JP2001021388A - 計器装置 - Google Patents

計器装置

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JP2001021388A
JP2001021388A JP11190265A JP19026599A JP2001021388A JP 2001021388 A JP2001021388 A JP 2001021388A JP 11190265 A JP11190265 A JP 11190265A JP 19026599 A JP19026599 A JP 19026599A JP 2001021388 A JP2001021388 A JP 2001021388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立にかかる工数を抑制して、コストの高騰
を抑制することができる計器装置を提供する。 【解決手段】 計器装置としての車両用コンビネーショ
ンメータはケーシングと文字板と指針と見返し板10と
黒色透明カバーなどを備えている。ケーシングは背面に
プリント配線板を取り付けている。指針は文字板の表示
部と協同して計測量を表示する。見返し板10は文字板
の表示不要部分を覆う。見返し板10は指針の基端部と
相対する基端部保護部13を一体に備えている。基端部
保護部13に指針に光を入射する指針用LED15が取
り付けられている。指針用LED15はプリント基板1
7に実装されている。指針用LEDはプリント基板17
を介して基端部保護部13に取り付けられかつ見返し板
10の背面側に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、船舶等の移
動体に搭載される計器装置に関し、特に、光を入射する
ことによって光輝させた指針を着色透明カバーを通して
視認させるようにした計器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、船舶などの移動体には、各種の計
測ユニットが計測した情報を移動体の運転者に対し表示
するために、例えば、特開平6−221879号公報な
どに開示された計器装置が搭載される。
【0003】前記特開平6−221879号公報に開示
された計器装置は、ブラックフェイス形計器装置と称さ
れている。この種のブラックフェイス形計器装置は、計
器ケースと、文字板と、指針と、見返し板と、着色透明
カバーとしての黒色透明カバーなどを備えている。
【0004】計器ケースは、開口部を有する箱状に形成
されている。計器ケースは、内部に計測量に応じて回動
駆動される出力軸を有する計器ユニットを収容し、後述
する光源の点灯状況などを制御するためのプリント配線
板などを背面側に取り付けている。文字板は、目盛、文
字などの表示部を有している。
【0005】指針は、前記計器ユニットの出力軸に固定
されている。指針は光が入射すると光輝して、前記文字
板の表示部を指示して計測量を表示する。見返し板は、
前記文字板の前面側に配されかつ前記文字板の表示不要
部分を覆う。黒色透明カバーは、前記見返し板の前面側
に配されかつ前記文字板の表示部及び見返し板を覆う。
【0006】前記ブラックフェイス形計器装置は、前記
指針を黒色透明カバーを通じて視認するようにすること
で、イグニッション(IGN)キースイッチがオフのと
きに指針を光輝させるための光源を点灯せずに、計器装
置表面が何もない黒色に視認されるようにし、IGNキ
ースイッチがオンのときに光源の点灯よって計器表示面
及び指針を黒色透明カバーを通じて視認させる。
【0007】このようなブラックフェイス形計器装置の
前述した指針は、導光材料から形成されかつ計器装置の
文字板に対し回転自在に設けられた指針本体などを備え
ており、光源などから光が入射されることによって前記
指針本体が光輝される。
【0008】前記指針本体は、回転中心をなす基端部
と、この基端部から一方向に向かって延びて形成された
指示部と、を備えている。前記基端部には、合成樹脂な
どからなるキャップ部材が装着されるようになってい
る。このキャップ部材は、前記計測ユニットの出力軸と
固定されるようになっているとともに、基端部を支持し
て指針本体を支持する。指針本体は、キャップ部材によ
って計測ユニットの出力軸とともに回転自在に支持され
る。
【0009】前記光源は、前記指針本体に光を入射させ
て、前記指針本体の特に指示部を光輝させる。光源は、
前記計器ケースの背面側に取り付けられたプリント配線
板などと電気的に接続されており、点灯状況が制御され
る。この種の光源は、例えば、前記キャップ部材内に設
けられて、前記指示部の先端方向に向かって光を出射す
るように配されたり、前記文字板から突設させた支持体
に前記指針本体の基端部に相対するように支持されて配
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のブラッ
クフェイス形計器装置においては、前記光源をキャップ
部材内に配した場合には、前記プリント配線板から文字
板を通して前記キャップ部材内まで電気的な接続ケーブ
ルを配する必要が生じるとともに、前記光源を前記支持
体に支持させた場合には、前記プリント配線板から文字
板を通して支持体内まで電気的な接続ケーブルを配する
必要が生じる。
【0011】また、前記ブラックフェイス形計器装置
は、例えば、スピードメータ、タコメータ、ヒューエル
ゲージ及びテンパラチャゲージなどの複数の表示計器を
備えている。このため、前述した指針及び光源は前記表
示計器ごとに必要となる。このように、指針及び光源
は、一つのブラックフェイス形計器装置において、複数
設けられている。
【0012】従来のブラックフェイス形計器装置は、前
