JP3651523B2 - ディスク装置 - Google Patents

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JP3651523B2
JP3651523B2 JP24700896A JP24700896A JP3651523B2 JP 3651523 B2 JP3651523 B2 JP 3651523B2 JP 24700896 A JP24700896 A JP 24700896A JP 24700896 A JP24700896 A JP 24700896A JP 3651523 B2 JP3651523 B2 JP 3651523B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクを再生または記録・再生するディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROM等の光ディスクを再生するディスク装置が本願出願人により出願されている(実願平5−69414号)。図11および図12は、それぞれ、この出願に係るディスク装置の構造を示す分解斜視図および平面図である。
【0003】
これらの図に示すように、ディスク装置1Bは、装置本体(機構組立体)2Bと該装置本体2Bに対し、前後方向(水平方向)に移動し、出し入れされるディスクトレイ4と、装置本体2Bの下部に設置された回路基板組立体12Bと、これらを収納するケーシング10Bとから構成されている。
【0004】
ケーシング10Bは、底板11と、装置本体2Bの上側を覆う筐体14とから構成されている。底板11および筐体14は、金属板をプレス加工等により所望の形状に成形したものである。
【0005】
筐体14は、天板部14aと、装置本体2Bを介して対向する側壁14b、14cと、これらの側壁14b、14cの後端同士を連結する後部側壁14dと、前方側の前板部14eとで構成されている。
天板部14aの下面(内面)には、ディスククランパ38が後述するターンテーブル26と同軸的に回転可能に設置されている。
【0006】
筐体14の前板部14eには、前記ディスクトレイ4が通る開口14fが形成されている。この前板部14eには、同様の開口16aを有するフロントベゼル16がクッション材よりなる枠15を介して取り付けられている。
【0007】
装置本体2Bは、略器形状のシャーシ20を有し、該シャーシ20には、機構ユニット22と変位機構(上下動機構)30とが設けられている。機構ユニット22は、シャーシ20の底部20aに形成された凹部内に収まるように配設されている。この場合、機構ユニット22とシャーシ20の凹部との間には、シャーシ20の変形(熱変形等)を考慮して、所定の間隙が形成されてる。この間隙は、シャーシ20が最大限変形しても、機構ユニット22の回動が阻害されない程度の幅に設定されている。
【0008】
また、変位機構30は、機構ユニット22の前方に収まるように配設されている。
この装置本体2Bは、ビス17により底板11および筐体14に対し固定されている。
【0009】
機構ユニット22は、ベース23を有し、該ベース23には、ターンテーブル回転用のスピンドルモータ25と、スピンドルモータ25の回転軸に設置されたターンテーブル26と、光学ヘッド27と、該光学ヘッド27を移動する光学ヘッド移動機構28とが設けられている。
また、ベース23は、その後方(装置本体2Bの奥部側)端部がインシュレータ29を介して、シャーシ20に対し回動自在に支持されている。
【0010】
変位機構30は、シャーシ20上の前方側部に設けられたモータ31と、該モータ31の回転を減速して伝える減速機構32と、該減速機構32を介して回転させられるカムホイール(昇降ギア部材)33と、該カムホイール33の回転に伴って変位(回動)するベース昇降部材35とから構成されている。
【0011】
減速機構32は、モータ31の回転軸先端に固定されたほぼ円錐台状のローラ32aと、上部にローラ32aの外周円錐面と密着する笠状のゴムシートを有するホイール32bと、該ホイール32bの下部に設けられたピニオンギヤ(図示せず)に噛合する大ギヤ32cと、大ギヤ32cの上部に同軸で固定された小ギヤ32dとで構成されている。
【0012】
カムホイール33は、前記減速機構32の小ギヤ32dと噛合する下側ギア33aと、ディスクトレイ4の裏面(下面)に前後方向に沿って形成されたラックギア(図示せず)と噛合する上側ギア33bとを有している。
【0013】
また、両ギア33a、33b間の軸部外周には、円周方向に沿って形成され、所望に屈曲したカム溝34が形成されている。このカム溝34に前記ベース昇降部材35に形成された突起状のフォロアー36が係合している。
【0014】
ベース昇降部材35は、ほぼ平行に配置された一対のアーム35a、35bと、それらの前方側の端部同士を連結する連結部材35cと、その両端部に突出形成された軸35d、35eとで構成され、軸35d、35eを中心に回動するように支持されている。
【0015】
カムホイール33が回転すると、それに伴ってフォロアー36が変位し、ベース昇降部材35が回動する。これにより、アーム35a、35bに押圧されてベース23が回動し、すなわちベース23の前方部分が上下動する。
【0016】
ディスクトレイ4は、光ディスク3を載置する浅い凹状のディスク載置部4aを有し、その裏面に、カムホイール33の上側ギア33bと噛合するラックギア(図示せず)が形成されている。従って、ディスクトレイ4は、カムホイール33の回転に伴い、シャーシ20に対し前後方向に、ディスク装填位置とディスク排出位置との間を移動する。
【0017】
ディスク装置1Bの非使用時には、ディスクトレイ4は、ケーシング10B内に収納された状態(ディスク装填位置)にある。この状態でイジェクト操作を行うと、モータ31が所定方向に回転し、減速機構32を介してカムホイール33が所定方向に回転する。このカムホイール33の回転により、ディスクトレイ4は、前方へ移動し、開口14f、16aを通過して、ケーシング10B外に突出した位置(ディスク排出位置)まで移動する。
【0018】
この状態で、ディスク3をディスクトレイ4のディスク載置部4aに載置し、ローディング操作を行うと、モータ31が前記と逆方向に回転し、減速機構32を介してカムホイール33が前記と逆方向に回転する。これに伴い、ディスクトレイ4が後方へ移動し、開口14f、16aを通過して、前記ディスク装填位置まで移動する。これにより、ディスクトレイ4上に位置決めされた状態で載置された光ディスク3も、装置本体2Bのディスク装填位置へ搬送される。
【0019】
また、前記カムホイール33の逆回転が開始されると、ベース昇降部材35のフォロアー36がカム溝34に沿って移動し、ディスク3の中心がターンテーブル26の中心部に接近したとき、フォロアー36が変位してベース昇降部材35が回動し、ベース23の前方部分がインシュレータ29の位置を中心として回動し、下側位置から上側位置へ持ち上げられ、ベース23はほぼ水平状態となる。
【0020】
