JP3740427B2 - 干渉計を用いた形状測定方法および装置 - Google Patents

干渉計を用いた形状測定方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体露光装置用の縮小投影光学レンズやミラー等の球面形状精度を、極めて高い精度で測定する干渉計を用いた形状測定方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より高精度な球面レンズ、ミラーの形状測定方法として、フィゾー干渉計やトワイマン−グリーン干渉計などを用いるのが一般的であるが、いずれも参照する球面や平面が必要であり、絶対精度は基本的にはこれらの参照球面、参照平面の形状精度で規定されてしまう。通常の参照面の製造方法ではHe−Neレーザ波長をλ(λ=632.8nm)としてλ/10〜λ/20程度を保証するのが限度であると言われている。
【0003】
一方、半導体露光装置の微細化、高精度化に伴い露光光源波長はKrFエキシマレーザ(λ=248nm)、ArFエキシマレーザ(λ=193nm),F2レーザ(λ=157nm)と短波長化し、さらにはEUV光(Extreme Ultra Violet:λ=13.6nm)までも露光光源として使用されるに至っている。これらの露光装置用の投影光学レンズ、ミラーについては1nm〜0.1nmの形状精度が求められており、このような精度を達成するためにはさらにこれより高い精度の計測装置が必要である。通常このような精度で計測することは単に再現精度を実現することでさえ困難であり、まして絶対精度を保証するということは極めて困難であった。
【0004】
特開平2−228505には、光学面の絶対精度を数10Å以下で保証する技術が記載されている。特開平2−228505の第1実施例として記載されている第1の従来の技術の構成を図6に示す。図6において光源1から出た光は集光レンズ2により集光されてピンホールミラー3に至り、一部はピンホールを通って被測定物4に当たって再びピンホールミラー3に戻り、今度は反射されて撮像素子7へと到達する。この光を測定光と呼ぶ。それ以外の光はピンホールミラー3で反射され、集光ミラー5で反射され、再びピンホールミラー3に戻り、今度はピンホールを通過して撮像素子7へと到達する。この光を参照光と呼ぶ。これらの測定光と参照光は干渉して干渉縞を形成し撮像素子7で撮像する事で被測定物の表面形状を測定する。
【0005】
光はピンホールを通過することにより回折理想球面波となる事が知られている。従って測定光はピンホールを通った回折理想球面波となるので被測定物4で反射した光は被測定物4の球面からの形状誤差だけを収差情報として持つ光波が撮像素子7に到達する。参照光は集光ミラー5によって反射集光された後、ピンホールを通過することにより回折理想球面波となるので無収差波面が撮像素子7に到達する。この時集光ミラー5の表面精度は特に高精度でする必要はなく、光を反射する精度があれば充分である。この様にして、測定光と参照光は撮像素子7上で純粋に被測定物4の形状誤差情報だけを有する干渉縞を形成することができ、特別な基準面を設けることなく高い絶対精度で形状測定が出来る。
【0006】
特開平2−228505の第2実施例として記載されている第2の従来の技術の構成を図7に示す。図7においては、光源1から出た光を集光レンズ2でピンホールミラー3に設けられたピンホールを通過させて理想球面波としその一部を参照波として撮像素子7に入射させる。また同じ光波の別の一部を被測定物4で反射させた後、ピンホールミラー3で反射させて撮像素子7に入射させて前記参照波と干渉させ、発生する干渉縞像を撮像素子7で撮像する事で被測定物の表面形状を測定する。第2の従来の技術は第1の従来の技術の集光ミラーを省略した構成を取っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す特開平2−228505に第1実施例として記載されている第1の従来の技術では、参照光軸と被測定光軸がほぼ90度という大きな角度を持って分離されるために、装置が大型化し複雑になってしまう。また、ピンホールと被測定面までの距離を、必ず被測定面の曲率半径分の距離に離す必要があるため、曲率半径の大きな被測定面を測定する場合は光路が長くなり空気揺らぎによる精度低下が避けられない。また、被測定面が凹面であれば測定可能であるが凸面の場合は測定ができないという問題点もある。また、ピンホール部分には必ずミラーが必要なため、ミラーの汚れや微小な凹凸が測定波面に影響する恐れがある。
【0008】
