JP2001023183A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2001023183A
JP2001023183A JP11188490A JP18849099A JP2001023183A JP 2001023183 A JP2001023183 A JP 2001023183A JP 11188490 A JP11188490 A JP 11188490A JP 18849099 A JP18849099 A JP 18849099A JP 2001023183 A JP2001023183 A JP 2001023183A
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JP
Japan
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optical head
optical
disk
pickup device
carriage
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JP11188490A
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English (en)
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Kenji Furuta
賢治 古田
Tatsumaro Yamashita
龍麿 山下
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる光ヘッドを搭載する光ピックアップ装
置では、光ヘッドの配置が制限されたり、あるいは機構
が複雑化するものであった。 【解決手段】 キャリッジ6には、キャリッジ6ととも
に移動する仕様の異なる光ヘッド7と8が設けられる。
光ヘッド7は、対物レンズ7aを軸として回転する回転
軸が設けられ、この回転軸がキャリッジ6に回転可能に
支持されている。また光ヘッド7には、連結体9の一端
が接続され、他端が光ディスクDの回転中心上を移動可
能に支持されている。これにより光ヘッド7は、キャリ
ッジ6の移動に応じて光ヘッド7と光ディスクDの回転
中心との距離が変化し且つ回転し、光ディスクDの回転
中心と対物レンズ7aの中心とを結ぶ線と光ヘッド7の
トラッキング補正の向きとが常に一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズがディ
スクの基準法線と平行となるように光ヘッドが移動する
光ピックアップ装置に係り、特に対物レンズのトラッキ
ング補正方向と、ディスクの法線との角度誤差を修正す
る機能を備えた光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置には、例えばCD(Compac
t Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)を読み書
きできるものがあり、このディスク装置はコンピュータ
用の補助記憶装置として使用されている。
【0003】また上記したCDやDVDには、さらにC
D−ROM(CD−Read Only Memory)、DVD−ROM
(DVD−Read Only Memory)などの再生専用型や、CD
−R(CD−Recordable),CD−RW(CD−ReWritabl
e)、DVD−RAM(DVD−Random Access Memory)な
ど追記型または書換型等、様々な仕様のディスクにそれ
ぞれ対応したディスク装置が使用されている。
【0004】上記した各種ディスク装置には、データの
再生用などとして光ピックアップ装置が搭載されてい
る。この光ピックアップ装置では、対物レンズの中心を
ディスクの法線方向へスライドさせながら、ディスク面
に沿う方向へ微動させるトラッキング補正制御と、ディ
スク面に直交する方向に微動させるフォーカシング補正
制御とが行われる。
【0005】例えばCDとDVDなど異なる仕様のディ
スクに対応させる場合には、各仕様に対応した光ヘッド
が光ピックアップ装置に搭載される。
【0006】そこで上記したようにCDとDVDなど異
なる仕様に対応させた従来の光ピックアップ装置として
は、例えば、特開平9−17156号及び特開平9−
17157号公報、特開平9−17155号および特
