JP2001023490A - 保護スイッチ - Google Patents
保護スイッチInfo
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- JP2001023490A JP2001023490A JP11194364A JP19436499A JP2001023490A JP 2001023490 A JP2001023490 A JP 2001023490A JP 11194364 A JP11194364 A JP 11194364A JP 19436499 A JP19436499 A JP 19436499A JP 2001023490 A JP2001023490 A JP 2001023490A
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- JP
- Japan
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- movable contact
- contact plate
- tip
- protection switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】保護スイッチの可動接点板に弾性を持たせる。
【解決手段】可動接点板の先端に可動接点材を接着する
とともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した状
態で、バイメタル等の温度・電流検知素子の稼働に応じ
てON、OFFを繰り返す保護スイッチを前提とする。
上記構成において、上記可動接点材の長手方向基端部に
幅方向にくびれ部を設けて長手方向の弾性を確保した構
成とするものである。
とともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した状
態で、バイメタル等の温度・電流検知素子の稼働に応じ
てON、OFFを繰り返す保護スイッチを前提とする。
上記構成において、上記可動接点材の長手方向基端部に
幅方向にくびれ部を設けて長手方向の弾性を確保した構
成とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護スイッチに関
し、特に、温度・電流検知素子を備える保護スイッチに
関するものである。
し、特に、温度・電流検知素子を備える保護スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話の電源電池から回路に必要な電
力を導く配線の途中には、回路故障等に起因して過電流
が流れたときに、回路及び電池の両方を保護する目的で
過電流保護スイッチが設けられている。
力を導く配線の途中には、回路故障等に起因して過電流
が流れたときに、回路及び電池の両方を保護する目的で
過電流保護スイッチが設けられている。
【0003】図5は、上記保護スイッチの構成を簡略的
に示す構成図である。可動接点板11の基端はケース1
に固定され、該可動接点板11の先端に可動接点材12
が接着されている。一方、固定接点板21はケース1に
固定され上記可動接点板11の先端の可動接点材12に
対応する先端の位置に、固定接点材22が接着された状
態となっている。また、第1の温度(例えば70°)で
変形し、第2の温度(例えば40°)で復帰する第1の
バイメタル31が固定接点板21と可動接点板11の基
端部とに跨がって、すなわち、可動接点板11の上側に
配置された構成となっている。更に、上記第1のバイメ
タル31のケース側(可動接点板11と反対側)に、上
記第1の温度より高い第3の温度(例えば80°)で変
形し、上記第2の温度より低い第4の温度(例えば−1
0°)で復帰する第2のバイメタル32が重ねて配置さ
れるようになっている。
に示す構成図である。可動接点板11の基端はケース1
に固定され、該可動接点板11の先端に可動接点材12
が接着されている。一方、固定接点板21はケース1に
固定され上記可動接点板11の先端の可動接点材12に
対応する先端の位置に、固定接点材22が接着された状
態となっている。また、第1の温度(例えば70°)で
変形し、第2の温度(例えば40°)で復帰する第1の
バイメタル31が固定接点板21と可動接点板11の基