また、図7に示す特開平2−228505に第2実施例として記載されている第2の従来の技術では、前記課題の他に、測定光として使えるのはピンホールから出る理想球面波の広がりの一部になってしまうため、光量が少なくなり測定精度が低下する。また、被測定物を配置する領域が限られてしまうため、大きな被測定面を有する被測定物を測定することができない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、参照面となる光学面と被測定面となる光学面とを有するレンズの、該被測定面の形状を測定する干渉計を用いた形状測定装置において、該被測定面の光軸の1方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、該被測定面の光軸の逆方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、2つの測定結果を基に被測定面の形状を算出する手段を有する干渉計を用いた形状測定装置及び形状測定方法を提供している。
【0010】
また本発明においては、前記形状測定装置は、前記レンズを反転する反転手段を有しており、前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、一つの形状を測定する手段で行う干渉計を用いた形状測定装置及び形状測定方法を提供している。
【0011】
また本発明においては、前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、前記レンズの両側に対向して配置されている干渉計である干渉計を用いた形状測定装置及び形状測定方法を提供している。
【0012】
また本発明においては、前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、同一の形状を測定する手段であり、前記被測定面に入射する光を光学的に2つに分離し、前記被測定面の両面から入射する干渉計を用いた形状測定装置を提供している。
【0013】
また本発明においては、前記レンズは複数のレンズからなるレンズ群である干渉計を用いた形状測定装置を提供している。
【0014】
また本発明においては、前記参照面と被測定面はお互いの光軸が偏芯しており、光源と、光源からの光を一旦集光させる集光レンズと、該集光した光を理想的な球面波に変換するピンホールとその近傍に設けられた光波面情報を通過させる窓とが形成された光波整形板とを有する測定手段により、該ピンホールを通過した光の光路中に、前記レンズを、前記参照面に反射した光が該ピンホールを再度通過し、前記測定面に反射した光が該窓を通過する位置に配置し、該参照面で反射し該ピンホールを再度通過した反射光と、該被測定面で反射し該窓を通過した反射光とを干渉させることにより、予め前記参照面の形状を測定した後、該光波整形板を取り除き、前記測定手段により前記被測定面を測定する干渉計を用いた形状測定方法を提供している。
【0015】
また本発明においては、前記形状測定方法で前記被測定面を測定した後、前記被測定面に対向して第2の被測定面をもつ光学素子を配置し、該第2の被測定面からの反射光と前記被測定面からの反射光とを干渉させて、前記測定手段により該第2の被測定面の形状を測定する事を特徴とする干渉計を用いた形状測定方法を提供している。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1(a)(b)(c)に本発明の第1の実施の形態を示す。まず、図1(a)を参照して後述のレンズ104の被測定面104aの測定方法を説明する。図中101は光源であるところのレーザ、121は射出したレーザ光を一旦集光して発散させる集光レンズ、122はレーザ光の進行方向をその偏光方位によって変化させる偏光膜付きのビームスプリッタ、123は発散するレーザ光を一旦平行光に変換するコリメータレンズ、102は平行光をピンホールに集光する集光レンズ、103は使用レーザ光の波長程度の直径を有するピンホール103aと、そこから数μm〜数100μm離れて隣接して設けられた窓103bを有する光波整形板、104は凹型の光学面104aと、凸型の光学面104bを持つレンズ、106はカメラに干渉縞像を結像させる結像レンズ、107は撮像装置であるところのCCDカメラ、130は電子化された画像データを処理するコンピュータ、131は計測画像または処理画像を映し出すディスプレイ装置である。ここでは光学面104aを被測定面、光学面104bを参照面とする。また図2は前記光波整形板103の詳細図であり、ピンホール103aと窓103bが隣接して設けられている様子を示した平面図とA−A’断面図である。
【0018】
光源101から射出したレーザ光は集光レンズ121で一旦集光された後発散し偏光ビームスプリッタ122の作用で進行方向を折り曲げられ、コリメータレンズ123で平行光に変換された後、集光レンズ102で集光され、波形整形板103上にあけられたピンホール103aを通過する。このピンホールはその直径φdが使用光源波長をλ、集光レンズ102の開口数をNAとすると、
