JP2001023491A - 保護スイッチ - Google Patents

保護スイッチ

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JP2001023491A
JP2001023491A JP11194365A JP19436599A JP2001023491A JP 2001023491 A JP2001023491 A JP 2001023491A JP 11194365 A JP11194365 A JP 11194365A JP 19436599 A JP19436599 A JP 19436599A JP 2001023491 A JP2001023491 A JP 2001023491A
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JP
Japan
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movable contact
contact plate
temperature
protection switch
state
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JP11194365A
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Masaaki Tone
政彰 刀根
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 保護スイッチに関し、特に、温度・電流検
知素子を備える保護スイッチにおいて、最終状態をOF
Fにする。 【解決手段】可動接点板16の先端に可動接点材12を
接着するとともに、固定接点板21の先端に固定接点材
22を接着した状態で、バイメタル41等の温度・電流
検知素子の稼働に応じてON、OFFを繰り返す保護ス
イッチを前提とする。上記構成において、上記可動接点
材12と固定接点材22の所定厚の磨耗があったとき
に、可動接点のON方向への移動を阻止するストッパ5
0を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護スイッチに関
し、特に、温度・電流検知素子を備える保護スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話の電源電池から回路に必要な電
力を導く配線の途中には、回路故障等に起因して過電流
が流れたときに、回路及び電池の両方を保護する目的で
過電流スイッチが設けられている。この保護スイッチ
は、例えば図4に示すように、携帯電話の回路20に電
池30から電力を導く配線のいずれかの位置に配置され
るようになっている。このとき、上記回路保護の目的を
より有効に達成するためには、最終状態では当該保護ス
イッチをOFFの状態にしておくのが好ましく、特定の
国ではこのように要請されている場合もある。
【0003】図3は、上記保護スイッチの構成を簡略的
に示す構成図である。可動接点板11の基端はケース1
に固定され、該可動接点板11の先端に可動接点材12
が接着されている。一方、固定接点板21はケース1に
固定され先端の上記可動接点板11の先端の可動接点材
12に対応する位置に、固定接点材22が接着された状
態となっている。また、第1の温度(例えば70°)で
変形し、第2の温度(例えば40°)で復帰する第1の
バイメタル31が固定接点板21と可動接点板11の基
端部とに跨がって、すなわち、可動接点板11の上側に
配置された構成となっている。更に、上記第1のバイメ
タル31のケース側(可動接点板11と反対側)に、上
記第1の温度より高い第3の温度(例えば80°)で変
形し、上記第2の温度より低い第4の温度(例えば−1
0°)で復帰する第2のバイメタル32が重ねて配置さ
れるようになっている。
【0004】上記構成において、回路20が正常な状態
であるときは、図3(a)に示すように、接点は閉じた
状態になっている。ここで、回路20に異常が発生して
電池30から過電流(正常状態で1〜3mA)が流れ、
可動接点板11、固定接点板21等が熱を持つようにな
ると、当然上記2つのバイメタル31、32も加熱され
ることになる。バイメタル31が上記第1の温度になっ
たときに、図3(b)に示すように、該第1のバイメタ
ル31が変形して上記可動接点板11を押圧して上記接
点をOFFにし、上記第2の温度になったときに、該第
1のバイメタル31がもとの状態に復帰し、可動接点板
11が自己の備える弾性で接点を閉じる状態(図3
(a)の状態)に戻るようになっている。
【0005】このON→OFF→ONの状態変化は、過
電流が余り大きくない限り電池の容量がなくなるまで繰
り返されることになるが、過電流が大きいと発熱量も大
きく、上記第1の温度を越した状態が発生する。ここ
で、上記2つのバイメタルの温度が第2の温度より高く
なると、第1のバイメタル31とともに、図3(c)に
示すように、第2のバイメタル32も変形し接点をOF
Fにし、この状態は第1のバイメタル31が復帰する第
2の温度以下になっても第2のバイメタル32で保持さ
れる。第2のバイメタル32は上記のように負の温度に
設定されているので、特殊な状態(例えば冷蔵庫入れ
る)にしない限り復帰しないことになる。
【0006】上記第2のバイメタル32に代えて、可動
接点板11の一部を細くしてヒューズ機能を持たせ、上
記第2の温度が近辺になると該細くした部分が溶断する
ように構成された製品もある。
【0007】上記によって、回路異常に伴う過電流に対
して、回路および電池の両方が保護されるとともに、最
終的には当該保護スイッチ自体がOFFになった状態を
維持することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記、バイメタルを2
本使用する構成の保護スイッチについては、コスト上の
デメリットが大きく、また、可動接点板にフューズ機能
を持たせた保護スイッチに関しては細くする部分の幅や
厚みに依存する温度特性の均一化が図れない欠点があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑みて提案されたものであって、まず、可動接点板の
先端に可動接点材を接着するとともに、固定接点板の先
端に固定接点材を接着した状態で、バイメタル等の温度
・電流検知素子の稼働に応じてON、OFFを繰り返す
保護スイッチを前提とする。
【0010】上記構成において、上記可動接点材と固定
接点材の所定厚の磨耗があったときに、可動接点のON
方向への移動を阻止するストッパを設けるようにする。
【0011】上記構成により、上記第1の温度と第2の
温度との間で接点がON,OFFを繰り返して、可動接
点側の接点材12、固定接点側の接点材22が所定厚磨
耗すると、それ以降はストッパが作用して、接点がON