開平10−21570号公報に開示されている。
【0007】すなわち、上記には、ディスクの回転中
心を挟む両側の位置に、異なる光ヘッドを配置し、前記
光ヘッドに設けられた各対物レンズの中心がディスクの
法線上をスライドすることが記載されている。
【0008】また、上記には、異なる仕様の光ヘッド
をお互いに近傍に設けておき、各光ヘッドに搭載された
対物レンズの中心がディスクの法線上を移動できるよう
に対物レンズの位置を選択的に切替え可能にすることが
記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】光ピックアップ装置で
は、ディスクにレーザー光を照射してトラッキングエラ
ー信号を検出するトラッキング補正制御が行われてお
り、その場合対物レンズの移動方向は、上記および
で記載されたように、ディスクの法線方向へ向けて移動
させる必要がある。
【0010】しかしながら、前記記載の光ピックアッ
プ装置では、ディスクの中心を挟んで両側に光ヘッドを
配置しなければならないため、ディスクの回転中心を挟
む両側に光ヘッドの移動領域をそれぞれ設けなくてはな
らず、また双方の光ヘッドの対物レンズの中心が常に法
線上を移動できるように配置しなければならないため、
設計の自由度が制限される。また前記記載の光ピック
アップ装置では、両方の対物レンズを法線上に配置する
必要がないため小型化という点では前記より優れてい
るが、対物レンズを選択的に切り替えるための手段を設
けなければならず光ヘッド内の機構および回路が複雑化
するとともに、双方の光ヘッドの光学系をまとめて開発
しなければならず、コストの高いものとなる。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、対物レンズの中心を常にディスクの法
線上をスライドさせることなく且つ機構を複雑化させる
ことなくトラッキング補正制御を行なうことができる光
ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【0012】また本発明は、対物レンズがディスクの法
線上を移動する光ヘッドと、対物レンズがディスクの法
線と平行に移動する光ヘッドとを備えた場合に、両光ヘ
ッドにおいて高精度なトラッキング補正を可能とした光
ピックアップ装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクの記
録トラックを横断する方向へ対物レンズを微駆動させる
トラッキング手段を搭載した光ヘッドと、前記光ヘッド
を搭載したキャリッジと、ディスクの回転中心から延び
る基準法線に対し所定の距離だけ離れ且つ前記基準法線
と平行に対物レンズの中心が移動するように前記キャリ
ッジを移動させる移動手段とが設けられ、前記光ヘッド
がキャリッジに回転可能に支持されているとともに、キ
ャリッジの移動に伴って、対物レンズのトラッキング方
向が、ディスクの法線方向と一致する方向となるように
前記光ヘッドを回動させる光ヘッド補正手段が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】また本発明では、前記光ヘッドの回動軸
が、対物レンズの中心とほぼ一致するように設けられて
いていることが好ましい。
【0015】例えば、前記光ヘッド補正手段では、前記
光ヘッドに、キャリッジの移動に追従して長さが変化し
且つディスクのほぼ回転中心側を支点として回動する連
結体が取付けられており、キャリッジの移動に伴う前記
連結体の角度変動によって光ヘッドが回動させられる。
【0016】この場合、前記連結体の回動支点が、ディ
スクの回転中心軸とほぼ一致していることが好ましい。
【0017】上記手段により、対物レンズの中心が、デ
ィスクの基準法線上を常に高精度に移動できるようにな
り、対物レンズが基準法線と平行に移動する場合にも、
ディスクの内周から外周にかけて常に高精度なトラッキ
ング補正動作を実現できる。
【0018】ただし、前記光ヘッドの回転軸が対物レン
ズの中心と必ずしも一致していなくてもよく、例えば回
転軸が対物レンズの中心の近傍に位置していてもよい。
同様に、連結体の回動支点が、ディスクの回転中心軸の
近傍に設けられていてもよい。
【0019】上記の連結体を設けると、前記キャリッジ
がディスクの内周側から外周側へ移動するにつれて、前
記連結体と前記基準法線とが成す角度が小さくなるよう
