JP2001023817A - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JP2001023817A
JP2001023817A JP2000132947A JP2000132947A JP2001023817A JP 2001023817 A JP2001023817 A JP 2001023817A JP 2000132947 A JP2000132947 A JP 2000132947A JP 2000132947 A JP2000132947 A JP 2000132947A JP 2001023817 A JP2001023817 A JP 2001023817A
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】発生する吸引力をより一層速く立ち上げること
により応答性を向上させることにある。 【解決手段】軸線と略平行に延在するスリット状の凹部
30が形成された鉄心22と、前記鉄心22の外周面に
被覆された銅被膜24と、前記銅被膜24の外周面に複
数巻回されたコイル28と、前記コイル28に対する通
電作用下にワークを吸引/吸着する吸着部14とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励磁用コイルに通
電することにより発生する磁束によってワーク(磁性
体)を吸引する電磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄心に複数巻回された励磁用
コイルに電流を流すことにより発生する磁束の作用下
に、磁性体を吸引する電磁石が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係る電磁石では、例えば、ステップ状の電圧を印加
したときの立ち上がりが遅いため、発生する吸引力を迅
速に立ち上げることができないという不具合がある。
【0004】また、電磁装置がコンベアにより搬送され
る物品の搬送方向を切り換える仕分けコンベア装置に適
用された際に、仕分けコンベア装置の搬送速度に対し、
物品を仕分ける分岐点の搬送路の曲率半径が最適値でな
いために、分岐点での物品の搬送方向の変更を円滑に遂
行することができないという不具合があった。
【0005】本発明は、前記の不具合を考慮してなされ
たものであり、発生する吸引力をより一層速く立ち上げ
ることにより応答性を向上させることが可能な電磁装置
を提供することを目的とする。
【0006】さらに、本発明は、仕分けコンベア装置の
搬送速度に対応し、吸着する物品の搬送方向の変更を効
率的に行うことができる電磁装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、鉄心と、前記鉄心の外周面に被覆され
た銅被膜と、前記銅被膜の外周面に複数巻回されたコイ
ルと、前記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/
吸着する吸着部と、を備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、軸線と略平行または交差
する方向に単数あるいは複数のスリット状の凹部が形成
された鉄心と、前記鉄心の外周面に複数巻回されたコイ
ルと、前記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/
吸着する吸着部と、を備えることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明は、軸線と略平行または交
差する方向に単数あるいは複数のスリット状の凹部が形
成された鉄心と、前記鉄心の外周面に被覆された銅被膜
と、前記銅被膜の外周面に複数巻回されたコイルと、前
記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/吸着する
吸着部と、を備えることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、鉄心を銅被膜によって被
覆しおよび/または前記鉄心にスリット状の凹部を形成
することにより、コイルに通電した際に発生する吸引力
の立ち上がりが速くなり、応答性が向上する。
【0011】この場合、電磁装置を、コンベア上の物品
の搬送路を切り換える仕分けコンベア用切換装置に適用
すると好適である。
【0012】また、前記吸着部は、所定間隔離間して配
設される第1磁性体および第2磁性体と、前記第1磁性
体と第2磁性体との間に介装される非磁性体とを備え、
前記第1磁性体および第2磁性体に、それぞれ相互に接
近する方向に向かって突出する第1フランジ部および第