端部とに跨がって、すなわち、可動接点板11の上側に
配置された構成となっている。更に、上記第1のバイメ
タル31のケース側(可動接点板11と反対側)に、上
記第1の温度より高い第3の温度(例えば80°)で変
形し、上記第2の温度より低い第4の温度(例えば−1
0°)で復帰する第2のバイメタル32が重ねて配置さ
れるようになっている。
【0004】上記構成において、回路20が正常な状態
であるときは、図4(a)に示すように、接点は閉じた
状態になっている。ここで、回路20に異常が発生して
電池30から過電流(正常状態で1〜3mA)が流れ、
可動接点板11、固定接点板21等が熱を持つようにな
ると、当然上記2枚のバイメタル31、32も加熱され
ることになる。バイメタル31が上記第1の温度になっ
たときに、図4(b)に示すように、該第1のバイメタ
ル31が変形して上記可動接点板11を押圧して上記接
点をOFFにし、上記第2の温度になったときに、該第
1のバイメタル31がもとの状態に復帰し、可動接点板
11が自己の備える弾性で接点を閉じる状態(図4
(a)の状態)に戻るようになっている。
であるときは、図4(a)に示すように、接点は閉じた
状態になっている。ここで、回路20に異常が発生して
電池30から過電流(正常状態で1〜3mA)が流れ、
可動接点板11、固定接点板21等が熱を持つようにな
ると、当然上記2枚のバイメタル31、32も加熱され
ることになる。バイメタル31が上記第1の温度になっ
たときに、図4(b)に示すように、該第1のバイメタ
ル31が変形して上記可動接点板11を押圧して上記接
点をOFFにし、上記第2の温度になったときに、該第
1のバイメタル31がもとの状態に復帰し、可動接点板
11が自己の備える弾性で接点を閉じる状態(図4
(a)の状態)に戻るようになっている。
【0005】このON→OFF→ONの状態変化は、過
電流が余り大きくない限り電池の容量がなくなるまで繰
り返されることになるが、過電流が大きいと発熱量も大
きく、上記第1の温度を越した状態が発生する。ここ
で、上記2枚のバイメタルの温度が第2の温度より高く
なると、第1のバイメタル31とともに、図4(c)に
示すように、第2のバイメタル32も変形し接点をOF
Fにし、この状態は第1のバイメタル31が復帰する第
2の温度以下になっても第2のバイメタル32で保持さ
れる。第2のバイメタル32は上記のように負の温度に
設定されているので、特殊な状態(例えば冷蔵庫入れ
る)にしない限り復帰しないことになる。
電流が余り大きくない限り電池の容量がなくなるまで繰
り返されることになるが、過電流が大きいと発熱量も大
きく、上記第1の温度を越した状態が発生する。ここ
で、上記2枚のバイメタルの温度が第2の温度より高く
なると、第1のバイメタル31とともに、図4(c)に
示すように、第2のバイメタル32も変形し接点をOF
Fにし、この状態は第1のバイメタル31が復帰する第
2の温度以下になっても第2のバイメタル32で保持さ
れる。第2のバイメタル32は上記のように負の温度に
設定されているので、特殊な状態(例えば冷蔵庫入れ
る)にしない限り復帰しないことになる。
【0006】上記第2のバイメタル32に代えて、可動
接点板11の一部を細くしてヒューズ機能を持たせ、上
記第2の温度が近辺になると該細くした部分が溶断する
ように構成された製品もある。
接点板11の一部を細くしてヒューズ機能を持たせ、上
記第2の温度が近辺になると該細くした部分が溶断する
ように構成された製品もある。
【0007】上記の構成において、可動接点板は弾性を
備え、バイメタルが復帰すると、自己の弾性によって接
点をONする位置に復帰する必要がある。そこで、従来
は当該可動接点板を弾性を持った材質たとえば銅−ベリ
リウムを使用するようにしていた。
備え、バイメタルが復帰すると、自己の弾性によって接
点をONする位置に復帰する必要がある。そこで、従来
は当該可動接点板を弾性を持った材質たとえば銅−ベリ
リウムを使用するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では可動接
点板として、銅−ベリリウムを用いている。銅−ベリリ
ウムはコストが比較的高いが、上記のように動作する保
護スイッチの可動接点板とし必要な弾性率を備えてい
る。しかしながら、銅−ベリリウムは抵抗率が低く他の