に動作し、対物レンズのトラッキング方向とディスクの
法線の方向とが一致しやすくなる。
【0020】また本発明では、前記連結体を、伸縮可能
な重ね部材又は伸縮可能な弾性部材により構成できる。
【0021】前記した重ね部材としては、例えば引き出
し及び収納可能なアンテナのような円筒形の筒体を重ね
てなる部材であってもよく、あるいは円筒形に限らず平
板状の部材を伸縮自在に重ねたものであってもよい。ま
た弾性部材としては、コイルばねなどを使用することが
できるが、この場合、コイルばねなどの引っ張り力によ
り光ヘッドが移動に伴って回動できるように、前記コイ
ルばねと光ヘッドとの連結点を、ディスクの回転中心と
対物レンズの中心とを結ぶ線上に位置させることが好ま
しい。
【0022】また、前記光ヘッド補正手段では、キャリ
ッジ上の光ヘッドと固定部側との間に歯車機構が設けら
れ、キャリッジの移動に伴い、この歯車機構で光ヘッド
が回転させられるものであってもよい。あるいは固定部
に溝カムが設けられ、キャリッジの移動に伴って、前記
溝カムにより光ヘッドが回転させられてもよい。
【0023】また本発明は、前記キャリッジには、前記
光ヘッドとは別の他の光ヘッドが設けられ、前記他の光
ヘッドは、対物レンズの中心が前記基準法線に沿って移
動し且つトラッキング補正方向が前記基準法線方向に一
致し、ディスクの内周と外周との間で移動するように設
けられていてもよい。
【0024】上記のように異なる仕様の光ヘッドを搭載
することができ、これにより複数の仕様のディスクを1
台のディスク装置で読み書きできるようになる。この場
合に、両光ヘッドのそれぞれにおいて、対物レンズのト
ラッキング補正方向を、ディスクの法線方向と一致させ
ることができるようになる。
【0025】また本発明は、前記他の光ヘッドでのトラ
ッキング方法が、3ビーム法であり、もう一方の光ヘッ
ドのトラッキング方法が、3ビーム法以外であることが
好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の光ピックアップ装置
の一例について図面を参照して説明する。図1は本発明
の光ピックアップ装置に設けられた光ヘッドがディスク
の最内周と最外周に位置しているときの状態を模式的に
示した平面図、図2は光ヘッドがディスクの最外周に位
置しているときの図1の2矢視の側面図、図3は光ヘッ
ドがディスクの最内周に位置しているときの図1の2矢
視の側面図である。
【0027】本発明の光ピックアップ装置1は、その一
例としてCD用光ヘッド8とDVD用光ヘッド7とを搭
載している。また、CD用には、再生専用タイプのCD
−ROM、追記タイプ又は書換タイプのCD−RやCD
−RWなど、DVD用には、再生専用タイプのDVD−
ROM、追記タイプ又は書換タイプのDVD−RやDV
D−RAMなど様々なタイプのものがあり、これらを適
宜組合わせて構成することができる。
【0028】図1に示すように、光ピックアップ装置1
は、キャリッジ6上にDVD用の光ヘッド7とCD用の
光ヘッド8とが設けられる。キャリッジ6は、光ディス
クDの径方向へ延びる駆動軸3とガイドバー5によって
移動自在に支持されている。駆動軸3とガイドバー5と
はそれぞれ平行に設けられ、駆動軸3の両端とガイドバ
ー5の両端とは、それぞれ支持体2a,2bによって支
持されている。このとき、支持体2aは光ディスクDの
回転中心よりもX軸方向でキャリッジ6とは反対側へず
らして設けられ、支持体2bは光ディスクDの外周縁部
近傍に設けられる。また支持体2a,2bは、光ピック
アップ装置1の図示しない機構シャーシ上に固定されて
いる。
【0029】前記駆動軸3の一端にはスレッドモータ4
が設けられており、前記スレッドモータ4の回転駆動力
によってキャリッジ6がディスクの半径方向へ移動させ
られる。このとき前記光ヘッド7と8は、ともに光ディ
スクDの内周と外周との間を前記ガイドバー5に支持さ
れて水平状態を保ちながら移動させられる。
【0030】前記支持体2aには、光ディスクDの回転
中心側へ突出する固定部10が設けられ、この固定部1
0には光ディスクDを回転駆動させるためのスピンドル
モータ11が設けられる。前記スピンドルモータ11に
は、図2及び図3に示すように、垂直上方へモータ軸1
3が突出して設けられており、このモータ軸13の先端
に光ディスクDを載置するターンテーブル14が設けら
れる。
【0031】これにより、光ピックアップ装置1にDV
