JP2001023275A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
- Publication number
- JP2001023275A JP2001023275A JP11190427A JP19042799A JP2001023275A JP 2001023275 A JP2001023275 A JP 2001023275A JP 11190427 A JP11190427 A JP 11190427A JP 19042799 A JP19042799 A JP 19042799A JP 2001023275 A JP2001023275 A JP 2001023275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- transfer
- transfer means
- power
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクを設置する第1の設置部と第2の設
置部を有するディスク装置では、両設置部にディスクを
導入・排出するためのそれぞれの移送手段に別々のモー
タが必要であり、モータ数が多くなっている。 【解決手段】 CDを設置する第1の設置部Aの前方に
は第1の移送手段Eを構成するローラ43が設けられ、
MDを設置する第2の設置部Bには、第2の移送手段F
を構成する移送部材51が設けられている。光ヘッド3
3を搭載した移動ベース20を第1の設置部と第2の設
置部との間で移動させる際に、切換え部材71によりア
イドルアーム65が回動させられ、アイドル歯車66が
駆動歯車63の回りを遊星移動して、駆動歯車63の伝
達経路が第1の移送手段Eと第2の移送手段Fとに切換
えられる。よって共通の移送モータ61で、各移送手段
EとFを動作させることが可能である。
置部を有するディスク装置では、両設置部にディスクを
導入・排出するためのそれぞれの移送手段に別々のモー
タが必要であり、モータ数が多くなっている。 【解決手段】 CDを設置する第1の設置部Aの前方に
は第1の移送手段Eを構成するローラ43が設けられ、
MDを設置する第2の設置部Bには、第2の移送手段F
を構成する移送部材51が設けられている。光ヘッド3
3を搭載した移動ベース20を第1の設置部と第2の設
置部との間で移動させる際に、切換え部材71によりア
イドルアーム65が回動させられ、アイドル歯車66が
駆動歯車63の回りを遊星移動して、駆動歯車63の伝
達経路が第1の移送手段Eと第2の移送手段Fとに切換
えられる。よって共通の移送モータ61で、各移送手段
EとFを動作させることが可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2つの
ディスク設置部を有するディスク装置に係り、特に各デ
ィスク設置部からのディスクの排出動作を共通の駆動源
を用いて実現したディスク装置に関する。
ディスク設置部を有するディスク装置に係り、特に各デ
ィスク設置部からのディスクの排出動作を共通の駆動源
を用いて実現したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用音響機器や家庭用の音響機器で
は、CD(コンパクト・ディスク)とMD(ミニ・ディ
スク)などのように異なる種類のディスクが装填可能な
もの、あるいは異なる種類のディスクを収納可能なもの
がある。
は、CD(コンパクト・ディスク)とMD(ミニ・ディ
スク)などのように異なる種類のディスクが装填可能な
もの、あるいは異なる種類のディスクを収納可能なもの
がある。
【0003】このように異なる種類のディスクは、寸法
および構造が相違するために、それぞれのディスクは、
筐体内の別々の領域に設けられた設置部に設置される。
したがって、ディスクを導入し且つ排出する移送手段を
それぞれの設置部で個別に設ける必要があった。
および構造が相違するために、それぞれのディスクは、
筐体内の別々の領域に設けられた設置部に設置される。
したがって、ディスクを導入し且つ排出する移送手段を
それぞれの設置部で個別に設ける必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、それぞれの
移送手段を個別に動作させる駆動源としてモータを別々
に設ける必要があり、モータの数が多くなるとともに装
置全体の重量が大きくなる欠点があった。
移送手段を個別に動作させる駆動源としてモータを別々
に設ける必要があり、モータの数が多くなるとともに装
置全体の重量が大きくなる欠点があった。
【0005】またそれぞれのモータを個別に制御する制
御回路が必要になり、回路負担が大きかった。
御回路が必要になり、回路負担が大きかった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、複数の移送手段に対して共通のモータを使用で
きるようにしてモータ数を削減し重量を低減したディス
ク装置を提供することを目的としている。
であり、複数の移送手段に対して共通のモータを使用で
きるようにしてモータ数を削減し重量を低減したディス
ク装置を提供することを目的としている。
【0007】さらに、前記モータの動力を各移送手段へ
振り分けるための切換え手段にも、専用のソレノイドな
どを用いる必要をなくしてさらに部品数を削減できるデ
ィスク装置を提供することを目的としている。
振り分けるための切換え手段にも、専用のソレノイドな
どを用いる必要をなくしてさらに部品数を削減できるデ
ィスク装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体内に、そ
れぞれディスクが設置される第1の設置部および第2の
設置部と、前記第1の設置部に設置されるディスクを少
なくとも排出方向へ移送する第1の移送手段および前記
第2の設置部に設置されるディスクを少なくとも排出方
向へ移送する第2の移送手段と、前記第1の設置部に設
置されたディスクと前記第2の設置部に設置されたディ
スクとを回転させる回転手段と、前記第1の設置部に設
置されたディスクと前記第2の設置部に設置されたディ
スクとで共通に使用される単一のヘッドまたは前記それ
ぞれのディスクに対して個別に使用される複数のヘッド
と、が設けられたディスク装置において、前記第1の移
送手段と第2の移送手段を駆動可能な共通の駆動源が設
けられ、前記駆動源の動力を前記第1の移送手段と第2
の移送手段に振り分けて伝達する動力切換え手段とが設
けられていることを特徴とするものである。
れぞれディスクが設置される第1の設置部および第2の
設置部と、前記第1の設置部に設置されるディスクを少
なくとも排出方向へ移送する第1の移送手段および前記
第2の設置部に設置されるディスクを少なくとも排出方
向へ移送する第2の移送手段と、前記第1の設置部に設
置されたディスクと前記第2の設置部に設置されたディ
スクとを回転させる回転手段と、前記第1の設置部に設
置されたディスクと前記第2の設置部に設置されたディ
スクとで共通に使用される単一のヘッドまたは前記それ
ぞれのディスクに対して個別に使用される複数のヘッド
と、が設けられたディスク装置において、前記第1の移
送手段と第2の移送手段を駆動可能な共通の駆動源が設
けられ、前記駆動源の動力を前記第1の移送手段と第2
の移送手段に振り分けて伝達する動力切換え手段とが設
けられていることを特徴とするものである。
【0009】上記本発明では、第1の移送手段と第2の
移送手段とが共通の駆動源の動力を切換えることで個別
に駆動されるため、移送手段を動作させるモータの数を
少なくできる。なお、前記各移送手段では、ディスクの
導入と排出の双方の動作を行ってもよいし、あるいは導
入を手動で行い、排出のみを前記各移送手段で行っても
よい。
移送手段とが共通の駆動源の動力を切換えることで個別
に駆動されるため、移送手段を動作させるモータの数を
少なくできる。なお、前記各移送手段では、ディスクの
導入と排出の双方の動作を行ってもよいし、あるいは導
入を手動で行い、排出のみを前記各移送手段で行っても
よい。
【0010】前記第1の設置部および第2の設置部に対
しては、カートリッジに収納されていない露出したディ
スクがローラを有する移送手段で導入され且つ排出され
てもよいし、ディスクを収納するカートリッジが前記移
送手段で導入され且つ排出されてもよい。また複数のデ
ィスクを収納したマガジンが前記設置部に設置されるも