これにより、ターンテーブル26の中心部(センタハブ部26a)が光ディスク3の中心孔3aに嵌合し、光ディスク3の中心部分を支持するとともに、ディスククランパ38がターンテーブル26に磁気的に吸着され、ディスククランパ38とターンテーブル26との間に光ディスク3が挟持される。この状態で、スピンドルモータ25を作動して光ディスク3を一定速度で回転し、光学ヘッド27により光ディスク3に記録された情報を再生することができる。
【0021】
光ディスク3の回転が停止している状態で、イジェクト操作を行うと、ディスク装置1Bの各機構が上述したローディング時とは逆の順序でかつ逆方向に作動し、光ディスク3は、クランプが解除され、ディスクトレイ4に載って排出される。
【0022】
このようなディスク装置1Bにおいては、光ディスク3の装填・排出は、モータ31を駆動源とするディスクトレイ4の移動により行っているが、停電等により各モータ等の装置各部の駆動が停止した時、特に、光ディスク3を回転駆動し再生を行っている最中に停電が生じ、光ディスク3の回転が停止した時には、ディスクトレイ4を移動して光ディスク3を排出することができなくなる。そのために、手動でディスクトレイ4を移動し、光ディスク3を排出し得る非常排出機構140が設けられている。
【0023】
この非常排出機構140は、図12に示すように、シャーシ20の前方部分に回転可能に支持された軸141と、該軸141の一端に固定されたほぼ円錐台状のローラ142と、軸141を装置前方側へ付勢する板バネ143とで構成されている。
【0024】
通常は、板バネ143の付勢力により軸141が装置前方側へ移動し、軸141の他端が装置の前面に突出するとともに、ローラ142は、前記ホイール32bと非接触の状態にある。なお、軸141の前方側突出端には、ドライバー(図示せず)が挿入される一文字状の溝が形成されている。
【0025】
ドライバーを用い、板バネ143の付勢力に抗して軸141を押し込むと、これに伴ってローラ142が後方へ移動し、その外周の円錐面がホイール32bの上部のゴムシート(円錐面)に圧着される。この状態を維持しつつ、ドライバーにより軸141を所定方向に手動で回転すると、ホイール32bが図7中反時計回りに回転し、カムホイール33が同方向回転し、前記と同様にディスクトレイ4が前方へ移動し、ディスクトレイ上の光ディスク3を排出することができる。
【0026】
以上のようなディスク装置1Bにおいては、変位機構30の構造が複雑であり、特に、円形のカムホイール33を機構ユニット22の前方に配置しなければならず、そのための広い設置スペースを必要とする。さらに、非常排出機構140は、常時使用されるものではないにもかかわらず、同様に、それを設置するためのスペースを確保する必要がある。このようなことから、変位機構の大型化、構造の複雑化を招くとともに、部品点数の増大およびそれによる製造コストの上昇を招くという問題があった。
【0027】
また、非常排出機構140は、減速機構32の配置との関係でその設置位置が定められ、特に、非常排出機構140を構成する軸141の設置位置(装置前面への突出位置)は、ホイール32bの回転中心の前方位置である必要があるため、設計の自由度が狭いという問題がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、機構ユニットを変位させる変位機構の構成の簡素化および小型化を図ることができるディスク装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、非常排出機構の構成を簡素化し、設計の自由度が広いディスク装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
【0030】
(1) シャーシと、ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段および前記ディスクに記録された情報を再生する再生手段を搭載し、前記シャーシに対し上側位置と下側位置との間で変位可能に支持された機構ユニットと、前記機構ユニットを前記上側位置と下側位置との間で変位させる変位機構と、ディスクを載置し、ディスク装填位置とディスク排出位置との間を移動するディスクトレイと、を有するディスク装置であって、
前記変位機構は、駆動源と、該駆動源の動力により回転し、前記機構ユニットを前記上側位置と前記下側位置との間で変位させる中継ギアとを備え、該中継ギアは、その回転中心から半径方向またはそれと平行な方向に延びる端面がその一辺をなす扇形をなし、その最大回転角が180°未満であり、前記ディスクトレイが前記ディスク装填位置にあるときに、前記機構ユニットを前記上側位置に変位させるようになっており、さらに前記中継ギアの前記端面を押圧して該中継ギアを回転させることにより、前記ディスクトレイの非常排出動作を可能とするよう構成されていることを特徴とするディスク装置。
【0031】
(2) 前記中継ギアは、前記端面が前記シャーシの前面と平行になったとき、前記機構ユニットが、前記上側位置に位置するように配置されている上記(1)に記載のディスク装置。
【0032】
(3) 前記変位機構は、さらに、前記中継ギアと噛合するラックギアと前記機構ユニット側に形成された従動部材と係合するカム溝とを有するカム部材を備え、前記中継ギアの回転運動を前記ラックギアの直線運動に変えることによって、前記カム部材が移動し、前記機構ユニットが前記上側位置と前記下側位置との間で変位するように構成されている上記(1)または(2)に記載のディスク装置。
【0033】
(4) 前記中継ギアは、前記ディスクトレイの裏面に形成された第1の案内溝と第2の案内溝にそれぞれ係合する第1の突起と第2の突起を有する上記(1)ないし(3)いずれかに記載のディスク装置。
【0034】
(5) 前記ディスクトレイが前記ディスク排出位置から前記ディスク装填位置に向かって移動するときに、前記第1の突起は、前記第1の案内溝内に位置し、前記中継ギアの回転を制限する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のディスク装置。
【0035】
(6) 前記ディスクトレイが前記ディスク排出位置から前記ディスク装填位置に向かって移動し、前記第1の突起が前記第1の案内溝から離脱した後に、前記第2の突起は、前記第2の案内溝に沿って移動し、前記駆動源の動力を前記中継ギアに伝達できる位置に前記中継ギアを回転させる上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のディスク装置。
【0036】
(7) 前記機構ユニットは、前記シャーシに形成された凹部または開口部内に、所定の間隙を介して収納されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のディスク装置。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスク装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0042】