D用の光ディスクが装填され、ターンテーブル14に載
置されると、光ヘッド7側が作動し、またCD用の光デ
ィスクが装填され、ターンテーブル14に載置される
と、光ヘッド8側が作動する。
【0032】図1に示すように、光ヘッド8に設けられ
た対物レンズ8aの中心(光軸)は、光ディスクDの中
心から半径方向に延びる基準法線に沿う移動線P上を移
動するように配置されている。一方、光ヘッド7に設け
られた対物レンズ7aの中心(光軸)は、前記光ヘッド
8の対物レンズ8aの中心から所定距離L離れて前記基
準法線に対して平行な移動線Q上を移動するように配置
されている。
【0033】なお、それぞれの光ヘッド7と8には、対
物レンズ7a,8aをディスク面に平行な方向へ微動さ
せるトラッキング補正手段と、前記対物レンズ7a,8
aをディスク面と垂直な方向へ微動させるフォーカシン
グ補正手段が設けられている。
【0034】この場合、角度オフセットに弱い3ビーム
法などのトラッキングエラー検出を行うCD用の光ヘッ
ド8の対物レンズ8aの中心が、移動線P上を移動し、
角度オフセットに対する許容度の高い位相差法などのト
ラッキングエラー検出を行うDVD用の光ヘッド7の対
物レンズ7aの中心が、移動線Q上を移動するように構
成することが好ましい。
【0035】また前記固定部10では、前記スピンドル
モータ11の下側に、固定部10から水平方向へ突出す
る凸板10aが設けられ、この凸板10aの下面には下
方へ突出する中心軸10bが設けられる。この中心軸1
0bは、前記スピンドルモータ11のモータ軸13と同
軸上すなわち光ディスクDの回転中心と同じ位置(中心
線S)となるように設けられる。また中心軸10bは、
前記凸板10aに回転不可となるように固定されてい
る。
【0036】前記光ヘッド7の下面には、図2及び図3
に示すように、光ヘッド7と一体に回転する回転軸12
が設けられる。この回転軸12は、対物レンズ7aの真
下に回転中心が位置するようにキャリッジ6に回転可能
に支持される。また回転軸12が支持されるキャリッジ
6には、前記回転軸12を回転自在に保持するベアリン
グ12aなどが設けられ、光ヘッド7が円滑に回転する
ようになっている。
【0037】前記光ヘッド7とキャリッジ6との間に
は、連結体9が設けられる。この連結体9は、図1に示
すように、光ディスクDの径方向へ延びる長尺状の部材
からなり、この部材に沿って内側にスリット9aが形成
されている。スリット9a内の一端には前記回転軸12
が挿通され且つ固定されている。よって、連結体9は、
光ヘッド7と共にキャリッジ6上で回転する。なお、連
結体9は光ヘッド7に直角に固定されており、連結体9
の長軸方向は、光ヘッド7でのトラッキング補正手段に
よる対物レンズ7aのトラッキング補正方向と一致して
いる。
【0038】また前記スリット9aは前記中心軸10b
に挿通されている。その結果、前記連結体9は前記中心
軸10bに対してスリット9aに沿って移動自在であ
り、且つ連結体9は前記中心軸10bに対して回動自在
である。このように連結体9は光ディスクDの回転中心
上を径方向へ自在に移動できるように水平に支持されて
いる。
【0039】上記のように形成された光ピックアップ装
置1は、図1に示すように、光ヘッド7,8が光ディス
クDの最外周(実線で示す部分)と最内周(二点鎖線で
示す部分)との間で移動することができる。
【0040】キャリッジ6が移動するときに、前記光ヘ
ッド8は、光ディスクDの回転中心から延びる基準法線
と一致する移動線P上に沿って対物レンズ8aの中心が
移動する。光ヘッド8のトラッキング補正手段による対
物レンズ8aのトラッキング補正方向は前記移動線Pに
一致している。そのため、光ヘッド8が移動する間、前
記トラッキング補正方向が、各位置での光ディスクDの
法線方向と一致する。よってトラッキング補正の角度オ
フセットが生じない。
【0041】また前記光ヘッド7は、光ディスクDの基
準法線から外れた移動線Q上を前記対物レンズ7aの中
心が移動する。ただし、光ヘッド7のトラッキング補正
方向に沿って延びるように光ヘッド7の回転軸12に固
定された連結体9が、ディスクの回転中心に位置してい
る中心軸10bを起点として伸び且つ回動することによ
り、光ヘッド7の移動に伴って、光ヘッド7のトラッキ
ング補正方向が、対物レンズ7aが対向する光ディスク
Dの法線方向と常に一致するように、光ヘッド7が回動