しなくなる。
【0012】上記ストッパはケース1の固定接点側から
立ち上げ、上記両接点材に磨耗がない状態で、可動接点
もしくは可動接点板のいずれかの部分と上記所定厚の間
隙を保持し、上記磨耗があった状態で上記可動接点もし
くは可動接点板のいずれかの部分と該ストッパが当接す
る構成とするのが好ましい。
【0013】 〔発明の詳細な説明〕図1は、本発明が適用された保護
スイッチの構成を簡略的に示す構成図である。可動接点
板11の基端部はケース1に固定され、該可動接点板1
1(例えば燐−青銅)の先端に可動接点材12(例えば
銀−ニッケル合金)が接着されている。また上記基端部
のケース1に取り付けられた部分より後端(図1上左)
は当該可動接点板11と同じ材質でケース1の外部に導
出され、電池との接続のための一方のリードを形成てい
る。
【0014】一方、固定接点板21(可動接点板11と
同じ材質)はケース1に底部に固定され先端の上記可動
接点板11の先端の可動接点材12に対応する位置に固
定接点材22(可動接点材12と同じ材質)が接着され
た状態となっている。当該固定接点板21の先端はケー
ス底部より逆L字状に立ち上げられたストッパ50の基
端部に当接され、後端は同じ材質でケース1の外部に導
出されて電池との接続のための他方のリードを形成して
いる。
【0015】上記ストッパ50は上記固定接点板21の
接点材22の高さより所定厚低い位置に設定されてお
り、また、可動接点材12と固定接点材22に以下の説
明する磨耗がないときに両者が当接した状態で、上記ス
トッパ50の先端と可動接点材12の下面とに間に、上
記所定厚の間隙が設けられている。すなわち、上記スト
ッパ50の先端に上記所定厚の間隙を置いて可動接点材
12の固定接点材12との非接触部分が位置するように
なっている。
【0016】更に、第1の温度(例えば70°)で変形
し、第2の温度(例えば40°)で復帰する弓状のバイ
メタル41が該弓状の脚部がケース壁(図面上上側壁)
に当接され、腹部が可動接点板11に当接するように配
置されて、異常がない状態では該バイメタル41の弾性
で、該バイメタル41の腹部が可動接点板11を押圧す
るようになっている。これによって、該バイメタル41
は可動接点板11の先端の接点材12と、固定接点21
の先端の接点材22とが当接し、ONの状態を形成する
ようにしている。
【0017】上記の構成において、回路20に異常が発
生して、電池より異常な電流が流れはじめ、上記バイメ
タル41の温度が上記第1の温度以上になると、図2に
示すように、該バイメタル41が変形し、上記可動接点
板11に接しなくなり、該可動接点板11は自己の弾性
で接点を開くようになっている。また一旦上昇した温度
が上記第2の温度以下になると、バイメタル41の形状
は再びもとの状態に復帰し、接点はONの状態になる。
【0018】このように、回路20の異常状態が継続す
ると上記第1の温度と第2の温度の間で接点がON、O
FFを繰り返すことになる。この繰り返しが継続する
と、可動接点材12、固定接点材22ともに次第に磨耗
し、それにともなって上記所定厚の間隙が次第に小さく
なっていくことになる。そして、上記ストッパ50の先
端と、上記可動接点板12の非接触部分とが当接するま
で磨耗すると、それ以上のON、OFFは継続しなくな
り、バイメタル41が復帰した状態であっても、OFF
の状態を維持することになる。
【0019】尚、上記において、ストッパの状態と可動
接点材の非接触部との間に所定の間隙を形成する構成と
したが、ストッパの状態と可動接点板の所定の位置との
間に上記間隙を形成する構成でもよいことはもちろんで
ある。更に、ストッパをケース側に設ける構成とした
が、可動接点板側に設ける構成としてもよいことはもち
ろんである。
【0020】また、上記バイメタルは正常状態で可動接
点板に負勢を加える(接点をONする)構成としたが、
従来のように、異常状態で可動接点板を負勢する(接点
をOFFする)構成としてもよいことは勿論である。更
に、可動接点板自体にバイメタルを組み込んだ構造をも
ちいてもよい。この場合は導電率を確保する目的で、中
央に銅層を持った3層構造(トリメタル)にするのが好
ましい。
【0021】更に、可動接点板11と固定接点板21に
燐−青銅、可動接点材12と固定接点材22に銀−ニッ
ケルを使用し、上記間隙を3/100mmとすると、2
000回程度のON、OFFを繰り返すと、上記ストッ
パが起動するようになる。もっとも、これら数値は使用
態様等に合わせて変更すべきであることはもちろんであ
る。
【0022】以上説明したように、本発明は簡単な構成
で保護スイッチの最終状態をOFFの状態に保つことが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】正常状態の本発明の断面構成図である。
【図2】異常状態の断面構成図である。
【図3】従来の保護スイッチの構成図である。
【図4】保護スイッチの使用状態を示す回路図である。
【符号の説明】
11 可動接点板 12 可動接点材 21 固定接点板 22 固定接点材 41 バイメタル 50 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接点板の先端に可動接点材を接着す
    るとともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した
    状態で、温度・電流検知素子の稼働に応じてON、OF
    Fを繰り返す保護スイッチにおいて、 上記可動接点材と固定接点材の所定厚の磨耗があったと
    きに、可動接点のON方向への移動を阻止するストッパ
    を設けたことを特徴とする保護スイッチ。
  2. 【請求項2】 ケースの固定接点側から立ち上げたスト
    ッパの先端が、上記磨耗がない状態で、可動接点もしく
    は可動接点板のいずれかの部分と上記所定厚の間隙を保
    持し、上記磨耗があった状態で上記可動接点もしくは可
    動接点板のいずれかの部分と当接する請求項1に記載の
    保護スイッチ。
JP11194365A 1999-07-08 1999-07-08 保護スイッチ Pending JP2001023491A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018092563A1 (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 スイッチ回路及び電源装置

Cited By (3)

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CN109923748A (zh) * 2016-11-15 2019-06-21 株式会社自动网络技术研究所 开关电路及电源装置
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