図1は、本発明のディスク装置の実施例を示す分解斜視図、図2および図3は、それぞれ、図1に示すディスク装置における装置本体の平面図、図4は、図1に示すディスク装置における装置本体の底面図、図5は、図1に示すディスク装置におけるディスクトレイの裏面の構成を示す底面図、図6および図7は、それぞれ、図1に示すディスク装置における変位機構の構成を示す背面図、図8は、ケーシングを構成する側板の斜視図、図9は、機構ユニットとシャーシとの間に設置される緩衝部材の構成例を示す斜視図、図10は、装置本体とケーシングとの間に設置される緩衝部材の構成例を示す縦断面図である。
【0043】
図1に示すように、本発明のディスク装置1Aは、CD−ROMや音楽用CD等の光ディスク3を少なくとも再生する装置であって、主に、装置本体(機構組立体)2と、該装置本体2に対し前後方向(水平方向)に移動し、出し入れされる光ディスク搬送用のディスクトレイ4と、装置本体2の下部に設置された回路基板組立体(図示せず)と、これらを収納するケーシング10とから構成されている。
【0044】
装置本体2は、略器形状をなし、好ましくは硬質樹脂で構成されたシャーシ40を有している。このシャーシ40は、長方形の略板状の底部40aと、該底部40aの左右および後方縁部に沿ってコ字状に立設された壁部40bとから構成されている。
【0045】
シャーシ40のフロントベゼル16側(前方側)には、壁部は形成されておらず、開放された状態になっており、ケーシング10内に組み込まれた際に、天板12の前板121に形成された開口122が位置するようになっている。
【0046】
また、シャーシ40の左右側の壁部40bには、それぞれ、後述する支持部材80を取り付ける取り付け部40cと、後述する緩衝部材7を取り付ける取り付け部40dとが形成されている。
【0047】
シャーシ40には、機構ユニット42と、その変位機構(昇降機構)50とが搭載されている。このうち、機構ユニット42は、シャーシ40の底部40aに形成された空間(開口部または凹部)41の中央部付近に収まるように配置されている。
【0048】
この場合、機構ユニット42とシャーシ40の空間41との間には、シャーシ40の変形(熱変形等)を考慮して、所定の間隙411が形成されてる。この間隙411は、機構ユニット42のほぼ全周にわたって形成され、その幅は、シャーシ40が最大限変形しても機構ユニット42の回動が阻害されない程度(例えば、幅1〜4mm程度)に設定されている。
また、変位機構50は、空間41の前方に収まるように配置されている。
【0049】
図2および図3に示すように、機構ユニット42は、好ましくは硬質樹脂で構成されたベース43と、該ベース43に対し弾性材料よりなる4個のインシュレータ441を介して固定された金属板44とを有している。
【0050】
また、機構ユニット42は、ターンテーブル回転用のスピンドルモータ45と、該スピンドルモータ45の回転軸451に固定されたターンテーブル46と、光学ヘッド(アクチュエータを含む)47と、該光学ヘッド47を光ディスク3の半径方向に移動する光学ヘッド移動機構48とを有している。スピンドルモータ45と、光学ヘッド移動機構48とは、金属板44に取り付けられている。
スピンドルモータ45は、高速回転可能なものであり、例えば光ディスク3を200〜6400rpm 程度で回転することができるものである。
【0051】
ターンテーブル46は、円盤状の部材であって、後述するディスククランパ8の回転子(クランプ部材)81を吸着し得るリング状の永久磁石を内蔵している。ターンテーブル46の中心部には、リング状突部よりなるセンタハブ部46aが形成されており、回転子81の吸着時に、このセンタハブ部46aが後述する回転子81の底部に形成された嵌合溝(図示せず)と嵌合することにより、ターンテーブル46と回転子81との軸合わせを行う。
【0052】
このようなターンテーブル46と、それを回転するスピンドルモータ45とで、光ディスク3を回転駆動するディスク回転駆動手段が構成される。
光学ヘッド47は、光ディスク3からの反射光をミラー(またはプリズム)等でほぼ直角に屈曲して受光素子へ導く構成の横型の光学ヘッドである。
【0053】
図4に示すように、光学ヘッド移動機構48は、正転/逆転可能なモータ48aと、該モータ48aの駆動により回転するウォーム48bと、ウォーム48bと噛合するウォームギア48cと、ウォームギア48cと同軸で固定された小ギア(図示せず)と、該小ギアと噛合するラックギア48dと、ラックギア48dが固定されるスライダ48eと、スライダ48eの移動方向を規制するガイド棒48gと、光学ヘッド47を搭載し、スライダ48eと一体的に形成された載置台48fとで構成されている。ウォーム48bおよびガイド棒48gは、それぞれ、その長手方向がディスク装置1Aの前後方向となるように配置されている。
【0054】
このような光学ヘッド移動機構48においては、モータ48aの駆動によりウォーム48bが所定方向に回転すると、その回転が各ギアを介して伝達され、スライダ48eがガイド棒48gに沿ってディスク装置1Aの前後方向に移動し、これにより、載置台48fに固定された光学ヘッド47が、ディスクトレイ4上に載置された光ディスク3の半径方向に移動する。以上のような光学ヘッド47と光学ヘッド移動機構48とで、再生手段が構成される。
【0055】
なお、スピンドルモータ45、モータ48aおよび後述するモータ51の駆動は、図示しない回路基板組立体に設けられた制御手段(CPU)により制御される。なお、回路基板組立体は、装置本体2に固定されていても、側板13または底板11に取り付けられ、装置本体2の下面から所定距離離間していてもよい。
【0056】
ベース43の後方(装置本体2の奥部)側の両側部には、それぞれ、機構ユニット42のシャーシ40に対する回動支持部として、軸431、432が突出形成されている。これらの軸431、432は、それぞれ、シャーシ40側に形成された軸孔433、434に挿入されている。これにより、機構ユニット42は、その後方部分がシャーシ40に対し回動可能に軸支されている。そして、機構ユニット42が軸431、432を中心に回動すると、機構ユニット42の前方部分がシャーシ40に対し、シャーシ40の厚さ方向に変位する。
【0057】
図2〜図4および図9に示すように、軸431、432のうちの一方の軸431には、振動を吸収するためのリング状の緩衝部材(ゴムワッシャー)5が装着されている。この緩衝部材5の厚さは、軸431、432付近における間隙411の幅と同等かまたはそれより若干大きい値に設定され、これにより緩衝部材5は、ベース43の側面と、シャーシ40の空間41に臨む内面との間に挟持された状態、すなわち、ベース43の側面とシャーシ40の内面のそれぞれに密着した状態となる。
【0058】
このような緩衝部材5は、各種ゴムや軟質樹脂(熱可塑性エラストマー)等で構成されている。この場合、シャーシ40に対する機構ユニット42の回動を円滑に行うために、緩衝部材5は、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーンゴム等の比較的摩擦係数の低い材料(低摩擦材料)で構成されているのが好ましい。