λ/2<φd<λ/NA
の範囲にしておけば、回折理論により入射した波面が収差を持っていてもピンホールを透過することにより無収差の理想球面波に変換される。たとえば、使用光源波長λ=0.6μmであり集光レンズ102の開口数NA=0.5である場合、ピンホール103aの直径φdは0.3μm<φd<1.2μmにすれば良い。
【0019】
図1において破線で示された104a’は光学面104bと同一の曲率中心をもち、お互いの光軸が一致した仮想の光学面である。図1はやや誇張して描かれているが、レンズ104の光学面104aと仮想の光学面104a’は僅かに偏芯している。従って光学面104aと光学面104bは、お互いの光軸が僅かに偏芯し、曲率中心はピンホール103aの近傍で僅かに異なっている。
【0020】
レンズ104を、ピンホール103aを通過した光の光路中に配置する。光学面104bに入射する光は光学面104bに垂直に入射し、反射した光は正確に同じ経路を辿り、再びピンホール103aを通過する。一方、ピンホール103aを通過した光は、光学面104aにおいても反射するが、光学面104aが光学面104bと偏芯しているため、ピンホール103aには戻らず、ピンホール103aに隣接して設けられた窓103bを通過する。ただし、波形整形板103は、光学面104aで反射した光が正確に窓103bを通過するように予めレンズ104の形状にあわせてピンホール103aと窓103bが設計されている。つまり、波形整形板103のピンホール103aと窓103bの位置は、光学面104aの曲率半径と、光学面104aの光軸に対する光学面104bの光軸の偏芯量により決定されている。
【0021】
偏芯量は光学面104aと光学面104bで反射した光が干渉縞を形成する大きさであればいくつでも良く、たとえば光学面104aの曲率半径が100mmで、光学面104aの光軸の光学面104bの光軸に対する偏芯量が1×10−4radであれば、ピンホール103aと窓103bとの距離は20μmにしておけば良い。また、窓103bの大きさは、光学面104aからの反射光の光波面情報を通過する大きさで有れば良く、通常10μm以上にしておけば問題ない。
【0022】
窓103bを通過した反射光と、ピンホール103aを通過した反射光とは干渉し、干渉した両者の光は偏芯分の比較的大きなTilt波面を有する干渉縞として集光レンズ102、コリメータレンズ123、ビームスプリッタ122を今度は直進し、結像レンズ106を介して撮像装置であるCCDカメラ107で撮像され、電子化された画像データはコンピュータ130で縞解析される。
【0023】
この時得られる干渉縞は、光学面104bで反射してピンホール103aを通った理想回折球面波を参照光波として、光学面104aの形状誤差情報のみを持つ光波と干渉している。また、ピンホール103aからCCDカメラ107に至る光学系の光路は共通光路であるため、光学面104aの絶対形状を高精度に測定する事ができる。尚、前述の通り干渉縞には比較的大きなTilt縞が含まれているが、これは従来から知られている数値処理で容易に除去することが可能である。
【0024】
また、通常高精度な干渉計では干渉縞位相を検出するために参照面をピエゾ素子でλ/2程度動かすことで縞走査するいわゆるフリンジスキャン法が用いられる。しかしながら本実施例では参照面と被測定面が同一部材上にあるためフリンジスキャン法を実施する事はできない。しかしながら、その他の縞走査手段である波長走査法や、Tilt縞を利用した空間変調法を使用することで容易に干渉縞位相を検出する事ができる。波長走査法を使用する場合は、光源1を半導体レーザなど波長走査可能なものにしておけば良く、また空間変調法の場合は、コンピュータ130にその解析機能が搭載されていれば良い。
【0025】
次に、図1(b)を参照して、前記形状方法で絶対精度を測定した光学面104aを使って、光学面104bの形状を測定する方法を説明する。前記測定方法で光学面104aを測定した後、波面整形板103を取り除く事により、104aを参照面とし104bを被測定面とするフィゾー干渉計を構成する事ができる。従って、既に知られている通常のフィゾー干渉計による測定方法で、既に測定済の光学面104aを参照面とし、光学面104bを測定する事ができる。この際、光学面104bの測定結果にはレンズ104のガラス材料の屈折率分布による誤差が含まれている。
【0026】