述したように、プリント配線板と光源との間の電気的な
接続を確保するために、キャップ部材や支持体ごとに、
前述したケーブルを配する必要が生じる。したがって、
特に、比較的内部スペースが狭いキャップ部材及び支持
体内において前記光源と前述したケーブルとを接続しな
ければならなかった。このため、前記計器装置を組み立
てる際の工数が増大する傾向となって計器装置のコスト
が高騰する傾向となっていた。
【0013】したがって、本発明の目的は、組立にかか
る工数を抑制して、コストの高騰を抑制できる計器装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の計器装置
は、表示部を有する文字板と、光が入射されることによ
って光輝するとともに前記文字板の表示部を指示して計
測量を表示する指針と、前記文字板の前面側に配されか
つ前記文字板の表示不要部分を覆う見返し板と、前記見
返し板の前面側に配されかつ前記文字板の表示部及び見
返し板を覆う着色透明カバーと、を備えた計器装置にお
いて、前記指針に光を入射する光源を、前記見返し板の
背面側に取付けて前記文字板及び指針に相対向させたこ
とを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の本発明の計器装置は、請
求項1記載の計器装置において、前記光源が見返し板の
背面側に複数配され、前記着色透明カバーが、内部に計
測量に応じて回転する出力軸を有する計器ユニットを収
容しかつ前記光源の点灯状況を制御するためのプリント
配線板を取り付けた計器ケースの開口部を覆うように取
りつけられ、前記複数の光源と前記プリント配線板とが
可撓性を有する電気的接続要素によって互いに電気的に
接続され、前記可撓性を有する電気的接続要素が、前記
見返し板の背面側に配されたことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の本発明の計器装置は、請
求項1または請求項2記載の計器装置において、前記光
源が比較的硬質な基板部材を介して前記見返し板の背面
側に取りつけられたことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の本発明の計器装置は、請
求項3に記載の計器装置において、前記基板部材と見返
し板との一方が他方に向かって突出した位置決めピンを
備え、前記他方が前記位置決めピンが係合する位置決め
孔を備え、前記位置決めピンが前記位置決め孔に係合す
ることによって、前記光源が基板部材を介して見返し板
の背面側に取付けられたことを特徴としている。
【0018】請求項1に記載された本発明は、指針に対
し光を入射する光源を文字板の前面に配される見返し板
の背面側に取り付けている。このため、複数の光源をそ
れぞれ見返し板に取り付け、光源を取り付けた見返し板
を文字板の表示不要部分を覆うように取り付けるだけ
で、光源を指針に対し相対向させることができる。
【0019】請求項2に記載された本発明は、見返し板
の背面側に複数の光源が配され、これら複数の光源と計
器ケースに取り付けられたプリント配線板とが互いに可
撓性を有する電気的接続要素によって接続され、この電
気的接続要素が見返し板の背面側に配されている。
【0020】このため、複数の光源と電気的接続要素と
を互いに取り付けることによって、容易に複数の光源と
プリント配線板との間の電気的な接続を確保することが
可能となる。さらに、このとき、電気的接続要素が可撓
性を有しているため、見返し板を文字板などに取り付け
る作業などを妨げることがない。したがって、光源とプ
リント配線板との間の電気的な接続を確保する際に係る
工数を抑制することが可能となる。
【0021】請求項3に記載された本発明は、光源が、
比較的硬質な基板部材を介して見返し板の背面側に取り
付けられるので、光源が見返し板に確実に固定されるこ
ととなって、見返し板の背面側に取り付けられた後に光
源が位置ずれすることが防止される。
【0022】請求項4に記載された本発明によれば、前
記基板部材と見返し板とが、位置決めピンと位置決め孔
とが互いに係合することによって、互いに固定される、
このため、光源の見返し板に対する位置精度が、基板部
材によって、高精度に保たれることとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図8を参照して説明する。図1に示す計器装置と
しての車両用コンビネーションメータ1は、車両などの
移動体に搭載されて、この移動体の運転者に対し各種の
情報を表示する装置である。前記車両用コンビネーショ
ンメータ1は、図1に示すように、計器ケースとしての
ケーシング3と、表示計器4と、文字板6と、文字板用
導光板5と、表示計器4を照明する照明ユニット9と、
見返し板10と、着色透明カバーとしての黒色透明カバ
ー11と、を備えている。
【0024】ケーシング3は、運転者に対し相対する開
口部3aを有する箱状に形成されている。ケーシング3
内には、文字板照明用光源2と、後述するムーブメント
7a,7b,7c,7dなどが収容されている。
【0025】ケーシング3の開口部3aを形成する外縁
3bには、見返し板10の後述する係止爪10eが挿入
可能でかつ係止可能な受け溝3cが複数形成されてい
る。さらに、外縁3bには、黒色透明カバー11の後述
する係止爪11eが挿入可能でかつ係止可能な受け溝3
dが複数形成されている。
【0026】また、ケーシング3の図中奥側に位置する
奥壁の背面側にはプリント配線板36が取り付けられ
る。このプリント配線板36は、可撓性を有するフレキ
シブルプリント基板となっており、前述した照明ユニッ
ト9の動作などを制御するためのマイコンなどの実装品
が実装されている。