【0059】
以上のような緩衝部材5を設置することにより、例えば光ディスク3の偏心回転により機構ユニット42が振動したとしても、その振動が緩衝部材5により吸収または緩和され、シャーシ40への伝搬が阻止または抑制される。従って、シャーシ40に対する機構ユニット42のガタツキ、特に、機構ユニット42の後方部分のガタツキが防止され、ディスク装置1A全体の振動および騒音の発生を抑制する効果(制振効果)が得られる。
なお、このような緩衝部材5は、軸431、432の双方に装着されていてもよい。
【0060】
また、ベース43の前方部分(装置本体2の手前側)であって、軸431側(緩衝部材5が装着されているのと同じ側)の側部には、板バネよりなる付勢部材(バネ部材)6が当接し、機構ユニット42の前方部分を軸432側の側方(図2中左方向)へ付勢している。この付勢部材6は、ビス6aによりシャーシ40に固定されている。
【0061】
このような付勢部材6により機構ユニット42の前方側部を横方向(1方向)に付勢することによって、機構ユニット42の前方部分のガタツキを防止することができる。特に、前記緩衝部材5とこの付勢部材6の双方を設置したことにより、機構ユニット42の後方部分と前方部分のそれぞれのガタツキを有効に防止することができる。
【0062】
また、付勢部材6は、光ディスク3の偏心回転により生じる振動が最も大きく生じる部分(振幅が大きい部分)またはその近傍に設けられているのが好ましく、すなわち、機構ユニット42の側部であって、前記ディスク回転駆動手段(スピンドルモータ45)の近傍に設置されているのが好ましい。これにより、前記効果がより有効に発揮される。
【0063】
なお、付勢部材6は、湾曲突部6bを有し、この湾曲突部6bがベース43の側面へ当接している。これにより、ベース43の側面との接触面積をできるだけ小さくすることができ、機構ユニット42の回動に伴う摩擦抵抗をより小さくすることができる。
【0064】
また、付勢部材6のベース43の側面への押圧力は、機構ユニット42の前方部分のガタツキを十分に防止することができ、かつ機構ユニット42の回動を阻害しない程度に設定される。
【0065】
なお、このような付勢部材6は、ベース43の両側部に設置されていてもよい。また、付勢部材6は、ベース43の前方端に、ベース43を後方へ向けて押圧するように設置されていてもよい。
【0066】
また、緩衝部材5と付勢部材6とを機構ユニット42の同じ側の側部に設けた場合には、ディスク装置1Aの姿勢にかかわらず、前述したような優れた制振効果を発揮する。すなわち、横置きのコンピュータ本体等にディスク装置1Aを水平な姿勢で設置した場合はもちろんのこと、該コンピュータ本体を縦置きにした場合、すなわちディスク装置1Aが垂直な姿勢となった場合でも、優れた制振効果を発揮する。
【0067】
変位機構50は、シャーシ40上の前方側部に設けられた正転/逆転可能なモータ51と、該モータ51の回転を減速して伝える減速機構52と、該減速機構52を介して所定の角度範囲で回転させられる中継ギア53と、該中継ギア53に噛合するラックギア54を備えたカム部材55とから構成されている。
【0068】
図6および図7等に示すように、減速機構52は、モータ51の回転軸先端に固定された小ギア521と、小ギア521に噛合する大ギア522と、大ギア522の下部に同軸で固定された小ギア523と、小ギア523に噛合する大ギア524と、大ギア524の上部に同軸で固定された小ギア525とで構成されている。これらの各ギア521〜525は、いずれも平歯車で構成されている。
【0069】
小ギア525は、中継ギア53と噛合するとともに、ディスクトレイ4の裏面に形成された後述するラックギア4bとも噛合する。モータ51の回転は、この減速機構52により所定の減速比で減速されて中継ギア53およびラックギア4bに伝達される。
【0070】
中継ギア53は、その回転中心530から等距離の位置に(円弧に沿って)歯を有するとともに、回転中心530から半径方向またはそれと平行な方向に延びる端面533を有するものであり、本実施例では、所定の開き角を有する一対の端面533、534を有する扇形のギアで構成されている。この中継ギア53の最大回転角は、180°未満とされ、好ましくは120°以下とされ、さらに好ましくは90°以下とされる。
【0071】
また、中継ギア53の開き角(端面533、534同士のなす角)は、好ましくは150°以下、より好ましくは135°以下、さらに好ましくは60〜120°程度とされる。
【0072】
このような中継ギア53を用いることにより、変位機構50を小型化することができ、変位機構50の設置スペースを小さくすることができる。また、カム部材55等の十分な作動ストロークを確保することができる。
【0073】
中継ギア53の回転中心530は、シャーシ40の前面の近傍に位置しており、図3および図7に示すように、端面533がシャーシ40の前面がほぼ平行な状態では、中継ギア53は、小ギア525およびラックギア54のそれぞれと噛合し、機構ユニット42は、その前方側が上昇した位置(上側位置)にある。
【0074】
また、図2および図6に示すように、端面533がシャーシ40の前面に対し所定角度傾斜するよう中継ギア53が回転した状態では、中継ギア53は、小ギア525とは噛合せず、ラックギア54と噛合し、機構ユニット42は、その前方側が下降した位置(下側位置)にある。
【0075】
中継ギア53の上部には、ディスクトレイ4の裏面に形成された第1の案内溝4cおよび第2の案内溝4dにそれぞれ挿入する突起531、突起532が形成されている。突起531は、横断面が円形をなし、第1の突起の役割を果たす。また、突起532は、横断面が半円形をなし、第2の突起の役割を果たす。
【0076】
また、図4に示すように、中継ギア53には、下方へ向けて突出する突起62が形成されている。この突起62は、シャーシ40に形成された円弧状の長孔(ガイド孔)61内に挿入され、中継ギア53が回転すると、この長孔61に沿って移動する。
【0077】
カム部材55は、シャーシ40に対し、横方向(ディスクトレイ4の移動方向と直交する方向)にスライド可能に設置されている。このカム部材55には、一対のほぼ同形状のカム溝56a、56bが形成されている。両カム溝56a、56bは、それぞれ、水平方向に延びる上溝561および下溝563と、上溝561と下溝563とを接続する傾斜溝562とで構成されている。
【0078】
一方、機構ユニット42のベース43の前面には、カム溝56a、56bにそれぞれ挿入される突起(従動部材)57a、57bが形成されている。これらの突起57a、57bは、カム溝56a、56bに沿って摺動し、上下方向に移動する。すなわち、突起57a、57bが上溝561と係合している状態では、機構ユニット42の前方側は、上昇した位置(上側位置)にあり、突起57a、57bが下溝563と係合している状態では、機構ユニット42の前方部分は、下降した位置(下側位置)にある。