次に、図1(c)を参照して、光学面104bの他の測定方法を説明する。レンズ104の光学面104aと光学面104bの向きを、不図示の手段により入れ替えてレーザ101の光路中に配置する。本実施の形態の場合レンズ104の光学面104bが凸型で光学面104aが凹型であるため、光が光学面104b、104aにほぼ垂直に入反射するように、凸型のレンズ108をレーザとレンズ104の間に配置する。このような配置にする事で、104aを参照面とし104bを被測定面とする、フィゾー干渉計を構成する事ができる。従って、既に知られている通常のフィゾー干渉計による測定方法で、既に測定済の光学面104aを参照面とし、光学面104bを測定する事ができる。この際、光学面104bの測定結果にはレンズ104のガラス材料の屈折率分布による誤差が含まれている。
【0027】
さらに、図1(b)に示した方法による光学面104bの測定結果と、図1(c)に示した方法による光学面104bの測定結果から、レンズ104のガラス材料の屈折率分布を相殺する事ができる。従ってこれらの3回の計測結果より、光学面104bの絶対形状を高精度に測定することができる。以下にレンズ104のガラス材料の屈折率分布を相殺し、光学面104bの絶対形状を高精度に測定する手順を詳しく説明する。
【0028】
干渉計から出射したレーザ光の集光レンズ102及びコリメータレンズ123等の干渉計内部の光学系による波面収差をW0、レンズ104の凹型の光学面104aの形状による波面収差を#1、凸型の光学面104bの形状による波面収差を#2、レンズ104のガラス材料の屈折率分布による波面収差をW12とする。また、便宜上、反射光における集光レンズ102及びコリメータレンズ123等の干渉計内部の光学系による波面収差をW0’、反射光のレンズ104のガラス材料の屈折率分布による波面収差をW12’とする。
【0029】
まず、図1(a)に示した測定方法により、光学面104bを参照面とし光学面104aを被測定面とした場合を説明する。光学面104bに反射する光は、干渉計→ピンホール103a→レンズ104→光学面104b→ピンホール103a→干渉計(撮像素子107)の経路を通る。この時、撮像素子107で受光するレーザ光の波面の波面収差をD1とする。また、光学面104aに反射する光は、干渉計→ピンホール103a→光学面104a→窓103b→干渉計(撮像素子107)の経路を通る。この時干渉計(撮像素子107)で受光するレーザ光の波面の波面収差をD2とする。
【0030】
ピンホールを通過した光は理想球面波となり無収差である。従って、
D1=W0’・・・(1)
D2=#1+W0’・・・(2)
となる。撮像装置であるCCDカメラ107で形成される干渉縞はこの2つの波面の差により発生する。従って2つの波面の波面収差の差をE1とすると、E1=D2−D1より
E1=#1・・・(3)
となり、この値に応じた干渉縞が発生し、コンピュータ130により解析することで、凹型の光学面104aの絶対形状が測定される。
【0031】
次に光波成形板103を光路から取り除き、既に測定済みの光学面104aを参照面とし光学面104bを被測定面とした場合を説明する。図1(b)に示した測定方法により、光学面104a面と104b面の反射光の干渉をとる。この時、光学面104aからの反射光の波面収差をD3とし、光学面104bからの反射光の波面収差D4は、
D3=W0+#1+ W0’・・・(4)
D4=W0+W12+#2+W12’+W0’・・・(5)
となり、2つの波面の波面収差の差をE2とすると、E2=D3−D4より
E2=#1−(W12+#2+W12’)・・・(6)
となる。
【0032】
次に、図1(c)の様に同心レンズの104a面と104b面の位置を入れ替えて再び104a面と104b面の反射光の干渉を計測する。その際、計測する同心ワークの径が大きい場合には、レンズ108を加えてもよい。レンズ108は集光レンズ102で集光、発散したレーザ光を再び集光させ、測定光を104b、104aへ垂直に入射させるためのものである。図1(c)にはこのレンズ108を加えた構成を示している。この場合、干渉計から出射した測定光の波面収差をW1とする。よって104b面反射光の波面収差D5と104a面反射光の波面収差D6は、
D5=W1+#2+W1’・・・(7)
D6=W1+W12+#1+W12’+W1’・・・(8)
となり、2つの波面の波面収差の差をE3とすると、E3=D6−D5より
E3=W12+#1+W12’−#2・・・(9)
となる。レンズ108を挿入する必要が無い場合は、
D5=W0+#2+W0’・・・(10)
D6=W0+W12+#1+W12’+W0’・・・(11)
となるが、2つの波面の波面収差の差をE3’は
E3’=W12+#1+W12’−#2・・・(12)
となり(9)と全く同じである。
【0033】
ここで同心レンズ104のガラス材料の屈折率分布による波面収差W12、W12’は光の進行方向が逆であるが、ガラス材料中の同じ場所を通過するためW12、W12’の値は等しい。また、同様に干渉計内部の光学系による波面収差W0、W0’は光の進行方向が逆であるが、同じ干渉計の内部を通過するためW12、W12’の値は等しい。従って前記、式(6)、(9)((12))より