【0027】文字板6は、前記ケーシング3の開口部3
aを通ってケーシング3内に配される。文字板6は、ケ
ーシング3の周壁とともに前述した文字板照明用光源2
及びムーブメント7a,7b,7c,7dなどを包囲す
る。
【0028】文字板6には、図1に示すように、運転者
に相対する表面に、各種の文字表示を行うための、車速
表示用目盛6aとエンジン回転数表示用目盛6bと燃料
残量表示用目盛6cと冷却水温度表示用目盛6dが形成
されている。これらの目盛6a,6b,6c,6dは、
本明細書に記した表示部となっている。
【0029】また、文字板6には、図2に示すように、
シフトポジションの表示や各種のウォーニングの表示を
行う文字などからなる表示部6hが複数形成されてい
る。なお、図1においては、これらの表示部6hを省略
している。
【0030】また、図示例では、文字板6は、前記車速
表示用目盛6aを形成した第1文字板6eと、前記エン
ジン回転数表示用目盛6bを形成した第2文字板6f
と、前記燃料残量表示用目盛6cと冷却水温度表示用目
盛6dとを形成した第3文字板6gと、に三分割されて
いる。
【0031】文字板用導光板5は、ケーシング3内に収
容された文字板照明用光源2と、文字板6との間に配さ
れる。文字板用導光板5には、遮光板5eが重ねられて
いる。遮光板5eには、各目盛6a,6b,6c,6d
及び見返し板10の後述する各露出窓10a,10b,
10c,10dそれぞれに対応する導光窓5a,5b,
5c,5dが形成されている。また、遮光板5eには、
前記表示部6hそれぞれに対応する図示しない導光窓が
形成されている。
【0032】文字板用導光板5は、文字板照明用光源2
からの光を導光窓5a,5b,5c,5dなどを介して
文字板6の各目盛6a,6b,6c,6d及び表示部6
hまで導いて、これらの目盛6a,6b,6c,6d及
び表示部6hをそれぞれ発光させる機能を有している。
【0033】表示計器4は、車両の速度を表示するため
のスピードメータ4aと、エンジンの回転数を表示する
ためのタコメータ4bと、燃料の残量を表示するための
ヒューエルゲージ4cと、エンジンの冷却水の温度を表
示するテンパラチャゲージ4dとを備えている。
【0034】これらのスピードメータ4a、タコメータ
4b、ヒューエルゲージ4c及びテンパラチャゲージ4
dは、それぞれ、計器ユニットとしてのムーブメント7
a,7b,7c,7dと、指針12a,12b,12
c,12dと、前述した目盛6a,6b,6c,6d等
によって構成されている。
【0035】ムーブメント7a,7b,7c,7dは、
それぞれ、車両に搭載された図示しない車速検出手段、
エンジン回転数検出手段、燃料残量検出手段及び冷却水
検出などと接続している。ムーブメント7a,7b,7
c,7dは、それぞれ、これらの検出手段が検出した計
測量等に応じて回転する出力軸8a,8b,8c,8d
を備えている。
【0036】指針12a,12b,12c,12dは、
それぞれ、ムーブメント7a,7b,7c,7dそれそ
れの出力軸8a,8b,8c,8dと一体となって回転
するよう配されている。指針12a,12b,12c,
12dは、文字板6に付された目盛6a,6b,6c,
6dなどと協働して計測量を表示する。
【0037】前述したムーブメント7a,7b,7c,
7dそれぞれに取り付けられる指針12a,12b,1
2c,12dは、互いに略同等の構造をなしているた
め、以下、スピードメータ用指針12a(以下単に指針
12と呼ぶ)を図5を参照して説明する。
【0038】指針12は、図5に示すように、基部20
と、指針本体21などを備えている。基部20は、指針
本体21の後述する基端部41をムーブメント7a,7
b,7c,7dの出力軸8a,8b,8c,8dと一体
に回転するように支持する下面部材22と、有底筒状に
形成されかつ内側に下面部材22が嵌合する上面キャッ
プ23と、錘24などを備えている。
【0039】下面部材22は、非透過性の合成樹脂によ
って形成されている。下面部材22は、図5などに示す
ように、円盤状の円盤部25と、嵌入管部26などを備
えている。円盤部25には、指針本体21の基端部41
が嵌め込まれて指針本体21を固定する本体嵌合部27
が形成されている。また、円盤部25には、図示しない
貫通孔が形成されている。
【0040】嵌入管部26は、管状に形成されている。
嵌入管部26は、円盤部25から文字板6側に向かって
延びて形成されている。嵌入管部26には、各ムーブメ
ント7a,7b,7c,7dの出力軸8a,8b,8
c,8dが嵌入する。
【0041】また、図示例において、下面部材22は、
白色の合成樹脂などから構成されている。このため、本
体嵌合部27が、基端部41が嵌合した状態の指針本体
21から洩れた光を反射して、再び、指針本体21の内
部に入射させる。
【0042】上面キャップ23は、非透光性の合成樹脂
などから形成されている。上面キャップ23は、上壁部
29と周壁30とを有している。上面キャップ23は、
その上壁部29の略中央に集光部露出窓31を形成して
いる。集光部露出窓31は、上壁部29を貫通しかつそ
の平面形が略円形に形成されている。
【0043】上面キャップ23は、前記円盤部25の貫
通孔に係合するピン(図示しない)を一体に備えてい
る。上面キャップ23は、下面部材22の本体嵌合部2
7に固定された状態の指針本体21の基端部41を覆う
ように装着される。このとき前記ピンが貫通孔に係合し
て、上面キャップ23と下面部材22とが互いに固定さ
れる。
【0044】また、上面キャップ23には、錘保持部3
3と、切欠34とが形成されている。錘保持部33は、
前記錘24を保持する。切欠34は、指針本体21の後
述する指示部42が通ることのできる大きさに形成され
ている。