【0079】
ディスクトレイ4は、図1に示すように、浅い凹状のディスク載置部4aを有しており、光ディスク3は、該ディスク載置部4a上に載置され、所望に位置規制された状態で搬送される。
【0080】
図5に示すように、ディスクトレイ4の裏面には、小ギア525と噛合するラックギア4bが形成されている。これにより、ディスクトレイ4は、モータ51の駆動により、シャーシ40に対し前後方向に、ディスク装填位置とディスク排出位置との間を移動する。そして、光ディスク3のローディング操作では、小ギア525が図2および図3中時計回りに回転し、それによりディスクトレイ4が後方に移動し、ディスク3が装置本体2内に運び込まれる。
【0081】
また、ディスクトレイ4の裏面には、第1の案内溝4cと、第2の案内溝4dとが形成されている。第1の案内溝4cは、ラックギア4bとほぼ平行に形成され、ディスクトレイ4の前方側(図5中下側)において、ラックギア4bに接近するように傾斜している。また、第2の案内溝4dは、所望に屈曲している。これら第1の案内溝4cおよび第2の案内溝4dには、前記中継ギア53の突起531および532がそれぞれ挿入され、ディスクトレイ4の移動に伴う突起531、532の移動軌跡、すなわち中継ギア53の挙動(動き)を規定する。
【0082】
シャーシ40の上部には、ディスククランパ8が設置されている。このディスククランパ8は、板状の支持部材80と、該支持部材80に回転可能に支持される回転子81とで構成されている。
【0083】
支持部材80は、その両端をそれぞれシャーシ40の取り付け部40cにボス(またはリベット)で止めることにより、シャーシ40の上部に横方向に架設されている。この支持部材80のほぼ中央部には、円形の開口が形成されている。
【0084】
一方、回転子81は、円盤状をなしており、支持部材80の前記開口に係合する外縁部と、前記開口よりターンテーブル46側へ突出する部分とを有している。この回転子81は、ターンテーブル46に内蔵された永久磁石により吸着し得る材料(強磁性体)で構成されている。
【0085】
図1に示すように、ケーシング10は、底板11と、天板12と、これらの間に位置するコの字状の側板13とで構成されている。底板11、天板12および側板13は、それぞれ、金属板をプレス加工(剪断加工、打ち抜き加工、曲げ加工)等により所望の形状に成形したものである。
【0086】
底板11と側板13および天板12と側板13は、それぞれビス止めにより固定され、ケーシング10を構成する。
天板12の前方には、ほぼ直角に折り曲げられて形成された前板121が設けられている。この前板121には、ディスクトレイ4が通過する細幅の開口122が形成されている。また、前板121には、ディスク3の非常排出動作を行うためのピン部材60を挿入するための孔123が形成されている。
【0087】
また、前板121には、スポンジ製等のクッション材よりなる枠15を介してフロントベゼル16が取り付けられている。このフロントベゼル16にも、ディスクトレイ4が通過する細幅の開口16aが形成されている。また、フロントベゼル16には、前記ピン部材60を挿入するための孔16bが形成されている。
【0088】
図8に示すように、側板13は、装置本体2を介して対向する第1の側壁13aおよび第2の側壁13bと、該第1および第2の側壁13a、13bの後端同士を連結する第3の側壁13cとを一体的に形成した、全体としてコの字状の側壁部からなる部材である。
【0089】
この側板13の上辺、すなわち天板12と接合される側の端部の複数箇所には、突起131が一体的に形成されている。さらに詳述すると、側板13の第1、第2および第3の側壁13a、13b、13cのそれぞれに、少なくとも2つの突起131が形成されている。
【0090】
本実施例では、各突起131は、その先端が丸みを帯びた形状をなしている。突起131の先端形状は、平坦でも、また尖っていてもよいが、丸みを帯びた形状の場合には、安全であるとともに、天板12との点接触が可能となる。
【0091】
このような側板13と天板12とを接合した際には、側板13は、天板12の内面に対し、各突起131により点接触(微小面積での接触)する。これにより、側板13と天板12とが安定的に接合、連結され、ガタツキが防止されるとともに、ケーシング10の組み立て(側板13と天板12との位置合わせ)も容易に行うことができる。
【0092】
また、側板13の下辺側には、底板11とネジ止めされる取付片134が形成され、側板13の上辺側には、天板12とネジ止めされる取付片135が形成されている。この場合、第1の側壁13aの2つの突起131同士の間、第2の側壁13bの2つの突起131同士の間および第3の側壁13cの2つの突起131同士の間に、それぞれ、取付片135が形成されている。天板12の取付片135付近には、それらのネジ止めにより応力が集中するため、各突起131と取付片135との位置関係をこのように設定することにより、側板13と天板12とをより一層安定的に接合、保持することができる。
【0093】
なお、このような突起131は、側板13の下辺、すなわち底板11と接合される側の端部に形成されていてもよい。この場合でも、その設置箇所、設置数、取付片134との位置関係等は、前述した側板13の上辺側に形成されたものと同様とすることができる。
【0094】
以上のような装置本体2は、その側部において、ケーシング10に対し、複数の緩衝部材7を介して支持されている。以下、この支持構造について詳述する。
【0095】
図1および図8に示すように、側板13の対向する内側部分には、側板13と一体的に形成された2対の支持部132が設けられている。各支持部132は、L字状に屈曲する板片で構成され、その中央部には、開口133が形成されている。
【0096】
また、図4に示すように、シャーシ40の左右の壁部40bには、側板13の前記各支持部132に対応する位置に、それぞれ、緩衝部材7の取り付け部40dが設けられている。各取り付け部40dは、それぞれ凹部49で構成され、各凹部49の底部491には、前記開口133と同様の開口492が形成されている。
【0097】
図10に示すように、緩衝部材7は、両端部にそれぞれ鍔状の第1の係合部71および第2の係合部72を有し、それらの間に薄肉で弾性変形可能な変形部73が形成された形状をなしている。第1の係合部71と変形部73との間および第2の係合部72と変形部73との間には、それぞれ、縮径部74および75が形成されている。また、緩衝部材7は、その軸方向(図10中横方向)に貫通する中空部76を有している。
【0098】
このような緩衝部材7は、各種ゴムや軟質樹脂(熱可塑性エラストマー)等の弾性材料で構成されており、変形部73が弾性変形することにより、少なくともその軸方向、すなわち、光ディスク3の偏心回転により生じる振動の方向(横方向)と同方向に伸縮することができる。
【0099】
また、緩衝部材7は、光ディスク3の回転軸方向に生じる振動の方向(縦方向)と同方向に変形することができる。
【0100】