E2−E3=E=2×#1−2×#2・・・(13)
となる。撮像素子107によりE2、E3は求められており、#1は式(3)からすでに測定済みであるため式(13)より#2の絶対形状を測定することができる。この測定方法においは、レンズ104のガラス材料の屈折率分布の影響は相殺されており、また、レンズ104のガラス部材中以外は共通光路であるため、極めて高精度な測定を行うことができる。
【0034】
また、以上の様な構成により、参照光軸と被測定光軸がほぼ同一なフィゾー干渉計の構成を取ることができ、装置を小型化する事が可能となる。また、光学面104bを参照面とする事で通常測定が困難だと言われている凸型の光学面で有っても容易に測定可能である。また、ピンホール部分にミラー部材が不要なため、ミラーも汚れや微小な凹凸が測定に影響を及ぼす事がない。また、ピンホールからの全広がり光束を測定光として使用できるため、光量不足のため測定が不安定になる事がなく確実に精密な形状測定を行う事ができる。また、被測定物を配置する領域に制限がない為、大きな被測定物でも測定が可能である。
【0035】
尚、本実施の形態では、光学面104aを被測定面、光学面104bを参照面としているが、光学面104aを参照面、光学面104bを被測定面とする事もできる。その場合には光学面104aに入射する光は光学面104aに垂直に入射し、反射した光は正確に同じ経路を辿り、再びピンホール103aを通過する。一方、光学面104bにおいて反射した光は、光学面104bが光学面104aと偏芯しているため、ピンホール103aには戻らず、ピンホール103aに隣接して設けられた窓103bを通過する。
【0036】
また、光学面104aの形状測定は、必ずしも図1(a)に示した方法をとる必要はなく、異なる方法で測定してもかまわない。この場合においても前記説明と同様の方法でレンズ104のガラス材料の屈折率分布を相殺する事ができ、光学面104bの絶対形状を高精度に測定することができる。
【0037】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図3を参照して説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態で示したレンズ104の両側に、2つの干渉計を向かい合わせに設置することにより、第1の実施の形態と同様の測定を行うことが可能となる。
【0038】
図3に示すように、レンズ104の光学面104a側には、第1の実施の形態と同様に、レーザ101、レンズ121、ビームスリッター122、コリメータレンズ123、結像レンズ106、CCDレンズ107、コンピュータ130、ディスプレイ装置131が配置されている。また、レンズ104の光学面104b側には、レーザ101’、レンズ121’、ビームスリッター122’、コリメータレンズ123’、結像レンズ106’、CCDレンズ107’、コンピュータ130’、ディスプレイ装置131’が配置されている。また132はコンピュータ130の測定結果とコンピュータ130’の測定結果を演算する演算装置である。
【0039】
まず、第1の実施の形態の図1(a)で示した測定方法により光学面104aの形状を測定する。次に、第1の実施の形態の図1(b)で示した測定方法により光学面104bの形状を測定する。この際、光学面104bの測定結果にはレンズ104のガラス材料の屈折率分布による誤差が含まれている。次に、レンズ104は全く移動させる事なく、図3に示した様に、光学面104bをレーザ101’、レンズ121’、ビームスリッター122’、コリメータレンズ123’、結像レンズ106’、CCDレンズ107’、コンピュータ130’、ディスプレイ装置131’により光学面104bを測定する。この時光学面104aを参照面、光学面104bを被測定面とするフィゾー干渉計を構成している。これらの3回の計測結果より、前記第1の実施の形態と同様に、レンズ104のガラス材料の屈折率分布を相殺する事ができ、光学面104bの絶対形状を高精度に測定することができる。
【0040】
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態で得られる効果に加え、被測定面を有するレンズを動かす事なく、また本体の干渉計を動かす事もないため、測定に使用する物理的な面形状の変動が極めて小さいため高い信頼性で絶対精度の測定が実施可能である。
【0041】
尚、本実施の形態では干渉計を2台用いた構成を取っているが、これは一台の干渉計からの測定光を二分してレンズの両側から測定できる構成にしてもかまわない。
【0042】
(第3の実施の形態)