【0045】前記上面キャップ23において、前記錘保
持部33と、切欠34とは、上壁部29の中心を挟んで
互いに相対する位置に配されている。このような構成に
よって、錘24と指針本体21の指示部42とのバラン
スがとられて、指針12の長手方向の重心位置が調整さ
れる。
【0046】指針本体21は、アクリル樹脂等の透光性
を有する合成樹脂などから形成されている。指針本体2
1は、図5に示すように、前記下面部材22と上面キャ
ップ23との間に挟み込まれる基端部41と、この基端
部41から一方向に向かって延びて形成された指示部4
2と、を一体に備えている。
【0047】基端部41は、受光部46と、反射面47
と、集光部48とを備えている。受光部46は、後述す
る指針用LED15から入射した光を受光する。反射面
47は、基端部41の文字板6に相対する位置に配され
ており、文字板6に近づくのにしたがって徐々にムーブ
メント7a,7b,7c,7dの出力軸8a,8b,8
c,8dに近づく方向に傾いて形成されている。反射面
47は、受光部46で受光した光を指針本体21の指示
部42の先端方向に向かって反射する。
【0048】反射面47の表面には、拡散部49が形成
されている。拡散部49は、指針本体21を構成する母
材などに、シボ加工などが施されて梨地が形成されるこ
とによって得られたり、前記母材にフレネルなどが形成
されることによって得られる。
【0049】拡散部49は、反射面47及び後述の反射
層50によって、指針本体21の指示部42の先端方向
に向かって反射される光を、拡散させる機能を有してい
る。拡散部49は、指針用LED15から互いに波長の
異なる赤色光、緑色光及び青色光などが入射されると、
これらの光を拡散させて指針本体21内において確実に
混ぜ合わすこととなる。拡散部49は、指針用LED1
5から入射した赤色光、緑色光及び青色光などを混ぜ合
わせて、光輝した状態の指示部42に色むらが生じるこ
とを抑制する。
【0050】さらに、反射面47の表面には、ホットス
タンプ印刷あるいは蒸着等の手段によって銀色、白色等
の反射層50が形成されている。反射層50は、反射面
47の反射効率を高めて、指針本体21の指示部42の
先端方向に向かって反射される光の量を確保することと
なる。反射層50は、光輝した状態の指示部42の輝度
が低下することを抑制する。
【0051】集光部48は、受光部46に設けられてい
る。集光部48は、嵌入管部26にムーブメント7a,
7b,7c,7dの出力軸8a,8b,8c,8dが嵌
入して取付られた際に、受光部46から指針用LED1
5に向かって凸に突出して形成されている。
【0052】集光部48の指針用LED15に相対する
表面48aは、前記指針用LED15に向かって凸の球
面状に形成されている。集光部48は、前記上面キャッ
プ23の集光部露出窓31から露出して、指針用LED
15に相対するように配されている。集光部48は、指
針本体15と同じように周知の導光材料によって、指針
本体21と一体に形成されている。集光部48は、この
ような構成によって、いわゆる凸レンズの機能を有する
こととなる。
【0053】集光部48は、前述した構成によって、回
転に伴って指針用LED15と受光部46との相対的な
位置関係が変化して、指針用LED15の後述の各LE
D15a,15b,15cが出射する光のうち受光部4
6に光が入射しにくくなる波長の光を、特に集光して受
光部46に導くこととなる。集光部48は、指針12の
回転に伴って、受光部46に入射される光の量などが変
化して、光輝した状態の指示部42の輝度が変化したり
色むらが生じることを抑制する。
【0054】指示部42は、前記基端部41から離れる
のにしたがって徐々に先細となる四角錐状に形成されて
いる。指示部42は、基部20が出力軸8a,8b,8
c,8dに取り付けられた際に、運転者側に露出する露
出面42aと、文字板6と相対する反射面42bとを備
えている。反射面42bは、指針用LED15から入射
された光を反射して、前記露出面42aから黒色透明カ
バー11すなわち運転者側に向かって射出する。
【0055】反射面42bには、指針用LED15から
入射された光の反射効率を高めるための反射層45が形
成されている。反射層45は、ホットスタンプ印刷、蒸
着または塗装などによって形成される。反射層45は、
例えば、白色、銀色、アンバー系色などに形成されてい
る。図示例において、反射層45は、白色に形成されて
いる。
【0056】前述した構成によって、指針12は、例え
ば、指針用LED15の各LED15a,15b,15
cそれぞれから赤色光、緑色光及び青色光が基端部41
に入射されると、各光は、集光部48によって集光され
て反射面47に向かって導かれることとなる。反射面4
7に導かれた光は、拡散部49によって拡散されながら
反射面47及び反射層50によって指針本体21の指示
部42の先端方向に向かって反射される。
【0057】指示部42の先端方向に向かって反射され
た光は、指針本体21内において互いに混ざり合いなが
ら、反射面47によって、運転者側に向かって出射され
て、この放射した光を運転者に黒色透明カバー11を通
して視認させる。このように、指針本体21は、運転者
側からみて白色に光輝することとなる。
【0058】前述した構成によって、表示計器4は、前
述した検出手段が計測した計測量に応じて出力軸8a,
8b,8c,8d及び指針12a,12b,12c,1
2dが回転し、かつ指針12a,12b,12c,12
dがそれぞれ目盛6a,6b,6c,6dの所定の値を
指すことによって運転者に対し車両の走行状態を表示す
る。
【0059】見返し板10は、文字板6の運転者側すな
わち前面側に配され、ケーシング3の開口部3aを形成