緩衝部材7の変形部73は、シャーシ40の壁部40bに形成された凹部49内に収納され、緩衝部材7の一方の縮径部74は、シャーシ40の開口492内に挿入され、他方の縮径部75は、支持部材132の開口133内に挿入される。これにより、第1の係合部71が底部491に係合し、第2の係合部72が支持部132に係合する。
【0101】
このように、装置本体2は、シャーシ40の左右の壁部40bにおいて、ケーシング10の側板13の内側に対し、複数の緩衝部材7を介して支持される。これにより、例えば光ディスク3の偏心回転により機構ユニット42、さらには装置本体2が振動したとしても、その振動が各緩衝部材7により吸収され、ケーシング10への伝搬を抑制する。
【0102】
なお、より優れた制振効果を得られるという点で、装置本体2は、各緩衝部材7を介してのみケーシング10(特に側板13)と接触しているのが好ましいが、直接または間接的にケーシング10と接触する部分があってもよいことは、言うまでもない。
【0103】
以上のような構造の緩衝部材7は、振動吸収性能、特に横方向の振動吸収性能が極めて優れており、また、伸縮するので、着脱も容易である。なお、緩衝部材7の形状、構造、設置位置、設置数等は、図示のものに限定されないことは、言うまでもない。
【0104】
また、緩衝部材7の取り付けは、緩衝部材7の両端部をシャーシ40側の取り付け部40dと側板13側の支持部132とに嵌合して装着すればよく、別途取り付けのための専用の部品を用いる必要がないため、緩衝部材7の取り付け作業が簡単であり、部品点数も少ない。
【0105】
また、装置本体2は、シャーシ40の左右両側部において緩衝部材7を介して側板13に支持されているため、ディスク装置1Aの姿勢にかかわらず、すなわち、前述したようなコンピュータ本体の横置き、縦置きにかかわらず、優れた制振効果を発揮する。なお、図示されていないが、シャーシ40の背面側の側部においても、緩衝部材7を介して側板13に支持された構造とすることもできる。
【0106】
なお、本実施例では、側板13に折り曲げた板片による支持部132を形成するために、側板13と底板11とを別部材で構成しているが、側板13と底板11とが連結または一体化されていてもよい。この場合、緩衝部材7のケーシング側の支持部は、底板11から立設されていてもよい。
【0107】
また、ディスク装置1Aは、例えば光ディスク3を回転駆動して再生を行っている最中に停電が生じ、光ディスク3の回転が停止したときに、手動でディスクトレイ4を前方へ移動し、光ディスク3を排出し得る非常排出機構を備えている。
【0108】
この非常排出機構は、主に、前述した中継ギア53で構成されている。換言すれば、中継ギア53は、非常排出機構を構成する部品として兼用されている。すなわち、図3に示すように、ディスクトレイ4がディスク装填位置にある状態で、前方側からピン部材60を挿入し、中継ギア53の端面533を押圧して中継ギア53を図3中時計回りに回転させると、ディスクトレイ4が前方へ移動してその前方端が開口16aから突出する。これにより、ディスクトレイ4を手で引き出すことが可能となる。
【0109】
本発明では、前述した従来のディスク装置1Bに比べ、非常排出機構を別途設ける必要がなく、しかも、中継ギア53で兼用しているため、その構成が極めて簡単であり、部品点数の削減にも寄与する。
【0110】
また、中継ギア53を手動で回転させるためには、その端面533の半径方向のいずれの部分をピン部材60で押圧してもよいので、ピン部材60の挿入位置、すなわち、孔16bおよび123の形成位置を端面533の存在する範囲内で任意に設定することができ、設計の幅が広い。
【0111】
なお、図示されていないが、中継ギア53の端面533上またはその近傍に、ピン部材60の先端が係合する例えば凹部、溝部、係合片のような係合部が形成されていてもよい。これにより、ピン部材60の押圧操作に際し、ピン部材60の先端が前記係合部に係合し、中継ギア53をより確実に回転させることができる。
【0112】
次に、ディスク装置1Aの作用について説明する。
ディスク装置1Aの非使用時には、空のディスクトレイ4は、ケーシング10内(装置本体2内)に収納された状態(ディスク装填位置)にある(図3参照)。このとき、中継ギア53は、その端面533がシャーシ40の前面とほぼ平行となるような位置にあり、機構ユニット42の前方側は、上側位置にある。
【0113】
この状態でイジェクト操作を行うと、モータ51が所定方向に回転し、減速機構52を介して小ギア525が図2中反時計回りに回転する。小ギア525には、ディスクトレイ4の裏面のラックギア4bが噛合していることから、ディスクトレイ4は、小ギア525の前記回転に伴って前方へ移動し、開口121、16aを通過して、ケーシング10から外側に突出した位置(ディスク排出位置)まで移動する。
【0114】
またこれと同時に、カム溝56a、56bの上溝561に位置していた突起57a、57b(図7参照)が、傾斜溝562を経て下溝563へ移動する(図6参照)。これにより、機構ユニット42は、軸431、432を中心に回動し、機構ユニット42の前方側が上側位置から下側位置へ下降(変位)する。そして、機構ユニット42に搭載されたターンテーブル46も、下側位置へ移動し、ディスククランパ8の回転子81から所定距離離間する。
【0115】
なお、このとき緩衝部材5および付勢部材6は、前述したように、ベース43に対し低い摩擦であり、よって、機構ユニット42の円滑な回動を妨げることはない。
【0116】
引き出されているディスクトレイ4のディスク載置部4aに光ディスク3を載置し、ローディング操作を行うと、モータ51が前記と逆方向に回転し、減速機構52を介して小ギア525が図2中時計回りに回転(逆回転)する。これに伴い、ディスクトレイ4が後方へ移動し、開口16a、122を通過して、前記ディスク装填位置まで移動する。これにより、ディスクトレイ4上に位置決めされた状態で載置された光ディスク3も、装置本体2内のディスク装填位置へ搬送される。
【0117】
ディスクトレイ4のローディング中、すなわち後方への移動中は、中継ギア53に形成された突起531がディスクトレイ4の裏面に形成された第1の案内溝4c内に沿って相対的に移動する。これにより、中継ギア53の位置(姿勢)が規制され、中継ギア53は、小ギア525と噛合せずに所定距離離間した状態が保たれる(図2参照)。その結果、カム部材55は移動せず、機構ユニット42は、その前方が下側位置にある状態を維持する。
【0118】
ディスクトレイ4がディスク装填位置に接近すると、中継ギア53に形成された突起532が挿入部4eより第2の案内溝4d内に入り、該溝4dに案内されて、中継ギア53が図3中反時計方向に回転する。また、このとき突起531は、第1の案内溝4cの前方側の端部付近においてラックギア4b側へ移動する。これにより、中継ギア53は、小ギア525と噛合し、小ギア525の回転力が伝達されて図3中反時計方向に回転する(図3参照)。
【0119】