のであってもよい。または少なくとも一方の移送手段
が、ディスクを載置して筐体の内外へ移動する移動トレ
イであってもよい。
しては、カートリッジに収納されていない露出したディ
スクがローラを有する移送手段で導入され且つ排出され
てもよいし、ディスクを収納するカートリッジが前記移
送手段で導入され且つ排出されてもよい。また複数のデ
ィスクを収納したマガジンが前記設置部に設置されるも
のであってもよい。または少なくとも一方の移送手段
が、ディスクを載置して筐体の内外へ移動する移動トレ
イであってもよい。
【0011】さらに、第1の設置部と第2の設置部に、
ディスクを回転する回転手段およびそれぞれのディスク
に対応するヘッドが個別に設けられているものであって
もよい。
ディスクを回転する回転手段およびそれぞれのディスク
に対応するヘッドが個別に設けられているものであって
もよい。
【0012】例えば、前記第1の設置部に設置されたデ
ィスクと前記第2の設置部に設置されたディスクとで共
通に使用される単一のヘッドを搭載する移動ベースと、
前記ヘッドが第1の設置部のディスクに対向する第1の
位置と前記ヘッドが第2の設置部のディスクに対向する
第2の位置との間で前記移動ベースを案内する案内手段
とが設けられ、前記切換え手段では、前記移動ベースが
第1の位置へ移動する動作によって前記駆動源の動力が
第2の移送手段に伝達されるように切換えられ、前記移
動ベースが第2の位置へ移動する動作によって前記駆動
源の動力が前記第1の移送手段に伝達されるように切換
えられるものとすることが可能である。
ィスクと前記第2の設置部に設置されたディスクとで共
通に使用される単一のヘッドを搭載する移動ベースと、
前記ヘッドが第1の設置部のディスクに対向する第1の
位置と前記ヘッドが第2の設置部のディスクに対向する
第2の位置との間で前記移動ベースを案内する案内手段
とが設けられ、前記切換え手段では、前記移動ベースが
第1の位置へ移動する動作によって前記駆動源の動力が
第2の移送手段に伝達されるように切換えられ、前記移
動ベースが第2の位置へ移動する動作によって前記駆動
源の動力が前記第1の移送手段に伝達されるように切換
えられるものとすることが可能である。
【0013】このように移動ベースの移動力あるいは停
止時の力を利用して前記切換え手段を切換えると、切換
え手段を切換えるための機構を簡単にできる。また移動
ベースの移動にタイミングを合わせて切換え手段が確実
に切換えられるため、誤動作が生じない。
止時の力を利用して前記切換え手段を切換えると、切換
え手段を切換えるための機構を簡単にできる。また移動
ベースの移動にタイミングを合わせて切換え手段が確実
に切換えられるため、誤動作が生じない。
【0014】この場合に、前記移動ベースに、第1の設
置部のディスクに使用される回転手段と、第2の設置部
のディスクに使用される回転手段とが搭載されていても
よい。
置部のディスクに使用される回転手段と、第2の設置部
のディスクに使用される回転手段とが搭載されていても
よい。
【0015】さらに、前記切換え手段では、前記駆動源
の動力を第1の移送手段に伝達する伝達状態と、前記動
力を第2の移送手段に伝達する伝達状態とで安定させる
付勢手段が設けられ、前記駆動源の正逆両方向の回転力
が前記第1の移送手段および第2の移送手段に伝達され
て、それぞれの移送手段でディスクの導入と排出動作が
可能とされることが好ましい。
の動力を第1の移送手段に伝達する伝達状態と、前記動
力を第2の移送手段に伝達する伝達状態とで安定させる
付勢手段が設けられ、前記駆動源の正逆両方向の回転力
が前記第1の移送手段および第2の移送手段に伝達され
て、それぞれの移送手段でディスクの導入と排出動作が
可能とされることが好ましい。
【0016】あるいは、前記切換え手段には、前記移動
ベースの移動経路上に設けられて、前記移動ベースが第
1の設置部側へ移動する移動力により前記動力源の動力
を第2の移送部材に伝達させる側に切換え、前記移動ベ
ースが第2の設置部側へ移動する移動力により前記動力
源の動力を第1の移送部材に伝達させる側に切換える切
換え部材と、前記切換え部材をそれぞれの切換え方向へ
安定させる付勢手段とが設けられ、前記駆動源の正逆両
方向の回転力が前記第1の移送手段および第2の移送手
段に伝達されて、それぞれの移送手段でディスクの導入
と排出動作が可能とされることが好ましい。
ベースの移動経路上に設けられて、前記移動ベースが第
1の設置部側へ移動する移動力により前記動力源の動力
を第2の移送部材に伝達させる側に切換え、前記移動ベ
ースが第2の設置部側へ移動する移動力により前記動力
源の動力を第1の移送部材に伝達させる側に切換える切
換え部材と、前記切換え部材をそれぞれの切換え方向へ
安定させる付勢手段とが設けられ、前記駆動源の正逆両
方向の回転力が前記第1の移送手段および第2の移送手
段に伝達されて、それぞれの移送手段でディスクの導入
と排出動作が可能とされることが好ましい。
【0017】前記のように、切換え手段をそれぞれの切
換え状態で安定させると、駆動源の正逆両方の回転力を
それぞれの移送手段に与えることができ、それぞれの設
置部に対してディスクの導入動作と排出動作とを行わせ
ることが可能である。
換え状態で安定させると、駆動源の正逆両方の回転力を
それぞれの移送手段に与えることができ、それぞれの設
置部に対してディスクの導入動作と排出動作とを行わせ
ることが可能である。
【0018】例えば、前記駆動源により回転させられる
駆動歯車と、前記第1の移送手段に動力を伝達する第1
の伝達歯車および前記第2の移送手段に動力を伝達する
第2の伝達歯車と、前記切換え手段により前記駆動歯車
と前記第1の伝達歯車とを動力伝達可能とする伝達位置
および前記駆動歯車と前記第2の伝達歯車とを動力伝達
可能とする伝達位置との間で移動するアイドル歯車とを
有し、前記付勢手段により前記アイドル歯車が前記それ
ぞれの伝達位置で安定させられるものとなる。
駆動歯車と、前記第1の移送手段に動力を伝達する第1
の伝達歯車および前記第2の移送手段に動力を伝達する
第2の伝達歯車と、前記切換え手段により前記駆動歯車
と前記第1の伝達歯車とを動力伝達可能とする伝達位置
および前記駆動歯車と前記第2の伝達歯車とを動力伝達
可能とする伝達位置との間で移動するアイドル歯車とを
有し、前記付勢手段により前記アイドル歯車が前記それ
ぞれの伝達位置で安定させられるものとなる。
【0019】また、一方の移送手段は、ディスクに移動
力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディスク
を収納したカートリッジに移送力を与える移送部材を有
するものとして構成できる。
力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディスク
を収納したカートリッジに移送力を与える移送部材を有
するものとして構成できる。
【0020】あるいは、一方の移送手段は、ディスクに
移動力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディ
スクを収納したカートリッジに移送力を与える移送部材
を有し、前記ローラは前記動力源によりディスクを導入
する方向と排出する方向の双方へ駆動され、前記移送部
材は前記動力源により少なくともディスクを排出する方
向へ駆動されるものにできる。
移動力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディ
スクを収納したカートリッジに移送力を与える移送部材
を有し、前記ローラは前記動力源によりディスクを導入
する方向と排出する方向の双方へ駆動され、前記移送部
材は前記動力源により少なくともディスクを排出する方
向へ駆動されるものにできる。
【0021】さらには、一方の移送手段は、ディスクに
移動力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディ
スクを収納したカートリッジに移送力を与える移送部材
およびこの移送部材を動作させるカムとこのカムを駆動
するカム歯車を有し、前記アイドル歯車の動力が前記カ
ム歯車と前記ローラとに伝達される構造も可能である。
移動力を与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディ
スクを収納したカートリッジに移送力を与える移送部材
およびこの移送部材を動作させるカムとこのカムを駆動