させられて補正される。
【0042】すなわち、図1に示すように、キャリッジ
6が光ディスクDの最外周に位置しているときは、光ヘ
ッド7は光ヘッド8に対して若干傾斜する。このときの
前記移動線Qに対する連結体9の傾きをθ1とする。前
記光ヘッド7が、光ディスクDの最外周から内周側へ向
けて移動すると、光ヘッド7が前記回転軸12を中心に
回転する。光ヘッド7が光ディスクDの最内周に位置し
たときの前記移動線Qに対する連結体9の傾きをθ2と
する。このときのθ1とθ2との関係は、θ1よりもθ
2が大きい(θ1<θ2)。
【0043】また前記連結体9は、光ヘッド7が光ディ
スクDの最外周に位置しているときには、前記中心軸1
0bがスリット9aの一端に当接し、光ヘッド7が光デ
ィスクDの最内周に位置しているときには、連結体9は
中心軸10bを挟んで前記光ヘッド7とは反対側に突出
する。
【0044】上記のように光ヘッド7の角度補正を行な
うことにより、光ヘッド7の対物レンズ7aの中心が常
に光ディスクDの基準法線上を通らなくても、光ヘッド
7の対物レンズ7aのトラッキング補正方向と、対物レ
ンズ7aが対向する光ディスクDの法線との間の角度オ
フセットが生じなくなる。
【0045】図4は、本発明の光ピックアップ装置の他
の実施の形態を示す。なお、図4に示す光ピックアップ
装置20は、図1乃至図3の光ピックアップ装置1に示
した連結体9の構造以外はほぼ同様に形成される。
【0046】図4に示す連結体21(実線部分)は、引
き出し可能なアンテナと同じ機構であり、径の異なる筒
体21a,21b,21cを重ねて構成された伸縮自在
な重ね部材である。なお、筒体は3本に限らず、2本又
は4本以上からなるものであってもよい。
【0047】前記連結体21の一端は、光ディスクDの
回転中心側に位置する中心軸10bに回転可能に支持さ
れ、もう一端は回転軸12に固定され、連結体21が光
ヘッド7とともに回転するようにキャリッジ6に支持さ
れる(図2参照)。この場合も、光ヘッド7のトラッキ
ング補正方向と、連結体21の軸方向が同一線上にあ
る。
【0048】前記光ピックアップ装置20は、光ヘッド
7が光ディスクDの最外周に位置しているときには、連
結体21は内部の筒体21b,21cが完全に引き出さ
れ、光ヘッド7が内周側へ移動するにつれて、筒体21
a内に筒体21bが収納され且つ筒体21b内に筒体2
1cが収納されて連結体21が縮む。またこの動作中、
光ヘッド7は、トラッキング補正方向が常に光ディスク
Dの法線方向を向くように回転しながら傾きが補正され
る。
【0049】図5は、光ピックアップ装置のさらに他の
実施の形態を示している。この場合も前記した連結体
9,21を除く部分は、前記各実施の形態とほぼ同様に
構成される。図5に示す光ピックアップ装置30には、
コイルばね31aからなる連結体31が設けられる。
【0050】前記連結体31の一端は光ヘッド7に連結
されている。例えば、光ヘッド7を回動自在に支持して
いる回転軸12に固定されて突出する支持体32に前記
連結体31の連結点32aを設ける。この場合に、前記
連結点32aと対物レンズ7aの中心とを結ぶ線が、対
物レンズ7aのトラッキング方向と同一線上に位置し、
しかも前記連結点32aが、光ヘッド7の回転中心と、
ディスクDの回転中心とを結ぶ線上に位置していること
が好ましい。
【0051】連結体31の他端は光ディスクDの中心軸
10bに回転可能に連結されている。例えば中心軸10
bを中心として回動可能な支持体33が設けられ、この
支持体33には、連結体31の連結点33aが設けられ
る。
【0052】上記のように形成された光ピックアップ装
置30は、キャリッジ6が光ディスクDの最外周に位置
するときには、コイルばね31aが引き伸ばされ、また
キャリッジ6が光ディスクDの内周側へ移動するとコイ
ルばね31aが縮むが、このとき、光ヘッド7がコイル
ばね31aの弾性張力によって回動させられ、対物レン
ズ7aのトラッキング補正方向が、光ディスクDの各位
置での光ディスクDの法線方向と一致するように補正さ
れる。
【0053】上記した光ピックアップ装置1,20,3
0では、前記光ヘッド7のトラッキング方向及びフォー
カシング方向への補正は、図示しない一般的な補正駆動
手段及び光学系等を用いて行なわれる。
【0054】例えば、補正駆動手段には、トラッキング
補正制御用のコイルとマグネットとが設けられて対物レ