この中継ギア53の回転により、ラックギア54およびカム部材55が図6中左方向(図3中右方向)に移動し、カム溝56a、56bの下溝563に位置していた突起57a、57b(図6参照)が、傾斜溝562を経て上溝561へ移動する(図7参照)。これにより、機構ユニット42は、軸431、432を中心に回動し、機構ユニット42の前方側が下側位置から上側位置へ上昇(変位)し、機構ユニット42は、ほぼ水平状態となる。
【0120】
この機構ユニット42の変位によって、ターンテーブル46のセンタハブ部46aが光ディスク3の中心孔3aに嵌合し、ターンテーブル46がディスク3の中心部分を支持して持ち上げるとともに、ターンテーブル46に内蔵された永久磁石が回転子81を吸着し、ターンテーブル46と回転子81との間に光ディスク3の中心部が挟持され、固定される。
【0121】
なお、このようなローディングおよびイジェクトの動作において、中継ギア53は、前述したような範囲の最大角度で回動するため、シャーシ40の前面とカム部材55との間の距離を中継ギア53の半径程度とすることができ、機構ユニット42の前方のスペースを小さくすることができ、全体としてスペースの有効利用が図れる。
【0122】
以上のようにして光ディスク3がディスク装填位置に装填されると、続いてスピンドルモータ45が作動し、ターンテーブル46と回転子81との間に挟持された光ディスク3が前述したような回転速度で等速回転する。
【0123】
また、光学ヘッド47は、光学ヘッド移動機構48により光ディスク3の半径方向に対する所定位置に移動され、トラッキング制御およびフォーカス制御がなされつつ光ディスク3の記録面に対し投光・受光を行って、光ディスク3に記録された情報を再生する。
【0124】
このような再生に際しては、光ディスク3の寸法誤差や中心合わせの誤差等により、光ディスク3が偏心回転し、機構ユニット42が振動することがある。この振動は、光ディスク3の回転数が大きいほど激しくなる。本発明のディスク装置1Aでは、このような機構ユニット42の振動を、緩衝部材5で吸収(緩和)し、さらに、緩衝部材7で吸収(緩和)するので、ケーシング10への伝搬が阻止または抑制される。
【0125】
特に、緩衝部材5は、機構ユニット42の後方部分の間隙411において、機構ユニット42とシャーシ40との間に挟持され、これらに密着しており、機構ユニット42の前方部分においては、付勢部材6により側方へ付勢されているため、前記光ディスク3の偏心回転による振動が生じても、機構ユニット42のシャーシ40に対するガタツキは生じない。
【0126】
また、緩衝部材5、7で吸収しきれなかった振動がケーシング10に伝搬された場合でも、前述したように、側板13は、天板12の内面に対し、各突起131により点接触し、これにより、側板13と天板12とが安定的に接合、連結されているので、ケーシング10のガタツキが防止され、騒音の発生を極力少なくすることができる。
【0127】
再生を中止し、イジェクト操作を行うと、ディスク装置1Aの各機構が上述したイジェクト操作と同様に作動し、ディスク3は、ターンテーブル46および回転子81によるクランプが解除され、ディスクトレイ4に載って排出される。
【0128】
なお、例えば再生中に停電が生じ、光ディスク3の回転が停止した場合、非常排出機構により、手動でディスクトレイ4を前方へ移動し、光ディスク3を取り出すことができる。
【0129】
すなわち、ディスクトレイ4が、ディスク装填位置にある状態で、前方側からピン部材60を孔16bおよび123内に挿入し、ピン部材60の先端で中継ギア53の端面533を押圧して、中継ギア53を図3中時計回りに回転させる。これにより、中継ギア53に噛合している小ギア525が図3中反時計回りに回転し、小ギア525に噛合しているラックギア4bが前方へ移動し、ディスクトレイ4の前方端が開口16aから突出する。
【0130】
その後、このディスクトレイ4の突出部分を指で摘んで前方へ引き出すことにより、ディスクトレイ4を排出し、ディスクトレイ4上の光ディスク3を取り出すことができる。
【0131】
このような非常排出動作の開始時においては、中継ギア53は、その端面533がシャーシ40の前面とほぼ平行となるような位置、特にシャーシ40の前面に最も接近した位置にあるため、ピン部材60により端面533を押圧する操作がし易く、簡単にかつ確実にディスクトレイ4を排出することができる。
【0132】
以上、本発明のディスク装置を図示の実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、装置を構成する各部材や手段は、同様の機能を発揮し得る任意の構成に置換することができる。
【0133】
例えば、変位機構50を構成する各ギア等の配置は、図示のようなものに限定されず、特に、変位機構50全体に対する中継ギア53の位置関係についても同様である。また、中継ギア53の形状は、図示のような扇形に限定されず、半径方向またはそれと平行な方向に延びる端面を有するものであれば、いかなるものでもよい。
【0134】
また、カム部材55の配置は、図示の位置と直交する位置(機構ユニット42の側部)であってもよく、カム部材55に形成されるカム溝(カム面)の形状も、任意のものが可能である。
【0135】
また、緩衝部材(振動抑制手段)5、7は、それぞれ、図示の構成に限らず、中実の弾性部材よりなるもの、スポンジ状のもの(多孔質体)、コイルバネ、板バネ等の各種バネ、オイルダンパ、エアーダンパ、粘性または粘弾性物質、またはこれらを任意に組み合わせたもの等、緩衝機能、制振機能または消音機能を有するものであれば、いかなるものを用いてもよい。
【0136】
また、付勢部材6は、図示のごとき板バネによるものに限らず、例えば、コイルバネ、トーションバネ等の他の種類のバネ部材(材質は金属製、樹脂製のいずれも可)や、オイルダンパまたはエアーダンパと前記バネ部材とを組み合わせたもの等であってもよい。
【0137】
この場合、これらのバネ部材と機構ユニット(またはシャーシ)との間に、例えば球体(ボール)のような点接触で当接する部材を介在させ、機構ユニット(またはシャーシ)との接触面積(すなわち摩擦抵抗)を小さくするような構成とすることもできる。
【0138】
また、前記実施例では、付勢部材6は、シャーシ40側に固定されていたが、機構ユニット42側に固定されているものや、シャーシ40側、機構ユニット42側の双方に固定されているものでもよい。
【0139】
また、複数の付勢部材6を異なる箇所に設置してもよい。この場合、各付勢部材6の付勢方向は、それぞれ、同一方向でも異なる方向(例えば、互いに直交する2方向)でもよい。
【0140】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、例えば扇形ギアのような所定の中継ギアを用いたことにより、機構ユニットを変位させる変位機構の構成を簡素化し、小型化することができる。その結果、省スペース化および装置の小型化に寄与する。
【0141】
また、中継ギアが非常排出機構を構成する場合には、別途複雑な構造の非常排出機構を設置する必要がなく、更なる省スペース化および装置の小型化に寄与するとともに、中継ギアの押圧位置の設定等に関し、設計の自由度が広い。