するカム歯車を有し、前記アイドル歯車の動力が前記カ
ム歯車と前記ローラとに伝達される構造も可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態として
車載用のディスク装置を示すものであり、主に移送手段
と切換え手段の構造を示す平面図、図2は回転駆動手段
とドライブベースとの関係を示す平面図、図3は図1の
III−III線の断面図、図4は図1のIV−IV線
の断面図である。
車載用のディスク装置を示すものであり、主に移送手段
と切換え手段の構造を示す平面図、図2は回転駆動手段
とドライブベースとの関係を示す平面図、図3は図1の
III−III線の断面図、図4は図1のIV−IV線
の断面図である。
【0023】このディスク装置の筐体1は、いわゆる1
DINサイズであり、自動車内のダッシュボードまたは
インストルメントパネル内に埋設される。図1の1aが
筐体1の前面であり、この前面1aが前記ダッシュボー
ドまたはインストルメントパネルの表面に現れる。
DINサイズであり、自動車内のダッシュボードまたは
インストルメントパネル内に埋設される。図1の1aが
筐体1の前面であり、この前面1aが前記ダッシュボー
ドまたはインストルメントパネルの表面に現れる。
【0024】図3は筐体1を前面1a側から見たもので
あるが、この前面1aに開口した挿入口からCD(コン
パクトディスク;第1のディスク)とMD(ミニディス
ク;第2のディスク)が挿入される。なお前記CDの代
わりにDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)
が挿入されてもよく、あるいは同じ位置にCDとDVD
が選択的に挿入されてもよい。
あるが、この前面1aに開口した挿入口からCD(コン
パクトディスク;第1のディスク)とMD(ミニディス
ク;第2のディスク)が挿入される。なお前記CDの代
わりにDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)
が挿入されてもよく、あるいは同じ位置にCDとDVD
が選択的に挿入されてもよい。
【0025】図3に示すように、筐体1内の第1の設置
部Aには、CD用のディスク支持部材2が設けられてい
る。CDは、前記前面1aに開口する挿入口から挿入さ
れ、前記ディスク支持部材2上に設置される。また、筐
体1内の第2の設置部Bにはカートリッジホルダ3が設
けられている。前記前面1aに開口する挿入口から挿入
されたMDは、前記カートリッジホルダ3内に保持され
る。
部Aには、CD用のディスク支持部材2が設けられてい
る。CDは、前記前面1aに開口する挿入口から挿入さ
れ、前記ディスク支持部材2上に設置される。また、筐
体1内の第2の設置部Bにはカートリッジホルダ3が設
けられている。前記前面1aに開口する挿入口から挿入
されたMDは、前記カートリッジホルダ3内に保持され
る。
【0026】MDは、カートリッジC内に光磁気記録方
式のディスクDが収納されたものである。図1に示すよ
うにカートリッジCの底面には中心穴C1が開口してお
り、前記ディスクDの中心に設けられたクランプハブが
前記中心穴C1から露出する。またカートリッジCに
は、シャッタが設けられ、MDがカートリッジホルダ3
内に挿入されたときに前記シャッタが開放されてカート
リッジホルダ3の窓が現われ、ディスクDの記録面がこ
の窓から露出する。
式のディスクDが収納されたものである。図1に示すよ
うにカートリッジCの底面には中心穴C1が開口してお
り、前記ディスクDの中心に設けられたクランプハブが
前記中心穴C1から露出する。またカートリッジCに
は、シャッタが設けられ、MDがカートリッジホルダ3
内に挿入されたときに前記シャッタが開放されてカート
リッジホルダ3の窓が現われ、ディスクDの記録面がこ
の窓から露出する。
【0027】前記ディスク支持部材2が設けられた第1
の設置部Aと、カートリッジホルダ3が設けられた第2
の設置部Bは、図1と図2の平面図で互いに重なってい
る。また図3に示すように、第1の設置部Aは筐体1内
で最上部に位置しており、第2の設置部Bは筐体1の高
さ方向のほぼ中央で且つ前面1aの図示左寄りに位置し
ている。
の設置部Aと、カートリッジホルダ3が設けられた第2
の設置部Bは、図1と図2の平面図で互いに重なってい
る。また図3に示すように、第1の設置部Aは筐体1内
で最上部に位置しており、第2の設置部Bは筐体1の高
さ方向のほぼ中央で且つ前面1aの図示左寄りに位置し
ている。
【0028】筐体1内には機構シャーシ5が設けられて
いる。この機構シャーシ5は、筐体1の底部上でダンパ
ー6により4箇所で支持されている。ダンパー6は、オ
イルダンパーやエアーダンパーであり、ゴムなどの可撓
性の袋体内に流体が封入されている。筐体1内では、前
記機構シャーシ5が前記ダンパー6により弾性的に支持
されており、筐体1に与えられる車体振動が機構シャー
シ5に直接に作用しないようになっている。
いる。この機構シャーシ5は、筐体1の底部上でダンパ
ー6により4箇所で支持されている。ダンパー6は、オ
イルダンパーやエアーダンパーであり、ゴムなどの可撓
性の袋体内に流体が封入されている。筐体1内では、前
記機構シャーシ5が前記ダンパー6により弾性的に支持
されており、筐体1に与えられる車体振動が機構シャー
シ5に直接に作用しないようになっている。
【0029】図2に示すように、第1の設置部Aでは、
前記ディスク支持部材2の下方に、第1のドライブベー
ス11が設けられている。この第1のドライブベース1
1は筐体1の高さ方向へわずかに昇降できるように設け
られている。この第1のドライブベース11には、後に
説明する移動ベース20を位置決めする位置決め部11
a,11bが設けられている。また第1のドライブベー
ス11の上には、CDを回転させる第1の回転手段とし
て、ターンテーブル12とこのターンテーブル12を回
転駆動するスピンドルモータ13が搭載されている。
前記ディスク支持部材2の下方に、第1のドライブベー
ス11が設けられている。この第1のドライブベース1
1は筐体1の高さ方向へわずかに昇降できるように設け
られている。この第1のドライブベース11には、後に
説明する移動ベース20を位置決めする位置決め部11
a,11bが設けられている。また第1のドライブベー
ス11の上には、CDを回転させる第1の回転手段とし
て、ターンテーブル12とこのターンテーブル12を回
転駆動するスピンドルモータ13が搭載されている。
【0030】図2に示すように、第2の設置部Bでは、
前記カートリッジホルダ3の下側に第2のドライブベー
ス14が設けられている。この第2のドライブベース1
4も筐体1の高さ方向へわずかに昇降できるように設け
られている。この第2のドライブベース14にも、前記
移動ベース20を位置決めする位置決め部14a,14
bが設けられている。また第2のドライブベース14の
上には、第2の回転手段として、MD内のディスクDの
中心に設けられた金属ハブを磁気吸着するクランプテー
ブル15が設けられ、図3に示すように第2のドライブ
ベース14の下側には、前記クランプテーブル15を回
転駆動するスピンドルモータ16が設けられている。
前記カートリッジホルダ3の下側に第2のドライブベー
ス14が設けられている。この第2のドライブベース1
4も筐体1の高さ方向へわずかに昇降できるように設け
られている。この第2のドライブベース14にも、前記
移動ベース20を位置決めする位置決め部14a,14
bが設けられている。また第2のドライブベース14の
上には、第2の回転手段として、MD内のディスクDの
中心に設けられた金属ハブを磁気吸着するクランプテー
ブル15が設けられ、図3に示すように第2のドライブ
ベース14の下側には、前記クランプテーブル15を回
転駆動するスピンドルモータ16が設けられている。
【0031】図1および図2に示すように、機構シャー
シ5上には、筐体1の前面1a側に案内部材18が設け
られ、筐体1の奥側に案内部材19が設けられている。
図3に示すように、前記案内部材18には案内手段とし
てU字形に形成された案内溝21が形成され、図4に示
すように、前記案内部材19には、案内手段として一対
のU字形状の案内溝22および23が形成されている。
シ5上には、筐体1の前面1a側に案内部材18が設け
られ、筐体1の奥側に案内部材19が設けられている。
図3に示すように、前記案内部材18には案内手段とし
てU字形に形成された案内溝21が形成され、図4に示