ンズ7a,8aをトラッキング方向へ移動させられると
ともに、フォーカシング補正制御用のコイルとマグネッ
トとが設けられてフォーカシング方向に移動させられ
る。
【0055】またDVD用の光学系には、例えば発光素
子と受光素子の両方の機能を有する複合素子が設けら
れ、この複合素子から発射されたレーザー光は、前記対
物レンズ7aでその焦点が絞り込まれ、光ディスクDの
トラックの記録層に照射される。そして光ディスクDで
反射されたレーザー光は、対物レンズ7a等を通って前
記複合素子に戻る。また光ヘッド7でのトラッキング補
正方法としては、位相差法が適用される。前記複合素子
内で検出された位相差に基づいて前記トラッキング補正
制御用のコイルに補正電流が与えられ、対物レンズ7a
がトラッキング補正方向へ駆動される。また複合素子内
で検出されたフォーカスエラー信号に基づいてフォーカ
シング補正制御コイルに通電され、対物レンズ7aがフ
ォーカス補正方向へ駆動される。
【0056】一方、CD用の光学系は、発光素子から発
射されたレーザー光は対物レンズ8aへ照射され、対物
レンズ8aで焦点が絞り込まれたレーザー光はトラック
のピットに照射される。光ディスクDで反射されて戻る
レーザー戻り光は、受光素子にてレーザー光の状態が検
出される。この受光素子に照射されたレーザー光の照射
状態によって、ディスクに記録された信号の検出と、フ
ォーカシングエラー量とトラッキングエラー量が検出さ
れる。前記光ヘッド8でのトラッキング補正方法として
は、3ビーム法が適用される。すなわち、発光素子から
発せられたレーザー光は光ディスクDの記録面に3スポ
ットを形成するように照射される。このうちの中央のス
ポットからの戻り光により信号が読み出され、両側の2
つのサブスポットの戻り光強度の差をとることによりト
ラッキングエラー信号が得られる。
【0057】本発明の光ピックアップ装置は、上記した
実施の形態に限られるものではなく、例えば連結体の光
ヘッド7側の連結部は、光ヘッド7のトラッキング補正
方向と光ディスクDの法線方向とを一致させることがで
きる構造であれば対物レンズ7aの中心の真下に回転軸
12が設けられていなくてもよい。
【0058】なお、前記実施の形態では光ヘッド補正手
段として連結体を使用しているが、例えば、図1におい
て固定部である機構シャーシにラックを設け、キャリッ
ジ6上にこのラックを転動して回転する減速歯車を設
け、光ヘッド7の回転軸12に扇歯車を固定し、この扇
歯車を前記減速歯車に噛み合わせてもよい。この構造で
は、キャリッジ6の移動に伴い、前記歯車機構で、光ヘ
ッド7が回転させられ、光ヘッド7でのトラッキング補
正方向と光ディスクDの法線方向とが常に一致するよう
に補正できる。
【0059】また、機構シャーシに溝カムを設け、光ヘ
ッド7に前記溝カム内を摺動するフォロワーを設けて、
キャリッジ6の移動に伴なって光ヘッド7が回転するよ
うにしてもよい。
【0060】また光ヘッドは、上記のように2つに限ら
れるものではなく、光ヘッド7のみを1つだけ搭載して
もよくあるいは3つ以上搭載してもよい。
【0061】またCDやDVDに対応した光ピックアッ
プ装置に限らず、その他の光ヘッドを用いた光ピックア
ップ装置に適用してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光ヘッド
の対物レンズの中心が常に法線上を移動しない場合であ
っても対物レンズのトラッキング方向をディスクの法線
方向とすることができ、対物レンズの中心が常にディス
クの法線上を通る場合のトラッキング補正と同等な精度
を有するトラッキング補正制御を行なうことができる。
【0063】また複数の光ヘッドを搭載したとしても、
設計上の自由度を損なわず且つ機構を複雑化させること
がない。
【0064】また、トラッキング補正の許容範囲の狭い
光ヘッドを、その対物レンズの中心が光ディスクの法線
から外れる側を移動するように配置したとしても十分な
精度を有するトラッキング補正制御を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の光ヘッドの動き
を説明するための平面図、
【図2】光ヘッドが最外周に位置したときの図1の2矢
視の側面図、
【図3】光ヘッドが最内周に位置したときの図1の2矢
視の側面図、
【図4】本発明の光ピックアップ装置の他の形態を示す
平面図、
【図5】本発明の光ピックアップ装置のさらに他の形態
を示す平面図、