部品(電池)の端子とスポット溶接で接続使用とすると
きに充分な強度のあつ接続ができない難点がある。 そ
こで、従来の技術では、上記銅−ベリリウムの可動接点
板にさらにニッケル板をつないで、該ニッケル板を利用
して他の部品とのスポット溶接をする構成をとるように
なっている。従って、構造が複雑になりコストも当然上
がることになる。
点板として、銅−ベリリウムを用いている。銅−ベリリ
ウムはコストが比較的高いが、上記のように動作する保
護スイッチの可動接点板とし必要な弾性率を備えてい
る。しかしながら、銅−ベリリウムは抵抗率が低く他の
部品(電池)の端子とスポット溶接で接続使用とすると
きに充分な強度のあつ接続ができない難点がある。 そ
こで、従来の技術では、上記銅−ベリリウムの可動接点
板にさらにニッケル板をつないで、該ニッケル板を利用
して他の部品とのスポット溶接をする構成をとるように
なっている。従って、構造が複雑になりコストも当然上
がることになる。
【0009】一方、可動接点板として銅−ベリリウム以
外の材質の金属例えば燐−青銅を用いると、上記スポッ
ト溶接に必要な抵抗率を確保することはできるが、これ
を可動接点板と一体にした場合、該可動接点板に保護ス
イッチとして機能するに必要な弾性を与えることができ
なかった。
外の材質の金属例えば燐−青銅を用いると、上記スポッ
ト溶接に必要な抵抗率を確保することはできるが、これ
を可動接点板と一体にした場合、該可動接点板に保護ス
イッチとして機能するに必要な弾性を与えることができ
なかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑みて提案されたものであって、まず、可動接点板の
先端に可動接点材を接着するとともに、固定接点板の先
端に固定接点材を接着した状態で、バイメタル等の温度
・電流検知素子の稼働に応じてON、OFFを繰り返す
保護スイッチを前提とする。
に鑑みて提案されたものであって、まず、可動接点板の
先端に可動接点材を接着するとともに、固定接点板の先
端に固定接点材を接着した状態で、バイメタル等の温度
・電流検知素子の稼働に応じてON、OFFを繰り返す
保護スイッチを前提とする。
【0011】上記構成において、上記可動接点材の長手
方向基端部に幅方向にくびれ部を設けて長手方向の弾性
を確保した構成とするものである。
方向基端部に幅方向にくびれ部を設けて長手方向の弾性
を確保した構成とするものである。
【0012】上記によって、比較的弾性が小さい金属
(たとえば、燐−青銅)であっても、保護スイッチとし
ての機能に耐えるだけの弾性を持たすことができる上、
該金属が上記スポット溶接が可能な抵抗率を有する場合
には、該可動接点板とリードを一体にすることが可能と
なる。
(たとえば、燐−青銅)であっても、保護スイッチとし
ての機能に耐えるだけの弾性を持たすことができる上、
該金属が上記スポット溶接が可能な抵抗率を有する場合
には、該可動接点板とリードを一体にすることが可能と
なる。
【0013】 〔発明の詳細な説明〕図1は、本発明が適用された保護
スイッチの構成を簡略的に示す構成図である。可動接点
板11の基端部はケース1に固定され、該可動接点板1
1(例えば燐−青銅)の先端に可動接点材12(例えば
銀−ニッケル合金)が接着されている。また上記基端部
のケース1に取り付けられた部分より後端(図1上左)
は当該可動接点板11と同じ材質でケース1の外部に導
出され、電池との接続のための一方のリード113を形
成している。
スイッチの構成を簡略的に示す構成図である。可動接点
板11の基端部はケース1に固定され、該可動接点板1
1(例えば燐−青銅)の先端に可動接点材12(例えば
銀−ニッケル合金)が接着されている。また上記基端部
のケース1に取り付けられた部分より後端(図1上左)
は当該可動接点板11と同じ材質でケース1の外部に導
出され、電池との接続のための一方のリード113を形
成している。
【0014】上記において、ケース1の下蓋1aの上記
可動接点11の取り付け位置には固定ピン2が立ち上げ
られ、一方、上記ケース1の上蓋1bの該固定ピン2に
符合する位置に設差し込み孔3が設けられ、上記固定ピ
ン2を可動接点板11の基端部後方の固定部111に設
けられたピン孔112に差し込んだ状態で、上記差し込