すように、前記案内部材19には、案内手段として一対
のU字形状の案内溝22および23が形成されている。
【0032】図1および図2に示すように、前記案内部
材18と19との間には移動ベース20が設けられてい
る。前記移動ベース20には、筐体1の手前側に1個の
ローラ24が、筐体1の奥側に2個のローラ25,26
が設けられている。前記ローラ24は、前記案内溝21
内を移動し、前記ローラ25と26は、それぞれ前記案
内溝22内と23内を移動する。
材18と19との間には移動ベース20が設けられてい
る。前記移動ベース20には、筐体1の手前側に1個の
ローラ24が、筐体1の奥側に2個のローラ25,26
が設けられている。前記ローラ24は、前記案内溝21
内を移動し、前記ローラ25と26は、それぞれ前記案
内溝22内と23内を移動する。
【0033】前記移動ベース20上には、CDとMDと
で共通に使用される光ヘッド33が設けられている。こ
の光ヘッド33には対物レンズ34が搭載され、また発
光素子、受光素子および各光学素子が内蔵されている。
移動ベース20の上には、一対のガイド軸31と32が
互いに平行に固定されており、前記光ヘッド33は前記
ガイド軸31と32に図示左右方向へ移動自在に支持さ
れている。
で共通に使用される光ヘッド33が設けられている。こ
の光ヘッド33には対物レンズ34が搭載され、また発
光素子、受光素子および各光学素子が内蔵されている。
移動ベース20の上には、一対のガイド軸31と32が
互いに平行に固定されており、前記光ヘッド33は前記
ガイド軸31と32に図示左右方向へ移動自在に支持さ
れている。
【0034】移動ベース20上にはスレット機構35が
設けられている。このスレット機構35は、前記ガイド
軸32と平行に設けられた回転自在に支持されたスクリ
ュー軸36と、スレットモータ37と、前記スレットモ
ータ37の回転力をスクリュー軸36に伝達する減速歯
車群38とから構成されている。前記光ヘッド33に
は、前記スクリュー軸36に噛み合う雌ねじ部材39が
設けられている。前記スレットモータ37によりスクリ
ュー軸36が回転駆動されると、移動ベース20上で、
光ヘッド33が前記ガイド軸31,32に沿って移動す
る。
設けられている。このスレット機構35は、前記ガイド
軸32と平行に設けられた回転自在に支持されたスクリ
ュー軸36と、スレットモータ37と、前記スレットモ
ータ37の回転力をスクリュー軸36に伝達する減速歯
車群38とから構成されている。前記光ヘッド33に
は、前記スクリュー軸36に噛み合う雌ねじ部材39が
設けられている。前記スレットモータ37によりスクリ
ュー軸36が回転駆動されると、移動ベース20上で、
光ヘッド33が前記ガイド軸31,32に沿って移動す
る。
【0035】図3に示すように、各ローラ24,25,
26が、案内溝21,22,23の図示右側の垂直部を
上昇して(ia)の位置に至ると、移動ベース20は第
1の位置(i)へ移動する。このとき、図2に示すよう
に、移動ベース20上のガイド軸31と32が、第1の
ドライブベース11の位置決め部11a,11bに当た
って、第1のドライブベース11と移動ベース20とが
互いに位置決めされる。
26が、案内溝21,22,23の図示右側の垂直部を
上昇して(ia)の位置に至ると、移動ベース20は第
1の位置(i)へ移動する。このとき、図2に示すよう
に、移動ベース20上のガイド軸31と32が、第1の
ドライブベース11の位置決め部11a,11bに当た
って、第1のドライブベース11と移動ベース20とが
互いに位置決めされる。
【0036】前記ローラ24,25,26が、案内溝2
1,22,23の図示左側の垂直部を上昇して(ii
a)の位置に至ると、移動ベース20が第2の位置(i
i)に移動する。このとき、移動ベース20上のガイド
軸31,32が第2のドライブベース14の位置決め部
14a,14bに当たって、第2のドライブベース14
と移動ベース20とが互いに位置決めされる。
1,22,23の図示左側の垂直部を上昇して(ii
a)の位置に至ると、移動ベース20が第2の位置(i
i)に移動する。このとき、移動ベース20上のガイド
軸31,32が第2のドライブベース14の位置決め部
14a,14bに当たって、第2のドライブベース14
と移動ベース20とが互いに位置決めされる。
【0037】なお、前記移動ベース20を、各案内溝2
1,22,23に沿って移動させるドライブ移送手段の
構造としては、例えば各案内溝21,22,23のいず
れかに沿ってラックが設けられ、ローラ24,25,2
6のいずれかに前記ラックと噛み合うピニオン歯車を一
体に形成し、移動ベース20上に前記ピニオン歯車を駆
動する自走モータを設ける。この構造では、前記自走モ
ータでピニオン歯車を回転させると、ピニオン歯車がラ
ック上を転動し、移動ベース20が前記第1の位置
(i)と第2の位置(ii)へ移動できるようになる。
1,22,23に沿って移動させるドライブ移送手段の
構造としては、例えば各案内溝21,22,23のいず
れかに沿ってラックが設けられ、ローラ24,25,2
6のいずれかに前記ラックと噛み合うピニオン歯車を一
体に形成し、移動ベース20上に前記ピニオン歯車を駆
動する自走モータを設ける。この構造では、前記自走モ
ータでピニオン歯車を回転させると、ピニオン歯車がラ
ック上を転動し、移動ベース20が前記第1の位置
(i)と第2の位置(ii)へ移動できるようになる。
【0038】図1に示すように、筐体1の前方には、前
記第1の設置部Aに対しCDを導入し且つ排出する第1
の移送手段Eが設けられている。
記第1の設置部Aに対しCDを導入し且つ排出する第1
の移送手段Eが設けられている。
【0039】この第1の移送手段Eでは、機構シャーシ
5の前方に設けられた軸受部41と42に、ローラ43
を有するローラ軸43aが回転自在に支持されている。
このローラ軸43aの一端には傘歯歯車44が固定され
ている。
5の前方に設けられた軸受部41と42に、ローラ43
を有するローラ軸43aが回転自在に支持されている。
このローラ軸43aの一端には傘歯歯車44が固定され
ている。
【0040】前記ローラ43への動力伝達経路として、
前記カートリッジホルダ3上に第1の伝達歯車45およ
びこれと一体の伝達プーリ45aが設けられている。ま
た筐体1の前方側では、機構シャーシ5上に受動プーリ
46aおよびこれと一体の受動歯車46が設けられてい
る。前記伝達プーリ45aと受動プーリ46aとの間に
は伝達ベルト47が掛けられている。
前記カートリッジホルダ3上に第1の伝達歯車45およ
びこれと一体の伝達プーリ45aが設けられている。ま
た筐体1の前方側では、機構シャーシ5上に受動プーリ
46aおよびこれと一体の受動歯車46が設けられてい
る。前記伝達プーリ45aと受動プーリ46aとの間に
は伝達ベルト47が掛けられている。
【0041】前記機構シャーシ5上には、前記受動歯車
46と噛み合う中間歯車48、この中間歯車48と噛み
合う移送歯車49が設けられている。この移送歯車49
には傘歯歯車50が一体に設けられ、この傘歯歯車50
が、前記ローラ軸43aに固定された傘歯歯車44と噛
み合っている。
46と噛み合う中間歯車48、この中間歯車48と噛み
合う移送歯車49が設けられている。この移送歯車49
には傘歯歯車50が一体に設けられ、この傘歯歯車50
が、前記ローラ軸43aに固定された傘歯歯車44と噛
み合っている。
【0042】図1に示すように、前記カートリッジホル
ダ3の上には、カートリッジホルダ3内へMDを導入し
且つカートリッジホルダ3からMDを排出する第2の移
送手段Fが設けられている。
ダ3の上には、カートリッジホルダ3内へMDを導入し
且つカートリッジホルダ3からMDを排出する第2の移
送手段Fが設けられている。
【0043】この第2の移送手段Fでは、カートリッジ
ホルダ3の上面に、装置の前後方向に延びる案内スリッ
ト3aが形成されている。カートリッジホルダ3上には
移送部材51が設けられており、この移送部材51に設
けられた軸51aと51bが前記案内スリット3a内で
移動自在に支持されている。この移送部材51が、MD
のカートリッジCの一部に掛止され、この移送部材51
の移動力でカートリッジCをカートリッジホルダ3内へ
引き込み、またカートリッジホルダ3内からカートリッ
ジCを前方へ押し出すことができるようになっている。
ホルダ3の上面に、装置の前後方向に延びる案内スリッ
ト3aが形成されている。カートリッジホルダ3上には