【符号の説明】
D 光ディスク 1,20,30, 光ピックアップ装置 2a,2b 支持体 3 駆動軸 4 スレッドモータ 5 ガイドバー 6 キャリッジ 7,8 光ヘッド 7a,8a 対物レンズ 9 連結体 9a スリット 10 固定部 10a 凸板 10b 中心軸 11 スピンドルモータ 12 回転軸 13 モータ軸 14 ターンテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 CC01 CC04 HH09 HH13 JJ10 JJ13 JJ14 5D118 AA03 AA13 AA26 BA01 BB02 BF02 BF03 CD02 CD03 DC03 FA07 5D119 AA03 AA41 BA01 CA13 DA01 DA05 EA02 EA03 EC44 JA43 KA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの記録トラックを横断する方向
    へ対物レンズを微駆動させるトラッキング手段を搭載し
    た光ヘッドと、前記光ヘッドを搭載したキャリッジと、
    ディスクの回転中心から延びる基準法線に対し所定の距
    離だけ離れ且つ前記基準法線と平行に対物レンズの中心
    が移動するように前記キャリッジを移動させる移動手段
    とが設けられ、 前記光ヘッドがキャリッジに回転可能に支持されている
    とともに、キャリッジの移動に伴って対物レンズのトラ
    ッキング方向が、ディスクの法線方向と一致する方向と
    なるように前記光ヘッドを回動させる光ヘッド補正手段
    が設けられていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光ヘッドの回動軸が、対物レンズの
    中心にほぼ一致している請求項1記載の光ピックアップ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光ヘッド補正手段では、前記光ヘッ
    ドに、キャリッジの移動に追従して長さが変化し且つデ
    ィスクのほぼ回転中心側を支点として回動する連結体が
    取付けられており、キャリッジの移動に伴う前記連結体
    の角度変動によって光ヘッドが回動させられる請求項1
    または2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記連結体の回動支点が、ディスクの回
    転中心軸とほぼ一致している請求項3記載の光ピックア
    ップ装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジがディスクの内周側から
    外周側へ移動するにつれて、前記連結体と前記基準法線
    とが成す角度が小さくなる請求項3または4記載の光ピ
    ックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記連結体は、伸縮可能な重ね部材から
    なる請求項3ないし5のいずれかに記載の光ピックアッ
    プ装置。
  7. 【請求項7】 前記連結体は、伸縮可能な弾性部材から
    なる請求項3ないし5のいずれかに記載の光ピックアッ
    プ装置。
  8. 【請求項8】 前記光ヘッド補正手段では、キャリッジ
    上の光ヘッドと固定部側との間に歯車機構が設けられ、
    キャリッジの移動に伴い、この歯車機構で光ヘッドが回
    動させられる請求項1記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 前記キャリッジには、前記光ヘッドとは
    別の他の光ヘッドが設けられており、前記他の光ヘッド
    は、対物レンズの中心が前記基準法線に沿って移動し且
    つトラッキング補正方向が前記基準法線方向に一致し、
    ディスクの内周と外周との間で移動するように設けられ
    ている請求項1ないし8のいずれかに記載の光ピックア
    ップ装置。
  10. 【請求項10】 前記他の光ヘッドでのトラッキング方
    法が、3ビーム法であり、もう一方の光ヘッドのトラッ
    キング方法が、3ビーム法以外である請求項9記載の光
    ピックアップ装置。
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