する外縁3bに取り付けられるようになっている。見返
し板10は、図2などに示すように、前記目盛6a,6
b,6c,6d及び表示部6hをそれぞれ運転者に対し
て露出させるスピードメータ露出窓10aと、タコメー
タ露出窓10bと、ヒューエルゲージ露出窓10c及び
テンパラチャゲージ露出窓10dと、表示部露出窓10
hと、を備えている。
【0060】また、見返し板10は、その外縁からケー
シング3に向かって延びて形成された係止爪10eを備
えている。係止爪10eは、ケーシング3の受け溝3c
内に挿入されて係止する。見返し板10は、係止爪10
eが受け溝3c内に係止すると、文字板6の各目盛6
a,6b,6c,6d及び表示部6h以外の表示不要部
分を運転者に対して遮蔽する。さらに、見返し板10
は、文字板6側すなわち見返し板10の背面側に突出し
た図示しないフレキシブルプリント基板用位置決めピン
を備えている。
【0061】さらに、見返し板10は、前記窓10a,
10b,10c,10dそれぞれの縁に一体に形成され
た基端部保護部13を備えている。基端部保護部13
は、それぞれ、板状に形成され、前記窓10a,10
b,10c,10dの縁からムーブメント7a,7b,
7c,7dの出力軸8a,8b,8c,8dに取り付け
られる指針12a,12b,12c,12dの基端部4
1の上方に向かって突出して形成されている。
【0062】基端部保護部13は、文字板6上に配され
る指針12a,12b,12c,12dの基端部41に
相対する。基端部保護部13には、図3、図5及び図8
などに示すように、それぞれ、文字板6側すなわち見返
し板10の背面側に突出した位置決めピン51が形成さ
れている。
【0063】黒色透明カバー11は、板状に形成されか
つ黒などの比較的暗い色でかつ透明性を有する樹脂など
から形成されている。黒色透明カバー11は、見返し板
10の運転者側すなわち前面側に配される。黒色透明カ
バー11は、その外縁からケーシング3に向かって延び
て形成された係止爪11eを備えている。係止爪11e
は、ケーシング3の受け溝3d内に挿入されて係止す
る。
【0064】黒色透明カバー11は、係止爪11eが受
け溝3d内に係止すると、前記開口部3aを閉じるよう
に覆う。黒色透明カバー11は、文字板6の目盛6a,
6b,6c,6d、表示部6h及び見返し板10を覆っ
て、車両用コンビネーションメータ1内へ埃等が侵入し
ないようにする。
【0065】このように、黒色透明カバー11が黒など
の比較的暗い色でかつ透明性を有する樹脂などから形成
されているので、車両用コンビネーションメータ1は、
いわゆるブラックフェイス形計器装置となっている。
【0066】照明ユニット9は、スピードメータ用照明
ユニット9aと、タコメータ用照明ユニット9bと、ヒ
ューエルゲージ用照明ユニット9cと、テンパラチャゲ
ージ用照明ユニット9dとを備えている。
【0067】これらの照明ユニット9a,9b,9c,
9dは、それぞれ、目盛6a,6b,6c,6dの外縁
部から運転者側に光を出射して前述したメータ4a,4
b及びゲージ4c,4dそれぞれのリング照明を行うリ
ング照明用導光板14と、前述した指針12a,12
b,12c,12dの基端部41に設けられた受光部4
6に光を入射して指針12a,12b,12c,12d
を光輝させる指針用LED15と、リング照明用導光板
14に光を入射するリング用LED16と、を備えてい
る。
【0068】リング照明用導光板14は、それぞれ、リ
ング形状に形成されている。リング照明用導光板14
は、少なくとも一端面にリング用LED16から光が入
射される。リング照明用導光板14は、それぞれ内縁部
を、前述した窓10a,10b,10c,10dから運
転者側に露出した状態で、見返し板10に取り付けられ
る。
【0069】前述した構成によってリング照明用導光板
14は、リング用LED16の後述する赤色LED16
a、緑色LED16b及び青色LED16cから入射さ
れた赤色光、緑色光及び青色光を混合した後、混合した
光のうち一部を内縁部から反射して、運転者側すなわち
黒色透明カバー11に向かって射出する。すなわち、リ
ング照明用導光板14は、リング用LED16から入射
された光のうち一部を、窓10a,10b,10c,1
0dの内縁部の近傍から運転者側に向かって出射する。
【0070】このように、リング照明用導光板14は、
各メータ4a,4b及びゲージ4c,4dそれぞれの外
縁の照明すなわちリング照明を行う。前記リング照明用
導光板14は、サイドエッジライト方式のリング照明用
光源をなしている。
【0071】指針用LED15及びリング用LED16
は、互いに略同等の構成となっており、それぞれ、図4
などに示すように、赤色LED15a,16a、緑色L
ED15b,16b及び青色LED15c,16cとが
一つのガラス基盤などの基板部材上に一体に形成されて
いる。これらの赤色LED15a,16a、緑色LED
15b,16b及び青色LED15c,16cは、それ
ぞれ赤色光、緑色光及び青色光を出射する。
【0072】指針用LED15及びリング用LED16
は、各LED15a,16a,15b,16b,15
c,16cを独立して駆動することができる。このよう
に、指針用LED15及びリング用LED16は、それ
ぞれ、赤色光、緑色光及び青色光などの互いに波長が異
なる光を複数出射できるようになっており、フルカラー
発光可能なLEDユニットとなっている。
【0073】なお、前記指針用LED15は、本明細書
に記した光源をなしており、前記赤色LED15a、緑
色LED15b及び青色LED15cはそれぞれ発光子
をなしている。また、前記指針用LED15及びリング
用LED16は、互いに波長が異なる光を出射する複数
の発光子を一つに基板部材上に一体に形成したチップ形