移送部材51が設けられており、この移送部材51に設
けられた軸51aと51bが前記案内スリット3a内で
移動自在に支持されている。この移送部材51が、MD
のカートリッジCの一部に掛止され、この移送部材51
の移動力でカートリッジCをカートリッジホルダ3内へ
引き込み、またカートリッジホルダ3内からカートリッ
ジCを前方へ押し出すことができるようになっている。
【0044】前記カートリッジホルダ3の上面には、軸
52を支点として回動する回動アーム53が設けられ、
この回動アーム53に形成された駆動溝53aに前記移
送部材51の一方の軸51bが摺動自在に挿入されてい
る。また前記回動アーム53の下面には駆動ピン54が
固定されている。
52を支点として回動する回動アーム53が設けられ、
この回動アーム53に形成された駆動溝53aに前記移
送部材51の一方の軸51bが摺動自在に挿入されてい
る。また前記回動アーム53の下面には駆動ピン54が
固定されている。
【0045】カートリッジホルダ3の上面には、カム歯
車55が軸56により回転自在に支持されている。この
実施の形態では、カム歯車55が第2の伝達歯車として
機能する。カム歯車55には、前記回動アーム53を支
持している軸52を逃げる円弧穴55aが形成されてい
る。またカム歯車55の上面には、駆動カム溝55bが
形成されており、前記駆動ピン54はこの駆動カム溝5
5b内に挿入されている。
車55が軸56により回転自在に支持されている。この
実施の形態では、カム歯車55が第2の伝達歯車として
機能する。カム歯車55には、前記回動アーム53を支
持している軸52を逃げる円弧穴55aが形成されてい
る。またカム歯車55の上面には、駆動カム溝55bが
形成されており、前記駆動ピン54はこの駆動カム溝5
5b内に挿入されている。
【0046】また、筐体1内には、前記第1の移送手段
Eと第2の移送手段Fとに、動力を選択的に切換えて伝
達させる切換え手段Gが設けられている。
Eと第2の移送手段Fとに、動力を選択的に切換えて伝
達させる切換え手段Gが設けられている。
【0047】この切換え手段Gでは、機構シャーシ5上
に駆動源となる移送モータ61が設けられ、この移送モ
ータ61の出力軸にピニオン歯車62が固定されてい
る。カートリッジホルダ3上には、駆動歯車63が軸6
4により回転自在に支持されており、この駆動歯車63
は前記ピニオン歯車62と噛み合っている。前記軸64
にはアイドルアーム65が回転自在に支持されており、
このアイドルアーム65の一端にはアイドル歯車66が
回転自在に支持されている。このアイドル歯車66は前
記駆動歯車63に常に噛み合っており、アイドルアーム
65の回動に伴なって前記アイドル歯車66が駆動歯車
63の回りを遊星移動する。またアイドルアーム65の
他端には、切換え軸67が固定されている。
に駆動源となる移送モータ61が設けられ、この移送モ
ータ61の出力軸にピニオン歯車62が固定されてい
る。カートリッジホルダ3上には、駆動歯車63が軸6
4により回転自在に支持されており、この駆動歯車63
は前記ピニオン歯車62と噛み合っている。前記軸64
にはアイドルアーム65が回転自在に支持されており、
このアイドルアーム65の一端にはアイドル歯車66が
回転自在に支持されている。このアイドル歯車66は前
記駆動歯車63に常に噛み合っており、アイドルアーム
65の回動に伴なって前記アイドル歯車66が駆動歯車
63の回りを遊星移動する。またアイドルアーム65の
他端には、切換え軸67が固定されている。
【0048】前記切換え手段Gでは、装置奥側に位置し
ている案内部材19に、切換え部材71が取付けられて
いる。図4に示すように、この切換え部材71には長穴
72a,72bが形成されており、この長穴72a,7
2bには、案内部材19に固定された案内軸74a,7
4bが挿通され、この切換え部材71は、前記案内部材
19上で図4の左右方向(X1−X2方向)へ摺動自在
に支持されている。
ている案内部材19に、切換え部材71が取付けられて
いる。図4に示すように、この切換え部材71には長穴
72a,72bが形成されており、この長穴72a,7
2bには、案内部材19に固定された案内軸74a,7
4bが挿通され、この切換え部材71は、前記案内部材
19上で図4の左右方向(X1−X2方向)へ摺動自在
に支持されている。
【0049】前記切換え部材71の図示左端には折り曲
げ部71aが形成されており、この折り曲げ部71a上
に付勢部材73が固定されている。この付勢部材73は
板ばね材料からコの字形状に曲げ形成されたものであ
り、その折り曲げ底部が前記折り曲げ部71aに固定さ
れている。この付勢部材73の一対の立ち上がり片は、
カートリッジホルダ3の方向へ平行に延びており、各立
ち上がり片が互いに独立して弾性変形する付勢片73
a,73bとなっている。この付勢片73aと付勢片7
3bとで、前記アイドルアーム65の他端に固定された
切換え軸67が左右から挟まれている。
げ部71aが形成されており、この折り曲げ部71a上
に付勢部材73が固定されている。この付勢部材73は
板ばね材料からコの字形状に曲げ形成されたものであ
り、その折り曲げ底部が前記折り曲げ部71aに固定さ
れている。この付勢部材73の一対の立ち上がり片は、
カートリッジホルダ3の方向へ平行に延びており、各立
ち上がり片が互いに独立して弾性変形する付勢片73
a,73bとなっている。この付勢片73aと付勢片7
3bとで、前記アイドルアーム65の他端に固定された
切換え軸67が左右から挟まれている。
【0050】図1と図2に示すように、前記案内部材1
9と切換え部材71との間には反転レバー75が設けら
れている。この反転レバー75は、前記案内部材19に
軸76により回動自在に支持されている。この反転レバ
ー75の先部には溝75aが形成されており、この溝7
5aは、前記案内溝23に臨まされている。また反転レ
バー75には長穴75bが形成されており、前記切換え
部材71に固定された連結軸78が前記長穴75b内に
挿入されている。
9と切換え部材71との間には反転レバー75が設けら
れている。この反転レバー75は、前記案内部材19に
軸76により回動自在に支持されている。この反転レバ
ー75の先部には溝75aが形成されており、この溝7
5aは、前記案内溝23に臨まされている。また反転レ
バー75には長穴75bが形成されており、前記切換え
部材71に固定された連結軸78が前記長穴75b内に
挿入されている。
【0051】また、前記切換え部材71と案内部材19
との間には、切換え部材71をX1方向へ安定させ、且
つX2方向へ安定させる反転ばね(付勢部材)79が設
けられている。
との間には、切換え部材71をX1方向へ安定させ、且
つX2方向へ安定させる反転ばね(付勢部材)79が設
けられている。
【0052】次に上記ディスク装置の動作を説明する。
CDは、図3に示すように、筐体1の前面1aに開口す
る挿入口(図示せず)からディスク支持部材2,2へ向
けて挿入される。またMDは前記前面1aに開口する別
の挿入口(図示せず)からカートリッジホルダ3へ向け
て挿入される。このディスク装置では、筐体1内にCD
とMDを同時に収納した状態で、CDとMDを交互に駆
動することができる。ただし、移動ベース20が第1の
位置(i)に移動しているときにのみ、MDの導入と排
出が可能であり、また移動ベース20が第2の位置(i
i)に移動しているときのみ、CDの導入と排出が可能
である。
CDは、図3に示すように、筐体1の前面1aに開口す
る挿入口(図示せず)からディスク支持部材2,2へ向
けて挿入される。またMDは前記前面1aに開口する別
の挿入口(図示せず)からカートリッジホルダ3へ向け
て挿入される。このディスク装置では、筐体1内にCD
とMDを同時に収納した状態で、CDとMDを交互に駆
動することができる。ただし、移動ベース20が第1の
位置(i)に移動しているときにのみ、MDの導入と排
出が可能であり、また移動ベース20が第2の位置(i
i)に移動しているときのみ、CDの導入と排出が可能
である。
【0053】図1、図2および図3は、移動ベース20
が第1の位置(i)に移動している状態を示している。
このとき移動ベース20に設けられたローラ24,2
5,26が、案内溝21,22,23の図示右側の垂直
部上端の(ia)の位置へ移動している。このとき移動
ベース20上のガイド軸31と32が、第1のドライブ
ベース11に設けられた位置決め部11aと11bに下