図4に本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、装置構成は前記第2の実施の形態と同様であるが、レンズが単レンズではなく、複数のレンズからなるレンズ群である。
【0043】
204は複数のレンズ205、206からなるレンズ群である。207はレンズ205、206を保持する筐体である。レンズ205は凹型光学面205aと凸型光学面205bを有している。またレンズ206は凸型光学面206a、206bを有している。光学面は集光レンズ102側から205a、205b、206a、206bの順に並んでいる。レンズ群204以外の構成は第2の実施の形態と同様であり、同一部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0044】
まず、レーザ101、レンズ121、ビームスリッター122、コリメータレンズ123、結像レンズ106、CCDレンズ107、コンピュータ130、ディスプレイ装置131を使って、光学面206bは参照面として、被測定面となる光学面205aの形状を測定する。
【0045】
レンズ群204を、ピンホール103a(不図示)を通過した光の光路中に配置する。レンズ205とレンズ206は光学面205aと光学面206bとはお互いの光軸が僅かに偏芯した状態に調整され筐体207に固定保持されている。光学面206bに入射する光は光学面206bに垂直に入射し、反射した光は正確に同じ経路を辿り、再びピンホール103aを通過する。一方、ピンホール103a(不図示)を通過した光は、光学面205aにおいても反射するが、光学面205aが光学面206bと偏芯しているため、ピンホール103a(不図示)には戻らず、ピンホール103a(不図示)に隣接して設けられた窓103b(不図示)を通過する。ただし、波形整形板103(不図示)は、光学面205aで反射した光が正確に窓103b(不図示)を通過するように予めレンズ群204の形状にあわせてピンホール103a(不図示)と窓103b(不図示)の位置が設計されている。つまり波形整形板103(不図示)のピンホール103a(不図示)と窓103b(不図示)の位置は、光学面205aの曲率半径と、光学面206bの光軸に対する光学面205aの光軸の偏芯量により決定されている。このような構成にする事で、第1の実施の形態と同じ手法により、205aの形状の測定をすることができる。
【0046】
次に、前記測定方法で光学面205aを測定した後、波面整形板103(不図示)を取り除くことにより、光学面205aを参照面とし、光学面206bを被測定面とするフィゾー干渉計を構成し、光学面206bを測定する。
【0047】
次に、レンズ群204は全く移動させる事なく、光学面206bをレーザ101’、レンズ121’、ビームスリッター122’、コリメータレンズ123’、結像レンズ106’、CCDレンズ107’、コンピュータ130’、ディスプレイ装置131’により光学面104bを測定する。この時光学面205aを参照面、光学面206bを被測定面とするフィゾー干渉計を構成している。
【0048】
これらの3回の計測結果より、前記第1、2の実施の形態と同様に、レンズ群204のガラス材料の屈折率分布を相殺する事ができ、光学面206bの絶対形状を高精度に測定することができる。
【0049】
本実施の形態によれば、前記第1、2の実施の形態で得られる効果に加え、レンズ群204の設計により206b面が曲率半径の大きい凸型の光学面でも凹型の光学面でも、また平面でも垂直入反射させることができる。また、曲率半径の大きい凸型の光学面に関しては、空気長を短くすることが可能となるため、空気揺らぎによる測定精度の影響が少なく極めて安定性の高い測定を行うことが可能となる。また装置スペースを小さくすることもできる。
【0050】
(第4の実施の形態)
図5に本発明の第4の実施の形態を示す。図5は前記第1、2の実施の形態により、レンズ104の凸型の光学面104bの形状を、レンズ104のガラス材料の屈折率分布を相殺して測定した後、そのままレンズ104を保持した状態で、凹型の光学面501aをもつレンズ501を光学面104bに対面させて配置する。このような配置にする事で、光学面104bを参照面、光学面501aを被測定面とするフィゾー干渉計が構成され、被測定面501aが測定できる。この際、光学面104aからの反射光を遮光する必要があるので、遮光板502を挿入し光学面104aからの反射光を遮断している。
【0051】
尚、遮光板502の目的は光学面104bからの反射光を遮断することなので、光学面104bからの反射光を遮断ができれば、104a面に反射率を低下させる被膜を塗布する等の別の手段でもかまわない。
【0052】