み孔3に上記固定ピン2を差し込むことによって、下蓋
1aと上蓋1bが固定されるようになっている。
可動接点11の取り付け位置には固定ピン2が立ち上げ
られ、一方、上記ケース1の上蓋1bの該固定ピン2に
符合する位置に設差し込み孔3が設けられ、上記固定ピ
ン2を可動接点板11の基端部後方の固定部111に設
けられたピン孔112に差し込んだ状態で、上記差し込
み孔3に上記固定ピン2を差し込むことによって、下蓋
1aと上蓋1bが固定されるようになっている。
【0015】更に、上記において、可動接点板11の基
端部には図3に示すように幅方向に渡ってくびれ部11
0が形成されている。このくびれ部110は他の部分よ
り僅かに厚みが小さくなっており(例えば0.1mm厚
の可動接点板が3/100mm程度薄くなる)、またこ
のくびれ部の長手方向の幅は0.1〜0.5mmであ
る。このくびれ部110によって、本来は弾性が低い材
料(例えば燐−青銅を用いても)を可動接点11として
用いても、後に説明する保護スイッチとして充分に機能
するに耐える弾性を確保できる。
端部には図3に示すように幅方向に渡ってくびれ部11
0が形成されている。このくびれ部110は他の部分よ
り僅かに厚みが小さくなっており(例えば0.1mm厚
の可動接点板が3/100mm程度薄くなる)、またこ
のくびれ部の長手方向の幅は0.1〜0.5mmであ
る。このくびれ部110によって、本来は弾性が低い材
料(例えば燐−青銅を用いても)を可動接点11として
用いても、後に説明する保護スイッチとして充分に機能
するに耐える弾性を確保できる。
【0016】上記くびれ部110は硬質の2本の線状の
突起を持つプレス型の間に上記可動接点板11(または
可動接点板の加工する前の金属板)を配設した状態で、
該プレス型に軽い衝撃厚をかけることによって成形され
る。
突起を持つプレス型の間に上記可動接点板11(または
可動接点板の加工する前の金属板)を配設した状態で、
該プレス型に軽い衝撃厚をかけることによって成形され
る。
【0017】また、上記の可動接点板11としてスポッ
ト溶接ができるだけの抵抗率を備えた材質の金属(例え
ば燐−青銅を用いても)を用いると、該可動接点板11
と該可動接点板11よりケース1の外部に導出されるリ
ードを同一材質の金属とすることができる。すなわち、
当該リードは直接電池の端子とスポット溶接によって接
続することが可能であるためである。尚、図1、図2に
示すリード先端の突起はスポット溶接をするときに電流
密度を上げるための突起である。
ト溶接ができるだけの抵抗率を備えた材質の金属(例え
ば燐−青銅を用いても)を用いると、該可動接点板11
と該可動接点板11よりケース1の外部に導出されるリ
ードを同一材質の金属とすることができる。すなわち、
当該リードは直接電池の端子とスポット溶接によって接
続することが可能であるためである。尚、図1、図2に
示すリード先端の突起はスポット溶接をするときに電流
密度を上げるための突起である。
【0018】一方、固定接点板21(可動接点板11と
同じ材質)はケース1の底部に固定され上記可動接点板
11の先端の可動接点材12に対応する先端の位置に固
定接点材22(可動接点材12と同じ材質)が接着され
た状態となっている。当該固定接点板21の先端はケー
ス底部より逆L字状に立ち上げられたストッパ50の基
端部に当接され、後端は同じ材質でケース1の外部に導
出されて電池との接続のための他方のリードを形成して
いる。この場合も、電池の端子とスポット溶接が可能な
程度の抵抗率を持った材質の金属を、上記固定設定板2
1とリード213とで一体にして使用することで、上記
固定設定板21とリード213を分ける必要がなくな
る。この場合もスポット溶接時に電流密度を上げるため
の小突起214がリード先端に形成されている。
同じ材質)はケース1の底部に固定され上記可動接点板
11の先端の可動接点材12に対応する先端の位置に固
定接点材22(可動接点材12と同じ材質)が接着され
た状態となっている。当該固定接点板21の先端はケー
ス底部より逆L字状に立ち上げられたストッパ50の基
端部に当接され、後端は同じ材質でケース1の外部に導
出されて電池との接続のための他方のリードを形成して
いる。この場合も、電池の端子とスポット溶接が可能な
程度の抵抗率を持った材質の金属を、上記固定設定板2