側から当たって位置決めされ、且つ移動ベース20によ
り第1のドライブベース11が持ち上げられて、ターン
テーブル12が一対のディスク支持部材2と2との間に
下側から入り込んでいる。したがって、第1の設置部A
においてディスク支持部材2,2上にCDが装填されて
いる場合には、このCDの中心穴内に前記ターンテーブ
ル12が嵌合する。例えばCDの上方にクランパを設け
ておくと、このクランパと前記ターンテーブル12とで
CDの中心部がクランプされる。
が第1の位置(i)に移動している状態を示している。
このとき移動ベース20に設けられたローラ24,2
5,26が、案内溝21,22,23の図示右側の垂直
部上端の(ia)の位置へ移動している。このとき移動
ベース20上のガイド軸31と32が、第1のドライブ
ベース11に設けられた位置決め部11aと11bに下
側から当たって位置決めされ、且つ移動ベース20によ
り第1のドライブベース11が持ち上げられて、ターン
テーブル12が一対のディスク支持部材2と2との間に
下側から入り込んでいる。したがって、第1の設置部A
においてディスク支持部材2,2上にCDが装填されて
いる場合には、このCDの中心穴内に前記ターンテーブ
ル12が嵌合する。例えばCDの上方にクランパを設け
ておくと、このクランパと前記ターンテーブル12とで
CDの中心部がクランプされる。
【0054】よって、図1、図2および図3では、第1
のドライブベース11上のスピンドルモータ13を始動
してターンテーブル12およびCDを回転駆動させるこ
とができる。このとき移動ベース20上のスレット機構
35のスレットモータ37を始動してスクリュー軸36
を回転させれば、光ヘッド33はCDの記録面に沿って
移動し、対物レンズ34から照射されるレーザー光をC
Dの記録面に沿って走査させることが可能になる。
のドライブベース11上のスピンドルモータ13を始動
してターンテーブル12およびCDを回転駆動させるこ
とができる。このとき移動ベース20上のスレット機構
35のスレットモータ37を始動してスクリュー軸36
を回転させれば、光ヘッド33はCDの記録面に沿って
移動し、対物レンズ34から照射されるレーザー光をC
Dの記録面に沿って走査させることが可能になる。
【0055】移動ベース20が第1の位置(i)へ移動
するときに、図4に示すローラ26は案内溝23内を図
示右方向(X1方向)へ移動して、右側の垂直溝の上端
の(ia)の位置に至る。よって図4に示す前記反転レ
バー75は前記案内溝23内を移動するローラ26によ
って、図4で破線で示すように反時計方向へ回動させら
れ、これにより切換え部材71がX2方向(図4の図示
状態とは逆方向)へ移動させられる。そして、切換え部
材71は反転ばね(付勢部材)79によりX2方向への
移動限界位置で安定させられている。
するときに、図4に示すローラ26は案内溝23内を図
示右方向(X1方向)へ移動して、右側の垂直溝の上端
の(ia)の位置に至る。よって図4に示す前記反転レ
バー75は前記案内溝23内を移動するローラ26によ
って、図4で破線で示すように反時計方向へ回動させら
れ、これにより切換え部材71がX2方向(図4の図示
状態とは逆方向)へ移動させられる。そして、切換え部
材71は反転ばね(付勢部材)79によりX2方向への
移動限界位置で安定させられている。
【0056】図1では、前記切換え部材71がX2方向
へ移動し、前記反転ばね79で安定させられている状態
を示している。図1では、切換え部材71に取付けられ
た付勢部材73の付勢片73bによって切換え軸67が
X2側へ押され、アイドルアーム65が反時計方向へ回
動させられて、アイドル歯車66が第2の移送手段Fの
カム歯車(第2の伝達歯車)55に噛み合わされてい
る。アイドル歯車66は前記付勢片73bの弾性力を受
けて前記カム歯車55に弾圧されて噛み合わされてい
る。
へ移動し、前記反転ばね79で安定させられている状態
を示している。図1では、切換え部材71に取付けられ
た付勢部材73の付勢片73bによって切換え軸67が
X2側へ押され、アイドルアーム65が反時計方向へ回
動させられて、アイドル歯車66が第2の移送手段Fの
カム歯車(第2の伝達歯車)55に噛み合わされてい
る。アイドル歯車66は前記付勢片73bの弾性力を受
けて前記カム歯車55に弾圧されて噛み合わされてい
る。
【0057】このとき移送モータ61を始動すると、そ
の回転動力はピニオン歯車62、駆動歯車63およびア
イドル歯車66を介して前記カム歯車55に与えられ、
カム歯車55の駆動カム溝55bにより回動アーム53
が回動させられる。移送モータ61の一方向の回転によ
り、回動アーム53が反時計方向へ回動させられると、
前記移送部材51が案内スリット3aを装置奥方向へ摺
動して、この移送部材51によりMDのカートリッジC
がカートリッジホルダ3内に引き込まれる。また移送モ
ータ61の逆方向の回転で、回動アーム53が時計方向
へ回動させられると、移送部材51により、MDのカー
トリッジCがカートリッジホルダ3内から筐体1の前面
1a方向へ排出される。
の回転動力はピニオン歯車62、駆動歯車63およびア
イドル歯車66を介して前記カム歯車55に与えられ、
カム歯車55の駆動カム溝55bにより回動アーム53
が回動させられる。移送モータ61の一方向の回転によ
り、回動アーム53が反時計方向へ回動させられると、
前記移送部材51が案内スリット3aを装置奥方向へ摺
動して、この移送部材51によりMDのカートリッジC
がカートリッジホルダ3内に引き込まれる。また移送モ
ータ61の逆方向の回転で、回動アーム53が時計方向
へ回動させられると、移送部材51により、MDのカー
トリッジCがカートリッジホルダ3内から筐体1の前面
1a方向へ排出される。
【0058】なお、移動ベース20が第1の位置(i)
へ移動しているとき、第2のドライブベース14は下降
しており、図3に示すように、クランプテーブル15
は、カートリッジホルダ3の下側へ移動している。よっ
て、カートリッジホルダ3内へのMDの導入と排出動作
が、前記クランプテーブル15で妨げられない。
へ移動しているとき、第2のドライブベース14は下降
しており、図3に示すように、クランプテーブル15
は、カートリッジホルダ3の下側へ移動している。よっ
て、カートリッジホルダ3内へのMDの導入と排出動作
が、前記クランプテーブル15で妨げられない。
【0059】次に、移動ベース20に設けられたローラ
24,25,26が案内溝21,22,23に沿って図
示左方向へ移動し、ローラ24,25,26が案内溝2
1,22,23の図示左側の垂直部の上端の(iia)
の位置に至ると、移動ベース20が第2の位置(ii)
に移動する。このとき、移動ベース20のガイド軸3
1,32が第2のドライブベース14の位置決め部14
a,14bに下側から当たって、第2のドライブベース
14と移動ベース20とが互いに位置決めされる。この
とき移動ベース20によって第2のドライブベース14
がやや持ち上げられ、クランプテーブル15がカートリ
ッジホルダ3の内部へ入り込む。
24,25,26が案内溝21,22,23に沿って図
示左方向へ移動し、ローラ24,25,26が案内溝2
1,22,23の図示左側の垂直部の上端の(iia)
の位置に至ると、移動ベース20が第2の位置(ii)
に移動する。このとき、移動ベース20のガイド軸3
1,32が第2のドライブベース14の位置決め部14
a,14bに下側から当たって、第2のドライブベース
14と移動ベース20とが互いに位置決めされる。この
とき移動ベース20によって第2のドライブベース14
がやや持ち上げられ、クランプテーブル15がカートリ
ッジホルダ3の内部へ入り込む。
【0060】よって、このときカートリッジホルダ3内
にMDが装填されていると、クランプテーブル15は、
カートリッジCの中心穴C1に入り込み、カートリッジ
C内のディスクDの中心部の金属ハブが、クランプテー
ブル15に磁気吸着されてクランプされる。よってスピ
ンドルモータ16により前記ディスクDを回転駆動で
き、また移動ベース20上のスレット機構35で光ヘッ
ド33を移動させると、対物レンズ34から照射される
レーザー光でカートリッジC内のディスクDの記録面を
走査させることができる。
にMDが装填されていると、クランプテーブル15は、
カートリッジCの中心穴C1に入り込み、カートリッジ
C内のディスクDの中心部の金属ハブが、クランプテー
ブル15に磁気吸着されてクランプされる。よってスピ
