アンド・リピート方式でウエハW上に転写露光する一括
露光型の露光装置に具体化してもよい。
【0108】・ また、前記各実施形態では、本発明の
レーザ装置を、露光装置用のエキシマレーザ光源20に
具体化したが、例えばレーザ加工機用、計測器用、情報
読取用等のレーザ装置に具体化してもよい。
【0109】これらのように構成しても、前記各実施形
態とほぼ同様な効果が得られる。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1及び
請求項11に記載の発明によれば、照射対象物に対する
レーザビームの照射を停止した待機状態において、各種
の発振条件におけるレーザビームの発振条件の変更に対
して容易に対応することができる。
【0111】また、本願請求項2に記載の発明によれ
ば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、各種の
発振条件毎に正確な発振制御を行うことができる。ま
た、本願請求項3に記載の発明によれば、前記請求項2
に記載の発明の効果に加えて、特にレーザビームが変動
しやすい発振開始時において、正確な発振制御が可能に
なる。
【0112】また、本願請求項4、請求項6及び請求項
9に記載の発明によれば、前記請求項2または請求項3
に記載の発明の効果に加えて、照射対象物に対するレー
ザビームの実際の照射状態において、レーザビームの照
射条件を速やかに安定させることができる。
【0113】また、本願請求項5に記載の発明によれ
ば、前記請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載
の発明の効果に加えて、照射条件として変更対象となり
やすいレーザビームのエネルギーや発振周波数を変化さ
せることにより、レーザ装置の使用条件に即した発振状
態の把握が可能になる。
【0114】また、本願請求項7に記載の発明によれ
ば、前記請求項6に記載の発明の効果に加えて、ファン
の回転速度を変更することにより、共振器内のガスの循
環を容易に調整することができる。
【0115】また、本願請求項8に記載の発明によれ
ば、前記請求項6または請求項7に記載の発明の効果に
加えて、照射条件として変更可能なレーザビームの射出
時における共振器内のガスの循環速度を変化させること
により、レーザ装置の使用条件に即した発振状態の把握
が可能になる。
【0116】また、本願請求項10に記載の発明によれ
ば、前記請求項9に記載の発明の効果に加えて、照射条
件として変更可能なレーザビームの射出時における共振
器内のガスの圧力を変化させることにより、レーザ装置
の使用条件に即した発振状態の把握が可能になる。
【0117】また、本願請求項12及び請求項13に記
載の発明によれば、待機状態において予め実露光時に要
求される発振条件の範囲内で発振に必要なデータを用意
しておくことができ、実露光時におけるパターンの照射
条件を速やかに安定させることができる。よって、実露
光時の歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜第3の実施形態の露光装置を示す概略
図。
【図2】 図1のエキシマレーザ光源の内部構成の概略
的なブロック図。
【図3】 待機状態におけるレーザビームの発振パター
ンを示す図。
【符号の説明】
11…露光装置、14…投影光学系、20…レーザ装置
としてのエキシマレーザ光源、20a…共振器としての
レーザ共振器、20d…検出手段を構成するエネルギー
モニタ、20e…制御手段を構成するコントローラ、2
0g…ファン、34…検出手段を構成するインテグレー
タセンサ、44…検出手段を構成する照度ムラセンサ、
LB…レーザビーム、R…照射対象物及びマスクとして
のレチクル、W…基板としてのウエハ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射対象物に照射されるレーザビームを
    発射するレーザ装置であって、 レーザビームを発振する共振器と、 前記共振器から射出されたレーザビームを検出する検出
    手段と、 前記照射対象物に対するレーザビームの照射を停止した
    待機状態において前記共振器から複数の発振条件でレー
    ザビームを発振させるとともに、その待機状態において
    発振されたレーザビームを前記検出手段で検出させる制
    御手段とを備えたことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記待機状態における
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の発振条
    件毎に前記レーザビームの出力を制御するための制御デ
    ータを求めることを特徴とする請求項1に記載のレーザ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザビームはパルス光であり、前
    記制御手段は前記複数の発振条件毎に発振開始から所定
    のパルス数の間におけるレーザビームの出力を制御する
    ための制御データを求めることを特徴とする請求項2に
    記載のレーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記待機状態で求めら
    れた制御データに基づいて、前記照射対象物に対してレ
    ーザビームを照射する照射状態において前記共振器に供
    給される印加電圧を調整することを特徴とする請求項2
    または請求項3に記載のレーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の発振条件は、前記レーザビー
    ムのエネルギー及び前記レーザビームの発振周波数の少
    なくとも一方が互いに異なることを特徴とする請求項1
    〜請求項4のうちいずれか一項に記載のレーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記共振器内に封入されたガスを循環さ
    せるための循環手段をさらに備え、前記制御手段は、前
    記待機状態で求められた制御データに基づき前記照射対
    象物に対してレーザビームを照射する照射状態で前記循
    環手段を制御して、前記共振器内のガスの循環を調整す
    ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のレ
    ーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記循環手段は、前記共振器内のガスを
    循環させるためのファンを有し、前記制御手段は、前記
    ファンの回転速度を調整して、前記共振器内のガスの循
    環を調整することを特徴とする請求項6に記載のレーザ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の発振条件は、前記共振器内の
    ガスの循環速度が互いに異なることを特徴とする請求項
    6または請求項7に記載のレーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記共振器内に封入さ
    れたガスの圧力を調整可能であることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載のレーザ装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の発振条件は、前記共振器内
    のガスの圧力が互いに異なることを特徴とする請求項9
    に記載のレーザ装置。
  11. 【請求項11】 照射対象物に照射するレーザビームを
    発射するレーザ装置の制御方法であって、 前記照射対象物に対するレーザビームの照射を停止した
    待機状態において共振器から複数の発振条件でレーザビ
    ームを発振させ、その待機状態において発振されたレー
    ザビームを検出手段により検出することを特徴とするレ
    ーザ装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 マスク上に形成されたパターンを所定
    のレーザビームで照明し、そのパターンの像を投影光学
    系を介して基板上に露光する露光装置において、 前記パターンを照明する光源として、前記請求項1〜請
    求項10のうちいずれか一項に記載のレーザ装置を備え
    たことを特徴とする露光装置。
  13. 【請求項13】 マスク上に形成されたパターンを所定
    のレーザビームで照明し、そのパターンの像を投影光学
    系を介して基板上に露光する露光方法において、 前記パターン上へのレーザビームの照射を停止した待機
    状態においてレーザ装置の共振器から複数の発振条件で
    所定のレーザビームを発振させ、その待機状態において
    発振されたレーザビームを検出手段により検出し、その
    検出結果に基づいて前記パターン上へのレーザビームの
    照射を調整することを特徴とする露光方法。
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