【0142】
また、振動抑制手段を設けた場合には、ディスクの偏心回転等による振動が生じた場合でも、機構ユニットのガタツキを防止し、装置全体の振動や騒音の発生を抑制することができる。よって、振動、騒音を生じ易いディスク回転の高速化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すディスク装置における装置本体の平面図である。
【図3】図1に示すディスク装置における装置本体の平面図である。
【図4】図1に示すディスク装置における装置本体の底面図である。
【図5】図1に示すディスク装置におけるディスクトレイの裏面の構成を示す底面図である。
【図6】図1に示すディスク装置における変位機構の構成を示す背面図である。
【図7】図1に示すディスク装置における変位機構の構成を示す背面図である。
【図8】ケーシングを構成する側板の斜視図である。
【図9】機構ユニットとシャーシとの間に設置される緩衝部材の構成例を示す斜視図である。
【図10】装置本体とケーシングとの間に設置される緩衝部材の構成例を示す縦断面図である。
【図11】従来のディスク装置の構成を示す分解斜視図である。
【図12】図11に示すディスク装置の平面図である。
【符号の説明】
1A、1B ディスク装置
2 装置本体
3 光ディスク
3a 中心孔
4 ディスクトレイ
4a ディスク載置部
4b ラックギア
4c 第1の案内溝
4d 第2の案内溝
4e 挿入部
5 緩衝部材
5a 第1層
5b 第2層
5c 第3層
6 付勢部材
6a ビス
6b 湾曲突部
7 緩衝部材
71 第1の係合部
72 第2の係合部
73 変形部
74、75 縮径部
76 中空部
8 ディスククランパ
80 支持部材
81 回転子
10、10B ケーシング
11 底板
12 天板
121 前板
122 開口
123 孔
12B 回路基板組立体
13 側板
13a 第1の側壁
13b 第2の側壁
13c 第3の側壁
131 突起
132 支持部
133 開口
134、135 取付片
14 筐体
14a 天板部
14b、14c 側壁
14d 後部側壁
14e 前板部
14f 開口
15 枠
16 フロントベゼル
16a 開口
16b 孔
17 ビス
20 シャーシ
20a 底部
20b 壁部
22 機構ユニット
23 ベース
25 スピンドルモータ
26 ターンテーブル
26a センタハブ部
27 光学ヘッド
28 光学ヘッド移動機構
29 インシュレータ
30 変位機構
31 モータ
32 減速機構
32a ローラ
32b ホイール
32c 大ギア
32d 小ギア
33 カムホイール
33a 下側ギア
33b 上側ギア
34 カム溝
35 ベース昇降部材
35a、35b アーム
35c 連結部
35d、35e 軸
36 フォロアー
38 ディスククランパ
140 非常排出機構
141 軸
142 ローラ
143 板バネ
40 シャーシ
40a 底部
40b 壁部
40c 取り付け部
40d 取り付け部
41 凹部
411 間隙
42 機構ユニット
43 ベース
431、432 軸
433、434 軸孔
44 金属板
441 インシュレータ
45 スピンドルモータ
451 回転軸
46 ターンテーブル
46a センタハブ
47 光学ヘッド
48 光学ヘッド移動機構
48a モータ
48b ウォーム
48c ウォームギア
48d ラックギア
48e スライダ
48f 載置台
48g ガイド棒
49 凹部
491 底部
492 開口
50 変位機構
51 モータ
52 減速機構
521 小ギア
522 大ギア
523 小ギア
524 大ギア
525 小ギア
53 中継ギア(扇形ギア)
530 回転中心
531、532 突起
533、534 端面
54 ラックギア
55 カム部材
56a、56b カム溝
561 上溝
562 傾斜溝
563 下溝
57a、57b 突起
60 ピン部材
61 長孔
62 突起

Claims (7)

  1. シャーシと、ディスクを回転駆動するディスク回転駆動手段および前記ディスクに記録された情報を再生する再生手段を搭載し、前記シャーシに対し上側位置と下側位置との間で変位可能に支持された機構ユニットと、前記機構ユニットを前記上側位置と下側位置との間で変位させる変位機構と、ディスクを載置し、ディスク装填位置とディスク排出位置との間を移動するディスクトレイと、を有するディスク装置であって、
    前記変位機構は、駆動源と、該駆動源の動力により回転し、前記機構ユニットを前記上側位置と前記下側位置との間で変位させる中継ギアとを備え、該中継ギアは、その回転中心から半径方向またはそれと平行な方向に延びる端面がその一辺をなす扇形をなし、その最大回転角が180°未満であり、前記ディスクトレイが前記ディスク装填位置にあるときに、前記機構ユニットを前記上側位置に変位させるようになっており、さらに前記中継ギアの前記端面を押圧して該中継ギアを回転させることにより、前記ディスクトレイの非常排出動作を可能とするよう構成されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記中継ギアは、前記端面が前記シャーシの前面と平行になったとき、前記機構ユニットが、前記上側位置に位置するように配置されている請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記変位機構は、さらに、前記中継ギアと噛合するラックギアと前記機構ユニット側に形成された従動部材と係合するカム溝とを有するカム部材を備え、前記中継ギアの回転運動を前記ラックギアの直線運動に変えることによって、前記カム部材が移動し、前記機構ユニットが前記上側位置と前記下側位置との間で変位するように構成されている請求項1または2に記載のディスク装置。
  4. 前記中継ギアは、前記ディスクトレイの裏面に形成された第1の案内溝と第2の案内溝にそれぞれ係合する第1の突起と第2の突起を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記ディスクトレイが前記ディスク排出位置から前記ディスク装填位置に向かって移動するときに、前記第1の突起は、前記第1の案内溝内に位置し、前記中継ギアの回転を制限する請求項1ないし4のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 前記ディスクトレイが前記ディスク排出位置から前記ディスク装填位置に向かって移動し、前記第1の突起が前記第1の案内溝から離脱した後に、前記第2の突起は、前記第2の案内溝に沿って移動し、前記駆動源の動力を前記中継ギアに伝達できる位置に前記中継ギアを回転させる請求項1ないし5のいずれかに記載のディスク装置。
  7. 前記機構ユニットは、前記シャーシに形成された凹部または開口部内に、所定の間隙を介して収納されている請求項1ないし6のいずれかに記載のディスク装置。
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