ンドルモータ16により前記ディスクDを回転駆動で
き、また移動ベース20上のスレット機構35で光ヘッ
ド33を移動させると、対物レンズ34から照射される
レーザー光でカートリッジC内のディスクDの記録面を
走査させることができる。
【0061】図4に示すように、移動ベース20の第2
の位置(ii)への移動に伴ってローラ26が案内溝2
3内をX2方向へ移動する途中で、ローラ26が反転レ
バー75の溝75a内に入り込み、ローラ26のX2方
向への移動力で反転レバー75が、図4の破線の状態か
ら時計方向へ回動させられて実線の状態になる。よって
反転レバー75により切換え部材71がX1方向へ移動
させられる。そして切換え部材71は反転ばね79によ
りX1方向へ移動してその移動限界位置にて安定させら
れる。
の位置(ii)への移動に伴ってローラ26が案内溝2
3内をX2方向へ移動する途中で、ローラ26が反転レ
バー75の溝75a内に入り込み、ローラ26のX2方
向への移動力で反転レバー75が、図4の破線の状態か
ら時計方向へ回動させられて実線の状態になる。よって
反転レバー75により切換え部材71がX1方向へ移動
させられる。そして切換え部材71は反転ばね79によ
りX1方向へ移動してその移動限界位置にて安定させら
れる。
【0062】このとき、切換え部材71と一緒にX1方
向へ移動する付勢部材73の付勢片73aにより図1に
示すアイドルアーム65の切換え軸67がX1方向へ押
され、アイドルアーム65が時計方向へ回動する。よっ
て、アイドル歯車66は駆動歯車63と噛み合いながら
図1で破線で示す位置へ移動し、第1の移送手段Eの第
1の伝達歯車45と噛み合う。
向へ移動する付勢部材73の付勢片73aにより図1に
示すアイドルアーム65の切換え軸67がX1方向へ押
され、アイドルアーム65が時計方向へ回動する。よっ
て、アイドル歯車66は駆動歯車63と噛み合いながら
図1で破線で示す位置へ移動し、第1の移送手段Eの第
1の伝達歯車45と噛み合う。
【0063】この状態で、移送モータ61を始動する
と、その回転は伝達ベルト47を経て受動歯車46に伝
わり、さらに中間歯車48、移送歯車49に伝達され
る。さらに移送歯車49と一体の傘歯歯車50から傘歯
歯車44に伝達される。
と、その回転は伝達ベルト47を経て受動歯車46に伝
わり、さらに中間歯車48、移送歯車49に伝達され
る。さらに移送歯車49と一体の傘歯歯車50から傘歯
歯車44に伝達される。
【0064】よって、移送モータ61の正方向の回転と
逆方向の回転でローラ43が2方向へ回転できる。この
ローラ43には挟持部材(図示せず)が対向しており、
CDがこのローラ43と挟持部材とで弾性的に挟持され
る。したがって、前記ローラ43の回転により、筐体1
の前面1aに開口する挿入口から挿入されたCDを第1
の設置部Aへ導入でき、また図2に示すように第1の設
置部Aに設置されているCDを前記前面1aに開口する
挿入口から排出させることができる。
逆方向の回転でローラ43が2方向へ回転できる。この
ローラ43には挟持部材(図示せず)が対向しており、
CDがこのローラ43と挟持部材とで弾性的に挟持され
る。したがって、前記ローラ43の回転により、筐体1
の前面1aに開口する挿入口から挿入されたCDを第1
の設置部Aへ導入でき、また図2に示すように第1の設
置部Aに設置されているCDを前記前面1aに開口する
挿入口から排出させることができる。
【0065】なお、第1の位置(i)にある移動ベース
20が第1のドライブベース11から離れたときに、第
1のドライブベース11が下降し、ターンテーブル12
が第1の設置部Aにてディスク支持部材2と2の間から
下側へ抜け出るため、ローラ43でCDが移送されてい
るとき、ターンテーブル12がCDの移送の妨げになら
ない。
20が第1のドライブベース11から離れたときに、第
1のドライブベース11が下降し、ターンテーブル12
が第1の設置部Aにてディスク支持部材2と2の間から
下側へ抜け出るため、ローラ43でCDが移送されてい
るとき、ターンテーブル12がCDの移送の妨げになら
ない。
【0066】この実施の形態では、CDを駆動している
途中で、第2の移送手段Fを動作させてMDの装填と排
出を行うことができ、またMDを駆動している途中で
も、第1の移送手段Eを動作させてCDの装填と排出を
行うことができる。
途中で、第2の移送手段Fを動作させてMDの装填と排
出を行うことができ、またMDを駆動している途中で
も、第1の移送手段Eを動作させてCDの装填と排出を
行うことができる。
【0067】なお、本発明では前記移動ベース20上
に、前記光ヘッド33、スレット機構35とともに、第
1の回転手段を構成するスピンドルモータ13とターン
テーブル12、および第2の回転手段を構成するスピン
ドルモータ16およびクランプテーブル15が搭載され
て、移動ベース20が第1の位置(i)にあるときに、
ターンテーブル12がCDの中心に一致し、移動ベース
20が第2の位置(ii)に移動したときに、クランプ
テーブル15がMD内のディスクDの中心に一致するよ
うに構成してもよい。
に、前記光ヘッド33、スレット機構35とともに、第
1の回転手段を構成するスピンドルモータ13とターン
テーブル12、および第2の回転手段を構成するスピン
ドルモータ16およびクランプテーブル15が搭載され
て、移動ベース20が第1の位置(i)にあるときに、
ターンテーブル12がCDの中心に一致し、移動ベース
20が第2の位置(ii)に移動したときに、クランプ
テーブル15がMD内のディスクDの中心に一致するよ
うに構成してもよい。
【0068】また第1の回転手段と第2の回転手段が、
筐体内で移動できないように設置されていてもよい。こ
の場合は、移動ベース20の移動力を利用して、切換え
手段Gを切換え動作させることができないため、他の駆
動源を利用して前記切換え手段Gを動作させることが必
要である。
筐体内で移動できないように設置されていてもよい。こ
の場合は、移動ベース20の移動力を利用して、切換え
手段Gを切換え動作させることができないため、他の駆
動源を利用して前記切換え手段Gを動作させることが必
要である。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明では、2箇所のディ
スク設置部とそれぞれに対応する移送手段を設けている
ディスク装置において、共通の駆動源で、それぞれの移
送手段を切換えて駆動できるようにしたため、移送手段
を動作させるモータの数を減らすことができる。
スク設置部とそれぞれに対応する移送手段を設けている
ディスク装置において、共通の駆動源で、それぞれの移
送手段を切換えて駆動できるようにしたため、移送手段
を動作させるモータの数を減らすことができる。
【0070】また、移動ベースの移動力を利用して切換
え手段を動作させると、切換え手段を動作させるための
機構を簡略化できる。
え手段を動作させると、切換え手段を動作させるための
機構を簡略化できる。
【0071】また、本発明では一方のディスクを駆動し
ているときに、他方のディスクを常に導入及び排出させ
る構造が可能である。
ているときに、他方のディスクを常に導入及び排出させ
る構造が可能である。
【図1】本発明の実施の形態のディスク装置を示すもの
であり、移動ベースが第1の位置にある状態の平面図、
であり、移動ベースが第1の位置にある状態の平面図、
【図2】本発明の実施の形態のディスク装置を示すもの
であり、移動ベースが第1の位置にあるときの移送手段
および切換え手段を図示する平面図、
であり、移動ベースが第1の位置にあるときの移送手段
および切換え手段を図示する平面図、
【図3】図1のIII−III線の断面図、
【図4】図1のIV−IV線の断面図、
A 第1の設置部 B 第2の設置部 E 第1の移送手段 F 第2の移送手段 G 切換え手段 1 筐体 2 ディスク支持部材 3 カートリッジホルダ 5 機構シャーシ 11 第1のドライブベース 12 第1の回転手段のターンテーブル 13 第1の回転手段のスピンドルモータ 14 第2のドライブベース 15 第2の回転手段のクランプテーブル 16 第2の回転手段のスピンドルモータ 20 移動ベース 33 光ヘッド 35 スレット機構 43 ローラ 45 第1の伝達歯車 51 移送部材 53 回動アーム 55 カム歯車(第2の伝達歯車) 63 駆動歯車 65 アイドルアーム 66 アイドル歯車 71 切換え部材 73 付勢部材 75 反転レバー 79 付勢部材となる反転ばね CD 第1の設置部に装填されるディスク MD 第2の設置部に装填されるディスク