2フランジ部を形成することにより、吸着力がより一層
増大して好適である。
【0013】さらに、この場合、前記第1フランジ部お
よび第2フランジ部の対向面を微小隙間に保持する対向
間隔が相互に吸着面に近接するに従って漸次減少するこ
とにより、物品の磁束を効率よく集中させることがで
き、好適である。
【0014】また、この場合、前記第1磁性体および第
2磁性体の一側面には、それぞれ、直線状に形成される
第1平面部および第2平面部と、前記第1平面部および
第2平面部に連続し、漸次拡大する曲率半径を有する第
1湾曲部および第2湾曲部が設けられることにより、仕
分けコンベア装置の搬送速度に対応してワークの搬送方
向の変更を効率的に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る電磁装置について好
適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【0016】図1において参照数字10は、本発明の実
施の形態に係る電磁装置が組み込まれた仕分けコンベア
用切換装置を示す。
【0017】この仕分けコンベア用切換装置10は、基
本的には、ソレノイド部12と、発生する磁束の作用下
に離間するワークを吸引し且つ該ワークを吸着する吸着
部14とから構成される。
【0018】ソレノイド部12は、図4に示されるよう
に、断面略L字状に屈曲するケーシング16と、前記ケ
ーシング16にボルト18およびナット20を介して固
定される略円柱状の鉄心22と、前記鉄心22の外周面
を被覆する銅被膜24と、前記鉄心22に外嵌される円
筒状のボビン26と、前記ボビン26の外周面に複数巻
回されたコイル28とを有する。
【0019】前記鉄心22には、図4および図5に示さ
れるように、一端部から他端部に向かって軸線と略平行
に延在するスリット状の凹部30が形成されている。な
お、このスリット状の凹部30は、一端部から他端部に
向かって軸線と交差する方向に形成するようにしてもよ
く、また、単数あるいは複数条形成してもよい。前記銅
被膜24は、例えば、0.5mm等の所定の厚さに形成
されている。
【0020】吸着部14は、図1に示されるように、所
定間隔離間して略平行に配設されるプレート状の第1磁
性体32および第2磁性体34と、前記第1磁性体32
と第2磁性体34の間に挟持されるプレート状の非磁性
体36と、前記非磁性体36の略長方形状の図示しない
孔部内に装着される板状の磁石38とを有し、これらは
一体になって鉄心22の上端部に螺着される。
【0021】前記第1磁性体32および第2磁性体34
の一側面には、それぞれ、直線状に形成された第1平面
部40aおよび第2平面部40bと、前記第1平面部4
0aおよび第2平面部40bに連続し、所定の曲率半径
を有する第1湾曲部42aおよび第2湾曲部42bとが
形成されている。前記第1湾曲部42aおよび第2湾曲
部42bには、相互に接近する方向に向かって突出する
第1フランジ部44aおよび第2フランジ部44bが設
けられている。なお、前記磁石38は、ソレノイド部1
2によって発生する磁力を補助するためのものである。
【0022】電磁装置が組み込まれた本実施の形態に係
る仕分けコンベア用切換装置10は、基本的には以上の
ように構成されるものであり、次にその動作並びに作用
効果について説明する。
【0023】図2は、本実施の形態に係る仕分けコンベ
ア用切換装置10を仕分けコンベアシステム50に適用
した要部分解斜視図である。この仕分けコンベアシステ
ム50は、並設された複数のスラット棒52の軸線方向
に沿って移動自在に設けられた複数のシュー54を有す
るスラットコンベア56を備える。前記スラットコンベ
ア56は、図示しない駆動手段の駆動作用下に、本線方
向(矢印A方向)に沿って循環移動する本線搬送路58
と、前記本線搬送路58から物品60を分岐方向(矢印
B方向)に沿って搬送する分岐搬送路62とを有する。
【0024】前記スラットコンベア56の本線搬送路5
8および分岐搬送路62の搬送面の下方側には、本線方
向(矢印A方向)および分岐方向(矢印B方向)に沿っ
て主レール64および分岐レール66がそれぞれ敷設さ
れ、前記主レール64および分岐レール66が枝分かれ
をして物品60の仕分けをする部分には、本実施の形態
に係る仕分けコンベア用切換装置10が装着される。
【0025】図3に示されるように、仕分けコンベア用
切換装置10を構成する第1および第2平面部40a、
40b、第1および第2湾曲部42a、42bは、前記
主レール64の溝部68から枝分かれをする分岐レール
66の切り欠いた部分に溝部70に沿って固定され、前
記溝部70には、シュー54の底面部に連結されて該シ