光源をなしている。
【0074】指針用LED15は、図5などに示すよう
に、ガラスエポキシ樹脂などからなる比較的硬質な基板
部材としてのプリント基板17などに実装されている。
このプリント基板17は、図7などに示すように、基端
部保護部13の位置決めピン51が係合する位置決め孔
52を備えている。
【0075】プリント基板17の位置決め孔52は、前
記位置決めピン51が係合した際に指針用LED15が
指針12a,12b,12c,12dの基端部41に相
対する位置に配されている。これらの位置決め孔52及
び位置決めピン51は、指針用LED15を基端部41
に相対する所定の位置に位置決めする。
【0076】そして、前記指針用LED15は、前述し
たプリント基板17を介して、基端部保護部13に、文
字板6に相対するよう取り付けられる。前記指針用LE
D15は、見返し板10の背面側に取り付けられる。
【0077】すなわち、指針用LED15は、指針12
a,12b,12c,12dの基端部41に相対向する
よう取り付けられる。指針用LED15は、指針用LE
D15は、指針12a,12b,12c,12dの基端
部41に向かって、前述した各LED15a,15b,
15cから光を出射する。
【0078】前記基端部保護部13には、後述するよう
に指針本体21を光輝させる際の輝度を確保するため
に、それぞれ複数個の指針用LED15が取り付けられ
ている。
【0079】図示例において、スピードメータ4a用の
指針12aに相対する基端部保護部13には、図8など
に示すように、指針用LED15が4つ取り付けられて
おり、タコメータ4b用の指針12bに相対する基端部
保護部13には、指針用LED15が3つ取り付けられ
ており、各ゲージ4c,4d用の指針12c,12dに
相対する基端部保護部13には、それぞれ、指針用LE
D15が2つずつ取り付けられている。
【0080】リング用LED16は、ガラスエポキシ樹
脂などからなる比較的硬質なプリント基板などを介し
て、リング照明用導光板14の少なくとも一端面に相対
するよう見返し板10に取り付けられている。リング用
LED16は、それぞれリング照明用導光板14の一端
面に向かって、前述した各LED16a,16b,16
cから光を出射する。
【0081】図示例において、スピードメータ4a及び
タコメータ4b用のリング照明用導光板14には、両端
面それぞれに相対するようにリング用LED16が設け
られており、各ゲージ4c,4d用のリング照明用導光
板14それぞれには、一端面に相対するようにリング用
LED16が設けられている。
【0082】前述した指針用LED15及びリング用L
ED16は、図1などに示すように、可撓性を有する電
気的接続要素としてのフレキシブルプリント基板18
a,18bなどによって、前述したケーシング3の背面
側に取り付けられるプリント配線板36などと電気的に
接続している。前記フレキシブルプリント基板18a,
18bは、互いにほぼ同等の機能を有するため、以下フ
レキシブルプリント基板18aを代表して説明する。
【0083】フレキシブルプリント基板18aは、図
3、図6ないし図8に示すように、見返し板10の図示
しないフレキシブルプリント基板用位置決めピンが挿入
可能な位置決め孔53を複数備えているとともに、前記
プリント基板17の位置決め孔52と対向合致する取付
孔54と、指針用LED露出孔55と、リング用LED
露出孔56とを備えている。
【0084】これらの孔53,54,55,56は、そ
れぞれ、フレキシブルプリント基板18aを貫通して形
成されている。指針用LED露出孔55は、指針用LE
D15が通ることのできる大きさに形成されている。指
針用LED露出孔55は、図6及び図8に示すように、
プリント基板17の位置決め孔52と取付孔54とが対
向合致すると、プリント基板17に実装された指針用L
ED15が内側を通って指針12a,12b,12c,
12dの基端部41側に露出する位置に配されている。
リング用LED露出孔56は、プリント基板に実装され
たリング用LEDが通ることのできる大きさに形成され
ている。
【0085】フレキシブルプリント基板18aは、指針
用LED露出窓55から指針用LED15が指針12
a,12b,12c,12d側に露出してプリント基板
17と接すると、指針用LED15と電気的に接続す
る。また、フレキシブルプリント基板18aは、ケーシ
ング3の奥壁に設けられる図示しないコネクタなどを介
して、プリント配線板36と電気的に接続する。
【0086】前述した構成によれば、指針用LED15
を見返し板10の背面側に取り付ける際に、まず、指針
用LED15が実装されたプリント基板17の位置決め
孔52に基端部保護部13の位置決めピン51を係合し
て、前記プリント基板17を基端部保護部13に接する
よう見返し板10に取り付ける。
【0087】その後、フレキシブルプリント基板18a
の取付孔54に前記位置決めピン51を通すとともに、
位置決め孔53にフレキシブルプリント基板用位置決め
ピンを通して、フレキシブルプリント基板18aをプリ
ント基板17に密接するように位置決めする。このと
き、指針用LED15が、フレキシブルプリント基板1
8aの指針用LED露出孔55を通って、文字板6側す
なわち見返し板10の背面側に露出する。
【0088】そして、位置決めピン51の取付孔54か
ら見返し板10の背面側に突出した先端部を加熱して一
旦溶融させる。その後、溶融させた先端部を見返し板1
0に押しつけて変形させてから硬化させる。見返し板1
0、指針用LED15及びプリント基板17、フレキシ
ブルプリント基板18aが互いに固定される。また、前
記フレキシブルプリント基板18bも同様の工程に基づ
いて見返し板10の背面側に取り付けられる。