1とリード213とで一体にして使用することで、上記
固定設定板21とリード213を分ける必要がなくな
る。この場合もスポット溶接時に電流密度を上げるため
の小突起214がリード先端に形成されている。
【0019】上記ストッパ50は上記固定接点板21の
接点材22の高さより所定厚低い位置に設定されてお
り、また、可動接点材12と固定接点材22に以下に説
明する磨耗がないときに両者が当接した状態で、上記ス
トッパ50の先端と可動接点材12の下面とに間に、上
記所定厚の間隙が設けられている。すなわち、上記スト
ッパ50の先端に上記所定厚の間隙を置いて可動接点材
12の固定接点材12との非接触部分が位置するように
なっている。
接点材22の高さより所定厚低い位置に設定されてお
り、また、可動接点材12と固定接点材22に以下に説
明する磨耗がないときに両者が当接した状態で、上記ス
トッパ50の先端と可動接点材12の下面とに間に、上
記所定厚の間隙が設けられている。すなわち、上記スト
ッパ50の先端に上記所定厚の間隙を置いて可動接点材
12の固定接点材12との非接触部分が位置するように
なっている。
【0020】更に、第1の温度(例えば70°)で変形
し、第2の温度(例えば40°)で復帰する弓状のバイ
メタル41が該弓状の脚部がケース壁(図面上上側壁)
に当接され、腹部が可動接点板11に当接するように配
置されて、異常がない状態では該バイメタル41の弾性
で、該バイメタル41の腹部が可動接点板11に設けら
れた小突起115を押圧するようになっている。これに
よって、該バイメタル41は可動接点板11の先端の接
点材12と、固定接点21の先端の接点材22とが当接
し、ONの状態を形成するようにしている。
し、第2の温度(例えば40°)で復帰する弓状のバイ
メタル41が該弓状の脚部がケース壁(図面上上側壁)
に当接され、腹部が可動接点板11に当接するように配
置されて、異常がない状態では該バイメタル41の弾性
で、該バイメタル41の腹部が可動接点板11に設けら
れた小突起115を押圧するようになっている。これに
よって、該バイメタル41は可動接点板11の先端の接
点材12と、固定接点21の先端の接点材22とが当接
し、ONの状態を形成するようにしている。
【0021】上記の構成において、回路20に異常が発
生して、電池より異常な電流が流れはじめ、上記バイメ
タル41の温度が上記第1の温度以上になると、図2に
示すように、該バイメタル41が変形し、上記可動接点
板11に接しなくなり、該可動接点板11は自己の弾性
で接点を開くようになっている。また一旦上昇した温度
が上記第2の温度以下になると、バイメタル41の形状
は再びもとの状態に復帰し、接点はONの状態になる。
生して、電池より異常な電流が流れはじめ、上記バイメ
タル41の温度が上記第1の温度以上になると、図2に
示すように、該バイメタル41が変形し、上記可動接点
板11に接しなくなり、該可動接点板11は自己の弾性
で接点を開くようになっている。また一旦上昇した温度
が上記第2の温度以下になると、バイメタル41の形状
は再びもとの状態に復帰し、接点はONの状態になる。
【0022】このように、回路20の異常状態が継続す
ると上記第1の温度と第2の温度の間で接点がON、O
FFを繰り返すことになる。この繰り返しが継続する
と、可動接点材12、固定接点材22ともに次第に磨耗
し、それにともなって上記所定厚の間隙が次第に小さく
なっていくことになる。そして、上記ストッパ50の先
端と、上記可動接点板12の非接触部分とが当接するま
で磨耗すると、それ以上のON、OFFは継続しなくな
り、バイメタル41が復帰した状態であっても、OFF
の状態を維持することになる。
ると上記第1の温度と第2の温度の間で接点がON、O
FFを繰り返すことになる。この繰り返しが継続する
と、可動接点材12、固定接点材22ともに次第に磨耗
し、それにともなって上記所定厚の間隙が次第に小さく
なっていくことになる。そして、上記ストッパ50の先
端と、上記可動接点板12の非接触部分とが当接するま
で磨耗すると、それ以上のON、OFFは継続しなくな
り、バイメタル41が復帰した状態であっても、OFF
の状態を維持することになる。
【0023】また、上記バイメタルは正常状態で可動接
点板に負勢を加える(接点をONする)構成としたが、
従来のように、異常状態で可動接点板を負勢する(接点