本実施の形態では、参照面となる光学面104bは、ガラス材料の屈折率分布が相殺された、非常に高精度な形状測定がなされているため、被測定面である501aを非常に高精度に測定する事ができる。また、レンズ104の凸型の光学面104bを参照面としているため、曲率半径の大きい凹型の光学面501aを高精度に測定することができる。また、参照面となる凸型の光学面104bと被測定面となる凹型の光学面501aとの面間隔を短くすることができるため、空気揺らぎなどの擾乱の影響を受けない高精度な測定ができる。
【0053】
また、本体の干渉計を動かす事がなく、また参照面となるレンズも参照面の測定後に動かす事ないため、各光学面の物理的な面形状の変動が極めて小さく、また干渉計のカメラと光学素子の位置関係も保持されているので高い信頼性で絶対精度の測定が実施可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、参照面となる光学面と被測定面となる光学面とを有するレンズの、該被測定面の形状を測定する干渉計を用いた形状測定装置において、該被測定面の光軸の1方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、該被測定面の光軸の逆方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、2つの測定結果を基に被測定面の形状を算出する手段を有する干渉計を用いた形状測定装置及び方法を提供している。これにより、レンズ部材の屈折率分布に影響されることなく極めて高精度に絶対形状を測定できる。
【0055】
また、前記参照面と被測定面はお互いの光軸が偏芯しており、光源と、光源からの光を一旦集光させる集光レンズと、該集光した光を理想的な球面波に変換するピンホールとその近傍に設けられた光波面情報を通過させる窓とが形成された光波整形板とを有する測定手段により、該ピンホールを通過した光の光路中に、前記レンズを、前記参照面に反射した光が該ピンホールを再度通過し、前記被測定面に反射した光が該窓を通過する位置に配置し、該参照面で反射し該ピンホールを再度通過した反射光と、該被測定面で反射し該窓を通過した反射光とを干渉させることにより、予め前記参照面の形状を測定した後、該光波整形板を取り除き、前記測定手段により前記被測定面を測定する干渉計を用いた形状測定方法を提供している。
【0056】
またこれにより、参照光軸と被測定光軸がほぼ同一なフィゾー干渉計の構成を取ることができ、装置を小型化する事が可能となる。また、光学面104bを参照面とする事で通常測定が困難だと言われている凸型の光学面で有っても容易に測定可能である。また、ピンホール部分にミラー部材が不要なため、ミラーも汚れや微小な凹凸が測定に影響を及ぼす事がない。また、ピンホールからの全広がり光束を測定光として使用できるため、光量不足のため測定が不安定になる事がなく確実に精密な形状測定を行う事ができる。また、被測定物を配置する領域に制限がない為、大きな被測定物でも測定が可能である。
【0057】
また、前記形状測定装置は、前記レンズを反転する反転手段を有しており、レンズを反転させる事でレンズの両方向から被測定面の形状を測定する事により、一台の干渉計を移動させる事なく測定する事ができるため、装置のコスト及びスペースを大幅に低減することができる。
【0058】
また、前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、前記レンズの両側に対向して配置する事により、被測定面を有するレンズを動かす事なく、また本体の干渉計を動かす事もないため、測定に使用する物理的な面形状の変動が極めて小さいため高い信頼性で絶対精度の測定が実施可能である。
【0059】
また、前記形状測定装置は、一台の干渉計からの光を光学的に2つに分離する事で、レンズの両方向から被測定面の形状を測定する事により、一台の干渉計を移動させる事なく測定する事ができるため、装置のコスト及びスペースを大幅に低減することができるのみならず、被測定面を有するレンズを動かす事もないため、測定に使用する物理的な面形状の変動が極めて小さいため高い信頼性で絶対精度の測定が実施可能である。
【0060】
また、前記レンズを複数のレンズからなるレンズ群にすることにより、曲率半径の大きい凸型の光学面でも凹型の光学面でも、また平面でも測定可能となり、測定できるレンズのバリエーションが大幅に増える。また、曲率半径の大きい凸型の光学面に関しては、空気長を短くすることが可能となるため、空気揺らぎによる測定精度の影響が少なく極めて安定性の高い測定を行うことが可能となる。また装置スペースを小さくすることもできる。
【0061】
さらに、前記形状測定方法で前記被測定面を測定した後、前記被測定面に対向して第2の被測定面をもつ光学素子を配置し、該第2の被測定面からの反射光と前記被測定面からの反射光とを干渉させて、前記測定手段により該第2の被測定面の形状を測定する干渉計を用いた形状測定方法を提供している。