【0089】このように、指針用LED15は、プリン
ト基板17を介して見返し板10に取り付けられた後、
係止爪10eを受け溝3c内に係止させることによっ
て、図5に示すように、指針本体21の基端部41に相
対向することとなる。
【0090】このとき、係止爪10eを受け溝3c内に
係止させることによって、指針用LED15は指針15
の基端部41に対し位置決めされる。このとき、フレキ
シブルプリント基板18a,18bは、見返し板10の
背面側に配されることとなって、前記指針用LED15
などとプリント配線板36との間に亘って配されること
となる。
【0091】本実施形態の車両用コンビネーションメー
タ1は、指針12に対し光を入射する指針用LED15
を見返し板10の背面側に取り付けているため、複数の
指針用LED15をそれぞれ見返し板10に取り付け、
これら指針用LED15を取り付けた見返し板10を文
字板の前記目盛6a,6b,6c,6d及び表示部6h
を除く表示不要部分を覆うようにケーシング3に取り付
けるだけで、指針用LED15を指針12a,12b,
12c,12dの基端部41に対し相対向させることが
できる。
【0092】したがって、指針用LED15を指針12
a,12b,12c,12dに相対向して取り付ける際
の工数を抑制できるとともに、車両用コンビネーション
メータ1自体のコストの高騰を抑制することができる。
【0093】また、車両用コンビネーションメータ1
は、見返し板10の背面側に設けられた複数の指針用L
ED15とプリント配線板36とが互いに可撓性を有す
るフレキシブルプリント基板18a,18bによって互
いに電気的に接続され、かつこれらのフレキシブルプリ
ント基板18a,18bが見返し板10の背面側に配さ
れている。
【0094】このため、複数の指針用LED15とフレ
キシブルプリント基板18a,18bとを互いに取り付
けることによって、容易に、指針用LED15と、プリ
ント配線板36とを互いに電気的に接続することが可能
となる。このとき、フレキシブルプリント基板18a,
18bが作業を妨げることがない。
【0095】したがって、指針用LED15とプリント
配線板36との間の電気的な接続を確保する際に係る工
数を抑制することが可能となり、車両用コンビネーショ
ンメータ1の組立工数を抑制できるとともに、この車両
用コンビネーションメータ1自体のコストの高騰を抑制
することができる。
【0096】また、指針用LED15が、比較的硬質な
プリント基板17を介して見返し板10に取り付けられ
るので、組立後に、指針用LED15の位置ずれが抑制
されることとなる。
【0097】したがって、指針12a,12b,12
c,12dを確実に光輝させることが可能となって、指
針12a,12b,12c,12dの視認性を低下させ
ることが抑制されて車両用コンビネーションメータ1自
体の判読性を低下させることが抑制される。
【0098】また、プリント基板17が、互いに係合す
る位置決めピン51と位置決め孔52によって位置決め
されるので、指針用LED15の見返し板10に対する
位置精度が、高精度に保たれることとなる。したがっ
て、より一層、指針12a,12b,12c,12dの
視認性を低下させないとともに車両用コンビネーション
メータ1自体の判読性を低下させることがない。
【0099】なお、前述した実施形態においては、プリ
ント基板17に位置決め孔52を設け、見返し板10に
位置決めピン51を設けているが、本発明においては、
見返し板10の基端部保護部13に位置決め孔52を形
成し指針用LED15を実装したプリント基板17に位
置決めピン51と前記取付孔54に係合する位置決めピ
ンを設けても良い。
【0100】また、前述した実施形態においては、指針
用LED15などとプリント配線板36とを電気的に接
続する際に、フレキシブルプリント基板18a,18b
を用いているが、可撓性を有する周知の接続ケーブルを
用いても良い。
【0101】前述した実施形態の車両用コンビネーショ
ンメータ1によれば、以下に示す計器装置が得られる。
【0102】表示部を有する文字板と、光が入射される
ことによって光輝するとともに前記文字板の表示部を指
示して計測量を表示する指針と、前記文字板の前面側に
配されかつ前記文字板の表示不要部分を覆う見返し板
と、前記見返し板の前面側に配されかつ前記文字板の表
示部及び見返し板を覆う着色透明カバーと、を備えた計
器装置において、前記指針に光を入射する光源として、
互いに異なる波長の光を出射する複数の発光子を一つの
基板部材に一体に形成したチップ形光源を用いることを
特徴とする計器装置。
【0103】指針を光輝させるためのチップ形光源は、
複数の発光子を一つの基板部材に一体に形成しているの
で、肉厚が薄く形成されている。このため、前記計器装
置は、チップ形光源を用いることによって、従来より周
知の砲弾形状に形成されたLEDを光源として用いたも
のと比較して、移動体に取り付けられた際の奥行き寸法
が抑制されることとなる。
【0104】前記計器装置において、前記チップ形光源
を見返し板に取り付けるので望ましい。この場合、前述
した奥行き寸法をより確実に抑制することが可能とな
る。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、指針に対し光を入射する光源を文字板の
前面に配される見返し板の背面側に取り付けている。こ
のため、複数の光源をそれぞれ見返し板に取り付け、光
源を取り付けた見返し板を文字板の表示不要部分を覆う
ように取り付けるだけで、光源を指針に対し相対向させ
ることができる。
【0106】したがって、光源を取り付けた見返し板を
文字板の表示不要部分を覆うように取り付けるだけで、
光源が指針に対し光を入射できる位置に配することがで
きるので、光源を指針に相対向して取り付ける際の工数
を抑制できるとともに、計器装置自体のコストの高騰を
抑制することができる。
【0107】請求項2に記載された本発明によれば、前
述した請求項1の効果にくわえ、見返し板の背面側に配
された複数の光源と計器ケース内に収容されたプリント
配線板とが互いに可撓性を有する電気的接続要素によっ
て接続され、かつこの電気的接続要素が見返し板の背面
側に配されている。
【0108】このため、複数の光源と電気的接続要素と
を互いに取り付けることによって、複数の光源とプリン
ト配線板との間の電気的な接続を容易に確保することが
できるとともに、電気的接続要素が作業を妨げることが
ない。したがって、光源とプリント配線板との間の電気
的な接続を確保する際に係る工数を抑制することが可能
となり、計器装置自体の組立工数をより抑制して、計器
装置自体のコストの高騰をより抑制することが可能とな
る。
【0109】請求項3に記載された本発明によれば、前
述した請求項の効果にくわえ、光源が、比較的硬質な基
板部材を介して見返し板の背面側に取り付けられるの
で、光源が見返し板に確実に固定されるとともに見返し
板の背面側に取り付けられた後に位置ずれが防止され
る。
【0110】したがって、組立工数を抑制してコストの
高騰を抑制できることにくわえ、指針を確実に光輝させ
ることが可能となる。
【0111】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3の効果にくわえ、基板部材と見返し板とが互いに係合
する位置決めピンと位置決め孔とによって、互いに位置
決めされて固定される。したがって、光源の見返し板に
対する位置が、基板部材によって比較的高精度に保たれ
るので、組立工数を抑制してコストの高騰を抑制できる
ことにくわえ、指針をより一層確実に光輝させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車両用コンビネーション
メータの分解した状態を示す斜視図である
【図2】同実施形態の車両用コンビネーションメータの
正面図である。
【図3】同実施形態の車両用コンビネーションメータの
見返し板を背面側からみた平面図である。
【図4】同実施形態の車両用コンビネーションメータに
用いられる指針用LED及びリング用LEDを示す斜視
図である。
【図5】同実施形態の車両用コンビネーションメータに
おいて指針が取り付けられた状態を示す断面図である。
【図6】同実施形態の車両用コンビネーションメータの
フレキシブルプリント基板を背面側からみた平面図であ
る。
【図7】同実施形態の車両用コンビネーションメータの
フレキシブルプリント基板を正面側からみた平面図であ
る。
【図8】図3中の部分VIIIを拡大して示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1…車両用コンビネーションメータ(計器装置) 3…ケーシング(計器ケース) 3a…開口部 6…文字板 6a…車速表示用目盛(表示部) 6b…エンジン回転数表示用目盛(表示部) 6c…燃料残量表示用目盛(表示部) 6d…冷却水温度表示用目盛(表示部) 6h…表示部 7a,7b,7c,7d…ムーブメント(計器ユニッ
ト) 8a,8b,8c,8d…出力軸 10…見返し板 11…黒色透明カバー(着色透明カバー) 12,12a,12b,12c,12d…指針 15…指針用LED(光源) 17…プリント基板(基板部材) 18a,18b…フレキシブルプリント基板(電気的接
続要素) 36…プリント配線板 51…位置決めピン 52…位置決め孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する文字板と、 光が入射されることによって光輝するとともに前記文字
    板の表示部を指示して計測量を表示する指針と、 前記文字板の前面側に配されかつ前記文字板の表示不要
    部分を覆う見返し板と、 前記見返し板の前面側に配されかつ前記文字板の表示部
    及び見返し板を覆う着色透明カバーと、を備えた計器装
    置において、 前記指針に光を入射する光源を、前記見返し板の背面側
    に取付けて前記文字板及び指針に相対向させたことを特
    徴とする計器装置。
  2. 【請求項2】 前記光源が見返し板の背面側に複数配さ
    れ、 前記着色透明カバーが、内部に計測量に応じて回転する
    出力軸を有する計器ユニットを収容しかつ前記光源の点
    灯状況を制御するためのプリント配線板を取り付けた計
    器ケースの開口部を覆うように取りつけられ、 前記複数の光源と前記プリント配線板とが可撓性を有す
    る電気的接続要素によって互いに電気的に接続され、 前記可撓性を有する電気的接続要素が、前記見返し板の
    背面側に配されたことを特徴とする請求項1記載の計器
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光源が比較的硬質な基板部材を介し
    て前記見返し板の背面側に取りつけられたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の計器装置。
  4. 【請求項4】 前記基板部材と見返し板との一方が他方
    に向かって突出した位置決めピンを備え、前記他方が前
    記位置決めピンが係合する位置決め孔を備え、 前記位置決めピンが前記位置決め孔に係合することによ
    って、前記光源が基板部材を介して見返し板の背面側に
    取付けられたことを特徴とする請求項3記載の計器装
    置。
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