をOFFする)構成としてもよいことは勿論である。
点板に負勢を加える(接点をONする)構成としたが、
従来のように、異常状態で可動接点板を負勢する(接点
をOFFする)構成としてもよいことは勿論である。
【0024】以上説明したように、本発明によると、安
価な材質の金属を用いながら可動接点板に保護スイッチ
として必要な弾性を持たすことができ、しかも、該材質
がスポット溶接ができる抵抗率を備えるときには可動接
点板とそにリードを一体にすることがきる、全体を安価
にすることができる効果がある。
価な材質の金属を用いながら可動接点板に保護スイッチ
として必要な弾性を持たすことができ、しかも、該材質
がスポット溶接ができる抵抗率を備えるときには可動接
点板とそにリードを一体にすることがきる、全体を安価
にすることができる効果がある。
【図1】正常状態の本発明の断面構成図である。
【図2】異常状態の断面構成図である。
【図3】本発明の可動接点板の拡大平面図と断面図であ
る。
る。
【図4】従来の保護スイッチの構成図である。
【図5】保護スイッチの使用状態を示す回路図である。
11 可動接点板 12 可動接点材 21 固定接点板 22 固定接点材 41 バイメタル 50 ストッパ
Claims (3)
- 【請求項1】 可動接点板の先端に可動接点材を接着す
るとともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した
状態で、温度・電流検知素子の稼働に応じてON、OF
Fを繰り返す保護スイッチにおいて、 上記可動接点板の長手方向基端部に幅方向にくびれ部を
設けて長手方向の弾性を確保したことを特徴とする保護
スイッチ。 - 【請求項2】 可動接点板の先端に可動接点材を接着す
るとともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した
状態で、温度・電流検知素子の稼働に応じてON、OF
Fを繰り返す保護スイッチにおいて、上記可動接点板と
一体に、可動接点板に連続するリードをケース外部に導
出したことを特徴とする保護スイッチ。 - 【請求項3】 可動接点板の先端に可動接点材を接着す
るとともに、固定接点板の先端に固定接点材を接着した
状態で、温度・電流検知素子の稼働に応じてON、OF
Fを繰り返す保護スイッチにおいて、 上記可動接点材の長手方向基端部に幅方向にくびれ部を
設けて長手方向の弾性を確保するとともに、上記可動接
点板と一体に、可動接点板に連続するリードをケース外
部に導出したことを特徴とする保護スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194364A JP2001023490A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 保護スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194364A JP2001023490A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 保護スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001023490A true JP2001023490A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16323363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11194364A Pending JP2001023490A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 保護スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001023490A (ja) |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP11194364A patent/JP2001023490A/ja active Pending
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