【0062】
これにより、参照面となる光学面はガラス材料の屈折率分布が相殺された非常に高精度な形状測定がなされているため、被測定面を非常に高精度に測定する事ができる。また、レンズの凸型の光学面を参照面とすれば、曲率半径の大きい凹型の光学面を高精度に測定することができる。また、参照面となる凸型の光学面と被測定面となる凹型の光学面との面間隔を短くすることができるため、空気揺らぎなどの擾乱の影響を受けない高精度な測定ができる。また、本体の干渉計を動かす事がなく、また参照面となるレンズも参照面の測定後に動かす事ないため、各光学面の物理的な面形状の変動が極めて小さく、また干渉計のカメラと光学素子の位置関係も保持されているので高い信頼性で絶対精度の測定が実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の説明図
【図2】第1の実施の形態で使用するピンホール部分の詳細説明図
【図3】第2の実施の形態の説明図
【図4】第3の実施の形態の説明図
【図5】第4の実施の形態の説明図
【図6】第1の従来の技術の説明図
【図7】第2の従来の技術の説明図
【符号の説明】
101 レーザ
102 集光レンズ
103 波面整形板
104 レンズ
106 結像レンズ
107 CCDカメラ
109 被測定物
108,205,206,501 レンズ
122 ビームスプリッタ
123 コリメータレンズ
130 コンピュータ
131 ディスプレイ
132 演算装置

Claims (8)

  1. 参照面となる光学面と被測定面となる光学面とを有するレンズの、該被測定面の形状を測定する干渉計を用いた形状測定装置において、該被測定面の光軸の1方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、該被測定面の光軸の逆方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定する手段と、2つの測定結果を基に被測定面の形状を算出する演算手段を有することを特徴とする干渉計を用いた形状測定装置。
  2. 前記形状測定装置は、前記レンズを反転する反転手段を有しており、前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、一つの測定手段である事を特徴とする請求項第1項に記載の干渉計を用いた形状測定装置。
  3. 前記2つの被測定面の形状を測定する手段は、前記レンズの両側に対向して配置されている干渉計である事を特徴とする請求項第1項に記載の干渉計を用いた形状測定装置。
  4. 少なくとも1面の参照面となる光学面と、被測定面となる光学面とを有するレンズの該被測定面の形状を測定する干渉計を用いた形状測定方法において、該被測定面の光軸の1方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定し、該被測定面の光軸の逆方向から光を入射して該参照面からの反射光と該被測定面からの反射光とを干渉させ該被測定面の形状を測定し、2つの測定結果を基に被測定面の形状を算出することを特徴とする干渉計を用いた形状測定方法。
  5. 前記被測定面の形状は、前記レンズを反転させることにより、一つの形状測定手段により測定される事を特徴とする請求項第項に記載の干渉計を用いた形状測定方法。
  6. 前記被測定面の形状は、前記レンズの両側に対向して配置された2つの干渉計により測定される事を特徴とする請求項第項に記載の干渉計を用いた形状測定方法。
  7. 前記参照面と被測定面はお互いの光軸が偏芯しており、光源と、光源からの光を一旦集光させる集光レンズと、該集光した光を理想的な球面波に変換するピンホールとその近傍に設けられた光波面情報を通過させる窓とが形成された光波整形板とを有する測定手段により、該ピンホールを通過した光の光路中に、前記レンズを、前記参照面に反射した光が該ピンホールを再度通過し、前記測定面に反射した光が該窓を通過する位置に配置し、該参照面で反射し該ピンホールを再度通過した反射光と、該被測定面で反射し該窓を通過した反射光とを干渉させることにより、予め前記参照面の形状を測定した後、該光波整形板を取り除き、前記測定手段により前記被測定面を測定する事を特徴とする請求項第項に記載の干渉計を用いた形状測定方法。
  8. 前記形状測定方法で前記被測定面を測定した後、前記被測定面に対向して第2の被測定面をもつ光学素子を配置し、該第2の被測定面からの反射光と前記被測定面からの反射光とを干渉させて、前記測定手段により該第2の被測定面の形状を測定する事を特徴とする請求項項に記載の干渉計を用いた形状測定方法。
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