Claims (8)
- 【請求項1】 筐体内に、それぞれディスクが設置され
る第1の設置部および第2の設置部と、前記第1の設置
部に設置されるディスクを少なくとも排出方向へ移送す
る第1の移送手段および前記第2の設置部に設置される
ディスクを少なくとも排出方向へ移送する第2の移送手
段と、前記第1の設置部に設置されたディスクと前記第
2の設置部に設置されたディスクとを回転させる回転手
段と、前記第1の設置部に設置されたディスクと前記第
2の設置部に設置されたディスクとで共通に使用される
単一のヘッドまたは前記それぞれのディスクに対して個
別に使用される複数のヘッドと、が設けられたディスク
装置において、 前記第1の移送手段と第2の移送手段を駆動可能な共通
の駆動源が設けられ、前記駆動源の動力を前記第1の移
送手段と第2の移送手段に振り分けて伝達する動力切換
え手段とが設けられていることを特徴とするディスク装
置。 - 【請求項2】 前記第1の設置部に設置されたディスク
と前記第2の設置部に設置されたディスクとで共通に使
用される単一のヘッドを搭載する移動ベースと、前記ヘ
ッドが第1の設置部のディスクに対向する第1の位置と
前記ヘッドが第2の設置部のディスクに対向する第2の
位置との間で前記移動ベースを案内する案内手段とが設
けられ、 前記切換え手段では、前記移動ベースが第1の位置へ移
動する動作によって前記駆動源の動力が第2の移送手段
に伝達されるように切換えられ、前記移動ベースが第2
の位置へ移動する動作によって前記駆動源の動力が前記
第1の移送手段に伝達されるように切換えられる請求項
1記載のディスク装置。 - 【請求項3】 前記切換え手段では、前記駆動源の動力
を第1の移送手段に伝達する伝達状態と、前記動力を第
2の移送手段に伝達する伝達状態とで安定させる付勢手
段が設けられ、前記駆動源の正逆両方向の回転力が前記
第1の移送手段および第2の移送手段に伝達されて、そ
れぞれの移送手段でディスクの導入と排出動作が可能と
された請求項1または2記載のディスク装置。 - 【請求項4】 前記切換え手段には、 前記移動ベースの移動経路上に設けられて、前記移動ベ
ースが第1の設置部側へ移動する移動力により前記動力
源の動力を第2の移送部材に伝達させる側に切換え、前
記移動ベースが第2の設置部側へ移動する移動力により
前記動力源の動力を第1の移送部材に伝達させる側に切
換える切換え部材と、 前記切換え部材をそれぞれの切換え方向へ安定させる付
勢手段とが設けられ、 前記駆動源の正逆両方向の回転力が前記第1の移送手段
および第2の移送手段に伝達されて、それぞれの移送手
段でディスクの導入と排出動作が可能とされた請求項2
記載のディスク装置。 - 【請求項5】 前記駆動源により回転させられる駆動歯
車と、前記第1の移送手段に動力を伝達する第1の伝達
歯車および前記第2の移送手段に動力を伝達する第2の
伝達歯車と、前記切換え手段により前記駆動歯車と前記
第1の伝達歯車とを動力伝達可能とする伝達位置および
前記駆動歯車と前記第2の伝達歯車とを動力伝達可能と
する伝達位置との間で移動するアイドル歯車とを有し、
前記付勢手段により前記アイドル歯車が前記それぞれの
伝達位置で安定させられる請求項3または4記載のディ
スク装置。 - 【請求項6】 一方の移送手段は、ディスクに移動力を
与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディスクを収
納したカートリッジに移送力を与える移送部材を有する
請求項3ないし5のいずれかに記載のディスク装置。 - 【請求項7】 一方の移送手段は、ディスクに移動力を
与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディスクを収
納したカートリッジに移送力を与える移送部材を有し、
前記ローラは前記動力源によりディスクを導入する方向
と排出する方向の双方へ駆動され、前記移送部材は前記
動力源により少なくともディスクを排出する方向へ駆動
される請求項1または2記載のディスク装置。 - 【請求項8】 一方の移送手段は、ディスクに移動力を
与えるローラを有し、他方の移送手段は、ディスクを収
納したカートリッジに移送力を与える移送部材およびこ
の移送部材を動作させるカムとこのカムを駆動するカム
歯車を有し、前記アイドル歯車の動力が前記カム歯車と
前記ローラとに伝達される請求項5記載のディスク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190427A JP2001023275A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190427A JP2001023275A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001023275A true JP2001023275A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16257958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11190427A Withdrawn JP2001023275A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001023275A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100458945C (zh) * | 2004-07-29 | 2009-02-04 | 三星电子株式会社 | 在盘播放器中松开盘的装置和方法 |
-
1999
- 1999-07-05 JP JP11190427A patent/JP2001023275A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100458945C (zh) * | 2004-07-29 | 2009-02-04 | 三星电子株式会社 | 在盘播放器中松开盘的装置和方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7278145B2 (en) | Optical disk driving apparatus | |
JPH11203756A (ja) | 記憶媒体ローディング装置 | |
US6711113B2 (en) | Disk drive apparatus | |
JPH07244913A (ja) | ディスク装置 | |
JP2001023275A (ja) | ディスク装置 | |
KR100604497B1 (ko) | 디스크 장치 | |
WO1999034367A1 (fr) | Dispositif a disque | |
US6789260B2 (en) | Disk drive apparatus | |
CN101320578B (zh) | 光盘装置 | |
JPH07141750A (ja) | 選択式ディスク装置 | |
JP2001023279A (ja) | ディスク装置 | |
JP3821134B2 (ja) | ディスクチェンジャー装置 | |
JP2665689B2 (ja) | 車載用ディスクプレーヤ | |
JP3417643B2 (ja) | 記録媒体の駆動装置 | |
JP3417647B2 (ja) | 記録媒体の駆動装置 | |
JP4033067B2 (ja) | ディスクドライブ装置 | |
JP3417644B2 (ja) | 記録媒体の駆動装置 | |
JP2572306B2 (ja) | ディスク選択機能を有するディスクプレーヤ | |
JP3821135B2 (ja) | ディスクチェンジャー装置 | |
JP3651523B2 (ja) | ディスク装置 | |
JP2672706B2 (ja) | ローディング装置 | |
JP2836656B2 (ja) | ディスクプレーヤのディスク送り装置 | |
JP2572303B2 (ja) | ディスク選択機能を有するディスクプレーヤ | |
JP2654716B2 (ja) | ディスクプレーヤ | |
JP3793769B2 (ja) | ディスクプレーヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |