JP2001021327A - 面形状測定装置 - Google Patents

面形状測定装置

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JP2001021327A
JP2001021327A JP11192802A JP19280299A JP2001021327A JP 2001021327 A JP2001021327 A JP 2001021327A JP 11192802 A JP11192802 A JP 11192802A JP 19280299 A JP19280299 A JP 19280299A JP 2001021327 A JP2001021327 A JP 2001021327A
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spherical wave
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Shigeru Nakayama
繁 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】球面波を基準波面とする面形状測定装置であっ
て、容易に、かつ、高精度に面形状を測定することので
きる面形状測定装置を提供する 【解決手段】所定の波面の第1の光束SWAを被検面5
aに入射させ、その反射光と、所定の波面の第2の光束
SWBとを干渉させて、検出部7により光路長差の分布
1を求めた後、機構106により被検面5aおよび検
出部7の位置関係を相対的に入れ替えて、第2の光束S
WBを被検面5aに入射させ、その反射光と、前記第1
の光束SWAとを干渉させて、光路長差の分布D2を求
める。求めたD1およびD2を E=(D1+D2)/4に
代入することにより、被検面5aの面形状を表すEを算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ、ミラーな
どの面形状を高精度に測定するための干渉計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、面形状の計測には、フィゾー干渉
計やトワイマン・グリーン干渉計が用いられてきた。こ
れらの干渉計は、基準面を必要とし、その基準面との比
較によって面形状を計測する。このため、測定精度は基
準面の面精度を越えることができなかった。
【0003】この問題点を解決するため、基準面を必要
としない干渉計として、ピンホールによる回折波面を基
準とする干渉計(PDI:Point-Diffraction-Interfer
ometer)が特開平2−228505号に開示されてい
る。この干渉計は、ピンホールの回折により生じた理想
的な球面波を基準波面として、球面形状の計測を行って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のPDI
は、基準波面として理想的な球面波が必要であるが、ピ
ンホールの形状誤差や、ピンホールと照明光学系のアラ
イメント誤差などのために、厳密な球面波を得ることは
困難である。このように、誤差を含んだ球面波を基準波
面として用いると、測定結果にも誤差が含まれてしまう
という問題があった。
【0005】本発明は、球面波を基準波面とする面形状
測定装置であって、容易に、かつ、高精度に面形状を測
定することのできる面形状測定装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような面形状測定装置が提
供される。
【0007】すなわち、所定の波面の第1の光束と、所
定の波面の第2の光束とを出射する光源と、被検面を保
持するための保持部と、前記被検面で反射された測定光
束と、参照光束とを干渉させて検出するための検出部
と、前記保持部および前記検出部を、前記光源に対し
て、予め定めた第1の配置または予め定めた第2の配置
に相対的に選択可能に配置する機構部とを有し、前記第
1の配置は、前記第1の光束が前記測定光束として前記
被検面に入射する位置に前記保持部を位置させ、前記第
2の光束が前記参照光束として前記検出部に入射する位
置に前記検出部を位置させる配置であり、前記第2の配
置は、前記第2の光束が前記測定光束として前記被検面
に入射する位置に前記保持部を位置させ、前記第1の光
束が前記参照光束として前記検出部に入射する位置に前
記検出部を位置させる配置であることを特徴とする面形
状測定装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。
【0009】まず、図1〜図3を用いて、本発明の第1
の実施の形態の面形状測定装置の構成について説明す
る。
【0010】本実施の形態の面形状測定装置は、光軸1
01上に順に配置された、レーザ光源1と、レンズ2
と、ピンホール・ミラー3と、レボルバー102とを備
えている。ピンホール・ミラー3は、図3のように、ガ
ラス基板3aの表面に金属膜3bを蒸着したものであ
り、この金属膜3bのほぼ中央部には、所定の径のピン
ホール3cがエッチング等によって設けられている。レ
ボルバー102は、光軸101を中心に180度回転可
能であり、被検物体5を保持するための保持部11と、
レンズ6と、CCD7とが搭載されている。レボルバー
102上の保持部11が搭載されている位置は、ピンホ
ール3cから出射された球面波SWの一部が被検物体5
の被検面5aに照射される位置であって、かつ、被検面
5aの光軸103を、ピンホール・ミラー3のピンホー
ル3cに向ける位置である。レボルバー102上のCC
D7およびレンズ6が搭載されている位置は、光軸10
3を中心とする光束をピンホール・ミラー3で反射した
場合の反射光の光軸104上であり、かつ、レボルバー
102を反転したときにピンホール3cから出射された
球面波SWの一部が被検物体5の被検面5aに照射され
る位置である。
【0011】また、CCD7、レーザ光源1、およびレ
ボルバー102の回転駆動源106には、コンピュータ
105が接続されている。コンピュータ105は、CC
D7の受光画像を解析するため、ならびに、レボルバー
102の回転およびレーザ光源1の動作を制御するため
に配置されている。
【0012】つぎに、本実施の形態の面形状測定装置に
よる被検物体5の被検面の面形状測定の動作について説
明する。
【0013】コンピュータ105の指示によりレーザ光
源1が光を出射すると、この光は、レンズ2によりピン
ホール・ミラーのピンホール3cに集光され、ピンホー
ル3cで回折されて球面波SWとして広がって行く。球
面波SWのうち、図1で向かって左手側に図示されてい
る一部の光束SWAは、測定用光束として、保持部11
が保持している被検物体5の被検面5aに到達し、被検
面5aにより反射され、光軸103に沿ってピンホール
・ミラー3に再び集光される。この光束は、さらにピン
ホール・ミラー3で反射され、光軸104に沿ってレン
ズ6に入射して平行光束となり、CCD7の受光面に到
達する。一方、球面波SWAのうちの向かって右手側に
図示されている一部の光束SWBは、参照用光束とし
て、レンズ6に直接入射して平行光束となり、CCD7
の受光面に達する。よって、CCD7の受光面では、参
照用光束と被検面5aからの測定用光束とが干渉し、干
渉縞が生じる。
【0014】コンピュータ105は、CCD7から干渉
縞の画像を取り込み、内蔵するプログラムで解析するこ
とにより、干渉縞の位相分布を公知の方法で算出し、そ
の結果を内蔵するメモリに格納する。
【0015】つぎに、コンピュータ105は、回転駆動
源106に動作を指示し、レボルバー102を光軸10
1を中心に180度回転させる。これにより、被検物体
5、レンズ6、CCD7は、先ほどの配置とは左右が入
れ替わって、図2のような配置になる。
【0016】図2の配置では、図1では測定光束として
被検面5aに照射されていた向かって左手側の光束SW
Aが、参照光束としてレンズ6に入射し、CCD7に達
する。一方、先ほどは参照光束だった向かって右手側の
光束SWBが、今度は測定光束として被検面5aに到達
する。被検面5aからの反射光は、さらにピンホール・
ミラー3で反射されてレンズ6に入射し、平行光束とな
り、CCD7に到達する。これにより、CCD7の受光
面では、参照用光束と被検面5aからの測定用光束とが
干渉し、干渉縞が生じる。
【0017】コンピュータ105は、図2の配置につい
ても、CCD7から干渉縞の画像を取り込み、内蔵する
プログラムで解析することにより、干渉縞の位相分布を
算出し、その結果を内蔵するメモリに格納する。
【0018】コンピュータ105は、メモリに格納して
おいた図1の配置、図2の配置についての干渉縞の位相
分布から、それぞれ、光路長差の分布を算出する。
【0019】図1の配置で得られた干渉縞の光路長差の
分布D1は、被検面5aの面形状の球面からの乖離を
E、測定用光束として用いているSWAの球面波からの
乖離をWA、参照用光束として用いているSWBの球面
波からの乖離をWBとすると、下記式(1)で表され
る。なお、E,WAおよびWBは、球面の法線方向の乖離
である。
【0020】 D1=2E+WA−WB (1) 一方、図2の配置で得られた光路長差の分布D2は、参
照用光束と測定用光束とが図1の場合とは入れ替わって
いるため、WA、WB、Eで表すと、下記式(2)のよう
に表される。
【0021】 D2=2E+WB−WA (2) これら式(1)および式(2)から、WAおよびWBを消
去すると、被検面5aの形状の球面からの乖離Eは、 E=(D1+D2)/4 (3) と表すことができる。
【0022】コンピュータ105は、図1および図2の
配置での干渉縞から求めた光路長差の分布D1およびD2
を、上記(3)式に代入することにより、被検面5aの
面形状の球面からの乖離をEを求め、これをユーザに対
して表示もしくは出力する。
【0023】このように、本実施の形態の面形状測定装
置では、参照光束と測定光束とを入れ替えて、2つの配
置で干渉縞を測定することにより、参照光束と測定光束
が完全な球面でなくとも、これらの光束の球面からの乖
離WA、WBを上記(3)式で打ち消した上で、被検面5
a形状を求めることができる。これにより、本実施の形
態の面形状測定装置によれば、発生する球面波が厳密な
球面波でなくても、高精度に被検面5aの形状を求める
ことが可能になった。
【0024】したがって、本実施の形態の面形状測定装
置は、ピンホール3cの形状にある程度の誤差が許容さ
れるため、従来のように厳密な球面波を発生させる必要
のある装置と比較して、装置を容易に製造でき、コスト
を削減できる。また、レンズ2とピンホール・ミラー3
とのアライメントも、従来と比較して容易であるため、
容易に測定を行うことができる。
【0025】なお、上述の面形状の測定方法は、被検面
5aごとに図1の配置と図2の配置でそれぞれ干渉縞を
測定する方法であるが、これを簡略化して、つぎのよう
な測定方法にすることも可能である。簡略化した測定方
法で用いる式は、上述の式(1)を変形して得ることが
できる。式(1)を変形すると、 E=D1/2−(WA−WB)/2 (1)’ となる。この式は、図1の配置状態での測定結果による
光路長差の分布D1から被検面5aの形状を求める式で
ある。式(1)’における(WA−WB)/2の項は、図
1の配置の測定結果のD1から面形状を求める際の測定
誤差MEである。この項は、上記式(1)および式
(2)より下記式(4)のように表すことができる。
【0026】 ME=(WA−WB)/2 =(D1−D2)/4 (4) そこで、簡略化する測定方法では、最初の測定の際に図
1の配置と図2の配置で干渉縞を測定し、この測定結果
から光路長差の分布D1およびD2を求め、これを式
(4)に代入して、測定誤差ME=(WA−WB)/2を
求める。その後の測定では、図1の配置のみで測定を行
って、それによりD1を求める。このD1と、最初に求め
ておいたME=(WA−WB)/2を式(1)’に代入す
ることにより、Eを求める。この方法では、最初だけ図
1および図2の配置の測定を行いMEを求めてさえおけ
ば、その後の測定では、図1の配置のみの測定でよいた
め、途中でレボルバーを回転させる必要がなく、測定が
簡単になる。なお、図1の配置の測定の代わりに、図2
の配置のみの測定でD2を得て、これと求めておいたME
を式(2)に代入することにより、Eを求めることも可
能である。
【0027】また、上述の実施の形態では、レボルバー
102を180度回転させることにより、被検物体5や
CCD7の配置を180度入れ替える構成であったが、
被検物体5やCCD7は固定しておき、ピンホール・ミ
ラー3、レンズ2、および光源1を回転機構に搭載し、
これらを光軸101を中心に180度回転させる構成に
することもできる。これにより、光束SWAとSWBが
180度回転して入れ替わるため、上記と同様の効果を
得ることができる。
【0028】また、レボルバー102に被検物体5、C
CD7およびレンズ6を搭載しないかわりに、保持部1
1や、CCD7およびレンズ6を保持する部分を、光軸
101を挟んで対称な2箇所に予め設置しておき、図1
の配置での測定が終了した後、手動で被検物体5、CC
D7およびレンズ6をもう一箇所の保持部に移動させ
て、図2の配置にする構成にすることもできる。この場
合、被検物体5は、図1、図2のように0゜方向がいず
れの配置でも光軸101の外側に向くように搭載する。
このように搭載することにより、光束と被検面5aの対
応を、図1の配置と図2の配置とで維持できる。
【0029】また、本実施の形態では、干渉縞の画像を
取り込んで位相分布を算出する際に、不図示のピエゾ素
子で保持部11を光軸103の方向に微小に移動させ、
周知の位相シフト干渉法により干渉縞の位相分布を測定
している。この位相シフト干渉法は、被検面5aを光軸
方向に微小に移動させて、干渉縞が変化させながら、位
相分布を測定する方法であり、高精度に干渉縞の位相分
布を測定することができる。
【0030】なお、本実施の形態では、レンズ6は、被
検面5の像をCCD7の受光面に結像する役目もしてい
るため、被検面5aの形状を正確に知るために、レンズ
6のディストーションを抑えた設計にすることが望まし
い。また、ディストーションの設計値や実測値を用い
て、干渉縞の横座標を補正することによって、被検面5
a上の座標とCCD上での座標を正確に関係付け、高精
度に面形状を測定することも出来る。
【0031】また、本実施の形態では、球面波の測定用
光束と参照用光束を得るためにピンホール・ミラー3を
用いたが、ピンホール・ミラー3の代わりに特開平6−
174447で開示されているような光ファイバーや光
導波路を用い、これらの端部から出射される球面波を用
いることも可能である。
【0032】また、本実施の形態の面形状測定装置は、
上述したように求められるEが被検面5aの球面からの
乖離であるが、本実施の形態の面形状測定装置を用いて
被検面5aとして非球面形状を測定することも可能であ
る。非球面形状の被検面5aを測定する場合、測定光束
の球面波の曲率半径と被検面5aの曲率半径がほぼ一致
する部分では、粗な干渉縞が得られるため、正確に面形
状が測定できるが、測定光束の球面波の曲率半径と被検
面の曲率半径が離れている部分は、密な干渉縞になり、
CCD7の画素間隔では位相を検出できなくなる。そこ
で、非球面形状の被検面5aを測定する場合には、保持
部11を光軸103方向に少しずつ移動させて、被検面
5aとピンホール・ミラー3との間隔を変化させること
により、被検面5aに到達時の測定光束の球面波の曲率
半径を少しずつ変化させ、球面波の曲率半径と被検面5
aの曲率半径とが一致する部位について少しずつ測定を
行う。このようにして被検面5aの少しずつ異なる部位
の面形状を測定した後、測定結果をコンピュータ105
で合成することにより、1回の測定では測定できないよ
うな広い領域の非球面形状を計測することができる。こ
の測定方法については、特願平10−260698号に
詳細に記載されている。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態の面形状
測定装置について図4および図5を用いて説明する。
【0034】第2の実施の形態の面形状測定装置は、球
面波を発生させるためにピンホール・ミラーを用いず、
光源1とレボルバー102との間に配置した集光レンズ
22で光を集光することにより球面波を発生させる構成
である。また、被検面5aで反射された測定光束をCC
D7に向けて反射するために、レンズ22の焦点位置に
は、ハーフミラー23が配置されている。他の構成は、
図1の面形状測定装置と同じであるので、説明を省略す
る。
【0035】図4の面形状測定装置において、レーザ光
源1から出射された光は、レンズ22によって集光され
ることにより、球面波SW’となる。球面波SW’の一
部光束SWA’は、第1の実施の形態と同様に測定光束
として被検面5aに到達し、これによって反射され、ハ
ーフミラー23でさらに反射されて、レンズ6に至り、
CCD7に到達する。一方、球面波SW’の一部光束S
WB’は、参照光束として、レンズ6を通過し、CCD
7に到達する。よって、CCD7上で測定光束と参照光
束は干渉し、干渉縞を生じる。このように、図4の配置
で干渉縞の位相分布を測定した後、図5のようにレボル
バー102を180度回転させた配置で再び干渉縞の位
相分布を測定する。この後の解析方法は、第1の実施の
形態と同様に、図4の配置と図5の配置でそれぞれ得た
干渉縞の位相分布を式(3)に代入することにより、被
検面5aの面形状を算出する。
【0036】第2の実施の形態の面形状測定装置は、レ
ンズ22で光を集光することにより球面波SW’を発生
させるため、球面波SW’がどれくらいの精度の球面波
となるかは、レンズ22の精度に依存する。しかしなが
ら、本実施の形態では、図4の配置と図5の配置でそれ
ぞれ干渉縞の位相分布を測定し、これを式(3)に代入
することにより、測定光束と参照光束の球面波からの誤
差を打ち消すことができるため、レンズ22にある程度
の誤差を許容できる。よって、レンズ22で球面波を発
生させる図4の構成で実用可能な面形状測定装置を得る
ことができる。
【0037】このように、第2の実施の形態の面形状測
定装置は、レンズ22の精度にある程度の誤差が許容さ
れるため、従来のように厳密な球面波を発生させる必要
のある装置と比較して、装置を容易に製造でき、コスト
を削減できる。また、レンズ22等の光学系のアライメ
ントも、従来と比較して容易であるため、容易に測定を
行うことができる。
【0038】第2の実施の形態の面形状測定装置につい
ても、第1の実施の形態と同様に、レボルバー102の
代わりに、光源1、レンズ22、およびハーフミラー2
3を180度回転させる構成にすることができる。ま
た、測定方法についても、第1の実施の形態と同様に、
最初に測定誤差MEを式(4)により求めておき、その
後は、図4の配置のみの測定で式(1)’から面形状を
測定する簡略化した方法を用いることができる。
【0039】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
球面波を基準波面とする面形状測定装置であって、容易
に、かつ、高精度に面形状を測定することのできる面形
状測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による面形状測定装
置の構成を示すブロック図。
【図2】図1の面形状測定装置において、レボルバーを
180度回転させた状態の配置を示すブロック図。
【図3】図1の面形状測定装置のピンホール・ミラーの
構成を示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態による面形状測定装
置の構成を示すブロック図。
【図5】図4の面形状測定装置において、レボルバーを
180度回転させた状態の配置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…レーザ光源、2,6,22…レンズ、3…ピンホー
ル・ミラー、5…被検物体、5a…被検面、7…CC
D、11…被検面保持部、23…ハーフミラー、102
…レボルバー、105…コンピュータ、106…回転駆
動源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の波面の第1の光束と、所定の波面の
    第2の光束とを出射する光源と、 被検面を保持するための保持部と、 前記被検面で反射された測定光束と、参照光束とを干渉
    させて検出するための検出部と、 前記保持部および前記検出部を、前記光源に対して、予
    め定めた第1の配置または予め定めた第2の配置に相対
    的に選択可能に配置する機構部とを有し、 前記第1の配置は、前記第1の光束が前記測定光束とし
    て前記被検面に入射する位置に前記保持部を位置させ、
    前記第2の光束が前記参照光束として前記検出部に入射
    する位置に前記検出部を位置させる配置であり、前記第
    2の配置は、前記第2の光束が前記測定光束として前記
    被検面に入射する位置に前記保持部を位置させ、前記第
    1の光束が前記参照光束として前記検出部に入射する位
    置に前記検出部を位置させる配置であることを特徴とす
    る面形状測定装置。
  2. 【請求項2】光源と、前記光源からの光を回折して球面
    波にするためのピンホールと、前記球面波の一部の第1
    の光束が入射する位置に被検面を保持するための保持部
    と、前記球面波の別の一部の第2の光束が入射する位置
    であって、前記被検面からの前記第1の光束の反射光が
    入射する位置に配置された検出部と、前記ピンホールに
    対する前記保持部と前記検出部の位置関係を相対的に入
    れ替える機構部とを有することを特徴とする面形状測定
    装置。
  3. 【請求項3】光源と、前記光源からの光を集光して球面
    波にするためのレンズと、前記レンズが光を集光位置に
    配置されたハーフミラーと、前記球面波の一部の第1の
    光束が入射する位置に被検面を保持するための保持部
    と、前記球面波の別の一部の第2の光束が入射する位置
    であって、前記被検面からの前記第1の光束の反射光が
    入射する位置に配置された検出部と、前記ハーフミラー
    に対する前記保持部と前記検出部の位置関係を相対的に
    入れ替える機構部とを有することを特徴とする面形状測
    定装置。
  4. 【請求項4】所定の波面の第1の光束を被検面に入射さ
    せ、該被検面による前記第1の光束の反射光と、所定の
    波面の第2の光束とを干渉させて、検出部により光路長
    差の分布D1を求める第1のステップと、 前記第1および第2の光束に対する前記被検面および前
    記検出部の位置関係を相対的に入れ替えて、前記第2の
    光束を前記被検面に入射させ、該被検面による前記第2
    の光束の反射光と、前記第1の光束とを干渉させて、検
    出部により光路長差の分布D2を求める第2のステップ
    と、 前記第1および第2のステップで求めたD1およびD2
    下式 E=(D1+D2)/4 に代入することにより、前記被検面の面形状を表すEを
    算出する第3のステップとを有することを特徴とする面
    形状測定方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309655A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 内径測定装置

Cited By (1)

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JP2008309655A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 内径測定装置

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