ュー54と一体的に移動する摺動部材72が摺動自在に
設けられる。なお、前記摺動部材72は、磁性材料によ
って形成される。
【0026】次に、前記仕分けコンベアシステム50に
おいて、本線方向に沿って搬送される物品60の搬送路
を分岐方向に切り換えて、前記物品60を分岐搬送路6
2に沿って搬送する場合について説明する。
【0027】図示しないコントローラから出力される切
換信号に基づいて、仕分けコンベア用切換装置10のコ
イル28に通電することによりソレノイド部12が励磁
され、ソレノイド部12に発生する磁束の作用下に、第
1磁性体32および第2磁性体34によって摺動部材7
2が吸引される。
【0028】従って、前記第1磁性体32および第2磁
性体34を構成する第1および第2湾曲部42a、42
b、第1および第2平面部40a、40bによって摺動
部材72が吸引されて分岐レール66側に導かれ、さら
に、第1および第2湾曲部42a、42b、第1および
第2平面部40a、40bによって磁性材料からなる摺
動部材72が吸着されることにより、前記摺動部材72
は主レール64から枝分かれした分岐レール66の溝部
70に沿って移動する(図3参照)。
【0029】その際、前記摺動部材72に連結されたシ
ュー54がスラット棒52に沿って移動することによ
り、スラットコンベア56上の物品60は、本線搬送路
58から分岐搬送路62方向に送られ、物品60の仕分
けが行われる。
【0030】本実施の形態では、ソレノイド部12にス
テップ状の電圧を印加した際、鉄心22に銅被膜24を
施し、且つ軸線方向に沿って延在するスリット状の凹部
30を形成することにより、励磁作用下に発生する吸引
力を従来技術と比較してより速く立ち上げることができ
る(図6の実線参照)。なお、図6における破線は、同
一形状の鉄心22からなり、前記鉄心22に銅被膜24
を施すことがなく且つスリット状の凹部30を設けなか
った場合の比較例に係る吸引力の立ち上がりを示す特性
曲線である。
【0031】次に、ソレノイド部12にステップ状の電
圧を印加した場合における時定数との関係を図7に示
す。なお、時定数は、定常値の63%としている。
【0032】図7中において、●印は、銅被膜24を施
すことがなく且つスリット状の凹部30を設けていない
鉄心22a(図8参照)を用いた場合、△印は、銅被膜
24を施すことがなく且つスリット状の凹部30を設け
た鉄心22b(図9参照)を用いた場合、□印は、銅被
膜24で被覆し且つスリット状の凹部30を設けていな
い鉄心22c(図10参照)を用いた場合、◇印は、銅
被膜24で被覆し且つスリット状の凹部30を設けた鉄
心22を用いた場合のステップ応答を、それぞれ示して
いる。
【0033】図7から諒解されるように、銅被膜24を
施し且つスリット状の凹部30を形成した鉄心22を用
いた場合(◇印参照)のステップ応答が最適であり、次
いで、スリット状の凹部30を形成しないで鉄心22c
を銅被膜24で被覆した場合(□印参照)のステップ応
答が良好であることがわかった。
【0034】さらに、本実施の形態において、第1およ
び第2磁性体32、34の側部に、相互に接近する方向
に突出する第1フランジ部44aおよび第2フランジ部
44bをそれぞれ形成することにより、物品60に対す
る吸着力が増大したことを原理的に以下に説明する。
【0035】図12は本実施の形態、図13および図1
4はそれぞれ比較例を示し、図12乃至図14中におい
て、参照数字74はソレノイド、参照数字76a、76
bは極板、参照数字78a、78bは吸着面をそれぞれ
示している。図13の吸着面78a、78bと比較して
図12および図14の吸着面78a、78bが大きいこ
とから、吸着力が増大することになる。
【0036】この場合、一方の極板76bの吸着面78
bを増大させた比較例に係る図14では、物品60に対
する吸着面の合計面積が図12と略同一であっても、極
板76a、76bのパーミアンスが大きくなるために極
板76a、76b間に直接発生する磁束が増大し、物品
60側を通過する磁束がそれほど増加しないという問題
がある。
【0037】従って、図12に示されるように、本実施
の形態では、第1および第2磁性体32、34の側部
に、相互に接近する方向に突出する第1フランジ部44
aおよび第2フランジ部44bをそれぞれ形成し、発生
する磁束を前記第1および第2フランジ部44a、44
bを介して物品60側に集中させることにより、吸着力
を最も向上させることができた。
【0038】図15は、吸着力を増大させる他の実施の
形態に係る電磁装置を示し、図中、図12乃至図14と
同一の構成要素については、同一の参照数字を付して詳
細な説明を省略する。
【0039】吸着面78a、78bの面積を増やすため
に、第1フランジ部44aと第2フランジ部44bとの
対向面の隙間を狭くすると、その部分に磁束が集中して
部品60の吸着力を増加させることができない。
【0040】この場合、図16に示されるように、第1
フランジ部44aと第2フランジ部44bとのそれぞれ
の対向面の対向間隔を小さくして部品に磁束を効率良く
集中させるため、第1対向面82a、82bは、微小間
隔を保持するために吸着面78a、78bに対して略直
角に延在する微小な面を有し、吸着面78a、78bよ
り離れるにしたがって互いに徐々に離間距離が増大する
第2対向面84a、84bが形成されることによって、
部品60に対する吸引力を増加させることが可能であ
る。
【0041】図17は、物品の搬送速度に対応して物品
を仕分ける分岐点の搬送路の曲率半径を最適にすること
が可能な本発明の他の実施の形態に係る仕分けコンベア
用切換装置90を示し、図中、図1乃至図4に示す構成
要素と同一の構成要素については、同一の参照数字を付
して詳細な説明を省略する。
【0042】図17において、第1磁性体32および第
2磁性体34の一側面には、直線状に形成された第1平
面部40aおよび第2平面部40bと、前記第1平面部
40aおよび第2平面部40bに連続し、漸次拡大する
曲率半径を有する第1湾曲部92aおよび第2湾曲部9
2bとを形成し、図18に示すように、仕分けコンベア
システム50(図2参照)を形成する主レール64およ
び分岐レール66が枝分かれして物品60を仕分けする
部分に装着される。この場合、仕分けコンベアシステム
50のスラットコンベア56の速度は重さ(質量)が一
定の物品60を搬送するため、一定に確保される。
【0043】ここで、図18に示されるように、スラッ
トコンベア56の速度、すなわち物品60を搬送する主
レール64の速度をV、物品60の質量をm、仕分けコ
ンベア用切換装置90の第1湾曲部92aおよび第2湾
曲部92bの任意の位置における曲率半径をr、曲率半
径rを有する搬送路における物品60の接線方向速度を
u、主レール64の速度Vのベクトルと接線方向速度u
のベクトルとのなす角度をθとすると、第1湾曲部92
aおよび第2湾曲部92bの曲率半径rにおける物品6
0に作用する向心力Fは、F=mu2/rより、下記の
(1)式のように表せる。
【0044】 F=mV2cos2θ/r …(1) (1)式において、「mV2 」が一定であるから、θが
0(θは0を含む)〜30度に増加するに従い「r」を
大きくすれば、「F」を小さくすることが可能となる。
【0045】従って、第1湾曲部92aおよび第2湾曲
部92bの曲率半径rを漸次大きくすることにより、物
品60に作用する向心力Fを小さくすることができる。
【0046】なお、図17では第1磁性体32および第
2磁性体34の第1湾曲部92aおよび第2湾曲部92
の曲率半径を漸次拡大したが、第1磁性体32および第
2磁性体34の一側面、すなわち、直線状に形成された
第1平面部40aおよび40bと前記第1湾曲部92a
および第2湾曲部92bとの間を連続して漸次拡大する
曲率半径に形成してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0048】すなわち、鉄心を銅被膜によって被覆しお
よび/または前記鉄心にスリット状の凹部を形成するこ
とにより、コイルに通電した際に発生する吸引力の立ち
上がりが速くなり、応答性が向上する。
【0049】さらに、第1磁性体および第2磁性体のそ
れぞれに設けた第1フランジ部および第2フランジ部の
対向面を微小隙間に保持する対向間隔が相互に吸着面に
近接するに従って漸次減少するようにしたので、部品に
磁束を効率よく集中させることができ、部品に対する吸
引力が向上する。
【0050】また、第1磁性体および第2磁性体の一側
面に設ける第1平面部および第2平面部に連続する第1
湾曲部および第2湾曲部の曲率半径を漸次拡大すること
により、ワークの搬送方向の変更を円滑に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電磁装置が組み込ま
れた仕分けコンベア用切換装置の斜視図である。
【図2】前記仕分けコンベア用切換装置を仕分けコンベ
アシステムに適用した要部分解斜視図である。
【図3】前記仕分けコンベアシステムの仕分け部分の一
部断面平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿った横断面図である。
【図6】ステップ電圧を印加した際の吸引力の立ち上が
り状態を示す説明図である。
【図7】ステップ電圧と時定数との関係を示す説明図で
ある。
【図8】比較例に係る鉄心の軸線と略直交する方向の断
面図である。
【図9】比較例に係る鉄心の軸線と略直交する方向の断
面図である。
【図10】比較例に係る鉄心の軸線と略直交する方向の
断面図である。
【図11】本実施の形態に係る鉄心の軸線と略直交する
方向の断面図である。
【図12】本実施の形態に係るフランジ部を示す説明図
である。
【図13】比較例に係る吸着力の説明図である。
【図14】比較例に係る吸着力の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るフランジ部を示す
説明図である。
【図16】図15のフランジ部の拡大概略図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る電磁装置が他の仕
分けコンベア用切換装置に組み込まれた概略構成を示す
斜視図である。
【図18】前記他の仕分けコンベア用切換装置を装着し
た仕分けコンベアシステムの仕分け部分の一部断面平面
図である。
【図19】図18に示す仕分け部分における物品に作用
する向心力と他の仕分けコンベア用切換装置の湾曲部の
曲率半径との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10、90…仕分けコンベア用切換装置 12…ソレノ
イド部 14…吸着部 16…ケーシ
ング 22、22a〜22c…鉄心 24…銅被膜 26…ボビン 28…コイル 30…凹部 32、34…
磁性体 36…非磁性体 38…磁石 40a、40b…平面部 42a、42
b…湾曲部 44a、44b…フランジ部 50…仕分け
コンベアシステム 52…スラット棒 54…シュー 56…スラットコンベア 58…本線搬
送路 60…物品 62…分岐搬
送路 64…主レール 66…分岐レ
ール 68、70…溝部 72…摺動部
材 92a、92b…湾曲部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心と、 前記鉄心の外周面に被覆された銅被膜と、 前記銅被膜の外周面に複数巻回されたコイルと、 前記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/吸着す
    る吸着部と、 を備えることを特徴とする電磁装置。
  2. 【請求項2】軸線と略平行または交差する方向に単数あ
    るいは複数のスリット状の凹部が形成された鉄心と、 前記鉄心の外周面に複数巻回されたコイルと、 前記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/吸着す
    る吸着部と、 を備えることを特徴とする電磁装置。
  3. 【請求項3】軸線と略平行または交差する方向に単数あ
    るいは複数のスリット状の凹部が形成された鉄心と、 前記鉄心の外周面に被覆された銅被膜と、 前記銅被膜の外周面に複数巻回されたコイルと、 前記コイルに対する通電作用下にワークを吸引/吸着す
    る吸着部と、 を備えることを特徴とする電磁装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電
    磁装置において、 前記電磁装置は、コンベア上の物品の搬送路を切り換え
    る仕分けコンベア用切換装置に適用されることを特徴と
    する電磁装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電
    磁装置において、 前記吸着部は、所定間隔離間して配設される第1磁性体
    および第2磁性体と、前記第1磁性体と第2磁性体との
    間に介装される非磁性体とを備え、前記第1磁性体およ
    び第2磁性体には、それぞれ相互に接近する方向に向か
    って突出する第1フランジ部および第2フランジ部が形
    成されることを特徴とする電磁装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の電磁装置において、前記第
    1フランジ部および第2フランジ部の対向面を微小隙間
    に保持する対向間隔が相互に吸着面に近接するに従って
    漸次減少することを特徴とする電磁装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の電磁装置において、前記第
    1磁性体および第2磁性体の一側面には、それぞれ、直
    線状に形成される第1平面部および第2平面部と、前記
    第1平面部および第2平面部に連続し、漸次拡大する曲
    率半径を有する第1湾曲部および第2湾曲部が設けられ
    ることを特徴とする電磁装置。
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